JP4124718B2 - 画像形成装置および用紙の異常検出方法 - Google Patents

画像形成装置および用紙の異常検出方法 Download PDF

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Description

この発明は、画像形成装置および用紙の異常検出方法に関し、特に片面にのみ画像が形成された用紙に画像が形成される画像形成装置および片面にのみ画像が形成された用紙の異常検出方法に関する。
コピア機能のみを有する従来の画像形成装置では、印刷品質、用紙搬送路および定着ローラ等の安定化を図るため、用紙として両面が白紙である新規の用紙が用いられ、片面にのみ画像が形成されたいわゆる裏紙の使用は禁止されていた。
しかし、コピア機能に加えてプリンタ機能およびFAX機能を搭載した近年の複合型の画像形成装置では、例えばプリンタモードにおいて両面印刷が許可されている。したがって、印刷に寄与する印刷面の裏面に画像が形成されているか否かを問題視することができなくなっており、裏紙の使用が許可される状況となっている。
そこで、画像形成装置に用紙として裏紙を補給する際に、印刷面を正しい方向に配置することが重要である。印刷面が正しい方向に配置されなかった場合は、すでに画像が形成されている面に画像が二重印刷されることとなり、印刷品位が著しく低下してしまう。
このような問題を解決しようとする技術として、給紙部と画像形成部との間の用紙搬送路にセンサを配置し、搬送中の用紙の表裏の配置状態の適否を判定する技術が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特開平6−255842号公報 特開平10−97112号公報 特開平8−137295号公報
しかし、特許文献1〜3の技術では、用紙の表裏の配置状態の適否の判定が、用紙の搬送中すなわち画像形成動作が開始された後に行われるので、例えばプリンタモードやFAXモードでの画像形成時に、用紙の表裏の配置状態の不適格性が検出されても、ユーザが画像形成装置の近傍にいない可能性が高い。このため、用紙の表裏の配置状態の不適格性の検出によって、画像形成装置が停止された状態、または画像形成処理が不能となり画像形成部や用紙搬送ローラが空回転するという状態が継続してしまい、用紙の表裏の配置状態の不適格性という問題点を回避する処理が遅れてしまう。したがって、印刷効率の低下を招いてしまう。
この発明が解決しようとする課題は、用紙の搬送が開始される前に用紙の表裏の配置状態の適否を判定することによって、印刷効率の低下を防ぐことができる画像形成装置を提供することにある。
この発明の画像形成装置は、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
(1)片面に画像が形成された用紙を収容する給紙部と、給紙部から画像形成部に用紙を搬送する搬送部と、給紙部に収容された用紙の主面に対向する位置に配置され、給紙部からの用紙搬送開始前及び用紙搬送開始後に用紙の主面から画像情報を取得する検出部と、検出部から用紙搬送開始前に取得される画像情報に基づいて用紙の表裏の配置状態が異常であると判定した場合、及び、用紙搬送開始後に取得される画像情報に基づいて用紙の斜め搬送を検出した場合に、搬送部による用紙の搬送動作を停止させる制御部と、を備え、検出部はラインセンサを含み、ラインセンサは、用紙の主面に平行な面内において用紙の給紙部から画像形成部への搬送方向に対して長尺方向が傾斜する方向に配置されることを特徴とする。
この構成においては、給紙部からの用紙の搬送が開始される前に、給紙部に収容された用紙の表裏の配置状態の適否が判定されるので、画像形成動作が開始される前に用紙の表裏の配置状態の適否が判定される。給紙部に収容された用紙の主面に対向する位置に検出部が設けられるので、給紙部に用紙が補給されるとすぐに用紙の表裏の配置状態の適否が判定される。ラインセンサは、給紙部から画像形成部への用紙搬送方向に対して、給紙部に収容された用紙の主面と平行な面において長尺方向が傾斜するように配置される。そして、ラインセンサ上において用紙搬送方向に直交する方向に異なる2点が設定され、その2点を用紙の例えば後端部が通過するタイミングを計測することによって、用紙の斜め搬送が検出される。言い換えると、用紙は所定の一定速度で搬送されるので、所定時間内に用紙の後端部が通過するラインセンサの長尺方向の寸法(CCD素子数)を計測することによって、用紙の斜め搬送が検出される。
)検出部は、給紙部に収容された用紙の上面側に配置されることを特徴とする。
この構成においては、検出部が給紙部に収容された用紙の上面側に配置されるので、検出部によって給紙部に収容された用紙の上面の画像情報が取得され、上面の画像情報に基づいて用紙の表裏の配置状態の適否が判定される。例えば、画像を形成すべき白紙状態の印刷面を上面にして配置すべき場合は、検出部によって白紙の画像情報が検出されれば正常と判定され、文字や写真などの画像情報が検出されれば異常であると判定される。また、検出部は用紙の上面側に配置され、用紙は通常上側のものから順次搬送されるので、1枚1枚の用紙の表裏の配置状態の適否が、それぞれの用紙の搬送開始前に判定される。
)検出部は、給紙部に収容された用紙の下面側に配置されることを特徴とする。
この構成においては、検出部が給紙部に収容された用紙の下面側に配置されるので、検出部によって給紙部に収容された用紙の下面の画像情報が取得され、下面の画像情報に基づいて用紙の表裏の配置状態の適否が判定される。例えば、画像を形成すべき白紙状態の印刷面を上面にして配置すべき場合は、検出部によって文字や写真などの画像情報が検出されれば正常と判定され、白紙の画像情報が検出されれば異常であると判定される。
)制御部から出力される表示データに基づいて情報を表示する表示部をさらに備え、制御部は、用紙の表裏の配置状態が異常であると判定した場合に、用紙の表裏を反転すべき旨の表示データを表示部に出力することを特徴とする。
この構成においては、例えば検出部が給紙部に収容された用紙の上面側に配置される場合であって画像を形成すべき白紙状態の印刷面を上面にして配置すべき場合、検出部によって文字や写真などの画像情報が検出されれば異常であると判定され、給紙部に収容される用紙の表裏を反転すべき旨の例えばメッセージが表示部に表示される。
)制御部から出力される表示データに基づいて情報を表示する表示部をさらに備え、制御部は、検出部から取得される画像情報に基づいて用紙の斜め搬送を検出した場合、用紙が斜め搬送された旨の表示データおよび斜め搬送された用紙を取り除くべき旨の表示データを表示部に出力し、搬送部による用紙の搬送動作を停止することを特徴とする。
この構成においては、(5)に記載するような手段によって用紙の斜め搬送が検出された場合、例えば用紙が斜め搬送された旨のメッセージおよび斜め搬送された用紙を取り除くべき旨のメッセージが表示部に表示され、搬送部による用紙の搬送動作が停止される。
また、この発明の用紙の異常検出方法は、以下のように構成される。
)給紙部に収容された用紙の搬送開始前に、用紙の主面から画像情報を取得し、画像情報に基づいて用紙の表裏の配置状態の適否を検出することを特徴とする。
この構成においては、給紙部に収容された用紙の搬送開始前に、給紙部に収容された用紙の表裏の配置状態の適否が判定されるので、画像形成動作が開始される前に用紙の表裏の配置状態の適否が判定される。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)用紙の補給時に直ちに用紙の表裏の配置状態の適否が判定されるので、ユーザが画像形成装置の近傍にいる状況下で用紙の表裏の配置状態の適否が判明し、給紙後すぐに用紙の表裏の配置状態を正すことができる。したがって、ユーザは、印刷すべき画像データを送信する端末装置と画像形成装置との間を行ったり来たりする手間を省くことができる。用紙の表裏の配置状態の異常が判明した場合でも、画像形成装置のカバーを開き搬送途中の用紙を取り除くというような面倒な手間が必要とされず、給紙部に収容された用紙を配置し直すことによって容易に用紙の表裏の配置状態を正すことができる。用紙の搬送開始前に用紙の表裏の配置状態の適否を判定することができることに加えて、用紙の斜め搬送を検出することができる。したがって、検出部を用紙の斜め搬送検出用センサと兼用することができ、低コスト化を図ることができる。
)1枚1枚の用紙の表裏の配置状態の適否を、それぞれの用紙の搬送開始前に判定することができる。
)用紙の下面の画像情報に基づいて、用紙の搬送開始前に用紙の表裏の配置状態の適否を判定することができる。検出手段を用紙の上面側に配置することが困難な場合に特に有効である。
)ユーザは給紙部に収容された用紙の表裏の配置状態が異常であることを容易に把握することができ、直ちに用紙の表裏の配置状態を正すことができる。
)用紙が斜め搬送されるとすぐに用紙の搬送が停止されるので、斜め搬送が継続されることによる紙詰まりや用紙の破損、および斜め搬送された用紙への印刷による画像の欠け等を防止することができる。また、ユーザは用紙が斜め搬送されたことおよび斜め搬送された用紙を取り除くべきことを容易に把握することができるので、搬送状態の異常に対して直ちに対処することができる。
)用紙の表裏の配置状態の異常が判明した場合でも、画像形成装置のカバーを開き搬送途中の用紙を取り除くというような面倒な手間が必要とされず、給紙部に収容される用紙を配置し直すことによって容易に用紙の表裏の配置状態を正すことができる。
以下に、この発明の実施形態に係る画像形成装置1について、図面に基づいて説明する。図1は、画像形成装置1の全体斜視図である。図2は、画像形成装置1の概略構成を示す断面図である。画像形成装置1は、コピアモード、プリンタモード、およびFAXモードを備えたディジタル複合機である。
画像形成装置1は、画像読取部2および画像形成部3を備える。画像読取部2は、原稿が1枚ずつ載置される原稿台4、5を含む。原稿台4、5の上方には自動原稿搬送装置6が配置される。自動原稿搬送装置6は原稿トレイ7を含む。原稿トレイ7には1枚または複数枚の原稿が載置される。画像形成装置1では、原稿は、原稿台4上または原稿トレイ7上のいずれかに選択的に載置される。
自動原稿搬送装置6は、片面読取モードまたは両面読取モードを選択的に実行する。片面読取モードでは、原稿トレイ7上に載置された原稿は、1枚ずつ原稿台5上を経由して排紙トレイ8上に排出される。両面読取モードでは、原稿トレイ7上に載置された原稿は、1枚ずつ原稿台5上を経由して中間トレイ9まで搬送され、原稿搬送方向の前後が反転されることで原稿の表裏が反転された状態で再び原稿台5上を経由して排紙トレイ8上に排出される。
原稿台4、5の下方には、第1走査体10、第2走査体11、結像レンズ12、およびCCDセンサ13が配置される。第1走査体10は、原稿台4、5に対して平行である副走査方向に速度Vで移動する。第2走査体11は、第1走査体10に連動して副走査方向に速度V/2で移動する。
第1走査体10は、露光ランプ14および第1反射ミラー15を含む。第2走査体11は、第2反射ミラー16および第3反射ミラー17を含む。露光ランプ14から出射され原稿によって反射された光は、第1ミラー15、第2ミラー16、および第3ミラー17によって偏向されて結像レンズ12に入射される。結像レンズ12に入射された光は、結像レンズ12によってCCDセンサ13上に結像される。CCDセンサ13上に結像された光は、CCDセンサ13によって光電変換処理されて画像データとして読み取られる。
読み取られた画像データは、後述する制御部18(図5参照)で所定の画像処理が施された後、グラフィックRAM19に格納される。
画像読取部2の下方に画像形成部3が配置される。画像形成部3の底部には、給紙カセット20が配置される。給紙カセット20には複数枚の用紙41(図3参照)が収容される。この実施形態では用紙41として、片面に画像が形成されたいわゆる裏紙が使用される。給紙カセット20は、用紙41の補給等のために画像形成装置1の本体に対して出し入れ可能に形成される。給紙カセット20に収容される用紙41は、コピアモードではスタートキー21の押下をトリガーとして、プリンタモードおよびFAXモードでは印刷要求の受信をトリガーとして、給紙ローラ22によって用紙搬送路23上に給紙され、用紙41の先端部がレジストローラ24にチャックされた状態で待機される。
用紙搬送路23上には、さらに感光体ドラム25が配置される。感光体ドラム25は図2において反時計方向に回転駆動する。感光体ドラム25の周囲には、帯電器26、現像器27、転写器28、およびクリーニングユニット29が、感光体ドラム25の回転方向に沿って、この順序で配置される。また、帯電器26と現像器27との間から感光体ドラム25を臨む位置に、LSU(レーザスキャニングユニット)30が配置される。
画像形成部3では、次のような帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、および定着工程を含む電子写真方式の画像形成プロセスを経て、用紙41に画像が形成される。
帯電器26は、感光体ドラム25の外周面を所定の電位に帯電させる(帯電工程)。LSU30は、所定電位に帯電された感光体ドラム25の外周面に、制御部18から入力される画像データに基づくレーザ光を照射し、静電潜像を形成する(露光工程)。感光体ドラム25の外周面上に形成された静電潜像は、現像器27によって可視化され、トナー像となる(現像工程)。
ここで、レジストローラ24に先端部をチャックされた状態で待機中の用紙41は、その先端部を感光体ドラム25の外周面上に形成されたトナー像の先端部と合わせるタイミングで、感光体ドラム25と転写器28との間に搬送され、用紙41にトナー像が転写される(転写工程)。なお、感光体ドラム25上に残留したトナーは、クリーニングユニット29によって回収される。
トナー像が転写された用紙41は、用紙搬送路23上をさらに搬送され、定着装置31に到達する。定着装置31は、加熱ローラ32および加圧ローラ33を含む。定着装置31まで搬送された用紙41上に付着するトナーは、加熱ローラ32と加圧ローラ33とによって用紙41に熱圧着されることで定着される(定着工程)。
定着装置31を通過した用紙41は、搬送ローラ34によってさらに用紙搬送路23上を搬送され、排紙ローラ35によって排紙トレイ36上に排出される。また、用紙41の両面に印刷される場合は、用紙41は、定着装置31を通過した後にそれまでの搬送方向とは逆方向に反転搬送路37を搬送されることで、表裏を反転した状態で再びレジストローラ24にチャックされる。そして、用紙41は所定タイミングで感光体ドラム25と転写器28との間を経由し、さらに定着装置31を経由することで裏面にも画像を形成され、排紙トレイ36上に排出される。
次に、図3を用いて給紙カセット20についてより詳細に説明する。図3は、給紙カセット20の概略構成を示す断面図である。用紙カセット20は、用紙カセットケース42を含む。用紙カセットケース42内の用紙搬送方向両端部には、それぞれ用紙41の端部の位置を規制する用紙後端押え板43および用紙先端押え部材44が配置される。用紙後端押え板43と用紙先端押え部材44との間隔は、収容される用紙41のサイズに応じて設定される。また、用紙カセットケース42の用紙搬送方向上流側の底部に、用紙搬送方向に直交する軸45を中心に揺動自在に配置され用紙41を持ち上げる持上げ板46が配置される。給紙カセット20から次々と用紙41が給紙された場合でも、持上げ板46および用紙先端押え部材44によって、最上部の用紙41の上面は常に一定の高さに配置される。
給紙カセット20に収容された最上部の用紙41の上面に対向する位置に、給紙ローラ22が配置される。給紙ローラ22は、支持部材47によって回転自在に支持される。また、給紙ローラ22の用紙搬送方向下流側に、捌きローラ49および捌き板48が配置される。捌きローラ49および捌き板48は、重なって搬送されてきた複数枚の用紙41を1枚ずつ用紙搬送路23に送る働きをする。給紙ローラ22は、捌きローラ49の回転軸を中心にして必要に応じて上下に揺動し、所定の待機位置と用紙41への当接位置とに移動する。
また、給紙ローラ22の支持部材47に、センサ保持部材50の一端が支持され、センサ保持部材50の他端にCCDラインセンサ51が配置される。CCDラインセンサ51は、給紙カセット20に収容された用紙41の上面に対して平行に配置される。さらに、図4に示すように、CCDラインセンサ51は、給紙カセット20に収容された用紙41の上面と略平行な面において、用紙搬送方向に対して傾斜するように配置される。
また、給紙ローラ22は、用紙41を用紙搬送路23に引き込むために用紙搬送前から用紙41に当接されている。したがって、CCDラインセンサ51と最上部の用紙41の上面との距離は一定化される。
図5は、制御部18の概略構成を示すブロック図である。制御部18は、画像形成装置1を動作させるための所定のプログラムが読み出し可能に格納されたROM61および作業領域となるRAM62を含むCPU63を備える。CPU63には、画像データが格納されるグラフィックRAM19、キー64から入力される各種の入力情報を変換処理してCPU63に出力する操作パネルコントローラ65、CPU63から出力される表示データを表示パネル66に表示させる表示パネルコントローラ67、給紙カセット20に収容された用紙41の主面に対向配置されるCCDラインセンサ51、画像読取部2を動作させるモータやソレノイド等を含む画像読取部負荷機器69、給紙ローラ24や搬送ローラ34等を動作させるモータやソレノイド等を含む搬送部負荷機器70、および画像形成部3を動作させるモータやソレノイド等を含む画像形成部負荷機器71等の入出力機器が接続され、CPU63はこれらの機器を統括して制御する。なお、CCDラインセンサ51から取得された画像データは、グラフィックRAM19の所定のメモリエリアMA1に格納される。
図6は、制御部18の処理手順の一部を示すフローチャートである。まず、画像読取部2から入力される画像データ、またはネットワークを介して接続される端末装置から入力される画像データ、またはFAXモードにおいて電話回線を介して入力される画像データのいずれかが、入力されたか否かが判定される(S1)。画像データが入力されていない場合は、給紙カセット20の出し入れが行われたか否かが判定され(S2)、給紙カセット20の出し入れが行われていない場合はステップS1の処理に戻る。
給紙カセット20の出し入れが行われたと判定された場合は、給紙カセット20に収容された用紙41の主面の画像がCCDラインセンサ51によって読み取られる(S3)。そして、これによって得られた画像データに基づいて、用紙の表裏の配置状態の適否が判定される(S4)。この実施形態では、画像を印刷すべき印刷面を上面にして配置すべきなので、CCDラインセンサ51によって白紙画像が読み取られた場合は、用紙41の配置状態は正常であると判定され、ステップS1の処理に戻る。
CCDラインセンサ51によって、文字画像や写真画像など何らかの画像が検出された場合は、用紙41の配置状態は異常であると判定され、表示パネル66に用紙41の表裏を反転すべき旨の警告が表示される(S5)。このとき、ユーザによって給紙カセット20が出し入れされた直後なので、ユーザは画像形成装置1の近傍にいるはずであり、警告はユーザによってすぐに気付かれるはずである。
そして、再び給紙カセット20が出し入れされたか否かが判定される(S6)。用紙41を配置し直すためには給紙カセット20を出し入れする必要があり、給紙カセット20が出し入れされるまでステップS6の処理が繰り返される。給紙カセット20が出し入れされた場合は、ステップS3の処理に戻って、再び用紙41の主面の画像が読み取られ
(S3)、これによって得られた画像データに基づいて、再び用紙41の表裏の配置状態の適否が判定され(S4)、正常であると判定された場合はステップS1の処理に戻る。再び異常であると判定された場合は、ステップS3からステップS6までの処理が繰り返される。
ステップS1の処理において、画像データが入力されたと判定された場合は、電子写真方式による所定の画像形成処理が実行される(S7)。
なお、用紙41の表裏の配置状態が異常であると判定された場合は、画像形成処理前に用紙41を反転搬送路37に通過させることによって、用紙41の表裏を反転させて正常化させた後に、画像形成処理を実行するようにしてもよい。または、用紙41の表裏の配置状態が異常であると判定された場合は、その用紙41については画像形成処理を施さずに単に用紙搬送路23を通過させて排紙トレイ36に排紙するようにしてもよい。
図7および図8は、用紙41の斜め搬送の検出について説明する図である。用紙41は一定速度で搬送され、CCDラインセンサ51は用紙搬送方向に対して傾斜するように配置されるので、CCDラインセンサ51から取得された画像データに基づいて、用紙41の斜め搬送が検出される。以下に、具体的に説明する。
図7(a)に示すように、用紙41が正常に搬送された場合は、用紙41の後端が用紙搬送方向に距離Sだけ変位したときに、CCDラインセンサ51の長尺方向に距離a1だけ変位する。これに対して、図7(b)に示すように用紙41が斜め搬送された場合、用紙41の後端が用紙搬送方向に距離Sだけ変位したとき、CCDラインセンサ51の長尺方向に距離b1だけ変位する。同様に、図7(c)に示すように用紙41が斜め搬送された場合、用紙41の後端が用紙搬送方向に距離Sだけ変位したとき、CCDラインセンサ51の長尺方向に距離c1だけ変位する。この場合、c1>a1>b1となり、用紙41の後端が通過するCCDラインセンサ51の長尺方向の寸法が異なる。
また、図8に示すようにCCDラインセンサ51が用紙搬送方向に対して直交する方向に配置された場合も、同様のことが言える。すなわち、図8(a)に示すように、用紙41が正常に搬送された場合は、用紙41の後端が用紙搬送方向に距離Tだけ変位したときに、CCDラインセンサ51の長尺方向に距離a2だけ変位する。これに対して、図8
(b)および図8(c)に示すように用紙41が斜め搬送された場合、用紙41の後端が用紙搬送方向に距離Tだけ変位したとき、CCDラインセンサ51の長尺方向に距離b2およびc2だけそれぞれ変位する。この場合、a2>c2>b2となり、用紙41の後端が通過するCCDラインセンサ51上の長尺方向の寸法が異なる。
したがって、一定時間間隔中に用紙41の後端が通過したCCDラインセンサ51の長尺方向の寸法を計測することによって、すなわち、一定時間間隔中に用紙41の後端がCCDラインセンサ51上のCCD素子をいくつ通過したかを検出することによって、用紙41の斜め搬送が検出される。
または、CCDラインセンサ51上において用紙搬送方向に直交する方向に異なる所定の2点を設定し、その2点を用紙41の後端が通過するタイミングを計測することによっても、用紙41の斜め搬送は検出される。
用紙41の斜め搬送が検出された場合、制御部18から表示パネルコントローラ67に所定の表示データが出力され、用紙41が斜め搬送された旨および斜め搬送された用紙41を取り除くべき旨のメッセージが表示パネル66に表示される。さらに、給紙ローラ22や搬送ローラ34による用紙41の搬送動作および感光体ドラム25等の動作を含むすべての画像形成動作が停止される。
さらに、図9に示すように、CCDラインセンサ51は、用紙搬送方向に対して傾斜する方向であって、給紙カセット20に収容され得るすべてのサイズの用紙41のそれぞれの側端の位置を検出可能な位置に配置される。また、用紙41のそれぞれのサイズに応じた側端の位置に関する設定値が予め制御部18に格納されており、制御部18での設定値とCCDラインセンサ51による検出値とを比較することによって、給紙カセット20に収容された用紙41のサイズが自動検出される。
画像形成装置1によれば、給紙カセット20からの用紙41の搬送が開始される前に、給紙カセット20に収容された用紙41の表裏の配置状態の適否が判定される。したがって、片面に画像が形成されたいわゆる裏紙であっても、表裏の配置状態を間違うことなく安心して使用することができる。また、用紙41の表裏の配置状態の異常が判明した場合でも、画像形成装置1のカバーを開き搬送途中の用紙41を取り除くというような面倒な手間が必要とされず、給紙カセット20に収容された用紙41を配置し直すことによって容易に用紙41の表裏の配置状態を正すことができる。このため、印刷効率の低下を防ぐことができる。
また、給紙カセット20への用紙41の補給時に直ちに用紙41の表裏の配置状態の適否が判定されるので、ユーザが画像形成装置1の近傍にいる状況下で用紙41の表裏の配置状態の適否が判明し、給紙後すぐに用紙41の表裏の配置状態を正すことができる。したがって、ユーザは、印刷すべき画像データを送信する端末装置と画像形成装置との間を行ったり来たりする手間を省くことができる。
さらに、CCDラインセンサ51は用紙41の上面側に配置され、用紙41は上側のものから順次搬送されるので、1枚1枚の用紙41の表裏の配置状態の適否を、それぞれの用紙41の搬送開始前に判定することができる。
また、用紙41の斜め搬送を検出することもできる。さらに、用紙41のサイズを検出することもできる。したがって、CCDラインセンサ51を用紙41の斜め搬送検出用センサおよび用紙サイズ検出用センサと兼用することができ、低コスト化を図ることができる。
また、CCDラインセンサ51と給紙カセット20に収容された用紙41の上面との距離が一定化されるので、CCDラインセンサ51の精度を向上させることができる。したがって、用紙41の表裏の配置状態の適否を正確に判定することができる。さらに、1枚1枚の用紙41の表裏の配置状態の適否を、それぞれの用紙41の搬送開始前に判定することができる。
また、用紙41の表裏の配置状態が異常であると判定された場合、給紙カセット20に収容される用紙41の表裏を反転すべき旨のメッセージが表示パネル66に表示されるので、ユーザは給紙カセット20に収容された用紙41の表裏の配置状態が異常であることを容易に把握することができ、直ちに用紙41の表裏の配置状態を正すことができる。
さらに、用紙41が斜め搬送されるとすぐに用紙41の搬送が停止されるので、斜め搬送が継続されることによる紙詰まりや用紙41の破損、および斜め搬送された用紙41への印刷による画像の欠け等を防止することができる。また、ユーザは用紙41が斜め搬送されたことおよび斜め搬送された用紙41を取り除くべきことを容易に把握することができるので、搬送状態の異常に対して直ちに対処することができる。
なお、CCDラインセンサ51によって用紙41の側端を検出することによっても、同様にして用紙41の斜め搬送を検出することができる。
図10は、他の実施形態に係る画像形成装置1の給紙カセット20aの概略構成を示す断面図である。この実施形態では、CCDラインセンサ51は、給紙カセット20aに収容された用紙41を下方から持ち上げる持上げ板46の下面側に配置される。持上げ板46は、CCDラインセンサ51が用紙41の下面を臨むのに十分な孔を備え、CCDラインセンサ51はその孔から用紙41の下面を臨む位置に設けられる。
この実施形態における画像形成装置1によれば、用紙41の下面から取得される画像データに基づいて、用紙41の搬送開始前に用紙41の表裏の配置状態の適否を判定することができる。また、CCDラインセンサ51と給紙カセット20に収容された用紙41の下面との距離が一定化されるので、CCDラインセンサ51の精度を向上させることができる。したがって、用紙41の表裏の配置状態の適否を正確に判定することができる。この実施形態の画像形成装置1は、CCDラインセンサ51を用紙41の上面側に配置することが困難な場合に特に有効である。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の全体斜視図である。 図1に示す画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 給紙カセットの概略構成を示す断面図である。 CCDラインセンサと用紙搬送方向との関係を示す給紙カセットの平面図である。 制御部の概略構成を示すブロック図である。 制御部の処理手順の一部を示すフローチャートである。 用紙の斜め搬送の検出について説明する図である。 用紙の斜め搬送の検出について説明する図である。 用紙とCCDラインセンサとの位置関係について説明する図である。 他の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセットの概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像読取部
3 画像形成部
18 制御部
20 給紙カセット
22 給紙ローラ
41 用紙
46 持上げ板
47 支持部材
51 CCDラインセンサ
66 表示パネル

Claims (6)

  1. 片面に画像が形成された用紙を収容する給紙部と、
    前記給紙部から画像形成部に前記用紙を搬送する搬送部と、
    前記給紙部に収容された前記用紙の主面に対向する位置に配置され、前記給紙部からの用紙搬送開始前及び用紙搬送開始後に前記用紙の主面から画像情報を取得する検出部と、
    前記検出部から前記用紙搬送開始前に取得される画像情報に基づいて前記用紙の表裏の配置状態が異常であると判定した場合、及び、前記用紙搬送開始後に取得される画像情報に基づいて前記用紙の斜め搬送を検出した場合に、前記搬送部による用紙の搬送動作を停止させる制御部と、を備え、
    前記検出部はラインセンサを含み、前記ラインセンサは、前記用紙の主面に平行な面内において前記用紙の前記給紙部から前記画像形成部への搬送方向に対して長尺方向が傾斜する方向に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出部は、前記給紙部に収容された前記用紙の上面側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出部は、前記給紙部に収容された前記用紙の下面側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部から出力される表示データに基づいて情報を表示する表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記用紙の表裏の配置状態が異常であると判定した場合に、前記用紙の表裏を反転すべき旨の表示データを前記表示部に出力することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部から出力される表示データに基づいて情報を表示する表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記検出部から取得される前記画像情報に基づいて前記用紙の斜め搬送を検出した場合、前記用紙が斜め搬送された旨の表示データおよび斜め搬送された前記用紙を取り除くべき旨の表示データを前記表示部に出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 給紙部に収容された用紙の搬送開始前及び搬送開始後に、前記用紙の主面に平行な面内において前記用紙の搬送方向に対して長尺方向が傾斜する方向に配置されたラインセンサによって、前記用紙の主面から画像情報を取得し、
    前記ラインセンサによって前記搬送開始前に取得された画像情報に基づいて前記用紙の表裏の配置状態の適否を検出し、前記搬送開始後に取得された画像情報に基づいて前記用紙の斜め搬送を検出することを特徴とする用紙の異常検出方法。
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