JP2001194875A - 画像形成装置におけるコロナ放電電極の清掃制御方法 - Google Patents

画像形成装置におけるコロナ放電電極の清掃制御方法

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JP2001194875A
JP2001194875A JP2000003443A JP2000003443A JP2001194875A JP 2001194875 A JP2001194875 A JP 2001194875A JP 2000003443 A JP2000003443 A JP 2000003443A JP 2000003443 A JP2000003443 A JP 2000003443A JP 2001194875 A JP2001194875 A JP 2001194875A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置に使用するコロナ放電手段にお
いて発生する清掃異常に対し、その状態を的確に判断
し、適切な処理を実行することにより、コロナ放電手段
の清掃異常に起因する異常画像の発生を防止し、画像形
成装置の稼働率向上とサービスコスト削減を可能とする
画像形成装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 清掃部材移動手段の停止位置センサ8
4、85と、駆動手段の過電流検出回路102、ヒュー
ズ溶断検知回路104、出力電圧検知回路106及び清
掃時間を計時する計時回路103とを設け、これら検出
・検知手段から得られた検出・検知データ及び計時デー
タに基づき、モータ82に供給する駆動電流を制御す
る。又、清掃異常の発生及びその異常発生原因を表示装
置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コロナ放電電極を
清掃する清掃手段を有するコロナ放電装置を搭載した複
写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置におけ
る、コロナ放電電極としてのチャージワイヤ及びバック
プレートの清掃制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、像担持体上にトナー像を
形成し、記録紙上に画像を転写する画像形成装置におい
ては、像担持体に電荷を与える帯電手段、トナー像を記
録紙に転写する転写手段、及び、記録紙を像担持体から
分離する分離手段として使用するコロナ放電装置におい
て、多数枚の画像が形成されるに従い、チャージワイヤ
及びバックプレートのトナー汚れが進行し、コロナ放電
にムラが生じる結果、画像上の白すじ、画像の転写抜
け、記録紙の分離不良等の不具合が発生する。
【0003】従来より、上記の不具合を事前に防止する
技術として、所定枚数の画像形成が終了する毎に、チャ
ージワイヤ及びバックプレートに付着したトナーを清掃
する清掃手段を設けたコロナ放電装置が知られている。
【0004】従来の上記コロナ放電装置の清掃方法とし
ては、清掃部材をチャージワイヤに沿って移動する移動
部材に取り付け、清掃部材をチャージワイヤ及びバック
プレートに摺擦させながらモータ等の駆動手段により移
動部材を一端側と他端側の間で往復移動させることによ
り、チャージワイヤ及びバックプレートを清掃する方法
が知られている。
【0005】このようなコロナ放電装置では、清掃手段
がチャージワイヤの端部に設けたストッパーに当って停
止した時モータに流れる過電流を検出する過電流検出手
段を設け、過電流を検出した時、他端部(リターンポジ
ション)ではモータを逆転させ、一端部(ホームポジシ
ョン)ではモータを停止することにより、清掃手段の往
復移動ができるよう駆動手段を制御していた。
【0006】又、特許2897024号に開示されてい
るように、上記の過電流検出手段に加えて、移動端から
の移動開始と同時に計時を開始する計時手段を備え、移
動途中で清掃部材がロックしたかどうかを判定するステ
ップを有するコロナ放電装置の清掃制御方法も知られて
いる
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記画
像形成装置内において、画像形成中にコロナ放電装置へ
飛散するトナーの量は必ずしも一定ではなく、場合によ
って異なり、多数枚の画像形成の後、チャージワイヤ及
びバックプレートに堆積したトナー汚れは不均一とな
り、トナーが固着してしまった箇所では、清掃手段が移
動できずロックしてしまう場合もあり、問題であった。
【0008】即ち、従来のコロナ放電装置では、モータ
に流れる過電流を検出することにより、清掃手段の位置
がホームポジションかリターンポジションかを検出して
いるので、清掃手段がホームポジションとリターンポジ
ションの途中で何等かの原因でロックした場合、過電流
が検出され、例えば、往路の場合はホームポジションま
で戻り、復路の場合はその位置でロックしたまま停止す
ることとなる。
【0009】ホームポジションまで戻った場合は停止位
置以降の清掃が行われないだけで大きな問題は生じない
が、その位置でロックしたまま停止した状態で画像形成
が行われた場合、出力される画像は白抜け、白すじ等の
極めて異常な画像となり、問題であった。
【0010】上記問題を解決するため、特許28970
24に開示されている方法では、過電流検出手段に加え
て上述した計時手段を備え、ホームポジションからの移
動開始と同時に計時を開始し、所定時間内で清掃手段が
ロックした場合はホームポジションとリターンポジショ
ンの途中でロックしたものと判定し、清掃手段を強制的
にホームポジションへ戻すように制御している。
【0011】しかしながら、上述したように、チャージ
ワイヤ及びバックプレートに堆積したトナー汚れは不均
一であり、清掃手段がホームポジションとリターンポジ
ションの間を移動する時間は、トナー汚れの負荷バラツ
キのため必ずしも常に一定とは限らず、大幅に変動す
る。従って、特許2897024に開示されている方法
でも、清掃途中で本当にロックした場合とホームポジシ
ョンとリターンポジションに到着した場合の判断が難し
く、検出の信頼性が低く、問題であった。
【0012】結果的に、清掃手段が途中でロックし、異
常画像が発生した場合は、機械を停止させてサービスマ
ンコールを行なわざるを得ず、修理が完了するまでは当
該画像形成装置を使用することができないため、画像形
成装置の稼働率の低下とサービスに要する費用増加の一
因となっていた。
【0013】本発明は上述した従来の技術が有する問題
点に鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、画像
形成装置に使用するコロナ放電手段において、清掃部材
移動手段の移動範囲の両端部に位置検出手段を設け、帯
電器70においてどのような清掃異常が発生したとして
も、その状態を的確に判断し、適切な処理を実行するこ
とにより、コロナ放電手段の清掃異常に起因する異常画
像の発生を防止し、画像形成装置の稼働率向上とサービ
スコスト削減を可能とする画像形成装置の制御方法を提
供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1に記載の画像形成装置の制御方法は、コロ
ナを放電するチャージワイヤ及びバックプレートと、前
記チャージワイヤ及び前記バックプレートを清掃する清
掃部材と、前記清掃部材を把持し、前記チャージワイヤ
に沿ってホームポジションとリターンポジションの間を
往復移動する清掃部材移動手段とを有するコロナ放電手
段と、前記清掃部材移動手段を駆動する駆動手段と、前
記駆動手段に供給する駆動電流の過電流を検出する過電
流検出手段と、前記清掃部材移動手段が移動を開始した
時、同時に計時を開始する計時手段と、前記駆動電流を
制御する制御手段とを有する画像形成装置の制御方法で
あって、前記清掃部材移動手段が前記ホームポジション
又は前記リターンポジションに到達したことを検知する
停止位置検出手段を設け、前記計時手段で計時する所定
の時間内に、前記停止位置検出手段が前記清掃部材移動
手段の到達を検知しなかった時、又は、前記過電流検出
手段が過電流を検出した時、前記制御手段は前記コロナ
放電手段の清掃異常と判断し、前記駆動手段に供給する
前記駆動電流の状態を変化させることを特徴とする。
【0015】又、上記の目的を達成するために請求項2
に記載の画像形成装置の制御方法は、請求項1に記載の
画像形成装置の制御方法において、前記画像形成装置の
状態を表示する表示装置を設け、前記画像形成装置の電
源を投入した時、前記清掃部材移動手段が前記ホームポ
ジションに到達しているか否かを検知する検知ステップ
と、前記検知ステップの結果、前記清掃部材移動手段が
前記ホームポジションに到達していない場合、前記計時
手段の計時を開始し、前記清掃部材移動手段を前記ホー
ムポジションへ向けて移動させるステップと、前記計時
手段で計時する所定の時間内に前記清掃部材移動手段が
前記ホームポジションに到達しない場合、画像形成操作
を禁止すると共に、前記表示装置に清掃異常のメッセー
ジを表示するステップとを有することを特徴とする。
【0016】又、上記の目的を達成するために請求項3
に記載の画像形成装置の制御方法は、請求項1又は請求
項2に記載の画像形成装置の制御方法において、前記画
像形成装置の状態を表示する表示装置を設け、前記画像
形成装置の電源を投入した時、前記清掃部材移動手段が
前記ホームポジションに到達しているか否かを検知する
検知ステップと、電源投入時以前の画像形成回数が所定
の回数を超過したか否かを判断する判断ステップと、前
記検知ステップの結果、前記清掃部材移動手段が前記ホ
ームポジションに到達し、かつ、前記判断ステップの結
果、電源投入時以前の画像形成回数が所定の回数を超過
している場合、前記計時手段の計時を開始し、前記清掃
部材移動手段を前記リターンポジションへ向けて移動を
開始させるステップと、前記計時手段で計時する所定の
時間内に前記清掃部材移動手段が前記ホームポジション
から離脱しない場合、画像形成操作を禁止すると共に、
前記表示装置に清掃異常のメッセージを表示するステッ
プとを有することを特徴とする。
【0017】又、上記の目的を達成するために請求項4
に記載の画像形成装置の制御方法は、請求項2又は請求
項3に記載の画像形成装置の制御方法において、前記計
時手段で計時する所定の時間内に前記清掃部材移動手段
が前記リターンポジションへ到達しない場合、前記清掃
部材移動手段を前記ホームポジションへ向けて移動を開
始させるステップと、前記計時手段で計時する所定の時
間内に前記清掃部材移動手段が前記ホームポジションに
到達しなかった場合、画像形成操作を禁止すると共に、
前記表示装置に清掃異常のメッセージを表示するステッ
プとを有することを特徴とする。
【0018】又、上記の目的を達成するために請求項5
に記載の画像形成装置の制御方法は、請求項2〜4のい
ずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法において、
前記清掃部材移動手段が前記リターンポジションへ向け
て移動途中において前記過電流検出手段が過電流を検出
した時、前記駆動電流の向きを逆転させ前記清掃部材移
動手段を前記ホームポジションへ向けて移動を開始させ
るステップと、前記清掃部材移動手段が前記ホームポジ
ションへ向けて移動途中において前記過電流検出手段が
過電流を検出した時、前記駆動電流の向きを逆転させ前
記清掃部材移動手段を前記リターンポジションへ向けて
移動を開始させるステップと、前記計時手段で計時する
所定の時間内に前記清掃部材移動手段が前記リターンポ
ジションに到達した場合、前記清掃部材移動手段を前記
ホームポジションへ向けて移動を開始させるステップと
を有することを特徴とする。
【0019】又、上記の目的を達成するために請求項6
に記載の画像形成装置の制御方法は、請求項2〜5のい
ずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法において、
前記画像形成装置の電源を投入し、前記清掃部材移動手
段が前記リターンポジションへ向けて移動を開始した
後、前記過電流検出手段が過電流を検出した過電流検出
回数をカウントするステップと、前記過電流検出回数が
所定の回数を超過した時、画像形成操作を禁止すると共
に、前記表示装置に清掃異常のメッセージを表示するス
テップとを有することを特徴とする。
【0020】又、上記の目的を達成するために請求項7
に記載の画像形成装置の制御方法は、請求項2〜6のい
ずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法において、
前記駆動手段に異常電流が流れ込んだ時、溶断して前記
異常電流を遮断するヒューズと、前記ヒューズの溶断を
検知するヒューズ溶断検知手段と、前記駆動手段に電力
を供給する駆動電源と、前記駆動電源の出力電圧が所定
の範囲内にあるか否かを検知する出力電圧検知手段とを
設け、清掃異常の発生により画像形成操作を禁止した
時、前記ヒューズ溶断検知手段及び前記出力電圧検知手
段の検知結果に基づき、前記清掃異常の発生原因を判断
するステップと、前記表示装置に清掃異常のメッセージ
及び前記発生原因を表示するステップとを有することを
特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、画像形成装置である電子写
真方式の複写機に本発明の制御方法を適用した本発明の
一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0022】先ず、複写機の全体構成及び概略プロセス
について、複写機の概略断面図である図1に基づいて説
明する。
【0023】本実施の形態の複写機は、複写機本体の上
部に自動原稿送り装置1を設けるとともに、複写機本体
内に画像読取装置2、画像形成手段3、記録紙収納手段
4、搬送手段5、および、排紙・再給紙手段6を有して
いる。
【0024】自動原稿送り装置1は、複写機本体の上部
に設けられ、原稿を一枚ずつ送り出し、原稿の画像読取
位置へと搬送し、画像読取が終わった原稿を排紙する装
置である。自動原稿送り装置1は、原稿を載置する原稿
載置台11、原稿載置台11上に載置された原稿を分離
する原稿分離手段12、原稿分離手段12で分離された
原稿を搬送する原稿搬送手段13、原稿搬送手段13で
搬送された原稿を排紙する原稿排紙手段14、原稿排紙
手段14によって排紙された原稿を受け止め、載置する
原稿排紙台15、および、原稿の両面の画像を読み取る
際に原稿の表裏を反転させるための原稿反転手段16を
有している。
【0025】原稿載置台11上に載置された複数枚の原
稿は、原稿分離手段12によって分離され、1枚ずつ搬
送される。原稿分離手段12によって分離・搬送された
原稿は、原稿搬送手段13によって搬送され、下方に設
けられた画像読取装置2によって、スリット21を通し
て、原稿の画像が読み取られる。画像が読み取られた原
稿は、原稿排紙手段14によって、原稿排紙台15上へ
と排紙される。ところで、原稿の両面の画像を読み取る
際には、画像が読み取られた原稿は、原稿反転手段16
によって原稿の表裏が反転されて、再度、原稿搬送手段
13によって搬送され、画像読取手段によって、スリッ
ト21を通して、原稿の裏面の画像が読み取られる。そ
して、裏面の画像が読み取られた原稿は、原稿排紙手段
14によって、原稿排紙台15上へと排紙される。この
ような工程を、原稿載置台11上に載置された原稿の枚
数分繰り返され、原稿の画像が読み取られる。
【0026】また、自動原稿送り装置1は、一体に可倒
式に構成されており、この自動原稿送り装置1を起こし
てプラテンガラス22上を開放することにより、プラテ
ンガラス22上に原稿を直接載置することができるよう
に構成している。なお、本実施の形態では、原稿搬送手
段13によって原稿を搬送しながら、原稿の画像を読み
取るように構成しているが、原稿搬送手段13によって
搬送された原稿をプラテンガラス上に静止させた上で画
像を読み取るように構成してもよい。
【0027】画像読取装置2は、原稿の画像を読み取り
画像データを得る手段であり、複写機本体内の上部に設
けられている。この画像読取装置2は、自動原稿送り装
置1の原稿搬送手段13によって搬送されている原稿の
画像を読み取るためのスリット状の開口部であるスリッ
ト21、原稿を直接載置(静置)するための原稿台であ
るプラテンガラス22、原稿に光照射する光源であるラ
ンプ231と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー
232とを一体化している第1ミラーユニット23、第
1ミラー232からの光を反射させる第2ミラー241
と第3ミラー242とを一体化したVミラーユニット2
4と、スリット21上或いはプラテンガラス22上の原
稿からの反射光を後述のCCD26に結像させる結像手
段である結像レンズ25、および、結像レンズ25によ
って結像された光像を光電変換して画像情報を得る画像
読取手段であるライン状のCCD26を有している。
【0028】自動原稿送り装置1によって送られている
原稿を、画像読取装置2で読み取る際は、第1ミラーユ
ニット23及びVミラーユニット24は、図1において
左方に移動し、第1ミラーユニット23がスリット21
の下方に位置している。そして、原稿搬送手段13によ
ってスリット21上を搬送されている原稿を、ランプ2
31で光照射し、原稿から反射した光は、第1ミラー2
32、第2ミラー241、第3ミラー242、結像レン
ズ25を介して、CCD26に入射する。CCDでは、
入射した光を光電変換して、主走査方向(図1において
紙面垂直方向)の原稿の画像を読み取り、一方、原稿が
原稿搬送手段13によって副走査方向に移動されている
ので、原稿全面の画像を読み取ることができる。CCD
26で読み取った画像情報は、適宜、画像処理が施さ
れ、後述するレーザー書込系33に供される。
【0029】また、プラテンガラス22上に原稿が直接
載置された場合は、第1ミラーユニット23とVミラー
ユニット24とを、プラテンガラスに沿って、図1にお
いて右方向に移動させながら、原稿の画像を読み取るこ
とができる。
【0030】画像形成手段3は、画像読取手段2で得た
画像データに基づいて所定のプロセススピードで搬送さ
れている記録材である記録紙上に画像形成する手段であ
る。本実施の形態の画像形成手段3は、電子写真プロセ
スを用いて画像を形成するものである。画像形成手段3
は、光導電性感光層を有しトナー像を担持する像担持体
である感光体ドラム31と、感光体ドラム31を一様帯
電させる帯電器70、CCD26で読み取った画像情報
に基づいて、感光体ドラム31上を露光して潜像を形成
する露光手段であるレーザー書込系33、感光体ドラム
31上の潜像を現像してトナー像を形成する現像器3
4、感光体ドラム31上に担持されたトナー像を、別途
搬送されている記録紙上に転写する転写器35、トナー
像が転写された記録紙を感光体ドラム31上から分離す
る分離器36、転写された後に感光体ドラム31上に残
留したトナーを除去するクリーニング手段37、記録紙
上のトナー像を定着する定着手段38を有している。そ
して、感光体ドラム31の周囲に、帯電器70、レーザ
ー書込系33、現像器34、転写器35、分離器36、
クリーニング手段37が配置されている。
【0031】感光体ドラム31は、図示しない駆動手段
によって、矢示の方向に回転し、帯電器70による一様
帯電、後述するレジストローラ56から送り出された記
録紙の先端に同期せしめて露光が開始されたレーザー書
込系33による潜像形成、現像器34による現像がなさ
れて、CCD26によって読み取られた画像情報に基づ
いたトナー像が形成される。形成されたトナー像は、転
写器35によって、別途搬送されている記録紙上に転写
される。トナー像が転写された記録紙は、分離器36に
よって感光体ドラム31上から分離され、定着手段38
へと搬送され、そこで、加熱、加圧作用により、トナー
像が記録紙に定着される。一方、トナー像が記録紙へ転
写された感光体ドラム31は、さらに回転を続け、クリ
ーニング手段37によって、感光体ドラム31上に残留
したトナーが除去され、次の画像形成へと供される。
【0032】なお、本実施の形態では、感光体ドラム3
1とレジストローラ56との間の感光体ドラム31近傍
に、レジストローラ56から送り出された記録紙を搬送
するドラム前搬送ローラ39が設けられており、記録紙
の搬送力アップに寄与させている。また、分離器36と
定着手段38との間には、分離器36によって分離され
た記録紙を搬送するために、記録紙の下面側(画像形成
された側とは反対側)を支持し、搬送する搬送ローラ
(符号なし)及びベルト(符号なし)を設けている。
【0033】記録紙収納手段4は、複数枚の記録紙を積
層状態で収納する記録材収納手段である。本実施の形態
では、記録紙収納手段4として複数、すなわち、第1記
録紙収納手段4A、第2記録紙収納手段4B、第3記録
紙収納手段4C有しており、これら記録紙収納手段4A
〜4Cを、画像形成手段3の下方に多段配置している。
これら記録紙収納手段4A〜4Cに収納される記録材と
しては、普通紙や再生紙など記録紙の他に、OHPシー
トなど種々の媒体がある。
【0034】搬送手段5は、記録紙収納手段4から画像
形成手段3へと記録材を搬送する搬送手段であり、各記
録紙収納手段4A〜4Cそれぞれに収納された記録紙を
画像形成手段3へと搬送できるように構成している。
【0035】排紙・再給紙手段6は、搬送手段5によっ
て搬送された記録紙上に、画像形成手段3で画像形成さ
れた記録紙を、排紙或いは再給紙するための手段であ
る。この排紙・再給紙手段6は、トナー像が定着された
記録紙を定着手段38から排出する定着排出ローラ6
1、定着排出ローラ61により排出された記録紙をその
まま機外へ排出する場合と表裏反転させた後排出する或
いは裏面に画像形成するために再給紙する場合とで搬送
路を切り替える切替手段62、記録紙を機外に排出する
ための排紙ローラ63、複写機の側面に設けられ排紙ロ
ーラ63により排出された記録紙を積載する排紙トレイ
64、再給紙される記録紙の表裏を反転させる反転手段
65、及び、反転手段65で反転された記録紙を画像形
成手段3へと再給紙する再給紙手段66を有している。
【0036】画像形成された記録紙をそのまま、すなわ
ち、画像形成された面を上側にして排出する場合は、切
替手段62を図1において一点鎖線で示す位置に位置さ
せ、定着排出ローラ61、排紙ローラ63によって、機
外の排紙トレイ64へと排出する。また、画像形成され
た記録紙の表裏を反転させて排紙、すなわち、画像形成
された面を下側にして排出する場合は、切替手段62を
図1において実線で示す位置に位置させ、定着排出ロー
ラ61により搬送される記録紙を、一旦、反転手段65
の方向へ搬送し、記録紙が切替手段62を通過した後、
搬送方向を逆転させて、排紙ローラ63によって機外の
排紙トレイ64へと排出する。一方、記録紙の裏面に画
像形成する場合は、切替手段62を図1において実線で
示す位置に位置させ、定着排出ローラ61により搬送さ
れる記録紙を、反転手段65の方向に搬送し、反転手段
65によってスイッチバックを行わせることにより表裏
反転を施し、再給紙手段66へと搬送する。再給紙手段
66まで搬送された記録紙は、後述するループ形成ロー
ラ55と後述する中間搬送ローラ541との間で搬送路
に合流し、記録紙収納手段4からの給紙と同様に、画像
形成手段3へと搬送される。
【0037】次に、本実施の形態において適用した帯電
器70の構成及び動作について、帯電器70の側断面図
及び付随する各ブロックの構成を示す図2、上面を示す
図3、及び、下面を示す図4に基づいて説明する。尚、
図2、図3及び図4において、帯電器70の中間部は省
略して示している。
【0038】帯電器70は着脱可能なユニットとして構
成した所謂コロナ放電装置であり、金属板を矩形状に成
形したバックプレート72の両端部にエンドブロック7
7a、77bを一体に固定し、バックプレート72で囲
まれる空間内に2本のチャージワイヤ71a、71bを
平行に張架するよう、チャージワイヤ71a、71bの
左端部に取り付けた掛止リング71cをスプリング75
を介してエンドブロック77a内に設けた掛止突起76
aに掛止し、右端部の掛止リング71dをエンドブロッ
ク77b内に設けた掛止突起76bに掛止している。こ
のため、チャージワイヤ71a、71bはエンドブロッ
ク77a、77bに設けた支持突起74a、74bの間
で略水平に張架されている。但し、図2においては、後
述する清掃途中を示しているので、後述する清掃部材移
動手段73によりチャージワイヤ71a、71bが押圧
されて変形している状態を示している。
【0039】又、バックプレート72の下側の開口部は
感光体ドラム31と対向し、チャージワイヤ71a、7
1bが図示しない駆動回路による高電圧の印加でコロナ
放電を行って回転中の感光体ドラム31を一様に帯電さ
せる。
【0040】ここで、清掃部材移動手段73の構成模式
図を図5に、背面斜視図を図6に、前面斜視図を図7に
示す。図5及び図6に示すように、清掃部材保持レバー
732はその先端凹部に清掃部材91、92を接着・保
持すると共に、一体成形された側壁732a、732b
に形成された軸突起736a、736bを有し、軸突起
736a、736bはベース731と一体成形された支
持壁731a、731bに形成された軸穴に回動自在に
嵌合している。
【0041】チャージワイヤ71a、71b及びバック
プレート72の清掃時、清掃部材保持レバー732は、
バネ735によりバネ付勢されているので、図5の実線
で示す位置にあり、清掃部材保持レバー732の上側に
形成されたベース731の凹部には、図7に示すよう
に、もう一方の清掃部材93、94が接着・保持されて
いる。チャージワイヤ71a、71bは、清掃部材9
1、92と清掃部材93、94の間を通るよう張架され
ているので、清掃時は清掃部材91、92によって押圧
され図2に示す如く変形している。
【0042】又、清掃部材移動手段73のベース731
の上面にはバックプレート72を清掃するための清掃部
材96が接着・保持され、側壁738には清掃部材95
が接着・保持されている。
【0043】チャージワイヤ71a、71b及びバック
プレート72の清掃が行われない時、清掃部材移動手段
73は移動範囲の左端部の待機位置(即ち、ホームポジ
ション)に位置し、清掃部材保持レバー732後部の凸
部732cをエンドブロック77aと一体成形された突
当部86に突き当てた状態で停止している。このため、
清掃部材保持レバー732は持ち上げられ、図5の破線
で示す位置にあり、チャージワイヤ71a、71bは、
清掃部材91、92による押圧から解放される結果、支
持突起74a、74bの間で略水平に張架されている。
【0044】清掃部材移動手段73のベース731は、
図3に示す移動ベース79と一体に形成され、バックプ
レート72に設けた長穴72aを通して移動ベース79
と結合している。従って、移動ベース79の移動と共
に、ベース731はチャージワイヤ71a、71bに沿
って移動する。移動ベース79は、軸棒にワイヤを螺旋
状に巻いて形成した螺旋軸78と嵌合する嵌合部79b
を有し、嵌合部79bは螺旋状ワイヤに螺合するメス溝
を有しているので、螺旋軸78の回転によって移動ベー
ス79は螺旋軸78に沿って略水平に移動する。
【0045】螺旋軸78はエンドブロック77a、77
bのそれぞれに設けた支持突起87a、87bにより支
持され、支持突起87aの左方へ突き出した部分にギア
歯車78aが固着されている。ギア歯車78aは、連結
爪80cと一体成形されたもう一方のギア歯車80aと
歯合し、連結爪80cから伝達される垂直方向の回転駆
動力を水平方向の回転駆動力へ変換している。
【0046】連結部80では、下方の連結爪80cと上
方の連結爪80dが着脱自在に連結しているので、減速
機構81を通してモータ82の回転駆動力が螺旋軸78
へ伝達される。即ち、帯電器70の交換に際して、モー
タを含めず帯電器70のみを交換することができるよ
う、モータ82及び減速機構81は図示しない複数のネ
ジにより複写機本体のシャーシ83に取り付け、着脱自
在な連結部80のみで回転駆動力を帯電器70へ伝達す
る構成としている。
【0047】移動ベース79には、更に、遮光板79a
が設けられ、遮光板79aの端部が清掃部材移動手段7
3の移動両端位置において停止位置検出手段としての停
止位置センサ84、85の間隙に挿入されるよう配置さ
れている。停止位置センサ84、85は発光素子と受光
素子のペアから成るフォトインタラプタで構成され、遮
光板79aの端部が発光素子と受光素子の間隙に挿入さ
れた時点で、その出力が「H」から「L」に変化し、位
置検出信号として後述する制御部100へ送信する。
【0048】モータ82は検出抵抗R及びヒューズFを
通してモータ駆動回路101から供給される駆動電流に
より駆動され、後述する制御部100は、モータ駆動回
路101へコマンド信号を送り、モータ82に供給する
駆動電流をオン/オフする制御及び電流の向きを順方向
/逆方向に切り替える制御を行っている。
【0049】又、駆動電源105はモータ82へ供給さ
れる駆動電力をモータ駆動回路101へ供給している。
出力電圧検知手段としての出力電圧検知回路106は電
圧比較用のコンパレータ回路で構成され、駆動電源10
5の出力電圧が所定の範囲内(例えば、24±3V)に
あるか否かを検知し、所定の範囲を逸脱した時はその出
力が「H」から「L」に変化し、出力電圧検知信号とし
て後述する制御部100へ送信する。
【0050】検出抵抗Rは数オーム程度の充分小さい値
に選ばれ、その両端の電圧は過電流検出手段としての過
電流検出回路102に送られる。過電流検出回路102
では、検出抵抗Rの両端に発生する微少電位差を増幅し
た後、コンパレータ回路により所定の電圧レベルと比較
し、増幅した電位差が所定の電圧レベルを越えた時(即
ち、モータ82に供給する駆動電流が所定の電流値を越
えた時)、その出力を「H」から「L」に変化し、過電
流検出信号として後述する制御部100へ送信する。
尚、モータ駆動回路101は定電圧駆動によりモータ8
2へ駆動電流を供給しているので、モータ82の負荷の
変動に応じて駆動電流は変動し、モータ82がロック状
態では大きな過電流が流れる。又、駆動電流が逆方向で
ある場合は、増幅した電位差を更に反転回路により順方
向に変換した後、所定の電圧レベルと比較するよう回路
を構成している。
【0051】ヒューズFは、モータ82や回路配線途上
で発生するショート等の異常事態に備えて、異常電流が
モータ82に流れ込んだ時、溶断させるために設けら
れ、その両端の電圧はヒューズ溶断検知手段としてのヒ
ューズ溶断検知回路104に送られる。ヒューズ溶断検
知回路104では、ヒューズFの両端に電位差が発生し
た時(即ち、ヒューズFが溶断した時)、その出力を
「H」から「L」に変化し、ヒューズ溶断検知信号とし
て後述する制御部100へ送信する。
【0052】後述する制御部100は、モータ駆動回路
101へオンコマンド信号を送った時、同時に、計時手
段としての計時回路103へ計時開始のコマンド信号送
り、計時回路103は計時を開始する。計時回路103
はクロック信号をカウントするカウンタ回路から構成さ
れ、計時開始後の計時データを後述する制御部100へ
送っている。尚、計時回路103の計時データは、停止
位置センサ85の出力が「H」から「L」に変化した
時、リセットされ、再度計時を開始するよう構成してい
る。
【0053】制御部100は、中央演算処理装置(CP
U)やメモリ(RAM、ROM)、クロック、タイマ
ー、入出力回路(I/O)、各種制御回路などから構成
され、単に上述した帯電器70の清掃部材移動手段73
を駆動するモータ82のモータ駆動回路101に対する
制御だけでは無く、本発明の画像形成装置の実施の形態
における、上述した複写プロセスに必要な制御を全て実
行するよう構成されている。
【0054】次に、上記のように構成した帯電器70の
基本清掃動作につき説明する。帯電器70の前回の清掃
が完了した後、前述した画像形成プロセスにより2万枚
程度の画像形成が完了し、次に複写機の電源が投入され
た時、制御部100は、帯電器70の清掃を開始するた
め、モータ駆動回路101へ順方向/オンコマンド信号
を送り、計時回路103へ計時開始のコマンド信号送
る。
【0055】モータ駆動回路101から供給される駆動
電流によりモータ82が起動し、その回転駆動力が、減
速機構81、連結部80及びギア歯車80a、78aを
通して螺旋軸78へ伝達される。螺旋軸78の回転に伴
い、螺旋軸78に嵌合部79bにより螺合する移動ベー
ス79は螺旋軸78に沿って略水平に移動し、それと結
合する清掃部材移動手段73のベース731はチャージ
ワイヤ71a、71bに沿って移動を開始する。
【0056】清掃部材移動手段73がホームポジション
から離れるに従い、清掃部材保持レバー732後部の凸
部732cが突当部86から離れるため、チャージワイ
ヤ71a、71bは清掃部材保持レバー732に押圧さ
れる結果、清掃部材91、92と清掃部材93、94の
間で図2に示す如く変形した状態となる。
【0057】更に、清掃部材移動手段73がリターンポ
ジションの方向へ移動するに伴い、チャージワイヤ71
a、71bは清掃部材91、92と清掃部材93、94
の間で摺擦・清掃され、バックプレート72もベース7
31の上面に接着・保持された清掃部材96及び側壁7
38に接着・保持された清掃部材95により同時に摺擦
・清掃される。
【0058】清掃部材移動手段73がリターンポジショ
ンに到達し、遮光板79aの右端部が停止位置センサ8
5の発光素子と受光素子の間隙に挿入された時点で、停
止位置センサ85の出力が「H」から「L」に変化し、
それを検知した制御部100はモータ駆動回路101へ
逆方向/オンコマンド信号を送る。これにより、モータ
82は逆転し、清掃部材移動手段73は往路と同様にチ
ャージワイヤ71a、71b及びバックプレート72を
清掃しながらホームポジションへ移動する。
【0059】清掃部材移動手段73が再びホームポジシ
ョンに到達し、遮光板79aの左端部が停止位置センサ
84の発光素子と受光素子の間隙に挿入された時点で、
停止位置センサ84の出力が「H」から「L」に変化
し、それを検知した制御部100はモータ駆動回路10
1へオフコマンド信号を送る。
【0060】モータ駆動回路101がオフコマンド信号
を受けた時点では、清掃部材保持レバー732後部の凸
部732cが突当部86に充分突き当たっていないの
で、モータ駆動回路101内に設けたタイマーにより設
定した短時間の間モータ82へ駆動電流を流し続け、凸
部732cを突当部86へ充分突き当て、チャージワイ
ヤ71a、71bが清掃部材733による押圧から解放
され、支持突起74a、74bの間で略水平に張架され
た時点で駆動電流が実質的に停止する。
【0061】上記は順調に清掃動作が行われた場合の基
本清掃動作プロセスであり、前述した如く、実際にはト
ナーの固着等の原因により、清掃部材移動手段73が移
動できず清掃途中でロックしてしまう場合、或いは異常
に清掃速度が遅くなる等の場合がある。以下に、そのよ
うな異常発生の場合を含め、帯電器70の清掃動作に対
して実行される、本発明に係わる制御方法に付き、図8
〜図10に示すフローチャートに基づき、詳細に説明す
る。尚、以下に述べるフローチャートにおいて、特に断
らない限り、全ての判断ステップは制御部100におい
て行われ、その結果に基づき、制御部100より制御の
対象となる各部へ制御コマンド信号が送出され、上述し
た基本動作に準じて処理が実行されるものとする。
【0062】図8はオペレータによって複写機の電源が
投入され、複写機の立ち上げ初期状態における、帯電器
70に対する処理を示すフローチャートである。
【0063】図8において、オペレータによって複写機
の電源がオンとなった時(ステップ1)、先ず、ヒュー
ズ溶断検知回路104の検知出力に基づき、ヒューズF
が溶断しているか否かが検知・判断される(ステップF
1)。溶断している場合は、モータ82を駆動できない
ため、以降の処理を中断しステップ5へ移行し、図示し
ない操作入力パネルからのオペレータによる入力を禁止
し、全ての画像形成動作を停止する(ステップ5)。
又、図示しない表示装置に「清掃異常により画像形成動
作を停止した」旨を表示する(ステップ6)。尚、ステ
ップF1は帯電器70の清掃動作が継続している間、常
時、実行され、ヒューズFの溶断が検知された時は、即
時、帯電器70における処理を中断しステップ5へ移行
する。
【0064】溶断していない場合は、以下に述べる処理
フローが開始・実行される。最初に、停止位置センサ8
4の検知出力に基づき、清掃部材移動手段73(以下、
清掃手段とも称す)がホームポジションに到達している
か否かが検知・判断される(ステップ2)。到達してい
る場合は、後述する図9に示すフローチャートの冒頭A
へ移行する。到達していない場合は、計時手段としての
計時回路103を起動し計時を開始すると共に、清掃手
段をホームポジションへ向けて移動を開始する(ステッ
プ3)。
【0065】清掃手段がホームポジションへ向けて移動
を開始した後、計時回路103で計時する所定の時間内
(本実施の形態においては、以下に述べる全ての所定の
時間を15秒に設定している)に清掃手段がホームポジ
ションに到達したか否かが、停止位置センサ84の検知
出力に基づき、判断される(ステップ4)。到達した場
合は、後述する図9に示すフローチャートの冒頭Aへ移
行する。所定の時間内に到達しない場合は、帯電器70
で発生した何らかの異常により清掃手段が移動できない
状態であり、形成される画像に異常が生じると予想され
るので、図示しない操作入力パネルからのオペレータに
よる入力を禁止し、全ての画像形成動作を停止する(ス
テップ5)。又、図示しない表示装置に「清掃異常によ
り画像形成動作を停止した」旨を表示する(ステップ
6)。
【0066】図9は上記過程により、清掃手段がホーム
ポジションに到達していて、清掃可能の状態にある場
合、その後の処理過程を示すフローチャートである。
【0067】先ず、制御部100に記憶されている今回
の電源投入時以前の画像形成回数が所定の回数(本実施
の形態においては、所定の回数を2万回に設定してい
る)を超過したか否かが判断される(ステップ7)。超
過していない場合は、チャージワイヤ71a、71b及
びバックプレート72の清掃を実施する時期に至ってい
ないので、清掃非実施で、そのまま清掃動作を終了する
(ステップ8)。
【0068】ステップ7において、画像形成回数が所定
の回数を超過している場合は、計時手段としての計時回
路103を起動し計時を開始すると共に、清掃手段をリ
ターンポジションへ向けて移動を開始する(ステップ
9)。
【0069】清掃手段がリターンポジションへ向けて移
動を開始した後、計時回路103で計時する所定の時間
内に清掃手段がホームポジションを離脱したか否かが、
停止位置センサ84の検知出力に基づき、判断される
(ステップ10)。所定の時間内に離脱しなかった場
合、清掃が実行できず、形成される画像に異常が生じる
恐れがあるので、図8で示すステップ5へ移行し、図示
しない操作入力パネルからのオペレータによる入力を禁
止し、全ての画像形成動作を停止する(ステップ5)。
又、図示しない表示装置に「清掃異常により画像形成動
作を停止した」旨を表示する(ステップ6)。
【0070】図9に戻り、ステップ10において、所定
の時間内に離脱した場合は、更に、所定の時間内に清掃
手段がリターンポジションへ到達したか否かが、停止位
置センサ85の検知出力に基づき、判断される(ステッ
プ11)。
【0071】ステップ11において、所定の時間内に清
掃手段がリターンポジションへ到達しなかった場合は、
トナー汚れの固着等の異常により清掃手段の移動速度が
極めて遅くなり、ロックする可能性がある状態と判断
し、所定の時間経過後の清掃を中断し、計時開始と共
に、ホームポジションへ向けて移動を開始する(ステッ
プ12)。次に、計時回路103で計時する所定の時間
内に清掃手段がホームポジションへ到達したか否かが、
停止位置センサ84の検知出力に基づき、判断される
(ステップ13)。到達した場合、清掃手段がリターン
ポジションまで到達しないままホームポジションへ帰還
したことになるので、チャージワイヤ71a、71b及
びバックプレート72の清掃未実施部分が残されている
が、そのまま清掃動作を終了させる(ステップ14)。
【0072】ステップ13において、所定の時間内に清
掃手段がホームポジションへ到達しなかった場合、トナ
ー汚れの固着等の異常により清掃手段の移動速度が極め
て遅くなり、ホームポジションへ帰還できない状態であ
り、形成される画像に異常が生じると予想されるので、
図示しない操作入力パネルからのオペレータによる入力
を禁止し、全ての画像形成動作を停止する(ステップ1
5)。又、図示しない表示装置に「清掃異常により画像
形成動作を停止した」旨を表示する(ステップ16)。
【0073】ステップ11において、所定の時間内に清
掃手段がリターンポジションへ到達した場合は、計時開
始と共に、リターンポジションからホームポジションへ
向けて移動を開始する(ステップ17)。次に、計時回
路103で計時する所定の時間内に清掃手段がホームポ
ジションへ到達したか否かが、停止位置センサ84の検
知出力に基づき、判断される(ステップ18)。到達し
なかった場合は、上述したステップ15へ移行する。到
達した場合は、チャージワイヤ71a、71b及びバッ
クプレート72の清掃を完全に実行したこととなり、清
掃完了として清掃動作を終了する(ステップ19)。
【0074】図10は、図9に示すステップ7において
電源投入時以前の画像形成回数が所定の回数を超過した
と判断された後、図9に示すフローと平行して実行され
る過電流検出に基づく処理のフローチャートである。
【0075】図10において、電源投入時以前の画像形
成回数が所定の回数を超過している場合は、計時手段と
しての計時回路103を起動し計時を開始すると共に、
清掃手段をリターンポジションへ向けて移動を開始する
(ステップ20)。
【0076】次に、清掃手段がリターンポジションへ向
けて移動途中において、過電流検出回路102の出力に
基づき、過電流が検出されたか否かが判断される(ステ
ップ21)。過電流が検出されなかった場合は、更に、
清掃手段が所定の時間内にリターンポジションへ到達し
たか否かが判断される(ステップ22)。リターンポジ
ションへ到達しなかった場合は、図9に示すステップ1
2へ移行し、到達した場合は、計時開始と共に、リター
ンポジションからホームポジションへ向けて移動を開始
する(ステップ23)。
【0077】ステップ21において、過電流が検出され
た場合は、チャージワイヤ71a、71b又はバックプ
レート72に堆積したトナー汚れによって清掃手段がリ
ターンポジションへ向けて移動できずロックした状態と
判断し、ロック状態を離脱するためモータ駆動回路10
1へ逆方向/オンコマンド信号を送り、駆動電流を逆転
させ、計時開始と共に、清掃手段をロックした場所から
ホームポジションへ向けて移動を開始させる(ステップ
23)。
【0078】次に、清掃手段がホームポジションへ向け
て移動途中において、過電流検出回路102の出力に基
づき、過電流が検出されたか否かが判断される(ステッ
プ24)。過電流が検出されなかった場合は、図9に示
すステップ13へ移行する。
【0079】ステップ24において、過電流が検出され
た場合は、チャージワイヤ71a、71b又はバックプ
レート72に堆積したトナー汚れによって清掃手段がホ
ームポジションへ向けて移動できずロックした状態と判
断される。この場合、制御部100はステップ20以降
の過程で過電流を検出した回数をカウントし記憶した後
(ステップ25)、記憶した過電流検出回数が所定の回
数(本実施の形態では、所定の回数を5回に設定してい
る)を超過したか否かが判断される(ステップ26)。
超過していない場合は、ステップ20へ戻り、ロック状
態を離脱するためモータ駆動回路101へ順方向/オン
コマンド信号を送り、駆動電流を逆転させ、計時開始と
共に、清掃手段をロックした場所からリターンポジショ
ンへ向けて移動を開始させる。
【0080】即ち、図10に示すフローチャートでは、
清掃手段の往路及び復路の両方の移動過程で過電流が検
出されロック状態が検知された時、過電流検出回数が所
定の回数に達するまで清掃手段を繰り返し往復移動さ
せ、ロック状態から離脱するよう、清掃手段の移動を制
御する構成としている。
【0081】ステップ26において、過電流検出回数が
所定の回数を超過した場合は、清掃手段がロック状態か
ら離脱できない異常な状態であり、メンテナンス作業に
よって異常状態を解消する必要があるため、図示しない
操作入力パネルからのオペレータによる入力を禁止し、
全ての画像形成動作を停止する(ステップ27)。又、
図示しない表示装置に「清掃異常により画像形成動作を
停止した」旨を表示する(ステップ28)。
【0082】上述したように、本発明に係わる制御方法
を適用した画像形成装置の実施の形態においては、帯電
手段としての帯電器70に設けた清掃部材移動手段73
の移動を、停止位置センサ84、85、過電流検出回路
102及び計時回路103において検出した検出結果及
び計時結果に基づき、制御部100が統括的に制御でき
るよう制御方法を構成したので、帯電器70においてど
のような清掃異常が発生したとしても、その状態を的確
に判断し、適切な処理を実行することが可能となり、清
掃異常に起因する異常画像の発生を防止することができ
ると共に、サービスマンコールの頻度を減少させ、画像
形成装置の稼働率向上を図ることができる。
【0083】上述した実施の形態では、複写機の電源が
オンとなった時、ヒューズFが溶断しているか否かを検
知・判断し(ステップF1)、ステップF1は帯電器7
0の清掃動作が継続している間、常時、実行され、ヒュ
ーズFの溶断が検知された時は、即時、帯電器70にお
ける処理を中断しステップ5へ移行する制御方法とし
た。一方、常時、ヒューズFの溶断を検知するのではな
く(即ち、ステップF1を削除し)、何らかの清掃異常
の発生により画像形成操作入力を禁止した時(図8のス
テップ5、図9のステップ15、図10のステップ2
7)、ヒューズ溶断検知回路104及び出力電圧検知回
路106の検知結果に基づき、前記清掃異常の発生原因
を判断した後、前記表示装置に清掃異常のメッセージ及
び前記発生原因を表示するよう制御方法を構成すること
もできる。次に、このように制御方法を構成した場合に
おける、画像形成操作入力を禁止した時点以降のフロー
チャートを図11に示し、詳細に付き説明する。
【0084】図11において、何らかの清掃異常の発生
により画像形成操作入力を禁止した時(図8のステップ
5、図9のステップ15、図10のステップ27)、出
力電圧検知回路106の検知結果に基づき、駆動電源1
05の出力電圧が所定の範囲内(例えば、24±3V)
にあるか否かを判断する(ステップ29)。所定の範囲
を逸脱している場合は、図示しない表示装置に「清掃異
常により画像形成動作を停止した」旨を表示すると共
に、異常原因として「駆動電源電圧異常である」旨を表
示する(ステップ30)。
【0085】ステップ29において、駆動電源105の
出力電圧が所定の範囲内にある場合は、更に、ヒューズ
溶断検知回路104の検知結果に基づき、ヒューズFが
溶断しているか否かを判断する(ステップ31)。溶断
している場合は、図示しない表示装置に「清掃異常によ
り画像形成動作を停止した」旨を表示すると共に、異常
原因として「ヒューズ溶断異常である」旨を表示する
(ステップ32)。
【0086】ステップ31において、ヒューズFが溶断
していない場合は、図示しない表示装置に「清掃異常に
より画像形成動作を停止した」旨を表示すると共に、異
常原因として「その他異常である」旨を表示する(ステ
ップ33)。
【0087】上記のように制御方法を構成したことによ
り、何らかの清掃異常の発生に伴い画像形成操作入力が
禁止された場合でも、その異常発生原因も併せて表示さ
れるので、更に、その異常状態を的確に把握し、適切な
処理を実行することが可能となり、帯電器70の清掃異
常に対するスピーディな対応と、サービスコストの低減
を図ることができる。
【0088】尚、上述した実施の形態においては、像担
持体を一様帯電させる帯電手段としての帯電器70に対
して本発明に係わる制御方法を適用した例を示したが、
トナー像を記録紙に転写する転写手段としての転写器3
5、記録紙を像担持体から分離する分離手段としての分
離器36に対しても上述した実施の形態と同様に本発明
に係わる制御方法を適用できることはいうまでもない。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による画像
形成装置の制御方法によれば、帯電手段に設けた清掃部
材移動手段の移動を、停止位置検出手段、過電流検出手
段及び計時手段において検出する検出結果及び計時結果
に基づき、制御手段が統括的に制御するよう制御方法を
構成したことにより、コロナ放電手段においてどのよう
な清掃異常が発生したとしても、その状態を的確に判断
し、適切な処理を実行することが可能となり、清掃異常
に起因する異常画像の発生を防止することができると共
に、サービスマンコールの頻度を減少させ、稼働率向上
を図ることができる画像形成装置の制御方法を提供でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の実施の形態に
おける、複写機の全体構成を示す概略断面図である。
【図2】本発明に係わる帯電器の側断面図及び付随する
各ブロックの構成図である。
【図3】本発明に係わる帯電器の上面を示す図である。
【図4】本発明に係わる帯電器の下面を示す図である。
【図5】清掃部材移動手段の構成を示す構成模式図であ
る。
【図6】清掃部材移動手段の背面斜視図である。
【図7】清掃部材移動手段の前面斜視図である。
【図8】複写機の電源が投入され、複写機の立ち上げ初
期状態における、帯電器に対する処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】清掃部材移動手段がホームポジションに到達し
ていて、清掃可能の状態にある場合、その後の帯電器に
対する処理過程を示すフローチャートである。
【図10】電源投入時以前の画像形成回数が所定の回数
を超過したと判断された後、図9に示すフローと平行し
て実行される過電流検出に基づく帯電器に対する処理の
フローチャートである。
【図11】画像形成操作入力を禁止した時点以降の処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置 2 画像読取装置 3 画像形成手段 4 記録紙収納手段 5 搬送手段 6 排紙・再給紙手段 70 帯電器 73 清掃部材移動手段 80 連結部 82 モータ 100 制御部 101 モータ駆動回路 103 計時回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H003 AA12 AA15 CC01 EE08 2H027 DA01 DA21 DA38 DA41 DE05 DE07 DE09 EC06 EC10 ED03 ED27 EE04 EH01 EK04 EK11 GB01 GB07 HA04 HB02 HB07 HB19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コロナを放電するチャージワイヤ及びバ
    ックプレートと、前記チャージワイヤ及び前記バックプ
    レートを清掃する清掃部材と、前記清掃部材を把持し、
    前記チャージワイヤに沿ってホームポジションとリター
    ンポジションの間を往復移動する清掃部材移動手段とを
    有するコロナ放電手段と、前記清掃部材移動手段を駆動
    する駆動手段と、前記駆動手段に供給する駆動電流の過
    電流を検出する過電流検出手段と、前記清掃部材移動手
    段が移動を開始した時、同時に計時を開始する計時手段
    と、前記駆動電流を制御する制御手段とを有する画像形
    成装置の制御方法であって、前記清掃部材移動手段が前
    記ホームポジション又は前記リターンポジションに到達
    したことを検知する停止位置検出手段を設け、前記計時
    手段で計時する所定の時間内に、前記停止位置検出手段
    が前記清掃部材移動手段の到達を検知しなかった時、又
    は、前記過電流検出手段が過電流を検出した時、前記制
    御手段は前記コロナ放電手段の清掃異常と判断し、前記
    駆動手段に供給する前記駆動電流の状態を変化させるこ
    とを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置の状態を表示する表示
    装置を設け、前記画像形成装置の電源を投入した時、前
    記清掃部材移動手段が前記ホームポジションに到達して
    いるか否かを検知する検知ステップと、前記検知ステッ
    プの結果、前記清掃部材移動手段が前記ホームポジショ
    ンに到達していない場合、前記計時手段の計時を開始
    し、前記清掃部材移動手段を前記ホームポジションへ向
    けて移動させるステップと、前記計時手段で計時する所
    定の時間内に前記清掃部材移動手段が前記ホームポジシ
    ョンに到達しない場合、画像形成操作を禁止すると共
    に、前記表示装置に清掃異常のメッセージを表示するス
    テップとを有することを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置の状態を表示する表示
    装置を設け、前記画像形成装置の電源を投入した時、前
    記清掃部材移動手段が前記ホームポジションに到達して
    いるか否かを検知する検知ステップと、電源投入時以前
    の画像形成回数が所定の回数を超過したか否かを判断す
    る判断ステップと、前記検知ステップの結果、前記清掃
    部材移動手段が前記ホームポジションに到達し、かつ、
    前記判断ステップの結果、電源投入時以前の画像形成回
    数が所定の回数を超過している場合、前記計時手段の計
    時を開始し、前記清掃部材移動手段を前記リターンポジ
    ションへ向けて移動を開始させるステップと、前記計時
    手段で計時する所定の時間内に前記清掃部材移動手段が
    前記ホームポジションから離脱しない場合、画像形成操
    作を禁止すると共に、前記表示装置に清掃異常のメッセ
    ージを表示するステップとを有することを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の画像形成装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記計時手段で計時する所定の時間内に
    前記清掃部材移動手段が前記リターンポジションへ到達
    しない場合、前記清掃部材移動手段を前記ホームポジシ
    ョンへ向けて移動を開始させるステップと、前記計時手
    段で計時する所定の時間内に前記清掃部材移動手段が前
    記ホームポジションに到達しなかった場合、画像形成操
    作を禁止すると共に、前記表示装置に清掃異常のメッセ
    ージを表示するステップとを有することを特徴とする請
    求項2又は請求項3に記載の画像形成装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記清掃部材移動手段が前記リターンポ
    ジションへ向けて移動途中において前記過電流検出手段
    が過電流を検出した時、前記駆動電流の向きを逆転させ
    前記清掃部材移動手段を前記ホームポジションへ向けて
    移動を開始させるステップと、前記清掃部材移動手段が
    前記ホームポジションへ向けて移動途中において前記過
    電流検出手段が過電流を検出した時、前記駆動電流の向
    きを逆転させ前記清掃部材移動手段を前記リターンポジ
    ションへ向けて移動を開始させるステップと、前記計時
    手段で計時する所定の時間内に前記清掃部材移動手段が
    前記リターンポジションに到達した場合、前記清掃部材
    移動手段を前記ホームポジションへ向けて移動を開始さ
    せるステップとを有することを特徴とする請求項2〜4
    のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置の電源を投入し、前記
    清掃部材移動手段が前記リターンポジションへ向けて移
    動を開始した後、前記過電流検出手段が過電流を検出し
    た過電流検出回数をカウントするステップと、前記過電
    流検出回数が所定の回数を超過した時、画像形成操作を
    禁止すると共に、前記表示装置に清掃異常のメッセージ
    を表示するステップとを有することを特徴とする請求項
    2〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記駆動手段に異常電流が流れ込んだ
    時、溶断して前記異常電流を遮断するヒューズと、前記
    ヒューズの溶断を検知するヒューズ溶断検知手段と、前
    記駆動手段に電力を供給する駆動電源と、前記駆動電源
    の出力電圧が所定の範囲内にあるか否かを検知する出力
    電圧検知手段とを設け、清掃異常の発生により画像形成
    操作を禁止した時、前記ヒューズ溶断検知手段及び前記
    出力電圧検知手段の検知結果に基づき、前記清掃異常の
    発生原因を判断するステップと、前記表示装置に清掃異
    常のメッセージ及び前記発生原因を表示するステップと
    を有することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項
    に記載の画像形成装置の制御方法。
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