JP2011007850A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの影響による放電の誤検出を抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像読取装置において、判断手段は、放電検出部の検出結果に基づいて感光ドラムと現像ローラとの間で放電が発生したと判定すると、感光ドラムと現像ローラとを逆回転させて、再び放電が発生したと判定した場合には、現像ローラに印加されている現像バイアスを放電が発生する現像バイアスであると最終的に判断する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ並びに複合機等の画像形成装置に関する。
現在、複写機、プリンタ、ファクシミリ及び複合機等の画像形成装置では、現像機構内の感光ドラムと現像ローラとが、隙間を設けて配置されている。そして、現像動作時に、現像ローラには、直流電圧及び交流電圧が重畳された、いわゆる現像バイアスが印加される。当該現像バイアスによって帯電した現像ローラのトナーが、感光ドラムに飛翔することで、感光ドラムの静電潜像が現像される。この際、画像形成装置では、現像ローラに印加する交流電圧のピーク電圧を大きくすることで、多量のトナーを現像ローラから感光ドラムに供給することが出来る。そして、多量のトナーを供給することで、十分なトナー濃度の画像が形成して、現像効率を高めることが出来る。
しかしながら、交流電圧のピーク電圧が大きすぎると、感光ドラムと現像ローラとの間の隙間で放電が発生する。そして、当該放電によって感光ドラム表面の電位が変化してしまうことで、静電潜像が乱れ、形成される画像の品質が劣化してしまう。
そこで、例えば、特許文献1には、トナー担持体と像担持体との間に印加する現像バイアスを変化させる電圧調整装置と、像担持体とトナー担持体との間に流れる電流を検出する電流検出器と、この電流検出器により検出された結果に基づいてリーク(放電)の有無を判断して上記電圧調整装置を制御する制御装置とが設けられた現像装置が開示されている。この現像装置では、制御装置においてリークが検知されるまで、制御装置により電圧調整装置を制御して、トナー担持体と像担持体との間に印加させる現像バイアスを変化させ、像担持体とトナー担持体との間にリークを発生させるようにしている。そして、リークが発生した時点におけるリーク検知電圧に基づき、制御装置により電圧調整装置を制御し、トナー担持体と像担持体との間に、リークが発生しない条件で適切な現像が行える現像バイアスを印加するようにしている。
特許第3815356号公報
ところで、上記従来技術では、電流検出器が、感光ドラムと現像ロールとの間に放電が発生した際に流れる電流を検出し、当該検出結果に基づいて放電したか否か判断している。このような構成を有するものでは、検出した電流を電圧に変換し、当該電圧が所定のしきい値を超えた場合に、放電が発生したと判断している。しかしながら、このような構成では、検出器に流れ込んだノイズを放電発生と誤判定するおそれが十分にある。その為、現像バイアスの調整の精度が悪化してしまい、現像バイアスの調整に失敗すると、感光ドラムに対して激しい放電が生じて、ドラムピンホール等が発生する可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ノイズの影響による放電の誤検出を抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、画像形成装置に係る第1の解決手段として、回転しながら周面にトナー像を担持する感光ドラムと、前記感光ドラムと隙間が設けられて対向し、前記感光ドラムとは逆方向に回転しながら現像バイアスによって帯電したトナーを前記感光ドラムの周面に供給する現像ローラと、前記感光ドラムと前記現像ローラとの間の放電を検出する放電検出部と、前記放電検出部の検出結果に基づいて前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生する現像バイアスを判断する判断手段とを具備する画像形成装置であって、前記判断手段は、前記放電検出部の検出結果に基づいて前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生したと判定すると、前記感光ドラムと前記現像ローラとを逆回転させて、再び放電が発生したと判定した場合には、前記現像ローラに印加されている現像バイアスを放電が発生する現像バイアスであると最終的に判断するという手段を採用する。
本発明では、画像形成装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記放電検出部は、前記現像ローラと前記感光ドラムとの間での放電時に流れる電流を電圧に変換し、当該電圧を放電検出信号とし、前記判断手段は、前記放電検出信号が第1のしきい値を超えると前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生したと判定し、前記感光ドラムと前記現像ローラとを逆回転させて、再び前記放電検出信号が前記第1のしきい値を超えると放電が発生したと判定するという手段を採用する。
本発明では、画像形成装置に係る第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記放電検出信号が前記第1のしきい値を超えると前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生したと判定し、前記感光ドラムと前記現像ローラとを逆回転させ、前記放電検出信号が前記第1のしきい値よりも低い第2のしきい値を超えると再び放電が発生したと判定するという手段を採用する。
本発明によれば、画像読取装置において、判断手段は、放電検出部の検出結果に基づいて感光ドラムと現像ローラとの間で放電が発生したと判定すると、感光ドラムと現像ローラとを逆回転させて、再び放電が発生したと判定した場合には、現像ローラに印加されている現像バイアスを放電が発生する現像バイアスであると最終的に判断する。
このように、画像読取装置では、放電が発生したと判定した後に、感光ドラムと現像ローラとを逆回転させることで、放電が発生した感光ドラムの面と現像ローラ面とを再び対向させて放電を再確認する為、ノイズの影響による放電の誤検出を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る複写機Aの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る複写機Aの概略構成を示す透視正面図である。 本発明の一実施形態に係る複写機Aの現像装置44の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る複写機Aの現像ローラ445への現像バイアスの印加及び感光ドラム41と現像ローラ445との間の放電検出に関する構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る複写機Aの放電検出用現像バイアステーブルを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る複写機Aの放電検出動作を示すフローチャートを示す。 本発明の一実施形態に係る複写機Aの放電検出動作を示すフローチャート(図6の続き)を示す。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、本発明の画像形成装置の一つである複写機に関する。
まず、本実施形態に係る複写機Aの構成について、図1及び図2を参照して、説明する。図1は、本実施形態に係る複写機Aの機能ブロック図であり、図2は、本実施形態に係る複写機Aの概略構成を示す透視正面図である。
本実施形態の複写機Aは、図1に示すように、画像読取部1、画像データ記憶部2、画像処理部3、用紙搬送/画像形成部4、操作表示部5及び制御部6を備えている。
画像読取部1は、ADF(自動原稿送り装置)とCCD(Charge Coupled Device)センサ等を備え、制御部6の制御の下、ADFによって順次給紙される原稿の画像をCCDセンサに読み取らせ、原稿画像に基づく原稿画像データを出力する。なお、画像読取部1は、原稿画像データを制御部6へ出力し、一方、制御部6は、原稿画像データを画像データ記憶部2に記憶させる。
画像データ記憶部2は、ハードディスク等の外部記憶装置または/及びフラッシュメモリ等の半導体メモリから構成されており、制御部6の制御の下、画像読取部1が読み取った原稿画像データを記憶する。
画像処理部3は、制御部6の制御の下、画像データ記憶部2が記憶する原稿画像データへ必要に応じて各種画像処理を施すことによって印刷形式の画像データ(印刷形式画像データ)へ変換し、当該印刷形式画像データを出力する。
例えば、画像読取部1がカラーの原稿画像を読み取った場合には、画像データ記憶部2が記憶する原稿画像データはRGB(R:レッド、G:グリーン、B:ブルー)画像データとなる為、画像処理部3は、このRGB画像データを、例えばYMCK画像データ(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラックを基準色とする画像データ)へ変換し、当該印刷形式画像データを出力する。
用紙搬送/画像形成部4は、制御部6の制御の下、画像処理部3から入力された印刷形式画像データに基づいて、用紙トレイから搬送した印刷用紙にトナーを転写し、当該トナーの定着処理を行うことによって、印刷用紙に画像を形成するものであり、図2に示すように、感光ドラム41、帯電装置42、露光装置43、現像装置44、クリーニングユニット45、定着装置46等を備える構成となっている。
感光ドラム41は、その周面上に静電潜像が形成される円筒部材であり、図2の奥行き方向に延在して配置され、その周面に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナーから成る画像が形成されるものである。
帯電装置42は、感光ドラム41に対して対向配置されており、感光ドラム41の周面を帯電状態にする。
露光装置43は、感光ドラム41の上方に配置されており、照射したレーザ光によって感光ドラム41の周面を走査することで感光ドラム41の周面上に静電潜像を形成するものである。
現像装置44は、感光ドラム41の周面へトナーを供給することによって感光ドラム41の周面上に静電潜像に基づく画像を現像するものであり、図2に示すように、感光ドラム41に対して設けられである。
図3は、本実施形態に係る複写機Aの現像装置44の概略構成を示す図である。
現像装置44は、図3に示すように、現像容器441、第1スクリュー442、第2スクリュー443、磁気ローラ444、現像ローラ445、現像バイアス生成部446、放電検出部447、規制ブレード448を備える。
現像容器441は、トナー及び磁性キャリアの二成分から構成される現像剤を収容するものであり、図3に示すように、第1搬送路441a及び第2搬送路441bを備える。
第1搬送路441aは、現像剤を収容するものであり、第1スクリュー442が配設されている。また、第2搬送路441bは、現像剤を収容するものであり、第2スクリュー443が配設されている。そして、第1搬送路441aと第2搬送路441bとは、仕切壁を介して並設されて、その両端部において互いに連通している。
第1スクリュー442は、第1搬送路441a内の現像剤を攪拌しながら搬送するものであり、第1搬送路441aの長さ方向(搬送方向)に亘って設けられ、当該長さ方向に延びる回転軸周りに回転自在に支持され、制御部6の制御の下、駆動装置(図示略)の回転駆動によって回転する。
第2スクリュー443は、第2搬送路441b内の現像剤を攪拌しながら搬送するものであり、第2搬送路441bの長さ方向に設けられ、該長さ方向(搬送方向)に延びる回転軸周りに回転自在に支持され、制御部6の制御の下、駆動装置(図示略)の回転駆動によって回転する。そして、第1スクリュー442と第2スクリュー443とが、制御部6の制御の下、お互いの逆方向に回転することによって逆方向に搬送し、現像剤は、第1搬送路441a及び第2搬送路441bを反時計回り方向に攪拌されながら循環する。
磁気ローラ444は、内部に複数の磁極を有する磁性体と、磁性体を内包し回転可能意な非磁性のスリーブからなるローラであり、その周面上に磁性キャリアとトナーからなる磁気ブラシを形成し、当該磁気ブラシを用いてトナーを現像ローラ445へ供給するものである。
図4は、本実施形態に係る複写機Aの現像ローラ445への現像バイアスの印加及び感光ドラム41と現像ローラ445との間の放電検出に関する構成を示す図である。
現像ローラ445は、図4に示すように、感光ドラム41に対向し、所定の隙間(例えば、1mm以下)を設けて配置され、磁気ローラ444から供給されたトナーを飛翔させることによって感光ドラム41へ供給するものである。
現像ローラ445は、ローラ軸445a、スリーブ445b、キャップ445cを備えている。ローラ軸445aは、スリーブ445bに挿通され、円筒状のスリーブ445bの両端に円形のキャップ445cが嵌入される。ローラ軸445aには、軸線方向にのびる磁石(図示略)が、スリーブ445b内に取り付けられている。そして、ローラ軸445aが、軸受(図示略)に回転自在に固定されており、スリーブ445bは、画像形成時に、ローラ軸を中心軸として回転する。さらに、ローラ軸445aには、感光ドラム41へのトナーの供給の為に、現像バイアス生成部446が接続されている。
現像バイアス生成部446は、直流電圧生成部446a及び交流電圧生成部446bを備えている。
直流電圧生成部446aは、スリーブ445bに印加する現像バイアスの直流成分を生成する回路であり、制御部6の制御の下、電源装置(図示略)から供給される直流電力から直流電圧を生成し、当該直流電圧を交流電圧生成部446bへ出力する。そして、直流電圧生成部446aは、制御部6の制御の下、上記直流電圧を可変する(例えば、直流電圧の出力経路を複数有し、画像形成時と放電検出時とで、出力経路を変えることで直流電圧を可変する)。この直流電圧によって、交流電圧生成部446bが生成する交流電圧をバイアスすることができる。
交流電圧生成部446bは、交流電圧を生成し、直流電圧生成部446aから入力された直流電圧に交流電圧を重畳することで直流電圧を平均値(面積中心値)とする現像バイアスを生成し、当該現像バイアスを出力する回路である。そして、交流電圧生成部446bは、制御部6の制御の下、現像バイアスのピーク、デューティ比及び周波数を変更する。
例えば、交流電圧生成部446bは、スイッチング素子を備え、スイッチング素子によって交流電圧を生成する。そして、交流電圧生成部446bは、スイッチング素子のスイッチングのタイミングを制御することで、交流電圧のデューティ比や周波数を制御することができる。また、交流電圧生成部446bは、電源装置16から入力される直流電圧の昇降圧により、交流電圧におけるピーク電圧を可変する。
そして、交流電圧生成部446bは、このように生成した現像バイアスをローラ軸445aに印加する。そして、ローラ軸445aに現像バイアスが印加されることで、スリーブ445bにも現像バイアスが印加され、スリーブ445bに担持されるトナーが感光ドラム41へ飛翔する。
放電検出部447は、現像ローラ445と感光ドラム41との間での放電発生時に流れる電流を電圧に変換する電流/電圧変換部447aと、変換された電圧信号を増幅し、放電検出信号として制御部6に出力するアンプ447bとで構成される。制御部6は、放電検出信号から発生した放電の大きさ(現像ローラ445と感光ドラム41間に流れた電流の大きさ)を認識することができる。
図3に戻り、規制ブレード448は、磁気ローラ444に対向配置されると共に磁気ローラ444の周面上に形成される磁気ブラシの厚さを規定するものであり、例えばSUS材料やアルミニウム材料によって形成されている。
図2に戻り、クリーニングユニット45は、感光ドラム41から印刷用紙へ画像が転写された後に、感光ドラム41に残存するトナーを除去するクリーニングローラやクリーニングブレード等を有するものであって、感光ドラム41に対向配置されている。
定着装置46は、熱及び圧力を加えることによって、感光ドラム41から印刷用紙へ転写されたトナーを印刷用紙に定着させるものであり、印刷用紙の搬送経路に配置されている。
図1に戻り、操作表示部5は、スタートキー、ストップ/クリアキー、電源キー、テンキー(数値入力キー)、タッチパネル及びその他の各種操作キーを備えており、それぞれのキーの操作指示を制御部6へ出力すると共に、制御部6の制御の下、タッチパネルへ種々の画面を表示する。
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)から構成される内部メモリ並びに上記画像読取部1、画像データ記憶部2、画像処理部3、用紙搬送/画像形成部4及び操作表示部5と信号の入出力をそれぞれ行うインタフェース回路等から構成されており、上記ROMに記憶された制御プログラム及び放電検出用現像バイアステーブルと、操作表示部5が受け付ける操作指示とに基づいて複写機Aの全体動作を制御する。
図5は、上記放電検出用現像バイアステーブルを示す模式図である。この放電検出用現像バイアステーブルは、放電検出動作時に現像ローラ445に印加する複数の現像バイアス(V)が登録されたデータテーブルである。この放電検出用現像バイアステーブルには、縦列に「A」〜「V」、横列に「1」〜「5」の記号が割り振られ、「A1」から始まり、「V5」まで110種類の現像バイアスが登録されている。
そして、放電検出用現像バイアステーブルの縦列には、50V毎の現像バイアスが登録されている。例えば、縦列「A1」〜「V1」では、「A1」の800Vから始まり、50Vずつ増え、「V1」に1850Vが登録されている。また、放電検出用現像バイアステーブルの横列には、10V毎の現像バイアスが登録されている。例えば、横列「A1」〜「A5」では、「A1」の800Vから始まり、10Vずつ増え、「A5」に840Vが登録されている。
次に、上記構成の本実施形態に係る複写機Aの放電検出動作について、図6及び図7を参照して説明する。図6及び図7は、本実施形態に係る複写機Aの放電検出動作を示すフローチャートである。
なお、この放電検出動作は、例えば、初期不良発見や製造時の初期設定や、複写機Aの設置時、現像装置44や感光ドラム41の交換時に行うものである。そして、複写機Aの設置時に放電検出動作を実行する理由は、設置環境の標高によって生じる気圧の変動(例えば、日本国内とメキシコの高地との差)が原因で放電が発生する電圧に差が生じるためである。
また、感光ドラム41または/及び現像装置44の交換時に放電検出動作を実行する理由は、交換によって感光ドラム41と現像ローラ445との隙間が交換前から変わるためである。なお、上記の例に限らず、例えば、複写機Aが、一定枚数を印刷する毎に実行するようにしてもよいし、また、適宜設定したタイミングで実行するようにしてもよい。
まず、ユーザは、複写機Aに放電検出動作を実行させる為に、操作表示部5において所定の操作を行う。
制御部6は、所定の操作によって操作表示部5が放電検出開始指示を受け付けると、感光ドラム41と現像ローラ445との隙間距離を算出し、算出した隙間距離から放電検出用現像バイアステーブルの縦列「A」〜「V」の内の放電検出に用いる範囲(検出範囲)を決定する(ステップS1)。例えば、制御部6が、ステップS1において、感光ドラム41と現像ローラ445との隙間距離を80μmと算出した場合には、縦列「A」〜「K」の現像バイアスを検出範囲として決定する。
制御部6は、ステップS1の後に、感光ドラム41、磁気ローラ444及び現像ローラ445等の各種回転体に回転を開始させる(ステップS2)。なお、制御部6は、各回転体の回転を、放電検出動作が終了するまで継続する。
制御部6は、ステップS2の後に、初期動作として、磁気ローラ444及び現像ローラ445のそれぞれに交流及び直流の電圧を印加することで、磁気ローラ444から現像ローラ445に少量のトナーを供給させる(ステップS3)。放電検出動作では、基本的に現像ローラ445にトナーを担持させないが、全くトナーを担持させないと、感光ドラム41と中間転写ベルトとの間で摩擦が大きくなる為、若干量のトナーを感光ドラム41へ供給する。
制御部6は、ステップS3の後に、帯電装置42に感光ドラム41を帯電させ、ステップS1において決定した検出範囲内の最低の現像バイアス(縦列「A」〜「K」が検出範囲である場合には、「A1」の800V)を現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させる(ステップS4)。なお、制御部6は、放電検出動作が終了するまで、帯電装置42に感光ドラム41を帯電させる。
制御部6は、ステップS4の後に、デフォルト測定として、放電検出部447の放電検出信号に基づいて感光ドラム41と現像ローラ445との間で放電が発生しているか否か判定する(ステップS5)。このデフォルト測定は、放電が到底発生しない状態(例えば、現像ローラ445へ印加する現像バイアスの大きさが極めて低い状態等)で行われ、デフォルト測定で放電が発生したと判定した場合には、感光ドラム41と現像ローラ445との隙間距離の異常や放電検出部447等のハードの異常が発生していると考えられる。また、制御部6は、ステップS5において、放電検出信号(電圧信号)が所定のしきい値を超えると、放電が発生したと判定する。
制御部6は、ステップS5において『YES』と判定した場合には、すなわち放電が発生していると判定した場合には、デフォルト測定エラーが発生した旨を通知するエラー画面を操作表示部5のタッチパネルに表示させ(ステップS6)、ステップS5において『NO』と判定した場合には、すなわち放電が発生していないと判定した場合には、露光装置43に露光させながら感光ドラム41に2回転させ(ステップS7)、ステップS6において感光ドラム41が2回転する間に放電検出信号が第1のしきい値を超えたか否かで放電が発生したか否か判定する(ステップS8)。なお。制御部は、ステップS8において、放電検出信号が第1のしきい値を超えると放電が発生したと判定する。
制御部6は、ステップS8において『NO』と判定した場合には、すなわち放電が発生しなかったと判定した場合には、検出範囲内の縦列方向の次の現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させ(ステップS9)、ステップS7に移行する。例えば、制御部6は、ステップS8において「A1」の800Vの現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させていた場合には、ステップS9において次の現像バイアスとして「B1」の850Vの現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させる。
そして、制御部6は、ステップS8において「B1」の850Vの現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させていた場合には、ステップS9において次の現像バイアスとして「C1」の900Vの現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させる。このように、制御部6では、ステップS9において、「A1」〜「V1」の内の検出範囲として決定された現像バイアスを、縦列の順番に選択して、現像バイアスを現像ローラ445に印加する。
制御部6は、ステップS8において『YES』と判定した場合には、すなわち放電が発生した場合には、同じ現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させると共に露光装置43に露光させ、放電発生時点から若干回転した感光ドラム41と現像ローラ445とを逆回転させることでステップS8において放電が発生した感光ドラム41の面と現像ローラ445の面とを再び対向させ(ステップS10)、放電検出信号が第2のしきい値(第1のしきい値より低いしきい値)を超えたか否かで再び放電が発生したか否か判定する(ステップS11)。
制御部6は、ステップS11において『NO』と判定した場合には、すなわち再び放電が発生しなかったと判定した場合には、感光ドラム41及び現像ローラ445の回転方向を元に戻し、ステップS9に移行し、ステップS11において『YES』と判定した場合には、すなわち再び放電が発生した場合には、感光ドラム41及び現像ローラ445の回転方向を元に戻し、放電の発生した現像バイアスより低い横列方向の現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させる(ステップS12)。
例えば、制御部6は、ステップS11において「J1」の1250Vの現像バイアスで放電が発生したと判定した場合には、ステップS12において次の現像バイアスとして「I2」の1210Vの現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させる。
制御部6は、ステップS12の後に、露光装置43に露光させながら感光ドラム41に2回転させ(ステップS13)、ステップS13において感光ドラム41が2回転する間に放電検出信号が第1のしきい値を超えたか否かで放電が発生したか否か判定する(ステップS14)。
制御部6は、ステップS14において『NO』と判定した場合には、すなわち放電が発生しなかったと判定した場合には、検出範囲内の横列方向の次の現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させ(ステップS15)、ステップS13に移行する。例えば、制御部6は、ステップS14において「I2」の1210Vの現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させていた場合には、ステップS15において次の現像バイアスとして「I3」の1220Vの現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させる。
そして、制御部6は、ステップS14において「I3」の1220Vの現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させていた場合には、ステップS15において次の現像バイアスとして「I4」の1230Vの現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させる。このように、制御部6では、ステップS14において、検出範囲として決定された現像バイアスを、横列の順番に選択して、現像バイアスを現像ローラ445に印加する。
制御部6は、ステップS14において『YES』と判定した場合には、すなわち放電が発生したと判定した場合には、現像ローラ445に印加されている現像バイアスを放電最小現像バイアスであると判断し、放電最小現像バイアスの直前の現像バイアスを最大現像バイアスとする(ステップS16)。例えば、制御部6は、ステップS16において「I2」の1210Vの現像バイアスを最終的に放電最小現像バイアスであると判断した場合に、「I1」の1200Vの現像バイアスを最大現像バイアスとする。
そして、このような放電検出動作の後に、複写機Aでは、制御部6が、画像形成動作時に、最大現像バイアスを現像ローラ445へ対して現像バイアス生成部446に印加させる。
以上のように、本実施形態に係る複写機Aでは、制御部6が、放電検出部447の放電検出信号に基づいて感光ドラム41と現像ローラ445との間で放電が発生したと判定した後に、感光ドラム41と現像ローラ445とを逆回転させることで、放電が発生した感光ドラム41の面と現像ローラ445の面とを再び対向させ、再び放電が発生したと判定した場合に、現像ローラ445に印加されている現像バイアスを放電の発生する現像バイアスであると判断する。
このように、複写機Aでは、放電が発生したと判定した後に、感光ドラム41と現像ローラ445とを逆回転させることで、放電が発生した感光ドラムの面と現像ローラ面とを再び対向させて放電を再確認する為、ノイズの影響による放電の誤検出を抑えることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)上記実施形態では、制御部6が、検出範囲内の横列方向の現像バイアスを現像ローラ445に印加した際に、放電が発生したと判定しても、再び確認しながったが、本発明はこれに限定されない。
制御部6は、検出範囲内の横列方向の現像バイアスを現像ローラ445に印加した際に、放電が発生したと判定した後に、感光ドラム41と現像ローラ445とを逆回転させることで、放電が発生した感光ドラム41の面と現像ローラ445の面とを再び対向させて放電の再確認を行うようにしてもよい。
A…複写機、1…画像読取部、2…画像データ記憶部、3…画像処理部、4…用紙搬送/画像形成部、5…操作表示部、6…制御部、41…感光ドラム、42…帯電装置、43…露光装置、44…現像装置、441…現像容器、441a…第1搬送路、441b…第2搬送路、442…第1スクリュー、443…第2スクリュー、444…磁気ローラ、445…現像ローラ、445a…ローラ軸、445b…スリーブ、445c…キャップ、446…現像バイアス生成部、446a…直流電圧生成部、446b…交流電圧生成部、447…放電検出部、448…規制ブレード、45…クリーニングユニット、46…定着装置

Claims (3)

  1. 回転しながら周面にトナー像を担持する感光ドラムと、
    前記感光ドラムと隙間が設けられて対向し、前記感光ドラムとは逆方向に回転しながら現像バイアスによって帯電したトナーを前記感光ドラムの周面に供給する現像ローラと、
    前記感光ドラムと前記現像ローラとの間の放電を検出する放電検出部と、
    前記放電検出部の検出結果に基づいて前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生する現像バイアスを判断する判断手段とを具備する画像形成装置であって、
    前記判断手段は、前記放電検出部の検出結果に基づいて前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生したと判定すると、前記感光ドラムと前記現像ローラとを逆回転させて、再び放電が発生したと判定した場合には、前記現像ローラに印加されている現像バイアスを放電が発生する現像バイアスであると最終的に判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記放電検出部は、前記現像ローラと前記感光ドラムとの間での放電時に流れる電流を電圧に変換し、当該電圧を放電検出信号とし、
    前記判断手段は、前記放電検出信号が第1のしきい値を超えると前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生したと判定し、前記感光ドラムと前記現像ローラとを逆回転させて、再び前記放電検出信号が前記第1のしきい値を超えると放電が発生したと判定する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判断手段は、前記放電検出信号が前記第1のしきい値を超えると前記感光ドラムと前記現像ローラとの間で放電が発生したと判定し、前記感光ドラムと前記現像ローラとを逆回転させ、前記放電検出信号が前記第1のしきい値よりも低い第2のしきい値を超えると再び放電が発生したと判定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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