JP2008216446A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印字中に何らかの要因で中間転写体上に現像剤が残った状態で印字を中断する場合において、紙を新規給送することなく、機内に残留している搬送可能な紙を有効活用し、残留紙自動排出処理と並行して未二次転写現像剤のクリーニングを行い、未二次転写現像剤回収手段の寿命低下を軽減するとともに、復帰時間を短縮する画像形成装置及び画像形成装置の制御方法の提供。
【解決手段】印字中の紙の搬送状態を管理する転写材搬送状態管理手段201と、印字が中断された場合に、転写材搬送状態管理手段201の管理情報に基づいて、印字復帰処理を行うときの紙の排出搬送制御を変更する転写材排出制御手段204と、転写材排出制御手段204によって排出される紙の搬送位置に応じて二次転写バイアスを切り替える二次転写バイアス制御手段205とを有する構成とする。
【選択図】図1(C)

Description

本発明はプリンタもしくは複写機等の画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関し、中間転写体をもつ画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関するものである。
中間転写体を有する画像形成装置において、画像形成(以下、印字とする)中に何らかの要因で、中間転写体上に現像剤が残った状態で印字を中断したとする。この場合、印字を再開するために中間転写体上に形成された現像剤像(以下、未二次転写現像剤と記す)のクリーニングを行う必要がある。
従来、現像剤のクリーニング処理において、正常形成画像を全てクリーニングする処理を行っていたため、回収される現像剤が多くなり、現像材回収手段の寿命低下を招いていた。
そこで、現像剤回収手段の寿命低下を軽減するため、印字中、二次転写タイミングに二次転写位置に紙が供給されないトラブルが発生した場合、次のような方法が提案されている。まず、トラブル要因除去後、紙を新規給送し、未二次転写現像剤を新規給送した紙に転写することにより中間転写体をクリーニングする方法(例えば、特許文献1参照)が提案されている。また、未二次転写現像剤像を二次転写タイミングより遅れて供給された紙に転写する方法(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
特開平11−327405号公報 特開2004−069911号公報
しかしながら、特許文献1では中間転写体クリーニングのために紙を新規給送するため、紙を無駄に使用することになる。また特許文献2では二次転写タイミングより遅れて供給された紙でのみ中間転写体クリーニングを行う。このため、紙が完全に滞留した場合、すなわち、ジャム発生時は紙による未二次転写現像剤のクリーニングは行われず、未二次転写現像剤回収手段の寿命を縮めてしまう。
その一方で、従来から、前記の如く印字中に何らかの要因で、中間転写体上に現像剤が残った状態で印字を中断し、画像形成装置内に搬送可能な状態で紙が残留した場合、トラブル要因除去後に前記残留紙を自動的に排出する処理が行われている。
そこで、本発明の目的は、印字中に何らか要因で中間転写体上に現像剤が残った状態で印字を中断する場合において、未二次転写現像剤回収手段の寿命低下を軽減するとともに、復帰時間を短縮することができる画像形成装置を提供することである。これは、紙を新規給送することなく、機内に残留している搬送可能な紙を有効活用し、前記残留紙自動排出処理と並行して未二次転写現像剤のクリーニングを行うことで可能となる。また、画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置及び画像形成装置の制御方法は、以下の構成を有する。
(1)外部から送出されてくる画像情報に応じて像担持体上に潜像を形成し、前記像担持体上の潜像に対して現像手段により現像剤で現像を行い、前記像担持体上に現像された現像画像を回転駆動される無端状像担持体に一次転写し、二次転写位置にて二次転写電圧を印加することにより前記無端状像担持体上の現像画像を転写材に二次転写し、前記転写材上に現像剤による画像形成を行い、定着手段により前記転写材上の現像画像を定着させ排紙する画像形成装置において、前記画像形成中の前記転写材の搬送状態を管理する転写材搬送状態管理手段と、前記画像形成が中断された場合に、前記転写材搬送状態管理手段の管理情報に基づいて、画像形成復帰処理を行うときの前記転写材の排出搬送制御を変更する転写材排出制御手段と、前記転写材排出制御手段によって排出される前記転写材の搬送位置に応じて前記二次転写電圧を切り替える二次転写バイアス制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
(9)外部から送出されてくる画像情報に応じて像担持体上に潜像を形成し、前記像担持体上の潜像に対して現像手段により現像剤で現像を行い、前記像担持体上に現像された現像画像を回転駆動される無端状像担持体に一次転写し、二次転写位置にて二次転写電圧を印加することにより前記無端状像担持体上の現像画像を転写材に二次転写し、前記転写材上に現像剤による画像形成を行い、定着手段により前記転写材上の現像画像を定着させ排紙する画像形成装置の制御方法において、前記画像形成中の前記転写材の搬送状態を管理する転写材搬送状態管理工程と、前記画像形成が中断された場合に、前記転写材搬送状態管理工程の管理情報に基づいて、画像形成復帰処理を行うときの前記転写材の排出搬送制御を変更する転写材排出制御工程と、前記転写材排出制御工程によって排出される前記転写材の搬送位置に応じて前記二次転写電圧を切り替える二次転写バイアス制御工程とを有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
中間転写体を有する画像形成装置において、印字中に何らかの要因で中間転写体上に現像剤が残った状態で印字を中断する場合、機内に残留している搬送可能な紙を有効活用し、残留紙排出処理と並行して未二次転写現像剤のクリーニングを行うことができる。このため、クリーニング実施のために紙を新規給送することなく、未二次転写現像剤回収手段の寿命低下を軽減するとともに、復帰時間を短縮することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
本発明の第一の実施例は、印字中に何らかの要因で、中間転写体上に二次転写されていないトナー像(以下、未二次転写トナー像)(未転写の現像画像)が残っている状態で印字を中断する際の未二次転写トナー像のクリーニングに係るものである。すなわち、搬送しても紙詰まり要因とならない用紙(以下、搬送可能残留紙と記す)(搬送可能転写材)が機内にある場合、搬送可能残留紙で中間転写体上に残っている未二次転写トナー像のクリーニングを行うものである。
印字処理中断後、機内に残留している紙で未二次転写トナー像のクリーニングを行う。これにより、クリーニング実行のために新たな紙を使用することなく、未二次転写トナー剤回収手段の寿命低下を軽減することができるとともに、クリーニング処理と残留紙自動排出処理を並行して行うため、再印字までの復帰時間を短縮することができる。
図1(A)は本実施例に係る画像形成装置の概略構成断面図である。本実施例の画像形成装置は、正規の帯電極性が負極性のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が形成される4個の像担持体3a、3b、3c、3dを備えている。像担持体3a、3b、3c、3dは、本実施例では、ドラム状の電子写真感光体、所謂、感光ドラムとされ、直列に配置される。また、これらの各感光ドラム3a、3b、3c、3dの周囲には、各感光ドラムに対応して帯電ローラ4a、4b、4c、4d、現像器6a、6b、6c、6d及びクリーニング装置8a、8b、8c、8dが配置される。また、感光ドラム3a、3b、3c、3dの上方には、露光装置5a、5b、5c、5dが配置される。
各感光ドラム3a、3b、3c、3dはそれぞれ接触する帯電ローラ4a、4b、4c、4dにより負極性に帯電される。そして、色分解したイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の光像を露光装置5a、5b、5c、5dにより露光して、感光ドラム3a、3b、3c、3d上(像担持体上)にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの潜像を形成する。この潜像は外部から送出されてくる画像情報に応じて形成される。このように形成されたそれぞれの潜像を現像器6a、6b、6c、6d(現像手段)により反転現像により現像して、感光ドラム3a、3b、3c、3dにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を順次形成する。感光ドラム3a、3b、3c、3dの下方に位置して中間転写体(無端状像担持体)としての中間転写ベルト(以下、ITBと記す)2が配置される。ITB2は、ITB2を駆動するローラ(ITB駆動ローラ)21、及び一次転写ローラ22a、22b、22c、22d、ITBローラ23、24の周りに張設され、感光ドラム3a、3b、3c、3dと略同速で矢印方向に回転駆動される。上記感光ドラム3a、3b、3c、3d上に形成担持されたトナー像が、一次転写部における一次転写ローラ22a、22b、22c、22dに印加される一次転写バイアス(正極性の電圧)によって、ITB2の外周面に静電的に一次転写される。そして、それによってITB2上(無端状像担持体上)には複数色のトナー像が形成される。
次に、本実施例の画像形成装置の用紙供給、搬送手段について説明する。本実施例の画像形成装置は、用紙供給手段として用紙格納カセット13a、13b、13cの3段のカセットを有し、それぞれピックアップローラ12a、12b、12cによって用紙11a、11b、11c(転写材)を送り出すように構成されている。用紙格納カセット13b、13cは下流側のローラまで用紙を搬送する搬送ローラ9b、9cを有している。以下、用紙格納カセット13aを使用した場合の画像形成動作について説明する。用紙格納カセット13a内からピックアップローラ12aによって用紙11aが給紙され、レジセンサ15に到達して停止する。その後、所定のタイミングでレジ搬送ローラ14により再給紙される。同時に、二次転写ローラ7に二次転写バイアス(正極性の電圧)(二次転写電圧)が印加され、ITB2から用紙11aへトナー像が静電的に転写される。用紙11aは、レジ搬送ローラ14、二次転写ローラ7によって定着部10まで搬送され、用紙11a上(転写材上)に転写されたトナー像が溶融固着されることによりカラー画像が得られる。
定着部10の下流には搬送路切換えフラッパ16が配設されている。搬送路切換えフラッパ16は定着後の用紙11aを排紙トレイ方向への搬送路Aと反転ローラ17(反転再給紙手段)方向への搬送路Bとに振り分ける。
1面目の画像形成が終了した用紙11aに対して片面にのみ画像を形成する場合には、用紙11aは前記搬送路切換えフラッパ16により搬送路A側に搬送され、排紙トレイに排出される。用紙11aに対して両面に画像を形成する場合には、用紙11aは前記搬送路切換えフラッパ16により搬送路B側に搬送される。搬送路B側に搬送された用紙11aは反転ローラ17によって反転パスに引き込まれる。そして、反転センサ18により用紙後端が検知されると反転ローラ17の回転方向が逆転し、両面搬送ローラ19、20を経由して再びレジ搬送ローラ14に送り込まれた後、1面目と同様のプロセスにより2面目の画像が形成され搬送路A側に排出される。以上の両面プリント機構、及び、制御に関しては公知であるため詳述は避ける。用紙格納カセット13b、13cを利用した画像形成動作も用紙格納カセット13aと同様である。
二次転写終了後のITB2上の転写残トナー(二次転写残トナー)は、ITBクリーニング装置(帯電手段)である接触帯電器1によって正規の帯電極性とは逆極性に帯電される。この逆極性に帯電された転写残トナーは、ITB2の移動により、再び、一次転写部に搬送される。そして、一次転写ローラ22a、22b、22c、22dに印加される正極性の一次転写バイアス(トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧)により、その対向電極である感光ドラム3d上に逆転写される。この場合は、1色目の感光ドラム3dに付随して設けられたクリーニング装置8dが二次転写残トナーを回収することになる。すなわち、クリーニング装置8dが未二次転写現像剤回収手段に対応する。また、ITBクリーニング装置1は、即ち、帯電手段としての帯電ローラは、ITB2に常に当接している。
図1(B)は、図1(A)に示した画像形成装置の制御構成を説明する図である。101はCPUであり、102は中間転写ベルト、駆動ローラ、ローラなどを有する駆動制御部であり、103はレジセンサなどの各種センサを有する検出部である。104は各種のプログラムやデータを有するROMであり、105はRAMであり、106は露光部、像坦持体(感光ドラム)、現像器、定着部などを有する画像形成部である。CPU101は、ROM104に格納された各種制御プログラムに基づいて、RAM105を作業領域に用い各部を制御しながら、各種処理を行う。
図1(C)は、図1(B)に示したROM104中の制御プログラムの構成を説明する図である。107はROM104中の制御プログラムであり、201は印字中における機内の紙搬送状態を管理する転写材搬送状態管理手段である。転写材搬送状態管理手段201は、搬送が行われている紙の機内搬送路上の位置を管理する転写材位置管理手段202と正常に印字処理が行われていない状態を検知する搬送異常状態検出手段203から構成されている。また、204は何らかの要因で印字処理が中断された場合に前記転写材搬送状態管理手段201の管理情報に基づいて、印字復帰処理(画像形成復帰処理)における紙の機外排出搬送制御を変更する転写材排出制御手段である。205は紙の機外排出時に前記転写材排出制御手段204によって排出される紙の搬送位置に応じて二次転写バイアスを切り替える二次転写バイアス制御手段である。206は紙の機外排出時に前記転写材排出制御手段204によって排出される紙の所望位置に二次転写画像を転写するように、紙の搬送位置に応じてITB2の駆動を制御する二次転写画像同期制御手段である。207は用紙11aの給紙を制御する転写材給紙制御手段であり、208は既述したITB2上にトナー像を形成する処理の制御を行う画像形成制御手段である。
図2は本実施例の印字処理を中断した場合におけるプリンタエンジンの紙搬送および二次転写バイアス印加動作についてのフローチャートである。
まず、図2中のSTARTであるステップS1は印字中断後の印字復帰処理における排紙処理の開始を示す。排紙処理では、印字中断後の印字復帰処理における機内残留紙排出時の紙搬送制御と二次転写バイアス制御を行う。本実施例に示す画像形成装置では何らかの要因により印字継続不可能な状況が発生した場合、印字動作を中断する。印字中断の判断は、図1(B)の検出部103の各種センサ信号を監視して行い、RAM105に印字中断の要因と印字中断時(画像形成中断時)の位置を記憶する。印字中断の判断方法については、公知であるので説明は割愛する。
また、印字中断要因がジャムの際は、ステップS1の排紙処理開始は、ジャム状態にあるジャム紙が除去されたと判断した後である。ここで、印字中断要因がジャムである場合のステップS1開始前の処理について説明する。ジャム発生時に機内にある紙がジャム該当紙のみである場合は、搬送可能残留紙(ジャム状態と判断された転写材以外の転写材)がないと判断し、ステップS1の排紙処理を開始しない。ジャム発生時にジャム該当紙以外の紙が機内にある場合、ジャム紙除去要因発生(例えば、ジャム紙を除去するためにアクセスするプリンタエンジンのドアオープン/クローズを検知)をトリガとしジャム紙除去チェックを開始する。前記搬送可能残留紙の有無および、後述するジャム種類の情報は、図1(C)中にある転写材搬送状態管理手段201の管理情報を用いる。ジャムの種類が紙滞留である場合は、搬送路上の紙検知センサ情報に基づきジャム紙の位置している個所から紙が除去されたことをもって、ジャム紙が除去されたとする。また、ジャム紙の種類が紙滞留以外(例えば、紙搬送遅延ジャム)である場合は、ジャム紙除去要因発生をもってジャム紙が除去されたとする。印字復帰処理のためにユーザにジャム紙の除去を促す。具体的にはユーザに対してプリンタ内のジャム対象の紙が存在する個所のみを報知し、それ以外の残留紙については報知しない。よって、ほとんどの場合、この時点で搬送可能残留紙は機内にあると考えてよい。そして、検出部103にて残留紙ありと検知された後に、ステップS1の処理を開始する。なお、既述したジャム時におけるステップS1開始までの処理は、公知の手順に従って行われる。
ステップS1に続いて、駆動制御部102を駆動させ、搬送可能残留紙を機外に排出させる排紙動作を開始する(ステップS2)。ステップS2排紙動作開始後、二次転写位置に紙があるかをチェックし(ステップS3)、紙がある場合には、二次転写正バイアスを印加する(ステップS4)。ステップS4は、印字処理中断時に機内に残留していた用紙に未二次転写トナー像転写させるための処理である。そして、レジセンサ15で紙後端を検知したら(ステップS5)、ウェイトする(ステップS6)。ステップS5は、通常レジセンサ15で紙ありから紙なしの状態に変化したことをもって紙の後端を検知したとするが、初回の後端検知処理については、初めから紙がない場合についても、紙後端を検知したと判断する。ステップS6のウェイト処理は、二次転写位置を紙後端が通過するまで待つ処理である。ステップS6でどのくらいウェイトするかは、レジセンサ15から二次転写位置までの距離と紙搬送速度から決まるもので、図1(B)のROM104の各種データとして保持している。
ステップS6のウェイト処理後、二次転写バイアスを逆極性にする(ステップS7)。ステップS7は、二次転写ローラ7に未二次転写トナー剤を引き寄せないようにするための処理である(現像剤と同極性)。ステップS7の処理によって、二次転写ローラ7を未二次転写トナー剤で汚れることを防止する。そして、ステップS7に続いて、排紙動作を終了するかのチェックを行う(ステップS8)。ステップS8でのチェックの結果、排紙動作を継続すると判断した場合は(ステップS8 No)、レジセンサ15での紙先端検知を行い(ステップS9)、紙先端検知後、ウェイトする(ステップS10)。ステップS10のウェイトは、紙先端が二次転写位置に搬送されるまで待つための処理である。ここで、ステップS10でどのくらいウェイトするかは、ステップS6と同じように、レジセンサ15から二次転写位置までの距離と紙搬送速度から決まるもので、図1(B)のROM104の各種データとして保持している。ただし、ステップS6とステップS10でウェイト期間を決めるデータは、各ステップで異なるデータをもつ。前記データが異なる理由は、例えば、レジセンサ15での紙先端検知位置、紙後端検知位置の違いによるものである。
ステップS10で二次転写位置に紙先端が到着するタイミング(時期)までウェイトした後、ステップS4の二次転写正バイアス印加処理に戻る。ステップS8で排紙動作終了チェックの結果、排紙終了と判断した場合は(ステップS8 Yes)、紙排出のために駆動していた駆動制御部102を停止させ排紙動作を終了し(ステップS11)、排紙制御を終了する(ステップS12)。
本実施例について例を挙げて説明する。
図3は、印字中に定着部10付近でジャムが発生し、印字を中断した際の図である。図中のITB2上に形成されたトナー像を二次転写位置に近い方から順にTi,Tii,Tiiiとし、また、機内にある紙を給紙された順にPj,Pi,Pii,Piiiとする。図3は、紙Pjが定着部付近で滞留ジャムになってしまい、給紙されたもののトナー像が転写されていない紙Pi,Pii,Piiiが機内に残っている状態である。また、紙Pi,Pii,Piiiにそれぞれ二次転写予定であったトナー像Ti,Tii,Tiiiが二次転写されずにITB2上に残っている状態である。
本実施例の場合、ジャム該当紙Pjが定着部10にあることは図1(C)中の転写材搬送状態管理手段201の管理情報から分かる。ジャム該当紙Pjが除去済かの判断は、図1(B)中の検出部103にあるセンサ(この場合は、定着部10に紙があることを検知するセンサSns3)情報で定着部10の紙有無を検知し、定着部10に紙なしと検知したら、ジャム該当紙除去済と判断する。そして、ジャム該当紙Pjが除去されたと判断した後、検出部103のセンサで機内に紙があると検知したら搬送可能残留紙ありと判断し、未二次転写トナー像のクリーニングおよび残留紙の自動排出処理を開始する。本実施例ではジャム該当紙Pjのみが除去され、搬送可能残留紙はPi,Pii,Piiiであるとする。残留紙の自動排出処理中(転写材排出処理中)、搬送可能残留紙が搬送される。ここで、二次転写位置に残留紙がある状態では、二次転写のための二次転写バイアスを印加、残留紙がない状態では二次転写バイアスとは逆極性のバイアスを印加し、未二次転写トナー像のクリーニングを行う。本実施例では、搬送可能残留紙Pi,Pii,Piiiを用いてトナー像Ti,Tii,Tiiiをクリーニングし、クリーニング処理と同時に自動排出処理を終了する。ここで、ITB2上に形成されたトナー像および給紙された紙が各々違うサイズである場合でも、トナー像Ti,Tii,Tiiiは二次転写予定であった紙Pi,Pii,Piiiでクリーニングされるので、効率よく未二次転写トナー像を回収することができる。
以上が、本実施例1の実施形態である。
本実施例により、印字処理を中断した場合、機内に残っている紙をITB2上の未二次転写トナー像クリーニングに利用することで、クリーニング実行のために新規に紙を使用することなく、未二次転写トナー剤回収手段の寿命低下を軽減することができる。そして、クリーニング処理と残留紙自動排出処理を並行して行うため、再印字までの復帰時間を短縮することができる。
本発明の第二の実施例は、印字中に何らかの要因で未二次転写トナー像が残っている状態で印字を中断する際の未二次転写トナー像のクリーニングに係るものである。すなわち、搬送可能残留紙が機内にある場合、印字復帰処理時(画像形成中断後)に印字中断前(画像形成中断前)の印字ページ順に搬送可能残留紙を搬送し、搬送可能残留紙でITB2上に残っている未二次転写トナー像のクリーニングを行うものである。
印字復帰処理時に、印字中断前の印字ページ順に搬送可能残留紙を搬送することで、異なるサイズの搬送可能残留紙が機内に混在している場合においても、確実に未二次転写トナー像のクリーニングを行うことができる。そして、未二次転写トナー剤回収手段の寿命低下を軽減することができる。
機器の構成は、実施例1と同じである。
本実施例では、図1(C)の転写材排出制御手段204が、印字中断前の印字ページ順に搬送可能残留紙を搬送する機能をもつ。処理フローは実施例1と同じである。
以下、印字中断前の印字ページ順に搬送可能残留紙を搬送する構成および手順を説明する。
制御プログラム107は転写材給紙を制御する転写材給紙制御手段207を有する。前記転写材給紙制御手段207は、該画像形成装置のどの給紙口からどの順序で給紙するかを管理するために前記RAM105中に給紙管理情報を保持している。前記転写材給紙制御手段207および給紙管理情報の構成および処理手順は、公知であるので説明は割愛する。
ここで、前記搬送異常状態検出手段203が異常を検知し、印字継続不可能となった場合、実施例1と同様に、印字中断処理および印字復帰処理が行われる。本実施例の画像形成装置では、まず、印字中断処理に際して、前記転写材給紙制御手段207は、前記給紙管理情報を削除せずに、保持しておく。一方、転写材排出制御手段204は、印字復帰処理に際して、前記の如く保持されている給紙管理情報に従い、搬送可能残留紙の搬送を制御する。
本実施例について例を挙げて説明する。
図4は、印字中に定着部10付近でジャムが発生し、印字を中断した際の図である。図中のITB2上に形成されたトナー像を二次転写位置に近い方から順にTi,Tii,Tiiiとし、また、機内にある紙を印字ページ順にPj,Pi,Pii,Piiiとする。すなわち、給紙管理情報は、給紙をPj,Pi,Pii,Piiiの順に行った(もしくは行う)という情報である。紙Pjは定着部10付近で滞留ジャムになってしまい、給紙されたもののトナー像が転写されていない紙Pi,Pii,Piiiが機内に残っている。また、紙Pi,Pii,Piiiにそれぞれ二次転写予定であったトナー像Ti,Tii,Tiiiが二次転写されずにITB2上に残っている状態である。
紙Piiは1面目の画像形成を終了し、印字面を反転させ2面目の画像形成を、紙Pi,Piiiは1面目の画像形成を行う予定であった。また、紙Pii,Piiiの紙長をそれぞれLpii,Lpiii、トナー像Tii,Tiiiの画像長さをそれぞれLtii,Ltiiiとする。ここで、紙長Lpiiは紙長Lpiiiより長く(Lpii>Lpiii)、紙長Lpiiiはトナー像Tiiの画像長さLtiiより短い(Lpiii<Ltii)。ジャム該当紙Pjを除去し、残留紙排出処理を開始するまでの手順は既述した実施例1と同様である。残留紙排出処理で転写材排出制御手段204は、前記給紙管理情報に従い、搬送可能残留紙の搬送を制御し、未二次転写トナー像の転写を行う紙の順序は、Pi,Pii,Piiiとなる。よって、トナー像Ti,Tii,Tiiiがそれぞれ紙Pi,Pii,Piiiに転写、未二次転写トナー像Ti,Tii,Tiiiの全領域が搬送可能残留紙Pi,Pii,Piiiに転写、すなわち、未二次転写トナー像のクリーニングが実施される。
ここで、搬送順序を印字ページ順とせずに、紙Pi,Piii,Piiの順で二次転写位置に到達するよう紙搬送すると、トナー像Tiiが紙Piiiに、トナー像Tiiiが紙Piiに転写される。Ltii>Lpiiiであるので、LtiiとLpiiiの差分サイズ分のトナー像は紙Piiiに転写されずにITB2上に残ってしまい、未二次転写トナー剤回収手段が紙Piiiに転写されなかったトナー像を回収することになる。
しかしながら本実施例では、印字ページ順に搬送可能残留紙を搬送することによって、搬送可能残留紙を活用し、未二次転写トナー像を確実にクリーニングすることができる。
以上が、本実施例2の実施形態である。
本実施例により、印字処理を中断した場合、機内に残っている紙を印刷ページ順に搬送し、未二次転写トナー像のクリーニングに利用することで、異なるサイズの搬送可能残留紙が機内に混在している場合においても、次のような効果が得られる。すなわち、確実に未二次転写トナー像のクリーニングを行うことができ、未二次転写トナー剤回収手段の寿命低下を軽減することができるとともに、クリーニング処理と残留紙自動排出処理を並行して行うため、再印字までの復帰時間を短縮することができる。
本発明の第三の実施例は、何らかの要因で印字処理を中断し、印字復帰処理を行う際にITB2上に残っている未二次転写トナー像の転写対象である紙が機内に存在しなかった場合のクリーニングについてのものである。この場合でも、未二次転写残留トナー像先端を搬送可能残留紙の先端に合わせて転写し、未二次転写トナー像のクリーニングを行うものである。
印字復帰処理時に、未二次転写残留トナー像先端を搬送可能残留紙の先端に合わせて転写することで、搬送可能残留紙を有効に活用し、未二次転写トナー回収率をあげることができる。このため、クリーニング実行のために新たな紙を使用しなくとも、ITB2上の未二次転写トナー剤回収手段の寿命低下を軽減できる。
本実施例では、ITB2上の未二次転写トナー像が二次転写位置に到達するタイミングに合わせて紙を搬送できない場合でも画像を紙の所望位置に転写できるようにする方法(特開2006−195180号公報)を利用する。そして、紙先端位置に未二次転写トナー像の先端を転写することで、できるかぎり多くの未二次転写トナー像を残留紙に転写し、未二次転写トナー回収手段の負担をできる限り減らし、未二次転写トナー剤回収手段の寿命低下を軽減する。
機器の構成は、実施例1と同様である。
図5は本実施例の印字処理を中断した場合におけるプリンタエンジンの紙搬送、二次転写バイアス印加動作、およびITB2駆動制御についてのフローチャートである。
ステップS1からステップS8までは、実施例1と同様の処理であるので、説明を割愛する。
ステップS8の排紙動作終了チェックで排紙動作継続と判断した場合(ステップS8 No)、二次転写条件が整っているかをチェックする(ステップS13)。ステップS13の二次転写条件とは、次に二次転写位置に到達する紙の先端に、二次転写位置に一番近い未二次転写トナー像の先端を転写可能であるかとなる。ここで、ステップS13の二次転写条件が整っているかの判断方法は、特開2006−195180号公報で公開されている方法を用いる。ステップS13で二次転写条件が整っていない場合には、ITB2の駆動を停止し(ステップS15)、二次転写条件が整うのを待つ。ステップS13で二次転写条件が整っている場合には、ITB2を駆動し(ステップS14)、レジセンサ15で紙先端を検知したかチェックする(ステップS9)。ステップS9で紙先端を検知できない場合には、ステップS13に戻る。ステップS9で紙先端を検知した場合には、ステップS10のウェイト処理を行い、ステップS4の二次転写正バイアス印加処理へと移行する。ステップS4以降の動作については、実施例1で既述したとおりである。
また、ステップS13、ステップS14、ステップS15の処理を行うことで、未二次転写トナー像先端から搬送可能残留紙サイズ分の領域のトナー像を紙に転写することができる。そして、搬送可能残留紙にITB2上の未二次転写トナー像をできる限り多く転写することができる。
以上が、本実施例3の実施形態である。
本実施例により、印字処理を中断し、未二次転写トナー像の転写対象であった紙が復帰処理時に機内に残っていなくとも、未二次転写トナー像クリーニングを実行し、未二次転写トナー剤回収手段の寿命低下を軽減できる。これは、未二次転写残留トナー像先端を搬送可能残留紙の先端に合わせて転写し、できる限り多くの未二次転写トナー像を搬送可能残留紙に二次転写するので、印字処理中断時の残留紙を有効活用するからである。
加えて、未二次転写トナー像クリーニングと残留紙の自動排出処理を並行に実施するので、復帰処理に要する時間を短縮することができる。
本発明の第四の実施例は、画像の転写面を反転させることで両面に画像形成を行うことができる両面搬送機構がある画像形成装置におけるクリーニングに係るものである。本実施例では、印字処理中断後、ITB2上に残っている未二次転写トナー像のページ数が、機内にある搬送可能残留紙の枚数より多い場合、まず、搬送可能残留紙の片面で未二次転写トナー像のクリーニングを行う。そしてその後、前記搬送可能残留紙を両面搬送し、ITB2上に残っている未二次転写トナー像のクリーニングを行うものである。
印字処理中断後、ITB2上の未二次転写トナー像のページ数が機内の搬送可能残留紙の枚数より多い場合でも、両面搬送機能を利用し、印字面を反転させることで、より多くの未二次転写トナーを回収することができる。このため、クリーニング実行のために新たな紙を使用しなくとも、ITB2上の未二次転写トナー回収手段の寿命低下を軽減することができる。
機器の構成は、実施例1と同様である。
本実施例では、図1(C)の転写材排出制御手段204が、排出処理中、未二次転写トナー像がITB2上に残っていた場合、搬送可能残留紙の印字面を反転させるよう紙搬送を制御する機能をもつ。この制御は、前記転写材排出制御手段204が、画像形成制御手段208(未転写現像画像ページ数記憶手段)が有しているITB2上に形成した画像形成のページ数Mの情報を用いて行う。なお、画像形成制御については、公知であるので詳述は避ける。
ここで、搬送異常状態検出手段203が異常を検知し、印字継続不可能となった場合、実施例1と同様に、印字中断処理および印字復帰処理が行われる。本実施例の画像形成装置では、まず、印字中断処理に際して、前記画像形成制御手段208は、前記ITB2上のトナー像ページ数Mの情報を削除せずに、保持しておく。一方、転写材排出制御手段204は、印字復帰処理に際して、前記の如く保持されているITB2上のトナー像ページ数Mに従い、搬送可能残留紙の搬送を制御する。
本実施例の処理フローは、実施例2の排紙処理フローのステップS8で排紙処理継続と判断してからが異なり、ステップS1からステップS8までの処理フローは同じである。ステップS8で排紙処理継続と判断した際に(ステップS8 No)、ITB2上に未二次転写トナー像が残っていた場合、ステップS4からステップS8で二次転写を行った紙の印字面を反転させ、二次転写位置に再給紙する。その後の処理として、ステップS13に続き、以降は実施例3と同様である。
本実施例について例を挙げて説明する。
図6は、印字中に二次転写タイミングに合わせて紙を二次転写位置に搬送することができず、印字を中断した際の図である。図中のITB2上に形成されたトナー像を二次転写位置に近い方から順にTi,Tiiとし、また、機内にある紙をPiとする。図6では、給紙されたもののトナー像が転写されていない紙Piがレジセンサ15付近に残っており、また、紙Piと給紙予定であった不図示の紙Piiにそれぞれ二次転写予定であったトナー像Ti,Tiiが二次転写されずにITB2上に残っている状態である。排出処理開始までの処理は実施例1と同じであるので、説明を省略する。本実施例では、残留紙搬送開始後、二次転写位置に紙がないため、ステップS13の処理に相当する二次転写条件が整っているかをチェックし、ITB2駆動もしくは停止のどちらの処理を行うか決定する。そして、二次転写条件が整った後、未二次転写トナー像Tiを紙Piの表面に転写(クリーニング)し、ITB2に残っている未二次転写トナー像のページ数Mは1となる。ここで、Mが0以下でない、すなわち、未二次転写トナー像が全てクリーニングされていないので、残留紙Piの転写面を反転させ、残留紙Piの裏面にトナー像Tiiを転写し、クリーニング処理と同時に自動排出処理を終了する。
よって、未二次転写トナー像より搬送可能残留紙のページ数が少ない場合でも、残留紙の両面を利用しトナー像のクリーニングが行われるので、残留紙を最大限に活用し、未二次転写トナー像を回収することができる。
以上が、本実施例4の実施形態である。
本実施例を行うことにより、印字処理中断後の復帰処理時に、機内に残っている搬送可能残留紙が未二次転写トナー像のページ数より少ない場合でも、残留紙を両面搬送することで、残留紙でクリーニング可能な未二次転写トナー像領域を大きくすることができる。そして、未二次転写トナー剤回収手段の寿命低下を軽減することができる。
なお、本発明は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶したコンピュータ実行可能なプログラムとして実現してもよい。
本発明に係るカラー画像形成装置の概略構成断面図である。 本発明に係るカラー画像形成装置の制御構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る制御プログラム構成の一例を示すブロック図である。 実施例1に係る画像形成装置における排紙処理を説明するフローチャートである。 実施例1に係る画像形成装置における印字処理中断後の処理を説明する図である。 実施例2に係る画像形成装置における印字処理中断後の処理を説明する図である。 実施例3に係る画像形成装置における排紙処理を説明するフローチャートである。 実施例4に係る画像形成装置における印字処理中断後の処理を説明する図である。
符号の説明
2 中間転写ベルト(ITB)(無端状像担持体)
3a、3b、3c、3d 感光ドラム(像担持体)
4a、4b、4c、4d 帯電ローラ
5a、5b、5c、5d 露光装置
6a、6b、6c、6d 現像器(現像手段)
7 二次転写ローラ
9b、9c 搬送ローラ
10 定着部(定着手段)
11a、11b、11c 用紙(転写材)
12a、12b、12c ピックアップローラ
13a、13b、13c 用紙格納カセット
14 レジ搬送ローラ
15 レジセンサ
16 搬送路切換えフラッパ
17 反転ローラ(反転再給紙手段)
18 反転センサ
19、20 両面搬送ローラ
21 ITB駆動ローラ
22a、22b、22c、22d 一次転写ローラ
23、24 ITBローラ
107 制御プログラム
201 転写剤搬送状態管理手段
202 転写剤位置管理手段
203 搬送異常状態検出手段
204 転写剤排出制御手段
205 二次転写バイアス制御手段
206 二次転写画像同期制御手段
207 転写材給紙制御手段
208 画像形成制御手段(未転写現像画像ページ数記憶手段)

Claims (16)

  1. 外部から送出されてくる画像情報に応じて像担持体上に潜像を形成し、前記像担持体上の潜像に対して現像手段により現像剤で現像を行い、前記像担持体上に現像された現像画像を回転駆動される無端状像担持体に一次転写し、二次転写位置にて二次転写電圧を印加することにより前記無端状像担持体上の現像画像を転写材に二次転写し、前記転写材上に現像剤による画像形成を行い、定着手段により前記転写材上の現像画像を定着させ排紙する画像形成装置において、
    前記画像形成中の前記転写材の搬送状態を管理する転写材搬送状態管理手段と、
    前記画像形成が中断された場合に、前記転写材搬送状態管理手段の管理情報に基づいて、画像形成復帰処理を行うときの前記転写材の排出搬送制御を変更する転写材排出制御手段と、
    前記転写材排出制御手段によって排出される前記転写材の搬送位置に応じて前記二次転写電圧を切り替える二次転写バイアス制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写材搬送状態管理手段は、搬送が行われている転写材の搬送路上の位置を管理する転写材位置管理手段と、正常に画像形成が行われていない状態を検知する搬送異常状態検出手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写材排出制御手段は、画像形成が中断された場合に前記転写材搬送状態管理手段で管理している転写材のうち、前記搬送異常状態検出手段によってジャム状態と判断された転写材以外の転写材を搬送可能転写材と判断することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記二次転写バイアス制御手段は、前記転写材排出制御手段による転写材排出処理中に前記転写材位置管理手段の管理する何れかの搬送可能転写材が前記二次転写位置にある場合は、前記無端状像担持体上の未転写の現像画像を該搬送可能転写材に二次転写させるよう前記現像剤と逆極性の電圧を印加し、該二次転写位置に該搬送可能転写材がない場合は、該無端状像担持体上の未転写の現像画像を二次転写しないよう該現像剤と同極性の電圧を印加することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写材排出制御手段は、画像形成中断後の復帰処理時に、画像形成中断前の画像形成のページ順に前記搬送可能転写材を搬送することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写材排出制御手段は、画像形成中断後の復帰処理時に、前記無端状像担持体上の未転写の現像画像が前記二次転写位置に移動してくる時期に合わせて、前記搬送可能転写材を該二次転写位置に搬送することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 請求項5または6に記載の画像形成装置において、
    前記転写材の一方の面に現像画像を二次転写した後に転写面を反転させて再び前記二次転写位置に送り込むことにより前記転写材の両面に画像形成を行う反転再給紙手段を有し、
    前記転写材排出制御手段は、前記未転写の現像画像の転写が前記搬送可能転写材の片面のみでは終了しない場合、片面に現像画像が転写された搬送可能転写材を前記反転再給紙手段によって転写面を反転させ再び前記二次転写位置に送り込むことにより、前記搬送可能転写材の両面で前記未転写の現像画像の転写を行うことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記転写材排出制御手段は、画像形成中断時および残留した転写材の排出時に、前記未転写の現像画像のページ数を記憶する未転写現像画像ページ数記憶手段を有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 外部から送出されてくる画像情報に応じて像担持体上に潜像を形成し、前記像担持体上の潜像に対して現像手段により現像剤で現像を行い、前記像担持体上に現像された現像画像を回転駆動される無端状像担持体に一次転写し、二次転写位置にて二次転写電圧を印加することにより前記無端状像担持体上の現像画像を転写材に二次転写し、前記転写材上に現像剤による画像形成を行い、定着手段により前記転写材上の現像画像を定着させ排紙する画像形成装置の制御方法において、
    前記画像形成中の前記転写材の搬送状態を管理する転写材搬送状態管理工程と、
    前記画像形成が中断された場合に、前記転写材搬送状態管理工程の管理情報に基づいて、画像形成復帰処理を行うときの前記転写材の排出搬送制御を変更する転写材排出制御工程と、
    前記転写材排出制御工程によって排出される前記転写材の搬送位置に応じて前記二次転写電圧を切り替える二次転写バイアス制御工程とを有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 前記転写材搬送状態管理工程は、搬送が行われている転写材の搬送路上の位置を管理する転写材位置管理工程と、正常に画像形成が行われていない状態を検知する搬送異常状態検出工程とを有することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 前記転写材排出制御工程は、画像形成が中断された場合に前記転写材搬送状態管理工程で管理している転写材のうち、前記搬送異常状態検出工程によってジャム状態と判断された転写材以外の転写材を搬送可能転写材と判断することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置の制御方法。
  12. 前記二次転写バイアス制御工程は、前記転写材排出制御工程による転写材排出処理中に前記転写材位置管理工程の管理する何れかの搬送可能転写材が前記二次転写位置にある場合は、前記無端状像担持体上の未転写の現像画像を該搬送可能転写材に二次転写させるよう前記現像剤と逆極性の電圧を印加し、該二次転写位置に該搬送可能転写材がない場合は、該無端状像担持体上の未転写の現像画像を二次転写しないよう該現像剤と同極性の電圧を印加することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 前記転写材排出制御工程は、画像形成中断後の復帰処理時に、画像形成中断前の画像形成のページ順に前記搬送可能転写材を搬送することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 前記転写材排出制御工程は、画像形成中断後の復帰処理時に、前記無端状像担持体上の未転写の現像画像が前記二次転写位置に移動してくる時期に合わせて、前記搬送可能転写材を該二次転写位置に搬送することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 請求項13または14に記載の画像形成装置の制御方法において、
    前記転写材の一方の面に現像画像を二次転写した後に転写面を反転させて再び前記二次転写位置に送り込むことにより前記転写材の両面に画像形成を行う反転再給紙工程を有し、
    前記転写材排出制御工程は、前記未転写の現像画像の転写が前記搬送可能転写材の片面のみでは終了しない場合、片面に現像画像が転写された搬送可能転写材を前記反転再給紙工程によって転写面を反転させ再び前記二次転写位置に送り込むことにより、前記搬送可能転写材の両面で前記未転写の現像画像の転写を行うことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  16. 前記転写材排出制御工程は、画像形成中断時および残留した転写材の排出時に、前記未転写の現像画像のページ数を記憶する未転写現像画像ページ数記憶工程を有することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013132825A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Canon Inc 画像形成装置およびその制御方法
JP2016155281A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成装置の用紙排出方法

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