JP2011007850A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像読取装置において、判断手段は、放電検出部の検出結果に基づいて感光ドラムと現像ローラとの間で放電が発生したと判定すると、感光ドラムと現像ローラとを逆回転させて、再び放電が発生したと判定した場合には、現像ローラに印加されている現像バイアスを放電が発生する現像バイアスであると最終的に判断する。
【選択図】図3
Description
しかしながら、交流電圧のピーク電圧が大きすぎると、感光ドラムと現像ローラとの間の隙間で放電が発生する。そして、当該放電によって感光ドラム表面の電位が変化してしまうことで、静電潜像が乱れ、形成される画像の品質が劣化してしまう。
このように、画像読取装置では、放電が発生したと判定した後に、感光ドラムと現像ローラとを逆回転させることで、放電が発生した感光ドラムの面と現像ローラ面とを再び対向させて放電を再確認する為、ノイズの影響による放電の誤検出を抑えることができる。
まず、本実施形態に係る複写機Aの構成について、図1及び図2を参照して、説明する。図1は、本実施形態に係る複写機Aの機能ブロック図であり、図2は、本実施形態に係る複写機Aの概略構成を示す透視正面図である。
画像読取部1は、ADF(自動原稿送り装置)とCCD(Charge Coupled Device)センサ等を備え、制御部6の制御の下、ADFによって順次給紙される原稿の画像をCCDセンサに読み取らせ、原稿画像に基づく原稿画像データを出力する。なお、画像読取部1は、原稿画像データを制御部6へ出力し、一方、制御部6は、原稿画像データを画像データ記憶部2に記憶させる。
画像処理部3は、制御部6の制御の下、画像データ記憶部2が記憶する原稿画像データへ必要に応じて各種画像処理を施すことによって印刷形式の画像データ(印刷形式画像データ)へ変換し、当該印刷形式画像データを出力する。
帯電装置42は、感光ドラム41に対して対向配置されており、感光ドラム41の周面を帯電状態にする。
露光装置43は、感光ドラム41の上方に配置されており、照射したレーザ光によって感光ドラム41の周面を走査することで感光ドラム41の周面上に静電潜像を形成するものである。
図3は、本実施形態に係る複写機Aの現像装置44の概略構成を示す図である。
現像装置44は、図3に示すように、現像容器441、第1スクリュー442、第2スクリュー443、磁気ローラ444、現像ローラ445、現像バイアス生成部446、放電検出部447、規制ブレード448を備える。
第1搬送路441aは、現像剤を収容するものであり、第1スクリュー442が配設されている。また、第2搬送路441bは、現像剤を収容するものであり、第2スクリュー443が配設されている。そして、第1搬送路441aと第2搬送路441bとは、仕切壁を介して並設されて、その両端部において互いに連通している。
現像ローラ445は、図4に示すように、感光ドラム41に対向し、所定の隙間(例えば、1mm以下)を設けて配置され、磁気ローラ444から供給されたトナーを飛翔させることによって感光ドラム41へ供給するものである。
直流電圧生成部446aは、スリーブ445bに印加する現像バイアスの直流成分を生成する回路であり、制御部6の制御の下、電源装置(図示略)から供給される直流電力から直流電圧を生成し、当該直流電圧を交流電圧生成部446bへ出力する。そして、直流電圧生成部446aは、制御部6の制御の下、上記直流電圧を可変する(例えば、直流電圧の出力経路を複数有し、画像形成時と放電検出時とで、出力経路を変えることで直流電圧を可変する)。この直流電圧によって、交流電圧生成部446bが生成する交流電圧をバイアスすることができる。
定着装置46は、熱及び圧力を加えることによって、感光ドラム41から印刷用紙へ転写されたトナーを印刷用紙に定着させるものであり、印刷用紙の搬送経路に配置されている。
なお、この放電検出動作は、例えば、初期不良発見や製造時の初期設定や、複写機Aの設置時、現像装置44や感光ドラム41の交換時に行うものである。そして、複写機Aの設置時に放電検出動作を実行する理由は、設置環境の標高によって生じる気圧の変動(例えば、日本国内とメキシコの高地との差)が原因で放電が発生する電圧に差が生じるためである。
制御部6は、所定の操作によって操作表示部5が放電検出開始指示を受け付けると、感光ドラム41と現像ローラ445との隙間距離を算出し、算出した隙間距離から放電検出用現像バイアステーブルの縦列「A」〜「V」の内の放電検出に用いる範囲(検出範囲)を決定する(ステップS1)。例えば、制御部6が、ステップS1において、感光ドラム41と現像ローラ445との隙間距離を80μmと算出した場合には、縦列「A」〜「K」の現像バイアスを検出範囲として決定する。
そして、このような放電検出動作の後に、複写機Aでは、制御部6が、画像形成動作時に、最大現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させる。
このように、複写機Aでは、放電が発生したと判定した後に、感光ドラム41と現像ローラ445とを逆回転させることで、放電が発生した感光ドラムの面と現像ローラ面とを再び対向させて放電を再確認する為、ノイズの影響による放電の誤検出を抑えることができる。
制御部6は、検出範囲内の横列方向の現像バイアスを現像ローラ445に印加した際に、放電が発生したと判定した後に、感光ドラム41と現像ローラ445とを逆回転させることで、放電が発生した感光ドラム41の面と現像ローラ445の面とを再び対向させて放電の再確認を行うようにしてもよい。
Claims (3)
- 回転しながら周面にトナー像を担持する感光ドラムと、
前記感光ドラムと隙間が設けられて対向し、前記感光ドラムとは逆方向に回転しながら現像バイアスによって帯電したトナーを前記感光ドラムの周面に供給する現像ローラと、
前記感光ドラムと前記現像ローラとの間の放電を検出する放電検出部と、
前記放電検出部の検出結果に基づいて前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生する現像バイアスを判断する判断手段とを具備する画像形成装置であって、
前記判断手段は、前記放電検出部の検出結果に基づいて前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生したと判定すると、前記感光ドラムと前記現像ローラとを逆回転させて、再び放電が発生したと判定した場合には、前記現像ローラに印加されている現像バイアスを放電が発生する現像バイアスであると最終的に判断することを特徴とする画像形成装置。 - 前記放電検出部は、前記現像ローラと前記感光ドラムとの間での放電時に流れる電流を電圧に変換し、当該電圧を放電検出信号とし、
前記判断手段は、前記放電検出信号が第1のしきい値を超えると前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生したと判定し、前記感光ドラムと前記現像ローラとを逆回転させて、再び前記放電検出信号が前記第1のしきい値を超えると放電が発生したと判定する請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記判断手段は、前記放電検出信号が前記第1のしきい値を超えると前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生したと判定し、前記感光ドラムと前記現像ローラとを逆回転させ、前記放電検出信号が前記第1のしきい値よりも低い第2のしきい値を超えると再び放電が発生したと判定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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JP2015175972A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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