JP6252436B2 - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像読取装置および画像読取装置を備える画像形成装置に関し、特に、原稿搬送部により搬送された原稿の原稿サイズを判別する技術に関する。
近年、いわゆる混載読み取り機能を備えた画像読取装置が登場している。当該画像読取装置では、原稿載置台に載置された異なる原稿サイズの原稿を原稿搬送装置で搬送して、画像読取部で当該搬送された原稿を読み取ることで、異なる原稿サイズの原稿を一度に読み取っている。
ここで、混載読み取りでは、原稿載置台に異なる原稿サイズの原稿が載置されるため、原稿の搬送方向に対して傾いた状態で原稿が搬送される場合がある。原稿の傾きに応じた傾き補正処理を施す傾き補正機能を搭載した画像読取装置では、混載読み取りにおいて原稿が傾いた状態で読み取られた場合であっても、画像データの向きを正しい向きに補正することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−077954号公報
傾き補正機能が有効である場合、傾き補正処理を施した画像データに画像の欠落が生じないようにするため、読取範囲を広く設定する必要がある。しかしながら、この場合、正常な状態で原稿が搬送された場合と比較して原稿の読取領域が広くなるため、原稿の原稿サイズを正確に判別することができないという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、傾き補正機能が有効である場合であっても、原稿の原稿サイズを正確に判別することを可能にすることを目的とする。
本発明の一局面にかかる画像読取装置は、原稿載置台を有し、当該原稿載置台に載置された原稿を搬送する原稿搬送部と、前記原稿搬送部の原稿搬送路に原稿の搬送方向に直交する方向に並設された2つの光学式センサーからなる原稿検出センサーと、前記原稿搬送部の原稿搬送路に、複数の光学式センサーが、原稿の搬送方向に直交する方向における位置を異ならせて並設された異幅検出センサーと、前記原稿検出センサーの前記2つの光学式センサーから原稿の検出を示すハイレベル信号が出力されている時間に、原稿の搬送速度を乗じることで、前記原稿搬送部の原稿搬送路中での原稿の搬送方向における長さである副走査方向の長さを検出するとともに、前記異幅検出センサーから出力される信号に基づいて、原稿の搬送方向に直交する主走査方向における長さである主走査方向の長さを検出する原稿長さ検出部と、前記原稿搬送部から搬送された原稿の傾き角度を検出する傾き角度検出部と、前記原稿搬送部から搬送された原稿の読取領域を設定する読取領域設定部と、前記読取領域設定部が設定した前記読取領域において、前記原稿を読み取って画像データを生成する画像読取部と、前記画像読取部が生成した前記画像データに対して、前記傾き角度に応じた傾き補正処理を施す傾き補正部と、前記原稿の原稿サイズと前記画像データの少なくとも一方向の長さとの関係を示すサイズ判別情報を記憶する記憶部と、前記原稿の原稿サイズを判別する原稿サイズ判別部と、を備え、前記読取領域設定部は、前記傾き補正処理が実行される場合において設定する前記読取領域を、前記原稿長さ検出部で検出された前記主走査方向の長さおよび前記副走査方向の長さで構成される矩形領域とすることで、前記原稿搬送部から傾いた状態で搬送された原稿の全ての範囲を含む大きさとすることにより、前記傾き補正処理が実行されない場合において設定する前記読取領域よりも大きくし、前記原稿サイズ判別部は、前記傾き補正処理が実行されない場合に、前記画像データの少なくとも一方向の長さと前記サイズ判別情報とを用いて前記原稿の原稿サイズを判別し、前記傾き補正処理が実行される場合に、前記画像データの少なくとも一方向の長さと前記サイズ判別情報とに加えて、前記傾き角度を用いて前記原稿の原稿サイズを判別する、画像読取装置である。
また、本発明の他の一局面にかかる画像形成装置は、上記の画像読取装置と、画像読取装置が生成した画像データに基づき、記録紙に画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置である。
本発明によれば、傾き補正機能が有効である場合であっても、原稿の原稿サイズを正確に判別することができる。
本発明の一実施形態にかかる画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる画像読取装置の構造を示す側面断面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像読取装置の原稿搬送部の内部に設置された各種センサーの配設位置を示す平面断面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像読取装置および画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる画像読取装置の読取領域設定部により設定される読取領域を示す図である。 (A)は、本発明の一実施形態にかかる画像読取装置の記憶部に記憶されるサイズ判別情報の一例を示す図であり、(B)〜(D)は、サイズ判別情報の内容の一例を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる画像読取装置による原稿の混載読み取り動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態にかかる画像読取装置およびこれを備えた画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図である。
画像形成装置1は、ファクシミリ通信機能、コピー機能、プリンター機能、およびスキャナー機能等の複数の機能を兼ね備えた複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体80と、装置本体80の上方に配置された画像読取装置10とから概略構成される。
装置本体80の外郭を構成する筐体81の内部には、給紙部82、および画像形成部84等が収容されている。
給紙部82は、用紙(記録紙)を収容する給紙カセット(不図示)と、繰出ローラー(不図示)とを備え、給紙カセットに収容された用紙を筐体81の内部に設けられた用紙搬送路に向けて繰り出す。
画像形成部84は、感光体ドラム(不図示)、帯電装置(不図示)、露光装置(不図示)、および現像装置(不図示)等を備える。画像形成部84は、画像読取装置10が原稿を読み取って生成した画像データに基づくトナー画像を、帯電、露光、現像の工程により、感光体ドラム上に形成する。給紙部82から搬送された用紙は、感光体ドラムに形成されたトナー像が転写され、定着処理が施された後に排出トレイ88に排出される。
装置本体80の筐体81の前面には、操作部85が配置されている。操作部85は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイを含んで構成される表示部851と、表示部851に表示される画面に対する操作をユーザーから受け付ける複数の操作キー852とを備えている。
表示部851に表示された操作画面に基づき、操作キー852等により入力されたユーザー操作により、画像読取指示や画像形成指示等が入力される。当該入力された指示は、受付部102(図4参照)により受け付けられる。
図2は、本発明の一実施形態にかかる画像読取装置10の構造を示す側面断面図である。画像読取装置10は、画像読取部30と、画像読取部30の上方に配置された原稿搬送部20とを備えている。
画像読取部30は、CCD(Charge Coupled Device)および画像照射ランプ等からなる読取ユニット40と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52と、読取スリット53とを備えている。読取ユニット40は、ステッピングモーターやギア等を有する読取ユニット駆動部(不図示)により移動される。
原稿固定読取では、読取ユニット駆動部により読取ユニット40が予め定められた読取開始位置から副走査方向に移動され、原稿台52に載置された原稿が読み取られる。一方、原稿搬送読取では、読取ユニット駆動部により読取ユニット40が読取スリット53の裏面における予め定められた位置に固定され、原稿搬送部20により読取スリット53に向けて搬送された原稿が読み取られる。
原稿搬送部20は、上述したように、読取ユニット40の読取領域である読取スリット53に原稿を搬送する。原稿搬送部20は、原稿が載置される原稿載置台21と、原稿載置台21に載置された原稿を搬送する原稿搬送機構22と、画像読み取り済みの原稿が排出される原稿排出部23とを備えている。原稿搬送機構22は、給紙ローラー60、レジストローラー対65、原稿検出センサー66、分離コロ67、排紙ローラー対68、および原稿搬送路601を備える。
給紙ローラー60と分離コロ67とは互いに当接して対をなして配置されている。給紙ローラー60及び分離コロ67は、原稿載置台21上の原稿を一枚ずつ捌きながら、両ローラーのニップ部により原稿を狭持してレジストローラー対65に向けて原稿を搬送する。
レジストローラー対65は、読取スリット53に原稿を搬送するタイミングを調整するローラーである。レジストローラー対65は、両ローラーのニップ部により原稿を狭持して読取スリット53に向けて原稿を搬送する。
読取スリット53の位置では、このように搬送される原稿の搬送方向先端から後端にかけての原稿表面の画像が読取ユニット40により読み取られる。読取スリット53を通過した原稿は、排紙ローラー対68に受け取られて、排紙ローラー対68により原稿排出部23に排出される。
ここで、原稿搬送部20の内部には、原稿を検出するための複数のセンサーが配設されている。図3は、原稿搬送部20の内部に設置された各種センサーの配設位置を示す平面断面図である。本図に示すように、原稿載置台21には、主走査方向(搬送方向に直交する方向)にスライド可能なガイド板29と、ガイド板29のスライド位置を示す信号を出力するガイド板検出センサー27とが配設されている。原稿長さ検出部105(図4参照)は、ガイド板検出センサー27から出力される当該信号に基づき、原稿の主走査方向における長さ(主走査方向長さ)を検出する。
また、原稿搬送路601における給紙ローラー60および分離コロ67の配設位置と、レジストローラー対65の配設位置との間には、原稿検出センサー66が配設されている。原稿検出センサー66は、2つの光学式センサー661、662が搬送方向に直交する方向に並設されたラインセンサーである。原稿検出センサー66の光学式センサー661、662は、原稿を検出した場合にハイレベル信号を出力し、原稿を検出しない場合にローレベル信号を出力する。原稿長さ検出部105は、原稿検出センサー66の光学式センサー661、662からハイレベル信号が出力されている時間に、原稿の搬送速度を乗じることで、原稿搬送路601中での原稿の副走査方向(搬送方向)における長さ(副走査方向長さ)を検出する。
ここで、副走査方向に対する原稿の傾き角度が大きくなれば、光学式センサー661においてローレベル信号からハイレベル信号に切り替わるタイミングと、光学式センサー662においてローレベル信号からハイレベル信号に切り替わるタイミングとの差が大きくなる。同様に、副走査方向に対する原稿の傾き角度が大きくなれば、光学式センサー661においてハイレベル信号からローレベル信号に切り替わるタイミングと、光学式センサー662においてハイレベル信号からローレベル信号に切り替わるタイミングとの差が大きくなる。すなわち、原稿の傾き角度と、光学式センサー661、662間におけるローレベル信号からハイレベル信号に切り替わるタイミングの差、および、ハイレベル信号からローレベル信号に切り替わるタイミングの差との間には比例関係が成り立つ。傾き角度検出部104(図4参照)は、光学式センサー661、662間におけるローレベル信号からハイレベル信号に切り替わるタイミングの差、または、ハイレベル信号からローレベル信号に切り替わるタイミングの差に基づき、原稿の傾き角度を検出する。
さらに、原稿搬送路601における給紙ローラー60および分離コロ67の配設位置と、レジストローラー対65の配設位置との間には、搬送方向に直交する方向に複数の光学式センサー641が並設された異幅検出センサー64が配設されている。異幅検出センサー64は、原稿の混載読み取りが行われる場合に用いられるセンサーである。異幅検出センサー64の各光学式センサー641は、原稿を検出した場合にハイレベル信号を出力し、原稿を検出しない場合にローレベル信号を出力する。原稿長さ検出部105は、原稿の混載読み取りが行われる場合に、異幅検出センサー64から出力される信号に基づいて、原稿の主走査方向における長さを検出する。
次に、画像読取装置10および画像形成装置1の内部構成を説明する。図4は、本発明の一実施形態にかかる画像読取装置10および画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。なお既に説明した構成については説明を略する。
記憶部70は、HDD(Hard Disk Drive)等の大容量の記憶装置である。
制御ユニット100は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等から構成される。制御ユニット100は、上記のROMまたはHDD等に記憶された制御プログラムが上記のCPUに実行されることにより、制御部101、受付部102、傾き角度検出部104、原稿長さ検出部105、読取領域設定部107、原稿サイズ判別部108、および傾き補正部109として機能する。なお、制御ユニット100の上記の各構成は、前述の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部101は、画像読取装置10および画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部101は、画像読取装置10、記憶部70、給紙部82、画像形成部84、および操作部85等と接続されており、接続されている上記各機構の動作制御や、各機構との間での信号又はデータの送受信を行う。
受付部102は、表示部851に表示された操作画面に従って操作キー852等を用いて入力されるユーザー操作に基づき、画像読取指示、画像形成指示、混載読み取り処理に対する実行指示、および副走査方向に対する原稿の傾き角度に応じた傾き補正処理に対する実行指示等を受け付ける。
読取領域設定部107は、原稿長さ検出部105が検出した原稿の副走査方向および主走査方向の長さに基づき、画像読取部30による原稿の読取範囲を設定する機能を有する。
図5(A)および図5(B)は、読取領域設定部107により設定される読取領域を示す図である。図5(A)は、傾き補正機能が無効である場合における読取領域を示し、図5(B)は、傾き補正機能が有効である場合における読取領域を示す。
図5(A)に示すように、傾き補正機能が無効である場合、読取領域設定部107は、原稿長さ検出部105が検出した原稿の副走査方向および主走査方向の長さから定まる領域と同じ大きさの領域または若干大きい領域を、読取領域A1として設定する。図5(A)に示す例では、読取領域A1の副走査方向の長さがL1となり、主走査方向の長さがW1となっている。
一方、傾き補正機能が有効である場合、傾き補正処理を施した画像データに画像の欠落が生じないようにするため、読取範囲を広く設定する必要がある。このため、読取領域設定部107は、図5(B)に示すように、原稿長さ検出部105が検出した原稿の副走査方向および主走査方向の長さから定まる領域(図5(A)の読取領域A1よりも大きい領域を、読取領域A2として設定する。その結果、傾き補正機能が有効である場合に設定された読取領域A2は、傾き補正機能が無効である場合に設定された読取領域A1よりも広い領域となる(W2≧W1、L2≧L1)。
傾き補正部109は、画像読取部30が原稿を読み取って生成した画像データに対して、傾き補正処理を実行する。具体的には、傾き補正部109は、傾き角度検出部104が検出した傾き角度に応じた回転処理やサイズ調整処理等を実行する。なお、傾き補正部109による上記の処理は、受付部102が傾き補正処理の実行指示を受け付け、傾き補正機能が有効である場合に行われる。
原稿サイズ判別部108は、原稿長さ検出部105が検出した画像データの少なくとも一方向の長さ、および、予め定められたサイズ判別情報に基づき、原稿搬送部20により搬送された原稿の原稿サイズを判別する機能を有する。
記憶部70は、原稿の傾き角度毎に上記のサイズ判別情報を記憶している。各サイズ判別情報は、原稿が各傾き角度だけ傾いた状態における、画像データの少なくとも一方向の長さと前記原稿の原稿サイズとの関係を示す。
図6(A)は、記憶部70に記憶されるサイズ判別情報の一例を示す図である。本図に示す例では、記憶部70に、傾き角度0°、傾き角度±1°、傾き角度±2°、および傾き角度±3°における原稿サイズと画像データの副走査方向長さとの関係を示すサイズ判別情報が記憶されている。
図6(B)、図6(C)、および図6(D)は、画像データの主走査方向長さが287mm以上の場合における画像データの副走査方向長さと原稿サイズとの関係を示している。原稿サイズ判別部108は、傾き角度検出部104が検出した原稿の傾き角度に基づき、記憶部70に記憶された複数のサイズ判別情報の中から、原稿サイズの判別に用いるサイズ判別情報を選択する。そして、原稿サイズ判別部108は、画像データの副走査方向長さと、当該選択したサイズ判別情報とを対比することで原稿の原稿サイズを判別する。例えば、原稿の傾き角度が2°であり、画像データの副走査方向の長さが376.2mmである場合、原稿サイズ判別部108は、原稿のサイズをB4であると判別する。
なお、上記では、原稿サイズ判別部108が、傾き角度に応じて複数のサイズ判別情報の中から1つのサイズ判別情報を選択して、当該選択したサイズ判別情報と、画像データの少なくとも一方向の長さとを対比することで、前記原稿の原稿サイズを判別する場合を説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。原稿サイズ判別部108は、傾き角度を用いて画像データの副走査方向長さを補正して、当該補正後の副走査方向長さと、傾き角度0°のサイズ判別情報とを対比することで原稿の原稿サイズを判別してもよい。補正前の副走査方向の長さをM、傾き角度をθとすると、補正後の副走査方向の長さNは、例えば、以下の数式により算出される。
N=M−Kθ(K>0)
また、上記では、原稿サイズ判別部108は、画像データの副走査方向の長さを用いて原稿の原稿サイズを判別する場合を説明したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。記憶部70等に、原稿サイズと主走査方向の長さとの関係を原稿の傾き角度毎に示すサイズ判別情報を予め記憶させておき、原稿サイズ判別部108が、当該サイズ判別情報と画像データの主走査方向長さとを対比することで、前記原稿の原稿サイズを判別してもよい。また、原稿サイズ判別部108が、画像データの副走査方向長さおよび主走査方向長さの両方を用いて原稿の原稿サイズを判別してもよい。
次に、上記構成を備える画像読取装置10による原稿の混載読み取り動作について説明する。図7は、画像読取装置10による原稿の混載読み取り動作の流れを示すフローチャートである。
画像読取装置10による原稿の混載読み取り動作時において、受付部102は、原稿の傾き角度に応じた画像データの補正を実行すべき旨の傾き補正指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS10)。
受付部102が傾き補正指示を受け付けた場合(ステップS10においてYES)、すなわち、受付部102が混載読み取り指示と傾き補正処理の実行指示との両方の指示を受け付け、原稿の混載読み取り機能および傾き補正機能の両方の機能が有効である場合、制御部101は、原稿搬送部20に、原稿載置台21に載置された原稿の搬送を開始させる(ステップS11)。
傾き角度検出部104は、原稿検出センサー66から出力される信号に基づき、原稿の搬送方向に対する傾き角度を検出する(ステップS12)。
また、原稿長さ検出部105は、原稿検出センサー66から出力される信号等に基づき、原稿の主走査方向の長さおよび副走査方向の長さを検出する(ステップS13)。
そして、読取領域設定部107は、ステップS13の処理で検出した原稿の主走査方向の長さおよび副走査方向の長さに基づき、画像読取部30による原稿の読み取り範囲を設定する(ステップS15)。
制御部101は、画像読取部30に、ステップS15の処理で設定された原稿の読み取り範囲において原稿搬送部20から搬送された原稿を読み取らせ(ステップS16)、原稿の画像データを生成させる(ステップS17)。
原稿サイズ判別部108は、ステップS17の処理で生成した画像データの副走査方向の長さおよびサイズ判別情報に加えて、原稿の傾き角度を用いて、原稿の原稿サイズを判別する(ステップS18)。具体的には、原稿サイズ判別部108は、傾き角度に応じて複数のサイズ判別情報の中から1つのサイズ判別情報を選択して、当該選択したサイズ判別情報と、画像データの少なくとも一方向の長さとを対比することで、原稿の原稿サイズを判別する。
傾き補正部109は、ステップS17の処理で生成した画像データを、ステップS12の処理で検出した原稿の傾き角度に基づき補正し(ステップS19)、補正後の画像データを記憶部70に記憶させる(ステップS20)。
一方、受付部102が傾き補正指示を受け付けない場合(ステップS10においてNO)、すなわち受付部102が混載読み取り指示を受け付けたが傾き補正処理の実行指示を受け付けず、原稿の混載読み取り機能が有効であるが傾き補正機能が無効である場合、画像読取装置10は、通常の原稿の混載読み取り処理を実行する(ステップS21)。通常の原稿の混載読み取り処理では、ステップS18の処理とは異なり、原稿サイズ判別部108が、原稿の傾き角度を用いず、画像データの副走査方向の長さと、傾き角度0°のサイズ判別情報とを対比することで原稿の原稿サイズを判別する。すなわち、原稿サイズ判別部108は、原稿サイズの判別において原稿の傾き角度の情報を用いない。
既述の通り、異なる原稿サイズの原稿が原稿載置台21に載置され、当該載置された原稿を原稿搬送部20が搬送した場合、搬送方向に対して傾いた状態で原稿が搬送される場合がある。この場合、読取領域設定部107は、搬送方向における原稿の読み取り範囲を広く設定して、傾いた状態で搬送された原稿の全ての範囲を画像読取部30に読み取らせる。しかしながら、正常な状態で原稿が搬送された場合と比較して、搬送方向における原稿の読み取り範囲が広くなるため、原稿の原稿サイズを正確に判別することができないという問題がある。
これに対して、本発明の一実施形態にかかる画像読取装置10では、読取領域設定部107が、傾き補正処理が実行される場合において設定する読取領域を、傾き補正処理が実行されない場合において設定する読取領域よりも大きくする。そして、原稿サイズ判別部108が、傾き補正処理が実行されない場合に、画像データの少なくとも一方向の長さとサイズ判別情報とを用いて原稿の原稿サイズを判別し、傾き補正処理が実行される場合に、画像データの少なくとも一方向の長さとサイズ判別情報とに加えて、傾き角度を用いて原稿の原稿サイズを判別する。このように、本発明の一実施形態にかかる画像読取装置10では、画像データの少なくとも一方向の長さとサイズ判別情報とに加えて、傾き角度を用いて原稿の原稿サイズを判別するため、傾き補正機能が有効であり、原稿の読み取り領域が通常より大きく設定された場合であっても、原稿の原稿サイズを正確に判別することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態で示した原稿検出センサー66の構成は一例であり、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。画像読取装置10は、原稿搬送路601中において原稿の傾き角度および原稿の副走査方向の長さを検出できる機構を備えていればよい。
また、上記の実施の形態で説明した制御プログラムをコンピューター読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリーなどに記録されたものとしてもよい。この場合、当該制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な非一時的な記録媒体が、本発明の一実施形態となる。
1 画像形成装置
10 画像読取装置
20 原稿搬送部
21 原稿載置台
22 原稿搬送機構
23 原稿排出部
27 ガイド板検出センサー
30 画像読取部
40 読取ユニット
64 異幅検出センサー
66 原稿検出センサー
70 記憶部
100 制御ユニット
101 制御部
102 受付部
104 傾き角度検出部
105 原稿長さ検出部
107 読取領域設定部
108 原稿サイズ判別部
109 傾き補正部

Claims (6)

  1. 原稿載置台を有し、当該原稿載置台に載置された原稿を搬送する原稿搬送部と、
    前記原稿搬送部の原稿搬送路に原稿の搬送方向に直交する方向に並設された2つの光学式センサーからなる原稿検出センサーと、
    前記原稿搬送部の原稿搬送路に、複数の光学式センサーが、原稿の搬送方向に直交する方向における位置を異ならせて並設された異幅検出センサーと、
    前記原稿検出センサーの前記2つの光学式センサーから原稿の検出を示すハイレベル信号が出力されている時間に、原稿の搬送速度を乗じることで、前記原稿搬送部の原稿搬送路中での原稿の搬送方向における長さである副走査方向の長さを検出するとともに、前記異幅検出センサーから出力される信号に基づいて、原稿の搬送方向に直交する主走査方向における長さである主走査方向の長さを検出する原稿長さ検出部と、
    前記原稿搬送部から搬送された原稿の傾き角度を検出する傾き角度検出部と、
    前記原稿搬送部から搬送された原稿の読取領域を設定する読取領域設定部と、
    前記読取領域設定部が設定した前記読取領域において、前記原稿を読み取って画像データを生成する画像読取部と、
    前記画像読取部が生成した前記画像データに対して、前記傾き角度に応じた傾き補正処理を施す傾き補正部と、
    前記原稿の原稿サイズと前記画像データの少なくとも一方向の長さとの関係を示すサイズ判別情報を記憶する記憶部と、
    前記原稿の原稿サイズを判別する原稿サイズ判別部と、を備え、
    前記読取領域設定部は、前記傾き補正処理が実行される場合において設定する前記読取領域を、前記原稿長さ検出部で検出された前記主走査方向の長さおよび前記副走査方向の長さで構成される矩形領域とすることで、前記原稿搬送部から傾いた状態で搬送された原稿の全ての範囲を含む大きさとすることにより、前記傾き補正処理が実行されない場合において設定する前記読取領域よりも大きくし、
    前記原稿サイズ判別部は、前記傾き補正処理が実行されない場合に、前記画像データの少なくとも一方向の長さと前記サイズ判別情報とを用いて前記原稿の原稿サイズを判別し、前記傾き補正処理が実行される場合に、前記画像データの少なくとも一方向の長さと前記サイズ判別情報とに加えて、前記傾き角度を用いて前記原稿の原稿サイズを判別する、画像読取装置。
  2. 前記記憶部は、前記傾き角度毎に前記サイズ判別情報を記憶しており、
    前記各サイズ判別情報は、前記原稿が前記傾き角度だけ傾いた状態における、前記画像データの少なくとも一方向の長さと前記原稿の原稿サイズとの関係を示し、
    前記原稿サイズ判別部は、前記傾き角度に応じて前記複数のサイズ判別情報の中から1つのサイズ判別情報を選択して、当該選択したサイズ判別情報と、前記画像データの少なくとも一方向の長さとを対比することで、前記原稿の原稿サイズを判別する、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿サイズ判別部は、前記画像データの少なくとも一方向の長さを前記傾き角度に応じて補正して、当該補正後の少なくとも一方向の長さとサイズ判別情報とを対比することで、前記原稿の原稿サイズを判別する、請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記傾き補正処理の実行指示を受け付ける受付部を更に備え、
    前記受付部が前記実行指示を受け付けた場合に、前記傾き補正部が前記傾き補正処理を実行し、前記受付部が前記実行指示を受け付けない場合に、前記傾き補正部が前記傾き補正処理を実行しない、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記受付部は、更に、異なる原稿サイズの原稿の読み取りを指示する混載読み取り指示を受け付け、
    前記原稿サイズ判別部は、前記受付部が前記傾き補正処理の実行指示に加えて、前記混載読み取り指示を受け付けた場合に、前記画像データの少なくとも一方向の長さと前記サイズ判別情報とに加えて、前記傾き角度を用いて前記原稿の原稿サイズを判別する、請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置が生成した画像データに基づき、記録紙に画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
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