JP2003259089A - 画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読み取り装置及び画像形成装置

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JP2003259089A
JP2003259089A JP2002058277A JP2002058277A JP2003259089A JP 2003259089 A JP2003259089 A JP 2003259089A JP 2002058277 A JP2002058277 A JP 2002058277A JP 2002058277 A JP2002058277 A JP 2002058277A JP 2003259089 A JP2003259089 A JP 2003259089A
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Shinichi Nishimura
真一 西村
Yuki Ito
由起 伊東
Hiroshi Abe
寛 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取り装置において、簡単な構成であ
りながら、原稿を傷付けることなく、しかも原稿の斜行
に基づく画像の傾き角度を高精度で補正することができ
るようにする。 【解決手段】 画像入力手段2によって原稿画像を読み
取る際に、原稿の厚さに起因する影も同時に読み取る。
この影による黒画素の連続性を傾き検知手段5によって
認識し、原稿の傾き角度を検知する。傾き補正処理手段
6により、画像処理手段3から送られた画像データを、
傾き検知手段5から送られた原稿の傾き角度についての
情報に基づいて補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば複写機、
プリンタ、ファクシミリ等に使用される画像読み取り装
置、及びこの画像読み取り装置を備えた画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置で使用される画像読み取り装置において、シ
ート状の原稿を光源に対して相対移動させる方式のもの
が知られている。
【0003】このような画像読み取り装置では、棒状の
光源を使用し、その長手方向(主走査方向)と平行に読
み取りラインを設定し、この読み取りラインに対して直
角な方向(副走査方向)に原稿を移動させる。そして、
移動中の原稿の画像面に対して光源から光を照射し、画
像面が読み取りラインを通過するときの反射光を受光し
て順次に画像面の画像を読み取るようにしている。
【0004】従って、原稿が斜めに搬送(斜行)され
て、その画像が読み取りラインを斜めに通過した場合に
は、画像が斜めに読み取られてしまうことになる。上述
の複写機等の画像形成装置において、このように斜めに
読み取られた画像に基づいて画像形成が行われた場合に
は、記録材に対して画像が斜めに形成される、という画
像不良が発生する。
【0005】このような画像不良を防止するための技術
が、例えば、特開平8−1511401号公報(第1従
来例)や特開平6−188109号公報(第2従来例)
に開示されている。
【0006】これらは両者とも、原稿の先端を検知する
ための2個のセンサを、副走査方向の位置が同じで主走
査方向の位置が異なるように配設している。原稿が斜行
された場合には、原稿の先端が2個のセンサに到達する
時間(タイミング)にずれが生じる。この時間差と原稿
の搬送速度から斜行量(搬送ずれ量)を算出するのであ
る。そして、この斜行量に応じて、原稿の斜行を機械的
に矯正するようにしている。第1従来例では、読み取り
ラインと平行なライン上に個別に2個の搬送ローラを配
置し、算出後の斜行量に応じて2個の搬送ローラに速度
差を設けて、原稿の斜行を矯正している。一方、第2従
来例では、読み取りラインと平行な長い搬送ローラとこ
れに押圧された対向コロとを配設し、算出後の斜行量に
応じて、搬送ローラ両端部での対向コロの押圧力を変え
たり、搬送ローラの軸心の相対位置を変えたりして、搬
送ローラ両端部での原稿の搬送力に差を設け、これによ
り原稿の斜行を矯正している。なお、第2従来例では、
斜行量に基づいて、読み取り画像情報を回転させる技術
も開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の画像
読み取り装置は、原稿の先端を検知するために2個のセ
ンサが必要であり、その分、構成が複雑になっていた。
また、原稿の斜行を矯正するために、2個の搬送ローラ
に速度差を設けたり(第1従来例)、長い搬送ローラの
両端で搬送力に差を設けたり(第2従来例)して、原稿
を強制的に回転させて機械的に斜行を矯正しているの
で、原稿を傷付けるおそれがあった。さらに、機械的な
矯正では、精度の高い矯正が困難であるという問題があ
った。
【0008】そこで、本発明は、簡単な構成でありなが
ら、原稿を傷付けることなく、しかも原稿の斜行に基づ
く画像のずれを高精度で補正することのできる画像読み
取り装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、シー
ト状の原稿の原稿画像を読み取る画像入力手段と、前記
入力手段が読み取った画像データを処理する画像処理手
段と、前記画像処理手段から送られた画像データを記憶
するデータ記憶手段と、を備えた画像読み取り装置に関
するものである。そして、この画像読み取り装置は、前
記データ記憶手段に記憶された画像データから前記原稿
の端縁についての画像データを検知して前記端縁の傾き
角度を検知する傾き検知手段と、前記画像処理部から送
られてきた画像データを前記傾き検知手段から送られて
きた前記端縁の傾き角度についての情報に基づいて補正
する傾き補正処理手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の画像読み取
り装置に関するものである。そして、この画像読み取り
装置は、前記画像入力手段は、主走査方向に沿って設定
された読み取りラインにおいて前記原稿画像を照射する
光源と、前記読み取りラインに対して前記原稿を副走査
方向に相対移動させる搬送手段とを有することを特徴と
している。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項2の画像読
み取り装置に関するものである。そして、この画像読み
取り装置は、前記傾き角度の検知対象となる原稿の端縁
が、前記原稿の移動方向を基準としたときの先端又は後
端であることを特徴としている。
【0012】請求項4に係る発明は、画像読み取り手段
と、前記画像読み取り手段によって読み取られた画像デ
ータに基づいて記録材に画像を形成する画像出力手段と
を備えた画像形成装置に関するものである。そして、こ
の画像形成装置は、前記画像読み取り手段が、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置であるこ
とを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置の機能的な構成を示すブロック図である。この図
に示すように、画像形成装置1は、原稿の画像を読み取
る画像入力手段2と、画像入力手段2で読み取った画像
情報に対して画像処理を施す画像処理手段3と、画像処
理された画像情報を保存するデータ記憶手段4と、デー
タ記憶部に保存された画像情報により原稿の傾きを検知
する傾き検知手段5と、傾き検知手段5から送られた情
報に基づいて傾き補正処理を行う傾き補正処理手段6
と、傾き補正処理手段6から送られてきた画像情報に基
づいて、コピー紙等の記録材に画像を形成する画像出力
手段7と、を備えている。なお、本実施の形態に係る画
像読み取り装置としては、上述の画像形成装置1の構成
から、画像出力手段7を抜いた部分で構成することがで
きる。
【0015】また、図2は、上述の画像形成装置1全体
の機械的な構成を示す縦断面図である。同図中に示す全
体を画像形成装置本体8とすると、画像入力手段2は、
画像形成装置本体8の上部に配設されている。また、画
像形成装置本体8の左側に配設されたプリント基板10
が、画像処理手段3、データ記憶手段4、傾き検知手段
5、及び傾き補正手段6に相当する。そして、画像形成
装置本体8の残りの部分が、画像出力手段7に相当す
る。
【0016】このうち画像入力手段2は、図3に示すよ
うに、原稿搬送部(搬送手段)11と、原稿検知部12
と、画像読み取り部13と、A/D変換部(図示せず)
とを備えている。
【0017】このうち、原稿搬送部11は、同図中の矢
印A方向に搬送されてくる原稿Dを上方から押さえる原
稿押さえ14と、原稿搬送方向に沿っての最も上流側に
配設された原稿前上ローラ15、原稿前下ローラ16
と、その下流側に配設された原稿中上ローラ17と、さ
らにその下流側に配設された原稿後上ローラ18、原稿
後下ローラ19と、を有している。上述の原稿押さえ1
4における上流側の部分には、原稿Dを案内するための
原稿ガイド20が形成されている。また、原稿中ローラ
17は、その外周面が白色に形成されていて、シェーデ
ィング補正用に使用される。
【0018】原稿検知部12は、原稿前上ローラ15の
上流側に配置されて原稿Dの先端を検知する先端検知セ
ンサ21と、原稿前上ローラ15の下流側に配置されて
原稿Dの後端を検知する後端検知センサ22とを有して
いる。
【0019】画像読み取り部13は、原稿中上ローラ1
7との間に原稿Dを挟み込むコンタクトガラス23と、
原稿Dの画像面を下方から照射する光源24と、画像面
からの反射光が通過するセルフォックレンズ25と、受
光した光を電気信号に変換する光電素子(図示せず)
と、を有している。上述の光源24としては、主走査方
向(原稿Dの先端に沿った方向)に長い棒状のキセノン
ランプを使用している。上述のコンタクトガラス23と
原稿中ローラ17との当接部に、主走査方向に長い読み
取りラインLが形成される。原稿Dはこの読み取りライ
ンLを矢印A方向(副走査方向)に通過する際に読み取
られる。
【0020】A/D変換部は、光電素子から入力された
アナログデータをデジタルデータに変換するものであ
る。
【0021】上述の画像入力手段2において、原稿搬送
部11の各ローラの回転・停止のタイミングや回転速
度、光源24の点滅のタイミング等は、前述のプリント
基板10内に設けられている制御手段によって制御され
ている。
【0022】つづいて、このような構成の画像入力手段
2の動作を説明する。なお、以下の説明では、原稿画像
は、原稿Dの先端よりも少し内側から始まり、後端の少
し内側で終わるものとする。先端から原稿画像までを先
端マージン、後端から原稿画像までを後端マージンとす
る。
【0023】画像入力手段2は、原稿搬送部11によっ
て原稿Dを搬送しながら、原稿検知部12が検知する所
定のタイミングで画像読み取り部13によって原稿画像
を読み取る。
【0024】すなわち、原稿Dは、原稿押さえ14の原
稿ガイド20に案内されながら矢印A方向に搬送され
る。原稿Dの先端が先端検知センサ21によって検知さ
れると、制御手段によって各ローラ15〜19の回転が
開始される。そして、原稿画像の先端が読み取りライン
Lに到達する前に光源24が点灯されて読み込みが開始
される。ここで、原稿Dの先端が先端検知センサ21に
検知されてから読み取りラインLに到達するまでの時間
t1は、先端検知センサ21と読み取りラインLとの距
離をx、原稿Dの搬送速度をvとしたときに、t1=x
/vとして算出される。したがって、原稿画像の先端
は、t1よりも、さらに先端マージンに相当する時間だ
け遅れて読み取りラインLに到達する。原稿Dはその原
稿画像が読み取りラインLを通過するときに、画像読み
取り部13によって順次に読み取られていく。そして、
原稿Dの後端が後端検知センサ22によって検知される
と、原稿画像の後端が読み取りラインLを通過した後に
光源24が消灯される。ここで、原稿Dの後端が後端検
知センサ22に検知されてから読み取りラインLに到達
するまでの時間t2は、後端検知センサ22と読み取り
ラインとの距離をyとしたときに、t2=y/vとして
算出される。したがって、原稿画像の後端は、t2より
も、後端マージンに相当する時間だけ前に読み取りライ
ンLに到達する。画像読み取り後、原稿Dの後端が原稿
後上ローラ18を通過後に、各ローラが停止され、画像
の読み取りが終了する。こうして画像入力手段2によっ
て読み取られた画像データを基に、画像出力手段7によ
り記録材に画像が形成されることになる。
【0025】画像処理手段3は、A/D変換部で変換さ
れたデジタルデータに対し、濃度変換処理、変倍処理、
フィルタ処理、階調処理等の画像処理を行って、処理後
のデータをデータ記憶手段4に送るものである。
【0026】データ記憶手段4は、画像処理手段3によ
って画像処理された後の画像データを保存しておく部分
である。
【0027】傾き検知手段5、傾き補正処理手段6につ
いては後に詳述する。
【0028】画像出力手段7は、プリンタに相当するも
のであり、図2に示すように、画像が形成される記録材
を供給する記録材供給部26と、供給された記録材に画
像を形成する画像形成部27と、を備えている。このう
ち画像形成部27は、回転駆動される感光ドラム28
と、感光ドラム28表面を所定の極性・電位に均一に帯
電させる帯電手段30と、帯電後の感光ドラム28表面
を露光して静電潜像を形成する露光手段31と、静電潜
像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像手
段32と、感光ドラム28上に形成されたトナー像を記
録材供給部26から供給された記録材に転写する転写手
段33と、記録材上にトナー像を定着させる定着手段3
4とを有している。
【0029】この画像出力手段7において、露光手段3
1が感光ドラム28上に静電潜像を形成する際の基とな
る画像情報は、画像入力手段2が読み取った原稿画像で
ある。
【0030】したがって、画像入力手段2によって読み
取られる原稿Dが斜行している場合には、露光手段31
によって感光ドラム28上に傾斜した静電潜像が書き込
まれてしまい、当然、最終的な出力画像も記録材に対し
て斜めにずれた画像となり、画像不良となってしまう。
【0031】このような画像不良を解消するための技術
として、従来例であげたようなものが知られている。し
かしながら、従来例によると、構成が複雑になったり、
原稿を傷付けたり、画像のずれを高精度で補正すること
ができなかったりした。
【0032】そこで、本発明は、構成が簡単で、原稿を
傷付けることなく、原稿の斜行に基づく画像のずれを高
精度で補正することができるようにした。
【0033】ところで、一般に、複写機やプリンタにお
いて、コピー上に、原稿Dの先端や後端に対応する部分
に不要な黒筋が形成されることが知られている。本実施
の形態においては、図4に示すように、原稿Dの先端に
おいて、原稿Dの厚さに起因する影が発生しやすい。原
稿Dが矢印A方向に搬送されて原稿画像が読み取られて
いる間は、光源4から照射された光は、原稿Dの画像面
で反射されてセルフォックレンズアレイ25に入射され
る。ところが、原稿Dの先端D1が、読み取りラインL
を通過する前後においては、光源24からの光は、原稿
Dの先端D1に遮られて、セルフォックレンズアレイ2
5に入射されなくなる。つまり、先端D1に対応する部
分の反射率が、原稿中上ローラ17や原稿Dの反射率と
異なる(一般に反射率が低い)ため、コピー上に黒筋と
なって表れる。この黒筋は、原稿Dの厚さが厚いほど濃
く、また太くなって現れる。
【0034】このような黒筋は、本来、コピー上には出
ないことが好ましいため、従来は、特に利用されること
なく消去される傾向にあった。本発明においては、この
黒筋を積極的に利用して、原稿の斜行(回転方向のず
れ)を検知するようにしている。
【0035】以下、図5のフローチャートを参照しなが
ら詳述する。
【0036】まず、画像入力手段2によって原稿Dの原
稿画像を読み取る(ステップS1)。原稿Dの読み取り
は、画像入力手段2によって前述のように行うが、本発
明においては、原稿Dの先端D1を読み取るため、光源
24の点灯タイミングを変更する。光源24は、原稿D
の先端D1が読み取りラインLを通過する前から点灯す
る。先端検知センサ21が原稿Dの先端D1を検知して
から、この先端D1が読み取りラインLを通過するまで
の時間は、t1=x/vであるから、多少の余裕を見て
t1−Δt前に光源24を点灯する。これにより、画像
入力手段2によって原稿Dの先端D1を積極的に読み取
るようにする。
【0037】読み取った画像情報を、A/D変換部にお
いて、アナログ画像データからデジタル画像データに変
換する(ステップS2)。デジタル変換した画像データ
を、画像処理手段3に送り、前述のような画像処理を行
う。そして、画像処理後の画像データをデータ記憶手段
4に記憶する(ステップS3)。
【0038】データ記憶手段4に記憶した画像データを
傾き検知手段5に送り、傾き検知手段5により、原稿D
の先端D1に対応する黒画素の連続性を認識して、原稿
Dの傾き角度、すなわち読み取りラインLに対する原稿
Dの先端D1の角度、を検知する(ステップS4)。こ
れは、例えば、プリント基板10がもっている座標を基
準として、先端D1に対応する黒画素の座標を検知する
ことによって行うことができる。なお、原稿画像と、上
述の黒画素とは、両者の座標を比較することで区別する
ことができる。なお、傾き補正手段5としては、CPU
などを使用したソフト的な処理を行うものでも、あるい
は専用ハードを用いるものであってもよい。
【0039】一方、データ記憶手段4に記憶した画像デ
ータを一旦、画像処理手段3に戻し、この画像データの
うち、原稿Dの先端D1に対応する黒画素を白画素に変
換し、コピー上に黒筋が出力されないようにして、傾き
補正処理手段6に送る。
【0040】傾き補正手段6においては、画像処理手段
3から送られてきた画像データを、傾き検知手段5から
送られてきた傾き角度に応じて全体を回転させて、傾き
補正処理を行う(ステップS5)。
【0041】こうして傾き補正処理が行われた画像デー
タは、画像出力部7の露光手段30に送られ、これに基
づいて露光手段30により感光ドラム28上に静電潜像
が形成される。
【0042】したがって、画像入力手段2で読み取る際
の原稿Dが傾斜していて現像画像が傾いて入力された場
合であっても、感光ドラム28上に形成される静電潜像
は、正規な状態、すなわち原稿Dが斜行することなく正
常に搬送されて原稿画像が読み取られた場合と同様に形
成される。最終的なコピーの出力画像も正常に形成され
る。
【0043】本実施の形態によると、原稿の斜行を検知
するための専用のセンサを使用する必要がないので、構
成を簡略化することができる。また、画像の傾き角度を
補正するのに、原稿Dを搬送する2個のローラの搬送速
度に差を設ける等、原稿D自体を強制的に回転させるこ
とがないので、原稿を傷付けることがなく、また精度の
高い補正を行うことができる。
【0044】以上の実施の形態においては、原稿Dの先
端D1によって生じる影を検知しているが、原稿Dの後
端によって生じる影を検知して、原稿の傾き補正処理を
行うようにしてもよい。
【0045】また、上述では、光源24に対して原稿D
を移動させる構成を例に説明したが、この逆に、原稿D
に対して光源を移動させる構成に対しても、本発明を適
用することができる。
【0046】また、原稿Dを光源24によって照射する
際のバックとして作用する原稿中上ローラ17の外周面
を白色としたが、これに代えて例えば、鏡面仕上げを施
した銀色とすることもできる。すなわち、反射率の違い
によって原稿Dの後端D1又は先端を検知できるもので
あれば、バックに任意の色のものを採用してもよい。
【0047】また、例えば、ユーザーの選択によって、
傾き補正処理を行わないような解除モードを選択できる
ようにしてもよい。例えば、原稿の先端に対して原稿画
像自体が傾いている場合であって、これをコピー上で簡
単に直したいような場合、意識的に原稿を傾斜させて読
み込ませればよい。解除モードを設けておけばこのよう
なことを簡単に実現することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る画像読み取
り装置は、原稿入力手段によって、原稿の端縁を積極的
に検知し、その傾き角度に応じて画像データを補正する
ようにしたので、簡単な構成でありながら、原稿を傷付
けることなく、しかも原稿の斜行に基づく画像の傾き角
度を高精度で補正することのできる。
【0049】また、本発明に係る画像形成装置は、上述
の画像読み取り装置を備えているので、原稿画像読み取
り時の原稿が斜行していた場合でも、記録材上の最終的
な画像は傾きのない正常なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機能
的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置全体の
機械的な構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像読み取り装置
の、画像入力手段の概略構成を示す拡大縦断面図であ
る。
【図4】原稿の先端部に影ができる様子を模式的に示す
図である。
【図5】傾き補正の動作を示すフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1……画像形成装置、2……画像入力手段、3……画像
処理手段、4……データ記憶手段、5……傾き検知手
段、6……傾き補正処理手段、7……画像出力手段、1
1……搬送手段、24……光源、D……原稿、D1……
原稿の端縁(先端)、L……読み取りライン、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 寛 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA01 AB02 BA01 BB02 BC05 BC12 BC14 BC18 CA07 CB08 CB23 DC09 5C072 AA01 BA02 BA04 CA02 CA09 DA02 EA04 NA01 RA03 UA20 XA01 5C076 AA24 BA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の原稿の原稿画像を読み取る画
    像入力手段と、前記入力手段が読み取った画像データを
    処理する画像処理手段と、前記画像処理手段から送られ
    た画像データを記憶するデータ記憶手段と、を備えた画
    像読み取り装置であって、 前記データ記憶手段に記憶された画像データから前記原
    稿の端縁についての画像データを検知して前記端縁の傾
    き角度を検知する傾き検知手段と、前記画像処理部から
    送られてきた画像データを前記傾き検知手段から送られ
    てきた前記端縁の傾き角度についての情報に基づいて補
    正する傾き補正処理手段とを備えることを特徴とする画
    像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記画像入力手段は、主走査方向に沿っ
    て設定された読み取りラインにおいて前記原稿画像を照
    射する光源と、前記読み取りラインに対して前記原稿を
    副走査方向に相対移動させる搬送手段とを有することを
    特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記傾き角度の検知対象となる原稿の端
    縁が、前記原稿の移動方向を基準としたときの先端又は
    後端であることを特徴とする請求項2に記載の画像読み
    取り装置。
  4. 【請求項4】 画像読み取り手段と、前記画像読み取り
    手段によって読み取られた画像データに基づいて記録材
    に画像を形成する画像出力手段とを備えた画像形成装置
    において、 前記画像読み取り手段が、請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の画像読み取り装置であることを特徴とする画像
    形成装置。
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JP (1) JP2003259089A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010050800A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Murata Machinery Ltd 画像読取装置
JP2016092478A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置および画像形成装置
US10194051B2 (en) 2015-12-09 2019-01-29 Konica Minolta, Inc. Device for detecting amount of skew in document and image processing apparatus

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