JP2000347467A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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JP2000347467A
JP2000347467A JP11157990A JP15799099A JP2000347467A JP 2000347467 A JP2000347467 A JP 2000347467A JP 11157990 A JP11157990 A JP 11157990A JP 15799099 A JP15799099 A JP 15799099A JP 2000347467 A JP2000347467 A JP 2000347467A
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toner
transfer roller
image
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JP11157990A
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English (en)
Inventor
Satoru Murakami
哲 村上
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な表面画像の印刷と、裏面が不要面であ
る旨の印刷とを1つのプロセス部を用いて1工程で行う
ことのできる画像形成装置および画像形成方法を提供す
る。 【解決手段】 感光体ドラム上に回転方向に分離した第
1のトナー画像および第2のトナー画像を形成し、第1
のトナー画像が転写ローラと当接する転写位置に周回し
てきたとき、転写ローラにトナーと逆極性の転写電圧を
印加して第1のトナー画像を転写ローラに転写する。そ
の後、転写ローラが1回転したとき用紙の先端が転写位
置まで搬送されてきており、転写ローラにトナーと同極
性の転写電圧を印加することによって、第1のトナー画
像を用紙裏面に転写する。そして、転写ローラの転写電
圧をトナーと逆極性に切り換えて第2のトナー画像を用
紙表面に転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は転写ローラを用い
た画像形成装置および画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置は、トナー像が形成された
感光体に対して印刷用紙を搬送し、感光体から用紙の印
刷面にトナー像を転写することによって画像形成工程を
処理する。したがって、通常の印刷工程では1度の用紙
搬送において、感光体側の1面に印刷することしかでき
ない。このような装置で用紙の両面に印刷する場合に
は、用紙の表裏を反転して2度感光体へ搬送する必要が
あった。
【0003】一方、近年、省資源の観点から、1面が印
刷済みで不要になった用紙(使用済紙)を印刷に再使用
する傾向にあるが、使用済紙の白紙の面(表面)に印刷
した場合、今回印刷した表面のみならず、裏面にも不要
な画像が印刷されているため、どちらが今回印刷した必
要な画像の面あるかを判断しにくくなる問題点があっ
た。
【0004】これを解決する1つの方式として特開平1
0−149058号公報には、用紙表面に原稿画像を印
刷する原稿印刷部に加えて用紙裏面に特定のパターンを
印刷するパターン印刷部を設け、給紙された印刷用紙が
裏面に不要画像が印刷されている使用済紙であるとき
は、パターン印刷部を動作させて特定パターンを裏面に
印刷することにより、用紙の表裏を判断しやすくしたも
のが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平1
0−149058号公報のものは、原稿印刷部とは別に
パターン印刷部が必要になり、画像形成装置を小型化す
ることが困難になるという問題点があり、印刷のプロセ
スを2回行う必要があるため印刷速度が低下してしまう
という問題点があった。
【0006】この発明は、必要な表面画像の印刷と、裏
面が不要面である旨の印刷とを1つのプロセス部を用い
て1工程で行うことのできる画像形成装置および画像形
成方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 帯電したトナー
によって形成されたトナー画像を担持して周回するトナ
ー画像担持体と、該トナー画像担持体と対向し、転写電
圧が印加される転写ローラと、前記トナー画像担持体と
転写ローラが対向する位置である転写位置に用紙を搬送
する搬送手段と、前記トナー画像担持体上に周回方向に
分離した第1のトナー画像および第2のトナー画像を形
成し(処理1)、第1のトナー画像が転写位置に周回し
てきたとき転写ローラにトナーと逆極性の転写電圧を印
加し(処理2)、処理2から転写ローラが1回転したと
き転写ローラにトナーと同極性の転写電圧を印加し(処
理3)、第2のトナー画像が転写位置に周回してきたと
き転写ローラにトナーと逆極性の転写電圧を印加する
(処理4)とともに、処理2ののち処理3までに前記転
写位置に用紙が搬送されるよう搬送手段を制御する制御
部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】第1、第2のトナー画像は同様の極性に帯
電したトナーによって形成される。処理2において、転
写ローラにトナーと逆極性の転写電圧(正転写電圧)が
印加されることから、第1のトナー画像が転写ローラに
吸引され転写ローラ側に転写される。そして、転写ロー
ラが1回転する間に用紙が転写位置に搬送されてきてお
り、処理3において転写ローラにトナーと同極性の転写
電圧(負転写電圧)を印加することにより、トナーが転
写ローラと反発してトナー画像が用紙の裏面に転写され
る。こののち、処理4において、転写ローラに正転写電
圧を印加することにより、トナー画像担持体上の第2の
トナー画像が転写ローラ方向に吸引され、転写位置すな
わちトナー画像担持体と転写ローラが対向する位置を搬
送されている用紙の表面にこの第2のトナー画像が転写
される。
【0009】このように、転写ローラの転写電圧の極性
を処理2と処理3で反転させることにより、トナー画像
担持体上のトナー画像を転写ローラ側に転写し、さらに
用紙に転写することができる。また、転写電圧の極性を
処理3と処理4で反転させることにより、用紙に対して
転写ローラ側およびトナー画像担持体側の両方から転写
することにより、一回の画像形成プロセスで用紙の両面
に印刷をすることができる。また、転写ローラが第1の
トナー画像を担持するため、従来の(表面印刷機能のみ
の)画像形成装置と殆ど同様の画像形成プロセス部で両
面印刷が可能になる。
【0010】(2) (1)において、前記制御部は、
処理3を開始するとき、用紙の先端が前記転写位置に搬
送されるよう搬送手段を制御し、所定時間処理3を実行
したのち、連続して処理4を実行することを特徴とす
る。
【0011】用紙の先端から所定時間処理3を実行する
ことにより、用紙先端の一部に第1のトナー画像を印刷
することができ、連続して処理4を実行することによ
り、残りの部分に第2のトナー画像を印刷することがで
きる。従来より用紙の先端部には、先端ボイドエリアと
呼ばれる非画像形成エリアが設けられている。したがっ
て、処理3を実行するエリアをこの先端ボイドエリアと
することにより、用紙表面に印刷される第2のトナー画
像を通常の(表面のみの)印刷時と同じように形成する
ことができる。
【0012】(3) (1)または(2)において、前
記搬送手段が搬送する用紙の転写ローラ側の面である裏
面が既に印刷済みであるか否かを検出する検出手段を設
け、前記制御部は、前記裏面が印刷済みでなければ、処
理1において第1のトナー画像を形成せず、第2の処
理、第3の処理を実行しないことを特徴とする。
【0013】裏面に不要な画像が印刷されている使用済
紙を用いて印刷を行う場合に、第1のトナー画像を用紙
の裏面に印刷することがある。すなわち、必要な画像で
ある第2のトナー像を印刷する表面と、使用済み面であ
る裏面と、を区別するための文字や記号を用紙裏面に印
刷することがある。このような場合、使用済紙でなく裏
面が白紙の場合、上記第1のトナー画像を裏面に印刷す
ることは不要である。そこで上記構成では、搬送手段が
搬送する用紙が、裏面が使用済みの使用済紙であるかを
検出手段で検出し、そうでない新しい紙の場合には、処
理1において第1のトナー画像を形成せず、第2の処
理、第3の処理を実行しない。これにより、新しい紙に
印刷する場合には、従来と同様の用紙表面のみに第2の
トナー画像を転写することができる。
【0014】(4) (1)、(2)または(3)にお
いて、前記転写ローラに当接し、該転写ローラに付着し
たトナーをクリーニングするクリーニング手段と、該ク
リーニング手段を前記転写ローラから切り離す切り離し
手段と、を設け、前記制御部は、前記処理2を開始した
のち処理3を開始するまでの全期間または一部の期間、
前記切り離し手段を作動させることを特徴とする。
【0015】転写ローラに第1のトナー画像を転写する
ことにより、転写ローラにも残留トナーが発生し、これ
が用紙を汚すことになりかねない。そこで、転写ローラ
にクリーニング手段を設けたが、第1のトナー画像が転
写されて担持している間は、クリーニングしてはならな
い。そこで、第1のトナー画像を担持している処理2か
ら処理3の期間はクリーニング手段を転写ローラから引
き離すようにした。この引き離す期間は処理2を開始し
たのち処理2を開始するまでの全期間であってもよい
が、最低限第1のトナー画像がクリーニング手段と当接
すべき位置を通過する期間引き離すようにすればよい。
【0016】(5) (1)〜(4)において、前記第
1のトナー画像は、用紙の裏面が使用済みであることを
示す文字または記号であることを特徴とする。
【0017】上記構成により、使用済紙を再使用したと
きこの文字または記号によって表裏を識別することがで
きる。
【0018】(6) (1)〜(4)において、前記第
1のトナー画像は、入力手段から入力された任意の画像
であることを特徴とする。
【0019】上記構成により、利用者は、用紙表面の画
像と同様、用紙裏面に印刷する画像も、パーソナルコン
ピュータ等の画像情報処理装置で作成したものを供給す
ることができる。
【0020】(7) (1)〜(4)において、前記第
1のトナー画像は、前記搬送手段の搬送枚数を示す数字
であることを特徴とする。
【0021】上記構成により、用紙裏面に印刷枚数を印
刷することができる。
【0022】(8) (1)〜(7)において、前記第
1のトナー画像は、前記トナー画像担持体上に第2のト
ナー画像と周回方向を軸として逆に形成されることを特
徴とする。
【0023】上記構成により、第1のトナー画像を用紙
裏面に正しい向きで印刷することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態であるレーザブームプリンタについて説明する。この
レーザビームプリンタは、搬送される用紙の感光体ドラ
ム側8の面である表面に目的の画像を印刷する通常モー
ドと、いわゆる使用済紙に印刷するときに、表面に上記
目的の画像を印刷するとともに転写ローラ9側の面であ
る裏面に不要面である旨のマークを印刷する裏面マーク
印刷モードを備えている。
【0025】まず、図1を参照して同レーザビームプリ
ンタの構造および通常モードの動作を説明する。装置の
底面に制御基板24が設けられている。この制御基板2
4上にCPU、メモリなどを含むコンピュータシステム
の回路が構成されており、この装置の制御部を形成して
いる。装置上部には、レーザダイオード発光ユニット2
3、ポリゴンミラーである走査ミラー21、走査ミラー
モータ20、第1反射ミラー18、第2反射ミラー2
2、第3反射ミラー17からなる光学系が形成されてい
る。走査ミラーモータ20は、走査ミラー21を高速且
つ一定速度に回転させる。走査ミラー21の回転角度は
図示しない検出手段によって制御部24に伝達される。
制御部24は、画像データの入力および画像形成の指示
があると、該画像データに応じてレーザダイオード発光
ユニット23を点灯/消灯させる。この点灯/消灯は、
走査ミラー21の回転角度に同期させて行う。この点灯
/消灯されるレーザビームが画像形成光として感光体ド
ラム8の露光点Lに伝達される。
【0026】感光体ドラム8の周囲には、画像形成プロ
セス順に、帯電部材14、露光点L、現像ユニット16
(現像ローラ15)、転写ローラ9、クリーニングユニ
ット26が設けられている。感光体ドラム8は、画像形
成時には給紙トレイ1から搬送される印刷用紙2の搬送
速度と同じ周速度で回転され、ドラム表面において以下
の画像形成プロセスが実行される。まず、帯電部材14
により所定の電位に帯電される。こののち露光点Lにお
いて上記画像形成光が照射され、トナーを付着させる箇
所以外は画像形成光によって上記帯電電荷が除電され
る。これにより、感光体ドラム8の表面には静電潜像が
形成される。この静電潜像は、現像ユニット16によっ
てトナーが付着されることにより、トナー像として顕像
化される。現像ユニット16にはトナーが蓄積されてお
り、適度な攪拌により電荷が付与されている。この電荷
によりトナーは現像ローラ15表面に付着する。この現
像ローラ15に与えられた現像バイアス電圧および感光
体表面電位の作りだす電界の作用により、感光体ドラム
8上に静電潜像に応じたトナー像を作成することができ
る。
【0027】感光体ドラム8が回転してトナー像が転写
ローラ9に対向する位置(転写位置P)に来たとき、給
紙トレイ1から給紙された印刷用紙2もこれに同期して
転写位置Pに搬送されてきている。このとき、転写ロー
ラ9にトナーが有する電荷と逆極性の転写電圧である正
転写電圧を印加することにより、感光体ドラム8表面と
転写ローラ9との間の電界の作用によって感光体ドラム
8上のトナー画像が電気的に吸引され印刷用紙2の表面
に転写される。このとき転写されなかった未転写トナー
は、クリーニングユニット26により回収される。
【0028】制御部24は、上記のように、感光体ドラ
ム8上の画像形成プロセスと印刷用紙2の搬送が同期し
て行われるように制御するが、この同期をとるため用紙
搬送路上に印刷用紙2の通過を検出するアクチュエータ
6が設けられ、このアクチュエータ6の揺動を検出する
光学センサ7が制御基板(制御部)24上に設けられて
いる。
【0029】制御部24は、印刷の指示を受けたとき、
走査ミラーモータ20および感光体ドラム8の駆動モー
タ(図示せず)をスタートするとともに給紙トレイ1上
の印刷用紙2の給紙を開始する。給紙トレイ1に装着さ
れた印刷用紙2は、給紙ローラ3、用紙分離摩擦板4、
加圧バネ5の作用により1枚ずつレーザビームプリンタ
内部に給紙される。給紙ローラ3の回転によって、印刷
用紙2は搬送路上を搬送される。そして、その先端がア
クチュエータ6の位置を通過すると、アクチュエータ6
が揺動して制御基板24上に設けられた光学センサ7の
位置から外れ、この光学センサ7がオフする。制御基板
24上のCPUは、このオフ信号の入力をトリガとし
て、画像データの出力を開始する。この画像データは、
レーザダイオード発光ユニット23に入力され、この画
像データどおりにレーザダイオード発光ユニット23は
点灯/消灯される。レーザダイオード発光ユニット23
から出力されたレーザビームは、画像形成光として感光
体ドラム8の露光点Lに伝達され、これにより感光体ド
ラム8上に静電潜像が形成される。上記アクチュエータ
6で用紙搬送と画像形成との同期をとることにより、形
成された静電潜像(トナー像)の先端と印刷用紙2の先
端とが一致する。
【0030】ここで、このレーザビームプリンタにおい
て、印刷用紙2の先端の一部に先端ボイドエリア2b
(図2参照)を設けて画像を形成しないようにしてい
る。これは、給紙ローラ3等が印刷用紙2を給紙する精
度に限界があり、用紙端部と画像とを正確に位置合わせ
できないことや、用紙の端部にまで写真画像などの濃厚
な画像が形成されると、定着ローラ10との剥離性が悪
くなり用紙ジャムが発生しやすくなるからである。した
がって、上記アクチュエータ6でトナー画像の先端と一
致させる用紙位置の先端は、この先端ボイドエリア2b
を過ぎた位置である印刷エリア2aの先端である。
【0031】トナー画像が転写された印刷用紙2は、ヒ
ートローラ10、加圧ローラ25まで搬送される。ヒー
トローラ10は、トナー溶融温度に保たれており、加圧
ローラ25は、適度な圧力でヒートローラ10に圧接し
ている。この間をトナー画像が転写された印刷用紙2が
通過することにより、トナーが溶融して用紙に固定さ
れ、堅固な画像となる。その後印刷用紙は、用紙搬送ロ
ーラ11および12により、搬送され機外へ排出され
る。
【0032】このレーザビームプリンタは、通常モード
時には上記のように動作するが、裏面マーク印刷モード
では感光体ドラム8上に形成された裏面マークのトナー
像(第1のトナー画像)を一旦転写ローラ9側に転写
し、その後搬送されてきた印刷用紙2の裏面に転写ロー
ラ9上のトナー像を転写することによって用紙裏面にマ
ークを印刷する。このため、通常モードのみのプリンタ
に加えて以下の構成を備えている。裏面マーク印刷モー
ドの場合には、通常モードの場合よりも早く画像形成プ
ロセスをスタートする必要があるため、上記通常モード
用のアクチュエータ6よりも給紙トレイ1寄りに該裏面
マーク印刷モード用のアクチュエータ46を設け、この
アクチュエータ46の揺動を検出するための光学センサ
47を制御基板24上に設けている。また、転写ローラ
9に残存したトナーをクリーニングするための転写ロー
ラ用のクリーニングユニット30を設けるとともに、ト
ナー像が転写ローラ9に転写されている間のみ、このト
ナー像をクリーニングしないようにクリーニングユニッ
ト30を転写ローラ9から引き離すソレノイド31を備
えている。
【0033】図2の転写プロセス図および図3のタイミ
ングチャートを参照して裏面マーク印刷モード時の動作
を説明する。感光体ドラム8上に裏面マークのトナー像
41を形成し、印刷用紙2が転写位置Pに搬送されてく
るまえに、このトナー像41を転写ローラ9に直接対向
させて、転写ローラ9に正転写電圧を加える(図2
(A)参照)。これにより、感光体ドラム8上のトナー
像41は転写ローラ9上に転写される(図2(B)参
照)。こののち、印刷用紙2が転写位置Pに搬送されて
きたときに、用紙先端の白紙部(先端ボイドエリア)に
相当する時間だけ正転写電圧と逆の極性をもつ転写電
圧、すなわちトナーがもつ電荷と同極性の転写電圧であ
る負転写電圧を与える。これにより、一度転写ローラ9
に転写されたトナー像41が印刷用紙2の裏面に再転写
される(図2(C)参照)。その後、転写ローラ9に正
転写電圧を与えることにより、感光体ドラム8に形成さ
れた目的のトナー像(第2のトナー画像)が印刷用紙2
の表面に転写される。
【0034】図3のタイミングチャートにおいて、Pi
n_は、光学センサ47の用紙検出信号である。PAP
ERは、感光体ドラム8と転写ローラ9との間に印刷用
紙が有るか否かを示している。DATA_は感光体ドラ
ム8上のトナー像が転写ローラ9の位置に回転してきて
いるか否かを示している。TCは転写ローラ9に印加す
る転写電圧を示している。また、TOはクリーニングユ
ニット30を転写ローラ9から引き離すソレノイド31
のオン信号である。
【0035】給紙された印刷用紙2の先端がアクチュエ
ータ46を揺動させてPin_が“L”になると(時刻
A)、感光体ドラム8上の画像形成プロセスをスタート
する。ただし、上記印刷用紙2が感光体ドラム8と転写
ローラ9が対向する位置である転写位置Pに到達するの
はこれから時間aのちである。最初に裏面マークのトナ
ー像41が形成されるが、この裏面マークのトナー像4
1が転写位置Pに回転してくるのは時刻Aから時間bの
のちであり、このとき印刷用紙2は転写位置Pまで搬送
されてきていないため、感光体ドラム8は転写ローラ9
に直接対向する。そしてこのとき転写ローラ9に正転写
電圧を印加する。そうすると、感光体ドラム8上の裏面
マークのトナー像41は転写ローラ9側に転写される。
なお、この転写ローラ9が1回転する時間をcとする
と、前記時間aはa=b+cになるように設定されてお
り、転写ローラ9上に転写されたトナー像41がちょう
ど1回転したときに印刷用紙2の先端が転写位置Pに搬
送されてくる。
【0036】ところで、上述したように、印刷用紙2の
表面には先端ボイドエリア2bを過ぎた位置から目的の
画像が印刷されるが、上記裏面マーク用のトナー像42
はこの先端ボイドエリアと同じまたはそれ以下の(搬送
方向の)長さに形成されている。
【0037】この先端ボイドエリア2bが転写位置Pを
搬送されている間に、転写ローラ9に負転写電圧を印加
することにより、転写ローラ9に転写されているトナー
像41は印刷用紙2の裏面に転写される。その後転写ロ
ーラ9に正転写電圧を印加することにより、感光体ドラ
ム8上の目的のトナー像42が印刷用紙2の表面に転写
される。
【0038】なお、印刷用紙2の裏面に印刷する裏面マ
ークは、「不要」「ノンコピー」「表」「裏」などの文
字や「×」などの線画を適用すればよい。また、制御部
24に印刷枚数のカウンタを備え、このカウンタのカウ
ント値すなわち印刷枚数を用紙の裏面に印刷するように
してもよい。
【0039】用紙裏面に文字を印刷する場合には、感光
体ドラム8上に形成する画像を通常の表面印刷時と主走
査方向に逆向きに形成する。これにより、裏面に転写し
たときに正常な向きの文字となる。
【0040】また、このような文字や線画であれば先端
ボイドエリア2bに印刷されていても定着ローラ10と
の剥離性が悪くなることはない。なお、定着ローラ10
に圧接している加圧ローラ25も定着ローラ10によっ
てほぼ同じ温度に加熱されているため、裏面のトナー像
も表面のトナー像と同様に印刷用紙に固定される。
【0041】また、転写ローラ9から定着ローラ10ま
での間には、印刷用紙がその上を摺動して搬送されるガ
イドが数本設けられているが、上記裏面マークをこのガ
イドの位置から外して印刷することにより、定着前のト
ナー像が乱れることがない。
【0042】また、図1に示すように給紙ローラ3の直
後にフォトセンサアレイ50を設け、給紙されてきた印
刷用紙が使用済紙であるか、すなわち、裏面に既に不要
な画像が印刷されている用紙であるかを検出し、用紙裏
面に画像を検出したとき使用済紙であるとして裏面マー
ク印刷モードを自動選択するようにしてもよい。
【0043】図4,図5は同レーザビームプリンタの制
御部24の動作を示すフローチャートである。図4はモ
ード選択動作を示している。利用者が、図示しない操作
部を操作してモードを選択すると(n1)、その選択内
容に応じて通常モード(n3)、裏面マーク印刷モード
(n4)、自動モード(n5)が設定される。この設定
はモードレジスタに設定内容を書き込むことによって行
われる。ここで、自動モードとは上記のようにフォトセ
ンサアレイ50の検出内容に応じて通常モードと裏面マ
ーク印刷モードを自動的に選択するモードである。
【0044】図5は印刷動作を示すフローチャートであ
る。このプリンタに接続されているパーソナルコンピュ
ータ等の画像情報処理装置から画像データが入力され印
刷が指示されると(n10)、まず給紙トレイ1にセッ
トされている印刷用紙2の給紙をスタートする(n1
1)。そしてモードを判断し(n12)、通常モードで
あればn15に進む。裏面マーク印刷モードであればn
21に進む。自動モードであれば、給紙されている印刷
用紙2の裏面をフォトセンサアレイ50で読み取り(n
13)、既に画像が印刷されているかを判断する(n1
4)。画像が印刷されていない場合には通常モード(n
15)に進む。画像が印刷されている場合には裏面マー
ク印刷モード(n21)に進む。
【0045】通常モードの場合には、光学センサ6が入
紙を検知するまで待機し(n15)、入紙が検知される
と、印刷用紙2の表面に転写する目的画像の形成をスタ
ートする(n16)。そして、光学センサ6が入紙を検
知してから用紙の先端(先端ボイドエリアを経過した位
置)が転写位置Pに搬送されてくるまで待機して(n1
7)、転写ローラ9に正転写電圧を印加してトナー像を
印刷用紙に転写する(n18)。
【0046】一方、裏面マーク印刷モードの場合には、
センサ46が入紙を検知するまで待機し(n21)、入
紙が検知されると、印刷用紙2の裏面に転写する裏面マ
ークの画像41の形成をスタートする(n22)。そし
て、入紙検知から所定時間(c+d)経過すると(n2
3)、印刷用紙2の表面に転写する画像42の形成をス
タートする(n24)。こののち、入紙検知から所定時
間(b)が経過したのちに転写ローラ9に正転写電圧を
印加して裏面マークのトナー像41を転写ローラ9に転
写する(s26)。このとき同時にソレノイド31をオ
ンしてクリーニングユニット30を転写ローラ9から引
き離し、トナー像41がクリーニングされてしまわない
ようにする。この正転写電圧の印加を時間dだけ継続し
たのち(n27)、転写電圧を解除する(n28)。
【0047】こののち入紙検知から時間(a)が経過す
ると印刷用紙2の先端(先端ボイドエリア2bの先端)
が転写位置Pに搬送されてくるため、転写ローラ9に負
転写電圧を印加して転写ローラ9上の裏面マークのトナ
ー像41を印刷用紙2の裏面に転写する(n30)。こ
のとき同時にソレノイド31をオフしてクリーニングユ
ニット30を転写ローラ9に当接させ、残留トナーをク
リーニングできるようにする。この負転写電圧の印加を
時間dだけ継続したのち(n31)、転写ローラ9に印
加する転写電圧を正極性に反転し、感光体ドラム8上の
トナー画像42を印刷用紙2の表面に転写する。
【0048】なお、このフローチャートの説明において
タイマの時間は図3に示したものである。また、(a)
など括弧で括った時間は入紙検知時刻Aからの時間であ
り時間dは前後の処理の間のインターバルを示してい
る。
【0049】上記のようにこの実施形態では、通常モー
ド用のアクチュエータ6、光学センサ7および裏面マー
ク印刷モード用のアクチュエータ46、光学センサ47
を備えているが、裏面マーク印刷モード用のアクチュエ
ータ46、光学センサ47のみを備え、通常モード時に
は光学センサ47が入紙を検知したのち所定時間待機し
て画像形成動作をスタートするようにしてもよい。この
場合には、図5のフローチャートにおいて、n15の処
理に代えて光学センサ47が入紙を検知するまで待機
し、入紙を検知したのち更に(c+d)の時間だけ待機
して表面画像の形成をスタートする(n16)ようにす
ればよい。
【0050】なお、上記実施形態では、先端ボイドエリ
アを利用して裏面に画像を印刷するようにしているが、
裏面に画像を印刷するエリアは先端ボイドエリアに限定
されない。表面に印刷する画像と裏面に印刷する画像を
適切に組み合わせることにより、印刷用紙表面・裏面の
任意の位置に画像を印刷することができる。
【0051】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、転写ロ
ーラに印加する転写電圧の極性を反転するようにしたこ
とにより、連続する1つの工程で用紙の両面に画像を印
刷することができる。この場合において、転写ローラに
裏面に印刷すべき第1のトナー画像を一旦担持させるよ
うにしたことにより、装置の構造を複雑化することなく
両面印刷が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるレーザビームプリン
タの構造図である。
【図2】同レーザビームプリンタの画像形成プロセスを
説明する図である。
【図3】同レーザビームプリンタの各部のタイミングチ
ャートである。
【図4】同レーザビームプリンタの制御部の動作を示す
フローチャートである。
【図5】同レーザビームプリンタの制御部の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】 1…用紙トレー 2…印刷用紙 3…給紙ローラ 6…アクチュエータ 7…光学センサ 8…感光体ドラム 9…転写ローラ 10…定着ローラ 11…用紙搬送ローラ 12…用紙搬送ローラ 13…用紙搬送経路 14…帯電器 15…現像ローラ 16…現像ユニット 17…第3反射ミラー 18…第1反射ミラー 19…レーザ光 20…走査ミラーモータ 21…走査ミラー 22…第2反射ミラー 23…レーザダイオード発光ユニット 24…制御基板(制御部) 26…クリーニングユニット 30…(転写ローラ用)クリーニングユニット 31…ソレノイド 41…裏面マークのトナー像 42…目的のトナー像 46…アクチュエータ 47…光学センサ 50…フォトセンサアレイ L…露光点 P…転写位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電したトナーによって形成されたトナ
    ー画像を担持して周回するトナー画像担持体と、 該トナー画像担持体と対向し、転写電圧が印加される転
    写ローラと、 前記トナー画像担持体と転写ローラが対向する位置であ
    る転写位置に用紙を搬送する搬送手段と、 前記トナー画像担持体上に周回方向に分離した第1のト
    ナー画像および第2のトナー画像を形成し(処理1)、
    第1のトナー画像が転写位置に周回してきたとき転写ロ
    ーラにトナーと逆極性の転写電圧を印加し(処理2)、
    処理2から転写ローラが1回転したとき転写ローラにト
    ナーと同極性の転写電圧を印加し(処理3)、第2のト
    ナー画像が転写位置に周回してきたとき転写ローラにト
    ナーと逆極性の転写電圧を印加する(処理4)ととも
    に、処理2ののち処理3までに前記転写位置に用紙が搬
    送されるよう搬送手段を制御する制御部と、 を備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、処理3を開始するとき、
    用紙の先端が前記転写位置に搬送されるよう搬送手段を
    制御し、所定時間処理3を実行したのち、連続して処理
    4を実行する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段が搬送する用紙の転写ロー
    ラ側の面である裏面が既に印刷済みであるか否かを検出
    する検出手段を設け、 前記制御部は、前記裏面が印刷済みでなければ、処理1
    において第1のトナー画像を形成せず、第2の処理、第
    3の処理を実行しない請求項1または請求項2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写ローラに当接し、該転写ローラ
    に付着したトナーをクリーニングするクリーニング手段
    と、 該クリーニング手段を前記転写ローラから切り離す切り
    離し手段と、 を設け、 前記制御部は、前記処理2を開始したのち処理3を開始
    するまでの全期間または一部の期間、前記切り離し手段
    を作動させる請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 帯電したトナーによって形成されたトナ
    ー画像を担持して周回するトナー画像担持体と、該トナ
    ー画像担持体と対向し、転写電圧が印加される転写ロー
    ラと、前記トナー画像担持体と転写ローラが対向する位
    置である転写位置に用紙を搬送する搬送手段と、を備え
    た画像形成装置において、 前記トナー画像担持体上に周回方向に分離した第1のト
    ナー画像および第2のトナー画像を形成し(処理1)、 第1のトナー画像が転写位置に周回してきたとき転写ロ
    ーラにトナーと逆極性の転写電圧を印加し(処理2)、 処理2から転写ローラが1回転したとき転写ローラにト
    ナーと同極性の転写電圧を印加し(処理3)、 第2のトナー画像が転写位置に周回してきたとき転写ロ
    ーラにトナーと逆極性の転写電圧を印加する(処理4)
    とともに、 処理2ののち処理3までに前記転写位置に用紙が搬送さ
    れるよう搬送手段を制御することを特徴とする画像形成
    方法。
  6. 【請求項6】 処理3を開始するとき、用紙の先端が前
    記転写位置に搬送されるよう搬送手段を制御し、所定時
    間処理3を実行したのち、連続して処理4を実行する請
    求項5に記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段が搬送する用紙の転写ロー
    ラ側の面が印刷済みでなければ、処理1において第1の
    トナー画像を形成せず、第2の処理、第3の処理を実行
    しない請求項5または請求項6に記載の画像形成方法。
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