JP2004277139A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙すること。
【解決手段】自動両面印字機能を有し、コントローラからの指示により、印字動作を行う画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け、さらに緊急停止解除指示を受け取った際に、両面搬送路内に排紙可能な被記録材がある場合、その被記録材を自動排紙することを特徴とした画像形成装置。
【選択図】 図3
【解決手段】自動両面印字機能を有し、コントローラからの指示により、印字動作を行う画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け、さらに緊急停止解除指示を受け取った際に、両面搬送路内に排紙可能な被記録材がある場合、その被記録材を自動排紙することを特徴とした画像形成装置。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜の原理・方式の作像プロセス手段部で記録媒体上にトナー等の顕画材により目的の画像情報に対応した画像を間接方式あるいは直接方式で形成担持させ、その画像を記録媒体に永久固着像として熱定着することによって画像形成物を出力する、プリンタ・複写機・記録機・ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、電子写真方式、静電記録方式、磁気記録方式等の適宜の作像プロセス機器により、転写材、感光紙、静電記録紙、印刷紙等の被記録材に、転写方式または直接方式で目的の画像情報に対応させて画像を形成し、担持させている。
【0003】
そして、転写方式を採用する画像形成装置においては、被記録材に形成担持させた未定着トナー像を前記被記録材面に熱定着させるために、熱定着装置をいる。
【0004】
従来、画像形成装置、給紙装置、排紙装置を制御するコントローラは、制御している装置にジャムなどの異常が発生すると、制御している装置のすべて、または一部に緊急停止指示を行う。
【0005】
画像形成装置は、コントローラからの緊急停止指示を受け取ると、機内に被記録材があれば、ジャムと判断し、コントローラへ報知する。画像形成装置は、ジャムと判断すると、コントローラからの緊急停止解除指示を受け取っても、機内の被記録材をオペレータなどが取り除かない限り、初期化動作を開始しない。これは、熱定着する前の未定着トナーを担持した被記録材を自動排紙することにより、機内を未定着トナーで汚さないためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、画像形成装置内に被記録材があれば、すべてジャムと判断していた。しかしながら、両面搬送路内にある被記録材は、一度熱定着されており、自動排紙を行っても、未定着トナーにより機内を汚すことはない。よって、両面搬送路内でジャムが発生していなければ、緊急停止解除指示を受けた後、両面搬送路内にある紙を自動排紙することが可能である。
【0007】
そこで本発明の目的は、画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る第1の発明によれば、上記目的は、自動両面印字機能を有し、コントローラからの指示により、印字動作を行う画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け、さらに緊急停止解除指示を受け取った際に、両面搬送路内に排紙可能な被記録材がある場合、その被記録材を自動排紙することにより達成される。
【0009】
また、本出願に係る第2の発明によれば、上記目的は、上記第1の発明において、コントローラから緊急停止指示を受け取る前に、両面搬送路内でジャムが発生していなければ両面搬送路内にある被記録材を排紙可能と判断し、両面搬送路内でジャムが発生していれば両面搬送路内にある被記録材を自動排紙不可能と判断することにより達成される。
【0010】
また、本出願に係る第3の発明によれば、上記目的は、上記第1の発明において、コントローラから緊急停止指示を受け取った際に、両面搬送路以外に被記録材がある場合、ジャムと判断し、コントローラへ報知することにより達成される。
【0011】
また、本出願に係る第4の発明によれば、上記目的は、自動両面印字機能を有し、コントローラからの指示により、印字動作を行う画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け、さらに緊急停止解除指示を受け取った際に、両面搬送路内に排紙可能な被記録材がある場合、自動排紙可能な被記録材があることをコントローラへ報知し、コントローラの指示により自動排紙することにより達成される。
【0012】
また、本出願に係る第5の発明によれば、上記目的は、上記第4の発明において、コントローラから緊急停止指示を受け取る前に、両面搬送路内でジャムが発生していなければ両面搬送路内にある被記録材を排紙可能と判断し、両面搬送路内でジャムが発生していれば両面搬送路内にある被記録材を自動排紙不可能と判断することにより達成される。
【0013】
また、本出願に係る第6の発明によれば、上記目的は、上記第4の発明において、コントローラから緊急停止指示を受け取った際に、両面搬送路以外に被記録材がある場合、ジャムと判断し、コントローラへ報知することにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下の実施例1から実施例2までは前記課題を解決したものである。
【0015】
【実施例1】
図1は本実施例の画像形成装置の概略構成図である。図1において、104は有機感光体やアモルファスシリコン感光体でできた感光ドラムであり、時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。この回転感光体ドラム104、帯電ローラ105によりその周面が所定の極性、電位に一様に帯電される。そして、その帯電面に、レーザ光学箱108から出力され、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置(図示せず)から入力された目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調(オン/オフ変換)されたレーザ光が、レーザ光反射ミラー109によって変更されて照射されることにより、走査露光が行われ、画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0016】
このように目的の画像に対応して形成された静電潜像は、現像器106により現像される。
【0017】
次に、この感光ドラム104に対して、給紙カセット103から被記録材が給紙ローラ102により1枚給紙されることにより、前記被記録材に対して感光ドラム104側の鏡像トナー像が形成される。この転写ローラ107は被記録材の背面からトナーと逆極性の電荷を供給することで、感光ドラム104から被記録材にトナー像を転写するものである。このようにトナー像の転写を受けた被記録材は、感光ドラム104から分離されて熱定着器110へ送り込まれ、ヒータ111によってトナー像の熱定着を受ける。
【0018】
熱定着を受けた被記録材は、DCブラシレスモータにより駆動されるFUローラー112と、ステッピングモータで駆動されるFDローラー113により搬送され排紙トレイ114に排出される。
【0019】
両面プリントを行う場合は、熱定着を受けた被記録材の後端がセンサs2を通過してから所定時間後に、ステッピングモータの回転方向を反転させ、FDローラ113により両面搬送路L3を通り、両面搬送路L4へ送り込まれる。
【0020】
両面搬送路L4へ送り込まれた被記録材は、再給紙され裏面にトナー像を転写され、熱定着を受け、排紙トレイ114に排紙される。
【0021】
図2は制御系のブロック線図である。画像形成制御手段200は、画像形成装置全体を制御するマイクロプロセッサ、制御プログラムを格納したROM、データ等を記憶するRAM、及びゲート素子等により構成された主制御部により制御される。機能的には、
・画像形成装置内の被記録材の搬送路上に設置されたセンサを監視し、その情報を紙搬送制御手段202へ出力するセンサ監視手段201
・センサ監視手段201からの情報をもとに、被記録材の給紙、搬送を制御する紙搬送制御手段202
・コントローラ300との通信を行い、コントローラ300の指示を紙搬送制御手段202へ出力し、紙搬送制御手段202の状態をコントローラ300へ送信する通信手段203
等から構成されている。
【0022】
上記構成により画像形成装置制御手段200は次のような制御を行う。
【0023】
まず、画像形成装置にコントローラ300から緊急停止時が送信されると、紙搬送制御手段202は通信手段203を通じて、緊急停止指示を受け取る。
【0024】
紙搬送制御手段202はセンサ監視手段201からの情報をもとに、紙の有無をチェックし、機内に紙がないと判断すると、緊急停止解除後に画像形成装置の初期化動作を行う。
【0025】
センサs1又はセンサs2で紙有りを検知していた場合、紙搬送制御手段202は通信手段203を通じて、コントローラ300へジャムを報知し、緊急停止解除かつ、機内の紙が取り除かれたと判断されたあと、画像形成装置の初期化動作を行う。
【0026】
センサs1又はs2で紙有りを検知していなく、センサs3又はs4で紙を検知していた場合、すでに両面搬送路内でジャムが発生していた場合は、紙搬送制御手段202は通信手段203を通じて、コントローラ300へジャムを報知する。両面搬送路内でジャムが発生していない場合は、緊急停止解除に自動排紙及び、画像形成装置の初期化動作を行う。
【0027】
このような制御を行うことで、画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙することができる。
【0028】
図3は本実施例における画像形成装置制御手段200の制御を表すフローチャートである。
【0029】
まず、ステップS1でコントローラ300から緊急停止指示が送信されているかチェックし、緊急停止指示が送信されていれば、ステップS2へ進む。
【0030】
ステップS2では、センサs1とセンサs2をチェックし、どちらかのセンサで紙を検知していた場合、ステップS9へ進み、どちらのセンサでも紙を検知していない場合、ステップS3へ進む。
【0031】
ステップS3では、センサs3とセンサs4をチェックし、どちらかのセンサで紙を検知していた場合、ステップS6へ進み、どちらのセンサでも紙を検知していない場合、ステップS4へ進む。
【0032】
ステップS4では、コントローラ300からの緊急停止解除指示を待ち、緊急停止が解除されると、ステップS5へ進み、画像形成装置の初期化動作を行い、ステップS1へ戻る。
【0033】
ステップS6では、両面搬送路内でジャムが発生しているかどうかチェックし、発生していれば、ステップS9へ進み、発生していなければ、ステップS7へ進む。
【0034】
ステップS7では、コントローラ300からの緊急停止解除指示を待ち、緊急停止が解除されると、ステップS8へ進み、自動排紙及び、画像形成装置の初期化動作を行い、ステップS1へ戻る。
【0035】
ステップS9では、コントローラ300へジャムを報知し、ステップS10へ進む。
【0036】
ステップS10では、緊急停止解除され、機内の紙が取り除かれるまで待ち、ステップS11へ進み、画像形成装置の初期化動作を行い、ステップS1へ戻る。
【0037】
以上のような制御により、画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙することができる。
【0038】
【実施例2】
実施例1では緊急停止解除後に画像形成装置制御手段200がコントローラ300からの指示を待たずに、自動排紙を行っていた。
【0039】
本実施例では、緊急停止解除後に、画像形成装置200は、自動排紙可能な紙がある場合、自動排紙可能な紙があることをコントローラ300へ報知し、コントローラ300からの自動排紙指示を受け取ったあと自動排紙を行う。
【0040】
図4に本実施例のフローチャートを示す。
【0041】
まず、ステップS21でコントローラ300から緊急停止指示が送信されているかチェックし、緊急停止指示が送信されていれば、ステップS22へ進む。
【0042】
ステップS22では、センサs1とセンサs2をチェックし、どちらかのセンサで紙を検知していた場合、ステップS31へ進み、どちらのセンサでも紙を検知していない場合、ステップS23へ進む。
【0043】
ステップS23では、センサs3とセンサs4をチェックし、どちらかのセンサで紙を検知していた場合、ステップS26へ進み、どちらのセンサでも紙を検知していない場合、ステップS24へ進む。
【0044】
ステップS24では、コントローラ300からの緊急停止解除指示を待ち、緊急停止が解除されると、ステップS25へ進み、画像形成装置の初期化動作を行い、ステップS21へ戻る。
【0045】
ステップS26では、両面搬送路内でジャムが発生しているかどうかチェックし、発生していれば、ステップS31へ進み、発生していなければ、ステップS27へ進む。
【0046】
ステップS27では、コントローラ300からの緊急停止解除指示を待ち、緊急停止が解除されると、ステップS28へ進み、自動排紙可能な紙があることをコントローラ300へ報知し、ステップS29へ進む。
【0047】
ステップS29では、コントローラ300からの自動排紙指示を待ち、ステップS30へ進み、自動排紙及び、画像形成装置の初期化動作を行う。
【0048】
ステップS31では、コントローラ300へジャムを報知し、ステップS32へ進む。
【0049】
ステップS32では、緊急停止解除され、機内の紙が取り除かれるまで待ち、ステップS33へ進み、画像形成装置の初期化動作を行い、ステップS21へ戻る。
【0050】
以上のような制御により、画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願に係る第1から第6の発明によれば、画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例を示す断面図
【図2】本発明の制御系ブロック線図
【図3】実施例1における画像形成装置制御手段200の制御を表すフローチャート
【図4】実施例2における画像形成装置制御手段200の制御を表すフローチャート
【符号の説明】
101 画像形成装置
102 給紙ローラ
103 給紙カセット
104 感光ドラム
105 帯電ローラ
106 現像器
107 転写ローラ
108 レーザ光学箱
109 レーザ光反射ミラー
110 熱定着器
111 ヒータ
112 FUローラ
113 FDローラ
114 排紙トレイ
115 FUトレイ
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜の原理・方式の作像プロセス手段部で記録媒体上にトナー等の顕画材により目的の画像情報に対応した画像を間接方式あるいは直接方式で形成担持させ、その画像を記録媒体に永久固着像として熱定着することによって画像形成物を出力する、プリンタ・複写機・記録機・ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、電子写真方式、静電記録方式、磁気記録方式等の適宜の作像プロセス機器により、転写材、感光紙、静電記録紙、印刷紙等の被記録材に、転写方式または直接方式で目的の画像情報に対応させて画像を形成し、担持させている。
【0003】
そして、転写方式を採用する画像形成装置においては、被記録材に形成担持させた未定着トナー像を前記被記録材面に熱定着させるために、熱定着装置をいる。
【0004】
従来、画像形成装置、給紙装置、排紙装置を制御するコントローラは、制御している装置にジャムなどの異常が発生すると、制御している装置のすべて、または一部に緊急停止指示を行う。
【0005】
画像形成装置は、コントローラからの緊急停止指示を受け取ると、機内に被記録材があれば、ジャムと判断し、コントローラへ報知する。画像形成装置は、ジャムと判断すると、コントローラからの緊急停止解除指示を受け取っても、機内の被記録材をオペレータなどが取り除かない限り、初期化動作を開始しない。これは、熱定着する前の未定着トナーを担持した被記録材を自動排紙することにより、機内を未定着トナーで汚さないためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、画像形成装置内に被記録材があれば、すべてジャムと判断していた。しかしながら、両面搬送路内にある被記録材は、一度熱定着されており、自動排紙を行っても、未定着トナーにより機内を汚すことはない。よって、両面搬送路内でジャムが発生していなければ、緊急停止解除指示を受けた後、両面搬送路内にある紙を自動排紙することが可能である。
【0007】
そこで本発明の目的は、画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る第1の発明によれば、上記目的は、自動両面印字機能を有し、コントローラからの指示により、印字動作を行う画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け、さらに緊急停止解除指示を受け取った際に、両面搬送路内に排紙可能な被記録材がある場合、その被記録材を自動排紙することにより達成される。
【0009】
また、本出願に係る第2の発明によれば、上記目的は、上記第1の発明において、コントローラから緊急停止指示を受け取る前に、両面搬送路内でジャムが発生していなければ両面搬送路内にある被記録材を排紙可能と判断し、両面搬送路内でジャムが発生していれば両面搬送路内にある被記録材を自動排紙不可能と判断することにより達成される。
【0010】
また、本出願に係る第3の発明によれば、上記目的は、上記第1の発明において、コントローラから緊急停止指示を受け取った際に、両面搬送路以外に被記録材がある場合、ジャムと判断し、コントローラへ報知することにより達成される。
【0011】
また、本出願に係る第4の発明によれば、上記目的は、自動両面印字機能を有し、コントローラからの指示により、印字動作を行う画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け、さらに緊急停止解除指示を受け取った際に、両面搬送路内に排紙可能な被記録材がある場合、自動排紙可能な被記録材があることをコントローラへ報知し、コントローラの指示により自動排紙することにより達成される。
【0012】
また、本出願に係る第5の発明によれば、上記目的は、上記第4の発明において、コントローラから緊急停止指示を受け取る前に、両面搬送路内でジャムが発生していなければ両面搬送路内にある被記録材を排紙可能と判断し、両面搬送路内でジャムが発生していれば両面搬送路内にある被記録材を自動排紙不可能と判断することにより達成される。
【0013】
また、本出願に係る第6の発明によれば、上記目的は、上記第4の発明において、コントローラから緊急停止指示を受け取った際に、両面搬送路以外に被記録材がある場合、ジャムと判断し、コントローラへ報知することにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下の実施例1から実施例2までは前記課題を解決したものである。
【0015】
【実施例1】
図1は本実施例の画像形成装置の概略構成図である。図1において、104は有機感光体やアモルファスシリコン感光体でできた感光ドラムであり、時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。この回転感光体ドラム104、帯電ローラ105によりその周面が所定の極性、電位に一様に帯電される。そして、その帯電面に、レーザ光学箱108から出力され、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置(図示せず)から入力された目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調(オン/オフ変換)されたレーザ光が、レーザ光反射ミラー109によって変更されて照射されることにより、走査露光が行われ、画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0016】
このように目的の画像に対応して形成された静電潜像は、現像器106により現像される。
【0017】
次に、この感光ドラム104に対して、給紙カセット103から被記録材が給紙ローラ102により1枚給紙されることにより、前記被記録材に対して感光ドラム104側の鏡像トナー像が形成される。この転写ローラ107は被記録材の背面からトナーと逆極性の電荷を供給することで、感光ドラム104から被記録材にトナー像を転写するものである。このようにトナー像の転写を受けた被記録材は、感光ドラム104から分離されて熱定着器110へ送り込まれ、ヒータ111によってトナー像の熱定着を受ける。
【0018】
熱定着を受けた被記録材は、DCブラシレスモータにより駆動されるFUローラー112と、ステッピングモータで駆動されるFDローラー113により搬送され排紙トレイ114に排出される。
【0019】
両面プリントを行う場合は、熱定着を受けた被記録材の後端がセンサs2を通過してから所定時間後に、ステッピングモータの回転方向を反転させ、FDローラ113により両面搬送路L3を通り、両面搬送路L4へ送り込まれる。
【0020】
両面搬送路L4へ送り込まれた被記録材は、再給紙され裏面にトナー像を転写され、熱定着を受け、排紙トレイ114に排紙される。
【0021】
図2は制御系のブロック線図である。画像形成制御手段200は、画像形成装置全体を制御するマイクロプロセッサ、制御プログラムを格納したROM、データ等を記憶するRAM、及びゲート素子等により構成された主制御部により制御される。機能的には、
・画像形成装置内の被記録材の搬送路上に設置されたセンサを監視し、その情報を紙搬送制御手段202へ出力するセンサ監視手段201
・センサ監視手段201からの情報をもとに、被記録材の給紙、搬送を制御する紙搬送制御手段202
・コントローラ300との通信を行い、コントローラ300の指示を紙搬送制御手段202へ出力し、紙搬送制御手段202の状態をコントローラ300へ送信する通信手段203
等から構成されている。
【0022】
上記構成により画像形成装置制御手段200は次のような制御を行う。
【0023】
まず、画像形成装置にコントローラ300から緊急停止時が送信されると、紙搬送制御手段202は通信手段203を通じて、緊急停止指示を受け取る。
【0024】
紙搬送制御手段202はセンサ監視手段201からの情報をもとに、紙の有無をチェックし、機内に紙がないと判断すると、緊急停止解除後に画像形成装置の初期化動作を行う。
【0025】
センサs1又はセンサs2で紙有りを検知していた場合、紙搬送制御手段202は通信手段203を通じて、コントローラ300へジャムを報知し、緊急停止解除かつ、機内の紙が取り除かれたと判断されたあと、画像形成装置の初期化動作を行う。
【0026】
センサs1又はs2で紙有りを検知していなく、センサs3又はs4で紙を検知していた場合、すでに両面搬送路内でジャムが発生していた場合は、紙搬送制御手段202は通信手段203を通じて、コントローラ300へジャムを報知する。両面搬送路内でジャムが発生していない場合は、緊急停止解除に自動排紙及び、画像形成装置の初期化動作を行う。
【0027】
このような制御を行うことで、画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙することができる。
【0028】
図3は本実施例における画像形成装置制御手段200の制御を表すフローチャートである。
【0029】
まず、ステップS1でコントローラ300から緊急停止指示が送信されているかチェックし、緊急停止指示が送信されていれば、ステップS2へ進む。
【0030】
ステップS2では、センサs1とセンサs2をチェックし、どちらかのセンサで紙を検知していた場合、ステップS9へ進み、どちらのセンサでも紙を検知していない場合、ステップS3へ進む。
【0031】
ステップS3では、センサs3とセンサs4をチェックし、どちらかのセンサで紙を検知していた場合、ステップS6へ進み、どちらのセンサでも紙を検知していない場合、ステップS4へ進む。
【0032】
ステップS4では、コントローラ300からの緊急停止解除指示を待ち、緊急停止が解除されると、ステップS5へ進み、画像形成装置の初期化動作を行い、ステップS1へ戻る。
【0033】
ステップS6では、両面搬送路内でジャムが発生しているかどうかチェックし、発生していれば、ステップS9へ進み、発生していなければ、ステップS7へ進む。
【0034】
ステップS7では、コントローラ300からの緊急停止解除指示を待ち、緊急停止が解除されると、ステップS8へ進み、自動排紙及び、画像形成装置の初期化動作を行い、ステップS1へ戻る。
【0035】
ステップS9では、コントローラ300へジャムを報知し、ステップS10へ進む。
【0036】
ステップS10では、緊急停止解除され、機内の紙が取り除かれるまで待ち、ステップS11へ進み、画像形成装置の初期化動作を行い、ステップS1へ戻る。
【0037】
以上のような制御により、画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙することができる。
【0038】
【実施例2】
実施例1では緊急停止解除後に画像形成装置制御手段200がコントローラ300からの指示を待たずに、自動排紙を行っていた。
【0039】
本実施例では、緊急停止解除後に、画像形成装置200は、自動排紙可能な紙がある場合、自動排紙可能な紙があることをコントローラ300へ報知し、コントローラ300からの自動排紙指示を受け取ったあと自動排紙を行う。
【0040】
図4に本実施例のフローチャートを示す。
【0041】
まず、ステップS21でコントローラ300から緊急停止指示が送信されているかチェックし、緊急停止指示が送信されていれば、ステップS22へ進む。
【0042】
ステップS22では、センサs1とセンサs2をチェックし、どちらかのセンサで紙を検知していた場合、ステップS31へ進み、どちらのセンサでも紙を検知していない場合、ステップS23へ進む。
【0043】
ステップS23では、センサs3とセンサs4をチェックし、どちらかのセンサで紙を検知していた場合、ステップS26へ進み、どちらのセンサでも紙を検知していない場合、ステップS24へ進む。
【0044】
ステップS24では、コントローラ300からの緊急停止解除指示を待ち、緊急停止が解除されると、ステップS25へ進み、画像形成装置の初期化動作を行い、ステップS21へ戻る。
【0045】
ステップS26では、両面搬送路内でジャムが発生しているかどうかチェックし、発生していれば、ステップS31へ進み、発生していなければ、ステップS27へ進む。
【0046】
ステップS27では、コントローラ300からの緊急停止解除指示を待ち、緊急停止が解除されると、ステップS28へ進み、自動排紙可能な紙があることをコントローラ300へ報知し、ステップS29へ進む。
【0047】
ステップS29では、コントローラ300からの自動排紙指示を待ち、ステップS30へ進み、自動排紙及び、画像形成装置の初期化動作を行う。
【0048】
ステップS31では、コントローラ300へジャムを報知し、ステップS32へ進む。
【0049】
ステップS32では、緊急停止解除され、機内の紙が取り除かれるまで待ち、ステップS33へ進み、画像形成装置の初期化動作を行い、ステップS21へ戻る。
【0050】
以上のような制御により、画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願に係る第1から第6の発明によれば、画像形成装置がコントローラから緊急停止指示を受けた際、両面搬送路内の自動排紙可能な被記録材をジャムにせず、緊急停止解除後に自動排紙することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例を示す断面図
【図2】本発明の制御系ブロック線図
【図3】実施例1における画像形成装置制御手段200の制御を表すフローチャート
【図4】実施例2における画像形成装置制御手段200の制御を表すフローチャート
【符号の説明】
101 画像形成装置
102 給紙ローラ
103 給紙カセット
104 感光ドラム
105 帯電ローラ
106 現像器
107 転写ローラ
108 レーザ光学箱
109 レーザ光反射ミラー
110 熱定着器
111 ヒータ
112 FUローラ
113 FDローラ
114 排紙トレイ
115 FUトレイ
Claims (6)
- 自動両面印字機能を有し、コントローラからの指示により、印字動作を行う画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け、さらに緊急停止解除指示を受け取った際に、両面搬送路内に排紙可能な被記録材がある場合、その被記録材を自動排紙することを特徴とした画像形成装置。
- 請求項1に記載の画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け取る前に、両面搬送路内でジャムが発生していなければ両面搬送路内にある被記録材を排紙可能と判断し、両面搬送路内でジャムが発生していれば両面搬送路内にある被記録材を自動排紙不可能と判断することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1に記載の画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け取った際に、両面搬送路以外に被記録材がある場合、ジャムと判断し、コントローラへ報知することを特徴とする画像形成装置。
- 自動両面印字機能を有し、コントローラからの指示により、印字動作を行う画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け、さらに緊急停止解除指示を受け取った際に、両面搬送路内に排紙可能な被記録材がある場合、自動排紙可能な被記録材があることをコントローラへ報知し、コントローラの指示により自動排紙することを特徴とした画像形成装置。
- 請求項4に記載の画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け取る前に、両面搬送路内でジャムが発生していなければ両面搬送路内にある被記録材を排紙可能と判断し、両面搬送路内でジャムが発生していれば両面搬送路内にある被記録材を自動排紙不可能と判断することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項4に記載の画像形成装置において、コントローラから緊急停止指示を受け取った際に、両面搬送路以外に被記録材がある場合、ジャムと判断し、コントローラへ放置することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-03-18 JP JP2003073540A patent/JP2004277139A/ja not_active Withdrawn
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