JPH06236091A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06236091A
JPH06236091A JP5022667A JP2266793A JPH06236091A JP H06236091 A JPH06236091 A JP H06236091A JP 5022667 A JP5022667 A JP 5022667A JP 2266793 A JP2266793 A JP 2266793A JP H06236091 A JPH06236091 A JP H06236091A
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Kei Senba
圭 仙波
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読取ヘッドを各種検出手段として利用するこ
とにより、画像異常の原因を早期に発見し、かつセンサ
の使用個数を減少する。 【構成】 読取ヘッド10は、密着型ラインイメージセン
サ(図示省略)を感光体ベルト51に対向させており、トナ
ー像形成面51bを読み取って読取信号をプリンタ制御部
(図示省略)に送出する。プリンタ制御部は読取信号の読
取信号レベルを基準出力および判定出力と比較して、感
光体ベルト51のつなぎ目51aの位置を検出し、さらにト
ナー像形成面51bにおける傷および残留トナーの付着の
有無をそれぞれ検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等の画像形成
装置に係り、特に原稿の画像面を光学的に読み取る読取
ヘッドを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタには、読取ヘッドを備え、この
読取ヘッドによって原稿画像を読み取って、画像情報を
外部機器に送出するように構成されたものがあり、この
ように構成することにより、例えば外部機器において画
像処理をして、処理後の画像情報に対応する画像をプリ
ンタから出力することが可能となる。
【0003】図4は読取ヘッドを備えた従来のプリンタ
の概略を示す構成図である。
【0004】1は記録紙Pを収納した給紙カセット、2
は原稿を載置する原稿トレー、3はレジストローラ対、
4は感光体ドラム、5は帯電チャージャ、6はレーザ装
置、7は現像器、8は転写チャージャ、9はクリーニン
グユニット、10は図示を省略した光源および密着型イメ
ージセンサを備えた読取ヘッド、11は加熱ローラ11aお
よび加圧ローラ11bを備えた定着器、12は排紙トレー、1
3は後述するCPU(中央処理装置)や各種制御回路が搭
載されたプリンタ制御部である。
【0005】画像形成時、給紙コロ1aによって給紙カ
セット1から分離給紙された記録紙Pは、レジストロー
ラ対3方向に搬送され、レジストローラ対3によってタ
イミングをとられて感光体ドラム4と転写チャージャ8
との間の転写位置に搬送される。感光体ドラム4は、反
時計方向に回転すると共に、表面が帯電チャージャ5に
よって帯電され、さらにレーザ装置6から出射されたレ
ーザビームによって走査されて、表面に静電潜像が形成
される。この静電潜像は現像器7によってトナー像に現
像され、トナー像は、転写チャージャ8によって静電的
に記録紙Pに転写される。転写が完了した記録紙Pは定
着器11に搬送され、定着器11において加熱および加圧さ
れてトナー像が定着され、排紙トレー12に排紙される。
【0006】また、画像読取時、画像面を下方に向けて
原稿トレー2に載置された原稿は、記録紙Pと同じ搬送
経路を通って読取ヘッド10に対向する読取位置に搬送さ
れ、読取ヘッド10の光源によって照明されると共に、等
倍光学系を備えた密着型イメージセンサによって画像面
が読み取られた後、排紙トレー12に排紙される。
【0007】図5はプリンタにおけるプリンタ制御部の
構成を示すブロック図である。
【0008】ここで、14は外部機器20に接続され画像情
報を送出するコントローラ、21は、装置全体を制御する
マイクロコンピュータ形態のCPUであり、後述する処
理を実行すべく、それら処理手順に対応したROM(リ
ードオンリーメモリ)22に接続され、作業用のRAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)等を有する。23は紙等の記録媒
体の搬送を行うメインモータ24を駆動するメインモータ
駆動回路、29はポリゴンモータ30を駆動するポリゴンモ
ータ駆動回路であり、ポリゴンモータ30の回転数を検知
するためのFG信号の検知回路を有する。25は記録媒体
の給送を行う給紙コロ1aを駆動する給紙クラッチ26の
給紙クラッチ駆動回路、27はレジストローラ対3を駆動
するレジストクラッチ28のレジストクラッチ駆動回路、
32は、コントローラ14からの画像信号WDATAから生
成される画像信号VIDEOによってレーザ装置6を駆
動するレーザ駆動回路、34はポリゴンモータ30の回転に
応じて同期検出器33により得られた同期検知信号DET
Pから主走査同期信号LSYNC,主走査書き込み有効
域信号LGATE,副走査書き込み有効域信号FGAT
Eを得てコントローラ14へ送出する光書き込み制御部で
ある。
【0009】またレーザ装置6は、レーザ駆動回路32の
駆動に応じてレーザービームを出力する半導体レーザ部
と、その光量調整を行うために設けた受光素子とを有す
る。
【0010】CPU21とコントローラ14は、受信データ
信号PERXD,送信データ信号PETXD,受信レデ
ィ信号PEDTR,送信レディ信号PECTSを送受信
するためシリアルインターフェイスで接続され、CPU
21が判断した記録装置の状態をコントローラ14に送出し
たり、コントローラが記録装置を制御する命令を送出し
たりする。
【0011】かかる構成において、CPU21は、記録装
置が記録動作可能状態であることをコントローラ14に知
らせる。コントローラ14は、記録動作可能状態であるこ
とを確認し、記録動作開始信号をCPU21に送る。CP
U21は、記録動作開始信号を受け取ると、直ちに記録動
作を開始すべくポリゴンモータ駆動信号PMSTをオン
し、ポリゴンモータ30を回転させる。ポリゴンモータ30
は、その回転数に応じた周波数のFGパルスを出力し、
このパルスがFG信号検知回路で検知され、ポリゴンモ
ータ駆動回路29に送られ、ポリゴンモータ基準クロック
PMCKと同一周波数になるように、ポリゴンモータ30
の回転数が制御される。同時に、メインモータ駆動信号
MMSTをオンにし、メインモータ24を回転させる。
【0012】コントローラ14は、画像内容によって外部
機器や操作者のスイッチ動作に伴って入力された記録密
度情報を、記録動作に関わりなく受け付けて、CPU21
に記録密度指定命令を送信する。CPU21はこれを受け
て、ポリゴンモータ駆動回路29に対して回転数制御信号
PMCONを送出する。回転数制御信号PMCONは、
ポリゴンモータ基準クロックPMCKを決定する信号で
あり、基準クロックそのものであったり、またはポリゴ
ンモータ駆動回路29に備わっている複数のクロックの中
から一つを基準クロックとして選択する信号である。
【0013】ポリゴンモータ駆動回路29は、FGパルス
の周期が一定レベルになるようにポリゴンモータ30への
電流を制御することにより、ポリゴンモータ30の回転を
安定させることができる。したがって、CPU21は、記
録密度指定命令を受信した後、回転数制御信号PMCO
Nを切り換えることにより、ポリゴンモータ30の回転数
を指定された記録密度に応じて切り換えることができ
る。また、ポリゴンモータ駆動回路29は、ポリゴンモー
タ30が記録密度に応じた定常回転数に達すると、ポリゴ
ンモータロック信号PMLKをオンにし、CPU21に送
出する。CPU21は、記録動作を開始すると、給紙クラ
ッチ駆動信号FDCLをオンにし、給紙コロ1aを駆動
し、給紙カセット1に収納された記録紙Pをレジストロ
ーラ対3位置まで搬送させ、ポリゴンモータロック信号
PMLKがオンになるのを確認した後、光書き込み制御
部34によってコントローラ14に対して副走査書き込み有
効域信号FGATEを送出させる。コントローラ14は、
FGATEがオンになるのに同期させて所定時間後、画
像信号WDATAを送出する。CPU21は、FGATE
を送出して所定時間後、レジストクラッチ駆動信号RG
CLをオンにし、記録媒体を感光体ドラム4による転写
位置に向けて搬送させ、記録媒体の所定位置に画像を形
成させる。
【0014】光書き込み制御部34は、FGATE信号が
オフのとき、レーザ光量の調整を行う。レーザ装置6の
受光素子からフィードバックされた光量信号はレーザ駆
動回路内コンパレータで所定レベルと比較され、2値化
されたLDCT信号として光書き込み制御部34に入力さ
れる。光書き込み制御部34は、デジタル/アナログ変換
を用いてレーザ駆動信号を変化させ、レーザ光量が所定
値になりLDCT信号が変化するところでレーザ光量を
保持し、レーザ光量の調整を行う。また、レーザを回転
するポリゴンモータ30上のミラーに照射することによ
り、同期検出器33は、ポリゴンモータ30の回転に応じて
一定周期の同期信号を検出する。
【0015】光書き込み制御部34は、同期検知信号DE
TPが入力したならば、DETP信号に同期した画像書
き込みクロックWCLKを発生させる。同時にWCLK
信号をカウントし、所定カウント数に達すると主走査同
期信号LSYNCおよび主走査書き込み有効域信号LG
ATEを発生する。また、CPU21からの副走査書き込
み有効域内部信号FSYNCが入力したならば、LSY
NC信号に同期させて副走査書き込み有効域信号FGA
TEを発生する。LGATE信号とFGATE信号がオ
ンしている画像書き込み時においては、コントローラ14
からの画像信号WDATAをWCLK信号に同期させて
取り込み、レーザ装置6を駆動するVIDEO信号に変
換してレーザ駆動回路32に送信する。
【0016】読取ヘッド10は、原稿トレー2から搬送さ
れてきた原稿の画像面を読み取って読取信号RDATA
を出力する。読取信号RDATAは、CPU21を介して
コントローラ14に送出され、コントローラ14においてデ
ータ処理,記憶または外部機器20に送出される。
【0017】表示装置35は、コントローラ14またはCP
U21から出力された各種の信号を受けて装置の情報を文
字,絵,光等によってユーザやサービスマンに知らせる
ものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリンタにおい
ては、装置の性能を維持して長期的に高品位の画像を形
成するため、複数の部材を定期的に点検し、必要に応じ
て修理または交換する必要がある。例えば感光体ドラム
4表面が傷付いた場合、傷付近で帯電,露光およびトナ
ー現像等の電子写真プロセスが正常に実行されないた
め、転写画像において傷に対応する位置付近で、字汚れ
等の異常が発生する。また定着器11の加熱ローラ11aに
トナーが付着して汚れた場合、記録紙Pの地汚れや、記
録紙Pに対するトナー像の定着不良の原因となる。この
ような画像異常の原因を発見することは困難であるた
め、装置を正常に復帰させるには長時間を必要とするこ
とがある。
【0019】また、プリンタには、記録紙Pの搬送異常
を発見するための複数のセンサが搬送経路に配置されて
おり、センサを配置することにより、装置のコストが増
加するという問題がある。
【0020】本発明の目的は、読取ヘッドを各種検出手
段として利用することにより、画像異常の原因が早期に
検出され、かつセンサの使用個数が減少される画像形成
装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、記録紙に転写するトナー像
が形成される感光体と、原稿の画像面を光学的に読み取
る読取ヘッドとを備えた画像形成装置において、前記読
取ヘッドを前記感光体付近に配置し、しかも読取ヘッド
によって感光体のトナー像形成面を読み取らせて感光体
読取信号を出力させ、かつ前記感光体読取信号を受け
て、前記トナー像形成面における傷の有無を検出する制
御手段を備えたことを特徴とする。
【0022】さらに、前記トナー像形成面に傷があるこ
とを検出した場合、前記傷の位置を判断して傷がトナー
像形成領域にあるときにメンテナンス要求信号を出力す
る制御手段と、前記メンテナンス要求信号を受けてメン
テナンス要求を表示する表示手段とを備えたことを特徴
とする。
【0023】さらに、前記感光体に対するトナー像形成
時に前記感光体読取信号を受けて、トナー像が形成され
るトナー像形成領域に付着した残留トナーの有無を検出
し、かつ残留トナーを検出した場合にメンテナンス要求
信号を出力する制御手段と、前記メンテナンス要求信号
を受けてメンテナンス要求を表示する表示手段とを備え
たことを特徴とする。
【0024】さらに、前記制御手段が、前記感光体読取
信号によって前記トナー像形成面に形成されたつなぎ目
を検出することを特徴とする。
【0025】また、本発明の第2の手段は、複数の記録
紙から記録紙を分離して給紙する分離給紙手段と、この
分離給紙手段によって給紙された記録紙を搬送する搬送
手段と、原稿の画像面を光学的に読み取る読取ヘッドと
を備えた画像形成装置において、前記読取ヘッドによっ
て前記搬送手段が搬送する記録紙の投影形状を読み取ら
せて記録紙読取信号を出力させ、しかも前記記録紙読取
信号を受けて、搬送方向における投影形状の長さによっ
て、搬送されている記録紙が1枚であるか、あるいは2
枚以上であるかを検出する制御手段を備えたことを特徴
とする。
【0026】さらに、前記制御手段が、前記記録紙読取
信号を受けて前記搬送方向に対する記録紙の傾きを検出
することを特徴とする。
【0027】また、本発明の第3の手段によれば、トナ
ー像が転写された記録紙を加圧する定着ローラと、原稿
の画像面を光学的に読み取る読取ヘッドとを備えた画像
形成装置において、前記読取ヘッドを記録紙搬送方向に
おける前記定着ローラの下流側に配置し、読取ヘッドに
よって前記定着ローラによって加圧された記録紙の加圧
面を読み取らせて記録紙読取信号を出力させ、しかも前
記記録紙読取信号によって、前記加圧面における非トナ
ー像形成領域の汚れ度を検出して、定着ローラの汚れ度
を判断する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0028】
【作用】上記の本発明の第1の手段によれば、感光体の
トナー像形成面を読み取る読取ヘッドと、読取ヘッドか
らの感光体読取信号を受けて、感光体のトナー像形成面
における傷の有無を検出する制御手段とによって、画像
異常の原因となり得る感光体の傷の有無が検出される。
【0029】さらに、制御手段が、トナー像形成面のト
ナー像形成領域に傷があることを検出した場合、メンテ
ナンス要求を表示する表示手段によって、感光体のトナ
ー像形成領域に傷がある場合にメンテナンス要求が表示
される。
【0030】さらに、感光体読取信号を受けて、トナー
像形成時にトナー像形成領域の残留トナーの有無を検出
する制御手段と、残留トナーを検出した場合にメンテナ
ンス要求を表示する表示手段とによって、感光体に対す
る残留トナーのクリーニングが不十分である場合にメン
テナンス要求が表示される。
【0031】さらに、感光体読取信号によって感光体の
つなぎ目を検出する制御手段によって、感光体における
つなぎ目の位置が検出される。
【0032】また、本発明の第2の手段によれば、搬送
されている記録紙の投影形状を読み取る読取ヘッドと、
読取ヘッドからの記録紙読取信号を受けて、搬送されて
いる記録紙が1枚であるか、あるいは2枚以上であるか
を検出する制御手段とによって、記録紙を検知するため
の専用のセンサを設けることなく、記録紙が2枚以上搬
送される重送を検出することが可能となる。
【0033】さらに、記録紙読取信号を受けて搬送方向
に対する記録紙の傾きを検出する制御手段によって、記
録紙を検知するための専用のセンサを設けることなく、
記録紙が傾いて搬送されるスキューを検出することが可
能となる。
【0034】また、本発明の第3の手段によれば、定着
ローラによって加圧された記録紙の加圧面を読み取る読
取ヘッドと、読取ヘッドからの記録紙読取信号によっ
て、加圧面の非トナー像形成領域の汚れ度を検出して、
定着ローラの汚れ度を判断する制御手段によって、定着
不良や、地汚れの原因となる定着ローラの汚れの程度が
検出される。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、図1ないし図3において図4および図5に
基づいて説明した部材に対応する部材については、同一
符号を付して説明を省略する。
【0036】図1は本発明のプリンタの第1実施例にお
ける要部を示す構成図である。
【0037】感光体ベルト51は、ベルト状の感光体の両
端部がつなぎ目51aにおいて接合されて無端に形成され
たものであり、3本のローラ52によって張設されてい
る。読取ヘッド10は、感光体ベルト51に近接して配置さ
れており、密着型イメージセンサ(図示省略)を感光体ベ
ルト51のトナー像形成面51bに対向させている。ここ
で、2点鎖線によって示した搬送経路Lに沿って搬送さ
れる記録紙Pは、転写チャージャ8によってトナー像形
成面51bからトナー像が転写され、また原稿は画像面を
上に向けて搬送され、読取ヘッド10によって画像面が読
み取られる。また、CPU21は、画像形成開始時にトナ
ー像形成面51bにおいて、クリーニングユニット9によ
るクリーニングが完了した領域を読取ヘッド10によって
読み取らせる。このとき、読取ヘッド10から読取信号R
DATAが送出され、CPU21は、読取信号RDATA
によって感光体ベルト51の状態を検出する。ROM22に
は、トナー像形成面51bの反射率に対応する基準出力A
1およびつなぎ目51aの反射率に対応する基準出力A2
が記憶されており、さらにトナー像形成面51bにおける
傷および残留トナーの付着を検出するための判定出力B
1,B2が記憶されている。
【0038】図6は第1実施例におけるプリンタ制御部
による制御を示すフローチャートである。
【0039】CPU21は、感光体ベルト51を移動させて
感光体ベルト51に対する読み取りを開始すると、読取信
号RDATAの読取信号レベルCを(A2−α)以上、か
つ (A2+α)以下であるかを判断する(S1)。A2
は、前述したようにつなぎ目51aの反射率に対応する基
準出力であり、αはつなぎ目51aの反射率のばらつきに
対応して設定されたしきい値である。CPU21は、(A
2−α)≦C≦(A2+α)となったならば、その読取信
号レベルCが得られた位置をつなぎ目51aとして記憶し
(S2)、以後、感光体ベルト51の移動量に対応させてつ
なぎ目51aの位置をトラッキングしていく。
【0040】さらに、CPU21は、つなぎ目51aを基準
として感光体ベルト51を1回転させる間に、読取信号レ
ベルCを(A1−β)と比較する(S3)。A1は、前述し
たようにクリーニング完了後のトナー像形成面51bの反
射率に対応する基準出力であり、βはトナー像形成面51
bの反射率のばらつきに対応して設定されたしきい値で
ある。CPU21は、読取信号レベルCが(A1−β)より
高い場合(ステップS3においてNOの場合)、トナー像形
成面51bが正常であると判断して、画像形成開始を待機
する(S4)。
【0041】一方、トナー像形成面51bに傷があった場
合、あるいは残留トナーが付着している場合、傷部およ
び残留トナー付着部での反射率が低下するため、傷部お
よび残留トナー付着部における読取信号レベルCは、
(A1−β)より低くなる。さらに、残留トナー付着部の
反射率は、傷部の反射率より低くなる。ここで、B1
は、基準出力A1に対して傷部の反射率の低下に対応さ
せて低く設定された判定出力、またB2は、残留トナー
付着部の反射率の低下に対応させて低く設定された判定
出力であり、B1>B2となっている。CPU21は、読
取信号レベルCが (A1−β)以下の場合(ステップS3
においてYESの場合)、読取信号レベルCが判定出力B2
以上で、かつ判定出力B1以下であるかを判断する(S
5)。CPU21は、B2≦C≦B1である場合(ステップ
S5においてYESの場合)、トナー像形成面51bの傷を検
出すると共に、傷がトナー像形成面51bにおいてトナー
像が形成されるトナー像形成領域であるかを判断し(S
6)、傷がトナー像形成領域にないとき、画像形成開始
を待機し(S4)、またトナー像形成領域にあるとき、感
光体損傷処理を実行する(S7)。
【0042】ステップS7の感光体損傷処理では、例え
ば画像形成動作をインタロックし、かつ表示装置35によ
って感光体ベルト51に傷が付いていることを表示させ
る。また、CPU21は、B2≦C≦B1でない場合(ス
テップS5においてNOの場合)、さらに読取信号レベル
Cが判定出力B2より低いかを判断し(S8)、NOのとき
にトナー像形成面51bに異常がないと判断して、画像形
成開始を待機し(S4)、またYESのときに感光体クリー
ニング不良処理を実行する(S9)。ステップS9の感光
体クリーニング不良処理では、例えば画像形成動作をイ
ンタロックし、かつ表示装置35によって感光体ベルト51
のクリーニングが不十分であることを表示させる。
【0043】第1実施例のプリンタにおいては、感光体
ベルト51のつなぎ目51aの位置が記憶されていることに
より、トナー像形成面51bにおいてつなぎ目51aにトナー
像を形成することを防止でき、さらに画像形成開始前に
感光体ベルト51における傷および残留トナーの付着の有
無が検出され、かつ傷または残留トナーの付着が検出さ
れた場合に、表示装置35によって表示されることによ
り、ユーザはメンテナンスが必要な部材を容易に判断で
き、短時間で装置を正常な状態に復帰できる。
【0044】図2は本発明のプリンタの第2実施例にお
ける要部を示す構成図である。
【0045】読取ヘッド10は、搬送経路Lにおいて給紙
コロ1aの下流側、かつレジストローラ対3の上流側に
配置されており、搬送されている記録紙Pの投影形状を
読み取れるように構成されている。
【0046】CPU21は、給紙カセット1から記録紙P
が分離給紙されたならば、読取ヘッド10によって搬送経
路Lにおける記録紙Pの投影形状を読み取らせて、読取
信号RDATAにより記録紙Pの異常を検出する。ま
た、CPU21には予めコントローラ14から記録紙Pのサ
イズおよび搬送方向が入力しており、CPU21は、RO
M22のデータテーブルから搬送方向における記録紙Pの
定形長を読み取る。
【0047】図7は第2実施例における記録紙給紙時の
プリンタ制御部による制御を示すフローチャートであ
る。
【0048】CPU21は、読取ヘッド10によって記録紙
Pの投影形状を読み取らせ(S11)、読取信号RDATA
から得られた搬送方向における投影形状の投影長を定形
長を比較し(S12)、投影長が定形長と一致しない場合
(ステップS12でNOの場合)、記録紙重送検出処理を実行
する(S13)。ステップS13の記録紙重送検出処理では、
例えば記録紙Pをレジストローラ対3で停止させてレジ
ストローラ対3の駆動をインタロックし、かつ表示装置
35によって複数の記録紙が分離給紙されたことを表示さ
せる。またCPU21は、投影長が定形長と一致した場合
(ステップS12でYESの場合)、搬送時における投影形状
の側端の変位から搬送方向に対する記録紙の傾きを検出
して、記録紙方向を搬送方向と比較し(S14)、記録紙方
向が搬送方向と一致しない場合(ステップS14でNOの場
合)、記録紙スキュー検出処理を実行する(S15)。ステ
ップS15の記録紙スキュー検出処理では、例えば記録紙
Pをレジストローラ対3で停止させてレジストローラ対
3の駆動をインタロックし、かつ表示装置35によって搬
送方向に対して記録紙Pが傾斜していることを表示させ
る。またCPU21は、記録紙方向が搬送方向と一致した
場合(ステップS14でYESの場合)、記録紙Pをレジスト
ローラ対3で停止させ、トナー像に同期させてレジスト
クラッチ駆動信号を出力する(S16)。
【0049】第2実施例のプリンタにおいては、重送さ
れている場合およびスキューしている場合にレジストロ
ーラ対3で記録紙Pを停止させることにより、記録紙P
のジャムや記録紙Pに対してトナー像が所定の位置から
ずれて転写されていることを防止できる。
【0050】図3は本発明のプリンタの第3実施例にお
ける要部を示す構成図である。
【0051】読取ヘッド10は、搬送経路Lにおいて定着
器11の下流側に配置され、記録紙Pのトナー像定着面を
読み取れるように構成されている。
【0052】CPU21は、読取ヘッド10によって非トナ
ー像形成領域である記録紙Pの端部付近における白地部
を読み取らせて、読取信号RDATAにより白地部の地
汚れを検出する。一般に、白地部の地汚れは、定着器11
の加熱ローラ11aの汚れに略対応する。このため、地汚
れ度を検出することにより、一方の定着ローラである加
熱ローラ11aの汚れ度を判断することができる。
【0053】図8は第3実施例における定着完了後のプ
リンタ制御部による制御を示すフローチャートである。
【0054】CPU21は、読取ヘッド10によって記録紙
Pの白地部を読み取らせ(S21)、読取信号RDATAに
より白地部の地汚れを検出して、所定の地汚れ度に対応
する判定基準と比較し(S22)、地汚れ度が判定基準以上
の場合(NOの場合)、加熱ローラ汚れ検出処理を実行し
(S23)、また地汚れ度が判定基準より低い場合(YESの場
合)、無処理で制御を終了する。ステップS23の加熱ロ
ーラ汚れ検出処理では、例えば表示装置35によって加熱
ローラ11aが汚れていることを表示させる。
【0055】第3実施例のプリンタにおいては、加熱ロ
ーラ11aの汚れにより定着不良や判定基準以上の地汚れ
が発生して画質を低下させる前に、加熱ローラ11aが汚
れていることを表示することができるので、表示装置35
の加熱ローラ11aの汚れ表示時に定着器11をメンテナン
スすることにより、記録紙Pにおける画質低下を防止で
きる。
【0056】また、読取ヘッド10を、記録紙Pにおける
トナー像定着面の裏面を読み取らせるように構成すれ
ば、図8のフローと同様な処理によって他方の定着ロー
ラである加圧ローラ11bの汚れを検出して表示させるこ
とができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の手
段によれば、画像異常の原因となり得る感光体の傷の有
無が検出されることにより、例えば、傷を検出した場
合、装置の作動を停止させて、記録紙に異常画像が形成
されることを防止でき、さらに感光体のトナー像形成領
域に傷がある場合にメンテナンス要求が表示されること
により、感光体の傷が画像異常の原因となる場合に、例
えばユーザ等に対して感光体に傷があることを表示でき
るので、ユーザは、表示手段によって容易にメンテナン
スが必要な部材を認識でき、さらに感光体に対する残留
トナーのクリーニングが不十分である場合に、メンテナ
ンス要求が表示されることにより、例えばユーザ等に対
して感光体に残留トナーが付着していることを表示でき
るので、ユーザは表示手段によって容易にメンテナンス
が必要な部材を認識でき、さらに感光体におけるつなぎ
目の位置が検出されることにより、トナー像形成面にお
いて確実につなぎ目以外の領域にトナー像を形成させる
ように制御できる。
【0058】また、本発明の第2の手段によれば、記録
紙を検知するための専用のセンサを設けることなく、記
録紙の重送を検出することが可能となることにより、装
置のコストを抑制でき、かつ例えば搬送経路における記
録紙のジャムを防止でき、さらに記録紙を検知するため
の専用のセンサを設けることがなく、記録紙のスキュー
を検出することが可能となることにより、装置のコスト
を抑制でき、かつ例えば記録紙においてトナー像の転写
位置がずれることを防止できる。
【0059】また本発明の第3の手段によれば、定着不
良や地汚れの原因となる定着ローラの汚れの程度が検出
されることにより、例えばユーザ等に対して定着ローラ
の汚れの程度を表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの第1実施例における要部を
示す構成図である。
【図2】本発明のプリンタの第2実施例における要部を
示す構成図である。
【図3】本発明のプリンタの第3実施例における要部を
示す構成図である。
【図4】読取ヘッドを備えた従来のプリンタの概略を示
す構成図である。
【図5】プリンタにおけるプリンタ制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図6】第1実施例におけるプリンタ制御部による制御
を示すフローチャートである。
【図7】第2実施例におけるプリンタ制御部による制御
を示すフローチャートである。
【図8】第3実施例におけるプリンタ制御部による制御
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4…感光体ドラム、 10…読取ヘッド、 11…定着器、
11a…加熱ローラ、11b…加圧ローラ、 14…コントロ
ーラ、 21…CPU(中央処理装置)、 35…表示装置、
51…感光体ベルト、 51a…つなぎ目、 51b…トナー
像形成面、P…記録紙。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙に転写するトナー像が形成される
    感光体と、原稿の画像面を光学的に読み取る読取ヘッド
    とを備えた画像形成装置において、前記読取ヘッドを前
    記感光体付近に配置し、しかも読取ヘッドによって感光
    体のトナー像形成面を読み取らせて感光体読取信号を出
    力させ、かつ前記感光体読取信号を受けて、前記トナー
    像形成面における傷の有無を検出する制御手段を備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トナー像形成面に傷があることを検
    出した場合、前記傷の位置を判断して傷がトナー像形成
    領域にあるときにメンテナンス要求信号を出力する制御
    手段と、前記メンテナンス要求信号を受けてメンテナン
    ス要求を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記感光体に対するトナー像形成時に前
    記感光体読取信号を受けて、トナー像が形成されるトナ
    ー像形成領域に付着した残留トナーの有無を検出し、か
    つ残留トナーを検出した場合にメンテナンス要求信号を
    出力する制御手段と、前記メンテナンス要求信号を受け
    てメンテナンス要求を表示する表示手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記感光体読取信号に
    よって前記トナー像形成面に形成されたつなぎ目を検出
    することを特徴とする請求項1,2または3記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 複数の記録紙から記録紙を分離して給紙
    する分離給紙手段と、この分離給紙手段によって給紙さ
    れた記録紙を搬送する搬送手段と、原稿の画像面を光学
    的に読み取る読取ヘッドとを備えた画像形成装置におい
    て、前記読取ヘッドによって前記搬送手段が搬送する記
    録紙の投影形状を読み取らせて記録紙読取信号を出力さ
    せ、しかも前記記録紙読取信号を受けて、搬送方向にお
    ける投影形状の長さによって、搬送されている記録紙が
    1枚であるか、あるいは2枚以上であるかを検出する制
    御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が、前記記録紙読取信号を
    受けて前記搬送方向に対する記録紙の傾きを検出するこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 トナー像が転写された記録紙を加圧する
    定着ローラと、原稿の画像面を光学的に読み取る読取ヘ
    ッドとを備えた画像形成装置において、前記読取ヘッド
    を記録紙搬送方向における前記定着ローラの下流側に配
    置し、読取ヘッドによって前記定着ローラによって加圧
    された記録紙の加圧面を読み取らせて記録紙読取信号を
    出力させ、しかも前記記録紙読取信号によって、前記加
    圧面における非トナー像形成領域の汚れ度を検出して、
    定着ローラの汚れ度を判断する制御手段を備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009151236A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Canon Inc 記録紙検査装置
JP2009162880A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Canon Inc 記録紙検査装置
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JP2014095836A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Konica Minolta Inc 画像形成装置

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