JP5899956B2 - 画像形成装置およびシート搬送プログラム - Google Patents

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本明細書によって開示される発明は、画像形成装置において、ユーザの手差し操作により挿入されたシートを搬送する搬送を制御する技術に関する。
従来から、ユーザの手差し操作により挿入されたシートに画像を形成する手差しモードを実行可能な画像形成装置がある。その一例としての電子写真装置(特許文献1)には、手差しセンサ、手差しローラ、レジストローラ、転写ローラ、中間転写体等が備えられ、手差しセンサによって記録紙が検知されると、手差しローラの回転が開始され記録紙の先端を引き込む引込動作が行われて待機状態になる。次に、所定のタイミングで待機状態が解除され、記録紙がレジストローラによって中間転写体及び転写ローラ側へ搬送されて当該記録紙への印字が行われる。
特開平8−254927号公報
ところで、手差しモードを実行可能な従来の画像形成装置では、例えば中間転写体などのクリーニングや、色ずれ、濃度ずれなどの画像異常の検出などのメンテナンス動作の実行時には、手差しローラやレジストローラの回転が停止され、且つ、転写ローラや中間転写体が回転中の状態では、上記引込動作が実行されない構成とされていた。このため、ユーザは、上記メンテナンス動作が終了するまで待ってから手差し操作を行う必要があった。
本明細書では、ユーザの手差し操作により挿入されたシートに対する引込動作が実行されない事態が発生することを抑制することが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される画像形成装置は、ユーザの手差し操作によりシートが挿入される挿入口を有する手差し用挿入部と、前記挿入口から挿入されたシートの有無に応じた検知結果を出力する手差しセンサと、前記シートの挿入方向において前記手差し用挿入部よりも下流側に設けられた第1搬送ローラ、及び、前記挿入方向において前記第1搬送ローラよりも下流側に設けられた第2搬送ローラを有するシート搬送部と、前記第2搬送ローラによって搬送されているシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート搬送部のクリーニング、および、前記画像形成部による画像異常の検出の少なくもいずれかを含むメンテナンス動作を実行するメンテナンス部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1搬送ローラを停止させ、且つ、前記第2搬送ローラを回転させる動作を前記シート搬送部に実行させて前記メンテナンス部に前記メンテナンス動作を実行させるメンテナンス処理と、前記メンテナンス処理の実行中に、前記手差しセンサの検知結果がシート無しからシート有りに変化したかどうかを判断する第1シート有無判断処理と、前記第1シート有無判断処理で前記検知結果が変化したと判断された場合に、前記第1搬送ローラを回転させて前記シートを引き込む引込動作を前記シート搬送部に実行させる第1シート引込処理と、を実行する構成を有する。
上記画像形成装置では、前記第1シート引込処理において、前記シート搬送部は、前記手差しセンサで検知されたシートの先端を、前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間の第1基準位置まで搬送するのに必要な回転量だけ、前記第1搬送ローラを回転させた後に停止させてもよい。
上記画像形成装置では、前記手差しセンサで検知されたシートの先端が、前記挿入方向において前記第1基準位置と前記第2搬送ローラの搬送位置との間の第2基準位置に到達したか否かを判断する過剰挿入判断部を備え、前記第1シート引込処理において、前記シート搬送部は、前記過剰挿入判断部が、前記シートの先端が前記第2基準位置に達したと判断した場合には、前記シートの先端が前記第2基準位置に達したと判断される前に比べて、前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの速度差を小さくしてもよい。
上記画像形成装置では、報知部を備え、前記制御部は、前記過剰挿入判断部が、前記シートの先端が前記第2基準位置に達したと判断した場合に、前記シートの先端が前記第2基準位置に達したことを外部に報知する動作を前記報知部に実行させる報知処理を実行する構成を有してもよい。
上記画像形成装置では、前記第1シート引込処理において、前記シート搬送部は、前記第1搬送ローラを前記第2搬送ローラと同じ速度以上の回転速度で回転させてもよい。
上記画像形成装置では、前記第1搬送ローラの搬送位置と前記第2搬送ローラの搬送位置との間のシートの有無に応じた検知結果を出力するシート検知センサを備え、前記制御部は、前記手差しセンサの検知結果がシート無しであり、且つ、前記シート検知センサの検知結果がシート有りである場合に、前記第1搬送ローラ及び前記第2搬送ローラを停止させる動作を前記シート搬送部に実行させるシート停止処理を実行する構成でもよい。
上記画像形成装置では、前記制御部は、少なくとも前記第2搬送ローラの停止中に、前記手差しセンサの検知結果がシート無しからシート有りに変化したかどうかを判断する第2シート判断処理と、前記第2シート有無判断処理で前記検知結果が変化したと判断された場合に、前記第1搬送ローラを、前記第1シート引込処理よりも速い速度で回転させて前記シートを引き込む引込動作を前記シート搬送部に実行させる第2シート引込処理とを実行する構成を有してもよい。
また、画像形成装置は、ユーザの手差し操作によりシートが挿入される挿入口を有する手差し用挿入部と、前記挿入口から挿入されたシートの有無に応じた検知結果を出力する手差しセンサと、前記シートの挿入方向において前記手差し用挿入部よりも下流側に設けられた第1搬送ローラ、及び、前記挿入方向において前記第1搬送ローラよりも下流側に設けられた第2搬送ローラを有するシート搬送部と、前記第2搬送ローラによって搬送されているシートに画像を形成する画像形成部と、前記手差しセンサで検知されたシートの先端が、前記挿入方向において前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間の基準位置に到達したか否かを判断する過剰挿入判断部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1搬送ローラを停止させ、且つ、前記第2搬送ローラを回転させる動作を前記シート搬送部に実行させる第2搬送ローラ単独回転処理と、前記第2搬送ローラ単独回転処理の実行中に、前記手差しセンサの検知結果がシート無しからシート有りに変化したかどうかを判断する第1シート有無判断処理と、前記第1シート有無判断処理で前記検知結果が変化したと判断された場合に、前記第1搬送ローラを回転させて前記シートを引き込む引込動作を前記シート搬送部に実行させる第1シート引込処理と、を実行する構成を有する。
なお、この発明は、シートの搬送制御方法、この方法または上記画像形成装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本発明によれば、第1搬送ローラが停止され、且つ、第2搬送ローラが回転中に、手差しセンサの検知結果がシート無しからシート有りに変化した場合に、第1搬送ローラを回転させて前記シートが引き込まれる。従って、第1搬送ローラが停止され、且つ、第2搬送ローラが回転中において常に引込動作が実行されない従来の画像形成装置に比べて、ユーザの手差し操作により挿入されたシートに対する引込動作が実行されない事態が発生することを抑制することができる。
実施形態1に係るプリンタの内部構成を表す概略断面図 プリンタの電気的構成を示すブロック図 手差しシート印刷処理を示すフローチャート クリーニング制御処理を示すフローチャート レジストレーションローラ、ベルトユニット等を拡大して示した模式図 実施形態2のクリーニング制御処理を示すフローチャート 実施形態3のクリーニング制御処理を示すフローチャート
<実施形態1>
実施形態1について図1〜図5を参照しつつ説明する。本実施形態のプリンタ1は、画像形成装置の一例であり、具体的には、ダイレクトタンデム方式のLED露光による電子写真方式の画像形成装置である。以下の説明では、各構成要素について、色毎に区別する場合は各部の符号にY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),B(ブラック)の添え字を付し、区別しない場合は添え字を省略する。
(プリンタの機械的構成)
図1に示すように、プリンタ1は、カセット供給部2、搬送機構3、手差し用挿入部4、画像形成部5、定着器6、クリーニングユニット7を備え、例えば外部から入力される画像データに応じた1または複数色(本実施形態ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色)のトナーからなるトナー像を、シートCに形成する。なお、シートCは、用紙以外に、OHPシートなどでもよい。
カセット供給部2は、プリンタ1の最下部に設けられており、複数のシートCを収容可能なカセット11を有する。搬送機構3は、ピックアップローラ12、ローラ13、レジストレーションローラ14、ベルトユニット15、排出ローラ16,17を有する。レジストレーションローラ14は第1搬送ローラの一例である。カセット11に収容されたシートCは、ピックアップローラ12により1枚ずつ取り出され、ローラ13,レジストレーションローラ14を介してベルトユニット15に送られる。以下、カセット11からベルトユニット15にシートCを供給することを、カセット供給といい、そのシートCの搬送経路を、カセット供給経路R1という。
ベルトユニット15は、環状のベルト15Aが、駆動ローラ15Bと従動ローラ15Cとの間に架け渡された構成になっている。駆動ローラ15Bが回動すると、ベルト15Aは、画像形成部5と対向する側の表面が、図1の紙面左方向へ移動する。これにより、レジストレーションローラ14から送られてきたシートCが、画像形成部5の下へと搬送される。また、ベルト15A内には、4つの転写ローラ18が配置されている。
手差し用挿入部4は、ユーザの手差し操作によりシートCが挿入される挿入口4Aを有する。挿入口4Aから挿入されたシートCは、レジストレーションローラ14を介してし、ベルトユニット15に送られる。以下、挿入口4Aからベルトユニット15にシートCを供給することを、手差し供給といい、そのシートCの搬送経路を、手差し供給経路R2という。要するに、カセット供給経路R1と手差し供給経路R2とはレジストレーションローラ14の手前の位置で合流している。
画像形成部5は、4個の現像ユニット21Y,21M,21C,21Bを有する。各現像ユニット21は、感光体22、帯電器23、露光装置24、現像ローラ25及びユニットケース26を有する。帯電器23は、感光体22の表面を帯電させる。露光装置24は、感光体22の回転軸方向に沿って一列状に並んだ複数の発光素子(例えばLED)を有し、これらの複数の発光素子を、各色の画像データに応じて発光制御することにより、感光体22の表面に静電潜像を形成する。なお、本実施形態では、感光体22及びベルトユニット15が第2搬送ローラの一例である。
ユニットケース26は、各色のトナーを収納するとともに、現像ローラ25を有する。現像ローラ25が、トナーを帯電させ、均一な薄層として感光体22上へ供給することにより上記静電潜像を現像してトナー像を形成する。各感光体22は、上記各転写ローラ18との間でベルト15Aを挟む位置に配置されている。各転写ローラ18は、図示しない負電圧の電源により、感光体22との間にトナーの帯電極性とは逆極性の転写電圧が印加されて、上記トナー像をシートCに転写する。その後、当該シートCは、ベルトユニット15等により定着器6へと搬送され、この定着器6にてトナー像が熱定着され、排出ローラ16,17によりプリンタ1の上面に排出される。以下、ベルトユニット15からのシートが排出される経路を、排出経路R3という。
クリーニングユニット7は、メンテナンス部の一例であり、例えばベルトユニット15の下方に設けられ、ベルト15A上の付着物をクリーニングする。なお、付着物にはベルト15Aに残存したトナーやシートCの紙粉などが含まれる。具体的には、クリーニングユニット7は、クリーニングローラ7Aを有し、このクリーニングローラ7Aがベルト15Aの表面に接触しつつ回転することでベルト15A上の付着物を電気的に吸引する。
また、プリンタ1は、シート後端センサ31、レジ前センサ32、レジ後センサ33、手差しセンサ34、排出センサ35、マークセンサ36を備える。シート後端センサ31は、カセット供給経路R1においてピックアップローラ12とローラ13との間の位置に検出領域を有し、カセット供給によるシートCの後端の有無に応じた検知結果を出力する。なお、この検知結果は、例えばカセット供給による連続印刷時において次のシートCの搬送開始トリガー等として利用される。レジ前センサ32は、カセット供給経路R1においてレジストレーションローラ14の手前の位置に検出領域を有し、カセット供給によるシートCの前端の有無に応じた検知結果を出力する。なお、この検知結果は、例えばカセット供給による印刷時において、レジストレーションローラ14の回転開始トリガー等として利用される。
レジ後センサ33は、シート検知センサの一例であり、レジストレーションローラ14とベルトユニット15との間の位置に検出領域を有し、カセット供給によるシートCの前端の有無に応じた検知結果を出力する。なお、この検知結果は、例えば画像形成部5による画像開始トリガー等として利用される。この検出領域の位置は、第2基準位置の一例であり、以下、基準位置X2という。手差しセンサ34は、手差し供給経路R2においてレジストレーションローラ14の手前の位置に検出領域を有し、手差し供給によるシートCの前端の有無に応じた検知結果を出力する。なお、この検知結果は、例えば手差し供給による印刷時において、レジストレーションローラ14の回転開始トリガー等として利用される。
排出センサ35は、排出経路R3において排出ローラ16と排出ローラ17との間の位置に検出領域を有し、定着器6から排出されたシートCの後端の有無に応じた検知結果を出力する。マークセンサ36は、ベルト15A上に検出領域を有し、画像形成部5による各色画像の位置ずれや濃度ずれなどの検出動作時にベルト15A上に形成されるマークの有無や濃度に応じた検知結果を出力する。
(プリンタの電気的構成)
図2に示すように、プリンタ1は、制御ユニット40を備え、制御ユニット40は、制御部の一例であり、中央処理装置(以下、CPU)40A及びメモリ40Bを有する。メモリ40Bには、プリンタ1の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU40Aは、メモリ40Bから読み出したプログラムに従って、プリンタ1の各部を制御する。メモリ40Bは、RAMやROMを有する。なお、上記各種のプログラムが記憶される媒体は、RAM等以外に、CD−ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリ(登録商標)などの不揮発性メモリでもよい。
制御ユニット40は、上述した搬送機構3、画像形成部5、定着器6、クリーニングユニット7、センサ部30、モータ駆動部41、表示ユニット42、操作ユニット43の動作を制御する。センサ部30は、上述した各種のセンサ31〜36を有する。モータ駆動部41は、図示しない駆動モータを有し、搬送機構3、画像形成部5、定着器6及びクリーニングユニット7が有する各ローラに、図示しない切替スイッチを介して駆動力を与える。なお、切替スイッチは、ソレノイドスイッチ、電磁クラッチなどを利用できる。但し、電磁クラッチは、一般にオン動作によって駆動力を伝達する構成であるのに対し、ソレノイドスイッチは、一般にオン動作によって駆動力を切断する構成である。従って、電磁クラッチは、比較的に長い駆動力切断期間において発熱しないため、ソレノイドスイッチよりも好ましい。
また、本実施形態では、モータ駆動部41は、少なくともレジストレーションローラ14と、ベルト15A及び感光体22とを独立に駆動することができる構成である。なお、モータ駆動部41は、2つの駆動モータによって両者を独立に駆動する構成でもよいし、1つの共通モータ、切替スイッチ及び減速ギア等によって両者を独立に駆動する構成でもよい。なお、少なくともモータ駆動部41、レジストレーションローラ14、感光体22及びベルトユニット15を含む構成がシート搬送部の一例である。
表示ユニット42は、報知部の一例であり、ディスプレイやランプ等を有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。操作ユニット43は、複数のボタンを備え、ユーザにより各種の指示や設定の入力操作が可能である。
(シート搬送制御)
(1)少なくともベルト及び感光体が停止しているときに手差し操作がされる場合
少なくともベルト15A及び感光体22が停止している状態では、CPU40Aは、手差し供給による印刷を開始可能な状態であるとして、メモリ40Bから上記プログラムを読み出して、図3に示す手差しシート印刷処理を実行する。CPU40Aは、まず手差しセンサ34の検知結果がシート無しからシート有りに変化したどうかを判断する(S1)。なお、このS1の処理は第2シート判断処理の一例である。
CPU40Aは、シート無しからシート有りに変化したと判断した場合(S1:YES)、モータ駆動部41を起動して、当該変化の判断時点から待機時間経過後に、レジストレーションローラ14を回転させて、手差しセンサ34で検知されたシートCの引込動作を搬送機構3に開始させる(S2)。この待機時間は、ユーザの手差し操作により挿入されたシートCの先端が停止中のレジストレーションローラ14に突き当たって、当該シートCの斜行補正を行うのに必要な時間である。このS2の処理は、第2シート引込処理の一例である。
CPU40Aは、上記引込動作の開始後、レジストレーションローラ14を所定量だけ回転させた後に停止させる動作を搬送機構3に実行させる(S3)。所定量は、レジストレーションローラ14に突き当てられたシートCの先端を、レジストレーションローラ14とレジ後センサ33の検出領域との間の基準位置X1まで搬送するのに必要な回転量である。基準位置X1は、第1基準位置の一例である。そして、CPU40Aは、例えばユーザによる印刷指示を操作ユニット43から受けると(S4:YES)、レジストレーションローラ14の回転を再開させ、ベルト15A及び感光体22を回転させる動作を搬送機構3に実行させる(S5)。次に、CPU40Aは、ベルト15Aにより搬送されているシートCに対する画像形成動作を画像形成部5に実行させ(S6)、本手差しシート印刷処理を終了する。
(2)レジストレーションローラが停止し、且つ、ベルト及び感光体が回転しているときに手差し操作がされる場合
例えば次のようなメンテナンス動作の実行時には、レジストレーションローラ14が停止し、且つ、ベルト15A及び感光体22が回転している状態になる。
A.上記画像の位置補正や濃度補正のための画像位置や画像濃度の検出動作が実行されている場合
B.クリーニングユニット7によるクリーニング動作が実行されている場合
プリンタ1は、このような手差し供給による印刷を開始不可の状態でも、ユーザの手差し操作により供給されたシートCの引込動作を実行する。以下、クリーニング動作を例に挙げて説明する。
CPU40Aは、例えば、印刷が終了したり、印刷したシートCの累積枚数が所定枚数に達したなどの所定の実行条件を満たしたと判断すると、メモリ40Bから上記プログラムを読み出して、図3に示すクリーニング制御処理を実行する。CPU40Aは、クリーニングユニット7にクリーニング動作を開始させる(S11)。具体的には、CPU40Aは、レジストレーションローラ14を停止させ、且つ、ベルトユニット15及び感光体22を回転させる動作を搬送機構3及び画像形成部5に実行させる。なお、このS11の処理はメンテナンス処理、第2搬送ローラ独占回転処理の一例である。また、CPU40Aは、クリーニングローラ7Aを回転させてベルト15A及び感光体22上の付着物をクリーニングする動作を、クリーニングユニット7に実行させる。
CPU40Aは、クリーニング動作の開始後、手差しセンサ34の検知結果がシート無しからシート有りに変化したかどうかを判断する(S12)。このS12の処理は、第1シート有無判断処理の一例である。CPU40Aは、シート無しからシート有りに変化したと判断した場合(S12:YES)、当該変化の判断時点から上記待機時間経過後に、レジストレーションローラ14を回転させて、手差しセンサ34で検知されたシートCの引込動作を搬送機構3に開始させる(S13)。このS13の処理は、第1シート引込処理の一例である。これにより、ユーザは、クリーニング動作が終了するのを待つまでもなく、手差し操作により、シートCの先端をレジストレーションローラ14に挟み込ませることができる。
ここで、S13の引込動作では、前述した手差しシート印刷処理のS2の引込動作に比べて、レジストレーションローラ14の回転速度を遅くしている。例えばS13の引込動作における回転速度は、S2の引込動作における回転速度の略1/2とするのが好ましい。これにより、手差しシート印刷処理時に比べて、引込動作中に、ユーザによりシートCがレジストレーションローラ14よりも下流側に挿入されることを抑制することができる。また、後述する過剰挿入されたシートCがベルト15Aまで搬送されるのを遅らせることができる。
CPU40Aは、引込動作の開始後、レジストレーションローラ14を上記所定量だけ回転させた後に停止させる動作を搬送機構3に実行させる(S14)。これにより、ユーザの手差し操作により挿入されたシートCを、レジストレーションローラ14によって保持させて、当該シートCに対する印刷を早期に開始可能な状態で、待機させることができる。
ここで、図5に示すように、ユーザの手差し操作によりシートCが過剰に挿入され、そのシートCの先端がベルト15Aと感光体22との間で挟まれた状態になることがある。この状態で、レジストレーションローラ14の回転が停止されると(S14)、シートCは、後端側がレジストレーションローラ14によって固定されつつ、先端側が回転中のベルト15A及び感光体22に引っ張られたり擦られたりして、シートCが損傷したり、ベルト15Aや感光体22が消耗したりするおそれがある。なお、このような過剰挿入は、シートCが厚紙などの腰が強い材質のものであったり、引込動作が実行される構成であったりする場合に特に多く発生する。
そこで、CPU40Aは、引込動作の停止後、シートCが過剰挿入されたかどうかを判断する(S15)。具体的には、レジ後センサ33の検知結果がシート有りであるかどうか、換言すればシートCの先端が基準位置X2に到達したかどうかを判断する。このとき、CPU40A及びレジ後センサ33は、過剰挿入判断部として機能する。CPU40Aは、過剰挿入有りと判断すれば(S15:YES)、当該判断の前よりも、レジストレーションローラ14と、ベルト15A及び感光体22との回転速度差を小さくする動作を搬送機構3や画像形成部5に実行させる(S16)。これにより、上記判断の前後で回転速度差を変えない構成に比べて、レジストレーションローラ14とベルト15A及び感光体22との両者に跨るシートCが引っ張られたり擦られたりすることを抑制することができる。
回転速度差を小さくする方法としては次のいずれでもよい。
A.ベルト15A及び感光体22の回転速度を変えずに、レジストレーションローラ14を、当該ベルト15A等の回転速度に近づける。この方法であれば、クリーニング動作を継続することができる。
B.レジストレーションローラ14を停止させたまま、ベルト15A及び感光体22の回転速度を下げたり、停止させたりする。この方法であれば、過剰挿入によりシートCが搬送経路において詰まったりすることを抑制することができる。
C.ベルト15A及び感光体22の回転速度を下げ、レジストレーションローラ14の回転速度を上げる。
CPU40Aは、回転速度差を低減した後、過剰挿入が発生したことを示すメッセージ等を表示ユニット42に表示させる報知処理を実行し(S17)、S18に進む。このとき、表示ユニット42は、報知部の一例である。これにより、ユーザに過剰挿入であることを伝えることができる。なお、S17の処理を、S16の処理と同時または、それよりも前に実行する構成でもよい。一方、手差しシート無しと判断された場合(S12:NO)や、過剰挿入無しと判断された場合(S15:NO)、S16,S17の処理を実行せずに、S18に進む。S18では、CPU40Aは、クリーニング動作が終了していないと判断すれば(S18:NO)、S12に戻り、クリーニング動作が終了していると判断すれば(S18:YES)、本クリーニング制御処理を終了する。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、レジストレーションローラ14が停止され、且つ、ベルト15A及び感光体22が回転中に、手差しセンサ34の検知結果がシート無しからシート有りに変化した場合にレジストレーションローラ14を回転させてシートCが引き込まれる。従って、レジストレーションローラ14が停止され、且つ、ベルト15A及び感光体22が回転中において常に引込動作が実行されない構成に比べて、ユーザの手差し操作により挿入されたシートCに対する引込動作が実行されない事態が発生することを抑制することができる。
<実施形態2>
図6は実施形態2を示す。上記実施形態1との相違は、クリーニング制御処理にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図6に示すように、CPU40Aは、シート無しからシート有りに変化したと判断した場合(S12:YES)、当該変化の判断時点から上記待機時間経過後に、レジストレーションローラ14を回転させて、手差しセンサ34で検知されたシートCの引込動作を搬送機構3に開始させる(S21)。このS21の処理は、第1シート引込処理の一例である。ここで、S21の引込動作では、レジストレーションローラ14は、ベルト15A及び感光体22の回転速度と同じ速度で回転される。これにより、仮に、1枚のシートCがレジストレーションローラ14と、ベルト15A及び感光体22とによって搬送される場合に、両者の速度差によってシートCが引っ張られて当該シートCや感光体22等に悪影響を及ぼすことを抑制することができる。
なお、同じ速度とは、完全同一速度に限らず、実質的に同一速度であればよく、シートC等に悪影響を及ぼさない程度の速度差がある場合を含む。また、レジストレーションローラ14を、ベルト15A及び感光体22よりも速い回転速度で回転させる構成でもよい。この構成であれば、1枚のシートCがレジストレーションローラ14と、ベルト15A及び感光体22とによって搬送される場合に、両者によってシートCが引っ張られることを抑制できるからである。
CPU40Aは、シートCの引込動作を開始すると、そのまま引込動作を続行させつつ、排出ローラ16,17を回転させて、当該シートCの排出動作を、搬送機構3に実行させて(S22)、S18に進む。このような構成でも、レジストレーションローラ14が停止され、且つ、ベルト15A及び感光体22が回転中において常に引込動作が実行されない構成に比べて、ユーザの手差し操作により挿入されたシートCに対する引込動作が実行されない事態が発生することを抑制することができる。また、ユーザは、シートCが排出されることで、手差し供給による印刷ができないことを把握することができる。
<実施形態3>
図7は実施形態3を示す。上記実施形態1との相違は、クリーニング制御処理にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図7に示すように、CPU40Aは、過剰挿入有りと判断した場合(S15:YES)、手差しセンサ34の検知結果がシート無しで、且つ、レジ後センサ33の検知結果がシート有りであるかどうかを判断する(S31)。そして、CPU40Aは、手差しセンサ34の検知結果がシート無しで、且つ、レジ後センサ33の検知結果がシート有りであると判断した場合(S31:YES)、少なくともベルト15A及び感光体22を緊急停止させる動作を搬送機構3及び画像形成部5に実行させて(S32)、S18に進む。この処理は、シート停止処理の一例である。
ここで、例えば過剰挿入によってシートCがベルト15A及び感光体22によって搬送されてしまった場合には、CPU40Aは、手差しセンサ34の検知結果がシート無しで、且つ、レジ後センサ33の検知結果がシート有りであると判断する。手差しセンサ34及びレジ後センサ33の検出領域の位置は、この判断がされたとき、シートCの先端が、定着器6の手前にあるよう設定されている。このため、仮に、シートCがベルト15A及び感光体22によって搬送されても、シートCが停止中の定着器6や排出ローラ16,17に詰まったりすることを抑制することができる。なお、CPU40Aは、例えば手差しセンサ34の検知結果がシート有りで、且つ、レジ後センサ33の検知結果がシート有りであると判断した場合(S31:NO)、緊急停止せずに、S18に進む。
本実施形態によれば、手差しセンサ34の検知結果がシート無しであり、且つ、レジ後センサ33の検知結果がシート有りである場合に、ベルト15A及び感光体22の回転が停止させる。このため、シートCがベルト15A等によって更に下流側に搬送されることを抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、画像形成装置の一例として、LED露光による電子写真方式のプリンタ1を挙げた。しかし、画像形成装置は、これに限らず、レーザ光をポリゴンミラーにより偏向して露光する方式など、他の電子写真方式の画像形成装置でもよい。また、インクジェット方式など、電子写真方式以外の画像形成装置でもよい。
上記実施形態では、第1搬送ローラの一例として、レジストレーションローラ14を挙げた。しかし、第1搬送ローラは、斜行補正の機能を果たさない、シート搬送用のローラでもよい。
上記実施形態では、第2搬送ローラの一例として、感光体22及びベルトユニット15を例に挙げた。しかし、第2搬送ローラは、これに限らず、例えば中間転写方式の画像形成装置の場合、中間転写体等でもよい。
上記実施形態では、制御ユニット40は、クリーニング制御処理において、引込動作の停止後に、過剰挿入の有無を判断する構成であった。しかし、これに限らず、制御ユニット40は、引込動作の開始後、引込動作の停止の有無に関係なく、過剰挿入の有無を判断する構成でもよい。この構成の場合、制御ユニット40は、引込動作の停止前に過剰挿入有りと判断した場合、レジストレーションローラ14を停止させずに回転させ続けるのが好ましい。
上記実施形態では、過剰挿入判断部の一例として、レジ後センサ33の検知結果に基づき過剰挿入の有無を判断する構成を挙げた。しかし、過剰挿入判断部は、これに限らず、例えばレジストレーションローラ14の回転量に応じたパルス信号を出力するエンコーダを設けて、CPU40Aが、このパルス信号のパルス数に基づき、シートCの先端が基準位置X2に到達したかどうかを判断する構成でもよい。また、過剰挿入の有無の判断は、クリーニング動作時等に限らず、先に実行された手差し供給またはカセット供給により供給されたシートCがレジストレーションローラ14を通過してベルト15A及び感光体22により搬送されているときに実行してもよい。
上記実施形態では、報知部の一例として、表示ユニット42を例に挙げた。しかし、報知部は、これに限らず、例えばスピーカ等の発音装置、ランプ等を備える発光装置、外部機器にメッセージ等を送信可能な通信装置などでもよい。
上記実施形態3の図7に示すクリーニング制御処理において、過剰挿入の有無判断(S15)を実行せずに、S14からS31に直接進む構成でもよい。
上記実施形態では、制御部の一例として、制御ユニット40を例に挙げた。しかし、制御部は、これに限らず、複数のCPUを備える構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路を備える構成や、ハード回路及びCPUの両方を備える構成でもよい。例えば上記メンテナンス処理、第1シート有無判断処理、第1シート引込処理、過剰挿入判断処理、シート停止処理、第2シート判断処理、第2シート引込処理の少なくとも2つを、別々のCPUやハード回路で実行する構成でもよい。また、これらの処理の順序は、適宜変更してもよい。
1:プリンタ 4:手差し用挿入部 5:画像形成部 14:レジストレーションローラ 15A:ベルト 22:感光体 33:レジ後センサ 34:手差しセンサ 40:制御ユニット 42:表示ユニット C:シート X1,X2:基準位置

Claims (9)

  1. ユーザの手差し操作によりシートが挿入される挿入口を有する手差し用挿入部と、
    前記挿入口から挿入されたシートの有無に応じた検知結果を出力する手差しセンサと、
    前記シートの挿入方向において前記手差し用挿入部よりも下流側に設けられた第1搬送ローラ、及び、前記挿入方向において前記第1搬送ローラよりも下流側に設けられた第2搬送ローラを有するシート搬送部と、
    前記第2搬送ローラによって搬送されているシートに画像を形成する画像形成部と、
    前記シート搬送部のクリーニング、および、前記画像形成部による画像異常の検出の少なくもいずれかを含むメンテナンス動作を実行するメンテナンス部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1搬送ローラを停止させ、且つ、前記第2搬送ローラを回転させる動作を前記シート搬送部に実行させて前記メンテナンス部に前記メンテナンス動作を実行させるメンテナンス処理と、
    前記メンテナンス処理の実行中に、前記手差しセンサの検知結果がシート無しからシート有りに変化したかどうかを判断する第1シート有無判断処理と、
    前記第1シート有無判断処理で前記検知結果が変化したと判断された場合に、前記第1搬送ローラを回転させて前記シートを引き込む引込動作を前記シート搬送部に実行させる第1シート引込処理と、を実行する構成を有する、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記第1シート引込処理において、前記シート搬送部は、前記手差しセンサで検知されたシートの先端を、前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間の第1基準位置まで搬送するのに必要な回転量だけ、前記第1搬送ローラを回転させた後に停止させる、画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記手差しセンサで検知されたシートの先端が、前記挿入方向において前記第1基準位置と前記第2搬送ローラの搬送位置との間の第2基準位置に到達したか否かを判断する過剰挿入判断部を備え、
    前記第1シート引込処理において、前記シート搬送部は、前記過剰挿入判断部が、前記シートの先端が前記第2基準位置に達したと判断した場合には、前記シートの先端が前記第2基準位置に達したと判断される前に比べて、前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの速度差を小さくする、画像形成装置。
  4. 請求項に記載の画像形成装置であって、
    報知部を備え、
    前記制御部は、前記過剰挿入判断部が、前記シートの先端が前記第2基準位置に達したと判断した場合に、前記シートの先端が前記第2基準位置に達したことを外部に報知する動作を前記報知部に実行させる報知処理を実行する構成を有する、画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第1シート引込処理において、前記シート搬送部は、前記第1搬送ローラを前記第2搬送ローラと同じ速度以上の回転速度で回転させる、画像形成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第1搬送ローラの搬送位置と前記第2搬送ローラの搬送位置との間のシートの有無に応じた検知結果を出力するシート検知センサを備え、
    前記制御部は、前記手差しセンサの検知結果がシート無しであり、且つ、前記シート検知センサの検知結果がシート有りである場合に、前記第1搬送ローラ及び前記第2搬送ローラを停止させる動作を前記シート搬送部に実行させるシート停止処理を実行する構成である、画像形成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、少なくとも前記第2搬送ローラの停止中に、前記手差しセンサの検知結果がシート無しからシート有りに変化したかどうかを判断する第2シート有無判断処理と、
    前記第2シート有無判断処理で前記検知結果が変化したと判断された場合に、前記第1搬送ローラを、前記第1シート引込処理よりも速い速度で回転させて前記シートを引き込む引込動作を前記シート搬送部に実行させる第2シート引込処理とを実行する構成を有する、画像形成装置。
  8. ユーザの手差し操作によりシートが挿入される挿入口を有する手差し用挿入部と、
    前記挿入口から挿入されたシートの有無に応じた検知結果を出力する手差しセンサと、
    前記シートの挿入方向において前記手差し用挿入部よりも下流側に設けられた第1搬送ローラ、及び、前記挿入方向において前記第1搬送ローラよりも下流側に設けられた第2搬送ローラを有するシート搬送部と、
    前記第2搬送ローラによって搬送されているシートに画像を形成する画像形成部と、
    前記手差しセンサで検知されたシートの先端が、前記挿入方向において前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとの間の基準位置に到達したか否かを判断する過剰挿入判断部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1搬送ローラを停止させ、且つ、前記第2搬送ローラを回転させる動作を前記シート搬送部に実行させる第2搬送ローラ単独回転処理と、
    前記第2搬送ローラ単独回転処理の実行中に、前記手差しセンサの検知結果がシート無しからシート有りに変化したかどうかを判断する第1シート有無判断処理と、
    前記第1シート有無判断処理で前記検知結果が変化したと判断された場合に、前記第1搬送ローラを回転させて前記シートを引き込む引込動作を前記シート搬送部に実行させる第1シート引込処理と、を実行する構成を有する、画像形成装置。
  9. ユーザの手差し操作によりシートが挿入される挿入口を有する手差し用挿入部と、
    前記挿入口から挿入されたシートの有無に応じた検知結果を出力する手差しセンサと、
    前記シートの挿入方向において前記手差し用挿入部の下流側に設けられた第1搬送ローラ、及び、前記挿入方向において前記第1搬送ローラよりも下流側に設けられた第2搬送ローラを有するシート搬送部と、
    前記第2搬送ローラによって搬送されているシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート搬送部のクリーニング、および、前記画像形成部による画像異常の検出の少なくもいずれかを含むメンテナンス動作を実行するメンテナンス部と、を備える画像形成装置が有するコンピュータに、
    前記第1搬送ローラを停止させ、且つ、前記第2搬送ローラを回転させる動作を前記シート搬送部に実行させて前記メンテナンス部に前記メンテナンス動作を実行させるメンテナンス処理と、
    前記メンテナンス処理の実行中に、前記手差しセンサの検知結果がシート無しからシート有りに変化したかどうかを判断する第1シート有無判断処理と、
    前記第1シート有無判断処理で前記検知結果が変化したと判断された場合に、前記第1搬送ローラを回転させて前記シートを引き込む引込動作を前記シート搬送部に実行させる第1シート引込処理と、を実行させる、シート搬送制御プログラム。
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