JP5213437B2 - 記録紙検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置により画像形成された記録紙の紙面を検査する記録紙検査装置に関する。
従来、プリンタや複写機等の画像形成装置により記録紙上に画像を形成し、画像形成された記録紙に対して画像形成の品質を判定するための種々の装置が提案されている。
例えば、画像形成装置の画像形成部から記録紙の進行方向下流に、記録紙の画像形成面に対向して配置された画像読取部を備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。画像読取部により取得した検査画像データを原稿画像データと照合することにより、画像形成の良否を判定する。さらに、画像形成の良否の判定に基づき、排紙トレイと廃棄用トレイへ振り分ける。
また、両面画像形成時に、1面目の画像形成後に画像読取部により1面目を読み取り、2面目の画像形成後に画像読取部により2面目を読み取ることにより、記録紙の両面の検査を行う構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−205796号公報 特開2005−208004号公報
しかしながら、特許文献1及び2等で提案されているものは、画像形成された画像を検査することを目的としているもので、画像形成装置内の異常により発生する画像形成面の裏面の汚れを検査することは考慮されていなかった。従って、画像形成面に問題がない場合には、その裏面が汚れていたとしても良品と判定されてしまうという不都合がある。また、特許文献1で提案されているものは、1面目の画像が不良品と判断された場合には、2面目の画像形成を中止するが、裏面が汚れていた場合は良品と判定するので、2面目の画像形成を行ってしまう。また、特許文献2で提案されているものは、両面の検査を行っているが、2面目の画像形成時に裏面が汚れてしまった場合には、良品と判定されてしまう。
上記課題を解決するため、本発明は、画像形成装置と接続される記録紙検査装置であって、前記画像形成装置から、前記画像形成装置によって画像が形成された記録紙を受け取る受取部と、前記画像形成装置によって画像が形成された記録紙の第1面を読み取り、第1画像データを出力する第1読取手段と、前記画像形成装置によって画像が形成された記録紙の第2面を読み取り、第2画像データを出力する第2読取手段と、前記第1画像データに基づき前記第1面を検査し、前記第2画像データに基づき前記第2面を検査する検査手段と、記録紙を積載する第1積載手段と、記録紙を積載する第2積載手段と、前記画像形成装置によって第1面に画像が形成された記録紙の第2面に画像を形成するために、前記第1および第2読取手段により読み取られた記録紙を前記画像形成装置へ搬送する第1搬送手段と、前記第1および第2読取手段により読み取られた記録紙を前記第1積載手段へ搬送する第2搬送手段と、前記第1および第2読取手段により読み取られた記録紙を前記第2積載手段へ搬送する第3搬送手段と、前記第1および第2読取手段により読み取られた記録紙を搬送する搬送手段として、前記第1、第2または第3搬送手段を選択する選択手段とを有し、前記選択手段は、前記受取部が前記画像形成装置によって第1面に画像が形成された記録紙を受け取り、かつ、前記検査手段によって良品と判定された場合は、前記第1搬送手段を選択し、前記受取部が前記画像形成装置によって第1面および第2面に画像が形成された記録紙を受け取り、かつ、前記検査手段によって良品と判定された場合は、前記第2搬送手段を選択し、前記検査手段によって不良品と判定された場合は、前記第3搬送手段を選択することを特徴とする。
かかる構成を有する本発明によれば、記録紙の第1面および第2面に画像を形成する際に、第1面に画像が形成された記録紙の第2面が汚れていた場合、第2面に画像が形成されることを防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るタンデム型中間転写方式のカラー画像形成装置の断面図である。本実施形態の画像形成装置はプリンタ100および検品装置200を有する。プリンタ100は、接触帯電方式、2成分接触現像方式の電子写真方式のレーザービームプリンタである。
プリンタ100には、4つの画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdが画像送り方向に直列に並置されている。各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdは、それぞれ像担持体である感光ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、クリーニング装置、および1次転写装置を備えている。
各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdの現像装置は、感光ドラム上の潜像を順次イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナーで現像する。各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdの1次転写装置は、感光ドラム上のトナー像を中間転写ベルト11上に転写する。記録紙カセット15に収納された記録紙Pは、2次転写ローラ12および13からなる2次転写部へ搬送される。中間転写ベルト11上に担持されたトナー像は、2次転写ローラ13によって記録紙Pに2次転写される。記録紙P上のトナー像は、定着器9にて加熱及び加圧によりトナー像を定着される。定着器9を抜けた記録紙は、検品装置200へ搬送される。これらの画像形成動作は制御部17により制御される。なお、2次転写位置から中間転写ベルト進行方向下流には、中間転写ベルト11表面に付着した2次転写残トナー等をクリーニングするクリーニングブレード14が当接するように設けられている。
プリンタ100から排出された画像形成された記録紙Pは、記録紙検査装置としての検品装置200内へ搬送される。検品装置200内の記録紙搬送経路27には、記録紙Pの画像形成面に対向してCIS(コンタクトイメージセンサ)ユニット21(第1の読取部)、および裏面に対向してCISユニット22(第2の読取部)が配設されている。CISユニット21および22は画像形成された記録紙がその読み取り位置を通過するタイミングで、記録紙表面および裏面の読み取りを行なう読取部である。制御部26は、この読み取り結果に基づいて記録紙表面および裏面に対する良否の判断を行う。
そして、両面1面目において制御部26により記録紙表面および裏面が良品と判断された場合には、記録紙搬送経路Cが選択され、記録紙Pは両面反転パス16へ搬送されて、記録紙Pの表裏反転が行なわれる。そして、記録紙Pは再び2次転写部へ搬送され、2面目の画像形成が行われる。両面2面目において制御部26により記録紙表面および裏面が良品と判断された場合には、記録紙搬送経路Aが選択され、記録紙Pは排紙トレイ23に排出される。また、記録紙表面および裏面に不具合が確認された場合には、記録紙搬送経路Bが選択され、記録紙Pはエスケープトレイ24へ搬送され積載される。記録紙の搬送経路の切り換えは、搬送経路の分岐点に設けられた偏向板25(切換板)により行なわれる。偏向板25(切換板)は制御部26により制御される。
次に、CISユニット21および22について説明する。CISユニット21および22は同様の構成であるので、記録紙裏面に対向するCISユニット22を代表として説明する。
図2は、装置全体の正面から見たCISユニット22の断面図である。CISユニット22はCIS221、光源222、レンズアレイ223を有する。光源222には、LEDやキセノン管等を用いる。本実施形態では、ある程度高速に記録紙を読み取ることを想定し、現状最も光量が稼げるであろうと考えられるキセノン管の2灯方式を採用している。レンズアレイ223は、記録紙からの反射光をCIS221に導く。
記録紙検出センサ228は記録紙Pを検知する。基準白色シート226は、光源222から記録紙へ照射される光量を調整する際に基準とするものである。CIS221は、記録紙の検査を行なっていないときに、基準白色シート226からの反射光量を検知して光源222の光量調整を行う。カバーガラス225は、記録紙が搬送路を通過する際に基準白色シート226に汚れ等が付かないようにカバーしている。また、基準白色板支持部材227は、基準白色シート226を貼り付けるための高濃度な均一部材で作られている。また、CISユニット22の記録紙通過部の汚れ検知も同時に行う。防塵シート224は、CIS221に対する透明なシートであり、レンズアレイ223表面にゴミが付着するのを防止する。
図3は、CISユニット22を記録紙面から見たときのCISユニット22の平面図である。光源222は検品される記録紙Pの幅方向(主走査方向)に記録紙Pを照明し、レンズアレイ223は、記録紙Pからの反射光をCIS221へ導く。このように、記録紙Pの進行方向に対して垂直方向全域の画像検出ができるようになっている。
次に、CISユニット21および22による記録紙の読み取りについて説明する。CISユニット21は、記録紙PのCISユニット21に対向する面(画像形成面)を読み取り、CISユニット22は、記録紙PのCISユニット22に対向するの面(画像形成面の裏面)を読み取り、それぞれ検査画像データを取得する。CISユニット21及び22内のCIS221による画像読み取りは、画像読み取り位置の直前に設けられた記録紙検出センサ228からの出力に基づいて行われる。制御部26は、記録紙検出センサ228からの出力に基づいて、読み取り開始、および終了を制御する。記録紙先端が画像読み取り位置に到達したことに応じて、CIS221は、記録紙後端が画像読み取り位置を通過するまで、画像読み取りを行う。CIS221は、この際に得られた複数のライン状の画像を結合し、検査画像データとして制御部26に出力する。そして、制御部26は、CISユニットで取得された検査画像データに基づいて検査を行う。
このCISユニット21および22は、定着器9より記録紙進行方向下流であれば、どこに設けられてもよいが、全体の処理時間短縮のためには、定着器9に近いことが望ましい。また、記録紙の画像を読み取るものとしては、CIS以外のものでもよい。
図4は、制御部26のブロック図である。制御部26は、CPU261、作業用のメモリとして使われるRAM262、CPU261が実行するプログラムや各種データが格納されたROM263を有する。制御部26は、CISユニット21および22により読み込んだ画像データを入力するための画像信号I/F264を有する。また、制御部26は、記録紙検出センサ228からの信号入力や偏向板25を駆動する偏向板駆動部251への信号出力のためのI/O265を有する。
次に、本実施形態の記録紙の画像形成面および裏面の検査について説明する。最初に、プリンタ100により記録紙Pの片面に対して画像形成が行なわれる。その後、プリンタ100から検品装置200へ搬送されてきた記録紙Pの画像形成面の画像データをCISユニット21により取得し、画像形成面の裏面の画像データをCISユニット22により取得する。
続いて、制御部26は制御部17からの指示に応じて、記録紙の検査を行う。制御部17は、プリンタ100に各種指示を出力し、プリンタ全体を制御する。画像形成を実行する場合、制御部17は、コンピュータからネットワークを介して入力、または、プリンタが備えるスキャナ機能を用いて入力された原稿画像データに基づいた画像を記録紙に形成するように指示する。
制御部26は、CISユニット21から出力された検査画像データと、制御部17から送信された原稿画像データとを比較照合することにより画像形成結果の良否を判断する。比較照合の結果、2つの画像データの差異量が小さい場合は正常と判断し、差異量が大きい場合は不良と判断する。
制御部26は、制御部17からの指示に応じて、両面1面目の非画像形成面(画像形成面の裏面)の汚れ検査、または両面2面目の画像形成面の裏面の検査を行う。両面2面目の画像形成面の裏面の検査の場合は、上述のCISユニットによる検査の場合と同様である。両面1面目の非画像形成面の検査の場合は、CISユニット22により読み取られる画像データは、白紙の状態でなければならない。よって、両面1面目の画像形成面の裏面に対する検査は、白紙の画像データと、CISユニット22により取得された検査画像データとを比較照合することにより、汚れ等の画像データがあるかないかを判断することにより行うことができる。
この場合、CISユニット22から入力した検査画像データを所定の閾値で二値化する。続いて、二値化後の検査画像データの中で、所定面積以上の黒色部分の有無を検出する。そして、所定面積以上の画像(例えば、黒色部分)があれば、汚れがあると判断する。
ここで、二値化の際の閾値は、低濃度(高輝度)の汚れであっても、黒色データに変換されるように、画像形成面の検査時の二値化閾値よりも低めに設定することが望ましい。また、非画像形成面の検査時の比較照合の許容幅を、画像形成面の検査時より狭く設定することが望ましい。このような閾値設定とすることで、低濃度、小面積の汚れであっても、記録紙の汚れとして高精度で検出できる。
そして、制御部26が、不良と判断したときは、偏向板駆動部251を制御して、偏向板25の位置を記録紙Pがエスケープトレイ24へ搬送されるような位置にするとともに、検査結果を制御部17に出力する。
記録紙の画像形成面の裏面に汚れ(裏汚れ)が発生する原因は、以下が考えられる。中間転写ベルト11を備えた中間転写方式のプリンタ100内の記録紙Pの搬送経路には、記録紙Pの裏面に対向して、2次転写ローラ13、定着ローラ92、記録紙Pを搬送するための複数の搬送ローラなどが存在する。
ここで、中間転写ベルト11にかぶりトナーや飛散トナーが付着しているときに、2次転写ローラ13に記録紙がないときには、これらが2次転写ローラ13に直接付着して、汚れてしまうことがある。また、2次転写ローラ13まで記録紙Pを搬送する途中で、紙詰まりが生じた場合には、記録紙Pに転写されるべきトナー像が、直接2次転写ローラ13に転写されてしまう。さらに、クリーニングブレード14による中間転写ベルト11のクリーニングが不十分の場合には、クリーニングブレード14をすり抜けたトナーが、記録紙Pの画像形成面だけでなく、2次転写ローラ13も汚してしまうことがある。
また、記録紙P上のトナーを定着器9で定着する際に、定着ローラ91に付着してしまったトナーが、十分クリーニングされずに定着ローラ92に付着することがある。また、両面画像形成時には、定着ローラ92は両面1面目の定着されたトナー面と接触するが、その時にトナーが定着ローラ92に付着することがある。このように、記録紙の裏面に接触する部材にトナーが付着すると、その後に搬送される記録紙の裏面に付着してしまい、記録紙の裏汚れとなってしまう。
これらの裏汚れの原因の中で、記録紙搬送経路内での紙詰まり等の場合は、2次転写ローラ13に付着したトナーは、後続の記録紙に転写されていくに従って減少していく。しかし、中間転写ベルト11のクリーニング不良や、多量の画像形成動作により現像剤の帯電能力が低下して白地部かぶりやトナー飛散が発生した場合には、2次転写ローラ13には定常的にトナーが付着してしまう。このような場合には裏汚れが連続して発生する可能性が高い。このようなときには、検品装置200内での検査による記録紙の良品率が低下してしまう上、画像形成装置の望まれない場所にもトナーが運ばれてしまう可能性がある。
図5は、本実施形態における両面画像形成を行う際の検品装置200による記録紙の検査に関する制御部26が実行するフローチャートである。プリンタ100により記録紙Pに対して両面1面目の画像形成が行なわれる。制御部26は、プリンタ100から検品装置200へ搬送されてきた記録紙Pの画像形成面(両面1面目)の画像データをCISユニット21により取得する(S1)。
続いて、制御部26は制御部17からの指示に応じて記録紙の検査を行う(S2)。制御部26は、CISユニット21から出力された検査画像データと、制御部17から送信された両面1面目の原稿画像データとを比較照合することにより画像形成結果の良否を判断する。比較照合の結果、2つの画像データの差異量が所定の閾値よりも小さいと判別した場合は、正常と判断し、差異量が所定の閾値よりも大きいと判別した場合は、不良と判断する。
次に、CISユニット22で取得される非画像形成面の検査について説明する。通常、両面1面目の画像形成後に搬送されてきた記録紙PのCISユニット22に対向する記録紙面は白紙である。よって、非画像形成面に対する検査は、白紙(画像データなし)に対してCISユニット22により取得された検査画像データに汚れ等の画像データがあるかないかにより行うことができる。
まず、CISユニット22により記録紙裏面の検査画像データを取得する。次に、制御部26は、検査画像データを読み込み(S3)、汚れ等の有無を検出する。具体的には、まず、検査画像データを所定の閾値で二値化する。続いて、二値化後の検査画像データの中で、所定面積以上の黒色部分の有無を検出する。そして、所定面積以上の黒色部分があれば(画像データが所定の閾値以上であると判別したことに応じて)、汚れがあると判断する(S4)。
ここで、汚れ検出の閾値は、通常の記録紙の検査時より低めに設定されていることが望ましい。具体的には、二値化の際の閾値は、低濃度(低輝度)の汚れであっても、黒色に変換されるように記録紙の検査時より低めに設定することが望ましい。また、汚れと判断する黒色部分の面積は、記録紙の検査時より低めに設定することも望ましい。このようなパラメータ設定とすることで、低濃度、小面積の汚れであっても、記録紙の裏汚れとして高精度で検出できる。
このようにして記録紙Pの両面を検査し、ステップS2またはS4で、画像形成面の画像形成結果不良や非画像形成面の汚れがあると判断したときは、記録紙Pをエスケープトレイ24へ搬送するべく偏向板25を制御して搬送経路Bを選択する(S11)。そして、プリンタ100に再度記録紙カセット15から記録紙を給紙させて画像形成を行わせる(S12)。
ステップS2及びS4において、画像形成面と非画像形成面ともに良品と判断したときは、記録紙をプリンタ100の両面反転パス16へ搬送するべく偏向板25を制御して搬送経路Cを選択する(S5)。そして、プリンタ100において両面2面目の画像形成が行なわれる。
続いて、プリンタ100にて両面2面目の画像形成が行なわれ、再び検品装置200へ両面画像形成が行なわれた記録紙Pが搬送されてくる。そして、検品装置200内で、両面2面目の画像データをCISユニット21により取得し(S6)、両面1面目の画像データをCISユニット22により取得する(S8)。そして、制御部26は、CISユニット21から出力された検査画像データと、制御部17から送信された両面2面目の原稿画像データとを比較照合することにより画像形成結果の良否を判断する(S7)。さらに、CISユニット22から出力された検査画像データと、制御部17から送信された両面1面目の原稿画像データとを比較照合することにより画像形成結果の良否を判断する(S9)。これらの比較照合の結果、2つの画像データの差異量が小さい場合は正常に画像形成できたと判断し、差異量が大きい場合は画像形成結果不良と判断する。
このようにして記録紙Pの両面を検査し、ステップS7またはS9において両面1面目または2面目の画像形成結果不良があると判断したときは、記録紙Pはエスケープトレイ24へ搬送するべく偏向板25を制御して搬送経路Bを選択する(S11)。そして、プリンタ100に再度記録紙カセット15から記録紙を給紙させて画像形成を行わせる(S12)。
ステップS7及びS9において、両面1面目および2面目ともに良品と判断したときは、記録紙を排紙トレイ23に排出するべく偏向板25を制御して搬送経路Aを選択する(S10)。そして、プリンタ100による画像形成ジョブが終了したかどうか確認し(S13)、画像形成ジョブが終了していなければ、ステップS1へ戻る。
以上のように、両面1面目の画像形成後の検査により不良と判断されたときには、エスケープトレイへ搬送されるので、両面2面目の画像形成を行う必要がなく、生産効率の低下が低減される。また、両面2面目の画像形成後には、両面2面目だけでなく両面1面目も再び画像検査を行うので、両面2面目の画像形成中に記録紙裏面に対して発生した裏汚れ等の不具合も検知することができる。
また、両面1面目の検査をCISユニット21だけでなくCISユニット22でも行うので、検査の精度が上昇する。両面1面目の検査をCISユニット21で行うときは定着器9を1回通過した後であり、CISユニット22で行うときには定着器9を2回通過した後である。両面2面目の検査時は両面1面目の検査時に比べて、記録紙上の画像部のグロスや反射濃度が変化している可能性がある。従って、CISユニット21とCISユニット22により取得した画像データと両面1面目の原稿画像データを比較照合する際に、画像形成結果不良と判断する差異量の閾値をそれぞれのCISユニットにより変えても構わない。
なお、本実施形態は、プリンタ100および検品装置200により構成された画像形成装置を例に示したが、これに限られるものではない。すなわち、定着器9より記録紙搬送方向下流でかつ両面反転パス16の記録紙搬送方向上流のプリンタ100内に、記録紙Pの表面および裏面の画像検査を行う検査手段および記録紙搬送経路切り換え手段を備えてもよい。
また、本実施形態は、両面画像形成時の検査について説明したが、片面画像形成時にCISユニット21および22を使用して、画像検査や汚れ等の検査を行うようにしても構わない。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図6に基づき説明する。本実施形態は、第1実施形態と同様に、両面画像形成物の画像検査により良品と不良品の振り分けを行う。本実施形態では、画像形成の不良の判別結果に応じて、画像形成動作を停止させ、また、画像形成不良の解決のためにどこを確認するべきかを使用者に促す。プリンタ100および検品装置200の構成については第1実施形態と同一なので、同一の構成部分についての説明は省略する。
第1実施形態で説明したように、両面画像形成物の検査は両面1面目の画像形成後にCISユニット21および22による2回の検査と両面2面目の画像形成後に2つのセンサユニットによる2回の検査との計4回の検査が行なわれる。このうち、CISユニット21により不良品と判断される原因は画像形成直後の画像面の不良なので、画像形成ステーションPa〜Pdから定着器9までの不具合により発生した可能性が高い。また、CISユニット22により不良品と判断される原因は基本的に記録紙裏面に対して発生する汚れである。記録紙裏面に対して汚れが発生する原因は、前述したとおりである。
図6は、本実施形態における両面画像形成を行う際の検品装置200による記録紙の検査に関する制御部26が実行するフローチャートである。まず、両面1面目が画像形成された記録紙が検品装置200に搬送されてくると、CISユニット21および22により両面1面目および裏面の画像の読み込みが行なわれる。また、両面2面目が画像形成された記録紙が搬送されてくると、同様に両面2面目と両面1面目の画像データの読み込みが行なわれる。制御部26はCISユニット21,22により読み取られた画像の画像データを受け取る(S21)。
次に、読み込まれた画像データが画像検査や裏汚れ検査において、両面画像結果の良否を判断する(S22)。そして、画像検査や裏汚れ検査の良否結果を検査履歴バッファ1〜4に保存する(S23)。
検査履歴バッファ1には、両面1面目の画像形成後にCISユニット21で取得した画像データの良否判断の履歴を保存する。検査履歴バッファ2には、両面1面目の画像形成後にCISユニット22で取得した画像データの良否判断の履歴を保存する。検査履歴バッファ3には、両面2面目の画像形成後にCISユニット21で取得した画像データの良否判断の履歴を保存する。検査履歴バッファ4には、両面2面目の画像形成後にCISユニット22で取得した画像データの良否判断の履歴を保存する。
検査履歴バッファ1〜4は、過去50枚の良否結果を保存しており、新たな記録紙の検査が行なわれると50枚前のデータが消去されるようになっている。
そして、過去50枚の検査結果で不良品と判断された比率が30%よりも大きいかどうか、各検査履歴バッファに保存された良否結果について判断する(S24)。もし、検査履歴バッファ1〜4に保存された良否結果のうち、少なくとも1つの検査履歴バッファにおいて、不良品率が30%よりも大きいと判断されたときは、プリンタ100の画像形成ジョブを停止するように指示する(S25)。そして、各検査履歴バッファの不良品比率を確認する。(S26)。そして、画像形成物検査による動作停止の旨と本体確認の指示を操作部等に表示を行う(S27)。
検査履歴バッファのうち、検査履歴バッファ1や検査履歴バッファ3の不良品比率が大きい場合は、画像形成ステーションPa〜Pdから定着器9までの画像形成部の確認を促す表示をプリンタ100に行わせる。検査履歴バッファ2や検査履歴バッファ4の不良品比率が大きい場合は、2次転写外ローラや定着下ローラや記録紙搬送部材の確認を促す表示をプリンタ100に行わせる。その際、それらの部材を汚す可能性がある箇所を確認するよう促す表示も行わせてもよい。また、検査履歴バッファ2に対して検査履歴バッファ4の不良品比率が大きい場合は、両面反転パスの確認を促す表示をプリンタ100に行わせる。また、どちらかのCISユニットにおいて定常的に不良品が検知され続ける場合には、CISユニットの確認を促す表示をプリンタ100に行わせる。
ステップS24において、不良品率が30%よりも小さいと判断されたときは、プリンタ100による画像形成ジョブが終了したかどうか確認し(S28)、画像形成ジョブが続いていれば、ステップS21へ戻る。
以上のような制御を、両面画像形成動作において、プリンタ100から検品装置200に記録紙が搬送され、CISユニットの検知位置に到着する度に実行する。これにより、両面画像形成される記録紙について高精度の裏汚れ検知を行うことができる。また、画像検査において不良品と判断された原因となっている問題が、偶発的か定常的かの判断をしてプリンタの画像形成動作を停止し、その原因となっている可能性が高い箇所の確認を促す。これにより、不良品を低減し、画像形成効率のロスを低減することができる。
本実施形態では、画像データを読み込むCISユニットと読み込みタイミングより検査履歴バッファを4つに分けて制御したが、検査履歴バッファを1つにまとめてもよい。また、本実施形態では、過去50枚の良否結果の不良品比率でプリント停止の判断を行なったが、複数枚の両面画像において連続して不良品と判断された場合にプリント停止の判断をしてもよい。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 CISユニットの構成を示す断面図である。 CISユニットの平面図である。 制御部26のブロック図である。 第1実施形態における記録紙検査に関するフローチャートである。 第2実施形態における記録紙検査に関するフローチャートである。
符号の説明
13 2次転写ローラ
17 制御部
21、22 CISユニット
23 排紙トレイ
24 エスケープトレイ
25 偏向板
26 制御部
92 定着ローラ
100 プリンタ
200 検品装置

Claims (2)

  1. 画像形成装置と接続される記録紙検査装置であって、
    前記画像形成装置から、前記画像形成装置によって画像が形成された記録紙を受け取る受取部と、
    前記画像形成装置によって画像が形成された記録紙の第1面を読み取り、第1画像データを出力する第1読取手段と、
    前記画像形成装置によって画像が形成された記録紙の第2面を読み取り、第2画像データを出力する第2読取手段と、
    前記第1画像データに基づき前記第1面を検査し、前記第2画像データに基づき前記第2面を検査する検査手段と、
    記録紙を積載する第1積載手段と、
    記録紙を積載する第2積載手段と、
    前記画像形成装置によって第1面に画像が形成された記録紙の第2面に画像を形成するために、前記第1および第2読取手段により読み取られた記録紙を前記画像形成装置へ搬送する第1搬送手段と、
    前記第1および第2読取手段により読み取られた記録紙を前記第1積載手段へ搬送する第2搬送手段と、
    前記第1および第2読取手段により読み取られた記録紙を前記第2積載手段へ搬送する第3搬送手段と、
    前記第1および第2読取手段により読み取られた記録紙を搬送する搬送手段として、前記第1、第2または第3搬送手段を選択する選択手段
    とを有し、
    前記選択手段は、
    前記受取部が前記画像形成装置によって第1面に画像が形成された記録紙を受け取り、かつ、前記検査手段によって良品と判定された場合は、前記第1搬送手段を選択し、
    前記受取部が前記画像形成装置によって第1面および第2面に画像が形成された記録紙を受け取り、かつ、前記検査手段によって良品と判定された場合は、前記第2搬送手段を選択し、
    前記検査手段によって不良品と判定された場合は、前記第3搬送手段を選択する
    ことを特徴とする記録紙検査装置。
  2. 前記検査手段は、
    前記受取部が前記画像形成装置によって第1面に画像が形成された記録紙を受け取った場合は、前記第1画像データと前記第1面に形成された画像を示す基準画像データとに基づき前記第1面に形成された画像の検査を行うとともに、前記第2画像データに基づき前記第1面に画像が形成された記録紙の第2面の汚れを検査し、
    前記受取部が前記画像形成装置によって第1面および第2面に画像が形成された記録紙を受け取った場合は、前記第1画像データと前記第1面に形成された画像を示す基準画像データとに基づき前記第1面に形成された画像の検査を行うとともに、前記第2画像データと前記第2面に形成された画像を示す基準画像データとに基づき前記第2面に形成された画像の検査を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の記録紙検査装置。
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