JP2023137084A - 画像読取装置、画像形成装置、および画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、および画像読取方法 Download PDF

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Suketaka Nakada
尚宏 倉形
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Abstract

【課題】シェーディングの補正精度を高く確保する画像形成装置及び画像読取方法を提供する。【解決手段】画像読取装置は、濃度基準部材302と、濃度基準部材に光を照明する光源24と、濃度基準部材の読取画像を出力する撮像部28と、濃度基準部材と撮像部との相対位置を変化させる駆動手段304と、読取画像における異物を検出する異物検出部305と、明るさのムラであるシェーディングを補正するために用いられる補正データを、読取画像から生成する生成部306と、を有する。撮像部は、駆動手段により相対位置が所定方向に変化されながら第1読取画像を読み取るとともに、駆動手段により相対位置が所定方向とは反対方向に変化されながら第2読取画像を読み取る。検出手段は、第1読取画像及び第2読取画像のそれぞれにおいて異物を検出する。生成手段は、第1読取画像及び第2読取画像のうち異物が少ない一方から補正データを生成する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像読取装置、画像形成装置、および画像読取方法に関する。
従来、原稿の読取画像を出力する画像読取装置において、濃度基準部材の読取画像から得られる補正データを用い、明るさのムラであるシェーディングを補正する技術が知られている。
シェーディング補正技術として、濃度基準部材の汚れや傷の影響を低減してシェーディングの補正データを生成するために、板状の濃度基準部材を移動させながら読み取った濃度基準部材の読取画像を分割した複数のブロックごとにライン画像データの平均値を求め、この各平均値のピーク値をシェーディングの補正データとして使用する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、読取画像において異物が付着している領域も含めて平均値を算出するため、シェーディングの補正精度が低下する場合がある。
本発明は、シェーディングの補正精度を高く確保できる画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る画像読取装置は、濃度基準部材と、前記濃度基準部材に光を照明する光源と、前記濃度基準部材の読取画像を出力する撮像部と、前記濃度基準部材と前記撮像部との相対位置を変化させる駆動手段と、前記読取画像における異物を検出する検出手段と、明るさのムラであるシェーディングを補正するために用いられる補正データを、前記読取画像から生成する生成手段と、を有し、前記撮像部は、前記駆動手段により前記相対位置が所定方向に変化されながら第1読取画像を読み取るとともに、前記駆動手段により前記相対位置が前記所定方向とは反対方向に変化されながら第2読取画像を読み取り、前記検出手段は、前記第1読取画像および前記第2読取画像のそれぞれにおいて前記異物を検出し、前記生成手段は、前記第1読取画像および前記第2読取画像のうち前記異物が少ない一方から前記補正データを生成する。
本発明によれば、シェーディングの補正精度を高く確保できる画像読取装置を提供できる。
実施形態に係るADFの構成例の断面図である。 実施形態に係る画像読取装置における読取部の構成例の図である。 第1実施形態に係る画像読取装置の構成例のブロック図である。 濃度基準部材と撮像部との位置関係例を示す第1図である。 濃度基準部材と撮像部との位置関係例を示す第2図である。 シェーディングの補正データ生成方法例を示す第1図である。 シェーディングの補正データ生成方法例を示す第2図である。 濃度基準部材と撮像部との位置関係の他の例の図である。 シェーディングの補正データ生成方法の他の例を示す図である。 第1実施形態に係る画像読取装置の動作例のフロー図である。 第2実施形態に係る画像読取装置の構成例のブロック図である。 第2実施形態に係る画像読取装置の動作例のフロー図である。 第3実施形態に係る画像形成装置の構成例の図である。
本発明の実施形態に係る画像読取装置および画像形成装置について図面を参照しながら詳細に説明する。但し、以下に示す形態は、本実施形態の技術思想を具現化するための画像読取装置および画像形成装置を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施形態に記載されている構成部の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。また、以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。
<ADF2の構成例>
まず、実施形態に係る読取装置に原稿を搬送する装置であるADF(Automatic Document Feeder:自動原稿搬送装置)2について説明する。図1は、ADF2の構成の一例を示す断面図である。
原稿トレイ11は、可動原稿テーブル41と、一対のサイドガイド板42と、を有する。可動原稿テーブル41は、基端部を支点として図中の矢印a方向および矢印b方向に回動する。一対のサイドガイド板42は、原稿の給紙方向に対する左右方向を位置決めする。
可動原稿テーブル41の回動により、原稿の給送方向前端部が適切な高さに合わせられる。原稿トレイ11には、原稿の向きが縦と横の何れになっているかを検知する原稿長さ検知センサ89および90が給送方向に離隔して設けられている。原稿長さ検知センサ89および90には、光学的手段により非接触で検知する反射型センサまたは接触式のアクチュエータタイプのセンサ等を使用できる。
一対のサイドガイド板42は、片側が給紙方向に対する左右方向にスライド可能である。一対のサイドガイド板42は、異なるサイズの原稿が載置可能である。一対のサイドガイド板42のうち固定される側には、原稿の載置により回動するセットフィラー46が設けられている。セットフィラー46の先端部の移動軌跡上の最下部には、原稿トレイ11に原稿が載置されたことを検知する原稿セットセンサ82が設けられている。原稿セットセンサ82は、セットフィラー46が回動して原稿セットセンサ82から外れたか否かを検知することにより、ADF2にセットされた原稿の有無を検知できる。
ADF2の搬送部は、分離給送部51と、プルアウト部52と、ターン部53と、第1読取搬送部54と、第2読取搬送部55と、排紙部56と、を有する。分離給送部51は、給紙口の近傍に配置されたピックアップローラ61と、搬送経路を挟んで向き合うように配置された給紙ベルト62およびリバースローラ63と、を有する。
ピックアップローラ61は、給紙ベルト62に取り付けられた支持アーム部材64により支持されている。ピックアップローラ61は、カム機構を介して、原稿束に接触する接触位置と、原稿束から離れた離隔位置と、の間で図中矢印c方向および矢印d方向に上下動する。ピックアップローラ61は、接触位置において原稿トレイ11上に積載された原稿のうち、数枚(理想的には一枚)の原稿をピックアップする。
給紙ベルト62は、給送方向に回転し、リバースローラ63は、給送方向と逆方向に回転する。リバースローラ63は、原稿が重送された場合に、給紙ベルト62に対して逆方向に回転する。但し、リバースローラ63が給紙ベルト62に接している場合または原稿を一枚のみ搬送している場合には、リバースローラ63は、トルクリミッタの作用により、給紙ベルト62に連れ回りする。これにより、原稿の重送が防止される。
プルアウト部52は、搬送経路52aを挟むように配置された一対のローラからなるプルアウトローラ65を有する。プルアウト部52は、プルアウトローラ65とピックアップローラ61との間における駆動タイミングにより、送り出された原稿を一次突当整合(いわゆる、スキュー補正)する。プルアウト部52は、整合後の原稿を引き出し搬送する。
ターン部53は、上から下に向けて湾曲した搬送経路53aを挟むように配置された一対のローラからなる中間ローラ66および読取入口ローラ67を有する。ターン部53は、中間ローラ66により引き出し搬送された原稿を、湾曲した搬送経路に沿って搬送することによりターンさせる。ターン部53は、読取入口ローラ67により原稿の表面を下方に向けてスリットガラス7の近傍まで搬送する。プルアウト部52からターン部53への原稿の搬送速度は、第1読取搬送部54における搬送速度よりも高速に設定されている。これにより、第1読取搬送部54に搬送される原稿の搬送時間の短縮が図られている。
第1読取搬送部54は、スリットガラス7に対向するよう配置された第1読取ローラ68と、読取終了後の搬送経路55aに配置された第1読取出口ローラ69と、を有する。第1読取搬送部54は、スリットガラス7の近傍まで搬送された原稿の表面を第1読取ローラ68によりスリットガラス7に接触させながら搬送する。第1読取搬送部54は、読取終了後の原稿を第1読取出口ローラ69によりさらに搬送する。
第2読取搬送部55は、原稿の裏面を読み取る第2読取部101と、搬送経路55aを挟んで第2読取部101に対向するよう配置された第2読取ローラ70と、第2読取部101の搬送方向下流に配置された第2読取出口ローラ71と、を有する。第2読取搬送部55は、表面読取後の原稿の裏面を第2読取部101により読み取る。裏面が読み取られた原稿は、第2読取出口ローラ71により排紙口に向けて搬送される。第2読取ローラ70は、第2読取部101における原稿の浮きを抑える。両面読み取りを行わない場合には、原稿は第2読取部101を素通りするようになっている。第2読取ローラ70は、ローラ形状に限定されるものではなく、例えば板状部材であってもよい。
排紙部56は、排紙口の近傍に設けられた一対の排紙ローラ72を有する。排紙部56は、第2読取出口ローラ71により搬送された原稿を排紙トレイ12に排紙する。またADF2には、搬送経路に沿って、突き当てセンサ84、レジストセンサ81、排紙センサ83等の各種センサが設けられている。これら各センサは、原稿の搬送距離や搬送速度等の搬送制御に用いられる。
プルアウトローラ65と中間ローラ66との間には、原稿幅センサ85が設けられている。原稿幅センサ85は、一例として原稿の幅方向に複数並べた受光素子から構成されている。原稿幅センサ85は、搬送経路を挟んで対向位置に設けられた照射光からの受光結果に基づき原稿幅を検知する。なお、原稿の搬送方向の長さは、突き当てセンサ84による原稿の先端および後端の読取結果に基づき、モータパルスから検知される。
[第1実施形態]
<画像読取装置4の構成例>
図2は、実施形態に係る画像読取装置4が有する読取部43の構成の一例を示す図である。読取部43は、第1キャリッジ25と、第2キャリッジ26と、撮像レンズ27と、撮像部28と、原稿載置ガラス8と、を有する。これら各構成部は、読取部43の本体フレーム40の内部にそれぞれ配置されている。
本体フレーム40の内部には、第1レール及び第2レールが副走査方向Bに延在するよう設けられている。第1レールは、副走査方向と直交する主走査方向Aに所定間隔をあけて配置された2本のレールからなる。第2レールについても、第1レールと同じ構成である。
第1キャリッジ25は、第1レールに摺動可能に取り付けられている。第1キャリッジ25は、駆動モータにより第1キャリッジ用駆動ワイヤを介して副走査方向Bに、図2中、実線により示す位置と破線により示す位置との間で往復移動可能である。
第2キャリッジ26は、第2レールに摺動可能に取り付けられている。第2キャリッジ26は、駆動モータにより第2キャリッジ用駆動ワイヤを介して副走査方向にBに、図2中、実線により示す位置と破線により示す位置との間で往復移動可能である。
第1キャリッジ25及び第2キャリッジ26は、2:1の速度比により、副走査方向に移動する。第1キャリッジ25および第2キャリッジ26は、この移動速度の関係を保つことにより、移動しても原稿面から撮像レンズ27までの光の光路長が変化しないようになっている。
第1キャリッジ25は、光源24と、第1ミラー部材25aと、を搭載している。第2キャリッジ26は、第2ミラー部材26aと、第3ミラー部材26bと、を搭載している。
撮像レンズ27は、各ミラー部材により反射された後、入射してきた原稿からの反射光を撮像部28上に結像させる。撮像部28は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を含む。撮像部28は、撮像レンズ27により結像された原稿の像を光電変換する。撮像部28は、読取画像であるアナログ画像信号を出力する。
図3は、画像読取装置4の構成の一例を示すブロック図である。画像読取装置4は、読取部43と、画像処理部44と、を有する。読取部43は、撮像部28と、濃度基準部材302と、光源24と、駆動手段304と、を有する。
撮像部28は、濃度基準部材302の読取画像R0を出力する。また撮像部28は、原稿面からの反射光により原稿を読み取った読取画像R0を出力する。読取画像R0は、アナログ画像信号を含む画像データである。
濃度基準部材302は、読取部43の主走査方向Aにおけるシェーディングを補正する補正データを生成するために使用される。濃度基準部材302は、白色に形成された板状部材である。
シェーディングとは明るさのムラをいう。シェーディングは、画像読取装置4における光源24の光量ばらつきや、撮像部28における画素ごとの感度ばらつき、ロッドレンズの周期的な屈折率分布誤差等の光学素子の光学特性に基づく受光量変動、等によって発生する。補正データは、シェーディングを補正するために用いられる。補正データは、主走査方向Aに沿って均一な濃度を持った濃度基準部材を読み取ることにより取得できる。
光源24は、濃度基準部材302に光を照明する。また光源24は、原稿に光を照射する。光源24は、例えばLED(Light Emitting Diode)等を含んで構成できる。
駆動手段304は、濃度基準部材302と撮像部28との相対位置を変化させる。本実施形態では、駆動手段304は、濃度基準部材302を主走査方向Aに移動させることにより、濃度基準部材302と撮像部28との相対位置を変化させる。駆動手段304は、濃度基準部材302を主走査方向Aに移動させる並進ステージ、該並進ステージを駆動させるモータ等を含んでいる。
画像処理部44は、異常検出部305と、生成部306と、メモリ307と、補正部308と、を有する。画像処理部44は、異常検出部305、生成部306および補正部308の各機能を電気回路で実現できる他、これら機能の一部をソフトウェア(CPU:Central Processing Unit)によって実現することもできる。また画像処理部44は、複数の回路又は複数のソフトウェアにより上記各機能を実現してもよい。画像処理部44は、メモリ307の機能を、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置により実現できる。
異常検出部305は、読取画像R0における異物を検出する検出手段の一例である。読取部43から入力された読取画像R0に基づき、濃度基準部材302に付着した異物を検出する。
生成部306は、光源24による照明のムラであるシェーディングを補正するために用いられる補正データIcを読取画像R0から生成する生成手段の一例である。生成部306は、異物検出後の読取画像R1からシェーディングを補正するための補正データIcを生成する。生成部306は、異物検出後の読取画像R1に対して、ノイズを平均化する緩和フィルタ等の演算処理を施すこともできる。
メモリ307は、生成部306により生成された補正データIcを保持する。
補正部308は、読取部43から入力された読取画像R0に対し、補正データIcを用いてシェーディングを補正する。補正部308は、シェーディングが補正された読取画像R2を出力する。
<シェーディングの補正動作例>
図4から図9を参照して、画像読取装置4による濃度基準部材302を用いたシェーディングの補正動作の一例について説明する。図4は、濃度基準部材302と撮像部28との位置関係の一例を示す第1図である。図5は、濃度基準部材302と撮像部28との位置関係の一例を示す第2図である。図6および図7は、シェーディングの補正データの生成方法の一例を説明する図であり、図6は第1図、図7は第2図である。図8は、濃度基準部材302と撮像部28との位置関係の他の例を示す図である。図9は、シェーディングの補正データの生成方法の他の例を示す図である。
図4に示すように、濃度基準部材302は、撮像部28に向き合うように配置される。本実施形態では、濃度基準部材302は、駆動手段304によって、主走査方向Aに沿って±2[mm]、すなわち解像度600[dpi]において±47[画素]を移動可能である。濃度基準部材302は、撮像部28の有効領域よりも±2[mm]以上長いものであると好ましい。
濃度基準部材302の主走査方向Aにおける先端は、撮像部28の0画素目を基準としているため、-47[画素]の位置にある。主走査方向Aにおける先端方向は、主走査方向Aを示す矢印が向く方向とは反対を向く方向を意味する。主走査方向Aにおける後端方向は、主走査方向Aを示す矢印が向く方向を意味する。濃度基準部材302の主走査方向Aにおける後端は、7068[画素]の位置にある。
また、図4は、異物が0[画素]に対応する位置に付着している例を示している。濃度基準部材302は、原稿搬送路を確保するため、端部において位置合わせするため、端部の搬送ギャップが狭い。また濃度基準部材302は、その長手方向に反りが発生しやすいことから、端部には異物が付着しやすい。
図5は、濃度基準部材302が初期位置から-2[mm]移動した後、初期位置に戻り、続いて+2[mm]移動した後、初期位置に戻った動作を示している。図6は、図5の濃度基準部材302が上記動作を行った場合の撮像部28による読取画像R1を示している。有効領域Ivは、読取画像R1における有効領域を示す。無効領域Inは、読取画像R1における有効領域Iv以外の領域を示す。
読取画像R1は、所定のライン周期で取得されて副走査方向Bに沿って並ぶ複数のライン画像Liを含む。図6より、異物を含む画像である異物画像310が濃度基準部材302に同期して移動していることが分かる。濃度基準部材302が初期位置0[画素]からマイナス方向(主走査方向Aの先端方向)に移動しながら取得された読取画像R1を第1読取画像Raとする。一方、濃度基準部材302が初期位置0[画素]からプラス方向(主走査方向Aの後端方向)に移動しながら取得された読取画像R1を第2読取画像Rbとする。
図7において、異物画像310が含まれる画像領域では、輝度値が低下する。このため、異常検出部305は、例えば各ラインの画素の輝度値を所定の閾値と比較することにより異物画像310の有無を検出できる。例えば図7において、10画素目に注目したとき、第1読取画像Raおよび第2読取画像Rbそれぞれにおいて異物画像310の画素数を比較する。図7では、第1読取画像Raにおける異物画像310の画素数は0個である。一方、第2読取画像Rbにおける異物画像310の画素数は、画素P1と画素P2の2個である。従って、第1読取画像Raは第2読取画像Rbよりも異物画像310の画素数が少ない。生成部306は、第1読取画像Raを用いてシェーディングの補正データIcを生成する。
生成部306は、例えば、予め設定された1ブロックの幅(Lライン数)によりn個のブロックに分割する。続いて、生成部306は、各ブロックにて画素輝度の平均値を算出する。生成部306は、ピーク値を補正データIcとする。なお、本実施形態では、濃度基準部材302が主走査方向Aに移動する例を示したが、濃度基準部材302が副走査方向Bに移動する場合にも同じ処理を適用できる。
図8の例では、濃度基準部材302は、駆動手段304によって、副走査方向Bに±2[mm]、すなわち解像度600[dpi]において±47[画素]を移動可能である。異物は10[画素]に付着している。濃度基準部材302は、初期位置0[画素]から+2[mm]移動した後、初期位置0[画素]に戻る。続いて、濃度基準部材302は、-2[mm]移動した後、初期位置0[画素]に戻る。
読取画像R1は、所定のライン周期で取得されて副走査方向Bに沿って並ぶ複数のライン画像Liを含む。図9より、異物画像310が濃度基準部材302に同期して移動していることが分かる。濃度基準部材302が初期位置0[画素]からプラス方向(主走査方向Aの後端方向)に移動しながら取得された読取画像R1を第1読取画像Raとする。一方、濃度基準部材302が初期位置0[画素]からマイナス方向(主走査方向Aの先端方向)に移動しながら取得された読取画像R1を第2読取画像Rbとする。
濃度基準部材302が主走査方向Aに移動する場合と同様に、異物画像310に含まれる画素は輝度値が低下するため、異常検出部305は、例えば各ラインの画素の輝度値を所定の閾値と比較することにより異物の有無を検出できる。
図10は、画像読取装置4の動作の一例を示すフローチャートである。図10の動作において、画像読取装置4はシェーディングの補正データIcを取得する。また画像読取装置4は、取得した補正データIcを用いて、読取対象となる原稿の読取画像R0のシェーディングを補正する。画像読取装置4は、画像読取装置4の電源がオンされ、画像読取装置4に電力供給が開始された時に、図10の動作を開始する。
まず、ステップS101において、画像読取装置4は、シーディング処理のための初期設定の一つとして、読取対象となる複数の原稿のうち、1枚目の読取における濃度基準部材302の移動方向を設定する。
続いて、ステップS102において、画像読取装置4は、画像読取装置4の操作部等を用いてユーザによるジョブの開始命令を受け付ける。ここでのジョブは、複数枚の原稿を撮像部28により読み取る動作を意味する。
続いて、ステップS103において、画像読取装置4は、ジョブにおける原稿の1枚目の読取動作を行う場合の濃度基準部材302の移動方向の設定情報をリードする。画像読取装置4は、主走査方向Aの先端方向に移動させるか否かを判定する。
ステップS103において、先端方向へ移動させないと判定した場合には(ステップS103、NO)、ステップS104において、画像読取装置4は、濃度基準部材302を主走査方向Aの後端方向に移動させる。その後、画像読取装置4は、動作をステップS106に移行する。
一方、ステップS103において、先端方向へ移動させると判定した場合には(ステップS103、YES)、ステップS105において、画像読取装置4は、濃度基準部材302を主走査方向Aの先端方向に移動させる。その後、画像読取装置4は、動作をステップS106に移行する。
続いて、ステップS106において、画像読取装置4は、濃度基準部材302を移動させながら、撮像部28により濃度基準部材302を読み取ることにより、シェーディングの補正データIcを取得する。
続いて、ステップS107において、画像読取装置4は、濃度基準部材302の移動を停止させる。
続いて、ステップS108において、画像読取装置4は、濃度基準部材302の停止位置を設定する。
続いて、ステップS109において、画像読取装置4は、撮像部28により原稿を読み取る。
続いて、ステップS110において、画像読取装置4は、次に読み取る原稿があるか否かを判定する。
ステップS110において、ないと判定した場合には(ステップS110、NO)、画像読取装置4は、動作を終了する。一方、あると判定した場合には(ステップS110、YES)、画像読取装置4は、ステップS111において、複数の原稿を読み取るたびに毎回シェーディングを補正するか否かを判定する。
ステップS111において、補正しないと判定した場合には(ステップS111、NO)、画像読取装置4は、ステップS112において、間欠シェーディングの条件を満足するか否かを判定する。間欠シェーディングの条件には、所定枚数が通紙されたことや、所定時間が経過したこと等が含まれる。
ステップS112において、満足しないと判定した場合には(ステップS112、NO)、画像読取装置4は、ステップS109以降の動作を再度行う。一方、満足すると判定された場合には(ステップS112、YES)、画像読取装置4は、ステップS108に動作を移行する。
続いて、ステップS108において、画像読取装置4は、濃度基準部材302の停止位置をリードする。
続いて、ステップS109において、画像読取装置4は、濃度基準部材302の停止位置から逆方向に移動させる。その後、画像読取装置4は、ステップS106以降の動作を再度行う。
以上のようにして、画像読取装置4はシェーディングの補正データIcを取得するとともに、取得した補正データIcを用いて、読取対象となる原稿の読取画像R0のシェーディングを補正することができる。
<画像読取装置4の作用効果>
画像読取装置4の作用効果について説明する。従来のシェーディング補正では、濃度基準部材に異物が付着した状態において取得された補正データを用いると、補正データにおける異物に対応する領域にスジ状画像が発生する場合がある。このようなスジ状画像を除去するために、ローラ状の濃度基準部材を回転させながら読み取ることにより、物理的に異物が無い補正データを生成する技術が開示されている。あるいは、板状の濃度基準部材を主走査あるいは副走査方向に移動させながら読み取ることにより、異物の影響を低減した補正データを生成する技術が開示されている。
また、ADFを用いて複数枚の原稿を読取る場合には、読取光学系の経時変化を吸収するため、原稿の1枚ごとにシェーディングの補正データを生成することが望ましい。読み取りの生産性を落とさないために、所定枚数または所定時間等の所定間隔においてのみ補正データを生成する技術が開示されている。
しかしながら、シェーディングの補正データを生成する従来の方法では、例えばローラ型の濃度基準部材を用いた場合には、ローラと原稿搬送ガイド間に発生する隙間によって、原稿のジャムが発生する場合があった。また板状の濃度基準部材を用いた場合には、構成の制約上において、主走査方向あるいは副走査方向に移動できる量が小さいため、異物の影響を低減することが困難になる場合があった。
また、シェーディングの補正技術として、濃度基準部材の汚れや傷の影響を低減してシェーディングデータを生成するために、板状の濃度基準部材を移動させながら読み取った濃度基準部材の読取画像を分割した複数のブロックごとにライン画像データの平均値を求め、この各平均値のピーク値をシェーディングデータとして使用する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、取得データを複数のブロックに分割して各ブロックについて各ラインの画像データの平均値をそれぞれ求める。異物の影響を取り除くためにブロック分割数を多くすると、平均化できる領域(ライン数)が減るため、濃度基準部材の濃度ムラの影響を強く受ける。これにより、シェーディングの補正データの品質を担保できなくなる。なお、濃度基準部材の濃度ムラとは、低価格の濃度基準部材の塗装方式を用いて作製した濃度基準部材において生じる濃度ムラをいう。ブロック分割数を少なくして平均化できる領域を増やすことも考えられるが、この場合はゴミのある領域も含めて平均化処理をかけるため、異物の影響低減が十分でなく、シェーディングの補正データの品質を担保できなくなる。以上のことから、特許文献1に記載の技術では、シェーディングの補正精度が低下する場合がある。
本実施形態では、画像読取装置4は、濃度基準部材302と、光源24と、撮像部28と、駆動手段304と、異常検出部305(検出手段)と、生成部306(生成手段)と、を有する。撮像部28は、駆動手段304により、濃度基準部材302と撮像部28との相対位置が主走査方向Aの先端方向(所定方向)に変化されながら第1読取画像Raを読み取る。また撮像部28は、駆動手段304により上記相対位置が主走査方向Aの後端方向(所定方向とは反対方向)に変化されながら第2読取画像Rbを読み取る。異常検出部305は、第1読取画像Raおよび第2読取画像Rbのそれぞれにおいて異物を検出する。生成部306は、第1読取画像Raおよび第2読取画像Rbのうち異物が少ない一方から補正データIcを生成する。
本実施形態では、読取画像R1における異物画像310がない領域、あるいは異物画像310が少ないと判断された領域のみを使って平均化処理等を行い、シェーディングの補正データIcを生成できるため、品質のよい補正データIcを生成できる。これにより、異物の影響を低減し、シェーディングの補正精度を高く確保できる画像読取装置4を提供できる。
また、本実施形態では、駆動手段304は、濃度基準部材302を移動させることにより、主走査方向Aの先端方向に濃度基準部材302と撮像部28との相対位置を変化させる。この構成により、本実施形態では、シェーディングの補正において、主走査方向Aにおける濃度基準部材302の端部に付着した異物の影響を低減できる。
また、本実施形態では、駆動手段304は、濃度基準部材302を移動させることにより、副走査方向B(所定方向と交差する方向)に濃度基準部材302と撮像部28との相対位置を変化させる。この構成により、本実施形態では、シェーディングの補正において、副走査方向Bにおける濃度基準部材302の端部に付着した異物の影響を低減できる。
また、本実施形態では、駆動手段304は、撮像部28による読取動作を複数回行うジョブを実行する場合に、2回目以降の読取動作の時には、直前の変化方向とは逆方向に濃度基準部材302と撮像部28との相対位置を変化させる。これにより、連続した読取動作において原稿と原稿との間の時間を短縮できるため、画像読取装置4による読取動作の生産性を向上させることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る画像読取装置4aについて説明する。なお、第1実施形態と同じ構成部には同じ符号を付し、重複する説明を適宜省略する。この点は、以降に示す他の実施形態においても同様とする。
図11は、画像読取装置4aの構成の一例を示すブロック図である。画像読取装置4aは、読取部43aと、画像処理部44aと、を有する。読取部43aは、撮像部28aを有する。画像処理部44aは、生成部306aと、領域判定部309と、を有する。
撮像部28aは、撮像部28aによる読取動作を複数回行うジョブを実行する場合に、1回目の読取動作の時に第1読取画像Raおよび第2読取画像Rbを読み取る。また撮像部28aは、上記ジョブにおける1回目の読取動作の時と、所定回数ごとの読取動作の時に、第1読取画像Raおよび第2読取画像Rbを読み取る。
生成部306aは、上記ジョブにおける2回目以降の読取動作において使用される補正データIcを、第1読取画像Raおよび第2読取画像Rbのうち、異物が少ない一方から生成する。
領域判定部309は、複数の原稿における2枚目以降の原稿の読み取りにおいて、シェーディングの補正データIcを取得するための濃度基準部材302の移動領域を判定する。
図12は、画像読取装置4aの動作の一例を示すフローチャートである。図12の動作では、画像読取装置4aはシェーディングの補正データIcを取得する。また画像読取装置4aは、取得した補正データIcを用いて、読取対象となる原稿の読取画像R0のシェーディングを補正する。画像読取装置4aは、画像読取装置4aの電源がオンされ、画像読取装置4aに電力供給が開始された時に図12の動作を開始する。
まず、ステップS121において、画像読取装置4aは、画像読取装置4aの操作部等を用いてユーザによるジョブの開始命令を受け付ける。
続いて、ステップS122において、画像読取装置4aは、濃度基準部材302を主走査方向Aの先端方向および後端方向のそれぞれに移動させる。
続いて、ステップS123において、画像読取装置4aは、濃度基準部材302を移動させながら、撮像部28aにより濃度基準部材302を読み取ることにより、シェーディングの補正データIcを取得する。
続いて、ステップS124において、画像読取装置4aは、濃度基準部材302の移動を停止させる。
続いて、ステップS125において、画像読取装置4aは、領域判定部309による判定結果に応じて、次の原稿以降の原稿と原稿との間において行う濃度基準部材302の移動方向を判定し、これを設定する。
続いて、ステップS126において、画像読取装置4aは、撮像部28aにより原稿を読み取る。
続いて、ステップS127において、画像読取装置4aは、次に読み取る原稿があるか否かを判定する。
ステップS127において、ないと判定した場合には(ステップS127、NO)、画像読取装置4aは、動作を終了する。一方、あると判定した場合には(ステップS127、YES)、画像読取装置4aは、ステップS128において、複数の原稿を読み取るたびに毎回シェーディングを補正するか否かを判定する。
ステップS128において、補正しないと判定した場合には(ステップS128、NO)、画像読取装置4aは、ステップS129において、間欠シェーディングの条件を満足するか否かを判定する。
ステップS129において、満足しないと判定した場合には(ステップS129、NO)、画像読取装置4aは、ステップS126に動作を移行する。一方、満足すると判定した場合には(ステップS129、YES)、画像読取装置4aは、ステップS130に動作を移行する。
続いて、ステップS130において、画像読取装置4aは、濃度基準部材302の停止位置をリードする。
続いて、ステップS131において、画像読取装置4aは、濃度基準部材302の停止位置から逆方向に移動させる。
続いて、ステップS132において、画像読取装置4aは、濃度基準部材302を移動させながら、撮像部28aにより濃度基準部材302を読み取ることにより、シェーディングの補正データIcを取得する。
続いて、ステップS133において、画像読取装置4aは、濃度基準部材302の移動を停止させる。その後、画像読取装置4aは、ステップS126以降の動作を再度行う。
以上のようにして、画像読取装置4aはシェーディングの補正データIcを取得するとともに、取得した補正データIcを用いて、読取対象となる原稿の読取画像R0のシェーディングを補正することができる。
<画像読取装置4aの作用効果>
以上説明したように、本実施形態では、撮像部28aは、撮像部28aによる読取動作を複数回行うジョブを実行する場合に、1回目の読取動作の時に第1読取画像Raおよび第2読取画像Rbを読み取る。生成部306aは、ジョブにおける2回目以降の読取動作において使用される補正データIcを、第1読取画像Raおよび第2読取画像Rbのうち、異物が少ない一方から生成する。これにより、連続した読取動作において原稿と原稿との間の時間を短縮できるため、画像読取装置4aによる読取動作の生産性を向上させることができる。
また、本実施形態では、撮像部28aは、ジョブにおける1回目の読取動作の時と、所定回数ごとの読取動作の時に、第1読取画像Raおよび第2読取画像Rbを読み取る。これにより、濃度基準部材302への異物の付着状況は、連続した読取動作中に変化するため、所定間隔で最適なシェーディングの補正データIcを生成できる。
[第3実施形態]
図13は、第3実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す図である。画像形成装置1は、画像読取装置4を含むADF2と、給紙部5と、画像形成部6と、を有する。画像形成装置1は、画像読取装置4による読取画像に基づいて、記録媒体の一例である記録紙に画像を形成可能である。
給紙部5は、用紙サイズの異なる記録紙を収納する給紙カセット21および22と、給紙カセット21および22に収納された記録紙を画像形成部6の画像形成位置まで搬送する各種ローラからなる給紙手段23と、を有する。
画像形成部6は、露光装置31と、感光体ドラム32と、現像装置33と、転写ベルト34と、定着装置35と、を有する。画像形成部6は、ADF2内部の読取部43により読み取られた原稿の読取画像R2に基づいて、露光装置31により感光体ドラム32を露光して感光体ドラム32に潜像を形成する。画像形成部6は、現像装置33により感光体ドラム32に異なる色のトナーを供給して現像する。画像形成部6は、転写ベルト34により感光体ドラム32に現像された像を給紙部5から供給された記録紙に転写する。その後、画像形成部6は、定着装置35により記録紙に転写されたトナー画像のトナーを溶融して、記録紙にカラー画像を定着させる。
画像形成装置1は、画像読取装置4を有することにより、シェーディングの補正精度が高い読取画像R2を取得できる。そして、画像形成装置1は、読取画像R2に基づいて、シェーディングが補正され、画質に優れた画像を記録紙に形成できる。
以上、実施形態における一例について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されない。すなわち、本発明の範囲内で種々の変形および改良が可能である。
実施形態は、画像読取方法を含む。例えば、画像読取方法は、画像読取装置による画像読取方法であって、前記画像読取装置が、光源により、濃度基準部材に光を照明し、撮像部により、前記濃度基準部材の読取画像を出力し、駆動手段により、前記濃度基準部材と前記撮像部との相対位置を変化させ、検出手段により、前記読取画像における異物を検出し、生成手段により、明るさのムラであるシェーディングを補正するために用いられる補正データを、前記読取画像から生成し、前記撮像部は、前記駆動手段により前記相対位置が所定方向に変化されながら第1読取画像を読み取るとともに、前記駆動手段により前記相対位置が前記所定方向とは反対方向に変化されながら第2読取画像を読み取り、前記検出手段は、前記第1読取画像および前記第2読取画像のそれぞれにおいて前記異物を検出し、前記生成手段は、前記第1読取画像および前記第2読取画像のうち前記異物が少ない一方から前記補正データを生成する。このような画像読取方法により、上述した画像読取装置と同じ効果を得ることができる。
実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 画像形成装置
2 ADF
4 画像読取装置
5 給紙部
6 画像形成部
8 原稿載置ガラス
24 光源
25 第1キャリッジ
25a 第1ミラー部材
26 第2キャリッジ
26a 第2ミラー部材
26b 第3ミラー部材
27 撮像レンズ
28、28a 撮像部
40 本体フレーム
43、43a 読取部
44、44a 画像処理部
302 濃度基準部材
304 駆動手段
305 異常検出部
306、306a 生成部
307 メモリ
308 補正部
309 領域判定部
310 異物画像
A 主走査方向
B 副走査方向
R0、R1、R2 読取画像
Ra 第1読取画像
Rb 第2読取画像
Ic 補正データ
Li ライン画像
Iv 有効領域
In 無効領域
P1、P2 画素
特開2009―284323号公報

Claims (8)

  1. 濃度基準部材と、
    前記濃度基準部材に光を照明する光源と、
    前記濃度基準部材の読取画像を出力する撮像部と、
    前記濃度基準部材と前記撮像部との相対位置を変化させる駆動手段と、
    前記読取画像における異物を検出する検出手段と、
    明るさのムラであるシェーディングを補正するために用いられる補正データを、前記読取画像から生成する生成手段と、を有し、
    前記撮像部は、前記駆動手段により前記相対位置が所定方向に変化されながら第1読取画像を読み取るとともに、前記駆動手段により前記相対位置が前記所定方向とは反対方向に変化されながら第2読取画像を読み取り、
    前記検出手段は、前記第1読取画像および前記第2読取画像のそれぞれにおいて前記異物を検出し、
    前記生成手段は、前記第1読取画像および前記第2読取画像のうち前記異物が少ない一方から前記補正データを生成する、画像読取装置。
  2. 前記駆動手段は、前記濃度基準部材を移動させることにより、前記所定方向に前記相対位置を変化させる、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記駆動手段は、前記濃度基準部材を移動させることにより、前記所定方向と交差する方向に前記相対位置を変化させる、請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記撮像部は、前記撮像部による読取動作を複数回行うジョブを実行する場合に、1回目の前記読取動作の時に前記第1読取画像および前記第2読取画像を読み取り、
    前記生成手段は、前記ジョブにおける2回目以降の前記読取動作において使用される前記補正データを、前記第1読取画像および前記第2読取画像のうち前記異物が少ない一方から生成する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記撮像部は、前記ジョブにおける1回目の前記読取動作の時と、所定回数ごとの前記読取動作の時に、前記第1読取画像および前記第2読取画像を読み取る、請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 濃度基準部材と、
    前記濃度基準部材に光を照射する光源と、
    前記濃度基準部材の読取画像を出力する撮像部と、
    前記濃度基準部材と前記撮像部との相対位置を変化させる駆動手段と、
    明るさのムラであるシェーディングを補正するために用いられる補正データを、前記読取画像から生成する生成手段と、を有し、
    前記駆動手段は、前記撮像部による読取動作を複数回行うジョブを実行する場合に、2回目以降の前記読取動作の時には、直前の前記相対位置の変化方向とは逆方向に前記相対位置を変化させる、画像読取装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の読取装置を有し、
    前記読取装置による前記読取画像に基づいて、記録媒体に画像を形成可能である、画像形成装置。
  8. 画像読取装置による画像読取方法であって、前記画像読取装置が、
    光源により、濃度基準部材に光を照明し、
    撮像部により、前記濃度基準部材の読取画像を出力し、
    駆動手段により、前記濃度基準部材と前記撮像部との相対位置を変化させ、
    検出手段により、前記読取画像における異物を検出し、
    生成手段により、明るさのムラであるシェーディングを補正するために用いられる補正データを、前記読取画像から生成し、
    前記撮像部は、前記駆動手段により前記相対位置が所定方向に変化されながら第1読取画像を読み取るとともに、前記駆動手段により前記相対位置が前記所定方向とは反対方向に変化されながら第2読取画像を読み取り、
    前記検出手段は、前記第1読取画像および前記第2読取画像のそれぞれにおいて前記異物を検出し、
    前記生成手段は、前記第1読取画像および前記第2読取画像のうち前記異物が少ない一方から前記補正データを生成する、画像読取方法。
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