JP2002236435A - 画像形成装置及び異常検知システム - Google Patents
画像形成装置及び異常検知システムInfo
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Abstract
知に起因する不要な画像形成装置の停止や、不要なサー
ビスマンの招致をなくすことができる画像形成装置を提
供する。 【解決手段】検知センサが、一次帯電器(コロナ放電
器)の出力値の所定範囲外を検知した場合(S2)であ
っても、これがノイズ等に起因する誤検知である可能性
があるので、再度、検知センサによる検知を行う。この
検知により、所定回数(N回)以上、所定範囲外がつづ
いたときにはじめて、一次帯電器が異常であることの報
知を行う(S10)。誤検知自体が比較的稀であり、さ
らにこれがつづくことは、一層稀であるので、誤検知を
有効に排除することができる。
Description
常を検知する異常検知システム、及びこれを備えた複写
機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関す
る。
に使用される一次帯電手段としてコロナ放電器が知られ
ている。
対向する面に開口部が形成されたシールドと、このシー
ルドの内側に配設した放電ワイヤとを備えており、この
放電ワイヤに高電圧の帯電バイアスを印加することで、
感光体ドラム表面を所定の極性・電位に均一に帯電する
ものである。
の異常を検知するための検知センサが設けられている。
ここで、「異常」とは、コロナ放電器自体に起因するす
べての正常でない状態をいう。例えば、故障や寿命によ
る劣化はもちろん、その外に清掃が必要な状態なども含
まれるものとする。検知センサは、例えば、放電ワイヤ
に流れる電流値があらかじめ設定されている所定範囲を
外れたときにコロナ放電器が異常であると判断する。そ
して、この異常は、例えば、操作パネル上にサービスマ
ンコールとして表示される。このサービスマンコールを
見たユーザは、速やかに、サービスマンを呼んで、コロ
ナ放電器の修理、交換、清掃などを受けることが必要と
なる。
ンサの誤検知によってサービスマンコールが表示される
ことがあった。ここで、誤検知とは、コロナ放電器自体
は正常であるにもかかわらず、検知センサがコロナ放電
器が異常であると検知することをいう。
トリガーが発生すると、コロナ放電器の放電ワイヤに流
れる電流値が瞬間的に所定範囲を超えてしまう場合があ
り、この場合には、コロナ放電器自体は異常でもないの
に検知センサが異常を検知し、サービスマンコールが表
示されてしまうことになる。特に、放電ワイヤには高圧
が印加されるため、窒素酸化物(NOx)が発生してこ
れが放電ワイヤに付着したり、この外にも転写材として
使用する紙から発生したシリカや現像剤であるトナーが
付着したりする。放電ワイヤは、このような異物が付着
するとその抵抗が変化して、流れる電流にばらつきが発
生しやすくなる。このため、一層、検知センサは誤検知
しやすくなり、サービスマンコールが表示されがちとな
る。
場合には、直ちに画像形成を中止してサービスマンを呼
ぶことが推奨されている。このため、検知センサの誤検
知が発生したときには、ユーザはサービスマンが到着し
てコロナ放電器自体に何らの異常が無いことが確認され
るまでは、画像形成装置を使用することができない状態
が続く。
は、コロナ放電器を一次帯電手段として使用する場合に
限らず、コロナ放電器を転写帯電器、分離帯電器、転写
前帯電器、除電帯電器として使用する場合、さらにはコ
ロナ放電器に代えて帯電ローラを使用した場合、さらに
広く、一般に、検知対象物と検知手段との間にも当ては
まる。
るにもかかわらず、検知手段が検知対象の異常を検知す
る誤検知を防止することのできる異常検知システム、及
びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とす
るものである。
持体と、像担持体表面を一様に帯電する帯電手段と、帯
電後の像担持体表面を露光して静電潜像を形成する露光
手段と、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として
現像する現像手段と、像担持体上のトナー像を記録材に
転写する転写手段と、を備えた画像形成装置に関するも
のである。そして、この画像形成装置は、前記帯電手段
と前記現像手段と前記転写手段とのうちの少なくとも1
つの出力値が所定範囲から外れたときにこれを所定範囲
外として検知する検知手段と、前記所定範囲外の検知を
解除して前記検知手段をリセットするリセット手段とを
備えており、前記検知手段による前記所定範囲外の検知
が少なくとも2回以上つづけて行われたときに異常であ
ることを報知するようになっている。
が検知対象物である前記帯電手段と前記現像手段と前記
転写手段とのうちの少なくとも1つの出力値が所定範囲
外であることを検知した場合でも、これにより直ちに検
知対象物が異常であるとは判断するようなことはしない
で、所定範囲外の検知が所定回数だけ繰り返されたとき
にはじめて検知対象物が異常であることを報知するの
で、例えば、検知対象物の出力値が突発的なノイズによ
って瞬間的に所定範囲外となる場合などに発生する検知
手段の誤検知を有効に排除することができる。つまり、
誤検知自体が比較的稀であり、さらにこれがつづくこと
は、一層稀であるので、誤検知を有効に排除できるので
ある。ここで、所定回数Nは、2以上の任意の回数に設
定することができる。
知手段が帯電手段と現像手段と転写手段とのうちの少な
くとも1つの出力値が所定範囲から外れたことを検知し
たときに、画像形成動作を中止し、記録材を排出した
後、記録材搬送系を停止させることを特徴としている。
所定範囲外の検知とリセットとをN回繰り返した後、さ
らにもう1回所定範囲外の検知をするまでは、実際に検
知対象物が異常であった場合でも、異常を報知すること
はない。一般に、検知対象物としての帯電手段と現像手
段と転写手段とのうちの少なくとも1つが実際に異常で
ある場合には、直ちに画像形成動作を中止して速やかに
記録材を排出することが好ましい。検知対象物が異常で
あるのに、画像形成を続行した場合には、正常な画像形
成が行えないのはもちろん、画像形成装置本体内をトナ
ーが飛散して各部材を汚染したりするおそれがあるから
であり、また、記録材を排出しない場合は、例えば、加
熱定着器に挟まれた記録材が加熱されて発火したりする
おそれがあるからである。
な不具合を未然に防止することができる。
知手段が帯電手段と現像手段と転写手段とのうちの少な
くとも1つの出力値が所定範囲から外れたことを検知し
たときに、紙詰まりの表示を行うことを特徴としてい
る。
経路の途中で詰まった場合には画像形成動作を中止し、
また「紙詰まり」(ジャム)の表示を行ってユーザにジ
ャム紙(紙詰まりとなった記録材)の除去を促すように
している。この際、ユーザは、画像形成装置本体のカバ
ーの一部を開放して、まずジャム紙を除去し、その後、
カバーの一部を閉鎖する。この閉鎖動作によって一般
に、リカバーが終了し、再び、画像形成が可能なスタン
バイ状態となる。
置によると、検知対象物(帯電手段と現像手段と転写手
段とのうちの少なくとも1つ)の出力値が所定範囲外で
あることの表示を、紙詰まりを知らせるための表示を使
用して行うことができるので、専用の表示部材が不要と
なる。また、ユーザは紙詰まりの場合と同様にカバーの
一部の開放及び閉鎖を行うことになるので、このことに
よって、紙詰まり時と同様、再び、画像形成が可能なス
タンバイ状態にすることができる。すなわち、検知手段
が所定範囲外を検知した場合であっても、最終的に異常
が検知される以前は、ユーザにとっては紙詰まりが発生
した場合と同様に対処すれば十分であり、別に所定範囲
外の表示をした場合に予想されるユーザの不安を喚起す
るおそれがない。
するものである。この発明に係る異常検知システムは、
検知対象物の出力値が所定範囲から外れたときにこれを
所定範囲外として検知する検知手段と、所定範囲外の検
知を解除して検知手段をリセットするリセット手段と、
を備え、検知手段による所定範囲外の検知が少なくとも
2回以上つづけて行われたときに検知対象物が異常であ
ることを報知することを特徴としている。
段が検知対象物の出力値が所定範囲外であることを検知
した場合でも、これにより直ちに検知対象物が異常であ
るとは判断するようなことはしないで、所定範囲外の検
知が所定回数だけ繰り返されたときにはじめて検知対象
物が異常であることを報知するので、例えば、検知対象
物の出力値が突発的なノイズによって瞬間的に所定範囲
外となる場合などに発生する検知手段の誤検知を有効に
排除することができる。つまり、誤検知自体が比較的稀
であり、さらにこれがつづくことは、一層稀であるの
で、誤検知を有効に排除できるのである。ここで、所定
回数Nは、2以上の任意の回数に設定することができ
る。
象物の種類(例えば、帯電器、現像器、定着器)、所定
範囲の閾値、検知手段の精度等に応じて適宜な値を設定
するとよい。例えば、誤検知の頻度が高い場合には、N
の値を大きくとり、逆に誤検知の頻度が低い場合は、N
を2に設定すればよい。
は、検知対象物は高圧が印加される高圧印加部材であ
り、所定範囲は高圧印加部材に流れる電流値の範囲であ
ることを特徴としている。
どによって突発的に検知対象物の電流値が所定範囲を外
れた場合に発生する検知手段の誤検知を防止することが
できる。
に基づき詳述する。
係る画像形成装置の一例を示す。これらの図に示す画像
形成装置は、リーダ部(画像読取り装置)とプリント部
(印字部)とを備えた複写機であり、図1はその概略構
成を示す縦断面図であり、また図2は全体の外観を示す
斜視図である。
の全体構成を説明する。
構成する複写機本体11を備えており、複写機本体11
の上部には原稿D1,D2の画像面(画像情報)Gを読
み取るリーダ部12が配設され、また下部にはリーダ部
12で読み取った画像情報に応じて紙等の転写材P上に
トナー像を形成するプリント部13が配設されている。
がその画像面Gを下向きにして載置される透明な原稿台
14と、原稿D1の画像面Gを原稿台14の上面に密着
させる開閉自在な原稿押圧板15と、原稿台14上の原
稿D1の画像面Gに下方から光を照射する光源16及び
第1の反射ミラー17を有する走査ユニット(読取り
部)18と、第1の反射ミラー17からの反射光をさら
に反射させる第2、第3の反射ミラー20,21と、第
3の反射ミラー21からの光を結像するレンズユニット
22と、レンズユニット22からの光が入射されるCC
D23と、を備えている。上述の走査ユニット18は、
図1に示すホームポジションHPから右方に移動しなが
ら、光源16によって原稿D1の画像面Gを走査し、走
査終了後にはホームポジションHPに復帰するように構
成されている。以上は、原稿D1を固定し、かつ走査ユ
ニット18を移動させて画像面Gを読み取る、いわゆる
固定読みを行うための構成である。
動させ、走査ユニット18を固定して原稿面Gを読み取
る、いわゆる流し読みを行うための原稿送り機構24も
備えている。原稿送り機構24は、原稿D2の先端側を
下方から支持する給紙台25と、給紙台25上の原稿D
2をホームポジションHPに配置されている走査ユニッ
ト18に向けて左方に搬送する給紙ローラ対26と、走
査ユニット18で読み取った原稿D2を走査ユニット1
8から左方に搬出する排紙ローラ対27とを備えてい
る。原稿送り機構24は、原稿D2の読取り時には、上
述の給紙ローラ対26、及び排紙ローラ対27が回転し
て原稿D2を左方に向けて搬送するように構成されてい
る。
い分けは、例えば、製本されている書籍等の原稿D1は
原稿台14上に載置して固定読みを行う一方、カットシ
ート状の原稿D2は、給紙台25上に載せて流し読みを
行うようにする。
向ほぼ中央に配置された、静電潜像担持体としての円筒
状の電子写真感光体(以下「感光体ドラム」という。)
30を備えている。感光体ドラム30は、複写機本体1
1によって矢印方向(同図中の時計回り)に回転可能に
支持されており、その周囲には回転方向に沿ってほぼ順
に、一次帯電器(帯電手段)31、露光器(露光手段)
32、現像器(現像手段)33、転写帯電器(転写手
段)34、クリーニング装置(クリーニング手段)35
が配設されている。また、画像形成対象となる紙等の転
写材Pの搬送経路36(図1中では2点鎖線で図示)に
沿って、その上流側から下流側にかけて(図1ではほぼ
下方から上方にかけて)、給紙カセット37、給紙ロー
ラ38、搬送ローラ対40、レジストローラ対41、搬
送ガイド42、定着器(定着手段)43、排紙ローラ対
44、排紙トレイ45が配設されている。
ルミニウム等の導電性のドラム基体の外周面に、OPC
(有機光半導体)やアモルファスシリコン等の感光層を
設けて構成される。感光体ドラム30は、駆動手段(図
示せず)によって矢印方向に所定のプロセススピード
(周速度)で回転駆動される。
おいては、スコロトロン方式のコロナ帯電器が使用され
ている。一次帯電器31は、帯電バイアス印加電源(図
示せず)によって帯電バイアスが印加されることによ
り、感光体ドラム30表面を所定の極性・電位に均一に
帯電するようになっている。
ラー等(いずれも図示せず)を有しており、感光体ドラ
ム30表面に静電潜像を形成するものである。前述のリ
ーダ部12によって読み込まれた原稿D1(又はD2)
の画像情報は、プリント部13に設けられた画像処理部
(図示せず)によってA/D変換、濃度補正、シェーデ
ィング補正等の適宜な処理が施された後、画像信号とし
てレーザ発振器に入力される。レーザ発振器は、この画
像信号に基づいてON/OFF制御されるレーザ光によ
り、ポリゴンミラー等を介して帯電後の感光体ドラム3
0表面を露光し、露光部分の電荷を除去して静電潜像を
形成するようになっている。
46と、表面に担持した現像剤を矢印方向(反時計回
り)に回転することで、感光体ドラム30表面に対向す
る現像位置に搬送する現像ローラ47とを有している。
現像ローラ47には、現像バイアス印加電源(図示せ
ず)によって現像バイアスが印加され、これにより現像
剤中のトナーが感光体ドラム30表面の静電潜像に付着
され、この静電潜像をトナー像として現像するようにな
っている。
に対向するように配設されたローラ状の部材によって形
成されている。転写帯電器34は、転写バイアス印加電
源(図示せず)によって、感光体ドラム30上のトナー
像と逆極性の転写バイアスが印加され、これにより、転
写材P表面に感光体ドラム30上のトナー像を転写する
ものである。ここで、トナー像が転写される転写材P
は、給紙カセット37に収納されていたものが、給紙ロ
ーラ38によって給紙され、搬送ローラ対40によって
搬送されて、レジストローラ対41により一旦停止さ
れ、その後、感光体ドラム30上のトナー像とタイミン
グを合わせるようにしてレジストローラ対41から送り
出されるようになっている。
に、転写材Pに転写されないで感光体ドラム30表面に
残った残留トナーを除去すべく感光体ドラム30表面に
当接されたクリーニングブレード48を有している。
ー像転写後の転写材Pを定着器43に導く搬送ガイド4
2が配設されている。
0によって加熱される定着ローラ51と、この定着ロー
ラ51に転写材Pを押し付ける加圧ローラ52とを有し
ており、表面に未定着トナー像を担持して搬送されてき
た転写材Pを加熱・加圧して転写材P表面にトナー像を
定着するようになっている。
写材Pを、完成品として、排紙トレイ45上に排出する
ものである。
いて、画像形成に際し、まず、感光体ドラム30は、駆
動手段によって矢印方向に回転駆動され、その表面が、
一次帯電器31によって、所定の極性・電位に均一に帯
電される。帯電後の感光体ドラム30表面は、リーダ部
12が読み取った原稿D1(又はD2)の画像情報に応
じて動作する露光器32からのレーザ光の照射により画
像情報に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像
は、現像器33によってトナーが付着され、トナー像と
して現像される。こうして感光体ドラム30表面に形成
されたトナー像は、レジストローラ対41等により所定
のタイミングで搬送されてきた転写材Pに対し、転写帯
電器34に転写バイアスを印加することで、転写材P表
面に転写される。トナー像転写後の感光体ドラム30
は、表面に残った残留トナーがクリーニング装置35に
よって除去され、次の画像形成に供される。一方、トナ
ー像転写後の転写材Pは、搬送ガイド42に沿って定着
器43に搬送され、ここで加熱・加圧を受けて表面にト
ナー像が定着される。トナー像定着後の転写材Pは、排
紙ローラ対44によって、画像面(トナー像が定着され
た面)を下方に向けた姿勢、いわゆるフェースダウンで
排紙トレイ45上に排出される。以上で、複写機10に
よる画像形成(プリント)が終了する。
知システムは、例えば、上述の画像形成装置における一
次帯電器31、現像器33、転写帯電器34を検知対象
物とすることができる。なお、以下では、一次帯電器3
1を検知対象物とした場合を例に詳述するが、現像器3
3、転写帯電器34を検知対象物とした場合も原理的に
は同様な構成で、同様な作用・効果を奏することができ
るものである。
示す。同図に示す一次帯電器31は、スコロトロンタイ
プのコロナ放電器であり、感光体ドラム30に対向する
側に開口部61aを有する断面コ字形で金属製のシール
ド61と、開口部61aに張設されたグリッド62と、
シールド61の内側に張設された放電ワイヤ63と、を
備えている。そして、感光体ドラム48の帯電時には、
帯電バイアス印加電源64により、グリッド62には数
百V、また放電ワイヤ63には2kV程度の帯電バイア
スが印加される。さらに、放電ワイヤ63に流れる電流
値は、検知センサ(検知手段)65によって検知される
ようになっている。検知センサ65は、放電ワイヤ63
に流れる電流があらかじめ設定した所定範囲から外れた
ことを検知するものである。帯電バイアス印加電源64
及び検知センサ65は、制御手段66に接続されてい
る。
ノイズなどの突発的なトリガーが発生すると、コロナ放
電器の放電ワイヤ63に流れる電流値が瞬間的に所定範
囲を外れる場合がある。また、コロナ放電器の使用が進
むにつれて、放電ワイヤ63には、窒素酸化物やシリカ
やトナーなどの異物が徐々に付着していく。そして、こ
れら異物が付着すると抵抗値が変化するため、放電ワイ
ヤ63を流れる電流の電流値にばらつきが発生しやすく
なる。このことは、放電ワイヤ63を流れる電流が所定
範囲外となる頻度を高くする原因となっている。
常」と、検知センサ65についての「誤検知」というこ
とばの使い方について、再度、確認しておく。
自体に起因するすべての正常でない状態をいう。例え
ば、故障や、寿命による劣化はもちろん、その外に清掃
が必要な状態なども含まれるものとする。これに対し
て、「誤検知」とは、コロナ放電器自体は正常であるに
もかかわらず、検知センサが誤ってコロナ放電器が異常
であると検知することをいう。
検知センサ65は、同じように出力値が「所定範囲外」
であることを検知する。
外を検知した場合には、異常と誤検知とを区別すること
ができなかったために、サービスマンを呼ぶ必要のない
誤検知であっても、不要にサービスマンを呼んでいた。
る、異常と誤検知とを明確に区別し、区別した後にそれ
ぞれに対して好適な対処をするようにしている。以下、
図4のフローチャートを参照してその詳細を説明する。
ー(画像形成)を開始する(ステップS1、以下単に
「S1」のように記す。)。まず、検知センサ65及び
制御手段66によってコロナ放電器の高圧出力をチェッ
クする(S2)。この高圧出力のチェックは、例えば、
前述のように、放電ワイヤ63を流れる電流の値が、所
定範囲外かをチェックする。ここで、「NO」の場合、
すなわち所定範囲外でない場合は、制御手段66により
カウンタをリセットして(S3)、コピーを行う。一
方、ステップS2で「YES」の場合、すなわち所定範
囲外の場合は、ジャム表示を行う(S5)。このよう
に、ジャム表示で代用することは、小型の画像形成装置
で、メッセージ表示を行うためのパネルを持たない場合
など、装置構成を簡略化したい場合に特に有効である。
なお、メッセージ表示用のパネルを持った画像形成装置
の場合は、ジャム表示に代えて、コロナ放電器の出力値
が所定範囲外である旨を表示するようにしてもよい。上
述のステップS5のように、ジャム表示で代用するとき
には、ユーザに余計な心配をかけるおそれがないといっ
た効果もある。
形成動作(帯電、露光、現像、転写、定着、クリーニン
グなど)を中止し、さらに駆動系の駆動により速やかに
記録材Pを排出する(S6)。その後、ユーザによるジ
ャム処理が行われる(S7)。すなわち、画像形成装置
本体のカバーの一部を開放し、ジャムした記録材P(ジ
ャム紙)を除去する。ここで、実際には、ジャム紙に相
当する記録材Pは、すでに、ステップS6で排出されて
いるので、ユーザはこのことを確認した後、カバーの一
部を閉鎖する。これによりジャム処理(S7)が終了
し、カバーの一部の閉鎖に連動して、カウンタに1が加
えられる(S8)。なお、制御手段65には、リセット
手段(不図示)が内蔵されていて、カバーの一部の閉鎖
動作と連動して、検知センサ65から、所定範囲外を検
知したことが削除されて、検知センサ65がリセットさ
れるようになっている。
数)N(N≧2)に達したかをチェックする(S9)。
所定回数に達していなければ(「NO」の場合)、ステ
ップS1に戻り、再び、コピーを開始する。一方、ステ
ップS9で「YES]の場合は、コロナ放電器が異常で
あることを報知する(S9)。なお、異常の表示は、例
えば、専用のLEDランプを点灯させルことで行うこと
ができる。
知対象物(コロナ放電器)を検知手段(上述では検出セ
ンサ)によってN回検知し、N回連続して検知手段が所
定範囲外を検知したときにはじめて異常を表示するよう
にしているので、検知手段の誤検知によって異常が表示
される可能性が極めて低いものとなる。したがって、不
要に画像形成装置が停止されて、画像形成ができなくな
ったり、不要にサービスマンを呼んだりすることがなく
なる。
形成装置が小型である場合に、特に好適な流れを示して
いる。なお、上述した実施の形態においては、ジャム紙
の有無の確認が極めて容易に行うことができるように構
成されており、画像形成装置のリカバーをカバーの一部
の閉鎖動作によって行うことができるように構成されて
いる。
ージ表示を行うための十分に大きな表示パネルをもって
おり、画像形成装置の作動状態を詳しく表示できる場合
には、図5のフローチャートにしたがって誤検知を防止
するようにしてもよい。
のフローチャートと別の誤検知防止の作業フロー示すも
のである。
S14は、この順に、図4のS1、S2、S3、S4と
同じであるので、説明を省略する。
合、すなわち検知センサ65が所定範囲外を検知したと
き、このことをリセットするとともにカウンタに1を加
える(S15)。ステップS16において、カウンタ値
が所定値Nに達していない場合には、ステップS11に
戻り、達している場合には、ステップS17で異常を報
知する。
ンサ65の誤検知を極めて少ないものとすることができ
る。
に係る異常検知システムで検知する場合について説明し
たが、前述したように、同様の異常検知システムで、現
像器33や転写帯電器34を検知するようにしてもよ
い。この場合にも、上述と同様の効果、すなわち誤検知
を有効に排除することができる。
現像器33と、転写帯電器34とを同一の異常検知シス
テムで検知するようにしてもよい。この場合には、検知
回数の所定値Nを、例えば、個別に検知する場合よりも
多く設定するとよい。同一の異常検知システムで複数の
検知対象物を検知する場合には、それぞれの検知対象物
に個別に異常検知システムを配設する必要がないので、
構成を簡略化することができる。
分離帯電器、除電帯電器、さらには定着器43(図1参
照)における温度管理に対しても、ほぼこのまま適用す
ることが可能である。
テムによれば、検知手段が検知対象物の出力値が所定範
囲外であることを検知した場合でも、これにより直ちに
検知対象物が異常であるとは判断するようなことはしな
いで、所定範囲外の検知が所定回数だけ繰り返されたと
きにはじめて検知対象物が異常であることを報知するの
で、例えば、検知対象物の出力値が突発的なノイズによ
って瞬間的に所定範囲外となる場合などに発生する検知
手段の誤検知を有効に排除することができる。
常検知システムによって、検知手段の誤検知を排除する
ことができるので、誤検知に起因する不要な画像形成装
置の停止や、不要なサービスマンの招致をなくすことが
できる。
る。
である。
システムの構成を説明する図である。
検知システムの動作の流れを示す図である。
流れを示す図である。
物(帯電手段、高圧印加部材、一次帯電器、コロナ放電
器)、32……露光手段(露光器)、33……現像手段
(現像器)、34……転写手段(転写帯電器)、65…
…検知手段(検知センサ)、66……リセット手段(制
御手段)、P……記録材
Claims (5)
- 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体表面を一様に
帯電する帯電手段と、帯電後の前記像担持体表面を露光
して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像にト
ナーを付着させてトナー像として現像する現像手段と、
前記像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写手段
と、を備えた画像形成装置において、 前記帯電手段と前記現像手段と前記転写手段とのうちの
少なくとも1つの出力値が所定範囲から外れたときにこ
れを所定範囲外として検知する検知手段と、 前記所定範囲外の検知を解除して前記検知手段をリセッ
トするリセット手段と、を備え、 前記検知手段による前記所定範囲外の検知が少なくとも
2回以上つづけて行われたときに異常であることを報知
することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記検知手段が前記帯電手段と前記現像
手段と前記転写手段とのうちの少なくとも1つの出力値
が所定範囲から外れたことを検知したときに、画像形成
動作を中止し、記録材を排出した後、記録材搬送系を停
止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 前記検知手段が前記帯電手段と前記現像
手段と前記転写手段とのうちの少なくとも1つの出力値
が所定範囲から外れたことを検知したときに、紙詰まり
の表示を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形
成装置。 - 【請求項4】 検知対象物の出力値が所定範囲から外れ
たときにこれを所定範囲外として検知する検知手段と、 前記所定範囲外の検知を解除して前記検知手段をリセッ
トするリセット手段と、を備え、 前記検知手段による前記所定範囲外の検知が少なくとも
2回以上つづけて行われたときに前記検知対象物が異常
であることを報知することを特徴とする異常検知システ
ム。 - 【請求項5】 前記検知対象物は高圧が印加される高圧
印加部材であり、前記所定範囲は前記高圧印加部材に流
れる電流値の範囲であることを特徴とする請求項4に記
載の異常検知システム。
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JP2011007850A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
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