JP2003306248A - 原稿搬送装置および画像読取装置 - Google Patents

原稿搬送装置および画像読取装置

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JP2003306248A
JP2003306248A JP2002113779A JP2002113779A JP2003306248A JP 2003306248 A JP2003306248 A JP 2003306248A JP 2002113779 A JP2002113779 A JP 2002113779A JP 2002113779 A JP2002113779 A JP 2002113779A JP 2003306248 A JP2003306248 A JP 2003306248A
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JP2002113779A
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Satoru Morooka
了 諸岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿搬送路中を連続して搬送される原稿の同
時搬送を可能とする原稿搬送装置において、画像読取装
置における高速読取処理に対応した搬送制御を行う。 【解決手段】 搬送路中に配置される搬送ローラ36、
レジストローラ38、および排紙ローラ40をそれぞれ
異なるモータ41〜43で駆動し、最上流にある搬送ロ
ーラ36で原稿の搬送が開始された時点で、駆動回路4
5からモータ41に供給される駆動電流を判別回路47
にて検出する。CPU46は、この検出された駆動電流
に基づいて搬送されている原稿の種類を判別する。レジ
ストローラ38および排紙ローラ40では、それぞれの
ローラが現在搬送中の原稿の種類に基づいてその搬送力
がCPU46からの指示によって制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やスキャナ
などの画像読取装置に好適に用いられ、シート状の原稿
を画像読取装置の原稿読取位置へ向けて原稿搬送路を搬
送し、搬送した原稿を画像読取装置の原稿読取位置にて
読み取らせるようにした原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置においては、片
面又は両面の原稿を自動的に読み込ませることを可能と
する所謂ADF(Auto Document Feeder)等の原稿搬送装
置が一般的に用いられている。
【0003】上記原稿搬送装置においては、原稿搬送機
構において、原稿を搬送するための各種の搬送駆動ロー
ラがそれぞれ設けられている。このような搬送駆動ロー
ラとしては、例えば、給紙ローラ、レジストローラ、お
よび排紙ローラ等がある。
【0004】給紙ローラは、原稿搬送路の最上流に配置
され、通常複数枚の原稿がセットされる原稿載置トレイ
から一枚ずつ原稿を取り出して、原稿搬送路へ原稿を一
枚ずつ給紙するためのローラである。レジストローラ
は、原稿読取位置の上流側直前に配置され、該原稿読取
位置に対して、読取手段の読取開始動作とタイミングを
合わせて原稿を搬送するためのローラである。排紙ロー
ラは、原稿搬送路の最下流に配置され、原稿読取が終了
した原稿を排紙トレイに排出するためのローラである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような画像読取装
置に用いられる原稿搬送装置では、原稿載置トレイにセ
ットされる原稿束において、薄手の原稿から厚手の原稿
まで様々な種類のものが混在した状態で載置される可能
性がある。原稿搬送装置としても、近年、さらなる高速
処理が市場で望まれており、多種多様な原稿に対し安定
した搬送処理が要求される。しかしながら、上記原稿搬
送装置の原稿搬送ローラでは、通常、搬送しようとする
原稿の種類に応じて要求される搬送力は一定でない。
【0006】例えば、厚手の原稿では、原稿のコシが強
く、薄手の原稿に比べると搬送抵抗が大きい。このた
め、薄手の原稿より大きな搬送力を与えなければ搬送中
に搬送駆動ローラと原稿との間にすべりが生じ、正確な
搬送量が得られない恐れがある。
【0007】一方、厚手の原稿の搬送を保証するために
原稿搬送ローラの搬送力を上げると、薄手の原稿では折
れ曲がったり、しわが寄ったり、最悪の場合、原稿が破
けるなどの不具合が生じる恐れがある。
【0008】上記不具合を防止するために、原稿搬送装
置全体における原稿の搬送速度を一時的に低下される
(低速に切り替える)「モード切り替えキー」などを設
けることも考えられるが、搬送モードの切り替えをオペ
レータが行う構成では、操作性が低下するといった問題
がある。また、この「モード切り替えキー」の存在に気
付かなかった利用者が誤った操作を行うと、先にも述べ
たような問題(原稿の破損等)が発生する。
【0009】このため、多様な種類の原稿の搬送を保証
するために、従来より種々の方法が提案されている。
【0010】例えば、特開平11−301881号公報
では、所定のトルクをもって原稿を搬送する搬送経路中
において用紙の厚さを検出すると共に、検出された用紙
の厚さに応じて原稿搬送ローラを駆動するモータの駆動
電流を切り替え、搬送途中から原稿搬送ローラのトルク
を変更することが開示されている。これにより、上記公
報の用紙搬送装置では、特に画像読取位置において、原
稿がその厚みに応じた適切な搬送力で搬送される。
【0011】また、特開平3−102054号公報に
は、搬送手段により原稿を所定距離だけ給送してみて、
その時の給送状況(すなわち、所定距離搬送するのに要
した時間)から原稿の特徴を判別して、上記搬送手段に
よる残り(2枚目以降)の搬送駆動力条件を制御するこ
とについて記載されている。
【0012】また、特開平6−24604号公報には、
搬送経路中において原稿の厚さを検出すると共に、検出
された原稿の厚さに応じて原稿の搬送条件を制御するこ
とが開示されている。ここでは、「原稿の搬送条件の制
御」として、排紙トレイに排紙される速度の制御と、お
よび、所定範囲外の厚みの原稿に対する搬送の停止、ス
イッチバック排出(給紙ローラへの戻し)、他の搬送経
路へ切り替え等を行っている。
【0013】しかしながら、上記特開平11−3018
81号公報の用紙搬送装置では、原稿搬送路中を連続し
て搬送される原稿が、それぞれ異なるトルクにて搬送さ
れることを想定しているため、1枚の原稿の搬送が終了
し排出トレイに排紙されるまで、次の原稿の搬送を開始
することができない。このため、上記用紙搬送装置を画
像読取装置に適用した場合、高速の読取処理に対応でき
ないといった問題がある。
【0014】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、原稿搬送装置において、
原稿搬送路中を連続して搬送される原稿の同時搬送を可
能とし、画像読取装置における高速読取処理に対応する
ことができる原稿搬送装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の原稿搬送装置
は、上記の課題を解決するために、画像読取装置の自動
原稿搬送手段として備えられ、原稿載置台にセットされ
た原稿を、原稿搬送路内の原稿読取位置を介して排紙台
まで搬送する原稿搬送装置において、上記原稿搬送路内
で原稿の搬送を行う複数の搬送手段と、上記複数の搬送
手段のそれぞれに駆動力を与える複数の駆動源と、上記
原稿搬送路内に給送された原稿に対して、その原稿の種
類を判別する判別手段と、上記判別手段の判別結果に基
づいて、各搬送手段にて搬送されている原稿毎に、その
原稿の種類に応じた搬送力が与えられるように上記駆動
源を制御する制御手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0016】上記の構成によれば、原稿搬送路内で原稿
の搬送を行う複数の搬送手段は、それぞれ異なる駆動源
にて駆動されるため、該原稿搬送路内で複数の原稿を同
時に搬送する場合であっても、原稿搬送路内に同時に存
在する各原稿に対して、異なる駆動からの搬送力を与え
ることができる。さらに、原稿搬送路内に給送された原
稿は判別手段によってその原稿の種類を判別され、各搬
送手段にて搬送されている原稿毎に上記判別手段の判別
結果に基づいてその原稿の種類に応じた搬送力が与えら
れるように制御手段によって駆動源を制御している。
【0017】このため、上記各駆動源は、該駆動源によ
って駆動力が与えられる搬送手段に対して、該搬送手段
によって搬送されている原稿の種類に応じた搬送力を与
えることができる。すなわち、複数の原稿を同時に搬送
して原稿読取装置での高速処理を行う場合に、搬送力制
御による安定した原稿搬送を行うことができる。
【0018】また、上記原稿搬送装置では、上記制御手
段は、搬送が開始された原稿毎に、上記判別手段によっ
て判別された原稿の種類、および現在の搬送状況の情報
を搬送制御テーブルにて管理すると共に、上記搬送制御
テーブルにて管理されている情報に基づいて、各搬送手
段にて搬送されている原稿の種類を判断し、その原稿の
種類に応じた搬送力が与えられるように各駆動源の制御
を行う構成とすることができる。
【0019】上記の構成によれば、現在搬送されている
原稿の情報(原稿の種類、および現在の搬送状況)が搬
送制御テーブルにて管理されているため、上記制御手段
が各駆動源の制御を行う際には、搬送制御テーブルにて
管理されている情報を参照することで、原稿搬送路内に
おける複数の原稿の搬送を容易かつ確実に制御すること
ができる。
【0020】また、上記原稿搬送装置では、上記判別手
段は、原稿搬送路中で原稿載置台上の原稿束から分離搬
送された1枚の原稿の搬送を行う搬送手段のうち、最上
流にある搬送手段において、該搬送手段を駆動する駆動
源が定電圧駆動されながら原稿搬送を行う際に、該駆動
源に供給される駆動電流に基づいて搬送されている原稿
の種類を判別する構成とすることが好ましい。
【0021】上記の構成によれば、上記判別手段は、原
稿の種類を判別しようとする原稿の搬送を行っている搬
送手段において、該搬送手段を駆動する駆動源に供給さ
れる駆動電流を監視し、その駆動電流の値に基づいて原
稿種類を判別する。ここで、上記駆動電流は、搬送され
る原稿の種類に応じて搬送負荷が変化すると、これに伴
って変化するため、その搬送負荷を直接的に反映して、
原稿の種類に応じた搬送力の制御を正確に行うことがで
きる。また、原稿種類を判別するための特別なセンサ等
を必要とせずに、搬送制御を行える。
【0022】また、上記原稿搬送装置では、原稿載置台
にセットされた原稿は、最上面にある原稿から給送が開
始されるものであることが好ましい。
【0023】上記の構成によれば、原稿の給送を原稿束
の最上面から行うことで、給送開始時の搬送負荷が原稿
束の量による影響を受けることを回避でき、給送開始時
の搬送負荷に基づいて原稿種類を判別し、その判別結果
を分離給送された後の原稿の搬送制御に反映することが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図8に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0025】図2は、本実施の形態に係る両面画像読取
装置1の縦断面図である。この両面画像読取装置1は、
大略的に、光学系2と、その上方に配置されるADF3
とを備えて構成されており、複写機やファクシミリ装置
のスキャナ装置として用いられる。
【0026】上記光学系2は、CCD読取りユニット2
1を備えて構成されており、原稿ガラス22上に載置さ
れ平面支持された原稿の画像を、光源ユニット23およ
びミラーユニット24によって、固定位置に設けられた
上記CCD読取りユニット21に結像し、読取りを行
う。上記CCD読取りユニット21は、結像レンズおよ
びCCDイメージセンサなどを備えて構成される。上記
光源ユニット23は、光源、その光源からの読取り光を
上記原稿ガラス22上の所定の読取り位置に集光するミ
ラー、原稿からの反射光のみを通過させるスリット、お
よび上記スリットを通過した光の光路を90°変更する
ミラーを備えて構成される。上記ミラーユニット24
は、上記光源ユニット23からの光の光路を180°変
更する一対のミラーを備えて構成される。上記光源ユニ
ット23の速度をVとすると、ミラーユニット24はV
/2の速度で副走査方向に変位してゆくことによって、
原稿画像を読取ることができる。
【0027】また、この光学系2には、上記原稿ガラス
22から上記副走査方向に離間して、もう1枚の原稿ガ
ラス25が設けられている。上記光源ユニット23は、
この原稿ガラス25の下方まで変位して静止した状態
で、該原稿ガラス25上を搬送されてゆく原稿の一方の
面(以下、こちらをおもて面とする)の画像を読取るこ
とができる。
【0028】一方、本実施の形態に係る原稿搬送装置と
してのADF3は、密着型イメージセンサ(以下、CI
Sと称する)31を備えて構成され、原稿載置トレイ3
2上に積層状態で載置された原稿を1枚ずつ取り込んで
ゆき、該CIS31で、その原稿の他方の面(以下、こ
ちらを裏面とする)の画像を読取る。このため、上記A
DF3は、大略的に各種の搬送駆動ローラ、センサ、お
よび搬送路を備えて構成されている。
【0029】上記原稿載置トレイ32は電動トレイであ
り、該原稿載置トレイ32上に原稿がセットされると、
所定のタイミングで該原稿載置トレイ32の上昇が開始
される。原稿載置トレイ32の上昇は、積載された原稿
束の最上面原稿がピックアップローラ33を押し上げた
時点で一旦停止し、この状態で待機状態となる。ここ
で、原稿載置トレイ32上への原稿のセットはアクチュ
エータおよびセンサ本体からなる原稿載置センサS1に
よって検知され、原稿載置トレイ32の上昇は、センサ
S2によって検知される。
【0030】尚、上記原稿載置トレイ32は、原稿搬送
路の入口側と出口側の高さの範囲内で上下できるように
なっており、この上下方向に変位することにより、大量
の原稿の載置を可能としている。また、上述のように上
記原稿載置トレイ32が上昇して待機状態となった後、
所定時間放置された場合は、該原稿載置トレイ32は所
定のレベルまで降下されて待機する。
【0031】原稿の給紙開始信号が入力されると、上記
ピックアップローラ33が回転駆動され、上記原稿束の
原稿が最上面から1枚ずつ順次取り込まれ、原稿搬送路
へ送り込まれる。上記ピックアップローラ33の下流側
には、原稿捌きローラ34および原稿捌き板35が配置
されており、上記原稿捌き板35はばねによって上記原
稿捌きローラ34側に付勢されている。したがって、上
記ピックアップローラ33によって複数枚の原稿が取り
込まれても、原稿捌きローラ34に密着している最上面
原稿のみが取り込まれ、原稿搬送路へと搬送される。原
稿が上記原稿捌きローラ34を通過したことはアクチュ
エータおよびセンサ本体からなるセンサS3によって検
知される。
【0032】上記原稿搬送路の最初では、原稿は湾曲し
た搬送経路を搬送され、この搬送経路での搬送終了はア
クチュエータおよびセンサ本体からなるセンサS4によ
って検知される。上記湾曲搬送経路は、メーカーが保証
できる範囲の種類の原稿に対して安定した搬送を行える
曲率となっており、読取り可能な原稿の内、最も厚い、
すなわち最もコシのある原稿を円滑に搬送できる曲率と
なっている。尚、ADF3では、上記湾曲搬送経路にお
ける原稿搬送力は、搬送ローラ36および37によって
与えられる。
【0033】上記湾曲搬送経路の更に下流側には、搬送
ローラ37からレジストローラ38までの間でレジスト
・斜行補正領域が設けられている。レジスト・斜行補正
領域では、原稿の先端部分が一対のレジストローラ38
手前に配置されたセンサS5でもって確認されると、レ
ジストローラ38を停止させた状態で所定時間上流側か
らの搬送力(搬送ローラ37による搬送力)でもって衝
突させ、レジストおよび斜行の補正を行う。レジスト・
斜行補正領域では、原稿の状態がほぼ直線となり、搬送
経路のガイド面から極力フリーとなるように搬送路形状
が設計されている。これは、特に厚手の原稿などコシの
ある原稿を搬送処理する場合に、ガイド面からの摩擦を
抑えて原稿搬送が効果的に行えるように考慮されてい
る。
【0034】尚、搬送ローラ37およびレジストローラ
38の間の距離は、原稿搬送装置として処理することが
可能な原稿の中で、最も小さな原稿の搬送方向の長さが
最低限設定されていればよい。すなわち、湾曲搬送経路
に残っている原稿の後端部分が少ないほど、原稿のレジ
ストおよび斜行の補正がスムーズに行える。
【0035】レジストおよび斜行の補正が行われた後、
原稿読取位置における原稿搬送動作と画像読取動作とが
同期するように所定のタイミングでもってレジストロー
ラ38が駆動され、原稿の搬送が再開される。上記レジ
ストローラ38によって搬送された原稿は、先ず、第1
の露光走査ポイントにおいて原稿のおもて面を読み取ら
れる。さらに、第2の露光走査ポイントにおいて原稿の
裏面を読み取られる。おもて面および裏面の画像が読み
取られた原稿は、排出ローラ39によって原稿排出トレ
イ40上へと排出される。原稿排出トレイ40は、原稿
搬送路の終点である原稿排出点よりも低い位置にあり、
スキャナ装置の側面に支持されている。また、原稿の排
出動作の確認はセンサS6によって確認される。
【0036】以上の動作が、原稿載置トレイ32上にセ
ットされた原稿がなくなるまで繰り返され、読み取りが
完了した原稿はすべて排出トレイ40上に順次排出され
る。排出トレイ40上に排出された原稿は、原稿載置ト
レイ32に覆われることもなく、オペレータは目視によ
る確認が簡単に行えると共に、処理後の原稿を取り出す
操作も簡単に行える。
【0037】また、原稿載置トレイ32にセットされる
原稿束は、原稿が順次給紙される毎に最上面の高さが下
がり、これに伴ってピックアップローラ33の位置も下
がってくる。このため、上記原稿束の最上面の高さが所
定量より下がると、原稿載置トレイ32が再び上昇し
て、常にピックアップローラ33と原稿束の最上面とが
所定の状態で保たれるようになっている。この時、原稿
載置トレイ32の動きは、センサS2の出力をレベル信
号として処理することで制御される。
【0038】上述の説明のように、上記ADF3は、原
稿載置トレイ32にセットされた原稿を1枚ずつ給送す
る動作を行うものであるが、この時、各原稿に要求され
る搬送力が原稿の種類に応じて異なることは従来技術の
説明で述べた通りである。
【0039】このため、上記ADF3では、上記原稿搬
送路を、例えば、給紙領域(ピックアップローラ33か
ら搬送ローラ37の間とする)、レジスト領域(搬送ロ
ーラ37からレジストローラ38の間とする)、読取・
排紙領域(レジストローラ38から排紙ローラ39の間
とする)の複数の領域から構成されるものと想定し、各
領域における搬送ローラを個別に駆動制御するようにな
っている。言い換えれば、原稿搬送路中に配置される複
数の搬送ローラに対し、各搬送ローラをそれぞれ異なる
駆動源にて駆動し、各駆動源はそれぞれ異なる駆動力に
て搬送ローラの駆動を行えるようになっている。尚、原
稿搬送路において、搬送ローラが個別に駆動制御される
領域の数は特に限定されるものではなく、少なくとも2
つ以上の領域に分割されていればよい。
【0040】上記ADF3においては、図1に示すよう
に、給紙領域、レジスト領域、読取・排紙領域のそれぞ
れの領域における搬送ローラを駆動する駆動源として、
モータ41〜43が設けられている。モータ41〜43
はDC電源44より駆動回路45を介して駆動電流を供
給される。また、駆動回路45から各モータ41〜43
に供給される駆動電流はCPU46によって制御され
る。
【0041】上記モータ41は、給紙領域において、少
なくとも搬送ローラ36に駆動力を供給する。ここで、
搬送ローラ36は、定電圧制御のもと駆動されるもので
あるが、搬送する原稿の種類によって搬送負荷が変化す
る。そして、搬送ローラ36における搬送負荷が変化す
ると、これに伴ってモータ41に供給される駆動電流も
変化する。
【0042】上記駆動電流の変化は判別回路47によっ
て監視され、該判別回路47によって検出された駆動電
流の値より、その時点で搬送ローラ36によって搬送さ
れている原稿の種類が判別される。
【0043】尚、原稿種類の判別を行う方法としては、
上述のように、モータ41に供給される駆動電流の変化
から判別を行う以外に、例えば、原稿搬送路中に紙厚検
知センサを設けて該センサによって原稿の種類として紙
厚の検出を行ってもよい。但し、原稿の搬送制御におい
ては、搬送ローラの搬送力は原稿の搬送負荷に基づいて
制御されることが好適であり、駆動電流の値より原稿の
種類を判別する方法の方が上記搬送負荷を直接的に反映
でき、好ましい。また、紙厚検知センサによって紙厚の
検出を行う方法では、検出手段としてセンサが必要であ
り部品点数が増加するといったデメリットがあるが、駆
動電流の値より原稿の種類を判別する方法では部品点数
増加のデメリットがない。
【0044】より具体的には、搬送ローラ36が原稿の
搬送を行っている所定期間において、制御部であるCP
U46が判別回路47に判別要求を出力し、この判別要
求に従って判別回路47が駆動電流の値を検出する。検
出された駆動電流の値は判別回路47からCPU46に
戻され、CPU46において原稿の種類が判定される。
【0045】こうして、モータ41に供給される駆動電
流の値から、搬送ローラ36によって搬送されている原
稿の種類が判定されると、その判定結果に基づいてモー
タ41〜43に供給される駆動電流が制御される。すな
わち、各モータ41〜43によって駆動される搬送ロー
ラのトルクが、原稿種類に応じた適切なトルクとなるよ
うに制御される。
【0046】また、ADF3では、原稿搬送路の各領域
における搬送ローラは、それぞれ異なるモータにて駆動
されているため、該原稿搬送路内で複数の原稿を同時に
搬送する場合であっても、原稿搬送路内に同時に存在す
る各原稿に対して適切な搬送力を与えることができる。
これにより、複数の原稿を同時に搬送して原稿読取装置
1での高速処理を行う場合に、搬送力制御による安定し
た原稿搬送を行うことができる。さらに、複数の原稿の
同時搬送を行う場合、搬送制御において必要となる搬送
条件の管理にはRAM48にて格納される搬送制御テー
ブル(詳細は後述)が用いられる。
【0047】これより、ADF3の具体的な動作例を、
図3〜図8を参照して説明する。
【0048】上記ADF3において複数枚の原稿がセッ
トされた状態を図4に示す。図4では、原稿束を載置す
る原稿載置トレイ32が上昇して、原稿束の最上面とピ
ックアップローラ33とが接した状態となっている。
【0049】上記図4の状態から原稿の給紙開始信号が
入力されることにより、図5に示すように、ピックアッ
プローラ33および原稿捌きローラ34の回転によって
原稿束の最上面の原稿の給送が開始される。尚、ADF
3において、上記原稿の給送を原稿束の最上面から行う
ことは、以下の観点より好適である。すなわち、ADF
等の原稿搬送装置においては原稿の給送を原稿束の最下
面から行うものもあるが、そのような構成では、給送が
開始される原稿の上に載置されている原稿束の量によっ
て給送開始時の搬送負荷が大きく影響される。このた
め、給送開始時の搬送負荷に基づいて原稿種類を判別し
ても、その判別結果を分離給送された後の原稿の搬送制
御に反映することは好適でない。これに対し、原稿の給
送を原稿束の最上面から行う場合には、給送開始時の搬
送負荷が原稿束の量による影響を受けないため、給送開
始時の搬送負荷に基づいて原稿種類を判別し、その判別
結果を分離給送された後の原稿の搬送制御に反映しても
何ら問題はない。
【0050】給送が開始された原稿の先端がセンサS3
によって検出されると、CPU46が判別回路47に判
別要求を出力する。より詳細には、センサS3による原
稿先端の検出後、検出された原稿に対して搬送ローラ3
6による搬送が確実に生じているように所定のタイミン
グで判別要求が出力される。
【0051】上記判別要求に従って原稿種類が判定され
ると、CPU46は、図3(a)に示すように、RAM
48に格納される搬送制御テーブルにおいて原稿No.
を1として原稿種類の判定結果を書き込む。ここでは、
モータ41に供給される駆動電流から推測される原稿の
厚さを判定結果として書き込んでいる場合を例示してい
る。さらに、原稿種類が判定後は、その判定結果に応じ
て、モータ41に供給される駆動電流が制御され、搬送
ローラ36は原稿種類に応じた適切なトルクで原稿搬送
を行う。
【0052】また、搬送制御テーブルでは、原稿1枚毎
に給紙領域、レジスト領域、および読取・排紙領域にお
ける搬送状態を管理できるようになっている。図3
(a)のテーブルでは、センサS3によって給紙領域で
原稿(原稿No.が1の原稿)の搬送が開始されている
ことが検出されているので、給紙領域での搬送中(もし
くは搬送終了)であることを示すフラグ(図3のテーブ
ルではOKの記載が、フラグが立てられていることを示
す)が立てられる。
【0053】次に、原稿の先端がセンサS4にて検出さ
れると、該原稿のレジスト領域での搬送が開始されたこ
とが検出される。レジスト領域においては、モータ42
に供給される駆動電流を制御することで、搬送ローラ3
7およびレジストローラ38における搬送力が原稿の種
類に応じた適切な搬送力に設定される。
【0054】また、レジスト領域では、原稿の種類によ
ってレジスト(先端位置調整)ならびにここに至るまで
の斜め送り補正に必要な時間がそれぞれ異なる。このた
め、搬送ローラ37およびレジストローラ38における
搬送力だけでなく、原稿先端をレジストローラに突き当
てた状態での搬送時間を、検出された原稿の種類に応じ
て変化させることも可能である。また、レジストローラ
38に達した原稿の先端を原稿読取位置に向けて搬送を
再開するタイミングを、検出された原稿の種類に応じて
微妙にコントロールすることも可能である。
【0055】また、上記ADF3では、図6に示すよう
に、給紙領域を搬送される原稿の後端がセンサS3を通
り過ぎたことが検出されると、次の原稿について給紙が
可能であると判断され、ピックアップローラ33および
原稿捌きローラ34によって次の原稿の給送が開始され
る。そして、この原稿の先端がセンサS3によって検出
されると、CPU46が判別回路47に判別要求を出力
し、該判別要求に従って原稿種類が判定されると、CP
U46は、図3(b)に示すように、搬送制御テーブル
において原稿No.を2として原稿種類の判定結果を書
き込む。
【0056】尚、図3(b)の時点では、原稿No.が
1の原稿は、レジスト領域での搬送が開始されているの
で、そのフラグはOKを示している。すなわち、給紙領
域における搬送ローラ36を駆動するモータ41は、原
稿No.2の原稿に適した搬送力に制御され、レジスト
領域における搬送ローラ37およびレジストローラ38
を駆動するモータ42は、原稿No.1の原稿に適した
搬送力に制御されている。
【0057】次に、レジスト領域を搬送された原稿の先
端がセンサS5にて検出されると、該原稿の読取・排紙
領域での搬送が開始されたことが検出される。読取・排
紙領域においては、モータ43に供給される駆動電流を
制御することで、排紙ローラ39における搬送力が原稿
の種類に応じた適切な搬送力に設定される。
【0058】次に読み取り排紙領域においては、原稿の
後端部分を排紙ローラ39で保持した状態で、排紙トレ
イ40上に、読取りが完了した他の原稿と重ねて順次排
出するとなると、原稿の種類によって排出状態が異な
る。このため、排紙ローラ39における搬送力だけでな
く、排紙トレイ40上へ排出される原稿の整合性を考慮
して排出速度を原稿の種類によって変化させることも可
能である。
【0059】この場合、原稿排出時における排紙ローラ
40の排出速度は変化させても、読取り中における原稿
の搬送状態は一定速度(読取速度)に制御される必要が
あり、読取速度を一定に保つための速度監視手段が必要
となる。このような速度監視手段さえ配置すれば、原稿
読取り中において、排紙ローラ40の速度を読取速度に
保つためのモータ43へのフィードバックは可能であ
る。
【0060】また、上記ADF3では、図7に示すよう
に、レジスト領域を搬送される原稿の後端がセンサS5
を通り過ぎたことが検出されると、次の原稿についてレ
ジスト領域での搬送が可能であると判断され、搬送ロー
ラ37およびレジストローラ38における搬送力が次の
原稿に適したものとなるように、モータ42に供給され
る駆動電流が制御される。
【0061】また、図7の時点では、レジスト領域を搬
送されていた原稿が読取・排紙領域での搬送に移ると共
に、給紙領域を搬送されていた原稿がレジスト領域での
搬送に移り、給紙領域では新たな原稿の給送が開始され
る。そして、新たに給送が開始された原稿の先端がセン
サS3によって検出されると、CPU46が判別回路4
7に判別要求を出力し、該判別要求に従って原稿種類が
判定されると、CPU46は、図3(c)に示すよう
に、搬送制御テーブルにおいて原稿No.を3として原
稿種類の判定結果を書き込む。
【0062】尚、図3(c)の時点では、原稿No.が
1の原稿は、読取・排紙領域での搬送が開始されている
ので読取・排紙領域での搬送を示すフラグはOKを示し
ており、原稿No.が2の原稿は、レジスト領域での搬
送が開始されているのでレジスト領域での搬送を示すフ
ラグはOKを示している。すなわち、給紙領域における
搬送ローラ36を駆動するモータ41は、原稿No.3
の原稿に適した搬送力に制御され、レジスト領域におけ
る搬送ローラ37およびレジストローラ38を駆動する
モータ42は、原稿No.2の原稿に適した搬送力に制
御され、読取・排紙領域における排紙ローラ39を駆動
するモータ43は、原稿No.1の原稿に適した搬送力
に制御されている。
【0063】そして、上記ADF3では、図8に示すよ
うに、読取・排紙領域を搬送される原稿の後端がセンサ
S6を通り過ぎたことが検出されると、その原稿につい
ては原稿読取処理が完了したと認識される。画像読取処
理が完了した原稿については、搬送制御テーブルにおい
て、図3(d)に示すように、画像読取処理が完了した
ことを示すフラグ(図3(d)のテーブルでは「完了」
の記載が、フラグが立てられていることを示す)が立て
られる。
【0064】また、図8の時点では、読取・排紙領域を
搬送されていた原稿が排紙トレイ40上に排出されると
共に、レジスト領域を搬送されていた原稿が読取・排紙
領域での搬送に移り、給紙領域を搬送されていた原稿が
レジスト領域での搬送に移り、給紙領域では新たな原稿
の給送が開始される。そして、新たに給送が開始された
原稿の先端がセンサS3によって検出されると、CPU
46が判別回路47に判別要求を出力し、該判別要求に
従って原稿種類が判定されると、CPU46は、図3
(d)に示すように、搬送制御テーブルにおいて原稿N
o.を4として原稿種類の判定結果を書き込む。
【0065】こうして、上記ADF3では、上記動作を
繰り返し行うことにより、原稿搬送路中を連続して搬送
される原稿の同時搬送を可能とし、画像読取装置におけ
る高速読取処理に対応することができると共に、原稿の
種類に応じて各搬送ローラの搬送力を可変とすることで
安定した原稿搬送を実現できる。
【0066】
【発明の効果】本発明の原稿搬送装置は、以上のよう
に、上記原稿搬送路内で原稿の搬送を行う複数の搬送手
段と、上記複数の搬送手段のそれぞれに駆動力を与える
複数の駆動源と、上記原稿搬送路内に給送された原稿に
対して、その原稿の種類を判別する判別手段と、上記判
別手段の判別結果に基づいて、各搬送手段にて搬送され
ている原稿毎に、その原稿の種類に応じた搬送力が与え
られるように上記駆動源を制御する制御手段とを備えて
いる構成である。
【0067】それゆえ、上記各駆動源は、該駆動源によ
って駆動力が与えられる搬送手段に対して、該搬送手段
によって搬送されている原稿の種類に応じた搬送力を与
えることができ、複数の原稿を同時に搬送して原稿読取
装置での高速処理を行う場合に、搬送力制御による安定
した原稿搬送を行うことができるといった効果を奏す
る。
【0068】また、上記原稿搬送装置では、上記制御手
段は、搬送が開始された原稿毎に、上記判別手段によっ
て判別された原稿の種類、および現在の搬送状況の情報
を搬送制御テーブルにて管理すると共に、上記搬送制御
テーブルにて管理されている情報に基づいて、各搬送手
段にて搬送されている原稿の種類を判断し、その原稿の
種類に応じた搬送力が与えられるように各駆動源の制御
を行う構成とすることができる。
【0069】それゆえ、上記制御手段が各駆動源の制御
を行う際には、搬送制御テーブルにて管理されている情
報を参照することで、原稿搬送路内における複数の原稿
の搬送を容易かつ確実に制御することができるといった
効果を奏する。
【0070】また、上記原稿搬送装置では、上記判別手
段は、原稿搬送路中で原稿載置台上の原稿束から分離搬
送された1枚の原稿の搬送を行う搬送手段のうち、最上
流にある搬送手段において、該搬送手段を駆動する駆動
源が定電圧駆動されながら原稿搬送を行う際に、該駆動
源に供給される駆動電流に基づいて搬送されている原稿
の種類を判別する構成とすることができる。
【0071】それゆえ、上記判別手段は、原稿の種類に
応じて搬送負荷が変化する際に、これに伴って変化する
駆動電流の値に基づいて原稿種類を判別するため、その
搬送負荷を直接的に反映して、原稿の種類に応じた搬送
力の制御を正確に行うことができるといった効果を奏す
る。また、原稿種類を判別するための特別なセンサ等を
必要とせずに、搬送制御を行えるといった効果を奏す
る。
【0072】また、上記原稿搬送装置では、原稿載置台
にセットされた原稿は、最上面にある原稿から給送が開
始されるものである構成とすることができる。
【0073】それゆえ、給送開始時の搬送負荷が原稿束
の量による影響を受けることを回避でき、給送開始時の
搬送負荷に基づいて原稿種類を判別し、その判別結果を
分離給送された後の原稿の搬送制御に反映することがで
きるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、本実施
の形態に係る原稿搬送装置において、搬送ローラの搬送
力を制御する機構を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る画像読取装置の構成を示す
縦断面図である。
【図3】図3(a)〜(d)は、上記原稿搬送装置にお
いて原稿の搬送制御に用いられる搬送制御テーブルを示
す図である。
【図4】上記画像読取装置の動作時における状態例を示
す縦断面図である。
【図5】上記画像読取装置の動作時における状態例を示
す縦断面図である。
【図6】上記画像読取装置の動作時における状態例を示
す縦断面図である。
【図7】上記画像読取装置の動作時における状態例を示
す縦断面図である。
【図8】上記画像読取装置の動作時における状態例を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 両面画像読取装置(画像読取装置) 3 ADF(原稿搬送装置) 32 原稿載置トレイ(原稿載置台) 36,37 搬送ローラ(搬送手段) 38 レジストローラ(搬送手段) 39 排紙ローラ(搬送手段) 40 排紙トレイ(排紙台) 41〜43 モータ(駆動源) 45 駆動回路(判別手段、制御手段) 46 CPU(制御手段) 47 判別回路(判別手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 106 H04N 1/12 A Fターム(参考) 2H027 DA01 DB02 DE10 EA15 EA18 EC06 ED11 ED13 EE04 2H076 AA04 BA24 BA35 BA36 BA55 BA62 BB09 3F048 AA01 AB02 BA06 3F049 AA01 DA12 EA00 LA01 LB02 5C072 AA01 BA03 LA18 NA01 NA06 RA01 UA11 UA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像読取装置の自動原稿搬送手段として備
    えられ、原稿載置台にセットされた原稿を、原稿搬送路
    内の原稿読取位置を介して排紙台まで搬送する原稿搬送
    装置において、 上記原稿搬送路内で原稿の搬送を行う複数の搬送手段
    と、 上記複数の搬送手段のそれぞれに駆動力を与える複数の
    駆動源と、 上記原稿搬送路内に給送された原稿に対して、その原稿
    の種類を判別する判別手段と、 上記判別手段の判別結果に基づいて、各搬送手段にて搬
    送されている原稿毎に、その原稿の種類に応じた搬送力
    が与えられるように上記駆動源を制御する制御手段とを
    備えていることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、搬送が開始された原稿毎
    に、上記判別手段によって判別された原稿の種類、およ
    び現在の搬送状況の情報を搬送制御テーブルにて管理す
    ると共に、上記搬送制御テーブルにて管理されている情
    報に基づいて、各搬送手段にて搬送されている原稿の種
    類を判断し、その原稿の種類に応じた搬送力が与えられ
    るように各駆動源の制御を行うことを特徴とする請求項
    1に記載の原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】上記判別手段は、原稿搬送路中で原稿載置
    台上の原稿束から分離搬送された1枚の原稿の搬送を行
    う搬送手段のうち、最上流にある搬送手段において、該
    搬送手段を駆動する駆動源が定電圧駆動されながら原稿
    搬送を行う際に、該駆動源に供給される駆動電流に基づ
    いて搬送されている原稿の種類を判別することを特徴と
    する請求項1に記載の原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】原稿載置台にセットされた原稿は、最上面
    にある原稿から給送が開始されるものであることを特徴
    とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】自動原稿搬送手段として請求項1ないし4
    の何れかに記載の原稿搬送装置を用いることを特徴とす
    る画像読取装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005205706A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および方法
JP2008228187A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Sharp Corp 画像処理装置及び通電制御方法
JP2012199798A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Canon Electronics Inc 画像読取装置、およびその制御方法
JP2013151090A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Canon Inc 画像形成装置

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