JP7031239B2 - 画像形成装置及び位置検知機能の異常診断方法 - Google Patents
画像形成装置及び位置検知機能の異常診断方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7031239B2 JP7031239B2 JP2017217616A JP2017217616A JP7031239B2 JP 7031239 B2 JP7031239 B2 JP 7031239B2 JP 2017217616 A JP2017217616 A JP 2017217616A JP 2017217616 A JP2017217616 A JP 2017217616A JP 7031239 B2 JP7031239 B2 JP 7031239B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- moving member
- detection sensor
- position detection
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
第1位置検知センサ及び第2位置検知センサの各々において、第1の位置及び第2の位置の各々に移動部材が有ることを表す検知信号の論理と、第1コネクタ及び第2コネクタの各々のコネクタ抜けが発生しているときの検知信号の論理と、第1位置検知センサ及び第2位置検知センサの各々が異常状態であるときの検知信号の論理が同じである。そして、制御部は、位置検知機能の故障診断として、移動部材の移動開始前及び移動開始後の第1位置検知センサと第2位置検知センサの検知信号から、少なくとも移動駆動部の異常、第1位置検知センサの異常もしくは第1コネクタのコネクタ抜け、又は、第2位置検知センサの異常もしくは第2コネクタのコネクタ抜けのいずれが発生したかを判定する処理を行う。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
[画像形成装置の構成]
図1は、第1の実施形態に係る位置検知機能が搭載される画像形成装置の構成例を示す断面模式図である。
図1に示す画像形成装置1は、静電気を用いて画像の形成を行う電子写真方式を採用しており、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色(基本色)のトナー画像を重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置1は、給紙トレイ20A,20Bと、画像形成部30と、自動原稿給送装置(ADF)12を備える画像入力部11と、操作表示部13とを備える。給紙トレイ20A,20Bは、一般的な大きさの用紙の他に、通常の用紙よりも用紙搬送方向に長い長尺紙を給紙できるものとする。
図2は、帯電部33の帯電ワイヤ33wを清掃する電極清掃ユニット33cの一例を示す説明図である。
電極清掃ユニット33cは、清掃部材60、送りネジ60a、第1位置検知センサ(以下「第1センサ」と称する。)62、第2位置検知センサ(以下「第2センサ」と称する。)63、及びモータ61(移動駆動部の一例)を備える。
送りネジ60aは、清掃部材60に螺入されて帯電ワイヤ33wと略平行に配置され、清掃部材60を帯電ワイヤ33wと略平行に移動させるための移送体である。送りネジ60aの端部には、従動ギヤ60bが固定されており、モータ61によって回転駆動する駆動ギヤ60cが従動ギヤ60bと噛み合うことにより、従動ギヤ60bが回転する。モータ61の回転方向に応じて、清掃部材60がF方向(第1の位置から第2の位置へ向かう方向)又はR方向(第2の位置から第1の位置へ向かう方向)に移動する。
図3は、位置検知機能を実現する制御基板50の構成例を示すブロック図である。
図3に示す制御基板50には、メンテナンス用コネクタ74が接続されている。制御基板50は、制御部51、不揮発メモリ52、ドライバ(駆動回路)53、電流検出部54、第1電源部55、及び第2電源部56を備える。
図4は、第1センサ62及び第2センサ63のセンサ論理の設定例を示すテーブルである。図4に示すようなセンサ論理を定義したテーブルを予め不揮発メモリ52に格納し、制御部51が参照できるようにしておく。
図5は、正常停止位置(第1の位置)における第1センサ62及び第2センサ63のセンサ論理を示す説明図である。
位置検知機能が正常である場合、清掃部材60が第1の位置で停止すると、アクチュエータはONであり第1コネクタ72の抜けはないため、第1センサ62の論理は“H”である。また、アクチュエータはOFFであり第2センサ63の論理は“L”となる。制御部51は、各センサのセンサ論理が上記(図5)の場合に、清掃部材60が第1の位置に正常に停止していると判断し、ドライバ53によりモータ61に指令を出して、第2の位置へ向けて清掃部材60の移動を開始する。
図6は、清掃部材60が第1の位置から第2の位置へ移動する場合の動作仕様についての説明図である。
清掃部材60は第1の位置にあるため、第1センサ62の論理は清掃部材有りを示す“H”である(図6上段)。制御部51は、清掃部材移動開始時に、移動先の第2センサ63の論理が「第2の位置に清掃部材無しを示す“L”」であることを確認し、清掃部材60がF方向(第1の位置から第2の位置へ向かう方向)に移動するようにモータ61を正回転(F回転)させる。
図7は、清掃部材60が第2の位置から第1の位置へ移動する場合の動作仕様についての説明図である。
清掃部材60は第2の位置にあるため、第2センサ63の論理は清掃部材有りを示す“H”である(図7上段)。制御部51は、清掃部材移動開始時に、移動先の第1センサ62の論理が「第1の位置に清掃部材無しを示す“L”」であることを確認し、清掃部材60がR方向(第2の位置から第1の位置へ向かう方向)に移動するようにモータ61を逆回転(R回転)させる。
図8は、メンテナンス用コネクタ抜けの検知例を示す説明図である。
メンテナンス用コネクタ73のオス側コネクタ74bとメス側コネクタ74aが互いに外れている場合を想定する。清掃部材60が、第1の位置、中間位置、又は第2の位置のいずれの位置にあっても、第1センサ62と第2センサ63の論理がともに、清掃部材有りを示す“H”である場合には、制御部51はメンテナンス用コネクタ抜けと判定する。なお、第1コネクタ72と第2コネクタ73の両方が外れている場合にも、第1センサ62と第2センサ63の論理はともに“H”であるので、この場合には、併せて第1コネクタ72及び第2コネクタ73抜けを判定してもよい。
第2の実施形態は、第1の位置(第2の位置)に清掃部材60がある又は中間位置に清掃部材60がある状態において、第1センサ62(第2センサ63)と接続する第1コネクタ72(第2コネクタ73)の抜け、又は第1センサ62(第2センサ63)の異常を検知する例である。
図9は、第2の実施形態の第1例に係る第1コネクタ72抜け、及び第1センサ62異常の検知例を示す説明図である。図10は、図9の第1コネクタ72抜け、及び第1センサ62異常の検知例におけるセンサ論理を示す。
図11は、第2の実施形態の第2例に係る第2コネクタ73抜け、及び第2センサ63異常の検知例を示す説明図である。図12は、図11の第2コネクタ73抜け、及び第2センサ63異常の検知例におけるセンサ論理を示す。
第3の実施形態は、モータ用コネクタ71の抜け、又はモータ61の動作異常を検知する例である。
図13は、第3の実施形態の第1例に係るモータ用コネクタ71抜け及びモータ61異常の検知例を示す説明図である。ここでは、清掃部材60が第1の位置から第2の位置へ移動する場合を例に説明する。
図14は、第3の実施形態の第2例に係るモータ用コネクタ71抜け及びモータ61異常の検知例を示す説明図である。ここでは、清掃部材60が第2の位置から第1の位置へ移動する場合を例に説明する。
第4の実施形態は、制御基板50が備えるセンサ検知回路50dの動作確認を行う例である。すなわち本実施形態では、制御部51によりセンサ検知回路50dの正常又は異常を判定する。
第1センサ62と第2センサ63の各々に対応するセンサ検知回路50dの構成は同じであるため、第1センサ62に対応するセンサ検知回路50dについてのみ説明する。
第1の条件は、発光部64と受光部65との間に遮蔽物66を挿入し(遮蔽)、かつセンサ電源及びプルアップ電源を供給した状態において、センサ検知信号が“H”(部材有り)である。ここで、プルアップ電源の供給をONからOFFに切り替えたとき、センサ検知信号が“H”から“L”(部材無し)に変化すれば、制御センサ検知回路50d(制御基板50)は正常である。しかし、センサ検知信号が“H”のままである場合、制御部51は、センサ検知回路50d(制御基板50)は異常であると判断する。なお、遮蔽物66は、不図示の駆動源(モータやシリンダーなど)と移動機構により、発光部64から受光部65へ射出された光を遮光する位置と遮光しない位置を往復移動する。この遮蔽物66の移動は、制御部51の指示に基づいて行われる。
第5の実施形態は、移動部材の動作完了時のセンサ論理、異常検出結果を保存し、保存した情報を異常診断に利用するものである。
図17は、第5の実施形態の第1例に係るメンテナンス用コネクタ抜けの検知例を示すセンサ論理の説明図である。この第1例は、前回は清掃部材60の移動動作が正常に終了し、電源OFF及びON後の今回の清掃部材60の移動動作時に第1センサ62及び第2センサ63ともに、正常な停止位置に清掃部材有りと検知した場合の例であって、メンテナンス用コネクタ74抜けの検知例である。制御部51は、図17に示す検知例の情報を、不揮発メモリ52の不図示のデータベースに蓄積する。ここでの電源は、画像形成装置1の主電源等であり、例えば主電源をOFFにすると制御基板50(制御部51)の電源がOFFする。
図18は、第5の実施形態の第2例に係る第2センサ異常の検知例を示すセンサ論理の説明図である。この第2例は、前回は清掃部材60の移動動作が正常に終了し、電源OFF及びONが無く、今回の清掃部材60の移動動作時に第1センサ62及び第2センサ63ともに清掃部材60有りを検出した場合の例である。
図19は、第5の実施形態の第3例に係る第1センサ異常の検知例を示すセンサ論理の説明図である。この第3例は、前回は清掃部材60が第2の位置まで移動したが、第1センサ62が清掃部材無しを検知せずに第1センサ異常と検知し、その後電源ON及びOFFを実施し、今回の清掃部材60の移動動作時のセンサ論理に変化が無い場合に、メンテナンス用コネクタ74の抜けとは検知せず、前回同様の第1センサ62の異常と検知した場合の例である。
図20は、第5の実施形態の第4例に係る第2センサのコネクタ抜け(第2コネクタ抜け)又は第2センサ異常の検知例を示すセンサ論理の説明図である。この第4例は、前回に清掃部材60が第2の位置まで移動したが第1センサ62が清掃部材無しを検知せず、第1センサ62の異常と検知し、その後電源OFF/ONを実施し、今回動作時に第1センサ62が正常となったため、動作開始し第2センサ63のコネクタ抜け又は第2センサ63の異常と検知した場合の例である。
図21は、第5の実施形態の第5例に係るモータ異常の検知例を示すセンサ論理の説明図である。この第5例は、前回は清掃部材60の移動動作が正常に終了し、今回の清掃部材60の移動動作時に所定時間経過しても第1センサ62及び第2センサ63ともに論理に変化が無い場合の例である。所定時間については予め規定して不揮発メモリ52に保存しておく。
図22は、第5の実施形態の第6例に係るモータのコネクタ抜け又はモータ異常の検知例を示すセンサ論理の説明図である。この第6例は、前回は清掃部材60の移動動作が正常に終了し、電源OFF/ON実施後の今回の清掃部材60の移動動作時に所定時間経過しても第1センサ62及び第2センサ63がともに論理に変化が無い場合の例である。
図23は、第6の実施形態に係る制御基板50のモータ電流検出機能の構成例を示す説明図である。
図24は、第6の実施形態の第1例に係るモータ電流波形の例を示す。
図24の横軸は時間、縦軸のモータCONTはモータ61に対する回転速度指令、第一閾値は動作電流値、第二閾値は過電流値を示す。モータCONTがONになった直後、モータ電流は上昇し、制御部51は、モータ電流が第二閾値を超えるとモータ61の負荷異常と判断する。負荷異常とは、モータ61にかかる負荷が設定よりも大きい状態をいう。
図25は、第6の実施形態の第2例に係るモータ電流波形の例を示す。
図25の例は、第1の位置にある清掃部材60を第2の位置に移動させる場合の例である。移動開始時のセンサ論理は、第1センサ62が“H”、第2センサ63が“L”である。モータ電流が第一閾値(動作電流値)よりも低くモータ61がほとんど回転しないため、モータCONTがオンになってから所定時間内に第2センサ63が“H”に変化しない場合、制御部51は、モータ61又はドライバ53の異常であると判断する。
図26は、第6の実施形態の第3例に係るモータ電流波形の例を示す。
図26の例は、第1の位置にある清掃部材60を第2の位置に移動させる場合の例である。移動開始時のセンサ論理は、第1センサ62が“H”、第2センサ63が“L”である。モータ61は正常に回転しているが、所定時間内に第2センサ63が“H”に変化しない場合、制御部51は、ギヤ空回り(ギヤ異常)と判断する。
次に、制御部51による位置検知機能における異常箇所特定処理(位置検知機能の異常診断方法)の手順例について、図27~図30を参照して説明する。図27~図30の異常箇所特定処理は、上述した第1~第6の実施形態を組み合わせたものになっている。また図27~図30に示す例は、動作開始時に第1の位置にある清掃部材60を第2の位置に移動させる場合の例である。
図28は、第7の実施形態に係る位置検知機能における異常箇所特定処理の手順例を示すフローチャート(2)である。
図29は、第7の実施形態に係る位置検知機能における異常箇所特定処理の手順例を示すフローチャート(3)である。
図30は、第7の実施形態に係る位置検知機能における異常箇所特定処理の手順例を示すフローチャート(4)である。
上術した各実施形態におけるモータ61には、一例としてステッピングモータが用いられる。制御部51は、各実施形態においてステッピングモータが動作していないと判定した後、ステッピングモータの回転数を変化させ、負荷変動を判断する。例えばステッピングモータの回転数を低下させて動作させる。回転数を低下させるとステッピングモータの回転トルクが上昇するので、制御部51は、回転トルクが上昇した状態でステッピングモータが回転するか確認する。なお、ステッピングモータの回転数低下により、清掃部材が移動先のセンサに到達するまでの時間が延長される。そして、制御部51は、移動先のセンサが移動部材有りを示す信号を出力した場合には、ステッピングモータは重負荷の状態であると判定し、負荷異常を操作表示部13に表示する。
Claims (15)
- 第1の位置と第2の位置の間を移動する移動部材と、
移動駆動部用コネクタを介して入力された指令に基づいて前記移動部材を移動させる移動駆動部と、
前記第1の位置に設けられるとともに第1コネクタを介して電源が供給され、前記第1コネクタを介して前記移動部材が第1の位置に有ることを示す検知信号又は前記移動部材が第1の位置に無いことを示す検知信号を出力する第1位置検知センサと、
前記第2の位置に設けられるとともに第2コネクタを介して電源が供給され、前記第2コネクタを介して前記移動部材が第2の位置に有ることを示す検知信号又は前記移動部材が第2の位置に無いことを示す検知信号を出力する第2位置検知センサと、
前記第1位置検知センサと前記第2位置検知センサが出力する前記検知信号を用いて前記移動部材の位置を判断し、前記移動駆動部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの各々において、第1の位置及び第2の位置の各々に前記移動部材が有ることを表す前記検知信号の論理と、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの各々のコネクタ抜けが発生しているときの前記検知信号の論理と、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの各々が異常状態であるときの前記検知信号の論理が同じであって、
前記制御部は、位置検知機能の故障診断として、前記移動部材の移動開始前及び移動開始後の前記第1位置検知センサと前記第2位置検知センサの検知信号から、少なくとも前記移動駆動部の異常、前記第1位置検知センサの異常もしくは前記第1コネクタのコネクタ抜け、又は、前記第2位置検知センサの異常もしくは前記第2コネクタのコネクタ抜けのいずれが発生したかを判定する処理を行う
画像形成装置。 - 前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの各々に対応して設けられるセンサ検知回路を介して各センサに第1電源を供給する第1電源部と、
各センサ検知回路に対し対応する前記第1位置検知センサ又は前記第2位置検知センサの検知信号をプルアップする第2電源を供給する第2電源部と、を備え、
前記制御部は、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの各々の前記検知信号が移動部材有りを示す信号である場合に、前記第2電源部から前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサへ供給していた前記第2電源を停止したことで前記検知信号が移動部材無しを示す信号に変化することにより、または、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの各々の前記検知信号が移動部材無しを示す信号である場合に、前記第1電源部から前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサへ供給していた前記第1電源を停止したことで前記検知信号が移動部材有りを示す信号に変化することにより、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの各々に対応する前記センサ検知回路により前記移動部材の有無を正常に検知できていることを判定する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記移動部材が第1の位置に存在し、前記第1位置検知センサが第1の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力し、かつ前記第2位置検知センサが第2の位置に移動部材無しを示す検知信号を出力した場合、又は、
前記移動部材が第2の位置に存在し、前記第2位置検知センサが第2の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力し、かつ前記第1位置検知センサが第1の位置に移動部材無しを示す検知信号を出力した場合、又は、
前記移動部材が第1の位置と第2の位置の中間に存在し、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサが共に移動部材無しを示す検知信号を出力した場合、
前記制御部は、前記移動駆動部に指令を出して前記移動部材の移動を開始する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記移動部材が第1の位置に存在し、前記第1位置検知センサが第1の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力し、かつ前記第2位置検知センサが第2の位置に移動部材無しを示す検知信号を出力した状態から、前記移動駆動部に前記移動部材を第2の位置に移動させる指令を送出したときに、前記第2位置検知センサが第2の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力し、かつ前記第1位置検知センサが第1の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力した場合には、前記第1コネクタが抜けたか、又は前記第1位置検知センサが異常であると判定し、
または、前記移動部材が第2の位置に存在し、前記第2位置検知センサが第2の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力し、かつ前記第1位置検知センサが第1の位置に移動部材無しを示す検知信号を出力した状態から、前記移動駆動部に前記移動部材を第1の位置に移動させる指令を送出したときに、前記第1位置検知センサが第1の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力し、かつ前記第2位置検知センサが第2の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力した場合には、前記第2コネクタが抜けたか、又は前記第2位置検知センサが異常であると判定する
請求項1に又は2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記移動部材が第1の位置に存在し、前記第1位置検知センサが第1の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力し、かつ前記第2位置検知センサが第2の位置に移動部材無しを示す検知信号を出力した状態から、前記移動駆動部に前記移動部材を第2の位置に移動させる指令を送出したときに、前記第2位置検知センサが規定時間内に第2の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力しない場合には、前記移動駆動部用コネクタが抜けたか、又は前記移動駆動部が異常であると判定し、
または、前記移動部材が第2の位置に存在し、前記第2位置検知センサが第2の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力し、かつ前記第1位置検知センサが第1の位置に移動部材無しを示す検知信号を出力した状態から前記移動駆動部に前記移動部材を第1の位置に移動させる指令を送出したときに、前記第1位置検知センサが規定時間内に第1の位置に移動部材有りを示す検知信号を出力しない場合には、前記移動駆動部が異常であると判定する
請求項1又は2記載の画像形成装置。 - さらに前記移動駆動部であるモータを駆動するモータ駆動回路に接続され、モータ電流を検出する電流検出回路、を備え、
前記制御部は、前記モータに前記移動部材の移動を指令し、前記モータの回転時に前記電流検出回路が前記モータの動作電流閾値以上のモータ電流を検出した状態で、移動先のセンサが所定時間内に移動部材有りを示す検知信号を出力しない場合には、ギア異常により前記モータが空回りしていると判定し、また、前記電流検出回路で検出された前記モータ電流が、過電流閾値以上である場合には、重負荷又はメカ異常であると判定する
請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 前記移動駆動部用コネクタ、前記第1コネクタ、前記第2コネクタ、及び前記制御部は、前記移動部材の取り外しが可能に構成されたメンテナンス用コネクタに配線で接続されており、
前記制御部は、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサがともに移動部材有りを示す検知信号を出力した場合に、前記メンテナンス用コネクタが抜けていると判定する
請求項1又は2記載の画像形成装置。 - さらに、前記移動部材の動作開始時の前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの前記検知信号の論理と、前記移動部材の動作終了時の前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの前記検知信号の論理と、前記移動部材が前回動作したときの正常終了又は異常終了の結果と、前記制御部の電源がオフする直前の前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの前記検知信号の論理とが保存されるデータ保存部、を備え、
前記制御部は、前回の前記移動部材の動作終了後に前記移動部材の移動動作を開始する際に、前記データ保存部に保存された各情報と、今回の前記移動部材の移動動作開始時における前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの前記検知信号の論理とから、前記位置検知機能の異常の有無を判定する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記移動駆動部用コネクタ、前記第1コネクタ、前記第2コネクタ、及び前記制御部は、前記移動部材の取り外しが可能に構成されたメンテナンス用コネクタに配線で接続されており、
前記制御部は、前回の前記移動部材の移動動作が正常に終了し、前記制御部の電源オフと電源オンを経て前記移動部材の移動動作を開始時に、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサがともに移動部材有りを示す検知信号を出力した場合には、前記メンテナンス用コネクタが抜けていると判定し、そして、前記メンテナンス用コネクタが抜けていると判定した後に前記制御部の電源オフ時には、前記電源がオフする直前の前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの前記検知信号の論理を前記データ保存部に保存しない
請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記移動駆動部はステッピングモータであり、
前記制御部は、前記ステッピングモータが動作していないと判定した後、前記ステッピングモータの回転数を低下させて前記ステッピングモータを動作させ、移動先のセンサが移動部材有りを示す信号を出力した場合には、前記ステッピングモータは重負荷の状態であると判定する
請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 前記移動駆動部はステッピングモータであり、
前記制御部は、前記ステッピングモータが動作していないと判定した後、前記ステッピングモータの設定電流値を上げて前記ステッピングモータを動作させ、移動先のセンサが移動部材有りを示す信号を出力した場合には、前記ステッピングモータは重負荷の状態であると判定する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの各々に対応する前記センサ検知回路により前記移動部材の有無を正常に検知できている場合に、各センサ検知回路が正常であると判定し、
次いで、前記センサ検知回路が正常であると判定した後、移動先のセンサが前記移動部材有りの信号を検知している状態において、前回の前記移動部材の動作終了後に前記移動部材の移動動作を開始する際に、前記データ保存部に保存された各情報と、今回の前記移動部材の移動動作開始時における前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの前記検知信号の論理とから、前記位置検知機能の異常の有無を判定し、異常有りと判定した場合には、前記移動部材の移動動作を実施せず、
また、前記位置検知機能に異常無しと判定した場合には、前記移動部材の移動動作を開始し、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの検知信号の論理変化によって前記位置検知機能の異常の有無を判定する
請求項2を引用する請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記移動部材は、少なくとも、搬送された用紙の姿勢を矯正する圧着及び離間可能に構成されたレジストローラ、中間転写ベルトの表面に当接する位置と当接しない位置とを移動可能に構成されたクリーニング部材、又は感光体ドラム表面を帯電させる帯電部の帯電ワイヤと略平行に移動される清掃部材のいずれかである
請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記清掃部材は、前記帯電ワイヤと略平行に配置された、前記移動駆動部の回転駆動に従い駆動する送りネジにより、前記帯電ワイヤと略平行に移動される
請求項13に記載の画像形成装置。 - 第1の位置と第2の位置の間を移動する移動部材と、移動駆動部用コネクタを介して入力された指令に基づいて前記移動部材を移動させる移動駆動部と、前記第1の位置に設けられるとともに第1コネクタを介して電源が供給され、前記第1コネクタを介して前記移動部材が第1の位置に有ることを示す検知信号又は前記移動部材が第1の位置に無いことを示す検知信号を出力する第1位置検知センサと、前記第2の位置に設けられるとともに第2コネクタを介して電源が供給され、前記第2コネクタを介して前記移動部材が第2の位置に有ることを示す検知信号又は前記移動部材が第2の位置に無いことを示す検知信号を出力する第2位置検知センサと、前記第1位置検知センサと前記第2位置検知センサが出力する前記検知信号を用いて前記移動部材の位置を判断し、前記移動駆動部の動作を制御する制御部と、を備えた画像形成装置における位置検知機能異常診断方法であって、
前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの各々において、第1の位置及び第2の位置の各々に前記移動部材が有ることを表す前記検知信号の論理と、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの各々のコネクタ抜けが発生しているときの前記検知信号の論理と、前記第1位置検知センサ及び前記第2位置検知センサの各々が異常状態であるときの前記検知信号の論理が同じであり、
前記制御部が、位置検知機能の故障診断として、前記移動部材の移動開始前及び移動開始後に前記第1位置検知センサと前記第2位置検知センサから出力される検知信号を取得する取得ステップと、
前記制御部が、前記移動部材の移動開始前及び移動開始後に前記第1位置検知センサと前記第2位置検知センサから出力される検知信号から、少なくとも前記移動駆動部の異常、前記第1位置検知センサの異常もしくは前記第1コネクタのコネクタ抜け、又は、前記第2位置検知センサの異常もしくは前記第2コネクタのコネクタ抜けのいずれが発生したかを判定する処理を行う判定ステップと、を含む
位置検知機能の異常診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017217616A JP7031239B2 (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 画像形成装置及び位置検知機能の異常診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017217616A JP7031239B2 (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 画像形成装置及び位置検知機能の異常診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019090854A JP2019090854A (ja) | 2019-06-13 |
JP7031239B2 true JP7031239B2 (ja) | 2022-03-08 |
Family
ID=66836274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017217616A Active JP7031239B2 (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 画像形成装置及び位置検知機能の異常診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7031239B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7351202B2 (ja) * | 2019-11-29 | 2023-09-27 | 株式会社リコー | 異常検出装置、電気機器、画像形成装置、電気機器の異常検出方法、及び異常検出プログラム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001194875A (ja) | 2000-01-12 | 2001-07-19 | Konica Corp | 画像形成装置におけるコロナ放電電極の清掃制御方法 |
JP2006153912A (ja) | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置および画像形成装置の故障診断方法 |
US20080069586A1 (en) | 2006-09-14 | 2008-03-20 | Xerox Corporation. | Charge corotron auto-cleaner device |
JP2011203635A (ja) | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子装置及びプログラム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06214450A (ja) * | 1993-01-20 | 1994-08-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置におけるチャージワイヤ清掃装置 |
JPH0777903A (ja) * | 1993-07-21 | 1995-03-20 | Canon Inc | 画像記録装置 |
JP2761380B2 (ja) * | 1997-08-04 | 1998-06-04 | 株式会社リコー | ワイヤクリーナ装置 |
-
2017
- 2017-11-10 JP JP2017217616A patent/JP7031239B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001194875A (ja) | 2000-01-12 | 2001-07-19 | Konica Corp | 画像形成装置におけるコロナ放電電極の清掃制御方法 |
JP2006153912A (ja) | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置および画像形成装置の故障診断方法 |
US20080069586A1 (en) | 2006-09-14 | 2008-03-20 | Xerox Corporation. | Charge corotron auto-cleaner device |
JP2011203635A (ja) | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子装置及びプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019090854A (ja) | 2019-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8983314B2 (en) | Image forming apparatus capable of detecting contact fusion, and relay control apparatus | |
JP5480598B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008134302A (ja) | 加熱装置及び画像形成装置 | |
US9285746B2 (en) | Abnormality monitoring system and image forming apparatus | |
JP7229727B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2013132825A (ja) | 画像形成装置およびその制御方法 | |
JP7031239B2 (ja) | 画像形成装置及び位置検知機能の異常診断方法 | |
JP5300518B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8577241B2 (en) | Image forming apparatus and control method thereof that separate roller bodies after a predetermined time elapses after being in a power save mode | |
WO2019124460A1 (ja) | センサ制御装置、センサシステム、画像形成装置 | |
JP5988730B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5406951B2 (ja) | 電源制御装置、電子機器、及び画像形成装置 | |
US20230339710A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP6296729B2 (ja) | 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び印刷装置の電源制御方法 | |
JP5486297B2 (ja) | 画像形成装置及びその制御方法 | |
JP4948309B2 (ja) | コネクタ接続検知装置 | |
JP5513186B2 (ja) | 機器制御システム | |
JP2013195470A (ja) | 電源ユニット、画像形成装置、及び出力異常検知方法 | |
JP5587064B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US10795300B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2006058510A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004219468A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2021071527A (ja) | モータ駆動装置および画像形成装置 | |
JPH10133465A (ja) | カラー電子写真装置 | |
JP6457325B2 (ja) | 発光素子駆動システム及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210810 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220125 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7031239 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |