JP2000228125A - 負荷駆動回路の制御方法、負荷駆動回路装置および画像形成装置 - Google Patents

負荷駆動回路の制御方法、負荷駆動回路装置および画像形成装置

Info

Publication number
JP2000228125A
JP2000228125A JP11027767A JP2776799A JP2000228125A JP 2000228125 A JP2000228125 A JP 2000228125A JP 11027767 A JP11027767 A JP 11027767A JP 2776799 A JP2776799 A JP 2776799A JP 2000228125 A JP2000228125 A JP 2000228125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
drive circuit
driving circuit
switching
interlock switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11027767A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Takahashi
克典 高橋
Kazuo Sato
一夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP11027767A priority Critical patent/JP2000228125A/ja
Publication of JP2000228125A publication Critical patent/JP2000228125A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源ラインにインターロックスイッチを有す
る負荷駆動回路において、突入電流による障害のない負
荷駆動回路の制御方法を提供すること、電源ラインにイ
ンターロックスイッチを有し、突入電流による故障のな
い負荷駆動回路装置を提供すること、および電源ライン
にインターロックスイッチを有し、突入電流に起因する
故障のない画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の負荷駆動回路の制御方法は、イ
ンターロックスイッチを介して電源に接続される負荷駆
動回路の電源ラインに電流制限手段を設け、この電流制
限手段を介して前記電源より負荷駆動回路に電流を供給
し、その後、前記電流制限手段を短絡させる。本発明の
負荷駆動回路装置は、負荷駆動回路と、インターロック
スイッチと、突入電流制御回路とを備える。本発明の画
像形成装置は、負荷駆動回路と、インターロックスイッ
チと、突入電流制御回路とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷駆動回路の制
御方法、負荷駆動回路装置および画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばモーターなどの負荷を駆
動するための負荷駆動回路を有する負荷駆動回路装置に
おいては、危険を防止するために、例えば前扉などの負
荷駆動回路装置の配置空間を開放する部分にインターロ
ックスイッチが備えられていることが通常である。すな
わち、このインターロックスイッチが遮断されているこ
とにより、仮に電源が投入されている状態であっても、
前扉などが開放されているときには、駆動電圧が印加さ
れず、従って期せずして生ずる事故を防止することがで
きる。
【0003】例えば、光導電性感光体上に帯電・露光に
より静電潜像が形成され、この静電潜像はトナーを含む
現像剤により現像されることによりトナー画像が形成さ
れ、このトナー画像が転写紙に転写され、定着器によっ
て可視画像が形成される電子写真複写機などの画像形成
装置において、紙づまりを解消する処置をするとき、ト
ナーの補給をするときなどには、当該装置の前扉を開け
て作業が行われるが、このような場合においては、装置
の前扉が開放されているときに電源ラインを遮断するイ
ンターロックスイッチが設けられていることにより、各
部に駆動電圧が印加されていない安全な状態を確実に実
現することができ、安心して種々の作業を行うことがで
きる。
【0004】しかし、インターロックスイッチを備えた
画像形成装置において、仮に電源が投入されている状態
でインターロックスイッチが投入されたときには、突入
電流が負荷駆動回路に供給されることとなる。この突入
電流は相当の大電流であるため、当該装置におけるグラ
ンド電圧のレベルが大きく変動し、その結果、例えば、
負荷駆動回路内に接続されている集積回路(IC)が破
損するなどの不具合が発生するおそれがある。また、突
入電流のためにいわゆる電流のチャタリングが生ずるお
それがあり、この場合には、負荷駆動回路に供給される
電流が安定化するまでにある程度の時間を要するため、
負荷の動作が不安定となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な問題を解決するためになされたものであって、その目
的は、電源ラインにインターロックスイッチを有する負
荷駆動回路において、突入電流による障害のない負荷駆
動回路の制御方法を提供することにある。本発明の他の
目的は、電源ラインにインターロックスイッチを有し、
突入電流に起因する故障のない負荷駆動回路装置を提供
することにある。本発明のさらに他の目的は、電源ライ
ンにインターロックスイッチを有し、突入電流による故
障のない画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の負荷駆動回路の
制御方法は、インターロックスイッチを介して電源に接
続される負荷駆動回路の電源ラインに電流制限手段を設
け、この電流制限手段を介して前記電源より負荷駆動回
路に電流を供給し、その後、前記電流制限手段を短絡さ
せることを特徴とする。
【0007】本発明の負荷駆動回路装置は、負荷駆動回
路と、この負荷駆動回路の電源ラインに介挿されたイン
ターロックスイッチと、このインターロックスイッチと
前記負荷駆動回路との間に接続された突入電流制御回路
とを備えてなる負荷駆動回路装置であって、前記突入電
流制御回路は、(1)インターロックスイッチと負荷駆
動回路との間に接続された電流制限手段と、(2)前記
電流制限手段と並列に接続されたスイッチング手段と、
(3)前記スイッチング手段の開閉状態を制御するスイ
ッチング制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】以上の負荷駆動回路装置は、スイッチング
制御手段が、開状態とされているスイッチング手段を、
インターロックスイッチの出力点における駆動電圧を検
知した時点から、または負荷駆動回路の入力点における
駆動電圧を検知した時点から、一定時間が経過した後
に、閉成する機能を有する構成とすることができる。ま
たは、スイッチング制御手段が、開状態とされているス
イッチング手段を、負荷駆動回路を構成するコンデンサ
の充電電圧が設定電圧に到達したことを検知することに
より、閉成する機能を有する構成とすることもできる。
【0009】本発明の画像形成装置は、画像形成装置を
構成する負荷を駆動するための負荷駆動回路と、この負
荷駆動回路の電源ラインに介挿されたインターロックス
イッチと、このインターロックスイッチと前記負荷駆動
回路との間に接続された突入電流制御回路とを備えてな
る画像形成装置であって、前記突入電流制御回路は、
(1)インターロックスイッチと負荷駆動回路との間に
接続された電流制限手段と、(2)前記電流制限手段と
並列に接続されたスイッチング手段と、(3)前記スイ
ッチング手段の開閉状態を制御するスイッチング制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、インターロックスイッチを
介して電源に接続される負荷駆動回路の電源ラインに電
流制限手段が設けられ、負荷駆動回路の動作開始の際に
は、即ち、インターロックスイッチを閉じた直後は、当
該電流制限手段を介して駆動電圧が負荷駆動回路に供給
されるので、突入電流によって生ずる問題を解消するこ
とができる。そして、駆動電圧の供給が開始されてから
一定時間の経過後に、電流制限手段が短絡されることに
より、所期の状態で負荷を安定に駆動することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。図1は、本発明の負荷駆動回路装置の一例におけ
る回路構成の概略を示すブロック図である。この負荷駆
動回路装置においては、電源Sと、負荷Cを駆動するた
めの負荷駆動回路16との間の電源ラインに、インター
ロックスイッチ12が設けられ、このインターロックス
ッイッチ12と負荷駆動回路16との間に突入電流制御
回路14が接続されている。
【0012】突入電流制御回路14は、インターロック
スイッチ12と負荷駆動回路16との間に接続された、
例えば抵抗などからなる電流制限手段20と、この電流
制限手段20と並列に接続されたスイッチング手段21
と、このスイッチング手段21の開閉状態を制御するス
イッチング制御手段22とにより構成されている。
【0013】スイッチング手段21としては、機械的な
動作によってラインを開閉する開閉器を用いてもよい
が、電気的にラインを開閉するスイッチング素子を用い
ることが好ましい。
【0014】図1の例において、スイッチング制御手段
22は、インターロックスイッチ12の出力点Aにおい
て駆動電圧が生じたことを検知する駆動電圧検知回路
(図示せず)と、この駆動電圧検知回路が駆動電圧を検
知した時点から、あらかじめ設定された一定時間が経過
した後に、それまで開状態に保持されていたスイッチン
グ手段21を閉成する制御信号を発するタイマー回路
(図示せず)とを有する。
【0015】図2は、図1の負荷駆動回路装置の動作の
論理チャートである。図2に示すように、スイッチング
制御手段22の駆動電圧検知回路によってインターロッ
クスイッチ12の出力点における駆動電圧が検知される
と、スイッチング制御手段22に内蔵されたタイマー回
路がその動作を開始し、設定された一定時間が経過した
時点において、スイッチング制御手段22から制御信号
が発せられてそれまで開状態であったスイッチング手段
21が閉成される。その結果、電流制限手段20が短絡
されて、当該スイッチング手段21を介して、電源Sか
らの駆動電圧がそのまま負荷駆動回路16に供給される
ようになる。
【0016】スイッチング制御手段22の駆動電圧検知
回路が駆動電圧を検知してから制御信号が発せられるま
での遅延時間は、突入電流が消失して駆動電流が安定と
なるのに十分な時間であればよく、例えば50ms〜2
00msであることが好ましい。
【0017】以上のような負荷駆動回路装置によれば、
例えば電源Sが投入されている状態でインターロックス
イッチ12が投入された場合には、駆動電圧はまず電流
制限手段20を介して負荷駆動回路16に供給されるた
め、負荷駆動回路16には大電流が供給されることがな
く、従って当該装置におけるグランド電圧のレベルの大
きな変動に起因する不具合が発生することが防止され
る。なお、スイッチング制御手段22によるスイッチン
グ手段21の開閉状態の制御は、例えば突入電流による
大電流が消失したことを検知し、これを動機として行う
こともできるが、この場合には検知手段の構成が複雑と
なる。これに対し、上記のようにタイマー回路などを利
用して一定の遅延時間の経過により制御信号を発する構
成によれば、スイッチング制御手段22の構成が簡単な
ものとなるので好ましい。
【0018】以上、本発明を具体的な例に基づいて、電
源Sが投入されている状態で、インターロックスイッチ
12を投入した場合において説明したが、インターロッ
クスイッチ12が投入されている状態で、電源Sを投入
した場合にも同様の作用および効果が得られる。
【0019】図3は、本発明の負荷駆動回路装置の一例
における回路構成の概略を示すブロック図であって、こ
の例においては、スイッチング制御手段22の駆動電圧
検知回路は、インターロックスイッチ12の出力点Aで
はなく、負荷駆動回路16の入力点Bに駆動電圧が現れ
ることを検知する構成とされている。
【0020】このような構成においても、図1の例と同
様の作用および効果が得られる。さらに、この例におい
ては、駆動電圧を検知する箇所が電流制限手段20の出
力側であって、検知される電圧は電流制限手段20によ
って抑制された電圧であるため、スイッチング制御手段
22を構成する駆動電圧検知回路を容量の小さいものと
することができる。
【0021】また、本発明の他の実施例では、負荷駆動
回路装置は、スイッチング制御手段22の駆動電圧検知
回路が、電源ライン上の駆動電圧を検知するのではな
く、負荷駆動回路16を構成するコンデンサの充電電圧
を検知する構成とされる。
【0022】すなわち、一般に負荷駆動回路において
は、平滑コンデンサが回路要素として組み込まれている
ことが通常である。この平滑コンデンサにおいては、駆
動電流の供給が開始されると、固有の時定数特性に従っ
てその充電電圧が時間の経過に伴って増加する。従っ
て、このようなコンデンサの充電電圧の時間特性を利用
して、スイッチング制御手段22の駆動電圧検知回路に
よって、当該コンデンサの充電電圧が設定電圧に到達し
たことを検知し、その信号により、直ちに、スイッチン
グ制御手段22を介してスイッチング手段21を閉成す
る構成とすることができる。
【0023】この例においては、負荷駆動回路を構成す
るコンデンサが設定電圧に到達したことを検知するので
あって、この検知は、負荷駆動回路の動作開始から、即
ち、インターロックスイッチ12を閉じた直後から一定
時間が経過した後に行われるため、スイッチング制御手
段22においてはタイマー回路が不要となる利点があ
る。
【0024】以下、本発明の負荷駆動回路装置を画像形
成装置に適用した場合について説明する。図4は、画像
形成装置の一例を示す説明用概略図である。この例にお
ける画像形成装置30は、装置の上部に設けられた自動
原稿給送機構40と、当該自動原稿給送機構40の下方
に位置し、給送された原稿を光学的に走査して原稿画像
を読み取って画像データを形成する画像読み取り部50
と、当該画像読み取り部50よりの画像データに基づい
て、後述する画像形成部70の感光体71に静電荷像を
形成する画像書き込み部60と、当該画像書き込み部6
0の下方に位置し、形成された静電荷像を顕像化させる
画像形成部70と、画像記録材であるシートを搬送する
搬送機構と、画像形成が完了したシートを排出する排出
口80とにより構成されている。
【0025】自動原稿給送機構(以下、「ADF」とい
う。)40は、原稿Pを載置する原稿載置部41と、当
該原稿載置部41に接近して設置され、画像読み取り部
50に原稿Pを給送するための駆動ローラー42と、当
該駆動ローラー42よりも下方に設置されたローラー4
3と、原稿の両面を読み取る場合において、一方の面の
読み取りが完了した原稿をローラー43に送り返すため
の反転ローラー44と、原稿載置部41の下方に位置す
る原稿排紙皿45と、ローラー43の回転方向の下流に
設けられたガイド46とにより構成される。
【0026】画像読み取り部50は、ADF40により
プラテンガラス51a上に配置された原稿の読み取りを
行う第1の画像読み取り部50aと、ADF40により
給送される原稿Pの読み取りを行う第2の画像読み取り
部50bとを有する。第1の画像読み取り部50aは、
プラテンガラス51a上に配置された原稿Pに光を照射
する第1の光源52aと、原稿からの反射光を受ける反
射ミラー53a、53b、53cと、当該反射ミラーに
よる反射光を受光する結像光学系54と、当該結像光学
系54と水平方向に光軸が一致した状態で配置される光
電変換手段であるCCDアレイ55とからなる第1の受
光光学系と、図示されていない受光光学系駆動手段とに
より構成されている。
【0027】第2の画像読み取り部50bは、ローラー
43の下方に設けられたプラテンガラス51b上を通過
する原稿に光を照射する第2の光源52bと、原稿から
の反射光を受ける反射ミラー56a、56b、56c
と、第1の画像読み取り部50aと共通の結像光学系5
4および光電変換手段であるCCDアレイ55とからな
る第2の受光光学系により構成されている。
【0028】画像書き込み部60は、画像読み取り部5
0によって形成された画像データに応じたレーザー光を
放射する、例えばレーザーダイオードよりなるレーザー
放射装置(図示せず)と、当該レーザー放射装置から放
射されるレーザー光を反射するポリゴンミラー61と、
当該ポリゴンミラー61からの光を反射して後述する画
像形成部70の感光体71に投射する反射ミラー62
a、62b、62cとにより構成されている。
【0029】画像形成部70は、画像書き込み部60の
反射ミラーからのレーザーによる露光により静電荷像が
形成されるドラム状感光体71と、当該感光体71を帯
電させるための帯電部72と、感光体71に形成された
静電荷像を顕像化してトナー像を形成する現像器73
と、感光体71に形成されたトナー像を、例えば普通紙
からなるシートに転写させる転写部74と、感光体71
に密着したシートを分離させる分離部75と、シートに
転写されたトナー像を定着させる定着部76と、分離部
75から定着部76までシートを搬送するシート搬送機
構77と、感光体71の表面に残留しているトナーを除
去するクリーニング部78とにより構成されている。
【0030】搬送機構は、画像形成部70へ給紙するた
めの供給紙搬送機構90aと、シートの一面に可視画像
を形成する場合において、可視画像が形成された面を下
向きとされた状態で排出するため、あるいはシートの両
面に可視画像を形成する場合において、一面に可視画像
が形成されたシートの他面を上向きにさせた状態で画像
形成部70に再び搬送するための反転搬送機構90bと
を有する。
【0031】供給紙搬送機構90aは、用紙サイズ毎の
例えば3つの給紙カセット91a、91b、91cと、
それぞれの給紙カセット91a、91b、91cに設け
られた第1の給紙ローラー92a、92b、92cと、
各給紙カセット91a、91b、91cから画像形成分
配装置70に至る搬送経路を形成する複数の従動ローラ
ー93a、93b、93c、93d、93e、93f
と、画像形成部70の手前に設けられた第2の給紙ロー
ラー94とにより構成されている。
【0032】反転搬送機構90bは、画像形成部70の
定着部76から排出されるシートを下方に位置する反転
搬送経路へ導くガイド95と、シートの一面のみに可視
画像を形成する場合における第1の反転搬送経路96a
およびシートの両面に可視画像を形成する場合における
第2の反転搬送経路96bよりなる2つの反転搬送経路
と、第1の反転搬送経路96aと第2の反転搬送経路9
6bとの分岐点となる反転ローラー97と、反転搬送経
路からのシートを画像形成装置30外に排紙する排紙ロ
ーラー98とにより構成される。
【0033】上記のような画像形成装置30の動作を、
図5の画像形成装置の制御システムの一例を示すブロッ
ク図を併せて用いて説明する。まず、操作部100にお
いて、コピー枚数、拡大・縮小率、シートサイズなどの
条件の選択および指定、並びにコピー開始などの一連の
指令操作を行うことにより、操作部100からの信号
が、画像形成装置30の各部を制御する中央処理装置
(以下、「CPU」という。)101に伝達される。
【0034】ADF40により原稿を供給する場合に
は、CPU101からの信号は、ADF40の作動を制
御するADF制御部120に伝達され、ADF制御部1
20によりADF40の作動が制御されて、原稿が順次
に第2の画像読み取り部50bに供給される。具体的に
説明すると、一面にのみ画像が形成された原稿Pの当該
一面のみの複写を行う場合には、図4に示すように、原
稿の画像が形成されている面を上向きにした状態で載置
された複数枚の原稿Pは、給紙ローラー42によって最
上の原稿から順に供給される。供給された原稿は、ロー
ラー43を介して、プラテンガラス51b上を通過する
際に、第2の画像読み取り部50bにより原稿画像の読
み取りが行われる。そして、プラテンガラス51b上を
通過した原稿は、ガイド46により上方に搬送され、原
稿排紙皿45に排出される。
【0035】一方、両面に画像が形成された原稿の当該
両面の複写を行う場合には、プラテンガラス51b上を
通過して一面の画像データが読み取られた原稿は、ガイ
ド46によって反転ローラー44に搬送される。そし
て、反転ローラー44が逆転することによって、再度、
ローラー43に向かって(図の左方向に)搬送される。
このとき、原稿は最初に原稿画像の読み取りが行われた
一面がローラー43に接した状態でローラー43の外周
に沿って搬送され、プラテンガラス51b上を通過する
他面の画像データの読み取りが行われる。そして、ガイ
ド46によって上方に搬送され、原稿排紙皿45に排出
される。
【0036】第2の画像読み取り部50bによって原稿
画像を読み取る場合においては、第2の光源52bによ
り原稿面が照明され、その反射光が反射ミラーおよび結
像光学系54を介してCCDアレイ55の受光面に光像
が結像されて、電子情報による画像データが得られる。
【0037】また、ADF40によらずに手作業によっ
てプラテンガラス51a上に読み取り面を下向きにして
原稿が配置された場合には、第1の画像読み取り部50
aの受光光学系駆動手段によって第1の光源52aおよ
び反射ミラー53aが一体に駆動され、プラテンガラス
51aに沿って走査することにより原稿画像の読み取り
が行われる。
【0038】第1の画像読み取り部50aによって原稿
画像を読み取る場合においては、第1の光源52aによ
り原稿面が照射され、その反射光が反射ミラーおよび結
像光学系54を介してCCDアレイ55の受光面に光像
が結像されて、電子情報による画像データが得られる。
【0039】得られた画像データは、読み取り画像処理
部130に送られ、所定の画像処理が行われた後、圧縮
伸長回路140で圧縮されて画像メモリ150に記録さ
れる。その後、画像メモリ150に書き込まれた圧縮状
態の画像データは、圧縮伸長回路140に送られて伸長
処理が行われ、伸長されて元の状態に戻った画像データ
は、記録画像処理部160によって、レーザー放射装置
の作動を制御する画像形成用に処理される。
【0040】そして、記録画像処理部160によって処
理された画像データに基づいて、画像書き込み部60内
のレーザーダイオードからレーザー光が放射されて、ポ
リゴンミラー61および反射ミラー62a、62b、6
2cにより反射され、感光体71に投射されて静電荷像
が形成される。更に、この感光体71に形成された静電
荷像が現像器73により現像されることにより、感光体
71の表面にトナー像が形成される。
【0041】一方、CPU101からのシート供給信号
が伝達された給紙制御部170により第1の給紙ローラ
ー92a、92b、92cの作動が制御され、給紙カセ
ット91a、91b、91cのうちのいずれかの給紙カ
セットからシートが画像形成部70に供給される。画像
形成部70に供給されるシートは、当該画像形成部70
の入り口付近に位置する転写部74に対するシートの給
送手段である第2の給紙ローラー93において、感光体
71と同期した状態で画像形成部70の転写部74に向
けて搬送される。
【0042】転写部74において、搬送されたシートに
は、感光体71の表面に形成されたトナー像が転写され
る。そして、トナー像の転写直後に、感光体71に密着
した状態にあるシートは分離部75において感光体71
から分離される。感光体71から分離したシートは、シ
ート搬送機構77により定着部76に入り、トナー像が
例えば熱と圧力とによって定着され、シートに原稿画像
に対応した可視画像が形成される。
【0043】また、シートが分離された後の感光体71
は、クリーニング部78を通過することにより、表面に
トナーが残留している場合にはトナーが除去されて、帯
電部72により帯電させられる前の状態にされる。
【0044】可視画像が形成されたシートは、定着部7
6から排出された後、ガイド95によって反転搬送経路
に搬送されるが、シートの一面にのみ可視画像を形成す
る場合には、シートは第1の反転搬送経路96aに搬送
される。そして、反転ローラー97が逆転することによ
って、シートは排出口80に向かって搬送され、排出ロ
ーラー98により、可視画像が形成された面が下向きと
された状態で、排出口80から画像形成装置30の外部
に排出される。
【0045】一方、シートの両面に可視画像を形成する
場合には、シートは定着部76から排出された後、ガイ
ド95によって反転搬送経路に搬送されるが、この場合
には、反転ローラー97によって可視画像が形成されて
いる面が上向きとされた状態で、第2の反転搬送経路9
6bに搬送される。そして、再度、第2の給紙ローラー
94によって画像形成部70の転写部74に向けて搬送
されて、他面に可視画像が形成される。
【0046】以上のようにして、両面に可視画像が形成
されたシートは、最初に可視画像が形成された面が下向
きとされた状態で排出ローラー98を介して排出口80
から画像形成装置30の外部に排出される。
【0047】以上においては、一の原稿および一のシー
トに着目して画像形成装置の動作の説明をしたが、AD
F40により原稿が順次に供給されるときは、最上の原
稿から順に、第2の画像読み取り部50bによる原稿画
像の読み取り、得られた画像データによる感光体71へ
の静電荷像の形成およびその顕像化、現像器73により
形成されたトナー像のシートへの転写およびその定着が
繰り返して行われて、その結果、可視画像が形成された
複数のシートが順次に、例えば時間的に等間隔に排出口
80から外部に排出される。
【0048】画像形成装置30においては、シートの通
路の側方を開放する前扉が設けられており、この前扉に
インターロックスイッチ(図示せず)が設けられてお
り、このインターロックスイッチを有する電源ラインに
突入電流制御回路(図示せず)が接続されており、この
突入電流制御回路に上記の画像形成装置の各駆動部を構
成する、例えばADF40、画像読み取り部50、画像
書き込み部60、画像形成部70、供給紙搬送機構90
a、反転搬送機構90bなどの各種の負荷駆動回路が接
続されている。
【0049】このような画像形成装置によれば、仮に電
源が投入されている状態で、開いている前扉を閉じた場
合にも、突入電流に起因する問題が全く発生せず、すべ
ての負荷を安定にかつ確実に駆動することができ、高い
信頼性が得られる。
【0050】
【発明の効果】本発明においては、インターロックスイ
ッチを介して電源に接続される負荷駆動回路の電源ライ
ンに電流制限手段が設けられ、負荷駆動回路の動作開始
の際には、即ち、インターロックスイッチを閉じた直後
は、当該電流制限手段を介して駆動電圧が負荷駆動回路
に供給されるので、突入電流によって生ずる問題を解消
することができる。そして、駆動電圧の供給が開始され
てから一定時間の経過後に、電流制限手段が短絡される
ことにより、所期の状態で負荷を安定に駆動することが
できる。また、本発明の画像形成装置においては、すべ
ての負荷が安定にかつ確実に駆動されることにより、高
い信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の負荷駆動回路装置の一例における回路
構成の概略を示すブロック図である。
【図2】本発明の負荷駆動回路装置の動作の論理チャー
トである。
【図3】本発明の負荷駆動回路装置の一例における回路
構成の概略を示すブロック図である。
【図4】画像形成装置の一例を示す説明用概略図であ
る。
【図5】画像形成装置の制御システムの一例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
12 インターロックスイッチ 14 突入電流制御回路 16 負荷駆動回路 20 電流制限手段 21 スイッチング手段 22 スイッチング制御手段 S 電源 C 負荷 30 画像形成装置 40 ADF 41 原稿載置部 42 駆動ローラー 43 ローラー 44 反転ローラー 45 原稿排紙皿 46 ガイド 50 画像読み取り部 50a 第1の画像読み取り部 50b 第2の画像読み取り部 51a、51b プラテンガラス 52a 第1の光源 52b 第2の光源 53a、53b、53c 反射ミラー 54 結像光学系 55 CCDアレイ 56a、56b、56c 反射ミラー 60 画像書き込み部 61 ポリゴンミラー 62a、62b、62c 反射ミラー 70 画像形成部 71 感光体 72 帯電部 73 現像部 74 転写部 75 分離部 76 定着部 77 シート搬送機構 78 クリーニング部 80 排出口 90a 供給紙搬送機構 90b 反転搬送機構 91a、91b、91c 給紙カセット 92a、92b、92c 第1の給紙ローラー 93a、93b、93c、93d、93e、93f 従
動ローラー 94 第2の給紙ローラー 95 ガイド 96a 第1の反転搬送経路 96b 第2の反転搬送経路 97 反転ローラー 98 排紙ローラー P 原稿 100 操作部 101 CPU 120 ADF制御部 130 読み取り画像処理部 140 圧縮伸長処理部 150 画像メモリ 160 記録画像処理部 170 給紙制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターロックスイッチを介して電源に
    接続される負荷駆動回路の電源ラインに電流制限手段を
    設け、この電流制限手段を介して前記電源より負荷駆動
    回路に電流を供給し、その後、前記電流制限手段を短絡
    させることを特徴とする負荷駆動回路の制御方法。
  2. 【請求項2】 負荷駆動回路と、この負荷駆動回路の電
    源ラインに介挿されたインターロックスイッチと、この
    インターロックスイッチと負荷駆動回路との間に接続さ
    れた突入電流制御回路とを備えてなる負荷駆動回路装置
    であって、 前記突入電流制御回路は、(1)インターロックスイッ
    チと負荷駆動回路との間に接続された電流制限手段と、
    (2)前記電流制限手段と並列に接続されたスイッチン
    グ手段と、(3)前記スイッチング手段の開閉状態を制
    御するスイッチング制御手段とを備えることを特徴とす
    る負荷駆動回路装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング制御手段が、開状態とされ
    ているスイッチング手段を、インターロックスイッチの
    出力点における駆動電圧を検知した時点から一定時間が
    経過した後に、閉成する機能を有することを特徴とする
    請求項2に記載の負荷駆動回路装置。
  4. 【請求項4】 スイッチング制御手段が、開状態とされ
    ているスイッチング手段を、負荷駆動回路の入力点にお
    ける駆動電圧を検知した時点から一定時間が経過した後
    に、閉成する機能を有することを特徴とする請求項2に
    記載の負荷駆動回路装置。
  5. 【請求項5】 スイッチング制御手段が、開状態とされ
    ているスイッチング手段を、負荷駆動回路を構成するコ
    ンデンサの充電電圧が設定電圧に到達したことを検知す
    ることにより、閉成する機能を有することを特徴とする
    請求項2に記載の負荷駆動回路装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置を構成する負荷を駆動する
    ための負荷駆動回路と、この負荷駆動回路の電源ライン
    に介挿されたインターロックスイッチと、このインター
    ロックスイッチと前記負荷駆動回路との間に接続された
    突入電流制御回路とを備えてなる画像形成装置であっ
    て、 前記突入電流制御回路は、(1)インターロックスイッ
    チと負荷駆動回路との間に接続された電流制限手段と、
    (2)前記電流制限手段と並列に接続されたスイッチン
    グ手段と、(3)前記スイッチング手段の開閉状態を制
    御するスイッチング制御手段とを備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
JP11027767A 1999-02-04 1999-02-04 負荷駆動回路の制御方法、負荷駆動回路装置および画像形成装置 Withdrawn JP2000228125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11027767A JP2000228125A (ja) 1999-02-04 1999-02-04 負荷駆動回路の制御方法、負荷駆動回路装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11027767A JP2000228125A (ja) 1999-02-04 1999-02-04 負荷駆動回路の制御方法、負荷駆動回路装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000228125A true JP2000228125A (ja) 2000-08-15

Family

ID=12230151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11027767A Withdrawn JP2000228125A (ja) 1999-02-04 1999-02-04 負荷駆動回路の制御方法、負荷駆動回路装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000228125A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067517A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 電源制御装置、インターロック装置及び電気機器
CN113295955A (zh) * 2021-06-02 2021-08-24 安徽省开博重工有限公司 一种液压支架多功能测试车

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067517A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 電源制御装置、インターロック装置及び電気機器
CN113295955A (zh) * 2021-06-02 2021-08-24 安徽省开博重工有限公司 一种液压支架多功能测试车
CN113295955B (zh) * 2021-06-02 2022-05-17 安徽省开博重工有限公司 一种液压支架多功能测试车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6611352B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP3279798B2 (ja) 消色性トナー画像処理装置
US6236450B1 (en) Document feeding method for automatic document feeder
JPH09200482A (ja) 画像形成装置
JP2000228125A (ja) 負荷駆動回路の制御方法、負荷駆動回路装置および画像形成装置
JPH05107837A (ja) 画像形成装置
JP2001194875A (ja) 画像形成装置におけるコロナ放電電極の清掃制御方法
JPH02150869A (ja) 画像形成装置
JPH11143842A (ja) 機器の制御装置及び制御方法
JP3647215B2 (ja) 画像形成装置
JP2001272892A (ja) 画像形成装置
JP2004099233A (ja) 画像形成装置
JP3683666B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2003125184A (ja) 画像形成装置
JP2003118881A (ja) 画像形成装置
JP3333899B2 (ja) 画像形成装置
JP4434419B2 (ja) 画像形成装置
JPH05249775A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2000010359A (ja) 静電記録装置
JP3248769B2 (ja) 画像形成装置
JP3147204B2 (ja) 画像形成装置
JPH06121084A (ja) 画像形成装置
JP2006317977A (ja) 画像形成装置の制御方法
JP2000226152A (ja) 処理装置の制御方法および処理装置並びに画像形成装置
JPH0140345B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060404