JPH11109807A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11109807A
JPH11109807A JP9269941A JP26994197A JPH11109807A JP H11109807 A JPH11109807 A JP H11109807A JP 9269941 A JP9269941 A JP 9269941A JP 26994197 A JP26994197 A JP 26994197A JP H11109807 A JPH11109807 A JP H11109807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙に記録された画像に発生した欠陥を精
度よく検出し、その画像欠陥が除去されるように各種の
記録条件を自動調整する。 【解決手段】 CPU31は、動作モードが通常記録モー
ドから自己診断モードに切り替えられると、画像メモリ
36に格納されているテストパターン画像に対応する記録
画像情報を光書込みユニット制御部37に出力させ、記録
紙にテストパターン画像を記録させる。この記録紙の画
像をスキャナユニットにより読み取らせる。スキャナユ
ニット制御部38は、スキャナユニットからのライン読取
信号を蓄積して読取画像情報を生成する。CPU31は、
画像メモリ36における読取画像情報を記録画像情報と比
較し、読取画像情報と記録画像情報との間に不一致があ
るか否かを判断し、不一致が検出された場合には記録紙
に対する記録条件を再設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙上に画像を
形成する画像形成装置に係り、特に、記録紙に記録され
た画像に発生した欠陥を精度よく検出することが可能な
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の画像形成装置の一例である
レーザプリンタ装置の側面断面図であり、1は電子写真
方式により画像が形成される電子写真感光体を担持した
感光体ドラム、2はクリーニングブレードを感光体ドラ
ム1に圧接させたクリーニング器、3は感光体ドラム1
を所定の電位に均一帯電する帯電器、4はレーザ光Lの
光源であるLD(Laser Diode)及びLDからのレーザ光
Lを偏向するポリゴンミラー等を有し、帯電器3によっ
て帯電された感光体ドラム1をレーザ光Lによって走査
する光書込みユニット、5は感光体ドラム1に形成され
た静電潜像をトナーによって現像する現像器、6は現像
器5にトナーを供給するトナーマガジンである。
【0003】また、7は感光体ドラム1の外周面に当接
した転写ローラ、8は定着器、9は記録紙Pを収納する
給紙カセット、10は装置本体の上面に形成された排紙ト
レー、11は給紙カセット9から1枚の記録紙Pを分離給
紙するための給紙ローラ、12はレジストローラ対、13は
トナー像が定着された記録紙Pを排紙トレー10に排紙す
る排紙ローラ対である。
【0004】次に、図9に示すレーザプリンタ装置によ
る画像形成動作を簡単に説明する。帯電器3は矢印の方
向に回転する感光体ドラム1を均一に帯電する。光書込
みユニット4は、所定電位に均一帯電された感光体ドラ
ム1を画像情報に基づいて変調されたレーザ光Lによっ
て走査することにより、感光体ドラム1に画像情報に対
応する静電潜像を形成する。現像器5は、トナーを静電
潜像に対して選択的に付着させることにより静電潜像を
現像して感光体ドラム1上にトナー像を形成する。
【0005】一方、給紙ローラ11によって給紙カセット
9から分離給紙された1枚の記録紙Pは、レジストロー
ラ対12によって一旦保持された後、感光体ドラム1上に
形成されたトナー像の先端が所定の位置に到達したタイ
ミングでレジストローラ対12により搬送が再開される。
転写ローラ7は、レジストローラ対12により給紙された
記録紙Pに感光体ドラム1上のトナー像を転写する。こ
の記録紙Pは、図示を省略した分離爪等によって感光体
ドラム1から剥離され、定着器8に搬送される。定着器
8により記録紙Pは加圧および加熱されることによりト
ナー像が定着され、排紙ローラ対13によって排紙トレー
10上に排紙される。
【0006】図9に示すようなレーザプリンタ装置で
は、感光体ドラム1等の構成部品の経時劣化や画像形成
時の湿度等の外部環境の変化により画質が変化すること
が知られている。例えば、感光体ドラム1により担持さ
れた電子写真感光体(以下、単に感光体という)は露光回
数の増加とともに劣化し、感光体が劣化した場合には、
コントラスト及び画像濃度が低下する現象が発生しやす
くなるので、レーザプリンタ装置では経時的に画質が低
下することになる。また、トナーの帯電特性は温度及び
湿度の影響によっても変化する。このことから、画像形
成時の温度及び湿度に応じて感光体ドラム1に形成され
た静電潜像に付着する単位面積当たりのトナー量が変動
するため、トナー像の濃度を長期的に一定に保つことが
困難になる。
【0007】上記のような構成部品の経時劣化や外部環
境の変化による画質低下を防止するため、レーザプリン
タ装置等の電子写真方式を用いた画像形成装置は、一般
的にサービスマンにより定期的にメンテナンスが実行さ
れる。このメンテナンスでは、感光体ドラム1等の予め
寿命が定められた部品が必要に応じて交換されるととも
に、記録紙Pに記録された画像の状態に応じて光書込み
ユニット4による露光強度,現像器5に印加される現像
バイアスの電圧,転写ローラ7に印加される転写バイア
スの電圧等の記録条件が調整され、さらに画質に影響す
る光書込みユニット4における光学部品,現像器5及び
転写ローラ7等の汚れが清掃除去される。
【0008】また、定期メンテナンスの時期以前に画質
が低下した場合には、ユーザは、サービスセンタに連絡
してサービスマンを呼び出し、サービスマンによりレー
ザプリンタ装置をメンテナンスしてもらうか、あるいは
画質低下の原因を見つけ出した上で、マニュアル等を参
照して自らメンテナンスしなければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レーザ
プリンタ装置をメンテナンスする際には、記録紙上に記
録された画像全体の濃度,ムラ,コントラストの強弱等
を把握した上で、それらが適正なレベルに維持/調整さ
れるように部品の交換時期を判断し、また記録条件を再
設定するとともに、必要な清掃箇所を探し出す必要があ
る。このため、画質低下の原因を見つけ出すことはユー
ザにとって一般的に困難であり、誤った原因に基づいて
レーザプリンタ装置の記録条件を調整した場合には、却
って画質低下を助長することになりかねなかった。
【0010】このような、メンテナンスに伴うユーザに
対する負担を軽減し、かつ定期メンテナンスの時期以前
における画質を安定させることを目的とし、特開平6−
110285号公報には、感光体ドラム上に形成されたトナー
像の濃度を測定し、その測定結果に基づいて現像バイア
スの補正を実行する画像形成装置が記載されている。し
かし、この画像形成装置では、感光体ドラム上に形成し
た低濃度部及び高濃度部からなるテストパターンのトナ
ー濃度をそれぞれ測定し、その測定結果に基づいて所定
の画像濃度となるように記録条件を適正化するものにす
ぎない。このため、記録紙に記録された画像において局
部的な欠けや地汚れ等の画像欠陥が発生しても、これら
の画像欠陥を無くすように画像形成装置の記録条件を再
設定することができないという問題がある。
【0011】本発明の目的は、上記の問題を解決するた
め、記録紙に記録された画像に発生した欠陥を精度よく
検出し、その画像欠陥が除去されるように各種の記録条
件を自動調整することが可能な画像形成装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載の画像形成装置は、記録画像
情報を保持する画像情報保持手段と、この画像情報保持
手段に保持された記録画像情報に基づいて記録紙上に画
像を記録する記録手段とを備えた画像形成装置におい
て、装置の動作モードを非診断モード又は自己診断モー
ドの何れかに切り替えるモード切替手段と、このモード
切替手段により装置の動作モードが自己診断モードに切
り替えられた場合に、前記記録手段により記録された画
像を記録紙上から読み取る画像読取手段と、この画像読
取手段により読み取られた読取画像情報を、前記画像情
報保持手段により保持された記録画像情報と比較する画
像比較手段と、この画像比較手段により比較された前記
読取画像情報と前記記録画像情報との間で不一致が検出
された場合には、この不一致の内容を判別する画像判別
手段と、この画像判別手段により判別された画像情報間
の不一致の内容に対応させて前記記録手段に対し記録条
件を再設定した後、記録手段により記録紙に対して前記
記録画像情報に対応する画像を再記録させる制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0013】そして、請求項1記載の画像形成装置によ
れば、読取画像情報を記録画像情報と比較し、読取画像
情報と記録画像情報との間で不一致が検出された場合に
は、画像情報間の不一致の内容に対応させ前記記録手段
に対して記録条件を再設定した後、記録紙に対して前記
記録画像情報に対応する画像を再記録させることによ
り、記録紙に記録された画像において発生した欠陥を精
度よく検出することが可能になるとともに、画像欠陥の
内容に応じてその画像欠陥が除去されるように記録条件
が再設定されるので、従来では検出することが困難な画
像欠陥、例えば、画像全体の濃度異常,局部的な濃度異
常,画像の局部的な欠けや地汚れ等を容易に検出するこ
とが可能になるとともに、これらの画像欠陥を無くすよ
うに適切な記録条件を自動的に再設定することができ
る。
【0014】また、請求項2記載の画像形成装置は、記
録画像情報を保持する画像情報保持手段と、この画像情
報保持手段により保持された記録画像情報に基づいて記
録紙上に画像を記録する記録手段と、給紙された原稿用
紙上に記録された画像を読み取る読取手段とを備えた画
像形成装置において、装置の動作モードを通常記録モー
ド又は自己診断モードの何れかに切り替えるモード切替
手段と、このモード切替手段により装置の動作モードが
自己診断モードに切り替えられた場合に、前記記録手段
により画像が記録された記録紙を前記画像読取手段に給
紙し、画像読取手段により記録紙上から画像を読み取ら
せる読取給紙手段と、前記画像読取手段により記録紙か
ら読み取られた読取画像情報を、前記画像情報保持手段
により保持された記録画像情報と比較する画像比較手段
と、この画像比較手段により比較された前記読取画像情
報と前記記録画像情報との間で不一致が検出された場合
には、この不一致の内容を判別する画像判別手段と、こ
の画像判別手段により判別された画像情報間の不一致の
内容に対応させ前記記録手段に対して記録条件を再設定
した後、記録手段により記録紙に対して前記記録画像情
報に対応する画像を再記録させる制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】そして、請求項2記載の画像形成装置によ
れば、請求項1記載の画像形成装置により得られる効果
に加え、記録紙に記録された画像を読み取るための専用
の画像読取手段が不要になるので、ファクシミリ装置や
複写機等の原稿に対する画像読取手段を予め備えた画像
形成装置に適用することにより、コスト上昇を抑制する
ことができる。
【0016】また、請求項3記載の画像形成装置は、請
求項1又は2記載の画像形成装置において、ユーザに対
して各種の情報を報知するための報知手段と、記録手段
に対する記録条件の再設定後にも、画像比較手段により
読取画像情報と記録画像情報との間で不一致が検出され
た場合には、前記報知手段により装置異常の発生を報知
するアラームを発生させる制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0017】そして、請求項3記載の画像形成装置によ
れば、記録条件の再設定後にも、画像欠陥が除去されな
い場合には、記録条件の調整によって画像欠陥が除去で
きないと自動的に判断され、その旨を報知手段からのア
ラームによりユーザに対して報知されるので、ユーザ
は、サービスセンタ等に修理/調整を依頼などの適切な
処理を確実に実行することができる。
【0018】また、請求項4記載の画像形成装置は、請
求項1,2又は3記載の画像形成装置において、予め設
定された周期毎に、モード切替手段により装置の動作モ
ードを自己診断モードに切り替え、自己診断モード時に
は所定のテストパターン画像に対応する記録画像情報に
基づいて記録手段により記録紙上に前記テストパターン
画像を記録させる制御手段を備えたことを特徴とする。
【0019】そして、請求項4記載の画像形成装置によ
れば、各種の画像欠陥を発見しやすいテストパターン画
像に基づいて記録紙に画像が記録され、自己診断モード
では、テストパターン画像が記録された記録紙から読み
取られた読取画像情報とテストパターン画像に対応する
記録画像情報とが比較されるので、記録画像における画
像欠陥を検出する精度を向上させることができる。
【0020】また、請求項5記載の画像形成装置は、請
求項1記載の画像形成装置において、画像読取手段が、
記録手段から出力された記録紙における予め設定された
一部の領域から画像を読み取ることを特徴とする。
【0021】そして、請求項5記載の画像形成装置によ
れば、読取画像情報と記録画像情報との不一致を検出す
る際の検出精度を大きく低下させることなく、画像読取
手段のコストを大幅に低下させることができるようにな
る。
【0022】また、請求項6記載の画像形成装置は、請
求項1,2,3又は4記載の画像形成装置において、記
録手段に対する記録条件の再設定後にも、画像比較手段
により読取画像情報と記録画像情報との間で不一致が検
出された場合には、不一致が検出された記録画像情報が
含まれる異常画像領域及びこの異常画像領域を除く正常
画像領域を設定し、前記異常画像領域に記録される部分
画像を前記正常画像領域に移動させて記録紙上に記録す
るための記録画像情報を生成し、この記録画像情報に基
づいて記録手段により記録紙上に前記部分画像を記録さ
せる制御手段を備えたことを特徴とする。
【0023】そして、請求項6記載の画像形成装置によ
れば、元の記録画像情報では異常画像領域に記録される
画像を正常画像領域に移動させた新たな記録画像情報を
生成することにより、異常画像領域に記録される画像が
正常画像領域に移動した新たな記録画像を記録紙に記録
することができるので、ユーザは、記録条件の再設定で
は画像欠陥を除去できず、自己診断モードによりサービ
スセンタ等に修理/調整を依頼することを報知するアラ
ームメッセージが表示された場合でも、記録紙に記録さ
れた画像から情報を得ることが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の
実施の形態による画像形成装置が適用されたレーザプリ
ンタ装置の側面図、図2は図1に示すレーザプリンタ装
置における制御部の構成を示すブロックであり、この図
1においては、図9に基づいて既に説明した部材に対応
する部材については同一符号を付し、本実施形態に係る
説明においては、それらの部材に関する説明を省略する
ものとする。
【0025】図1において、21はCCD(Charge Couple
d Device)ラインイメージセンサ,照明用の光源等が搭
載されたスキャナユニット、22はスキャナユニット21の
上面に配置されたコンタクトガラスに当接したプラテン
ローラであり、スキャナユニット21及びプラテンローラ
22は、記録紙Pの搬送路において定着器8の下流側で、
かつ排紙ローラ対13の上流側に配置されている。ここ
で、スキャナユニット21は、装置の動作モードが後述す
る自己診断モードに切り替えられた場合に、プラテンロ
ーラ22により一定速度で搬送される記録紙Pに形成され
た画像を主走査線上において一定周期で読み取り、主走
査線上の画像に対応するライン読取信号を出力する。ま
た、23は記録紙Pの搬送路においてスキャナユニット21
の直前に配置された記録紙センサである。
【0026】図2において、31は装置全体を制御するC
PU(Central Processing Unit)、32は画像信号を出力
可能なパーソナルコンピュータ等のプリンタ制御装置
(図示省略)に対して通信回線,ケーブル等により接続さ
れた送受信制御部、33はユーザにより操作される各種の
操作キー,液晶パネル,LED(Light EmittingDiode)
等によりユーザに対して各種の情報を表示する表示パネ
ルを有した操作/表示部、34は装置を制御するためのプ
ログラム等が格納されたROM(ReadOnly Memory)、35
は、装置の動作条件を規定するための制御データ等を記
憶するとともに、CPU31のワークメモリとして機能す
るRAM(Random Access Memory)、36は記録紙Pに記録
する画像に対応した記録画像情報が一時格納される画像
メモリ、37は記録画像情報に基づいてLD(Laser Diod
e)の発光を変調制御する駆動信号を生成する光書込みユ
ニット制御部、38は、スキャナユニット21により一定周
期で読み取られた主走査線毎のライン読取信号を蓄積
し、1画像に対応する読取画像情報を生成するスキャナ
ユニット制御部である。
【0027】次に、上記した本実施形態のレーザプリン
タ装置における画像情報に対する処理動作及び画像記録
動作について説明する。画像情報保持手段である画像メ
モリ36は、送受信制御部32を介してプリンタ制御装置か
ら入力したページ単位の記録画像情報を保持する。CP
U31は、記録命令をプリンタ制御装置又は操作/表示部
33から行うことにより、最初のページに対応する記録画
像情報を画像メモリ36から光書込みユニット制御部37に
出力させる。
【0028】CPU31は、記録画像情報の入力に同期し
て光書込みユニット4をオンするとともに、光書込みユ
ニット制御部37により生成された駆動信号に基づいてL
Dを発光させることにより、光書込みユニット4からの
レーザ光Lによって所定の電位に帯電され矢印方向に回
転する感光体ドラム1に静電潜像を形成させる。この後
は、従来のレーザプリンタ装置の場合と同様に、静電潜
像が現像器5により現像されて感光体ドラム1上にトナ
ー像が形成され、このトナー像が転写ローラ7により記
録紙Pに転写される。この記録紙Pは、定着器8により
加熱及び加圧されることによりトナー像が定着された
後、スキャナユニット21及びプラテンローラ22との間に
挿入され、プラテンローラ22によりスキャナユニット21
上を一定の読取速度で搬送される。プラテンローラ22に
よりスキャナユニット21上から排出された記録紙Pは、
排紙ローラ対13により排紙トレー10上に排紙される。
【0029】また、本実施形態のレーザプリンタ装置で
は、感光体ドラム1等の電子写真プロセスに係る部品の
経時劣化や温度,湿度等の外部環境の変化により画質が
低下することを防止するため、装置の動作モードを通常
記録モードから自己診断モードに切り替え、記録紙Pに
対して画像を形成する際の記録条件を再設定する。ここ
で、この記録条件とは、例えば、光書込みユニット4に
よる感光体ドラム1に対する露光強度、すなわちLDの
発光強度,現像器5に印加される現像バイアスの電圧,
転写ローラ7に印加される転写バイアスの電圧等である
が、電子写真プロセスに係り画質に影響を与える部品の
状態、例えば、汚れ付着等の状態も含まれるものとす
る。
【0030】図3は図1に示すレーザプリンタ装置にお
ける自己診断モード時の制御動作を説明するためのフロ
ーチャートである。この図3に基づいて本実施形態のレ
ーザプリンタ装置の動作モードを自己診断モードに切り
替えた際の動作を説明する。
【0031】動作モードの切替自体は、モード切替手段
としての機能を有するCPU31により実行されるもので
あるが、ユーザは、以下の2つの方法により動作モード
の切り替え、又は切替時期を設定することができる。先
ず、ユーザが、通常記録モード時に操作/表示部33に配
置されたモード切替キー(図示省略)を操作することによ
り、操作/表示部33によりモード切替信号がCPU31に
出力される。CPU31は、モード切替信号の入力により
動作モードを通常記録モードから自己診断モードに切り
替える。また、RAM35には動作モードの切替時期を規
定するための定数が格納されており、CPU31は、RA
M35に格納された定数に対応する一定周期毎に動作モー
ドを通常記録モードから自己診断モードに切り替える。
ここで、動作モードを切り替える一定周期は、前回のモ
ード切替後からの転写回数により規定することも、また
前回の自己診断モードにより記録条件の再設定を完了し
てからの経過時間により規定することも可能である。ま
た、動作モードの切替時期を規定するための定数は、機
種等に応じて工場出荷前にRAM35に格納するようにし
てもよいし、操作/表示部33によりユーザが任意の値を
RAM35に格納できるようにしてもよい。
【0032】CPU31は、上記したタイミングで動作モ
ードが通常記録モードから自己診断モードに切り替えら
れると(ステップS1)、画像メモリ36に格納されている
所定のテストパターン画像に対応する記録画像情報(以
下、記録画像情報DTという)を光書込みユニット制御部
37に出力させる(ステップS2)。この際、記録画像情報
Tは、消去されることなく継続して画像メモリ36によ
り保持されるものとする。このことにより、記録紙Pに
は公知の電子写真プロセスに基づいてテストパターン画
像が記録される。このテストパターン画像が記録された
記録紙Pが記録紙センサ23をオンしたタイミングで、C
PU31はスキャナユニット21をオンし、スキャナユニッ
ト21により記録紙Pに記録されている画像を読み取る
(ステップS3〜S4)。
【0033】スキャナユニット制御部38は、スキャナユ
ニット21からのライン読取信号を蓄積して読取画像情報
(以下、読取画像情報DS)を生成し、この読取画像情報
Sを画像メモリ36に格納する(ステップS5)。画像比
較手段及び画像判別手段としての機能を有するCPU31
は、画像メモリ36における読取画像情報DSを記録画像
情報DTと比較し、読取画像情報DSと記録画像情報DT
との間に不一致があるか否かを判断する(ステップS
6)。
【0034】そして、CPU31は、読取画像情報DS
記録画像情報DTとが一致していると判断した場合(ステ
ップS6でノーの場合)には、記録条件を調整する必要
がないので自己診断モードを終了させて動作モードを通
常記録モードに復帰させる(ステップS7)。また、CP
U31は、動作モードを通常記録モードに復帰させるとと
もに、操作/表示部33の表示パネルにより自己診断モー
ドが終了して記録紙Pに対する画像記録が正常に実行で
きることを表示させる。
【0035】一方、CPU31は、読取画像情報DSと記
録画像情報DTとの間に不一致が存在すると判断した場
合(ステップS6でイエスの場合)には、記録画像情報D
Tとの比較において読取画像情報DSに生じた不一致の位
置を検出するとともに、不一致の内容を判別する(ステ
ップS8)。CPU31は、画像情報DS,DT間の不一致
の内容として、例えば、画像濃度の異常,地汚れ,連続
した画像のかすれ,画像の局部的欠落等の画像欠陥の種
類を判別する。さらに、これらの画像欠陥が方向性,連
続性及び周期性を有しているか否かを判別し、これらの
判別結果に基づいて読取画像情報DSと記録画像情報DT
との間で不一致が発生した原因を推定する(ステップS
9)。不一致が発生した原因を推定する方法としては、
画像欠陥の種類毎にROM34にデータテーブルを設け、
このデータテーブルに方向性,連続性及び周期性の有無
の組合せにそれぞれ対応させて不一致の発生原因を設定
しておき、画像欠陥の種類に対応するデータテーブルか
ら方向性,連続性及び周期性の有無の組合が合致する不
一致の発生原因をCPU31により読み取らせる。また、
ROM34には、画像情報DS,DT間の不一致の発生原因
の種類に応じ、その画像情報DS,DT間の不一致が除去
されるように記録条件を調整するための調整プログラム
が格納されている。
【0036】CPU31は、読取画像情報DSと記録画像
情報DTとの間で不一致が発生した原因を推定した後、
記録条件の調整により画像情報DS,DTの不一致を除去
できるか否かを判断し(ステップS10)、記録条件の調整
によって画像情報DS,DTの不一致を除去できないと判
断した場合(ステップS10でノーの場合)には、操作/表
示部33によりユーザに対して画像欠陥を修正することが
不可能であるので、サービスセンタ等に修理/調整を依
頼することを報知するアラームメッセージを表示させる
とともに、動作モードを通常記録モードに復帰させる
(ステップS11〜S12)。
【0037】また、CPU31は、記録条件の調整により
画像情報DS,DTの不一致を除去できると判断した場合
(ステップS10でイエスの場合)には、画像情報間の不一
致の発生原因に対応する調整プログラムに従って記録紙
Pに対する画像の記録条件を再設定する(ステップS1
3)。記録条件の再設定が完了すると、CPU31は、既に
説明したステップS3〜S6と同様の制御を、再びステ
ップS14〜S17において実行し、読取画像情報DSと記
録画像情報DTとが一致していると判断した場合(ステッ
プS17でノーの場合)には、記録条件を再調整する必要
がないので自己診断モードを終了させて動作モードを通
常記録モードに復帰させる(ステップS18)。
【0038】一方、CPU31は、読取画像情報DSと記
録画像情報DTとの間に不一致が存在すると判断した場
合(ステップS17でイエスの場合)には、記録条件の調整
によって画像情報DS,DTの不一致を除去できないと判
断し、操作/表示部33によりユーザに対して画像欠陥を
修正することが不可能であるので、サービスセンタ等に
修理/調整を依頼することを報知するアラームメッセー
ジを表示させるとともに、動作モードを通常記録モード
に復帰させる(ステップS19〜S20)。
【0039】次に、本実施形態のレーザプリンタ装置に
おける自己診断モードで読取画像情報DSと記録画像情
報DTとの不一致が検出された場合、すなわち記録画像
に画像欠陥が発生した場合の対処方法の具体例を説明す
る。図4及び図5は、それぞれ自己診断モードに用いら
れるテストパターン画像と画像欠陥が発生した記録画像
を示す説明図であり、ここで、図4(a)及び図5(a)はテ
ストパターン画像、図4(b)及び図5(b)は記録紙Pに形
成された画像をそれぞれ示している。
【0040】図4(b)に示す記録画像では、図4(a)に示
すテストパターン画像と比較し、記録紙Pの搬送方向
(副走査方向)で長いトナー汚れが発生している。このよ
うな画像欠陥の発生原因としては、帯電器3における帯
電ワイヤにトナー等の異物が付着して感光体ドラム1に
対する帯電不良が発生していることが推定される。した
がって、このような場合、画像欠陥の発生を防止するた
めには、帯電器3の帯電ワイヤを清掃する必要があると
判断される。この際、CPU31は、装置が帯電器3に対
するワイヤクリーナ機構を具備している場合には、ワイ
ヤクリーナ機構を稼動させて帯電器3の帯電ワイヤを清
掃させ、またワイヤクリーナ機構を具備していない場合
には、操作/表示部33によりユーザに対して帯電器3の
帯電ワイヤを清掃することを指示するメッセージを表示
させる。
【0041】また、図5(b)に示す記録画像では、図5
(a)に示すテストパターン画像と比較し、副走査方向で
周期的に、又は連続的に画像の欠落が発生している。こ
のような画像欠陥の発生原因としては、感光体ドラム1
が局部的に損傷したことより損傷部で画像形成が不能に
なっていることが推定される。したがって、このような
場合、画像欠陥の発生を防止するためには、感光体ドラ
ム1又は感光体ドラム1を含む交換部品であるプロセス
カートリッジを交換する必要があると判断される。この
際、CPU31は、記録条件の調整によって画像欠陥を除
去できないと判断し、操作/表示部33によりユーザに対
して画像欠陥を修正することが不可能であるので、サー
ビスセンタ等に修理/調整を依頼することを報知するア
ラームメッセージを表示させる。
【0042】しかし、図5(b)に示すような画像欠陥が
発生して記録条件の調整によって画像欠陥を除去できな
いと判断された場合でも、記録紙Pに画像を記録して記
録画像から情報を得たいことがある。このようなときで
も、本実施形態のレーザプリンタ装置は、記録紙Pに記
録された画像から情報を得ることを可能にするための画
像分割プログラムを有している。
【0043】次に、前記画像分割プログラムについて説
明する。ユーザは、自己診断モードによりサービスセン
タ等に修理/調整を依頼することを報知するアラームメ
ッセージが表示された場合でも、記録紙Pに記録された
画像から情報を緊急に得る必要があるときには、ROM
34に格納されている画像分割プログラムを起動するため
の操作を操作/表示部33に対して実行する。このことに
より、CPU31は、通常記録モードにおいて記録画像情
報に基づいて記録紙Pに対して画像を形成する際に、記
録画像情報に対応する画像形成領域に対して不一致が検
出された記録画像情報が含まれる異常画像領域及び、こ
の異常画像領域を除く正常画像領域を設定する。
【0044】異常画像領域に画像が記録された場合に
は、何らかの画像欠陥によってユーザが画像を読み取れ
なくなるおそれが強いことから、CPU31は、元の記録
画像情報から異常画像領域に記録される画像を消去する
とともに、元の記録画像情報では異常画像領域に記録さ
れる画像を正常画像領域に移動させた新たな記録画像情
報を生成する。そして、CPU31は、異常画像領域に記
録される画像が消去された元の記録画像情報及び異常画
像領域に記録される画像が正常画像領域に移動した新た
な記録画像情報を画像メモリ36に出力し、これら2つの
記録画像情報に基づいて2枚の記録紙Pに対してそれぞ
れ画像を記録させる。
【0045】例えば、CPU31は、図5(b)に示すよう
に、画像欠陥が主走査方向の中心線により分割される2
つの画像領域の一方にのみ発生している場合には、図6
(a)に示すように、記録画像情報に対応する画像形成領
域Aに対して主走査方向の中心線により分割される2つ
の正常画像領域A1及び異常画像領域A2を設定し、図6
(b)に示すように、異常画像領域A2に記録される画像が
消去された元の記録画像情報及び異常画像領域A2に記
録される画像が正常画像領域A1に移動した新たな記録
画像情報に基づいて2枚の記録紙P1,P2に対してそれ
ぞれ画像を記録させる。ここで、画像分割プログラムに
より分割される画像領域の分割数は2つに限定する必要
はなく、2以上に分割して分割数に等しい枚数の記録紙
Pに画像を分散して記録することも可能である。また、
画像領域を均等分割する必要もなく、さらに分割方向と
しては、副走査方向における任意の任意の位置を基準と
して分割することも可能である。
【0046】また、上記した自己診断モード時の制御動
作に係る説明では、スキャナユニット21により記録紙P
の画像面全体を読み取る場合に基づいて説明したが、記
録紙Pの画像面全体を読み取るためには、スキャナユニ
ット21には記録紙Pの幅より広幅のラインイメージセン
サを設ける必要がある。しかし、記録紙Pの画像面全体
に画像が均一に記録されることはまれであり、またライ
ンイメージセンサによる読取幅が長くなるとともにセン
サのスキャナユニット21のコストが急増することにな
る。そこで、図7に示すように記録紙Pの全幅WPに対
して約1/2の読取幅Wを有するCCDラインイメージセ
ンサ21aを用いて記録紙Pに記録された画像を読み取る
ことにより、読取画像情報DSと記録画像情報DTとの不
一致を検出する際の検出精度を大きく低下させることな
く、スキャナユニット21のコストを大幅に低下させるこ
とができる。
【0047】図8は本発明の第2の実施の形態による画
像形成装置が適用されたファクシミリ装置の断面図であ
り、この図8においては、図9に基づいて既に説明した
部材に対応する部材については同一符号を付し、本実施
形態に係る説明においてはそれらの部材に関する説明を
省略するものとする。
【0048】図8に示すファクシミリ装置が、装置構造
において図1に示すレーザプリンタ装置と異なる点は、
図1に示すレーザプリンタ装置と同様の機能を有するプ
リンタ装置Aの上方に原稿スキャナ装置Bを備えている
点、定着器8から排出された記録紙Pの搬送先を切り替
えるガイドレバー24がプリンタ装置Aと原稿スキャナ装
置Bとの境界部に配置されている点及び記録紙Pの画像
を読み取るための専用のスキャナユニット21が省略され
ている点である。
【0049】ここで、原稿スキャナ装置Bは、原稿装填
部51に装填された1枚乃至複数枚の原稿(以下、原稿束
という)から1枚の原稿を分離し、この原稿を略U字状
に湾曲した原稿搬送路52に沿って搬送するとともに、ス
キャナユニット53によって原稿に形成された画像を読み
取って原稿排紙部54上に排紙するものである。また、図
8に示すファクシミリ装置における制御部は図2に示す
ものと同様に構成されており、スキャナユニット制御部
38は、スキャナユニット21の代わりにスキャナユニット
53からのライン読取信号を蓄積し、1画像に対応する読
取画像情報を生成する。
【0050】また、装置の動作モードが通常記録モード
から自己診断モードに切り替えられれた場合における動
作において、図8に示すファクシミリ装置が図1に示す
レーザプリンタ装置と異なる点は、ガイドレバー24が2
点鎖線で示す位置から実線で示す位置にスライドして、
定着器8から排出された記録紙Pを原稿スキャナ装置B
の原稿搬送路52内に給紙し、スキャナユニット53により
記録紙Pに記録されたテストパターン画像を読み取らせ
る点である。この際、CPU31は、スキャナユニット5
3、並びに読取給紙手段を構成したガイドレバー24及び
原稿搬送路52に配置された搬送ローラ対55をそれぞれ制
御しており、記録紙Pに対する読取完了によりスキャナ
ユニット53をオフし、また自己診断モードが終了するこ
とにより搬送ローラ対55を停止させるとともに、ガイド
レバー24を実線の位置に復帰させる。
【0051】CPU31は、自己診断モードにおいて図3
に基づいて説明した同様に、読取画像情報DSと記録画
像情報DTとの不一致を検出し、画像情報DS,DT間の
不一致が除去されるように、電子写真プロセスに基づい
て記録紙Pに対して画像記録する際の記録条件を再設定
し、感光体ドラム1等の電子写真プロセスに係る部品の
経時劣化や湿度等の外部環境の変化により画質が変化す
ることを防止する。
【0052】また、必要に応じてCPU31は、画像分割
プログラムを実行して異常画像領域に記録される画像が
消去された元の記録画像情報及び異常画像領域に記録さ
れる画像が正常画像領域に移動した新たな記録画像情報
を画像メモリ36に出力し、これら2つの記録画像情報に
基づいて2枚の記録紙Pに対してそれぞれ画像を記録さ
せる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、読取画像情報を記録画像情報と比較し、
読取画像情報と記録画像情報との間で不一致が検出され
た場合には、画像情報間の不一致の内容に対応させ前記
記録手段に対して記録条件を再設定した後、記録紙に対
して前記記録画像情報に対応する画像を再記録させるこ
とにより、記録紙に記録された画像において発生した欠
陥を精度よく検出することが可能になるとともに、画像
欠陥の内容に応じてその画像欠陥が除去されるように記
録条件が再設定されるので、従来では検出することが困
難な画像欠陥、例えば、画像全体の濃度異常,局部的な
濃度異常,画像の局部的な欠けや地汚れ等を容易に検出
することが可能になるとともに、これらの画像欠陥を無
くすように適切な記録条件を自動的に再設定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による画像形成装置
が適用されたレーザプリンタ装置の側面図である。
【図2】図1に示すレーザプリンタ装置における制御部
の構成を示すブロックである。
【図3】図1に示すレーザプリンタ装置における自己診
断モード時の制御動作を説明するためのフローチャート
である。
【図4】自己診断モードに用いられるテストパターン画
像と画像欠陥が発生した記録画像を示す説明図である。
【図5】自己診断モードに用いられるテストパターン画
像と画像欠陥が発生した記録画像を示す説明図である。
【図6】画像分割プログラムにより処理された分割画像
の説明図である。
【図7】図1に示すレーザプリンタ装置におけるライン
イメージセンサ及び画像の読取範囲の一例を示す説明図
である。
【図8】本発明の第2の実施の形態による画像形成装置
が適用されたファクシミリ装置の断面図である。
【図9】従来の画像形成装置の一例であるレーザプリン
タ装置の側面断面図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、 3…帯電器、 4…光書込みユニ
ット、 5…現像器、7…転写ローラ、 21,53…スキ
ャナユニット、 22…プラテンローラ、 23…記録紙セ
ンサ、 24…ガイドレバー、 31…CPU、 32…送受
信制御部、 33…操作/表示部、 34…ROM、 35…
RAM、 36…画像メモリ、 37…光書込みユニット制
御部、 38…スキャナユニット制御部、 P…記録紙。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録画像情報を保持する画像情報保持手
    段と、この画像情報保持手段に保持された記録画像情報
    に基づいて記録紙上に画像を記録する記録手段とを備え
    た画像形成装置において、 装置の動作モードを非診断モード又は自己診断モードの
    何れかに切り替えるモード切替手段と、このモード切替
    手段により装置の動作モードが自己診断モードに切り替
    えられた場合に、前記記録手段により記録された画像を
    記録紙上から読み取る画像読取手段と、この画像読取手
    段により読み取られた読取画像情報を、前記画像情報保
    持手段により保持された記録画像情報と比較する画像比
    較手段と、この画像比較手段により比較された前記読取
    画像情報と前記記録画像情報との間で不一致が検出され
    た場合には、この不一致の内容を判別する画像判別手段
    と、この画像判別手段により判別された画像情報間の不
    一致の内容に対応させて前記記録手段に対し記録条件を
    再設定した後、記録手段により記録紙に対して前記記録
    画像情報に対応する画像を再記録させる制御手段とを備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録画像情報を保持する画像情報保持手
    段と、この画像情報保持手段により保持された記録画像
    情報に基づいて記録紙上に画像を記録する記録手段と、
    給紙された原稿用紙上に記録された画像を読み取る画像
    読取手段とを備えた画像形成装置において、 装置の動作モードを通常記録モード又は自己診断モード
    の何れかに切り替えるモード切替手段と、このモード切
    替手段により装置の動作モードが自己診断モードに切り
    替えられた場合に、前記記録手段により画像が記録され
    た記録紙を前記画像読取手段に給紙し、画像読取手段に
    より記録紙上から画像を読み取らせる読取給紙手段と、
    前記画像読取手段により記録紙から読み取られた読取画
    像情報を、前記画像情報保持手段により保持された記録
    画像情報と比較する画像比較手段と、この画像比較手段
    により比較された前記読取画像情報と前記記録画像情報
    との間で不一致が検出された場合には、この不一致の内
    容を判別する画像判別手段と、この画像判別手段により
    判別された画像情報間の不一致の内容に対応させ前記記
    録手段に対して記録条件を再設定した後、記録手段によ
    り記録紙に対して前記記録画像情報に対応する画像を再
    記録させる制御手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 ユーザに対して各種の情報を報知するた
    めの報知手段と、記録手段に対する記録条件の再設定後
    にも、画像比較手段により読取画像情報と記録画像情報
    との間で不一致が検出された場合には、前記報知手段に
    より装置異常の発生を報知するアラームを発生させる制
    御手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 予め設定された周期毎に、モード切替手
    段により装置の動作モードを自己診断モードに切り替
    え、自己診断モード時には所定のテストパターン画像に
    対応する記録画像情報に基づいて記録手段により記録紙
    上に前記テストパターン画像を記録させる制御手段を備
    えたことを特徴とする請求項1,2又は3記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 画像読取手段が、記録手段から出力され
    た記録紙における予め設定された一部の領域から画像を
    読み取ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 記録手段に対する記録条件の再設定後に
    も、画像比較手段により読取画像情報と記録画像情報と
    の間で不一致が検出された場合には、不一致が検出され
    た記録画像情報が含まれる異常画像領域及びこの異常画
    像領域を除く正常画像領域を設定し、前記異常画像領域
    に記録される部分画像を前記正常画像領域に移動させて
    記録紙上に記録するための記録画像情報を生成し、この
    記録画像情報に基づいて記録手段により記録紙上に前記
    部分画像を記録させる制御手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1,2,3又は4記載の画像形成装置。
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