JP3400986B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3400986B2
JP3400986B2 JP2000368980A JP2000368980A JP3400986B2 JP 3400986 B2 JP3400986 B2 JP 3400986B2 JP 2000368980 A JP2000368980 A JP 2000368980A JP 2000368980 A JP2000368980 A JP 2000368980A JP 3400986 B2 JP3400986 B2 JP 3400986B2
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6555Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
    • G03G15/6573Feeding path after the fixing point and up to the discharge tray or the finisher, e.g. special treatment of copy material to compensate for effects from the fixing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00919Special copy medium handling apparatus
    • G03G2215/00945Copy material feeding speed varied over the feed path

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、用紙などの媒体
に画像を形成する複写機やプリンタなどの画像形成装置
に係り、特に、画像を形成した面を下にして媒体を排出
するタイプの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やプリンタなどの画像形
成装置では、像担持体上に潜像を形成し、この潜像に現
像剤を供給して現像し、この現像剤像に用紙を供給して
現像剤像を用紙上に転写し、転写した現像剤像を加熱お
よび加圧して用紙上に定着させて画像を形成する。
【0003】例えば、画像形成装置として、現像剤像を
用紙上に定着させた後、湾曲した搬送路に沿って用紙を
搬送して排出させるタイプの装置が知られている。この
種の湾曲した搬送路を有する装置では、現像剤像を定着
したばかりの画像形成面が搬送路上のガイド部材等に接
触して画像にスジが入ってしまうといった画像不良を生
じることが考えられる。このため、この種の装置におい
ては、上述したような画像不良を防ぐため、種々の工夫
がなされている。
【0004】例えば、特開2000−109275公報
に開示された両面印刷装置(図7参照)は、印刷部20
1と用紙反転部202を連結した湾曲した搬送路200
を有する。印刷部201は、用紙を1枚ずつ送る給紙部
211と、タイミングを取るためのレジスト部212
と、画像を顕在化させるためにトナーを付着する感光ド
ラム213と、用紙に感光ドラム213の画像を転写す
る転写ローラ214と、用紙に転写しているトナーを圧
力と熱とで固定させる定着部215と、定着部215か
ら排出される用紙を搬送路200を介して用紙反転部2
02に向けて案内する用紙ガイド216と、を有する。
用紙反転部202は、印刷部201から搬送路200を
介して搬送される用紙をこの搬送路200に沿って案内
する用紙ガイド221と、用紙ガイド221によって案
内される用紙を搬送する搬送ローラ222と、用紙の搬
送方向を変更する反転ローラ223と、を有する。
【0005】この装置において、湾曲した搬送路200
を介して用紙を搬送する際、用紙の画像形成面が湾曲し
た搬送路200の外側に配置された用紙ガイド216お
よび221に接触することを防止するため、印刷部20
1における用紙の搬送速度より用紙反転部202におけ
る用紙の搬送速度を僅かに速くせしめ、用紙に常時テン
ションを与えて搬送するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した公報
に開示された装置では、2つのユニット201、202
間を搬送される用紙に常にテンションを与えるようにし
ているため、例えば用紙反転部202の搬送ローラ22
2の表面と用紙表面とが摺接し、搬送ローラ222が摩
耗する問題が考えられる。
【0007】また、搬送路200を通過する用紙に常に
テンションを与えるため、用紙に過大な引っ張り力が作
用して負担がかかり、薄くて弱い用紙などの場合には、
搬送路200上に突出した僅かな突起などがあれば簡単
に破れてしまう。
【0008】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、搬送機構の摩耗を抑制でき、媒体に不
所望な力を与えることなく、部材の接触による画像不良
を確実に防止できる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、媒体の第1面に画像を形
成してその第1面を下にして見えないようにして排出部
に排出する装置であって、媒体を所定のプロセス速度で
搬送してその第1面に画像を形成する画像形成部と、こ
の画像形成部を通過した媒体の第1面に向けて凸となる
ように湾曲したガイド部材と、媒体の搬送方向に沿って
上記ガイド部材の下流側に設けられ、上記画像形成部で
画像が形成された媒体を挟持拘束して回転し、上記ガイ
ド部材に沿って湾曲させつつ上記排出部に向けて搬送す
一対の排出ローラと、この一対の排出ローラによる搬
送速度を上記画像形成部におけるプロセス速度より1.
5%程度遅くするように上記一対の排出ローラによる搬
送速度を制御する制御部と、を備えている。
【0010】上記発明の画像形成装置によると、ガイド
部材より下流側の媒体の搬送速度をガイド部材より上流
側の搬送速度より少なくとも遅くしたため、湾曲したガ
イド部材に沿って案内される媒体がガイド部材から離れ
る方向に撓まされ、画像を形成した第1面がガイド部材
に接触することを防止でき、ガイド部材の接触による画
像不良を防止できる。また、ガイド部材の部分で媒体を
撓ませるように搬送するため、搬送機構に不所望な負荷
がかかることがなく搬送機構の摩耗を抑制でき、媒体に
不所望な力を与えないので媒体を破損することもない。
【0011】また、本発明の画像形成装置は、媒体の第
1面に現像剤による像を形成する画像形成部と、この画
像形成部で上記第1面に現像剤像が形成された媒体を挟
持拘束しつつ搬送し、上記現像剤像を加熱しつつ上記第
1面に加圧して定着させる一対の定着ローラと、上記一
対の定着ローラのニップを通過して上記現像剤像が定着
された媒体を上記第1面を下にして該第1面が見えない
ようにして排出する排出部と、上記一対の定着ローラの
ニップから排出部までの間で上記第1面を案内すべく設
けられ、上記一対の定着ローラのニップを通過した媒体
の上記第1面に向けて凸となるように湾曲したガイド部
材と、このガイド部材と上記排出部との間に設けられ、
上記一対の定着ローラのニップを通過して上記ガイド部
材に沿って湾曲されつつ案内された媒体を挟持拘束し、
上記排出部に向けて排出する一対の排出ローラと、媒体
の搬送方向後端が上記一対の定着ローラのニップを抜け
るまで、上記一対の排出ローラによる搬送速度を上記一
対の定着ローラによる搬送速度より遅くし、その後、上
記一対の搬送ローラによる搬送速度を速くするように上
記一対の排出ローラによる搬送速度を制御する制御部
と、を備えている。
【0012】上記発明の画像形成装置によると、ガイド
部材と排出部との間に設けられた一対の排出ローラによ
る媒体の搬送速度を一対の定着ローラによる媒体の搬送
速度より少なくとも遅くしたため、湾曲したガイド部材
に沿って案内される媒体がガイド部材から離れる方向に
撓まされ、画像を形成した第1面がガイド部材に接触す
ることを防止でき、ガイド部材の接触による画像不良を
防止できる。
【0013】さらに、上述した発明によると、上記制御
部は、媒体の搬送方向後端が上記一対の定着ローラのニ
ップを抜けるまで、上記一対の排出ローラによる搬送速
度を上記一対の定着ローラによる搬送速度より遅くし、
その後、上記一対の搬送ローラによる搬送速度を速くす
ることを特徴とする。これにより、一対の排出ローラに
よって排出された媒体をフィニッシャ等へ送り込む場合
であっても、一対の排出ローラによる搬送速度を遅くし
たことによる影響を少なくできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】図1には、この発明の実施の形態に係る画
像形成装置として、デジタル複写機100(以下、単に
複写機100と称する)をフロント側から見た概略図を
例示してある。
【0016】複写機100は、複写対象物としての原稿
を載置する原稿台101をその上面に有する。原稿台1
01の上には、原稿を押えるためのカバー101aが開
閉可能に設けられている。
【0017】原稿台101の下方には、原稿台101上
にセットされた原稿に光を当ててその反射光を画像情報
として読み取り、読み取った画像情報に基づく画像信号
を生成するスキャナ部102が設けられている。
【0018】スキャナ部102の下方には、画像が形成
された用紙を排出する胴内排紙型の排紙部103(排出
部)が設けられている。
【0019】排紙部103のさらに下方には、スキャナ
部102にて生成した画像信号または図示しない外部装
置から入力される画像信号に基づく画像を用紙上に形成
する画像形成部104が設けられている。
【0020】画像形成部104のさらに下方には、複数
枚の用紙(媒体)を収容した給紙カセット105が、複
写機本体のフロント側から挿脱可能に設けられている。
【0021】複写機100の図中右側側面には、画像形
成部104を介して片面に画像が形成された用紙を反転
させて再び画像形成部104へ供給する反転ユニット1
06が、装置本体に対して脱着可能に取付けられてい
る。
【0022】画像形成部104は、スキャナ部102ま
たは外部装置から供給される画像信号に応じたレーザビ
ーム111aを射出する露光装置111、露光装置11
1から射出されるレーザビーム111aによる露光走査
に基づく静電潜像をその表面上に保持する感光体ドラム
112、感光体ドラム112の表面上に形成された静電
潜像に現像剤を供給して顕像化する現像装置110、現
像装置110により現像された感光体ドラムの表面上の
トナー像(現像剤像)を給紙カセット105から取出さ
れた用紙上に転写する転写チャージャ113、およびト
ナー像の転写された用紙を感光体ドラム112の表面か
ら剥離する剥離チャージャ114を有する。
【0023】剥離チャージャ114を通過した用紙の搬
送経路上、すなわち感光体ドラム112の図中上方に
は、剥離チャージャ114によってドラム表面から剥離
された用紙を通過させて用紙上に転写されたトナー像を
加熱して溶融させ、溶融したトナー像を用紙上に定着さ
せる定着装置115が設けられている。
【0024】上記構成の複写機100は、装置本体内に
排紙部103を有する胴内排紙型であり、レイアウトの
都合上、感光体ドラム112と転写チャージャ113と
の間の転写領域を通過した用紙を定着装置115に向け
て縦方向(図中上方)に搬送する縦搬送構造を有する。
また、縦方向に搬送されて定着装置115を通過された
用紙は、図中左方向に略90°折り曲げられて排紙部1
03へ排紙されるようになっている。
【0025】次に、上記のように構成された複写機10
0による画像形成動作について説明する。
【0026】スキャナ部102または外部装置から画像
信号が供給されると、この画像信号に基づいて強度変調
されたレーザビーム111aが露光装置111から射出
され、予め所定の電位に帯電されている感光体ドラム1
12の表面上に画像信号に基づく静電潜像が形成され
る。
【0027】感光体ドラム112の表面上に形成された
静電潜像は、感光体ドラム112の回転によって現像装
置110を通過される。このとき、現像剤に含まれるト
ナーが静電潜像に供給されて静電潜像が顕像化され、感
光体ドラム112の表面上にトナー像が形成される。
【0028】一方、給紙カセット105内に収容された
用紙は、給紙カセット105の一端側上部に配設された
ピックアップローラ105aによって搬送路116上に
1枚ずつ取出され、その先端がアライニングローラ対1
17(搬送機構)によって一旦整位される。
【0029】感光体ドラム112の表面上に形成された
トナー像は、感光体ドラム112の回転によってさらに
搬送され、転写チャージャ113が対向した転写領域を
通過される。このとき、トナー像の搬送タイミングに合
せてアライニングローラ対117が回転され、アライニ
ングローラ対117によって整位された用紙が転写領域
に向けて送り込まれる。そして、転写領域を通過される
用紙上にトナー像が転写される。
【0030】トナー像が転写された用紙は、剥離チャー
ジャ114によって感光体ドラム112から剥離され、
定着装置115に向けて送り込まれる。トナー像が転写
された用紙が定着装置115を通過されると、用紙上に
転写されたトナー像が加熱されて溶融され、トナー像が
用紙上に定着され、画像信号に基づく画像が用紙上に出
力される。
【0031】以上のようにして片面に画像が出力された
用紙は、排紙ローラ対118(搬送機構、排出ローラ)
を介して排紙部103へ排紙される。このとき、排紙部
103へ排紙される用紙は、その画像形成面(第1面)
が下を向いて画像が見えないようにして排紙される。
【0032】尚、用紙の反対側の面にも画像を形成する
ことが選択されている場合、用紙は搬送ローラ対119
を介して反転ユニット106へ送られる。反転ユニット
106へ送られた片面に画像が形成された用紙は、アラ
イニングローラ対117を介して再び転写領域に送り込
まれ、反対側の面にも所定の画像が形成される。
【0033】次に、図2および図3を参照して、この発
明の要部の構成およびその作用について詳細に説明す
る。図2には、定着装置115、排紙ローラ対118、
およびその周辺部材を拡大して示してある。また、図3
には、排紙ローラ対118による用紙Pの搬送速度を制
御する制御系のブロック図を示してある。
【0034】図2に示すように、定着装置115は、用
紙Pを左右から挟持拘束して所定方向に回転することに
より、用紙Pを図中上方(矢印A方向)へ搬送する一対
の定着ローラ120を有する。一対の定着ローラ120
の少なくとも一方は内部にヒータを有するヒートローラ
として機能し、他方がこのヒートローラに所定の押圧力
で押圧配置されている。定着装置115を通過する用紙
Pは、これら一対の定着ローラ120の間のニップを通
過され、用紙Pの第1面(図中左側の面)に転写されて
いるトナー像が加熱されて用紙Pの第1面に押圧され、
トナー像が用紙Pの第1面に定着される。
【0035】一対の定着ローラ120の図中上方であっ
て一対の排紙ローラ118に向かう用紙Pの搬送経路の
片側(図中左側)には、一対の定着ローラ120を通過
した用紙Pを一対の排紙ローラ118に向けて案内する
ガイド部材122が設けられている。ガイド部材122
は、一対の定着ローラ120のニップから一対の排紙ロ
ーラ118のニップに向けて用紙Pを矢印A方向に搬送
する湾曲した搬送路130の内側(図中左側)に配置さ
れ、搬送路130に沿って湾曲している。すなわち、ガ
イド部材122は、搬送路130を介して搬送される用
紙Pの画像が形成された第1面に向けて凸となる方向に
湾曲されている。
【0036】また、ガイド部材122が一対の定着ロー
ラ120のニップに向かう下端には、ニップを通過した
用紙Pの搬送方向先端をガイド部材122に向けて案内
するための爪部材124が回動自在に取付けられてい
る。爪部材124は、略三角形状の板状部材からなり、
用紙Pの搬送方向を横切る幅方向に沿って複数個設けら
れている。
【0037】図3に示すように、複写機100は、排紙
ローラ対118による用紙Pの搬送速度を制御するため
の制御部150を有する。制御部150には、アライニ
ングローラ対117(図1)の近傍に設けられアライニ
ングローラ対117の動作タイミングを取得するための
センサ151、このセンサ151を介して取得したタイ
ミングに従ってアライニングローラ対117を回転駆動
する駆動部152、定着ローラ対120を所定速度、す
なわち複写機100のプロセス速度で回転駆動する駆動
部153、および排紙ローラ対118を可変速で回転駆
動する駆動部154が接続されている。
【0038】アライニングローラ対117の近傍に配設
されたセンサ151は、用紙Pを搬送する搬送路を挟む
位置関係で配設された図示しない発光部および受光部を
有し、両者の間の光軸を用紙Pが遮ることをもってアラ
イニングローラ対117の動作タイミングを取得すると
ともに、光軸を遮る用紙Pの搬送方向先端、搬送方向後
端、搬送方向に沿った長さなどを検出する。
【0039】しかして、アライニングローラ対117を
介して転写領域を通過されて図中上方に送り込まれた用
紙Pは、一対の定着ローラ120のニップを通過された
後、爪部材124によって案内されてガイド部材122
に沿って図中左方向へ湾曲されつつ搬送され、一対の排
紙ローラ118のニップを通過されて排紙部103(図
1)へ排紙される。
【0040】この際、画像が形成された第1面が爪部材
124およびガイド部材122によって案内されて湾曲
した搬送路130を介して搬送されるため、第1面が爪
部材124やガイド部材122に接触して画像にスジ状
の模様が形成されてしまう可能性が考えられる。このた
め、本発明では、ガイド部材122より搬送方向下流側
で用紙Pを挟持拘束して搬送する排紙ローラ対118に
よる搬送速度を変更せしめて用紙Pを撓ませて、このよ
うな不具合を防止するようにした。
【0041】次に、図4および図5に示すフローチャー
トを参照して、本発明の排紙ローラ対118の速度制御
について説明する。
【0042】まず、複写機100の図示しない操作パネ
ルを介して用紙サイズ、および複写枚数P1がセットさ
れる(ステップ1)。このとき、ステップ1でセットし
た用紙サイズに基づいて、アライニングローラ対117
で一旦整位して搬送を開始した用紙Pが定着ローラ対1
20を通過し終わるまでの時間T1、およびアライニン
グローラ対117で一旦整位して搬送を開始した用紙P
が排紙ローラ対118を通過し終わるまでの時間T2が
算出される(ステップ2)。これらの時間T1、T2は、
それぞれアライニングローラ対117のニップから定着
ローラ対120のニップおよび排紙ローラ対118のニ
ップまでの距離、用紙サイズ、およびプロセス速度に基
づいて算出される。
【0043】そして、図示しない操作パネルのスタート
スイッチが押され(ステップ3)、複写枚数P=0のフ
ラグが立てられ(ステップ4)、複写動作が開始される
(ステップ5)。
【0044】複写動作が開始されると、そのイニシャラ
イズ動作として、駆動部153、154が駆動制御され
て、定着ローラ対120を回転させるためのモータがO
Nされるとともに、排紙ローラ対118を回転させるた
めのモータがONされる。このとき、定着ローラ対12
0による搬送速度がV1に設定され、排紙ローラ対11
8による搬送速度がV1より遅いV2に設定される。本実
施の形態では、排紙ローラ対118による搬送速度V2
を定着ローラ対120による搬送速度より1.5%程度
遅く設定した。
【0045】この状態で、所定の画像形成プロセスが実
行されるとともに用紙Pが給紙カセット105から取出
され、用紙Pの搬送方向先端がアライニングローラ対1
17のニップで一旦整位される(ステップ6)。
【0046】そして、図示しないタイマが時間T=0に
リセットされ(ステップ7)た後、画像形成プロセスに
て感光体ドラム112上に形成されたトナー像にタイミ
グを合わせて、アライニングローラ対117の回転が開
始され、用紙Pが転写領域へ送り込まれる。
【0047】転写領域を通過されてトナー像が転写され
た用紙Pは、定着装置115の定着ローラ対120によ
って挟持拘束されて搬送されつつ加圧および加熱され、
トナー像が溶融されて用紙Pの第1面に定着され、第1
面に画像が形成される。定着ローラ対120のニップを
通過された用紙Pは、湾曲した搬送路130に沿って爪
部材124およびガイド部材122を介して案内され、
排紙ローラ対118へ導かれる。
【0048】このとき、ステップ5で排紙ローラ対11
8による搬送速度V2が定着ローラ対120による搬送
速度V1より遅く設定されているため、排紙ローラ対1
18によって搬送方向先端が挟持拘束されて排紙ローラ
対に受け渡されて搬送される用紙Pの中途部、すなわち
定着ローラ対120のニップと排紙ローラ対118のニ
ップとの間に介在された中途部がガイド部材122から
離れる方向に撓まされる。つまり、ガイド部材122よ
り下流側の搬送速度V2が上流側の搬送速度V1より遅く
されているため、両者の速度差により行き場がなくなっ
た用紙Pの中途部がガイド部材122の凸方向に撓まさ
れ、ガイド部材122から離される。これにより、湾曲
した搬送路130を通過する用紙Pの第1面が爪部材1
24やガイド部材122に接触することを防止してい
る。
【0049】以上の速度制御だけでも、用紙Pの画像形
成面が湾曲したガイド部材122に接触することを防止
でき、接触に起因してスジ状の模様が形成されてしまう
不具合を防止できる。しかし、例えば、図6に示すよう
に、排紙ローラ対118から排出された用紙Pを図示し
ないソータやステープラなどの図示しないフィニッシャ
へ送り込むため、排紙部103内に複数対の搬送ローラ
140を備えているような場合には、排紙ローラ対11
8による搬送速度を遅くしたままでは不都合を生じる。
よって、このような問題を避けるため、本実施の形態で
は、以下に説明するステップ8以降の速度制御を実行す
るようにしている。
【0050】すなわち、アライニングローラ対117の
回転が開始されてステップ2で算出した時間T1が経過
したことを条件(ステップ8;YES)に、転写領域お
よび定着装置115を通過されて排紙ローラ対118に
至る用紙Pの搬送方向後端が定着ローラ対120のニッ
プを抜けたことを判断し、このタイミングで排紙ローラ
対118による搬送速度をステップ5で設定した比較的
遅い搬送速度V2から定着ローラ対120による搬送速
度V1、すなわちプロセス速度V1と同じ速度或いはそれ
以上に速い速度V3に変更するようにした(ステップ
9)。尚、このステップ9の速度制御は、ステップ2で
算出した時間T2が経過するまで(ステップ10)、す
なわち用紙Pの後端が排紙ローラ対118の搬送ニップ
を抜けるまで続けられる。
【0051】ステップ9の制御により、排紙ローラ対1
18のニップを抜けて排紙部103内に配設された複数
の搬送ローラ対140によって用紙Pの先端が挟持拘束
されてから用紙Pの後端が定着ローラ対120のニップ
を抜けるまでの比較的短い時間だけ排紙ローラ対118
と用紙Pとの間に速度差を生じることになり、排紙ロー
ラ対118による搬送速度を遅くしたことによる影響を
極力少なくすることができ、排紙ローラ対118の摩滅
を抑制できる。
【0052】そして、ステップ10で時間T2の経過を
判断した後、排紙ローラ対118による搬送速度をステ
ップ9で変更したV3から再び遅い速度V2に変更する
(ステップ11)。このように、排紙ローラ対118に
よる搬送速度を初期状態に戻した後、ステップ4でフラ
グを立てた複写枚数Pが1加算され(ステップ12)、
この加算した複写枚数Pがステップ1で設定した目的と
なる複写枚数P1になったことを条件に(ステップ1
3;YES)、動作が終了される。尚、ステップ13で
目標の複写枚数に達していないことが判断された場合
(ステップ13;NO)には、ステップ6の処理に戻っ
て次の用紙Pに対する画像形成プロセスが実行される。
【0053】以上のように、本発明によると、定着装置
115より用紙Pの搬送方向下流側に湾曲した搬送路1
30を有し、且つ画像を形成した用紙Pをその画像形成
面(第1面)を下にして見えないようにして排紙するタ
イプの画像形成装置において、湾曲した搬送路130の
上流側と下流側で用紙Pの搬送速度を変えることにより
用紙Pを撓ませて、ガイド部材122に用紙Pの第1面
が接触することを防止するようにした。このため、ガイ
ド部材122の摺接に起因したスジ状の模様が形成され
てしまうといった画像不良を防止できる。
【0054】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、搬送機構の摩耗を抑制でき、媒体に不所望な力を与
えることなく、部材の接触による画像不良を確実に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るデジタル複写機を
示す概略図。
【図2】図1の複写機の要部の構成を拡大して示す概略
図。
【図3】図2の構成による動作を制御する制御系を示す
ブロック図。
【図4】図1の複写機による速度制御動作を説明するた
めのフローチャート。
【図5】図1の複写機による速度制御動作を説明するた
めのフローチャート。
【図6】排紙した用紙をフィニッシャへ送り込むための
構成を備えた要部の構成を示す概略図。
【図7】従来の装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
100…複写機、 103…排紙部、 112…感光体ドラム、 115…定着装置、 117…アライニングローラ対、 118…排紙ローラ対、 120…定着ローラ対、 122…ガイド部材、 124…爪部材、 130…湾曲した搬送路、 150…制御部、 151…センサ、 P…用紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/22 B65H 29/52 G03G 15/20 107

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体の第1面に画像を形成してその第1
    面を下にして見えないようにして排出部に排出する画像
    形成装置において、 媒体を所定のプロセス速度で搬送してその第1面に画像
    を形成する画像形成部と、 この画像形成部を通過した媒体の第1面に向けて凸とな
    るように湾曲したガイド部材と、媒体の搬送方向に沿って上記ガイド部材の下流側に設け
    られ、 上記画像形成部で画像が形成された媒体を挟持拘
    束して回転し、上記ガイド部材に沿って湾曲させつつ上
    記排出部に向けて搬送する一対の排出ローラと、 この一対の排出ローラによる搬送速度を上記画像形成部
    におけるプロセス速度より1.5%程度遅くするように
    上記一対の排出ローラによる搬送速度を制御する制御部
    と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 媒体の第1面に現像剤による像を形成す
    る画像形成部と、 この画像形成部で上記第1面に現像剤像が形成された媒
    体を挟持拘束しつつ搬送し、上記現像剤像を加熱しつつ
    上記第1面に加圧して定着させる一対の定着ローラと、 上記一対の定着ローラのニップを通過して上記現像剤像
    が定着された媒体を上記第1面を下にして該第1面が見
    えないようにして排出する排出部と、 上記一対の定着ローラのニップから排出部までの間で上
    記第1面を案内すべく設けられ、上記一対の定着ローラ
    のニップを通過した媒体の上記第1面に向けて凸となる
    ように湾曲したガイド部材と、 このガイド部材と上記排出部との間に設けられ、上記一
    対の定着ローラのニップを通過して上記ガイド部材に沿
    って湾曲されつつ案内された媒体を挟持拘束し、上記排
    出部に向けて排出する一対の排出ローラと、媒体の搬送方向後端が上記一対の定着ローラのニップを
    抜けるまで、上記一対の排出ローラによる搬送速度を上
    記一対の定着ローラによる搬送速度より遅くし、その
    後、上記一対の搬送ローラによる搬送速度を速くする
    うに上記一対の排出ローラによる搬送速度を制御する制
    御部と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記制御部は、媒体の搬送方向後端が上
    記一対の定着ローラのニップを抜けた後、上記一対の排
    出ローラによる搬送速度を上記一対の定着ローラによる
    搬送速度と同じ速度まで速くすることを特徴とする請求
    項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記制御部は、媒体の搬送方向後端が上
    記一対の定着ローラのニップを抜けた後、上記一対の排
    出ローラによる搬送速度を上記一対の定着ローラによる
    搬送速度より速くすることを特徴とする請求項2に記載
    の画像形成装置。
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