JP2009184795A - シート搬送装置、画像形成装置、及び原稿読取り装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像形成装置、及び原稿読取り装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ジャムが発生しても、シートをそのまま利用することが可能であるときに、シートの搬送を再度もしくは継続的に行うことが可能なシート搬送装置を提供する。
【解決手段】ジャムの発生により記録用紙の搬送を停止した後で、各各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力の組み合わせに基づいて、記録用紙をそのまま利用することが可能な状態であるか否かを判定し、そのまま利用することが可能な状態であれば、記録用紙の搬送を再開して、記録用紙の印刷処理を行っているので、記録用紙の強制排出や除去作業の回数を低減することができ、記録用紙の印刷処理を迅速化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートを搬送し、シートの搬送不良が生じたときには該搬送不良に対処するための制御を行うシート搬送装置、それを備える画像形成装置及び原稿読取り装置に関する。
画像形成装置や原稿読取り装置等には、記録用紙や原稿用紙を搬送するシート搬送装置が設けられている。画像形成装置においては、シート搬送装置により記録用紙を搬送しつつ、記録用紙に画像や文字等を印刷する。また、原稿読取り装置においては、シート搬送装置により原稿を搬送しつつ、原稿の画像を読取る。
ところで、そのようなシート搬送装置においては、シート詰まり等の搬送不良、所謂ジャムが発生することがあるため、このジャムに対処するための制御を行う必要がある。例えば、シートを強制排出したり、シートの除去作業を促す旨を報知するという制御を行う必要がある。
また、特許文献1では、画像形成装置の用紙搬送経路に沿って、記録用紙を検出する複数のセンサを設け、各センサの検出出力に基づいてジャムの発生位置を判定して報知している。更に、ジャムの発生位置及び画像処理状況に基づいて、記録用紙の状態を判定して報知している。
特開2007-15784号公報
ところで、画像形成装置や原稿読取り装置等においては、シート搬送装置による記録用紙や原稿の搬送タイミングを制御して、記録用紙への記録位置や原稿用紙の読取り位置のズレが生じないようにしている。そして、シートの搬送タイミングのズレが生じたときには、記録位置や読取り位置のズレが生じることから、ジャムが発生したとみなして、ジャムに対処するための制御を行っている。
しかしながら、そのようなシートの搬送タイミングのズレが発生しただけでは、記録用紙や原稿用紙に皺等が発生しておらず、記録用紙や原稿用紙をそのまま利用することが可能である。それにもかかわらず、従来は、シート詰まりや皺等が発生したときと同様の制御を行っていた。このため、そのまま利用することが可能な記録用紙や原稿用紙を強制的に排出したり、記録用紙や原稿用紙を除去する作業を行う必要があった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、ジャムが発生しても、シートをそのまま利用することが可能であるときに、シートの搬送を再度もしくは継続的に行うことが可能なシート搬送装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記本発明のシート搬送装置を備える画像形成装置及び原稿読取り装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のシート搬送装置は、シートを搬送し、シートの搬送不良が生じたときには該搬送不良に対処するための制御を行うシート搬送装置において、搬送されているシートの状態を検出するシート状態検出手段と、シートの搬送不良が生じると、前記シート状態検出手段により検出されたシートの状態に基づいてシートの利用が可能であるか否かを判定し、シートの利用が可能であると判定した場合は、シートの搬送を再度もしくは継続的に行う制御手段とを備えている。
また、前記制御手段は、前記シート状態検出手段により検出されたシートの状態に基づいてシートの利用が可能ではないと判定した場合に、シートを強制的に排出するための制御を行っている。
更に、前記制御手段は、前記シート状態検出手段により検出されたシートの状態に基づいてシートの利用が可能ではないと判定した場合に、シートの除去作業を促す旨を報知している。
また、シートの排出を検出するシート排出検出手段を備え、前記制御手段は、前記シート状態検出手段により検出されたシートの状態に基づいてシートの利用が可能ではないと判定した場合に、シートを強制的に排出するための制御を行い、この排出のための制御を行っても、規定時間内に前記シート排出検出手段によりシートの排出が検出されなかった場合に、シートの除去作業を促す旨を報知している。
更に、前記シート状態検出手段は、搬送途中のシートを検出する複数のシートセンサであり、前記制御手段は、前記各シートセンサの検出結果の組み合わせに対応するシートの状態を判定している。
また、前記各シートセンサのうちの搬送方向最も下流側のシートセンサにより搬送途中のシートの先端を検出し、前記制御手段は、前記各シートセンサの検出結果の組み合わせに対応するシートの状態を判定し、このシートの状態に基づいてシートの利用が可能であるか否かを判定し、シートの利用が可能であると判定した場合に、前記搬送方向最も下流側のシートセンサにより搬送途中のシートの先端を検出している。
一方、本発明の画像形成装置は、上記本発明のシート搬送装置を備え、このシート搬送装置により印刷用の記録用紙を搬送している。
また、本発明の原稿読取り装置は、上記本発明のシート搬送装置を備え、このシート搬送装置により原稿用紙を搬送している。
このような本発明のシート搬送装置では、シートの搬送不良が生じると、シートの状態を検出して、このシートの状態に基づきシートの利用が可能であるか否かを判定し、シートの利用が可能であると判定した場合は、シートの搬送を再度もしくは継続的に行っている。例えば、シートの搬送タイミングが制御されているにもかかわらず、シートの搬送タイミングのズレが生じると、シートの搬送不良が生じたとみなされるが、このときにはシート詰まりや皺等が発生していないので、シートの利用が可能であると判定され、シートの搬送が再度もしくは継続的に行われる。このため、シートを強制的に排出したり、シートを除去する作業を行う必要がなくなる。また、搬送中に行われるシートの処理を中断せずに継続することができる。
また、シートの状態に基づいてシートの利用が可能ではないと判定した場合に、シートを強制的に排出したり、シートの除去作業を促す旨を報知している。あるいは、シートを強制的に排出するための制御を行い、この排出のための制御を行っても、規定時間内に前記シート排出検出手段によりシートの排出が検出されなかった場合に、シートの除去作業を促す旨を報知している。これにより、シート詰まりや皺等を原因とする搬送不良に迅速に対処することができる。
例えば、搬送途中のシートを検出する複数のシートセンサを設け、各シートセンサの検出結果の組み合わせに対応するシートの状態を判定している。この場合は、シートの利用が可能であると判定した後で、搬送方向最も下流側のシートセンサにより搬送途中のシートの先端を検出して、シートの先端の搬送タイミングを判定し、この先端の搬送タイミングに合わせてシートの処理を再開しても良い。
一方、本発明の画像形成装置及び原稿読取り装置は、上記本発明のシート搬送装置を備えていることから、同様の作用並びに効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す断面図である。この画像形成装置は、原稿の画像を読取る原稿読取り装置Bと、原稿読取り装置Bにより読取られた原稿の画像又は外部から受信した画像をカラーもしくは単色で記録用紙に記録形成する装置本体Aとを備えている。
原稿読取り装置Bでは、原稿が原稿セットトレイ41にセットされると、ピックアップローラ44が原稿表面に押し付けられて回転され、原稿がトレイ41から引き出され、原稿がサバキローラ45と分離パッド46間を通過して1枚ずつに分離されてから搬送経路47へと搬送される。
この搬送経路47では、原稿の先端がレジストローラ49に当接して、原稿の先端がレジストローラ49と平行に揃えられ、この後に原稿がレジストローラ49により搬送されて読取りガイド51と読取りガラス52間を通過する。このとき、第1走査部53の光源の光が読取りガラス52を介して原稿表面に照射され、その反射光が読取りガラス52を介して第1走査部53に入射し、この反射光が第1及び第2走査部53、54のミラーで反射されて結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿表面の画像がCCD(Charge Coupled Device)56上に結像される。CCD56は、原稿表面の画像を読取り、原稿表面の画像を示す画像データを出力する。更に、原稿は、搬送ローラ57により搬送され、排紙ローラ58を介して排紙トレイ59に排出される。
また、原稿台ガラス61上に載置された原稿を読取ることができる。レジストローラ49、読取りガイド51、排紙トレイ59等とそれらよりも上側の部材とは、一体化されて、原稿読取り装置Bの背面側で開閉可能に枢支されたカバー体となっており、この上側のカバー体を開くと、原稿台ガラス61が解放されて、原稿台ガラス61上に原稿を載置することができる。原稿が載置されて、カバー体が閉じられると、第1及び第2走査部53、54が副走査方向に移動されつつ、第1走査部53によって原稿台ガラス61上の原稿表面が露光され、第1及び第2走査部53、54によって原稿表面からの反射光が結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿表面の画像がCCD56上に結像される。このとき、第1及び第2走査部53、54が相互に所定の速度関係を維持しつつ移動されて、原稿表面→第1及び第2走査部53、55→結像レンズ55→CCD56という反射光の光路の長さが変化しないように第1及び第2走査部53、54の位置関係が常に維持され、これによりCCD56上での原稿表面の画像のピントが常に正確に維持される。
こうして読取られた原稿の画像全体は、画像データとして画像形成装置の装置本体Aへと送受され、装置本体Aにおいて画像が記録用紙に記録される。
一方、画像形成装置の装置本体Aは、レーザ露光装置1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4、中間転写ベルト装置8、定着装置12、用紙搬送経路S、給紙トレイ10、及び排紙トレイ15等により構成されている。
画像形成装置の装置本体Aにおいて扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。従って、現像装置2(2a、2b、2c、2d)、感光体ドラム3(3a、3b、3c、3d)、帯電器5(5a、5b、5c、5d)、クリーナ装置4(4a、4b、4c、4d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3は、装置本体Aのほぼ中央に配置されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、チャージャー型の帯電器が用いられる。
レーザ露光装置1は、レーザダイオード及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)であり、帯電された感光体ドラム3表面を画像データに応じて露光して、その表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K、C、M、Y)のトナーにより現像する。クリーナ装置4は、現像及び画像転写後に感光体ドラム3表面に残留したトナーを除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルト装置8は、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ21、従動ローラ22、中間転写ローラ6(6a、6b、6c、6d)、及び中間転写ベルトクリーニング装置9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ21、中間転写ローラ6、従動ローラ22等は、中間転写ベルト7を張架して支持し、中間転写ベルト7を矢印C方向に周回移動させる。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7近傍に回転可能に支持され、中間転写ベルト7を介して感光体ドラム3に圧接され、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト7に転写するための転写バイアスを印加されている。
中間転写ベルト7は、各感光体ドラム3a、3b、3c、3dに接触するように設けられており、各感光体ドラム3a、3b、3c、3d表面のトナー像を中間転写ベルト7に順次重ねて転写することによって、カラーのトナー像(各色のトナー像)を形成する。この転写ベルトは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端ベルト状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7裏面に圧接されている中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、記録用紙に対して均一に高電圧を印加することができる。
上述の様に各感光体ドラム3a、3b、3c、3d表面のトナー像は、中間転写ベルト7で積層され、画像データによって示されるカラーのトナー像となる。このように積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト7と共に搬送され、中間転写ベルト7と接触する2次転写装置11によって記録用紙上に転写される。
中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとは、相互に圧接されてニップ域を形成する。また、2次転写装置11の転写ローラ11aには、中間転写ベルト7上の各色のトナー像を記録用紙に転写させるための電圧(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。さらに、そのニップ域を定常的に得るために、2次転写装置11の転写ローラ11aもしくは中間転写ベルト駆動ローラ21の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)としている。
また、2次転写装置11によって中間転写ベルト7上のトナー像が記録用紙上に完全に転写されず、中間転写ベルト7上にトナーが残留することがあり、この残留トナーが次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。このため、中間転写ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去及び回収する。中間転写ベルトクリーニング装置9には、例えばクリーニング部材として中間転写ベルト7に接触するクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する部位で、従動ローラ22により中間転写ベルト7裏側が支持されている。
給紙トレイ10は、記録用紙を格納しておくためのトレイであり、装置本体Aの画像形成部の下側に設けられている。また、画像形成部の上側に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みの記録用紙をフェイスダウンで載置するためのトレイである。
また、装置本体Aには、給紙トレイ10の記録用紙を2次転写装置11や定着装置12を経由させて排紙トレイ15に送るための、Sの字形状の用紙搬送経路Sが設けられている。この用紙搬送経路Sに沿って、ピックアップローラ16、レジストローラ14、定着装置12、各搬送ローラ13、及び排紙ローラ17等が配置されている。
ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に設けられ、給紙トレイ10から記録用紙を1枚ずつ用紙搬送経路Sに供給する呼び込みローラである。各搬送ローラ13は、記録用紙の搬送を促進補助するための小型のローラであり、用紙搬送経路Sに沿って複数箇所に設けられている。
レジストローラ14は、搬送されて来た記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃え、中間転写ベルト7と2次転写装置11間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像が記録用紙に転写されるように、感光体ドラム3及び中間転写ベルト7の回転にあわせて、記録用紙をタイミングよく搬送する。
例えば、レジストローラ14は、レジストローラ14直前の用紙検知センサ73Cによる記録用紙の先端の検出タイミングに基づいて、中間転写ベルト7と2次転写装置11間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像の先端が記録用紙における画像形成範囲の先端に合うように、記録用紙を搬送する。
定着装置12は、ヒートローラ31及び加圧ローラ32等を備えている。ヒートローラ31及び加圧ローラ32は、記録用紙を挟み込んで搬送する。
また、ヒートローラ31は、図示しない温度検出器からの信号に基づき、制御部によって所定の定着温度となるように制御されており、加圧ローラ32とともに記録用紙を熱圧着することにより、記録用紙に転写されたトナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。
各色のトナー像の定着後の記録用紙は、排紙ローラ17によって排紙トレイ15上に排出される。
ところで、装置本体Aの用紙搬送経路Sにおいては、用紙詰まり等の搬送不良、あるいは記録用紙の搬送タイミングのズレ等の搬送不良が生じることがあり、これらをジャムの発生とみなして、ジャムに対処するための制御を行っている。
図2は、ジャムの検出並びに対処のための制御系を示すブロック図である。図2において、搬送モータ71は、クラッチや動力伝達ユニット(図示せず)を通じて、用紙搬送経路Sにおけるレジストローラ14、各搬送ローラ13、及び排紙ローラ17に回転駆動力を伝達し、これらのローラを回転駆動する。
排紙センサ72は、用紙搬送経路Sと排紙トレイ15間の排出口に配置され、この排出口から排出された記録用紙を検出する。この排紙センサ72は、用紙搬送経路Sの排出口に交差するように揺動自在に枢支されたレバー72aを有しており、排出口から排出される記録用紙によりレバー72aが退けられて回転すると、このレバー72aの回転を検知して、記録用紙の排出を検出する。
3つの用紙検知センサ73A、73B、73Cは、用紙搬送経路Sに沿って配置されており(図1に示す)、用紙搬送経路Sを通過する記録用紙を検出する。各用紙検知センサ73A、73Bは、用紙搬送経路Sの搬送方向上流側に設けられ、給紙トレイ10から引き出されて搬送されている記録用紙を検出する。また、用紙検知センサ73Cは、レジストローラ14よりも搬送方向上流側に設けられ、レジストローラ14直前の記録用紙を検出する。
例えば、各用紙検知センサ73A、73B、73Cは、図3(a)、(b)に示すように複数個の反射型光学センサCEL1、CEL2、…、CELxを並設して組み合わせたものである。図3(c)に示すように各反射型光学センサCEL1〜CELxのいずれも、同一構成であって、光を用紙搬送経路Sに向けて出射する発光素子と、用紙搬送経路Sを通過する記録用紙で反射されて戻ってきた反射光を受光する受光素子とを備えている。記録用紙がセンサ前方を通過するに際し、記録用紙で反射された反射光が受光素子で受光されて、受光素子の受光出力レベルが変動するので、この受光素子の受光出力レベルに基づいて記録用紙の有無を検出したり、記録用紙の先端及び後端を検出することができる。
また、各用紙検知センサ73A、73B、73Cのいずれにおいても、各反射型光学センサCEL1〜CELxの検出面を用紙搬送経路Sに対して平行に配置している。図1に示すように用紙検知センサ73A、73Cは、用紙搬送経路Sの直線状部分に配置されているので、図3(a)に示すように各反射型光学センサCEL1〜CELxの検出面を直線状に並べて用紙搬送経路Sと平行に配置している。また、図1に示すように用紙検知センサ73Bは、用紙搬送経路Sの曲線状部分に配置されているので、図3(b)に示すように各反射型光学センサCEL1〜CELxの検出面を該曲線状部分に沿って平行に配置している。
これにより、各反射型光学センサCEL1〜CELxと用紙搬送経路S間のそれぞれの離間距離が等しくなり、記録用紙が平坦な状態であるか、あるいは皺が生じた状態であるかに応じて、つまり記録用紙の状態に応じて、各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光出力レベルが変化する。
例えば、記録用紙Pが平坦な状態で搬送されているとすると、各反射型光学センサCEL1〜CELxと記録用紙P間のそれぞれの離間距離が等しく、各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光素子で受光される反射光の強度が等しくなる。このため、図4(a)のグラフに示すように、各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光素子の受光出力レベルが等しくなる。
また、記録用紙Pに皺が生じているとすると、各反射型光学センサCEL1〜CELxと記録用紙P間のそれぞれの離間距離にバラツキが生じる。各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光素子で受光される反射光の強度は、それぞれの離間距離の2乗に反比例するので、これらの離間距離に応じて各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光素子で受光される反射光の強度が変化する。このため、図4(b)のグラフに示すように、各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光素子の受光出力レベルにバラツキが生じる。
従って、各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光素子の受光出力レベルに基づいて記録用紙が平坦な状態であるか、記録用紙に皺が生じている状態であるかを判定することができる。例えば、該各受光素子の受光出力レベルの最大値と最小値の差分値を求め、この差分値が閾値を超えたら、記録用紙Pに皺が発生したと判定する。
図2において、制御部74は、用紙搬送経路Sにおける記録用紙の搬送を制御したり、記録用紙のジャムを検出したり、ジャムに対処するための制御を行う。
制御部74は、搬送モータ71を駆動制御して、レジストローラ14、各搬送ローラ13、及び排紙ローラ17による記録用紙の搬送及び排出を制御する。
また、制御部74は、排紙センサ72及び各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力を入力し、これらの検出出力に基づいて、用紙詰まり等の搬送不良、あるいは記録用紙の搬送タイミングのズレの搬送不良、つまりジャムが発生したか否かを判定する。そして、制御部74は、ジャムが発生したと判定すると、搬送モータ71を停止制御して、記録用紙を停止させる。
例えば、排紙センサ72及び各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力に基づいて、これらのセンサ箇所での記録用紙の先端もしくは後端の通過タイミングを判定し、これらの通過タイミングに基づいて記録用紙が規定搬送速度で搬送されているか否か、すなわち記録用紙の停止や搬送タイミングのズレによるジャムが生じたか否かを判定する。そして、ジャムが生じたならば、搬送モータ71を停止制御して、記録用紙を停止させる。
次に、制御部74は、記録用紙を停止させたならば、各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力に基づいて、記録用紙の状態を判定する。そして、制御部74は、記録用紙の状態に応じて、記録用紙を強制排出したり、記録用紙の除去作業を促す旨を表示部の画面(図示せず)に表示したり、記録用紙をそのまま利用するために該記録用紙の搬送を再開する。
ここで、用紙詰まり等の搬送不良の場合は、記録用紙に皺が発生している状態であるので、記録用紙を強制排出したり、記録用紙の除去作業を促す旨を表示するという制御を行う必要がある。
また、搬送タイミングのズレの搬送不良の場合は、記録用紙の搬送遅れ等が生じているだけであって、記録用紙に皺等が発生していない状態である。この場合は、記録用紙を強制排出したり、記録用紙の除去作業を行う必要がなく、記録用紙をそのまま利用することが可能である。
記録用紙の搬送タイミングのズレは、ピックアップローラ16、レジストローラ14、及び各搬送ローラ13と記録用紙間のスリップ等を原因として発生し、記録用紙の搬送タイミングが遅れる。そして、記録用紙の搬送タイミングが大幅に遅れると、レジストローラ14により中間転写ベルト7と2次転写装置11間のニップ域へと記録用紙をタイミングよく搬送することができなくなる。このため、記録用紙の搬送タイミングのズレが発生したときにも、ジャムが発生したとみなす。ただし、記録用紙に皺等が発生していないので、記録用紙の搬送を再度行って、記録用紙をそのまま利用することができる。これにより、記録用紙を強制的に排出したり、記録用紙を除去する作業を行う必要がなくなり、また記録用紙の印刷処理を継続して行うことができる。
記録用紙の印刷処理を継続して行うには、例えば、装置本体Aにおける1頁分の印刷処理を中断した後に、記録用紙の搬送を再度行って、レジストローラ14直前の用紙検知センサ73Cにより記録用紙の先端を検出し、この検出タイミングに基づき記録用紙の先端をレジストローラ14に搬送して当接させ、装置本体Aにおける1頁分の印刷処理を最初からやり直して、中間転写ベルト7と2次転写装置11間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像が記録用紙に転写されるように、感光体ドラム3及び中間転写ベルト7の回転にあわせて、レジストローラ14により記録用紙をタイミングよく搬送する。
各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力に基づく記録用紙の状態の判定は、次のようにして行われる。
図5(a)に示すように記録用紙Pが用紙検知センサ73Aの前方に存在していても搬送方向下流側の各用紙検知センサ73B、73Cの前方に存在していなかったり、あるいは図5(b)に示すように記録用紙Pが各用紙検知センサ73A、73Bの前方に存在していても搬送方向最も下流側の用紙検知センサ73Cの前方に存在していない場合は、記録用紙Pに皺が生じておらず、記録用紙Pをそのまま利用することが可能である。従って、用紙検知センサ73Aによって記録用紙Pが検出され、かつ各用紙検知センサ73B、73Cによって記録用紙Pが検出されていなければ、記録用紙Pをそのまま利用することが可能である。また、各用紙検知センサ73A、73Bによって記録用紙Pが検出され、かつ各用紙検知センサ73Cによって記録用紙Pが検出されていなければ、記録用紙Pをそのまま利用することが可能である。
また、図6に示すように記録用紙Pが用紙検知センサ73B前方に存在していても、記録用紙Pが各用紙検知センサ73A、73Cのいずれの前方にも存在していない場合は、記録用紙Pに皺が生じている状態である。ただし、搬送方向最も上流側の用紙検知センサ73Aと搬送方向最も下流側の用紙検知センサ73Cとの離間距離が記録用紙Pの搬送方向長さよりも短いものとする。従って、用紙検知センサ73Bによって記録用紙Pが検出され、かつ各用紙検知センサ73A、73Cによって記録用紙Pが検出されていなければ、記録用紙Pに皺が生じている状態である。
このとき、先に述べたように用紙検知センサ73Bの各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光素子の受光出力レベルに基づいて記録用紙に皺が生じている状態であることを判定して確認する。これにより、記録用紙に皺が発生しているか否かの判定が二重に行われ、皺の判定が確実に行われる。
更に、図7(a)に示すように記録用紙Pが搬送方向下流側の各用紙検知センサ73B、73Cの前方に存在していても、搬送方向最も上流側の用紙検知センサ73Aの前方に存在していなかったり、あるいは図7(b)に示すように記録用紙Pが搬送方向最も下流側の用紙検知センサ73Cの前方に存在していても、搬送方向下流側の各用紙検知センサ73A、73Bの前方に存在していない場合は、記録用紙Pに皺が生じていなくても、記録用紙Pの先端の通過タイミングを搬送方向最も下流側の用紙検知センサ73Cにより検出することができず、この用紙検知センサ73Cの検出タイミングに基づき記録用紙の先端をレジストローラ14に搬送して当接させることができず、記録用紙を搬送したとしても、記録用紙に対する印刷処理をタイミングよく行うことができない。すなわち、記録用紙を利用することができない状態である。従って、各用紙検知センサ73B、73Cによって記録用紙Pが検出され、かつ用紙検知センサ73Aによって記録用紙が検出されていなければ、記録用紙を利用することができない状態である。また、用紙検知センサ73Cによって記録用紙Pが検出され、かつ各用紙検知センサ73A、73Bによって記録用紙が検出されていなければ、記録用紙を利用することができない状態である。
このように各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力の組み合わせに基づいて、記録用紙Pをそのまま利用することが可能な状態、記録用紙Pに皺が発生した状態、及び記録用紙を利用することができない状態を判定することができる。
図8は、そのような各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力の組み合わせと記録用紙Pの状態を対応させて示す図表である。
図8の図表において、「201」及び「202」の各用紙検知センサの検出出力の組み合わせは、記録用紙Pをそのまま利用することが可能な状態に対応する。
また、「203」の各用紙検知センサの検出出力の組み合わせは、記録用紙Pに皺が生じている状態に対応する。この場合は、記録用紙の除去作業が必要になる。
更に、「204」及び「205」の各用紙検知センサの検出出力の組み合わせは、記録用紙を利用することができない状態に対応する。この場合は、記録用紙の強制排出もしくは除去作業が必要になる。
また、「206」の各用紙検知センサの検出出力の組み合わせは、すなわち各用紙検知センサ73A、73B、73Cの全てによって記録用紙が検出されている場合は、記録用紙の状態を特定することができず、記録用紙を利用することができない状態に対応する。この場合は、記録用紙の強制排出もしくは除去作業が必要になる。
次に、図9のフローチャートを参照しつつ、ジャムが発生した後での各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力に基づく記録用紙の状態の判定及び処理を整理して説明する。尚、制御部74は、図8の図表に示すデータを予め記憶しているものとする。
まず、排紙センサ72及び各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力に基づいて、ジャムの発生が判定されたものとする。制御部74は、ジャムの発生を判定すると、搬送モータ71を停止制御して、記録用紙の搬送を停止させ、この状態で、排紙センサ72及び各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力を取り込んで、これらのセンサの検出出力に基づいて、各用紙検知センサ73A、73B、73C以外のセンサ、つまり排紙センサ72により記録用紙が検出されているか否かを判定する(ステップS101)。そして、排紙センサ72により記録用紙が検出されていると判定したならば(ステップS101で「No」)、記録用紙が用紙搬送経路Sと排紙トレイ15間の排出口で停止しているので、記録用紙の除去作業を促す旨を表示部の画面(図示せず)に表示する(ステップS102)。
また、排紙センサ72により記録用紙が検出されていないと判定したならば(ステップS101で「Yes」)、制御部74は、各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力の組み合わせが図8の図表における「203」の組み合わせと一致するか否かを判定し(ステップS103)、一致するならば(ステップS103で「Yes」)、記録用紙に皺が生じている状態であると判定し、用紙検知センサ73Bの各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光素子の受光出力レベルに基づいて記録用紙に皺が生じている状態であることを確認し、記録用紙の除去作業を促す旨を表示部の画面(図示せず)に表示する(ステップS102)。
尚、用紙検知センサ73Bの各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光素子の受光出力レベルに基づいて記録用紙に皺が生じていない状態であると判定されても、記録用紙の除去作業を促す旨を表示部の画面(図示せず)に表示する(ステップS102)。
更に、各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力の組み合わせが図8の図表における「203」の組み合わせと一致しなければ(ステップS103で「No」)、制御部74は、各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力の組み合わせが図8の図表における「204」、「205」、「206」の組み合わせのいずれかに一致するか否かを判定し(ステップS104)、一致するならば(ステップS104で「Yes」)、記録用紙の強制排出を判定し、搬送モータ71を再起動して(ステップS105)、記録用紙を強制排出する。このとき、制御部74は、搬送モータ71の再起動時点からの経過時間を計時しており、排紙センサ72により記録用紙が検出されたか否かを判定しつつ(ステップS106)、その経過時間が規定時間に到達したか否かを判定し(ステップS107)、経過時間が規定時間に到達する前に(ステップS107で「No」)、排紙センサ72により記録用紙が検出されたならば(ステップS106で「Yes」)、記録用紙が排紙トレイ15に排出されたものとみなして、この処理を終了する。また、排紙センサ72により記録用紙が検出されないまま(ステップS106で「No」)、経過時間が規定時間に到達したならば(ステップS107で「Yes」)、記録用紙が詰まっているとみなして、記録用紙の除去作業を促す旨を表示部の画面(図示せず)に表示する(ステップS102)。
また、各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力の組み合わせが図8の図表における「204」、「205」、「206」の組み合わせのいずれにも一致しなければ(ステップS104で「No」)、制御部74は、各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力の組み合わせが図8の図表における「201」又は「202」の組み合わせと一致するか否かを判定し(ステップS108)、一致するならば(ステップS108で「Yes」)、記録用紙Pをそのまま利用することが可能な状態であると判定し、記録用紙の印刷処理を継続して行うべく、搬送モータ71を再起動して(ステップS109)、記録用紙Pの搬送を再開し、レジストローラ14直前の用紙検知センサ73Cにより記録用紙の先端を検出して(ステップS110)、この検出タイミングに基づき記録用紙の先端をレジストローラ14に搬送して当接させ(ステップS111)、中間転写ベルト7と2次転写装置11間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像が記録用紙に転写されるように、感光体ドラム3及び中間転写ベルト7の回転にあわせて、レジストローラ14による記録用紙の搬送を開始し、記録用紙をタイミングよく搬送する。
また、各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力の組み合わせが図8の図表における「201」又は「202」の組み合わせと一致しなければ(ステップS108で「No」)、制御部74は、記録用紙の状態を特定することができないことから、記録用紙の除去作業を促す旨を表示部の画面(図示せず)に表示する(ステップS102)。
ステップS108においては、用紙検知センサ73Aの各反射型光学センサCEL1〜CELxの受光素子の受光出力レベルに基づいて記録用紙が平坦な状態であることを確認してもよい。また、記録用紙の平坦な状態を確認することができなかった場合は、記録用紙に皺が生じている可能性があるため(ステップS108で「No」)、記録用紙の除去作業を促す旨を表示部の画面(図示せず)に表示する(ステップS102)。
このように本実施形態では、ジャムの発生により記録用紙の搬送を停止した後で、各各用紙検知センサ73A、73B、73Cの検出出力の組み合わせに基づいて、記録用紙をそのまま利用することが可能な状態であるか否かを判定し、そのまま利用することが可能な状態であれば、記録用紙の搬送を再開して、記録用紙の印刷処理を行っているので、記録用紙の強制排出や除去作業の回数を低減することができ、記録用紙の印刷処理を迅速化することができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、記録用紙を搬送しながら、記録用紙の状態を判定し、この判定した状態に応じて記録用紙の搬送を停止したり継続するようにしても構わない。また、用紙検知センサの個数を増やして、複数箇所で、記録用紙の状態を判定することもできる。
また、本発明を図1に示す原稿読取り装置Bに適用することもできる。この場合は、原稿の搬送経路47の複数箇所に用紙検知センサを配置し、各用紙検知センサの検出結果の組み合わせに対応する原稿の状態を判定し、原稿をそのまま利用することが可能な状態であれば、原稿の搬送を再開して、原稿の読取り処理を行う。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す断面図である。 図1の画像形成装置におけるジャムの検出と対処のための制御系を示すブロック図である。 図1の画像形成装置における用紙検知センサの構成を示す斜視図であり、(a)は直線状の用紙搬送経路に配置される用紙検知センサの構成を示し、(b)は曲線状の用紙搬送経路に配置される用紙検知センサの構成を示し、(c)は用紙検知センサを構成する反射型光学センサを示している。 (a)は平坦な記録用紙を検出した用紙検知センサの検出出力を示すグラフ図であり、(b)は皺が生じた記録用紙を検出した用紙検知センサの検出出力を示すグラフ図である。 (a)及び(b)はそのまま利用することが可能な記録用紙の状態を示す図である。 皺が生じた記録用紙の状態を示す図である。 (a)及び(b)は利用することができない記録用紙の状態を示す図である。 3つの用紙検知センサの検出出力の組み合わせと記録用紙の状態を対応させて示す図表である。 ジャムが発生した後での各用紙検知センサの検出出力に基づく記録用紙の状態の判定及び処理を示すフローチャートである。
符号の説明
A 画像形成装置
B 原稿用見取り装置
S 用紙搬送経路
1(1a、1b、1c、1d) レーザ露光装置
2(2a、2b、2c、2d) 現像装置
3(3a、3b、3c、3d) 感光体ドラム
4(4a、4b、4c、4d) クリーナ装置
5(5a、5b、5c、5d) 帯電器
7 中間転写ベルト
8 中間転写ベルト装置
10 給紙トレイ
11 2次転写装置
12 定着装置
15 排紙トレイ
41 原稿セットトレイ
44 ピックアップローラ
53 第1走査部
54 第2走査部
55 結像レンズ
56 CCD
71 搬送モータ
72 排紙センサ
73A、73B、73C 用紙検知センサ
74 制御部

Claims (8)

  1. シートを搬送し、シートの搬送不良が生じたときには該搬送不良に対処するための制御を行うシート搬送装置において、
    搬送されているシートの状態を検出するシート状態検出手段と、
    シートの搬送不良が生じると、前記シート状態検出手段により検出されたシートの状態に基づいてシートの利用が可能であるか否かを判定し、シートの利用が可能であると判定した場合は、シートの搬送を再度もしくは継続的に行う制御手段と
    を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記制御手段は、前記シート状態検出手段により検出されたシートの状態に基づいてシートの利用が可能ではないと判定した場合に、シートを強制的に排出するための制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記シート状態検出手段により検出されたシートの状態に基づいてシートの利用が可能ではないと判定した場合に、シートの除去作業を促す旨を報知することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. シートの排出を検出するシート排出検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記シート状態検出手段により検出されたシートの状態に基づいてシートの利用が可能ではないと判定した場合に、シートを強制的に排出するための制御を行い、この排出のための制御を行っても、規定時間内に前記シート排出検出手段によりシートの排出が検出されなかった場合に、シートの除去作業を促す旨を報知することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  5. 前記シート状態検出手段は、搬送途中のシートを検出する複数のシートセンサであり、
    前記制御手段は、前記各シートセンサの検出結果の組み合わせに対応するシートの状態を判定することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  6. 前記各シートセンサのうちの搬送方向最も下流側のシートセンサにより搬送途中のシートの先端を検出し、
    前記制御手段は、前記各シートセンサの検出結果の組み合わせに対応するシートの状態を判定し、このシートの状態に基づいてシートの利用が可能であるか否かを判定し、シートの利用が可能であると判定した場合に、前記搬送方向最も下流側のシートセンサにより搬送途中のシートの先端を検出することを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載されたシート搬送装置を備え、このシート搬送装置により印刷用の記録用紙を搬送することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載されたシート搬送装置を備え、このシート搬送装置により原稿用紙を搬送することを特徴とする原稿読取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019034841A (ja) * 2017-08-21 2019-03-07 株式会社東芝 シート処理装置および制御方法

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