JP3316786B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

Info

Publication number
JP3316786B2
JP3316786B2 JP02646196A JP2646196A JP3316786B2 JP 3316786 B2 JP3316786 B2 JP 3316786B2 JP 02646196 A JP02646196 A JP 02646196A JP 2646196 A JP2646196 A JP 2646196A JP 3316786 B2 JP3316786 B2 JP 3316786B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
image
unit
transfer unit
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02646196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09216757A (ja
Inventor
五郎 佐藤
明 望月
順一 松野
安則 中村
安洋 渋谷
重喜 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP02646196A priority Critical patent/JP3316786B2/ja
Publication of JPH09216757A publication Critical patent/JPH09216757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3316786B2 publication Critical patent/JP3316786B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真装置に係り、特
に、レーザプリンタや複写機等の各種記録媒体を双方向
に搬送するのに好適な組込型電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真装置において、記録媒体
の搬送機構の基本構成は、記録媒体である用紙等の挿入
部、搬送部、排出部から構成されている。記録媒体の挿
入方法には、手動で記録媒体をセットして、搬送部に送
る手差し方法がある。搬送部に送られてきた記録媒体
は、整紙された後、搬送手段により所定のタイミングで
転写部へと送られ、感光ドラム上に形成されたトナー像
は、所定の手段により記録媒体上に転写される。トナー
像が転写された記録媒体は、定着部に送られて所定の手
段で定着され、排出部へ送られて排出手段によって装置
外へ排出される。排出部は、記録媒体を電子写真装置の
背面へ排出するか、あるいは、記録媒体を湾曲させなが
ら搬送して電子写真装置の上方へ排出することができ
る。どちら方向に排出するかは選択可能であり、操作者
が操作パネル等で設定できる。
【0003】以上、説明してきたように、従来の電子写
真装置における記録媒体の搬送機構は、挿入から排出ま
での一連の動作のなかで、各構成部は専用の役目を担っ
ている。そして、感光ドラムが、記録プロセスの関係か
ら、逆回転できない構成になっているため、記録媒体
は、一方向にしか搬送されず、挿入の位置と排出の位置
は別々に設けられている。このような電子写真装置の例
として、例えば特開平6−67559号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子写真装置に
あっては、電子写真装置を他の装置に搭載する場合、例
えば、現金自動取引装置(以下、ATMと称す)に搭載
し、通帳に印字する場合、操作者は、ATMの前面側で
しか操作することができない。よって、記録媒体の排出
位置を従来のように背面には設置できない。
【0005】また、別の搬送路を設けて、記録媒体をA
TMの前面側に戻す際には、記録媒体にある程度の曲げ
が生じる。従来用いられている記録媒体厚さは、厚くて
も約0.2mm程度のものであり、ある程度の曲げを与
えても問題はないしかし、通帳厚さは1mm以上あ
り、通帳に曲げを与えると変形する恐れがあり、好まし
くない。さらに、別の搬送路を設けると、無駄なスペー
スが必要となり、装置全体が大きくなるという問題があ
る。したがって、通帳のような厚い記録媒体を従来の一
方向の搬送機構では排出が困難である。
【0006】本発明の目的は、記録媒体の挿入位置と排
出位置とを同じにすることにより、操作性がよく、感光
ドラム等の像担持体や厚みのある通帳等の冊子に損傷を
与えず、ATMなどの他の装置に組み込んでも、装置全
体を小型化できる記録媒体搬送手段を備えた電子写真装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子写真装置は、以下のような手段を採用
した。請求項1記載発明では、トナー像を像担持体上に
形成する画像形成手段と、前記像担持体を用紙や通帳等
の記録媒体に接触させ、前記トナー像を前記記録媒体に
転写する転写部と、前記記録媒体上のトナー像を永久画
像にする定着部と、前記記録媒体を前進および後進の双
方向に搬送可能な記録媒体搬送手段とからなる電子写真
装置において、前記記録媒体の後端が前記定着部を通過
したことを検知する記録媒体通過検知手段と、前記記録
媒体搬送手段の搬送方向を切り換える駆動切り換え手段
とを有し、前記記録媒体通過検知手段が前記記録媒体の
後端を検知した後に、前記記録媒体搬送手段の駆動方向
を切り換えて、前記記録媒体を挿入口に戻すことを特徴
とするので、通帳等の挿入位置と排出位置とが同じにな
り、操作性がよく、ATM等の他の装置に組み込んで
も、装置全体の小型化を図ることができる。請求項2記
載発明では、前記記録媒体搬送手段は、複数配置され、
少なくとも一つの記録媒体搬送手段は、前記転写部と前
記定着部との間に配置されるので、定着後の記録媒体を
転写部を通して挿入位置へ戻すことができる。請求項3
記載発明は、前記転写部は、前記記録媒体を挿入口に戻
すときは、前記記録媒体と前記像担持体とが非接触とな
る構造を有するので、記録媒体が通帳等のように厚みを
有する冊子でも、転写定着した後、像担持体の動作に関
係なく、転写部を搬送して挿入部に戻すことができる。
請求項4記載発明では、前記像担持体は、駆動力が適宜
伝達される駆動力伝達接離手段を有するので、像担持体
を必要に応じて動作させたり、停止させたりすることが
できる。請求項5記載発明では、前記記録媒体通過検知
手段は、光電素子、近接スイッチ、または接触式スイッ
チからなり、小型で製作容易な装置にできる。請求項6
記載発明では、挿入部から挿入された用紙や通帳等の記
録媒体と像担持体とが接触し、前記記録媒体上に前記像
担持体上のトナー像を転写する転写部を有する電子写真
装置において、前記記録媒体を前記像担持体に非接触で
前記挿入部方向へ搬送する転写部接離手段が設けられて
るので、通帳等のように厚みを有する記録媒体でも、
転写定着したのち転写部を逆送して挿入部へ戻すことが
できる。しかも、前記記録媒体は、前記トナー像を転写
定着後、前記挿入部から排出されるので、ATMに好適
な装置となる。請求項記載発明では、前記転写部で転
写されたトナー像を、前記記録媒体上に定着する定着部
と、前記挿入部、前記転写部、前記定着部等を連絡する
搬送路と、前記搬送路を前記記録媒体が前進および後進
可能な双方向搬送手段とが設けられているので、記録媒
体にトナー像を転写定着のため搬送路を前進させた後、
同じ搬送路を後進させて、挿入部から記録媒体を取り出
すことができる。請求項記載発明では、前記双方向搬
送手段は、前記記録媒体の後端が前記定着部を通過した
後に、前記記録媒体の搬送手段の駆動方向を切り換え
て、前記記録媒体を前記転写部で前記像担持体に非接触
で前記挿入口に戻すので、記録媒体が通帳等のように厚
みを有する冊子でも、転写定着後も同一搬送路を挿入部
へ戻すことができる。請求項記載発明では、前記転写
部の上流側で、前記記録媒体の記載情報をあらかじめ読
み取り、前記記載情報に基づいて、前記記録媒体上の所
定の位置に前記トナー像を転写するので、厚みのある通
帳等の冊子に、所定のトナー像を所定の位置に転写定着
したのち、転写部を逆送して挿入部へ戻すことができ
る。請求項10記載発明では、用紙や通帳等の記録媒体
を挿入する挿入部と、挿入された記録媒体上に、感光ド
ラム等の像担持体上のトナー像を転写する転写部と、転
写されたトナー像を記録媒体上に定着する定着部と、定
着された記録媒体を排出する排出部と、これら挿入部か
ら排出部の間に設けられた記録媒体の搬送路とを有する
電子写真装置において、前記搬送路は前記記録媒体が前
進および後進可能な双方向搬送手段を備えるとともに、
前記像担持体がアモルファスシリコン等の機械的強度の
比較的大きい材料で構成されているので、定着後の記録
媒体を、転写部で像担持体に摺動させて後進させ、挿入
部から取り出すことができる。したがって、これらの本
発明によれば、厚みのある通帳でも、挿入位置と排出位
置とを同じにでき、処理操作性が向上し、像担持体や記
録媒体に損傷を与えず、ATMなどの他の装置に組み込
んでも、装置全体の小型化も図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態を示
す電子写真装置の断面構成図である。本実施形態の電子
写真装置は、印写部A、転写部B、記録媒体搬送部C、
定着部Dから構成されている。
【0009】印写部Aには、感光ドラム等の像担持体6
の周りに帯電装置1、露光装置2、現像装置3、除電装
置8、クリーナ9が配されている。転写部Bには、像担
持体6と対向して転写ローラ7が配置され、図示されて
いない押圧部材によって、像担持体6に所定の圧力で接
触している。また、転写ローラ7の芯金には、転写用の
電源27が接続されており、所定の電圧を転写ローラ7
に印加している。定着部Dは、内部に熱源11を配した
定着ローラ10と、定着ローラ10に所定の圧力で当接
された加圧ローラ12よりなる。
【0010】記録媒体搬送部Cは、3ヵ所に配置されて
おり、第1の搬送ローラ対13a・13bは、転写部B
よりも上流側に、第2の搬送ローラ対14a・14b
は、定着部Dの下流側に、第3の搬送ローラ対15a・
15bは、転写部Bと定着部Dとの間に配されている。
【0011】第1の搬送ローラ対13a・13bと転写
部Bとの間、および転写部Bと第3の搬送ローラ対15
a・15bとの間、および第3の搬送ローラ対15a・
15bと定着部Dとの間、および定着部Dと第2の搬送
ローラ対14a・14bとの間には、それぞれ記録媒体
ガイド22、23、24、25が設けられている。
【0012】また、定着部Dと第2の搬送ローラ対14
a・14bとの間には、定着された記録媒体21の後端
21aの通過を検知する記録媒体通過センサ26が配さ
れている。記録媒体通過センサ26は、例えば従来の電
子写真装置の給紙部や排出部に搭載されている光電素子
を用いたセンサのほかに、近接スイッチ、または接触式
のスイッチも用いることができる。
【0013】第3の搬送ローラ15aの軸は、アーム1
8により支持されており、アーム18はソレノイド19
に接続され、搬送ローラ15aと搬送ローラ15bとを
接離可能にできる。同様に、転写ローラ7の軸もアーム
16により支持されており、アーム16はソレノイド1
7に接続され、転写ローラ7と像担持体6を接離可能に
できる構成となっている。記録媒体ガイド23の上方に
は、回動可能な記録材ガイド20が設けられている。
【0014】次に、図2を用いて、各構成部品の駆動制
御系について説明する。各搬送ローラ対13、14、1
5、および像担持体6、および現像装置3、および転写
ローラ7、および定着部Dは、駆動源例えばモータ10
2の駆動力を駆動力伝達手段、例えばギヤ104によっ
て、あるいは駆動ベルトによって伝達されて回転可能に
なっている。像担持体6および現像装置への駆動力伝達
手段は、駆動力伝達接離手段、例えばクラッチ103を
介して接続されている。
【0015】モータ102は、回転方向を切り換え可能
であり、駆動制御回路100からの信号によって制御さ
れる。転写用ソレノイド17、および第3の搬送ローラ
用ソレノイド19、および排出用記録材ガイド20の駆
動手段は、駆動制御回路100からの駆動信号により作
動する。記録媒体通過センサ26からの信号は、検知回
路101を介して駆動制御回路100に送られる。
【0016】次に、図1ないし図3を用いて、本実施形
態の画像形成から定着、および記録媒体の挿入から排出
までの、一連の動作について説明する。図示されていな
い制御装置からの画像記録スタート信号により、像担持
体6は所定の周速度で矢印方向vに回転駆動される。そ
して、暗所において、帯電装置1で像担持体6の表面を
均一に帯電する。次に、露光装置2で記録画像に応じた
ところに光をあて、静電潜像を形成する。現像装置3で
は、帯電したトナー4を、像担持体6の表面の静電潜像
に静電的に付着させ、可視像であるトナー像5aにす
る。像担持体6上のトナー像5aは、像担持体6が矢印
方向vに回転することにより、転写ローラ7が接触して
いる位置まで移動する。
【0017】これらの動作と平行して、記録媒体21
は、図示されていない挿入ローラで第1の搬送ローラ対
13a・13bの位置まで、図中矢印e方向へ送られ、
斜行等を修正して整紙された後、像担持体6上のトナー
像5aの駆動タイミングと、記録媒体搬送タイミングと
を整合して、転写ローラ7に向けて送られる。よって、
第1の搬送ローラ対13a・13bは、矢印方向f1に
回転する。転写ローラ7は、転写部Bの一部を形成して
おり、送られてきた記録媒体21を像担持体6に圧接し
ながら、記録媒体21の背後より機械的な圧力と転写電
界とを与えることにより、像担持体6上のトナー像5a
を記録媒体21上に転写する。なお、転写されなかった
トナー5bが、像担持体6上に残留することがある。
【0018】トナー像が転写された記録媒体21は、記
録媒体ガイド23に沿って第3の搬送ローラ対15a・
15bを通過し、定着部Dへと送られる。ここで、第3
の搬送ローラ15aの軸を支持しているアーム18を、
ソレノイド19が作動して押圧し、搬送ローラ15a
は、搬送ローラ15bとは接触しない。すなわち、トナ
ー像が転写された記録媒体21が、第3の搬送ローラ対
15a・15bの位置を通過するときは、搬送ローラ1
5aを接離し、トナー像が搬送ローラ15aによって、
乱れるのを回避するためである。
【0019】記録媒体ガイド24に沿って、定着部Dに
送られてきた記録媒体21は、定着ローラ10と加圧ロ
ーラ12とが接触しているところを通過することによ
り、熱と圧力とで、トナー像を加熱し溶融して定着され
る。定着された記録媒体21は、記録媒体ガイド25に
沿って第2の搬送ローラ対14a・14bへと送られ、
さらに搬送方向下流へと送られる。
【0020】そして、定着部Dと第2の搬送ローラ対1
4a・14bとの間に設置した記録媒体通過センサ26
の位置を、記録媒体21の後端21aが通過すると、検
知結果が検知回路101を介して駆動制御回路100に
送られる。そして、モータ102に停止信号が送られ、
モータ102は停止し、各搬送ローラ対13、14、1
5、および、像担持体6、現像装置3、転写ローラ7、
定着部Dなどが回転を停止する。
【0021】次に、図3により、本実施形態の記録媒体
の排出動作について説明する。駆動制御回路100から
モータ102に、回転方向切り換え用の信号が送られ
る。また、クラッチ103に駆動力を切り離すように信
号が送られ、像担持体6および現像装置3は、モータ1
02からの駆動力を受けなくなる。さらに、第3の搬送
ローラ用のソレノイド19に動作終了の信号が送られ、
搬送ローラ15aと搬送ローラ15bとは接触し、所定
の圧力が付加される。
【0022】転写ローラ用のソレノイド17には、動作
開始信号が送られ、転写ローラ7は像担持体6から離れ
る。さらに、記録材ガイド20用の図示されていない駆
動手段にも動作開始信号が送られ、記録材ガイド20が
矢印方向f3に作動し、排出時の搬送路を形成する。
【0023】排出時には、各搬送ローラ対13、14、
15、および定着ローラ10、および加圧ローラ12、
および転写ローラ7は、トナー画像記録時とは逆に矢印
方向f2に回転する。第2の搬送ローラ対14a・14
bの位置に停止していた記録媒体21は、記録媒体ガイ
ド25に沿って定着部Dへと戻り、ここで2度目の定着
を行い、第3の搬送ローラ対15a・15bの位置へと
送られる。
【0024】第3の搬送ローラ対15a・15bは所定
の圧力で接触しており、記録媒体21をさらに排出方向
下流(図中右方向)へ搬送する。第3の搬送ローラ対1
5a・15bを通過した記録媒体21は、記録材ガイド
20および記録媒体ガイド23に沿いながら、像担持体
6に接触しないように、トナー画像記録時に通過した位
置よりも転写ローラ7が配されてる側を通過し、第1の
搬送ローラ対13a・13bによって、挿入した位置と
同じ位置から装置外へ排出される。しかし、像担持体の
材料に、例えば、アモルファスシリコン(a−Si)等
を用いた場合は、a−Si自体に機械的な強度が強いた
めに、記録媒体と接触しながら戻すことも可能である。
【0025】図4は、本発明の他の実施形態を説明する
ための図である。図1〜図3の実施形態において、第3
の搬送ローラ対15a・15bの変わりに、図4に示す
ような、複数本のローラ106、107に掛け渡された
エンドレスベルト108、例えば弾性ゴムベルトを、記
録媒体21のトナー画像が付着してない側に配して、記
録媒体21を搬送する機構にしてもよい。この場合は、
ソレノイド19が不要となり、機構的にも制御的にも簡
素化できる。
【0026】また、像担持体6および現像装置3の駆動
は、他の機構の駆動源とは別の第2の駆動源で行い、記
録媒体を挿入口に戻す動作のときには、第2駆動源を動
作させない構成にしてもよい。このような構成によれ
ば、記録媒体を挿入口に戻すときに、像担持体6と記録
媒体21とが接触して、像担持体6上に付着しているか
ぶりトナーが、記録媒体21上のトナー画像を汚すこと
もなく、像担持体の表面が記録媒体と摺擦して傷がつく
のを防止できる。
【0027】次に、本発明のさらに他の実施形態を説明
する。図5は、記録媒体として通帳を用いた場合の電子
写真装置の構成図である。通帳34に印字する場合は、
図1に示した実施形態の構成に加え、画像を印字する前
の通帳34の搬送路上に、磁気情報読み書き手段32、
磁気情報認識手段33、イメージ読み取り手段30、イ
メージ情報認識手段31が追加される。
【0028】磁気情報読み書き手段32は、通帳34の
表紙面側の下方に設けられ、通帳34の表紙に張り付け
た磁気ストライプ34aに書き込まれている情報を読み
書きする。イメージ読み取り手段30は、通帳の画像記
録面側の上方に設けられ、通帳の印字済み画像を照らす
ための光源30aと、画像記録位置を判断する画像認識
部30bからなる。
【0029】以下、本実施形態の動作について説明す
る。図示されていない挿入口から、挿入ローラで矢印e
方向に送られてきた通帳34は、磁気情報読み書き手段
32にて、通帳34の磁気ストライプ34aに書き込ま
れている情報を読み込み、あるいは新たに書き込み、磁
気情報認識手段33でこの情報を認識する。次に、イメ
ージ読み取り手段30により印字済み長さを読み取り、
イメージ情報認識手段31で認識し、図示されていない
制御装置にそのデータが送られる。
【0030】上記2つの情報により印字するか否かを制
御装置で判断し、印字すると判断した場合は、制御装置
から印字命令および印字データを送る。そして、イメー
ジ読み取り手段30を通過した通帳34は、搬送ローラ
対13a、13bの位置まで送られ、その位置で待機す
る。通帳34が、再び搬送されるタイミングは、像担持
体6上のトナー画像5aと、通帳34の記録されるべき
位置(通帳上の記録済み部よりも後ろ)とが、転写部に
同じタイミングでくるタイミングで搬送開始される。こ
の後の転写動作、定着動作、および排出動作について
は、図1に示した実施形態と同様である。
【0031】本実施形態においても、挿入動作から排出
動作にわたって、記録媒体を直線的に搬送するので、通
帳などの厚手の記録媒体にも損傷を与えることなく、ま
た、他の装置に組み込んでも、装置全体を小型化するこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体に損傷を与え
ず、双方向に搬送可能となり、挿入位置と排出位置とを
同じにすることにより、操作性がよく、ATM等の他の
装置に組み込んでも、装置全体を小型化できる記録媒体
搬送手段を備えた電子写真装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1の実施形態の制御ブロック図である。
【図3】図1の実施形態の排出動作の説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態の搬送手段を示した図で
ある。
【図5】本発明のさらに他の実施形態を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 帯電装置 2 露光装置 3 現像装置 4 帯電トナー 5a トナー像 5b (残留)トナー 6 像担持体 7 転写ローラ 8 除電装置 9 クリーナ 10 定着ローラ 11 熱源 12 加圧ローラ 13a、13b 第1の搬送ローラ 14a、14b 第2の搬送ローラ 15a、15b 第3の搬送ローラ 16 アーム 17 ソレノイド 18 アーム 19 ソレノイド 20 記録材ガイド 21 記録媒体 21a 記録媒体後端 22、23、24、25 記録媒体ガイド 26 記録媒体通過センサ 27 電源 30 イメージ読み取り手段 30a 光源 30b 画像認識部 31 イメージ情報認識手段 32 磁気情報読み書き手段 33 磁気情報認識手段 34 通帳 34a 磁気ストライプ 100 駆動制御回路 101 検知回路 102 モータ 103 クラッチ 104 ギヤ 106、107 ローラ 108 エンドレスベルト A 印写部 B 転写部 C 記録媒体搬送部 D 定着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 安則 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社 日立製作所 オフィスシステム事 業部内 (72)発明者 渋谷 安洋 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社 日立製作所 オフィスシステム事 業部内 (72)発明者 沼田 重喜 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社 日立製作所 オフィスシステム事 業部内 (56)参考文献 特開 平3−184061(JP,A) 実開 平3−35546(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/20 B41J 13/00 B65H 29/58 G03G 15/00 G03G 21/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を像担持体上に形成する画像形
    成手段と、前記像担持体を記録媒体に接触させ、前記ト
    ナー像を用紙や通帳等の記録媒体に転写する転写部と、
    前記記録媒体上のトナー像を永久画像にする定着部と、
    前記記録媒体を前進および後進の双方向に搬送可能な記
    録媒体搬送手段とからなる電子写真装置において、前記
    記録媒体の後端が前記定着部を通過したことを検知する
    記録媒体通過検知手段と、前記記録媒体搬送手段の搬送
    方向を切り換える駆動切り換え手段とを有し、前記記録
    媒体通過検知手段が前記記録媒体の後端を検知した後
    に、前記記録媒体搬送手段の駆動方向を切り換えて、前
    記記録媒体を挿入口に戻すことを特徴とする電子写真装
    置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体搬送手段は、複数配置さ
    れ、少なくとも一つの記録媒体搬送手段は、前記転写部
    と前記定着部との間に配置される請求項1に記載の電子
    写真装置。
  3. 【請求項3】 前記転写部は、前記記録媒体を挿入口に
    戻すときは、前記記録媒体と前記像担持体とが非接触と
    なる構造を有する請求項1に記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体は、駆動力が適宜伝達され
    る駆動力伝達接離手段を有する特許請求項1に記載の電
    子写真装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体通過検知手段は、光電素
    子、近接スイッチ、または接触式スイッチからなる請求
    項1に記載の電子写真装置。
  6. 【請求項6】 挿入部から挿入された用紙や通帳等の記
    録媒体と像担持体とが接触し、前記記録媒体上に前記像
    担持体上のトナー像を転写する転写部を有し、前記記録
    媒体を前記像担持体に非接触で前記挿入部方向へ搬送す
    る転写部接離手段が設けられ、前記記録媒体は、前記ト
    ナー像を転写定着後、前記挿入部から排出されることを
    特徴とする電子写真装置。
  7. 【請求項7】 挿入部から挿入された用紙や通帳等の記
    録媒体と像担持体とが接触し、前記記録媒体上に前記像
    担持体上のトナー像を転写する転写部を有し、前記記録
    媒体を前記像担持体に非接触で前記挿入部方向へ搬送す
    る転写部接離手段が設けられ、前記転写部で転写された
    トナー像を、前記記録媒体上に定着する定着部と、前記
    挿入部、前記転写部、前記定着部等を連絡する搬送路
    と、前記搬送路を前記記録媒体が前進および後進可能な
    双方向搬送手段とが設けられていることを特徴とする
    子写真装置。
  8. 【請求項8】 挿入部から挿入された用紙や通帳等の記
    録媒体と像担持体とが接触し、前記記録媒体上に前記像
    担持体上のトナー像を転写する転写部を有し、前記記録
    媒体を前記像担持体に非接触で前記挿入部方向へ搬送す
    る転写部接離手段が設けられ、前記双方向搬送手段は、
    前記記録媒体の後端が前記定着部を通過した後に、前記
    記録媒体の搬送手段の駆動方向を切り換えて、前記記録
    媒体を前記転写部で前記像担持体に非接触で前記挿入口
    に戻すことを特徴とする電子写真装置。
  9. 【請求項9】 挿入部から挿入された用紙や通帳等の記
    録媒体と像担持体とが接触し、前記記録媒体上に前記像
    担持体上のトナー像を転写する転写部を有し、前記記録
    媒体を前記像担持体に非接触で前記挿入部方向へ搬送す
    る転写部接離手段が設けられ、前記転写部の上流側で、
    前記記録媒体の記載情報をあらかじめ読み取り、前記記
    載情報に基づいて、前記記録媒体上の所定の位置に前記
    トナー像を転写することを特徴とする電子写真装置。
  10. 【請求項10】 用紙や通帳等の記録媒体を挿入する挿
    入部と、挿入された記録媒体上に、感光ドラム等の像担
    持体上のトナー像を転写する転写部と、転写されたトナ
    ー像を記録媒体上に定着する定着部と、定着された記録
    媒体を排出する排出部と、これら挿入部から排出部の間
    に設けられた記録媒体の搬送路とを有する電子写真装置
    において、前記搬送路は前記記録媒体が前進および後進
    可能な双方向搬送手段を備えるとともに、前記像担持体
    がアモルファスシリコン等の機械的強度の比較的大きい
    材料で構成されていることを特徴とする電子写真装置。
JP02646196A 1996-02-14 1996-02-14 電子写真装置 Expired - Fee Related JP3316786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02646196A JP3316786B2 (ja) 1996-02-14 1996-02-14 電子写真装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02646196A JP3316786B2 (ja) 1996-02-14 1996-02-14 電子写真装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09216757A JPH09216757A (ja) 1997-08-19
JP3316786B2 true JP3316786B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=12194158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02646196A Expired - Fee Related JP3316786B2 (ja) 1996-02-14 1996-02-14 電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3316786B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09216757A (ja) 1997-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4283316B2 (ja) 画像形成装置の用紙搬送路
JPH1135226A (ja) 排出媒体検出装置及びこの装置を有する媒体搬送装置、画像形成装置
EP0362842B1 (en) Electrophotographic recording apparatus
JP3495453B2 (ja) 電子写真プリンタの記録紙除電装置
JP3400986B2 (ja) 画像形成装置
JPH07199551A (ja) 自動原稿送り装置並びにこの自動原稿送り装置を有した画像形成装置
KR100561473B1 (ko) 화상형성장치의 정착유닛 및 이를 구비하는 화상형성장치
US6697601B1 (en) Image forming device having sheet sensors
JP3316786B2 (ja) 電子写真装置
JP2790856B2 (ja) シート材排出装置
JPS62259936A (ja) デユアルモ−ドのドキユメントハンドリング装置及びドキユメント給送方法
JP2010191300A (ja) 用紙剥離機構およびプロセスユニット
JP2005231822A (ja) シートガイド,画像形成装置
JP2008063081A (ja) 画像形成装置
JP3530311B2 (ja) 画像形成装置
JP2726783B2 (ja) 両面印刷装置
JPH0318436Y2 (ja)
JP3325115B2 (ja) 画像形成装置
JPH08211756A (ja) 後段転写コルゲータ
JPH0671963B2 (ja) 記録装置
JP4042221B2 (ja) 画像形成装置
JPH1143238A (ja) 画像形成装置
JPH07261605A (ja) 電子写真装置
JP3049116B2 (ja) 画像形成装置
JP2000347467A (ja) 画像形成装置および画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees