JP2013132825A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】故障が一定期間内に再発しない場合でも、確実に故障情報を報知する。
【解決手段】自装置の異常状態を検知する検知手段と、該異常状態の種類および発生状況の情報を履歴情報として記憶する記憶手段と、新たに発生した異常状態の種類および発生状況の情報と、前記履歴情報として記憶されている異常状態の種類および発生状況の情報とを用いて、前記新たに発生した異常状態の発生頻度が所定の頻度より高いか否かを判断する判断手段と、異常状態が新たに発生した際に、自装置を停止させた上で、前記判断手段により、前記新たに発生した異常状態の発生頻度が前記所定の頻度より高いと判断された場合には、故障と判断し修理依頼をユーザーが行うための故障情報を報知し、前記所定の頻度以下と判断された場合には、前記異常状態から復帰するための復帰方法をユーザーに報知する報知手段とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置およびその制御方法に関する。特に、画像形成装置における故障状態の報知に係る技術に関する。
プリンタ等の画像形成装置は、装置内で故障を検知した際、その故障場所を特定したエラーコードを操作部上に表示し報知する。そして、ユーザーに対してその通知の主旨をサービスマンに通報してもらうことで障害対応を行うことが一般的になっている。
一方で、例えば、電気的な事象によりエラーが発生したとしても、実際には装置自体が破損していないことが多い。電気的な事象とは、例えば、静電気による突発的電気ノイズ起因での通信不具合、センサ入力信号誤検知、瞬間的電圧低下による電圧印加が不十分となり一時的に発生しうる不安定な電気素子動作起因の誤動作等がある。また、ユーザーによる装置の使用において想定外のミスオペレーションにより、装置内の駆動源に対して外的起因の過負荷がかかることによる駆動不良が発生する場合もある。
このような異常状態に対しては、本来はサービスマンを呼ぶまでもなく装置を正常復帰できることも多い。しかし、装置は、ユーザーに対して操作部で故障情報を報知するため、ユーザーはサービスマンに通報をすることになる。このような場合、ユーザーによる装置の使用ができない期間が発生してしまう懸念や、サービスマンによる不要な作業が発生してしまう懸念がある。
このような問題に対し、サービスマンを呼ぶまでもない異常状態発生の場合を判断する技術が開示されている。例えば、特許文献1では、故障検知する制御部は、故障について検知/不検知にかかる情報を故障の種類別に記憶する。そして、故障を検知した後、所定期間内に同じ故障を検知したときにその故障に対する情報を報知する。一方、所定期間内に同じ故障を検知しなかったときは、前回発生した故障の検知に係る情報を解除することで不検知の情報に変更している。
特開2011−131536号公報
特許文献1では、前回の故障発生時から所定期間内に再度同じ故障が発生していない場合には、記憶されている故障の検知に係る情報を解除している。しかし、実際のユーザーの実使用に当てはめてこの制御を考慮した場合、実際には装置内の部品が破損しかけている状況においても、所定時間が経過すると故障検知に係る情報を解除してしまう。その結果、故障情報を通知できなくなってしまうケースが発生する可能性がある。
例として、ユーザーが画像形成装置から特定のまとまった画像情報データをプリント出力する(以降ジョブと呼ぶ)場合について説明する。画像形成装置からプリント出力する枚数は、画像形成装置を使用するユーザーにより様々であるが、ここでは、プリント出力する枚数が極端に少ないユーザーがいると仮定する。さらに、こうしたユーザーが画像形成装置を使用している際、通常ではジョブ実行中に故障検知する対象部品があり、この部品の一部が実際に破損しかけて不安定な動作をしている場合を仮定する。
例えば、複数の電気束線内での1本の結線が断線しかけて接触不良が発生している場合などを想定すると、このような場合には、正常動作することもあれば、異常動作もすることもある。こうした部品に対して、ジョブ実行開始後に一度故障を検知されたとしても、その直後に故障検知されない正常動作と判断されると、一度故障検知した時刻からの時間経過により、その部品の故障に係る情報が故障検知状態から故障不検知状態に変更されてしまう。そのため、別のユーザーが再度装置を使用する際に、ジョブ実行中に同じように一度故障検知することで停止し、再度正常動作に戻るという不安定な動作が繰り返し発生してしまう。その結果、ユーザーに対して、確実な故障情報報知ができなくなる可能性がある。
また、ジョブ実行中以外にも、同様に故障検知をしている。装置の故障検知対象の部品が破損しかけて不安定な動作している場合に、例えば、長期間使用されなかった場合等の時間経過により故障検知に係る情報を不検知状態に変更されると、故障検知による故障情報報知がされなくなる可能性がある。使用頻度の非常に少ない機能の実行中に、その機能の実行に関連する装置の部品に対する故障を検知する場合についても同様なことが言える。
その結果、故障情報が報知されにくくなるために、装置がいつまでも不安定な状態で使用されてしまう。そのような状態で継続してユーザーにより使用されると、破損している部品の影響が正常な部品へも波及しかねないことも発生し、そもそもの故障原因判明が困難になってしまう可能性がある。
上記課題を解決するために、本願発明は以下の構成を有する。すなわち、自装置の異常状態を検知し、ユーザーに報知する画像形成装置であって、自装置の異常状態を検知する検知手段と、前記検知手段により異常状態を検知した際に、該異常状態の種類および該異常状態の発生状況の情報を履歴情報として記憶する記憶手段と、新たに発生した異常状態の種類および該異常状態の発生状況の情報と、前記履歴情報として記憶されている異常状態の種類および該異常状態の発生状況の情報とを用いて、前記新たに発生した異常状態の発生頻度が所定の頻度より高いか否かを判断する判断手段と、異常状態が新たに発生した際に、自装置を停止させた上で、前記判断手段により、前記新たに発生した異常状態の発生頻度が前記所定の頻度より高いと判断された場合には、故障と判断し修理依頼をユーザーが行うための故障情報を報知し、前記新たに発生した異常状態の発生頻度が前記所定の頻度以下と判断された場合には、前記異常状態から復帰するための復帰方法をユーザーに報知する報知手段とを有する。
実際に破損、又は破損しかけた不安定な状態の画像形成装置で頻発して発生しうる故障状態を確実に検知してエラー情報をユーザーに報知する。一方、破損していない状態による誤検知で散発的に発生する故障については、ユーザーにより正常状態に復帰させることができる。
画像形成装置の概略構成例の図。 画像形成装置のプリンタ部の構成例のブロック図。 画像形成装置の構成例のブロック図。 画像形成装置が有する外部I/F処理部の構成例の図。 画像形成装置内のモータ故障発生の一例を説明する図。 画像形成装置における処理のフローチャート。 異常検知履歴メモリ180に保持される情報の例を示す概要図。 異常状態発生時に異常状態発生頻度を判断するための情報の一例を示す図。 故障の発生例を説明するための図。 現像器の側面から見た断面の概要図。 カラー画像形成および白黒画像形成出力事例を説明するための図。 画像形成装置における処理のフローチャート。 異常検知履歴メモリ180に保持される情報の例を示す概要図。 異常状態発生時に異常状態発生頻度を判断するための情報の一例を示す図。 異常状態発生の一例を示す図。 画像形成装置におけるフローチャート。 画像形成装置の操作部172に表示される画面の一例を示す図。 異常検知履歴メモリ180に保持される情報の例を示す概要図。 トータル枚数カウンタのカウントアップ方法を説明するフローチャート。 機能カウンタのカウントアップ方法を説明するフローチャート。
[画像形成装置の構成]
図1は、本発明に係る電子写真方式でタンデム型の中間転写ベルト(中間転写手段)を有する画像形成装置(カラープリンタ)の一例を示す概略構成図である。画像形成装置101は、イエロー色の画像を形成する画像形成部1Yと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部1Mと、シアン色の画像を形成する画像形成部1Cと、ブラック色の画像を形成する画像形成部1Bkの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備える。これら4つの画像形成部1Y,1M,1C,1Bkは、一定の間隔において一列に配置される。さらにその下方にカセット17を配置し、マテリアルの搬送パスを縦に配置し、その上方に定着ユニット16を備える。
次に個々のユニットについて詳しく説明する。画像形成部1Y,1M,1C,1Bkには、それぞれ像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)2a、2b、2c、2dが設置されている。感光ドラム2a〜2dの周囲には、一次帯電器3a、3b、3c、3d、現像器4a、4b、4c、4d、転写手段としての転写ローラ5a、5b、5c、5d、ドラムクリーナ装置6a、6b、6c、6dがそれぞれ配置されている。一次帯電器3a〜3dと現像器4a〜4dとの間の下方には、レーザ露光装置7が設置されている。
感光ドラム2a〜2dは、負帯電のOPC(organic photoconductor)感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有し、駆動装置(不図示)によって矢印方向(時計回り方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。一次帯電手段としての一次帯電器3a〜3dは、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって感光ドラム2a〜2dの表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。
レーザ露光装置7は、与えられる画像情報に対応した時系列の電気デジタル画素信号に応じた発光を行うレーザ発光手段、ポリゴンレンズ、反射ミラー等で構成される。また、感光ドラム2a〜2dを露光することによって、一次帯電器3a〜3dで帯電された感光ドラム2a〜2dの表面に画像情報に応じた各色の静電潜像を形成する。レーザ露光装置7の詳細構成に関しては後述する。
現像器4a〜4dは、それぞれイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーが収納され、感光ドラム2a〜2d上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。転写ローラ5a〜5dは、一次転写部32a〜32dにて中間転写ベルト8を介して感光ドラム2a〜2dに当接可能に配置され、感光ドラム2a〜2d上のトナー像を中間転写ベルト8上に順次転写し、重ね合わせる。
ドラムクリーナ装置6a〜6dは、クリーニングブレード等を備え、感光ドラム2上の残留した残トナーを、感光ドラム2から掻き落とし、感光ドラム2の表面を清掃する。中間転写ベルト8は、感光ドラム2a〜2dの上面側に配置されて、二次転写対向ローラ10とテンションローラ11と間に張架される。二次転写対向ローラ10は、中間転写ベルト8を介して二次転写ローラ12と当接可能に配置されている。また、中間転写ベルト8は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような誘電体樹脂によって構成される。
中間転写ベルト8に転写された画像は、二次転写ローラ12および二次転写対向ローラ10において、給紙ユニットから搬送された紙等のマテリアル(記憶媒体)上に転写される。中間転写ベルト8の外側で、テンションローラ11の近傍には、中間転写ベルト8の表面に残った残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置13が設置される。以上に示したプロセスにより各トナーによる画像形成が実行される。
給紙ユニットは、マテリアルPを収納するカセット17、手差しトレイ20、カセット17内もしくは手差しトレイ20からマテリアルPを一枚ずつ送り出すピックアップローラ(不図示)を備える。更に給紙ユニットは、各ピックアップローラから送り出されたマテリアルPをレジストローラまで搬送する給紙ローラ、給紙ガイド18、そして、画像形成部の画像形成タイミングに合わせてマテリアルPを二次転写領域へ送り出すレジストローラ19を備える。
定着ユニット16は、内部にヒータを配置したセラミック基板などの熱源を備えた定着フィルム16aと、定着フィルム16aと対となってマテリアルPを挟んで加圧する加圧ローラ16bとで構成される。このとき、定着フィルム16aが備える熱源により、マテリアルPは加熱される。なお、加圧ローラ16bが熱源を備える構成であっても構わない。また、定着ユニット16に接続された搬送パスには上記ローラ対のニップ部31へマテリアルPを導く定着前ガイド34、定着ユニット16から排出されたマテリアルPを装置の外部に導き出すための外排紙ローラ21が配設される。
画像形成装置101内部の各処理部を制御する制御ユニットは、定着ユニット16内の機構の動作を制御するための制御基板やモータドライバ基板(不図示)などで構成される。
なお、以下の説明では、「異常状態」および「故障」という言葉を使用しているが、本明細書において、「異常状態」とは正常動作をしない状態であり、まだ完全に部品等の破損を含む装置状態が明らかになっていない状態を指す。一方、「故障」とは、部品等の破損を含めて、装置が完全に動作しない可能性が高い状態を指す。
本実施例で説明される各種の異常状態検知は、各処理制御で関連のある部品や装置の動作に対して、又は、制御動作そのものに対して、以下のタイミングにて実行される。異常状態検知の実行タイミングは、画像形成実行時、電源起動直後に外部からのジョブを受付可能な状態にする前多回転処理時である。更に、画像形成開始直前に受け付けたジョブに対して画像形成可能な状態にする準備処理を実行する前回転処理時、画像形成終了直後に次のジョブを実行可能状態にする後回転処理時にも実行される。なお、他のタイミングにて異常状態検知処理を実行するようにしても構わない。
本実施例に係る異常状態検知では、例えば、図2のセンサ類210等で検出される信号、又は、各種の部品情報信号入力部211からの信号において、各状況に応じて正常値として定義された検出信号が検出されない場合に、異常状態として検出する。また、装置内において所定の部品間で通信制御中にその通信処理で何らかの通信不良が発生する場合にも、その通信処理を制御しているCPU201が「異常状態」と判断して検出する。
検出された異常状態に関連する情報は、異常状態検知直後にプリンタ部102のCPU201により図2のRAM204に一旦記憶管理され、その後、図3の画像形成装置101全体を処理しているCPU171に各種の制御情報とともに通知される。CPU171に対して通知される異常状態に関連する情報は、RAM175に記憶され、CPU171が異常状態に対して画像形成を停止させる等を含めて、画像形成装置101全体の処理を決定する。
図3は、画像形成装置101における制御ユニットを含む制御ブロック図である。CPU171は、画像形成装置101全体の基本制御を行い、制御プログラムが書き込まれたROM174と処理を行うためのRAM175などとアドレスバス、データバスにより接続されている。CPU171は、ROM174に格納されている制御プログラムに従って、プリンタ部102およびリーダ部103に対して各種制御情報のやり取りを実行する。これにより、CPU171は、順次入出力制御を実行し、画像形成動作を制御する。
各種制御情報には、前述のように、プリンタ部102およびリーダ部103の各種装置内で検知された異常状態に関連する情報が含まれる。CPU171では、通知された異常状態に関連する情報について判断および管理する。そして、CPU171は、通知された異常状態に関連する情報により対象部品の詳細な異常状態の状況判断をすることで画像形成装置101として、異常状態発生以降の処理動作を決定する。
CPU171は、操作部172と接続されており、操作部172の表示手段、キー入力手段を制御している。画像形成装置101の操作者は、キー入力手段を介して、画像形成動作モード、読み取りモード、プリント出力モードの表示の切り替えをCPU171に指示する。操作部172は、画像形成装置101の状態や、キー入力による動作モード設定の表示も行う。詳細は後術するが、操作部172は、異常状態が検知されて故障と判断された際に、その故障詳細情報を故障コードとして表示することで報知する。また、操作部172は、ユーザーの作業により装置を故障状態から正常状態へ復旧してもらうために、必要な情報などを表示するのにも使用される。
また、RAM175に含まれる一部のメモリ領域が、電池等の外部からの電力供給により各種制御情報をバックアップ可能な構造になっている。そのメモリ領域には、トータル枚数カウンタ176、部品カウンタ177、部品消耗度メモリ178、寿命カウントメモリ179、異常検知履歴メモリ180、および機能カウンタ181が含まれる。トータル枚数カウンタ176は、画像形成装置101のトータルのプリント回数をカウントし記憶する領域である。部品カウンタ177は、部品毎に使用する回数をカウントする領域である。部品消耗度メモリ178は、操作部172で選択された部品の消耗度の情報を記憶する領域である。寿命カウントメモリ179は、部品の寿命(交換時期)の判定の基準となる寿命カウンタ値(基準値)を記憶する領域である。異常検知履歴メモリ180は、異常を検知した際の履歴情報を記憶する領域である。
[トータル枚数カウンタ]
トータル枚数カウンタ176は、画像形成装置101で画像形成が実行される毎に印刷枚数に対応してカウントアップした値を記憶する。図19のフローチャートを使用して、トータル枚数カウンタ176のカウントアップ方法について説明する。なお、本処理は、CPU171にて制御される。
処理が開始されると、CPU171は、ジョブに係る画像形成が開始したかを監視する(S801)。画像形成が開始すると(S801にてYES)、CPU171は、給紙が開始されたかを監視する(S802)。給紙が開始されると(S802にてYES)、CPU171は、トータル枚数カウンタ176をカウントアップする(S803)。その後、CPU171は、最終紙が給紙されたかを監視する(S804)。
給紙された用紙が、ジョブにおける最終紙でなければ(S804にてNO)、必ず次紙の給紙が開始されるため、S802に戻り、CPU171は、次紙の給紙を待つことになる。ジョブ実行中には給紙が開始される毎にトータル枚数カウンタ176がカウントアップされることになり、ジョブにおける最終紙の給紙が終了すると(S804にてYES)、トータル枚数カウントアップ処理が終了となる。
[機能カウンタ]
機能カウンタ181は、画像形成装置101で実行される制御機能が多数存在するため、カウントすべき対象の制御機能の各々に対して割り振られる。つまり、対象の各種制御機能が実行される毎に機能各々に割り振られた機能カウンタ181にてカウントされる。以下、図20のフローチャートを使用して、機能カウンタ181の一例として、カウント対象となる機能カウンタ181のカウントアップ方法について説明する。なお、本処理は、CPU171にて制御される。
処理が開始されると、CPU171は、対象となる機能処理が開始したかを監視する(S901)。対象となる機能処理が開始されると(S901にてYES)、CPU171は、機能処理の実施中に、実際にカウント対象となる処理が実施されたかを監視する(S902)。カウント対象となる処理が実施されると(S902にてYES)、CPU171は、処理に対応する機能カウンタ181をカウントアップする(S903)。
そして、CPU171は、カウント対象となる処理が終了したかを監視する(S904)。ここでは、CPU171は、カウント対象となる処理が終了するのを待つことになる。カウント対象となる処理が終了すると(S904にてYES)、機能カウンタ181のカウントアップ処理が終了となる。
[部品カウンタ]
また、CPU171は、部品カウンタ177のカウンタ値と寿命カウントメモリ179のカウンタ値とを比較し、その比較結果に基づいて部品の寿命(交換時期)を判定している。その判定結果を基に、CPU171は、操作部172の表示部に所定の表示を行う。
また、画像形成装置101において異常状態が発生した際、その異常状態に関連した情報を履歴情報として異常検知履歴メモリ180に記憶する。
[プリンタ部の構成]
図2は、プリンタ部102のブロック図である。CPU201は、制御手順(制御プログラム)をROM203からプログラムを順次読み取り、プリンタ部102の制御を行う。RAM204は、プリンタ部102の内部処理で使用される入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置である。
I/O206は、各部位とのインターフェイスであり、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ類207、クラッチ類208、ソレノイド類209、センサ類210等の各部位に接続される。センサ類210の一例として、図1に示した現像器4には、現像器4内部のトナー量を検知するトナー残検センサ(不図示)が配置されている。さらに、各部位のホームポジション、ドアの開閉状態等を検知するためのスイッチ類212からの信号もI/O206に入力される。高圧制御ユニット213は、CPU201の指示に従って、図1に示す一次帯電器3および現像器4や、不図示の転写前帯電器、転写帯電器、分離帯電器などへ高圧電力を出力する。画像メモリ部105からの画像データに従って、レーザユニット117から出力されるレーザ光は感光ドラム2を照射し、露光する。更に、非画像領域において受光センサであるビーム検知センサ214によって発光状態が検知され、その出力信号がI/O206に入力される。
[外部I/F処理部]
次に、図4を用いて、画像形成装置101が有する外部I/F処理部104の構成を述べる。外部I/F処理部104は、画像メモリ部105を介してPC100からの画像データをプリンタ部102へ出力することを可能にしている。
外部I/F処理部104は、コア部406、画像データを保存するハードディスク(HD)402、PC100や外部管理用サーバ等の外部装置と接続するインターフェイス部403と、フォーマッタ部404とで構成されている。
インターフェイス部403は、外部装置とのデータ通信を行うための通信手段である。ここで用いられるインターフェイスは、LANケーブル、シリアルインターフェイス、SCSIインターフェイス、プリンタのデータ入力用のセントロインターフェイスなどでもよい。インターフェイス部403を介して、PC100へプリンタ部102の状態を通知したり、PC100からプリント画像データを受け取ったりする。
PC100からインターフェイス部403を介して通知される画像データは専用のプリンタ記述言語(以下、PDL:Page Description Language)で記述されている。そのため、フォーマッタ部404は、その画像データのPDLを解析して、画像データをイメージメモリ部405によりラスターイメージデータに展開する。展開されたラスターイメージデータは画像メモリ部105に送られ、ラスターイメージデータを元にプリンタ部102にて画像形成が実行される。
コア部406は、FAX部401、インターフェイス部403、フォーマッタ部404、イメージメモリ部405、および画像メモリ部105それぞれのデータ転送を制御管理する。コア部406は、さらに、FAX部401にて生成されるプリンタジョブ、PC100から受信したプリンタジョブ、リーダ部103にて生成されるジョブのそれぞれについて、排他制御、優先度制御等により生成される各種ジョブを管理する。また、コア部406での制御により、順に画像出力が実行される。
[故障発生例に関する説明]
図5は一例として、図2のモータ類207の中の1つのモータ故障発生を説明する図である。図5(A)は、モータのON/OFFの起動状態を時系列に表したものであり、縦軸はON/OFFの切り替えを示し、横軸は時間を示す。図5(B)は、図5(A)と同じ時系列でのモータから発行されるLock信号の時系列での動作例を示し、縦軸はLock信号を示し、横軸は時間を示す。図5(A)と図5(B)との関係において、モータONとLock信号Highとが対応している。また、モータOFFとLock信号Lowとが対応している。
なお、モータのLock信号は、図2の部品情報信号入力部211からの信号の1つであり、モータの異常状態を検知するために使用されるものである。図2のモータ類207の一つにDCブラシレスモータがあり、このDCブラシレスモータは、図2のI/O206におけるポートの一つであるモータON信号(不図示)を図5(A)に示すようにON状態にしてモータに出力することでモータ起動させる。このモータからのLock信号出力は、モータが通常回転している期間ではHigh状態になり、モータが停止している期間ではLow状態になる。
図5(B)の例では、Lock信号出力がStartの時点でモータが起動開始し始めたことにより、Lock信号出力がHigh状態出力となっている。時間Tlockが経過した時点でLock信号出力が突然Low状態に変化している。なお、図5(A)では起動信号は起動状態のまま継続しているので、このモータは制御上起動しているが、図5(B)ではLock信号出力がLow状態、すなわち、モータが停止していることを表している。
図2のプリンタ部102のCPU201は、モータが起動状態にもかかわらず、Lock信号がLow状態(停止状態)を検知するため、モータが何らか異常な状態に陥っていると判断する。このとき、CPU201は、図3の画像形成装置101の全体処理を管理実行しているCPU171にこのモータの異常情報を通知する。モータの異常情報を通知されたCPU171は、画像形成装置101の動作を停止する。モータの異常情報のみならず、プリンタ部102、リーダ部103等の画像形成装置101内部から通知される各種の異常情報を、CPU171は異常検知履歴メモリ180に履歴として記憶する。
[処理概要]
なお、本来は装置内部で異常動作や装置部品の故障等の問題が発生しないことが好ましい。しかし、実際には、装置として好ましくない動作状態、例えば、モータへの何らかの外的な起因による強制的な過負荷や、突発的に発生する電気的ノイズが通信情報に混入したりすることにより制御信号の誤検知が発生してしまうことがある。
こうした異常動作の誤検知はユーザーに通知され、実際には装置部品が破損していない場合でも、ユーザーがサービスマンに修理依頼を出してしまう。この修理依頼には、サービスマンの出動を伴い、ユーザーにとっては装置を使用できない時間が発生し、サービスマンにとっては無駄な作業時間をかけることになってしまう。
そこで、異常検知履歴メモリ180を使用して、発生した異常動作に関連する情報やその異常動作に関連する情報を記憶・管理する。そして記憶した異常動作の情報を用いて、過去に発生した異常動作の情報の履歴と、今回発生した異常動作の情報とを比較し、異常動作の発生状況に関する関連性の有無を判定する。
異常動作の発生状況について関連がある場合、例えば、異常検知履歴メモリ180に記憶された過去の異常動作情報との比較により、その発生頻度から異常状態が頻発している状況が判断できる場合を想定する。こうした異常状態の頻発性を判断し、その異常状態に関連する装置・部品について、破損していない可能性が高い、破損している、又は破損しかけている可能性が高いといった破損状況を判断する。そして、その判断に応じて操作部172により、ユーザーに対して情報を報知することで、ユーザーおよびサービスマンへの負担を軽減する。
以下では、異常状態を検知した場合についていくつかの例をあげて説明する。図7は、異常検知履歴メモリ180に記憶される情報の例を示す図である。図7(A)は、過去に発生した異常状態詳細コード7001と異常状態発生時のトータル枚数カウンタ値7002等が記憶されている。ここでの異常状態詳細コードとは、発生した異常状態の分類(種類)を示すコードであり、発生しうる異常状態ごとに予め定義されている。図7(B)〜(D)は、処理が進むにつれて、異常検知履歴メモリ180の内容が更新される旨を示している。この詳細については、フローチャートと併せて後述する。
図7(A)に示す異常検知履歴メモリ180で記憶できる履歴の数については複数の異常状態が発生した場合を想定している。なお、本実施例の説明では、異なる異常状態が同時に発生したとしても最大で5つ程度であると想定し、履歴情報として5つの履歴情報の記憶領域を確保している。
なお、異常検知履歴メモリ180には、画像形成装置101が新品時には情報としては何も記憶されていない。しかし、今回の説明では、過去に数回の異常状態が発生している状況を仮定し、異常検知履歴メモリ180に過去に発生した異常状態の情報が5つの領域すべてに記憶されている状態とする。この状態において、ユーザーによりジョブが実行され、以下に説明する処理が動作するものとして説明する。
図8は、異常状態を検知した際に、その異常状態の発生頻度が高いか否かを判断するための判断に使用する情報である。本実施例では、発生した異常状態詳細コード8001の発生頻度が高いか否かを判断するために、予め計測等で決定された異常状態発生頻度判断用しきいカウンタ値8002を定義し、記憶部に保持しているものとする。図8の異常状態発生頻度判断用しきいカウンタ値8002が記憶される領域に関しては、ROM領域でもRAM領域でもいずれの領域でもよい。
なお、図8に示したしきいカウンタ値の値は一例であり、これに限定するものではない。例えば、ROM領域にあれば比較すべきしきい値が固定となり、RAM領域にあればこの値を書き換え可能にすることができる。例えば、装置の設置された環境毎に異常状態の発生状況が変化する部品があるような場合には、装置毎にしきい値を変えるようなことも可能である。今回の例では、しきい値の目安として、一ヶ月間にユーザーにプリント出力される平均的な枚数を考慮した上でしきい値を設定している。
なお、異常状態の種類によって、例えば、定着器の異常状態を検知した場合には、異常状態検知後に即座に故障と判断し、その故障情報を報知して、動作を停止するように制御する場合がある。定着器関連の異常状態以外にも異常状態の発生頻度の判断せずに即座に故障と判断するいくつかの異常状態検知の種類がある。これら以外の異常状態検知については、異常状態の発生頻度の判断を実行し、その異常状態の発生頻度を考慮した上で故障・破損状態を的確に判断する。
図9(A)(B)(C)は、それぞれ発生した異常状態の例である。図9に示された値は、発生した異常状態についての異常状態詳細コード9001および異常状態発生時のトータル枚数カウンタ値9002の一例を示している。図9に示した各異常状態を用いて、図7(A)に示す値が更新されていく過程および動作を図6のフローチャートを用いて説明する。
また、図17(A)(B)(C)に、ユーザーに画像形成装置における状態を報知する画面を示す。ここで表示するタイミングについては、処理の流れと併せて説明する。なお、図17にて示した操作部172にて表示する画面は、一例であり、他の画面を用いてユーザーに報知しても構わない。更に、画面以外の方法にて報知するようにしても構わない。
なお、図6に示すフローチャートは、画像形成装置101のCPU171が、ROM174に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
[処理例]
(1)異常状態検知時に発生頻度が高いと判断する場合
ジョブが実行されて、図9(A)に示す異常状態詳細コードAが発生した場合について図6のフローチャートを用いて説明する。CPU171により、異常状態検知を開始する。
図9(A)では、発生した異常状態として異常状態詳細コード9001“00080011”が検知された状態である(S601)。また、そのときのトータル枚数カウンタ値9002が“00007000(枚)”であることを意味している。なお、ここでは、異常状態詳細コード9001“00080011”は、発生頻度を判断して故障判断する対象の異常状態詳細コードであると仮定する(S602にてYESとなる)。この発生頻度を判断して故障判断する対象か否かは、予め定義されているものとする。
異常検知履歴メモリ180内では、図7(A)に示すように、既に5つの記憶領域(アドレス“00000001”〜“00000005”)には過去に発生した5つの異常状態関連の情報で埋められている。CPU171は、異常検知履歴メモリ180内に記憶された過去に発生した異常状態詳細コード7001を検索し、今回発生した図9(A)の異常状態詳細コードAの“00080011”と同じ異常状態詳細コードがあるか否かを確認する。
今回の例では、図7(A)の異常検知履歴メモリ180内には上から5番目(アドレス“00000005”)に同じコードが存在し、以前に同じ異常状態が発生していたことがわかる(S603にてYES)。そこで、CPU171は、以前発生した際のトータル枚数カウンタ値7002を確認する。CPU171は、今回発生の際のトータル枚数カウンタ値と、異常検知履歴メモリ180内の対象のトータル枚数カウンタ値とにより、今回の発生した異常状態の発生頻度が高いか否かを判断する。この例では、異常状態の発生頻度状況を判断するために、CPU171は、以前に異常状態が発生した際のトータル枚数カウンタ値と今回発生した際のトータル枚数カウンタ値との差分を計算する(S604)。ここで差分を計算すると、
00007000 − 00006804 = 00000196(枚)
となる。この結果、前回の異常状態の発生から196(枚)が経過していることがわかる。
上述したように、今回は異常検知履歴メモリ180内に同じ異常状態(“00080011”)の発生履歴がある。しがたって、CPU171は、異常検知履歴メモリ180において、同じ異常状態が発生した際に記憶した記憶領域に、今回の異常状態発生時のトータル枚数カウンタ値を上書き更新する(S605)。すなわち、図7(B)のように、CPU171は、アドレス“00000005”の記憶領域のデータに、トータル枚数カウンタ値を“00007000”として上書きする。
次に、CPU171は、この異常状態の発生頻度について判断する。CPU171は、図8に示される情報から、対象となる異常状態詳細コード8001に対応する異常状態発生頻度判断用しきいカウンタ値8002を取得する。ここでは、CPU171は、異常状態発生頻度判断用しきいカウンタ値8002が“00002000(枚)”となっている情報が取得される(S606)。そして、CPU171は、異常状態発生頻度判断用しきいカウンタ値とS605の計算により求められた差分とを比較する(S607)。今回の異常状態発生の例では、比較すると、
00000196 < 00002000
となる。この結果、しきいカウンタ値よりも差分が小さいため、CPU171は、異常状態の発生頻度が高く、部品破損などの故障が実際に発生している可能性が高いと判断する(S607にてNO)。
そして、CPU171は、図17(A)の画面1701に示すように、操作部172上に、故障情報として異常状態詳細コードを報知する(S610)。その後、CPU171は、装置を故障停止させて、異常状態検知が終了となる。故障情報がユーザーに対して報知されると、故障情報を認識したユーザーによりサービスマンへの故障修理依頼が発行されることになる。
(2)異常状態検知時に発生頻度が高くないと判断する場合
ジョブが実行されて、さらに、図9(B)に示す発生異常状態詳細コードBが発生した場合について説明する。図9(A)と同じ異常状態の発生(異常状態詳細コード:00080011)を想定しており、図6のフローチャートでは、S601、S602まではケース(1)の流れと同じである。
ケース(1)と同じ異常状態の発生を仮定しており、異常検知履歴メモリ180には既に図7(B)に示す異常状態の履歴が存在している(S603)。そのため、CPU171は、異常検知履歴メモリ180に記憶された過去の異常状態の履歴情報のうち、アドレス上で5番目の記憶領域(アドレス“00000005”)に記憶された情報と比較する。今回のトータル枚数カウンタ値は、“00010500(枚)”である。前回(更新された図7(B))のトータル枚数カウンタ値は、“00007000(枚)”である。CPU171は、これらのトータル枚数カウンタ値と今回のトータル枚数カウンタ値との差分を計算する(S604)。この場合、
00010500 − 00007000 = 00003500(枚)
となり、前回の故障発生から3500(枚)が経過していることがわかる。異常検知履歴メモリ180内の前回と同じ記憶領域、すなわち、CPU171は、図7(C)のように、5番目のアドレスの記憶領域のデータを異常状態発生時トータル枚数カウンタ値のデータに上書き更新する(S605)。ここでは、CPU171は、トータル枚数カウンタ値を“00010500”として上書きする。
次に、CPU171は、この異常状態の発生頻度について判断する。CPU171は、図8に示される情報から、対象となる異常状態詳細コード8001に対応する異常状態発生頻度判断用しきいカウンタ値8002を取得する。ここでは、CPU171は、異常状態発生頻度判断用しきいカウンタ値8002が“00002000(枚)”となっている情報が取得される(S606)。そして、CPU171は、異常状態発生頻度判断用しきいカウンタ値と、S605の計算により求められた差分とを比較する(S607)。今回の異常状態発生の例では、しきいカウンタ値と差分とを比較すると、
00003500 > 00002000
となる。この結果、しきいカウンタ値よりも差分が大きいため、異常状態の発生頻度は所定の頻度以下であるとして、CPU171は、発生頻度は高くないと判断できる(S607にてYES)。この場合には、異常状態の発生頻度が高くないことから、突発的なノイズ等起因により制御上異常状態を誤検知した可能性が高く、実際には部品は破損していないことが想定される。
ここで、ジョブが実行中であるため、CPU171は、装置内に紙搬送しているか否かを判断する(S609)。この異常状態が発生したタイミングで紙搬送がされている場合(S609にてYES)、CPU171は、紙が装置外へ正常排紙できる場合には正常に排紙し、正常排紙できない場合には一旦ジャムとして取り扱い、装置を停止させる。なお、ジョブ実行時に故障検知された場合に、もし、紙が正常排紙できて正常に停止できるのであれば、ジャムとして停止させる必要はない。ここでは、一旦ジャムとして停止するため、CPU171は、図17(B)の画面1702に示すように、操作部172上にジャム発生情報を報知する(S611)。その後、ユーザーにジャム紙を除去してもらうことになる。
ユーザーによるジャム紙の除去終了を検知したら(S613にてYES)、CPU171は、内部的にジョブの継続実行のための準備をした上で、ジャムリカバリー処理でジョブ継続を実行する(S615)。こうして、操作部172上には故障情報が報知されることなく、ユーザーにより正常状態に復帰させることができる。
ジャムとして停止させず、正常排紙して正常停止できる場合(S609にてNO)、CPU171は、図17(C)の画面1703に示すように、操作部172上に異常状態を検知したために装置を停止させた旨の情報を報知する(S612)。そして、ユーザーにジョブ継続の入力をしてもらう。ユーザーによる処理継続(ジョブ継続)の入力を受け付ける(S614にてYES)と、CPU171は、内部にて処理継続(ジョブ継続)実行のための準備をした上で、処理継続(ジョブ継続)実行する(S616)。こうして、操作部172上には故障情報が報知されることなく、ユーザーにより正常状態に復帰させることができ、故障検知が終了となる。
さらに、図9(C)のように発生異常状態詳細コードCが発生した場合について説明する。ここでは、図7(C)に示すように、異常検知履歴メモリ180内に以前に異常状態詳細コードCの故障が発生した履歴がない例について説明する。ここで、異常状態詳細コードCについては、異常状態の発生頻度により故障判断する対象の異常状態検知であることを前提とする。
異常状態検知の開始後、CPU171は、図9(C)のように異常状態を検知する(S601)。異常状態の発生頻度により故障判断する対象の異常状態検知であり(S602にてYES)、過去に発生していない異常状態の発生であるため(S603にてNO)、CPU171は、発生頻度は高くないと判断する。今回の例では、異常検知履歴メモリ180は、5つの履歴情報を記憶可能な構成を想定しており、すでに5つの領域は、過去に発生した異常状態関連情報により埋め尽くされている。
そこで、今回の例では、CPU171は、図7(C)の異常検知履歴メモリ180内で異常状態発生時のトータル枚数カウンタ値が一番古いアドレス、すなわちアドレスが“00000001”の領域に今回発生した故障情報を上書き更新する(S608)。その結果、図7(D)のように異常検知履歴メモリ180のアドレス“00000001”の値が更新される。
なお、もし異常状態の履歴情報を5つではなく、より多くの情報を記憶することができる構成、例えば、発生の可能性が想定できる異常状態すべての情報を記憶できる構成であれば、異常情報の種類毎に保存することも可能である。ただし、現実的には、そのように多くの異常状態履歴情報を記憶できる構成はコストアップにつながり、コストの観点からあまり好ましくない。そのため、異常状態履歴情報の記憶領域については、装置構成全体を考慮した上で適正な数の記憶領域を確保することが好ましい。
初めて発生する(もしくは、記憶領域に記憶されていない)異常状態については、その異常状態の発生頻度の判断ができないため、実際に装置内の部位が破損しているか否かは不明である。しかし、もし装置内の部位が破損、又は、破損しかけているのであれば、その直後の動作でも異常状態が発生する可能性は高い。そのため、一回目の異常状態発生時には、ユーザーにより装置が正常復帰できるように準備することになる。
ユーザーにより装置が正常復帰できるように準備する処理については、上述した異常状態の発生頻度が高くない場合の復帰処理と同様である。すなわち、紙搬送していれば(S609にてYES)、CPU171は、ジャムとして取り扱い、装置を停止させ、図17(B)の画面1702に示すように、操作部172上にジャム発生情報を報知する(S611)。その後、ユーザーにジャム紙を除去してもらうことになる。ユーザーによるジャム紙の除去終了を検知したら(S613にてYES)、CPU171は、内部的にジョブの継続実行のための準備をした上で、ジャムリカバリー処理でジョブ継続を実行する(S615)。
ジャムとして停止させず、正常排紙して正常停止できる場合(S609にてNO)、CPU171は、上述した異常状態の発生頻度が高くない場合の復帰処理と同様の処理を行う。つまり、図17(C)の画面1703に示すように、CPU171は、操作部172上に異常状態を検知したために、装置を停止させた旨の情報を報知する(S612)。その後、ユーザーにジョブ継続の入力をしてもらうことになる。
ユーザーによる処理継続(ジョブ継続)の入力を受け付けると(S614にてYES)、CPU171は、内部にて処理継続(ジョブ継続)実行のための準備をした上で、処理継続(ジョブ継続)を実行する(S616)。こうして、操作部172上には故障情報が報知されることなく、ユーザーにより正常状態に復帰させることができ、異常状態検知が終了となる。
(3)異常発生の頻度の判断に機能カウンタを使用する場合
上述したケース(1)、(2)では、異常発生時に故障と判断するための異常状態の発生頻度の判断を画像形成のトータル枚数カウンタ176を使用して判断していた。以下では、トータル枚数カウンタ176ではない、別の方法(機能カウンタ181)により異常発生の頻度の判断を実施する例を説明する。なお、機能カウンタ181による異常発生の頻度判断の説明をするため、以下、現像器4a〜4dでの異常状態検知を例として取り上げることにする。
図10は、本実施例の現像器4a〜4dの側面から見た断面の概要図を示す。図10を用いて、トナーがトナー容器4000から現像器内部4007まで補給されるまでの動作を説明する。図10の矢印は、トナーのトナー容器4000〜現像器内部4007までの移動の方向を示す。トナー容器駆動モータ4002が回転することでトナーはトナー容器4000からトナーホッパー部4001へ補給される。なお、トナーホッパー部4001内にあるトナー容量センサ(不図示)によりトナーホッパー部4001内のトナー容量が所定量を下回ったことを検知する。これを用いて、トナーホッパー部4001内のトナー容量が所定量まで回復するまで、トナー容器4000からトナーホッパー部4001へトナーが補給される。現像モータ4003は、現像器4a〜4dからドラム(不図示)へトナーを高圧で現像させるための現像シリンダー4009、現像器内部4007でトナーを攪拌させるためのトナー攪拌スクリュー4008を回転させる。
トナー補給用クラッチ4004は、現像モータ4003を駆動源として、クラッチ機構のON/OFFにより、トナー補給スクリュー4005をON/OFFする。これにより、トナー補給口4006を通じてトナーホッパー部4001から現像器内部4007へトナーを補給する。さらに、濃度センサ(不図示)により、現像器内部4007でトナーとキャリアの比率が所定比率に安定させることでトナー濃度が常に安定となるように、トナー補給量の調整制御している。現像モータ4003は、基本的には画像形成時の現像タイミングの期間において回転しており、この期間内に画像形成で必要なトナー量がトナー補給スクリュー4005の駆動によりトナーホッパー部4001からトナー補給される。
ここでは、現像器4a〜4dのトナー補給スクリュー4005、又はトナー攪拌スクリュー4008の駆動源である現像モータ4003の故障検知をしている。ここで説明した現像モータ4003は、図5を用いて説明したDCブラシレスモータ駆動を想定している。また、回転中にLock信号がLow状態になってしまうことによりモータ駆動していないことを検知することで故障検知をしている。
回転異常の原因としては様々なものが想定されるが、例えば以下のようなものが挙げられる。モータ駆動の結線不良および断線、電気的ノイズによるLock信号異常検知等の電気的要因による場合などがある。他にも、関係部品の電気的または機構的な動作異常状態に陥ることで現像器内部4007に補給されるトナー補給量が異常になり、満杯になったトナーとキャリアで構成される現像剤でトナー攪拌スクリュー4008の回転に物理的負荷がかかる。その結果、トルク不足で回転できなくなる場合などである。
さて、フルカラー画像形成装置の現像器なので、Y(イエロー)用/M(マゼンタ)用/C(シアン)用/Bk(ブラック)用のそれぞれ現像器が存在するため、色毎に故障検知が必要になる。
ここで、上述したケース(1)、(2)の例のように、トータル枚数カウンタ176で異常状態の発生頻度の判断をすると仮定する。さらに、ユーザーによる使用例が、白黒画像によるプリント出力が極端に多く、カラー画像が極端に少ない場合を想定する。この場合には、ほとんどカラープリント出力がされないために、カラーでのみ実施される現象や機能に対しての異常状態検知の発生間隔が開きがちになりやすい。そのため、実際に対象部品が破損したとしても、トータル枚数カウンタ176による異常状態の判断では、いつまでもたっても異常状態の発生頻度が高くないという判断になり、対象部品が破損した旨の報知ができない可能性がある。今回の現像モータ4003の異常状態検知においても、トータル枚数カウンタ176により異常状態の発生頻度を判断すると、同じことが発生する可能性がある。
そこで、今回の現像モータ4003の異常状態検知においては、各色の現像モータの使用を1つの機能として、各色の現像器内でトナー補給が1回実行される毎に、現像モータの各使用回数を1回ずつカウントアップする。そして、カウントアップされた各色の現像モータの使用回数カウンタを機能カウンタ181で記憶・管理することにする。
また、図11のようなカラー画像/白黒画像のプリント出力例を想定する。図11は、左から順番に、白黒画像データ出力:1000枚→カラー画像出力:1枚→白黒画像データ出力:2500枚→カラー画像出力:1枚→白黒画像データ出力:2500枚という使用例であることを表している。ここで、左から2番目のカラー画像出力の際に、M(マゼンタ)用の現像モータ4003が破損により実際に故障している状態にあり、一度異常状態を検知したと仮定する。M(マゼンタ)用の現像モータ4003の破損を判断する機能カウンタの比較用しきいカウンタ値は図14のように提供されるが、ここでは、1000回というしきいカウンタ値が予め設定されていると仮定する。
さて、次のカラー画像である左から4番目のカラー画像出力の際には、実際に故障しているためM(マゼンタ)用の現像モータ4003で異常状態が再度発生することになる。機能カウンタ値で判断すると、2回目の異常状態発生ということになり、しきいカウンタ値である1000回に対して下回っていると判断できる。その結果、異常状態発生頻度が高いと判断される。すなわち、M(マゼンタ)用の現像モータ4003が故障していると判断され、操作部に故障情報報知される。
このように、各色の現像モータ動作する毎に、独立して機能カウンタがカウントアップされる。一方、各色の現像モータが動作していない場合には、機能カウンタは更新されない。これにより、上述したケース(1)、(2)の画像形成のトータル枚数カウンタ176で異常状態の発生頻度を判断する場合と比較して、各現像モータの正確な使用状況がわかると同時に、異常状態の発生頻度の精度が向上する。
上述したケース(1)、(2)で説明した図6のフローチャートに対して、トータル枚数カウンタ176を用いた処理を機能カウンタ181(ここでは、各色の現像モータの使用回数カウンタ)に置き換えたフローチャートが図12である。現像モータ4003の異常状態検知については、図12のフローチャートに従って、異常状態発生時に機能カウンタとしての各色現像モータ使用回数カウンタにより異常状態の発生頻度を判断する。また、異常状態情報は、異常検知履歴メモリ180に記憶する。図12のフローチャートでの詳細制御は、図6のフローチャートに対してトータル枚数カウンタ176の部分を機能カウンタ181により置き換えたものと同様なので、詳細について説明は割愛する。なお、図12に示すフローチャートは、画像形成装置101のCPU171が、ROM174に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
機能カウンタによる異常状態の発生頻度の判断は、ジョブ実行時以外、すなわち、前多回転動作中、前回転動作中、後回転動作中等の画像形成の動作時以外に検知される異常状態検知の場合にも適用可能である。例えば、前多回転動作でしか実行しない各種プロセスパラメータの調整制御中に検知される異常状態については、機能カウンタ181として、例えば、前多回転実行回数カウンタとして前多回転実行する毎に前多回転実行回数をカウントアップする。これにより、異常状態発生時に発生頻度判断用の機能カウンタ181として使用することが可能である。
(4)異常状態の発生頻度の判断として異常状態検知の種類毎に判断条件を変える場合
ケース(1)〜(3)の例で説明したように、異常状態の検知時にその異常状態の発生頻度を判断する場合、異常状態検知の種類によってはトータル枚数カウンタ176により判断することが最適な場合がある。一方、部品の使用回数や機能の実施回数を機能カウンタ181として機能毎に独立にカウントアップし、その各々の機能カウンタにより判断することが最適な場合もある。
そこで、異常状態検知の種類毎に発生の判断条件を変える方法について説明する。図13は、図7と同様に、異常検知履歴メモリ180の記憶された情報を表している。異常検知履歴メモリ180には、異常状態詳細コード1301、異常状態発生時のトータル枚数カウンタ値1302、異常状態発生時の機能カウンタ値1303に関して過去に発生した異常状態関連の情報が履歴として記憶管理されている。なお、装置が新品時には情報としては何も記憶されていないが、今回の例でも、ある程度プリント出力され、既に数回故障検知して異常検知履歴メモリ180に異常状態関連情報が記憶されている状態とする。この状態において、ユーザーによりジョブが実行されることを想定する。
図7での例では、異常状態の発生頻度の判断についてはトータル枚数カウンタ176により判断を実施していたので、異常検知履歴メモリ180に対しては、異常状態詳細コード7001と異常状態発生時のトータル枚数カウンタ値7002とが記憶されていた。今回の例において図7と異なる点は、異常状態の検知した種類毎に異常状態の発生頻度の判断条件を変える点である。そのため、異常状態の発生を検知した際に、その異常状態の種類により、異常状態発生時の異常状態詳細コード1301とともに記憶される情報が異常状態発生時のトータル枚数カウンタ値1302、又は機能カウンタ値1303のいずれかが記憶される。
図14は、図8と同様に、異常状態を検知した際に、今回発生した異常状態の情報と、異常検知履歴メモリ180に記憶された過去に発生した異常状態の情報とを比較することで、その異常状態の発生頻度が高いか否かを判断するために使用する情報である。ここでは、発生した異常状態詳細コード1401、予め計測等で決定された異常状態の発生頻度判断用しきいカウンタ値1402、1403で構成される。
図8との違いは、図14の例では、異常状態の種類毎に比較対象であるトータル枚数カウンタ、又は機能カウンタのいずれかの情報を選択判断するような構成になっている点である。対象カウンタ側の記憶領域には、比較するしきいカウンタ値の情報が記憶されており、対象ではないカウンタ側の記憶領域には“0”が記憶されている。そこで、異常状態が発生し検知される毎に、図14によりトータル枚数カウンタか機能カウンタかを選択することになる。
図16のフローチャートを使用して処理の説明を行う。今回の例では、図15のように、異常状態詳細コード1501が“00220011”、異常発生時の機能カウンタ値1503が“0006328”となるような異常状態が発生した場合の動作について説明する。なお、トータル枚数カウンタ値情報1502は、“00000000”と設定され、今回は使用しない。なお、図16に示すフローチャートは、画像形成装置101のCPU171が、ROM174に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
ユーザーによりジョブ出力が指示されるとともに、CPU171により、各種異常状態検知を開始する。CPU171は、各種の異常状態が発生したかを監視する(S1601)。そして、異常状態が発生すると、CPU171は、その異常状態が発生頻度の判断の対象の異常状態か否かを判断する(S1602)。このとき、定着器などの異常状態については、実際に破損するとユーザーにより正常復帰させることが不可能である。そのため、異常状態の発生頻度判断対象ではなく(S1602にてNO)、CPU171は、故障停止して装置を停止させる。その上で、CPU171は、即座に操作部172に画面1701を表示することで報知する(S1610)。そして、異常状態検知終了となる。
今回の例で、図15の異常状態詳細コードDの“00220011”が異常状態発生の頻度を判断する対象の異常状態検知であると仮定する。この場合、図15の異常状態検知の頻度判断の基準を選択するため、図15の異常状態詳細コードについて、図14に示す情報を探索する。具体的には、図15の異常状態詳細コード1501(ここでは“00220011”)から異常状態の発生頻度の判断条件として、トータル枚数カウンタか機能カウンタかを選択する。
各異常状態の種類に対して、トータル枚数カウンタもしくは機能カウンタのいずれを選択するかについては予め決定されており、その情報は、プログラムとしてROM領域、又は、RAM領域に情報が格納されている。仮にRAM領域に格納されている場合には、操作部172からカウンタの数値を書き換えられるようにすることも可能である。操作部172でしきい値を書き換えられるようにすれば、実際に市場でのユーザーの使用環境毎に異常状態の発生状況が異なる場合等においても、個別に設定可能にすることが可能である。
本実施例においては、トータル枚数カウンタ又は機能カウンタのいずれかを選択するかについては、図14に格納されている情報のカウンタ値が“0”であるか否かで判断している。ここでは、“0”ではない数値が入っている方の情報(カウンタ)が採用される。今回の例の異常状態(“00220011”)では、図14の情報から異常状態詳細コードの“0022”を参照すると、トータル枚数カウンタ発生頻度判断用しきいカウンタ値1402が“0”となっている。そのため、CPU171は、異常状態の発生頻度の判断条件として機能カウンタを選択することになる(S1617)。
CPU171は、図13(A)の異常検知履歴メモリ180に記憶された過去の異常状態発生時の異常状態詳細コード1301に、今回発生の異常状態と同じものがあるかを判断する(S1603)。ここでは、図13(A)の5番目のアドレス(“00000005”)に、今回の異常状態(“00220011”)と同じものが存在する(S1603にてYES)。したがって、CPU171は、現在の機能カウントと異常検知履歴メモリ180に保持されたカウント値との差分を計算する(S1604)。そして、CPU171は、異常検知履歴メモリ180の機能カウンタ値を更新すると(S1605)、図13(B)のようになる。ここでは、図15に示す機能カウンタ値1503に示すように、“00006328”にて更新される。
その後、CPU171は、図14から今回の例の異常状態(“00220011”)の機能カウンタ用の異常状態の発生頻度判断用しきいカウンタ値を取得する(S1606)。そして、CPU171は、計算で求めた差分と取得したしきいカウンタ値とを比較する(S1607)。差分がしきいカウンタ値以下の場合には(S1607にてNO)、異常状態発生の頻度が高く、CPU171は、装置が故障している可能性が高いと判断し、故障停止する。その上で、CPU171は、図17(A)の画面1701のように、故障情報を操作部172に報知する(S1610)。そして、異常状態検知が終了する。
こうして、操作部172上に故障情報が報知されることで、ユーザーは装置内での故障を認識し、ユーザーによりサービスマンに修理依頼の出動要請が入ることとなる。
なお、S1603で異常検知履歴メモリ180に今回発生した故障コードがない場合には(S1603にてNO)、CPU171は、異常検知履歴メモリ180の領域に今回発生した異常状態情報を記憶する(S1608)。
また、差分がしきいカウンタ値より大きい場合には(S1607にてYES)、CPU171は、異常状態の発生頻度が高くないと判断する。そして、CPU171は、装置内に紙搬送をしているかを判定する(S1609)。紙搬送していれば(S1609にてYES)、CPU171は、ジャムとして取り扱い装置を停止させる。そして、CPU171は、図17(B)の画面1702に示すように、操作部172上にジャム発生情報を報知する(S1611)。そして、その情報を認識したユーザーにジャム紙を除去してもらうことになる。
ユーザーによるジャム紙の除去終了を検知したら(S1613にてYES)、CPU171は、内部的にジョブの継続実行のための準備をした上で、ジャムリカバリー処理でジョブ継続を実行する(S1615)。そして、本処理フローを終了する。
搬送中の紙をジャムとして停止させず、正常排紙して正常停止できれば(S1609にてNO)、CPU171は、図17(C)の画面1703のように、操作部172に異常状態を検知したために装置を停止させた旨の情報を報知する(S1612)。その後、ユーザーによりジョブ継続の入力をしてもらう。ユーザーによる処理継続(ジョブ継続)の入力を受け付けると(S1614にてYES)、CPU171は、内部にて処理継続(ジョブ継続)実行のための準備をした上で、処理継続(ジョブ継続)を実行する(S1616)。
こうして、操作部172上には故障情報が報知されることなく、ユーザーにより正常状態に復帰させることができ、異常状態検知が終了となる。
今回の例では、差分が
00006328 − 0005212 = 00001116(回)
となる。そして、図14により、比較するしきいカウンタ値が“00001500”であるため、差分としきいカウンタ値とを比較すると、
00001500 > 00001116
となる。この結果、差分はしきい値以下であるため、異常状態の発生頻度が高いと判断されて(S1607にてNO)、故障情報として、操作部172上に異常状態詳細コードである“0022−0011”が報知される。その後、故障を報知されたユーザーによりサービスマンへの出動依頼が実施されることになる。
(5)同一故障発生時に、条件を付加して故障の発生頻度を判断する場合
上述したケース(1)〜(4)では、異常状態発生時に異常検知履歴メモリ180に異常状態の情報を記憶させ、今回発生した異常状態と以前発生した異常状態とを検索・比較調査することで異常状態の発生頻度を判断する事例について説明してきた。ここでは更に、異常状態の情報に条件を付加して異常状態の発生頻度を判断する場合について説明する。
上述したケースにおいては、装置内部で発生する異常状態それぞれに対して、異常状態詳細コードを割り当てていた。このとき、同一の異常状態詳細コードにおいても、より詳細に分類すると、異常状態の発生頻度に大きな影響を与える制御パラメータが存在することがある。
例えば、前述の現像モータ4003の例において、全速回転と半速回転といった画像形成時のプロセス速度が現像モータ4003の回転負荷に影響し、半速回転使用時に影響が大きいと仮定する。この場合には、明らかに、プロセス速度という情報が異常状態の発生に影響する。そのため、図18に示すように、異常状態発生時にその時のプロセス速度情報を追加して異常検知履歴メモリ180に記憶する。そして、異常状態の発生頻度を判断する際に、半速回転で発生したのかどうかを考慮する必要がある。
図18においては、“0”が全速を表し、“1”が半速を表している。この場合、故障発生した際のプロセス速度が、半速回転で発生している場合と、全速回転で発生している場合とで、異常状態の発生頻度の判断のしきいカウンタ値を変えて考える必要がある。例えば、以前と今回のいずれかで半速回転で異常状態が発生した場合には、図14に示す情報から取得できるしきいカウンタ値に対して2/3にした値を用いて比較を行うようにする。これにより、プロセス速度が半速で制御されることによる現像モータ4003の回転負荷の影響を加味して、故障判断しやすくする。
こうして、異常状態の発生時における制御パラメータの情報を用いることで、異常状態が発生した際の発生頻度の判断の精度を更に向上させることができる。なお、各異常状態に対するパラメータについては、回転速度に限定するものではなく、他の異常状態発生時のパラメータを用いるようにしても構わない。また、制御パラメータをしきいカウンタ値に反映する方法は、上記方法に限定するものではなく、例えば、別の固定値を用いるようにしても構わない。
以上、ケース(1)〜(5)の処理を行うことにより、本願発明は、実際に破損、又は破損しかけた不安定な状態の画像形成装置で頻発して発生しうる故障状態を確実に検知してエラー情報をユーザーに報知する。一方、破損していない状態による誤検知で散発的に発生する故障については、ユーザーにより正常状態に復帰させることができる。

Claims (9)

  1. 自装置の異常状態を検知し、ユーザーに報知する画像形成装置であって、
    自装置の異常状態を検知する検知手段と、
    前記検知手段により異常状態を検知した際に、該異常状態の種類および該異常状態の発生状況の情報を履歴情報として記憶する記憶手段と、
    新たに発生した異常状態の種類および該異常状態の発生状況の情報と、前記履歴情報として記憶されている異常状態の種類および該異常状態の発生状況の情報とを用いて、前記新たに発生した異常状態の発生頻度が所定の頻度より高いか否かを判断する判断手段と、
    異常状態が新たに発生した際に、自装置を停止させた上で、前記判断手段により、
    前記新たに発生した異常状態の発生頻度が前記所定の頻度より高いと判断された場合には、故障と判断し修理依頼をユーザーが行うための故障情報を報知し、
    前記新たに発生した異常状態の発生頻度が前記所定の頻度以下と判断された場合には、前記異常状態から復帰するための復帰方法をユーザーに報知する報知手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判断手段は、新たに発生した異常状態の発生状況の情報と、前回に発生した同じ種類の異常状態の発生状況の情報との差分が、所定の値以下である場合に、前記所定の頻度よりも高いと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記異常状態の発生状況の情報は、異常状態が発生するまでに画像形成されたトータル枚数の情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記異常状態の発生状況の情報は、異常状態が発生するまでに前記画像形成装置が有する機能の使用回数の情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記機能の使用回数の情報は、画像形成に用いられる部品ごと、又は機能ごとに保持されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記機能の使用回数の情報は、画像形成の動作時以外において動作する部品ごと、又は機能ごとに保持されることを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記判断手段は、発生した異常状態の種類ごとに、前記異常状態の発生状況の情報に含まれる情報のうち、発生頻度を判断する際に用いる情報を切り替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記記憶手段は、更に異常状態の発生時における機能の制御パラメータの情報を記憶し、
    前記判断手段は、更に前記制御パラメータの情報を用いて、前記異常状態の発生頻度を判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 自装置の異常状態を検知し、ユーザーに報知する画像形成装置の制御方法であって、
    自装置の異常状態を検知する検知工程と、
    前記検知工程により異常状態を検知した際に、該異常状態の種類および該異常状態の発生状況の情報を履歴情報として記憶部に記憶する記憶工程と、
    新たに発生した異常状態の種類および該異常状態の発生状況の情報と、前記履歴情報として記憶されている異常状態の種類および該異常状態の発生状況の情報とを用いて、前記新たに発生した異常状態の発生頻度が所定の頻度より高いか否かを判断する判断工程と、
    異常状態が新たに発生した際に、自装置を停止させた上で、前記判断工程により、
    前記新たに発生した異常状態の発生頻度が前記所定の頻度より高いと判断された場合には、故障と判断し修理依頼をユーザーが行うための故障情報を報知し、
    前記新たに発生した異常状態の発生頻度が前記所定の頻度以下と判断された場合には、前記異常状態から復帰するための復帰方法をユーザーに報知する報知工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
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