JP2019219455A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学ユニットの防塵ガラスの結露による異常画像の発生を未然に防止する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、外気温度から露点温度を算出し、また光学ユニット137の付近の温度が露点温度以下であるかを判断する。露点温度以下である場合、画像形成装置1は、光学ユニット137の防塵ガラス135a〜135dの表面が結露している可能性があると判断し、清掃器具による清掃を指示するメッセージを操作表示部170に表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式、静電記録方式等でレーザ光を利用して画像形成を行う画像形成装置に関する。
画像形成装置は、例えば、レーザ光を感光体に照射することで感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー等の現像剤により現像することで現像剤像(トナー像)を形成し、このトナー像をシートに転写することで画像形成を行う。画像形成装置は、トナーや紙粉等による塵や埃等の付着物がレーザ光を照射する光学ユニットに付着することで、形成する画像の品質が低下する。そのために光学ユニットは、レーザ光の光源やレンズ等の部品を密閉収容し、付着物の侵入を防止する構成となっている。この場合、光学ユニットは、レーザ光の出射口が設けられ、この出射口が防塵ガラスでカバーされて構成される。しかしながらこの構成では、防塵ガラスの表面に付着物が付着することで付着部分のレーザ光の通過が阻害されて、形成する画像に異常が発生することがある。
そのために清掃部材により防塵ガラス表面に付着した付着物を清掃する方法が提案されている(特許文献1)。また、画像形成装置に挿抜可能なカートリッジ部材の挿抜動作に伴って清掃部材を移動させることで、防塵ガラス表面を清掃する方法が提案されている(特許文献2)。これらの手法では、防塵ガラスの表面に付着した付着物を清掃部材により除去することで、異常画像の発生を防止する。
特開2005−321507号公報 特開2009−244541号公報
異常画像が発生する原因には、防塵ガラス表面へ付着物の付着以外に、例えば、画像形成装置の外気温度の変化等による防塵ガラス表面の結露がある。付着物が異常画像の原因である場合、防塵ガラスの表面を一度清掃すれば、その後の所定期間は清掃が不要となる。しかしながら防塵ガラス表面の結露は、画像形成装置の設置環境の温度や湿度の条件さえ揃えば、いつでも発生する可能性がある。ユーザは、防塵ガラスの表面が結露して清掃する必要があることを事前に知ることが難しく、異常画像の発生によりその必要があることを知ることが多い。異常画像が発生した場合、画像形成に用いたシートやトナー等の資源が無駄に消費される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、光学ユニットの防塵ガラスの結露による異常画像の発生を未然に防止する画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
本発明の画像形成装置は、感光体と、光源を有し、前記光源から出射された光を前記感光体に照射することで該感光体に画像を形成する光学ユニットと、前記光学ユニットから前記感光体へ照射される前記光を透過する光透過部材と、前記光透過部材の表面を清掃する清掃部材と、前記光透過部材の結露の発生の可能性を判断する判断手段と、前記判断手段が前記光透過部材の結露の発生の可能性があると判断した場合に、前記清掃部材による前記光透過部材の清掃を指示するメッセージを表示手段に表示する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、結露の可能性がある場合に光透過部材の清掃を指示するメッセージを表示することで、ユーザが光透過部材を清掃する必要があることを事前に知ることができる。ユーザが清掃作業を行うことにより、異常画像の発生を未然に防止することができる。
画像形成装置の概略構成図。 コントローラの説明図。 (a)〜(c)は、防塵ガラスの表面の清掃手順の説明図。 外気温度、光学温度、及び露点温度の推移を例示するグラフ。 露点温度の説明図。 画像形成処理を表すフローチャート。 結露復帰処理を表すフローチャート。 (a)、(b)は、メッセージの例示図。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。
(画像形成装置)
図1は、本実施形態の画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置1は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色に対応して4つの画像形成部132a〜132dを備える。画像形成部132a〜132dはカートリッジ部材であり、画像形成装置1に挿抜可能になっている。画像形成部132aはイエローの画像を形成する。画像形成部132bはマゼンタの画像を形成する。画像形成部132cはシアンの画像を形成する。画像形成部132dはブラックの画像を形成する。
画像形成部132a〜132dは、ドラム状の感光体である感光ドラム134a〜134dを備え、帯電、露光、現像の各工程により感光ドラム134a〜134dにトナー像を形成する。感光ドラム134aには、イエローのトナー像が形成される。感光ドラム134bには、マゼンタのトナー像が形成される。感光ドラム134cには、シアンのトナー像が形成される。感光ドラム134dには、ブラックのトナー像が形成される。画像形成部132a〜132dの上部には、感光ドラム134a〜134dの露光工程に用いられる光学ユニット137が設けられる。
画像形成装置1は、画像形成部132a〜132dで形成されたトナー像をシートに転写するための中間転写体として、中間転写ベルト131を備える。中間転写ベルト131は、感光ドラム134a〜134dの下部に設けられる。中間転写ベルト131を挟んで感光ドラム134a〜134dのそれぞれに対向する位置に、一次転写部133a〜133dが設けられる。各感光ドラム134a〜134dに形成されたトナー像は、一次転写部133a〜133dにより中間転写ベルト131に転写される。中間転写ベルト131は、複数のローラに巻き回されたベルト部材であり、図中時計回り方向に回転する。各感光ドラム134a〜134dのトナー像は、回転に応じたタイミングで中間転写ベルト131に重畳して転写される。これにより中間転写ベルト131には、フルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト131は、回転することで、転写されたトナー像を二次転写部130へ搬送する。
画像形成装置1は、画像が形成されるシートPを給送するために、給紙カセット100及び搬送経路110を備える。搬送経路110には、シートPを給紙カセット100から給紙して搬送するための各種ローラが設けられる。シートPは、搬送経路110により、二次転写部130を介して排紙トレイ160へ搬送される。給紙カセット100は、シートPの有無を検知するシートセンサ101を備える。搬送経路110には、ピックアップローラ102、カセットフィード/リタードローラ103、搬送ローラ120、レジストローラ121、搬送ローラ141、縦パスローラ150、及び排紙ローラ151が設けられる。二次転写部130は、レジストローラ121に対してシートPの搬送方向の下流側に設けられる。二次転写部130に対してシートPの搬送方向の下流側には、定着器140が設けられる。レジストローラ121と二次転写部130との間には、レジストセンサ122が設けられる。
シートPは、ピックアップローラ102により給紙カセット100から給紙される。給紙されたシートPは、カセットフィード/リタードローラ103及び搬送ローラ120により、1枚ずつレジストローラ121へ搬送される。レジストローラ121は、シートPの斜行補正を行い、中間転写ベルト131に形成されたトナー像が二次転写部130へ搬送されるタイミングにあわせて、シートPを二次転写部130へ搬送する。レジストセンサ122は、二次転写部130へ搬送されるシートPを検出する。
二次転写部130は、中間転写ベルト131に形成されたトナー像をシートPへ転写する。トナー像が転写されたシートPは、定着器140へ搬送される。定着器140は、例えばトナー像が転写されたシートPを加熱及び加圧することで、シートPに画像を定着させる。画像が定着したシートPは、搬送ローラ141及び縦パスローラ150により排紙ローラ151へ搬送される。排紙ローラ151は、シートPを排紙トレイ160へ排出する。
画像形成装置1は、操作表示部170、温湿度センサ180、光学ユニット温度センサ181、及びファン182を備える。操作表示部170は、ユーザからの操作情報を入力するための操作部(入力部)と、印刷情報やユーザへの指示や警告等を表示するための表示部(出力部)と、を有する。温湿度センサ180は、画像形成装置1の外気の温度検出及び湿度検出を行う。光学ユニット温度センサ181は、光学ユニット137の周囲温度検出を行う。ファン182は、駆動時に画像形成装置1の内部に外気を吸い込む。
光学ユニット137について説明する。光学ユニット137は、色毎に対応したレーザスキャナ(光学走査手段)を備える。各レーザスキャナは、形成する画像を表す画像情報に応じたレーザ光を感光ドラム134a〜134dに照射するための光源を備える。レーザ光により感光ドラム134a〜134dの表面が露光される。これにより、感光ドラム134a〜134dの表面に、画像情報に応じた静電潜像が形成される。光学ユニット137は、レーザ光を感光ドラム134a〜134dに向けて出射するための部位(出射口)が、各感光ドラム134a〜134dに対応して形成される。各出射口は光を透過する光透過部材で密閉される。本実施形態では、光透過部材として防塵ガラス135a〜135dが用いられる。光学ユニット137の下側には、防塵ガラス135a〜135dの清掃時に開放される清掃開口部136a〜136dが設けられる。
(コントローラ)
図2は、画像形成装置1の動作を制御するコントローラの説明図である。コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)200、ROM(Read Only Memory)201、RAM(Random Access Memory)202、及びインタフェース(I/F)211を備える。I/F211は、パーソナルコンピュータ等の外部機器210と通信するための通信インタフェースである。I/F211は、外部機器210から画像形成の指示を含む印刷情報を取得する。印刷情報には、例えば上記の画像情報が含まれる。コントローラ20は、画像形成装置1に内蔵される。
CPU200は、ROM201に格納された制御プログラムを、RAM202を作業領域に用いて実行することで画像形成装置1の動作を制御する。CPU200は、外部機器210から取得した印刷情報に応じて画像形成部132a〜132d、光学ユニット137等の動作を制御することで画像形成を行う。CPU200は、操作表示部170からユーザによる操作情報を取得する。CPU200は、操作表示部170に印刷情報及び指示や警告等のメッセージを表示させる。CPU200は、温湿度センサ180から画像形成装置1の外気の温度(外気温度)及び外気の湿度(外気湿度)に関する情報を取する。CPU200は、光学ユニット温度センサ181から光学ユニット137付近の温度(周囲温度)に関する情報を取得する。CPU200は、画像形成装置1の内部へ外気を取り込むために、ファン182を駆動制御する。ファン182が駆動されることで、画像形成装置1の内部温度、例えば光学ユニット137の周囲温度が低下する。
(画像形成装置の動作)
以上のような構成の画像形成装置1による画像形成時の動作について説明する。CPU200は、外部機器210から印刷情報を取得することでシートPへの画像形成を開始する。CPU200は、取得した印刷情報をRAM202に格納して画像形成に用いる。
CPU200は、画像形成を開始すると、ピックアップローラ102によりシートPを給紙カセット100から搬送経路110に給紙する。給紙されたシートPは、カセットフィード/リタードローラ103によって1枚ずつ搬送経路110を搬送される。シートPは、搬送経路110を、搬送ローラ120を介してレジストローラ121まで搬送される。レジストローラ121は、シートPの斜行補正等を行い、所定のタイミングまでシートPの搬送を停止する。なお、CPU200は、シートセンサ101により、給紙カセット100内のシートPの有無を検出する。
CPU200は、シートPの搬送に並行して、画像形成部132a〜132d及び光学ユニット137により感光ドラム134a〜134dに各色のトナー像を形成する。トナー像の形成は以下のように行われる。CPU200は、画像形成部132a〜132dの感光ドラム134a〜134dのトナー像が形成される面を帯電する。CPU200は、光学ユニット137の光源からレーザ光を出射させる。出射されたレーザ光は、防塵ガラス135a〜135dを通過し、感光ドラム134a〜134dの帯電された面を照射する。これにより、感光ドラム134a〜134d上には静電潜像が形成される。この静電潜像は、トナー(現像剤)によりトナー像に現像される。感光ドラム134a〜134d上のトナー像は、一次転写部133a〜133dにより中間転写ベルト131上へ転写される。中間転写ベルト131へ転写されたトナー像は、中間転写ベルト131の回転によって、二次転写部130まで搬送される。
CPU200は、中間転写ベルト131に転写されたトナー像が二次転写部130に搬送されるタイミングに合わせて、レジストローラ121にシートPの搬送を再開させる。CPU200は、レジストセンサ122を監視し、シートPが給紙カセット100から正常に給紙されているか否かを判断する。CPU200は、二次転写部130によりトナー像を中間転写ベルト131からシートPに転写する。シートPは、二次転写部130から定着器140へ搬送される。定着器140は、トナー像をシートPに定着させる。これによりシートPへの画像形成が完了する。CPU200は、搬送ローラ141、縦パスローラ150、及び排紙ローラ151により画像形成後のシートPを搬送する。シートPは、印刷面を下向きにして排紙トレイ160へ排出される。
(防塵ガラス135a〜135dの清掃)
図3は、光学ユニット137の防塵ガラス135a〜135dの表面の清掃手順の説明図である。ここでは、防塵ガラス135aの表面を清掃する場合を説明する。防塵ガラス135b〜135dの清掃も同様に行われる。
画像形成装置1の内部には、トナーや紙粉等の塵や埃が浮遊する。これらの塵や埃は、防塵ガラス135aの表面に付着して付着物303となることがある。付着物303によって、光学ユニット137から感光ドラム134aへ照射されるレーザ光の進路が阻害される。この結果、異常画像が発生する可能性がある。そのために防塵ガラス135aの清掃が必要になる。
防塵ガラス135aの清掃は、清掃器具300により行われる。清掃器具300は、防塵ガラス135aの表面を清掃するための専用の清掃部材であり、画像形成装置1に付属する。清掃器具300は、先端に防塵ガラス135aの表面の付着物303(汚れ)を除去するための清掃パッド301を備える。清掃器具300を使用して防塵ガラス135aの表面に付着した付着物303を除去することで、異常画像の発生を防止することができる。
防塵ガラス135aの清掃は、ユーザが画像形成装置1の前面に備えられた不図示の扉を開放し、清掃開口部136aを露出することで開始される(図3(a))。ユーザは、清掃開口部136aから、清掃器具300を矢印Aの方向に挿入する。ユーザは、矢印Bの方向に清掃器具300を挿抜することで、付着物303を掻き取る(図3(b))。ユーザは、図3(c)において矢印Cの方向に清掃器具300を引き抜く(図3(c))。以上の手順により、清掃器具300を用いた防塵ガラス135aの表面の清掃が完了する。
(防塵ガラス135a〜135dの結露)
図4は、画像形成装置1の外気温度、光学ユニット137の周囲温度(以下、「光学温度」という。)、及び画像形成装置1の設置環境における露点温度の推移を例示するグラフである。外気温度は温湿度センサ180により検出される。光学温度は光学ユニット温度センサ181により検出される。外気温度は実線で表される。光学温度は破線で表される。露点温度は一点破線で表される。
図5は、露点温度の説明図である。図5は、温度と湿度との関係から決定される露点温度を表す露点温度表である。露点温度は、空気中の水蒸気が凝固する温度である。例えば、画像形成装置1の外気温度が25[℃]、外気湿度が50[%]の場合、図5の表より、露点温度は14.0[℃]となる。これは、この環境で物体の温度が14.0[℃]未満である場合に、該物体に結露が生じることを意味する。この露点温度表のデータは、例えば予めROM201に格納されている。CPU200は、温湿度センサ180による検出結果と、ROM201に格納される露点温度表と、に応じて露点温度を取得することができる。
例えば図4のタイミング400の時点では、外気温度及び光学温度がともに5[℃]である。外気湿度が50[%]であれば、このときの露点温度は、図5の表から分かるように−4.6[℃]である。この場合、光学温度が露点温度よりも高い状態であるために、防塵ガラス135a〜135dの表面に結露は発生しない。
図4では、タイミング400から1時間後のタイミング401に至るまでの間に、外気温度が5[℃]から25[℃]に上昇する。外気温度は、例えば冬の時期に部屋の暖房が開始された等の理由で上昇する。この場合、外気温度の上昇に対して光学温度は遅れて緩やかに上昇する。このように外気温度が上昇する場合、区間402では、光学温度が露点温度よりも低い状態となる。つまり、区間402では防塵ガラス135a〜135dの表面に結露が生じる可能性が高い状態となる。区間402の間のタイミング403で画像形成が開始される場合、防塵ガラス135a〜135dの表面に生じる結露により、付着物303の付着時と同様に、レーザ光の進路が阻害される。そのために形成の画像に異常画像が発生する可能性がある。本実施形態では、このような状態が生じたときに、ユーザに対して防塵ガラス135a〜135dの清掃を指示することで、異常画像の発生を防止する。
(画像形成処理)
図6は、画像形成装置1による画像形成処理を表すフローチャートである。ユーザが不図示の電源スイッチをオンにして画像形成装置1を起動することで、CPU200は、この処理を開始する。
CPU200は、起動すると、RAM202を初期化する(S600)。CPU200は、電源スイッチがユーザによってオフされたか否かを確認する(S601)。電源スイッチがオフされた場合(S601:Y)、CPU200は、この処理を終了する。電源スイッチがオフされていない場合(S601:N)、CPU200は、露点温度を取得する(S602)。CPU200は、例えばROM201に格納される露点温度表を参照し、温湿度センサ180から取得した外気温度及び外気湿度に対応する露点温度を取得する。
CPU200は、光学ユニット温度センサ181から取得する光学温度が、露点温度以下である否かを判断する(S603)。光学温度が露点温度以下である場合(S603:Y)、CPU200は、防塵ガラス135a〜135dの表面に結露が発生している可能性があると判断する。この場合、CPU200は、後述の結露復帰処理を実行する(S610)。光学温度が露点温度を超えている場合(S603:N)、或いは結露復帰処理の実行後、CPU200は、印刷情報を取得したか否かを判断する(S604)。印刷情報を取得していない場合(S604:N)、CPU200は、S601以降の処理を行う。
印刷情報を取得した場合(S604:Y)、CPU200は、印刷情報をRAM202に記憶する(S605)。以降、CPU200は、必要に応じて、RAM202から印刷情報を読み出しながら処理を行う。CPU200は、印刷のために給紙カセット100からシートPを給紙して、シートPへ画像を形成(印刷)する(S606、S607)。CPU200は、画像形成後のシートPを排紙トレイ160へ排出する(S608)。CPU200は、RAM202に記憶した印刷情報により、画像形成処理(印刷処理)を継続するか否かを判断する(S609)。印刷処理を継続しないする場合(S609:N)、S601以降の処理を行う。印刷処理を継続する場合(S609:Y)、CPU200は、S606以降の処理を印刷すべきページがなくなるまで繰り返し実行する。
図7は、S610の結露復帰処理を表すフローチャートである。CPU200は、結露復帰処理により、画像形成装置1の内部の温度を上昇させる復帰動作を行い、その後、ユーザに対して防塵ガラス125a〜125dの清掃を行わせるための指示を出力する。
CPU200は、光学温度が露点温度以下である場合に、画像形成装置1の内部に外気を取り込むためにファン182を駆動する(S700)。なお、この時点では光学温度が露点温度以下であるために、外気温度は光学温度よりも高い状態にある。ファン182を駆動して画像形成装置1の内部に外気を取り込むことで、画像形成装置1の内部の温度が上昇し、防塵ガラス135a〜135dの表面における温度上昇が加速する。
CPU200は、ファン182の駆動開始後に、操作表示部170に復帰動作を行っている旨のメッセージを表示する(S701)。図8(a)は、このメッセージの一例を示す。図8(a)の例では、「装置内部のガラスが結露しており、画像が乱れる可能性があるため、印刷禁止中です。現在、復帰動作を実施中ですので、もうしばらくお待ちください」のメッセージが操作表示部170に表示される。
メッセージの表示後にCPU200は、光学ユニット温度センサ181から取得する光学温度が露点温度を超えているか否かを判断する(S702)。光学温度が露点温度を超えていない場合(S702:N)、CPU200は、光学温度が露点温度を超えるまでS702の処理を行う。
光学温度が露点温度を超える場合(S702:Y)、CPU200は、清掃器具300で防塵ガラス135a〜135dの表面を清掃した後の再結露の可能性が低いと判断する。この場合、CPU200は、復帰動作を終了するためにファン182を停止する(S703)。
CPU200は、ファン182の停止後に、操作表示部170に清掃器具300を使用して防塵ガラス135a〜135dの表面の清掃を指示する旨のメッセージを表示する(S704)。図8(b)は、このメッセージの一例を示す。図8(b)の例では、「復帰動作が完了しました。前ドアを開け、清掃器具を使用して装置内部のガラスを拭いた後、前ドアを閉めて下さい。作業が終了したら「作業完了」を押して下さい。」のメッセージが操作表示部170に表示される。操作表示部170には、このメッセージに加えて「作業完了」のボタンが表示される。
メッセージの表示後にCPU200は、清掃作業が完了したか否かを確認する(S705)。これは、例えば図8(b)に示した「作業完了」のボタンをユーザが押下したことを表す指示を、CPU200が操作表示部170から取得したか否かを判断することで行われる。清掃作業が完了していない場合(S705:N)、CPU200は、作業完了を確認するまで待機する。清掃作業が完了した場合(S705:Y)、すなわちユーザが「作業完了」ボタンを押した場合、CPU200は、結露復帰処理を終了して図6のS604の処理を行う。
以上のように本実施形態の画像形成装置1は、光学ユニット137に備えられた防塵ガラス135a〜135dの表面に結露が発生する可能性がある場合、ファン182を駆動して、外気を内部へ積極的に取り込む。画像形成装置1は、光学温度が露点温度を超えた段階、つまり光学温度が結露が発生しない温度まで上昇した段階でファン182を停止し、ユーザへ防塵ガラス135a〜135dの清掃を指示する。ユーザは、この指示に従い、清掃器具300を使用して防塵ガラス135a〜135dの表面を清掃することで結露を除去する。結露を除去することで、画像形成の際の異常画像の発生が未然に防がれる。そのために、異常画像の発生によるシートPやトナー等の資源の無駄な消費が防止される。
画像形成装置1がユーザに清掃を指示した時点で光学温度が露点温度を超えているために、防塵ガラス135a〜135dの表面に結露が再度発生することはない。そのために、結露を掃除して除去した後の再度の結露が防止され、画像形成の際の異常画像の発生が防止される。
このように本実施形態は、防塵ガラス135a〜135dの表面の結露の可能性がある場合に画像形成装置1内部へ外気を取り込み、結露の可能性が低くなった後に防塵ガラス135a〜135dの表面の清掃を指示する手順である。すなわち画像形成装置1は、光学温度の調整を行った後に、防塵ガラス135a〜135dの表面の掃除を指示する。これに限らず、例えば、防塵ガラス135a〜135dの表面に結露が発生している可能性がある場合に、画像形成装置1は、光学温度の調整を行うことなく防塵ガラス135a〜135dの表面の清掃を指示してもよい。
防塵ガラス135a〜135dの表面に結露が発生する可能性の有無の判断は、光学温度が露点温度以下であるか否かにより判断する方法に限定されない。例えば、画像形成装置1は、光学温度と外気温度との温度差が所定値以上である場合に、結露の発生の可能性があると判断してもよい。
光学温度を上昇させるための方法は、ファン182を駆動して画像形成装置1の内部へ外気を取り込む方法の他に、例えば、光学ユニット137の近辺にヒータを設けて、ヒータで加熱することで行ってもよい。ヒータにより加熱することで画像形成装置1の内部の温度が上昇し、光学温度が上昇する。
清掃後の再結露の可能性の判断方法は、光学温度が露点温度を超えているかどうかを判断する方法の他に、例えば、光学温度の上昇を開始してから所定時間が経過することで行ってもよい。例えば、画像形成装置1は、ファン182を所定時間駆動することで、再結露の可能性が低いと判断してもよい。
防塵ガラス135a〜135dの清掃は、清掃器具300を用いてユーザが行う他に、例えば、画像形成部132a〜132dの挿抜動作に連動して清掃器具300が移動して防塵ガラス135a〜135dの表面を清掃する機構により行ってもよい。この場合、例えば、画像形成部132a〜132dの防塵ガラス135a〜135dと対向する面に清掃器具300が取り付けられる。画像形成装置1は、画像形成部132a〜132dを挿抜することで防塵ガラス135a〜135dの表面を清掃するよう指示する旨のメッセージを操作表示部170に表示する。

Claims (14)

  1. 感光体と、
    光源を有し、前記光源から出射された光を前記感光体に照射することで該感光体に画像を形成する光学ユニットと、
    前記光学ユニットから前記感光体へ照射される前記光を透過する光透過部材と、
    前記光透過部材の表面を清掃する清掃部材と、
    前記光透過部材の結露の発生の可能性を判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記光透過部材の結露の発生の可能性があると判断した場合に、前記清掃部材による前記光透過部材の清掃を指示するメッセージを表示手段に表示する制御手段と、を備えることを特徴とする、
    画像形成装置。
  2. 外気温度を検出する第1温度検出手段と、
    外気湿度を検出する湿度検出手段と、
    前記光学ユニットの周囲温度を検出する第2温度検出手段と、をさらに備え、
    前記判断手段は、前記外気温度と前記外気湿度とから露点温度を取得し、前記周囲温度が前記露点温度以下である場合に、結露の発生の可能性があると判断することを特徴とする、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 外気温度を検出する第1温度検出手段と、
    前記光学ユニットの周囲温度を検出する第2温度検出手段と、をさらに備え、
    前記判断手段は、前記外気温度と前記周囲温度との温度差が所定値以上である場合に、結露の発生の可能性があると判断することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記判断手段が結露の発生の可能性があると判断した場合に、前記画像形成装置の内部の温度を上昇させるための復帰動作を行い、前記復帰動作の後に前記メッセージを前記表示手段に表示することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 外気を前記画像形成装置の内部に取り込むファンをさらに備え、
    前記制御手段は、前記ファンを駆動して外気を前記画像形成装置の内部に取り込むことで、前記復帰動作を行うことを特徴とする
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置の内部を加熱するヒータをさらに備え、
    前記制御手段は、前記ヒータにより加熱することで前記復帰動作を行うことを特徴とする
    請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記判断手段は、前記復帰動作により前記光学ユニットの周囲温度が結露が発生する可能性のある温度を超えた場合に、前記光透過部材の結露の発生の可能性がなくなったと判断することを特徴とする、
    請求項4〜6のいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記判断手段は、前記復帰動作が行われてから所定時間が経過することで、前記光透過部材の結露の発生の可能性がなくなったと判断することを特徴とする、
    請求項4〜6のいずれか1項記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記判断手段が前記光透過部材の結露の発生の可能性があると判断した後に、前記復帰動作により前記判断手段が前記光透過部材の結露の発生の可能性がなくなったと判断した場合に、前記メッセージを前記表示手段に表示することを特徴とする、
    請求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置に挿抜されるカートリッジ部材をさらに備えており、
    前記清掃部材は、前記カートリッジ部材の挿抜に連動して前記光透過部材の表面を清掃することを特徴とする、
    請求項1〜9のいずれか1項記載の画像形成装置。
  11. 前記清掃部材は、前記カートリッジ部材の、前記光透過部材の表面に対向する面に取り付けられることを特徴とする、
    請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記カートリッジ部材は、前記感光体を備えることを特徴とする、
    請求項10又は11記載の画像形成装置。
  13. 前記光透過部材は、前記光学ユニットの前記光が出射する部位に設けられることを特徴とする、
    請求項1〜12のいずれか1項記載の画像形成装置。
  14. 感光体と、光源を有し、前記光源から出射された光を前記感光体に照射することで該感光体に画像を形成する光学ユニットと、前記光学ユニットから前記感光体へ照射される前記光を透過する光透過部材と、前記光透過部材の表面を清掃する清掃部材と、を備えた画像形成装置により実行される方法であって、
    前記光透過部材の結露の発生の可能性を判断し、
    前記光透過部材の結露の発生の可能性があると判断した場合に、前記清掃部材による前記光透過部材の清掃を指示するメッセージを表示手段に表示することを特徴とする、
    画像形成装置の制御方法。
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