JP3708833B2 - 原稿給紙装置及び画像形成機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等に代表される画像形成機及びこの画像形成機に搭載される原稿給紙装置に係る。特に、本発明は、複数枚の原稿の画像を連続して読み取る読取動作、または連続して読み取られた原稿画像に基づいて行われる画像形成動作の高効率化を図るための対策に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機等に備えられた原稿自動給紙装置は、原稿トレイ上に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ取り出して原稿読取部に搬送し、この原稿読取部において画像を順次読み取るように構成されている。この原稿読み取りの一般的な動作としては、原稿搬送路の下流端近傍位置に排紙センサを備えさせ、原稿読取部において画像が読み取られた原稿が排紙センサを通過して排紙トレイに排出された後に、次の原稿をピックアップローラによって原稿トレイから取り出して原稿搬送路に給紙するようにしている。このように、1枚の原稿に対して、原稿トレイからの取り出し、原稿読取部における画像読み取り、排紙トレイへの排出といった一連のプロセスが終了した後に、次の原稿に対する処理動作が開始されるようになっている。つまり、後続の原稿は先行する原稿の処理が完了するまで原稿トレイ上で待機することになる。このため、多数枚の原稿を原稿トレイに載置した場合には、全ての原稿の画像読み取りを完了するまでに要する時間が長くなってしまうといった課題があった。
【0003】
また、上記読み取られた原稿画像に基づいて画像形成用紙への画像形成を行う画像形成部にあっては、用紙カセットから用紙搬送路へ取り出された画像形成用紙に対して画像形成ユニットによる画像形成を行った後、この画像形成用紙が画像形成ユニットから排出されるかまたは排紙トレイに排出された後に、次の画像形成用紙を用紙カセットから用紙搬送路へ取り出すようにしている。つまり、後続の画像形成用紙は先行する画像形成用紙の処理が完了するまで用紙カセット内で待機することになる。このため、上記の場合と同様に多数枚の原稿を複写する場合には、全ての複写動作が完了するまでに要する時間が長くなってしまうといった課題があった。
【0004】
このような課題を解決するものとして、例えば特開平8−319037号公報に開示されている画像形成装置がある。この公報には、画像形成用紙を用紙搬送路に沿って搬送する搬送ローラが高速及び低速の二段階に切り換え可能とされた構成が開示されている。用紙カセットから取り出した画像形成用紙を、先ず、低速で搬送して分離部において1枚の画像形成用紙のみを用紙搬送路に送り出した後に、搬送ローラを高速に切り換えて画像形成用紙を画像形成ユニットに高速搬送するようにしている。これにより、良好な分離性能と複写動作が完了するまでの時間の短縮化とを両立できるようにしている。また、この構成を上記原稿自動給紙装置に適用すれば、全ての原稿の画像読み取りを完了するまでに要する時間の短縮化を図ることも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報に開示されている構成によれば、速度可変なモータを配置して、その回転速度のコントロールを行うようにしたり、複数のギヤによって高速と低速とを切り換えるようにする機構が必要になる。このため、モータの負荷が増大して、その長寿命化を図ることが困難になったり、構造の複雑化に伴って故障発生要因箇所が増大し、装置の信頼性が十分に確保できなくなる可能性がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数枚の原稿の画像を連続して読み取る読取動作や読み取られた原稿画像に基づいて行われる連続した画像形成動作を行う機構に対し、搬送速度を変更することなしに、全ての原稿の画像読み取りを完了するまでに要する時間や、全ての原稿の複写が完了するまでに要する時間を短縮化することができる構成を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
−発明の概要−
上記の目的を達成するために、本発明は、原稿搬送路内を搬送される原稿の位置を認識し、後続する原稿の給紙を開始しても先行する原稿の搬送に支障を来さない状況になった時点で、この後続する原稿の給紙を開始させるようにしている。これにより、先行する原稿の後端と後続の原稿の先端との間隔を短くしながら連続した原稿の読み取り動作が行えるようにしている。
【0008】
−解決手段−
具体的には、複数枚の原稿を載置可能な原稿載置部と、この原稿載置部から取り出された1枚の原稿の画像を読み取る原稿読取部と、画像読み取り後の原稿が排出される原稿排出部とが原稿搬送路に沿って配置され、この原稿搬送路には、上記原稿載置部、原稿読取部、原稿排出部に亘る主搬送路と、上記原稿読取部と原稿排出部との間に位置する分岐部分において主搬送路から分岐して原稿を原稿読取部の上流側に戻すための副搬送路とが備えられており、上記主搬送路に沿って原稿を搬送して原稿の一方の面を読み取る「片面読取処理」と、主搬送路に沿って原稿を搬送して原稿の一方の面を読み取った後、この原稿を副搬送路を経て再度主搬送路に沿って搬送して原稿の他方の面を読み取る「両面読取処理」とが可能な原稿給紙装置を前提としている。この原稿給紙装置に対し、原稿先端検知手段、原稿検知手段、原稿搬送制御手段を備えさせている。原稿先端検知手段は、主搬送路上において上記分岐部分よりも原稿搬送方向上流側位置で且つ原稿読取部よりも原稿搬送方向下流側位置に配置され、原稿の先端が通過したことを検知可能となっている。原稿検知手段は、原稿載置部における原稿の存在の有無を検知するものである。また、これら原稿検知手段から原稿先端検知手段までの原稿搬送路の長さ寸法は、原稿載置部に載置される可能性のある複数種類の原稿のうち搬送方向の長さ寸法が最も長い原稿のその寸法よりも長く設定されている。そして、原稿搬送制御手段は、原稿先端検知手段及び原稿検知手段の出力を受け、上記「片面読取処理」時にあっては、原稿先端検知手段が原稿先端の通過を検知した際に、後続の原稿が原稿載置部に存在するとき、この後続原稿の原稿搬送路への送り出しを開始させるように制御する。一方、上記「両面読取処理」時にあっては、その原稿の一方の面が読み取られた後の他方の面の読取処理時に、原稿先端検知手段が原稿先端の通過を検知した際に、後続の原稿が原稿載置部に存在するとき、この後続原稿の原稿搬送路への送り出しを開始させるように制御する。
【0009】
この特定事項により、原稿載置部に載置されている複数枚の原稿を原稿搬送路に1枚ずつ順次取り出して原稿読取部において原稿画像を読み取り、その後、この原稿は原稿排出部に排出される。この際、原稿搬送路を搬送される原稿の先端が原稿先端検知手段を通過した際には、原稿検知手段によって原稿載置部における原稿の存在の有無、つまり次原稿(後続原稿)の存在の有無が検知される。そして、次原稿が存在する場合には、この次原稿の原稿搬送路への送り出しが開始される。つまり、先行する原稿が原稿搬送路内に存在する状態であっても、その原稿の先端が原稿先端検知手段の配設位置まで達した時点で、後続の原稿の原稿搬送路への送り出しを開始させるようにしている。これにより、後続する原稿の待機時間を短くし、且つ先行する原稿の後端と後続の原稿の先端との間隔を短くしながら連続した原稿の読み取り動作を行うことができる。
また、先行する原稿の先端が原稿先端検知手段の配設位置まで達した時点では、この原稿の後端は原稿検知手段よりも搬送方向下流側に位置することになる。つまり、原稿検知手段が先行する原稿を次原稿であると誤認識してしまうといった状況を確実に回避することができる。
【0013】
また、上記構成の原稿給紙装置を備え、この原稿給紙装置によって読み取られた原稿画像に基づいて画像形成用紙への画像形成を行うよう構成された画像形成機も本発明の範疇である。
【0014】
更に、上記原稿先端検知手段及び原稿検知手段を利用することにより、全ての原稿の複写が完了するまでに要する時間を短縮化することができるようにした画像形成機として以下の構成が掲げられる。つまり、画像形成機に原稿給紙部及び画像形成部を備えさせる。原稿給紙部は、複数枚の原稿を載置可能な原稿載置部と、この原稿載置部から取り出された1枚の原稿の画像を読み取る原稿読取部と、画像読み取り後の原稿が排出される原稿排出部とが原稿搬送路に沿って配置され、この原稿搬送路には、上記原稿載置部、原稿読取部、原稿排出部に亘る主搬送路と、上記原稿読取部と原稿排出部との間に位置する分岐部分において主搬送路から分岐して原稿を原稿読取部の上流側に戻すための副搬送路とが備えられており、上記主搬送路に沿って原稿を搬送して原稿の一方の面を読み取る「片面読取処理」と、主搬送路に沿って原稿を搬送して原稿の一方の面を読み取った後、この原稿を副搬送路を経て再度主搬送路に沿って搬送して原稿の他方の面を読み取る「両面読取処理」とが可能となっている。また、画像形成部は、複数枚の画像形成用紙が収容された用紙収容部と、この用紙収容部から取り出された1枚の画像形成用紙に対して上記読み取られた原稿画像に基づいた画像形成を行う画像形成手段と、画像形成後の画像形成用紙が排出される用紙排出部とが用紙搬送路に沿って配置されており、画像形成用紙に対する「片面形成処理」及び「両面形成処理」が可能となっている。この画像形成機に対し、上記と同様の原稿先端検知手段と原稿検知手段とを備えさせる。また、原稿先端検知手段及び原稿検知手段の出力を受け、上記「片面形成処理」時にあっては、原稿先端検知手段が原稿先端の通過を検知した際に、後続の原稿が原稿載置部に存在するとき、用紙収容部から用紙搬送路への画像形成用紙の送り出しを開始させるように制御する画像形成用紙搬送制御手段を備えさせる。また、この画像形成用紙搬送制御手段は、上記「両面形成処理」時にあっては、その画像形成用紙の一方の面に対する画像形成後の他方の面に対する画像形成処理時、原稿先端検知手段が原稿先端の通過を検知した際に、後続の原稿が原稿載置部に存在するとき、用紙収容部から用紙搬送路への画像形成用紙の送り出しを開始させるように制御する。
【0015】
この特定事項により、原稿搬送路を搬送される原稿の先端が原稿先端検知手段を通過した際には、原稿検知手段によって原稿載置部における原稿の存在の有無、つまり次原稿の存在の有無が検知される。そして、次原稿が存在する場合には、画像形成部において用紙収容部から用紙搬送路への画像形成用紙の送り出しが開始される。つまり、先行する画像形成用紙が用紙搬送路内に存在する状態であっても、原稿給紙部において原稿の先端が原稿先端検知手段の配設位置まで達した時点で、次原稿の画像に基づいた画像形成を行うための画像形成用紙を用紙搬送路へ送り出すようにしている。これにより、後続する画像形成用紙の待機時間を短くし、且つ先行する画像形成用紙の後端と後続の画像形成用紙の先端との間隔を短くしながら連続した画像形成動作が行える。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係る原稿給紙装置をデジタル複写機の原稿自動給紙部として適用した場合について説明する。
【0017】
−複写機の全体構成の説明−
図1は本形態に係る画像形成機としての複写機1の内部構成の概略を示している。この図1のように、本複写機1は、スキャナ部2、画像形成部としてのプリント部3及び本形態の特徴部分である原稿給紙装置としての原稿自動給紙部4を備えている。以下、各部について説明する。
【0018】
<スキャナ部2の説明>
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿台41上に載置された原稿の画像や原稿自動給紙部4により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。このスキャナ部2は、露光光源21、複数の反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光電変換素子(CCD:Charge Coupled Device)26を備えている。
【0019】
上記露光光源21は、原稿自動給紙部4の原稿台41上に載置された原稿や原稿自動給紙部4を搬送される原稿に対して光を照射するものである。各反射鏡22,23,24は、図1に破線で光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、結像レンズ25に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
【0020】
原稿の画像読み取り動作として、上記原稿台41上に原稿が載置された場合には、露光光源21及び反射鏡22が図1に実線で示す位置と仮想線で示す位置との間を原稿台41に沿って水平方向に走査して、原稿全体の画像を読み取ることになる。一方、原稿自動給紙部4を搬送される原稿を読み取る場合には、露光光源21及び反射鏡22が図1に実線で示す位置に固定され、後述する原稿自動給紙部4の原稿読取部42を原稿が通過する際にその画像を読み取ることになる。
【0021】
上記各反射鏡22,23,24で反射されて結像レンズ25を通過した光は光電変換素子26に導かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。
【0022】
<プリント部3の説明>
プリント部3は、画像形成手段としての画像形成系31と用紙搬送系32とを備えている。
【0023】
画像形成系31は、レーザスキャニングユニット31a及びドラム型の感光体31bを備えている。レーザスキャニングユニット31aは、上記光電変換素子26において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体31bの表面に照射するものである。感光体31bは、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザスキャニングユニット31aからのレーザ光が照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
【0024】
また、感光体31bの外周囲には、上記レーザスキャニングユニット31aの他に、現像装置31c、転写チャージャ31d、図示しないクリーニング装置、除電器31e、主帯電器31fが周方向に亘って順に配設されている。現像装置31cは、感光体31bの表面に形成された静電潜像をトナーにより可視像に現像するものである。転写チャージャ31dは、感光体31bの表面に形成されたトナー像を画像形成用紙5に転写するものである。クリーニング装置は、トナー転写後において感光体31bの表面に残留したトナーを除去するようになっている。除電器31eは、感光体31bの表面の残留電荷を除去するものである。主帯電器31fは、静電潜像が形成される前の感光体31bの表面を所定の電位に帯電させるようになっている。
【0025】
このため、画像形成用紙5に画像を形成する際には、主帯電器31fによって感光体31bの表面が所定の電位に帯電され、レーザスキャニングユニット31aが原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体31bの表面に照射する。その後、現像装置31cが感光体31bの表面にトナーによる可視像に現像し、転写チャージャ31dによって、トナー像が画像形成用紙5に転写される。更に、その後、感光体31bの表面に残留したトナーはクリーニング装置によって除去されると共に、感光体31bの表面の残留電荷が除電器31eによって除去される。これにより、画像形成用紙5への画像形成動作(印字動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の画像形成用紙5,5,…に対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
【0026】
一方、用紙搬送系32は、用紙収容部としての用紙カセット33や用紙トレイ34に収容された画像形成用紙5,5,…を1枚ずつ搬送して上記画像形成系31による画像形成を行わせると共に、画像形成された画像形成用紙5を用紙排出部としての排紙トレイ35へ排出するものである。
【0027】
この用紙搬送系32は、主搬送路36と反転搬送路37とを備えている。主搬送路36は、一端が分岐されて用紙カセット33及び用紙トレイ34の排出側にそれぞれ対向していると共に他端が排紙トレイ35に対向している。反転搬送路37は、一端が転写チャージャ31dの配設位置よりも上流側(図中下側)で主搬送路36に繋がっていると共に、他端が転写チャージャ31dの配設位置よりも下流側(図中上側)で主搬送路36に繋がっている。
【0028】
主搬送路36の上流端(用紙カセット33や用紙トレイ34の排出側に対向する部分)には断面が半円状のピックアップローラ36a,36aが配設されている。このピックアップローラ36a,36aの直下流側には給紙ローラ36b,36bが配設されている。このピックアップローラ36a及び給紙ローラ36bの回転により、用紙カセット33または用紙トレイ34に収容されている画像形成用紙5,5,…を1枚ずつ間欠的に主搬送路36に給紙できるようになっている。
【0029】
この主搬送路36における転写チャージャ31dの配設位置よりも上流側には、画像形成用紙5の通過を検知するためのレジスト検知スイッチ36c及びレジストローラ36d,36dがそれぞれ配設されている。このレジストローラ36d,36dは、感光体31b表面のトナー像と画像形成用紙5との位置合わせを行いながら画像形成用紙5を搬送するものである。主搬送路36における転写チャージャ31dの配設位置よりも下流側には、画像形成用紙5に転写されたトナー像を加熱により定着させるための一対の定着ローラ36e,36e及び画像形成用紙5が定着ローラ36e,36eを通過したことを検知するための定着検知スイッチ36fがそれぞれ配設されている。主搬送路36の下流端には、画像形成用紙5を排紙トレイ35に排紙するための一対の排紙ローラ36g,36g及び画像形成用紙5の排紙を検知するための排紙検知スイッチ36hがそれぞれ配設されている。
【0030】
主搬送路36に対する反転搬送路37の上流端の接続位置には分岐爪38が配設されている。この分岐爪38は、図1に実線で示す第1位置と仮想線で示す第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この分岐爪38が第1位置にあるときには画像形成用紙5が排紙トレイ35へ排紙され、第2位置にあるときには画像形成用紙5が反転搬送路37へ供給されるようになっている。反転搬送路37の複数箇所には搬送ローラ37a,37a,…が配設されており、画像形成用紙5が反転搬送路37に供給された場合には、これら搬送ローラ37a,37a,…によって画像形成用紙5が搬送され、レジストローラ36dの上流側で画像形成用紙5が反転されて再び転写チャージャ31dに向かって主搬送路36を搬送されるようになっている。つまり、画像形成用紙5の裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
【0031】
<原稿自動給紙部4の説明>
次に、原稿自動給紙部4について説明する。この原稿自動給紙部4は、所謂自動両面原稿搬送装置として構成されている。図2は、本原稿自動給紙部4及びその周辺部分を示す概略図である。この原稿自動給紙部4は、原稿移動式であって、原稿載置部としての原稿トレイ43、中間トレイ44、原稿排出部としての原稿排紙トレイ45及び各トレイ43,44,45間で原稿を搬送する原稿搬送系46を備えている。
【0032】
上記原稿搬送系46は、原稿トレイ43に載置された原稿6,6,…を、原稿読取部42を経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ搬送するための主搬送路47と、中間トレイ44上の原稿6を主搬送路47に供給するための副搬送路48とを備えている。
【0033】
主搬送路47の上流端(原稿トレイ43の排出側に対向する部分)には原稿ピックアップローラ47a及び捌きローラ47bが配設されている。捌きローラ47bの下側には捌き板47cが配設されており、原稿ピックアップローラ47aの回転に伴って原稿トレイ43上の原稿6,6,…のうちの1枚がこの捌きローラ47bと捌き板47cとの間を通過して主搬送路47に給紙されるようになっている。主搬送路47と副搬送路48との合流部分(図中A部分)には原稿6の通過を検知するための原稿入紙センサ47dが配設されている。更に、この原稿入紙センサ47dの配設位置よりも下流側にはPSローラ47e,47eが配設されている。このPSローラ47e,47eは、原稿6の先端とスキャナ部2の画像読み取りタイミングとを調整して原稿6を原稿読取部42に供給するものである。つまり、このPSローラ47e,47eは原稿6が供給された状態でその原稿6の搬送を一旦停止し、上記タイミングを調整して原稿6を原稿読取部42に供給するようになっている。
【0034】
原稿読取部42は、プラテンガラス42aと原稿押え板42bとを備え、PSローラ47e,47eから供給された原稿6がプラテンガラス42aと原稿押え板42bとの間を通過する際に、上記露光光源21からの光がプラテンガラス42aを通過して原稿6に照射されるようになっている。この際、上記スキャナ部2による原稿画像データの取得が行われる。上記原稿押え板42bの背面(上面)にはコイルスプリング42cによる付勢力が付与されている。これにより、原稿押え板42bがプラテンガラス42aに対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿6が原稿読取部42を通過する際にプラテンガラス42aから浮き上がることを阻止している。
【0035】
原稿読取部42の下流側には、搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gが備えられている。原稿読取部42を通過した原稿6が搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gを経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ排紙される構成となっている。尚、上記各ローラ47e,47f,47gのうち図2中で回転方向に矢印を付したものが駆動ローラであって、それに接触するローラが従動ローラとなっている。
【0036】
原稿排紙ローラ47gと中間トレイ44との間には中間トレイ揺動板44aが配設されている。この中間トレイ揺動板44aは、中間トレイ44側の端部が揺動中心とされて、図2に実線で示すポジション1と仮想線で示すポジション2との間で揺動可能となっている。中間トレイ揺動板44aがポジション1にある場合には原稿排紙ローラ47g,47gから排紙された原稿6は原稿排紙トレイ45へ回収される。一方、中間トレイ揺動板44aがポジション2にある場合には原稿排紙ローラ47g,47gから排紙された原稿6は中間トレイ44へ排出されるようになっている。この中間トレイ44への排紙時には、図2に仮想線で示すように、原稿6の端縁(図中の右端縁)が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持された状態となっており、この状態から原稿排紙ローラ47gが逆回転することによって原稿6が副搬送路48に供給され、この副搬送路48を経て再び主搬送路47に送り出されるようになっている。この原稿排紙ローラ47gの逆回転動作は、主搬送路47への原稿6の送り出しと画像読み取りタイミングとを調整して行われる。これにより、原稿6の裏面の画像が原稿読取部42によって読み取られるようになっている。
【0037】
本形態における原稿自動給紙部4の特徴として、主搬送路47の上流端(原稿トレイ43における図2中の右端近傍位置)には、原稿トレイ43上に原稿が存在するか否かを検知するための原稿検知手段としての原稿検知センサ4Aが設けられている。また、主搬送路47の下流端近傍位置であって、副搬送路48との分岐部分(図中B部分)付近には、この主搬送路47を搬送される原稿6の先端(搬送方向の下流側端縁)が通過したことを検知可能な原稿先端検知手段としての原稿先端検知センサ4Bが設けられている。
【0038】
これら原稿検知センサ4A及び原稿先端検知センサ4Bの配設位置としては、これらセンサ4A,4B間の主搬送路47の長さ寸法が、原稿トレイ43に載置される可能性のある複数種類の原稿のうち搬送方向の長さ寸法が最も長い原稿の搬送方向長さ寸法よりも長く設定されている。例えば、原稿としてB5,B4,A4,A3の各サイズの用紙が、その用紙長手方向を搬送方向とするように原稿トレイ43に載置される可能性のある場合、原稿検知センサ4Aと原稿先端検知センサ4Bとの間の主搬送路47の長さ寸法はA3サイズの原稿の長手方向の寸法よりも僅かに長く設定されている。また、原稿ピックアップローラ47aから原稿先端検知センサ4Bまでの主搬送路47の長さ寸法も、原稿トレイ43に載置される可能性のある複数種類の原稿のうち搬送方向の長さ寸法が最も長い原稿の搬送方向長さ寸法よりも長く設定されている。これにより、主搬送路47を搬送される原稿6の先端が原稿先端検知センサ4Bに達した時点では、その原稿6が如何なるサイズの用紙であっても、原稿後端が、原稿検知センサ4Aや原稿ピックアップローラ47aの配設位置よりも搬送方向下流側に位置することになる。従って、原稿6の先端が原稿先端検知センサ4Bに達した時点で、原稿ピックアップローラ47aを駆動させれば、この原稿ピックアップローラ47aを次原稿に確実に接触させてこの次原稿の取り出しが良好に行える。また、この場合、原稿検知センサ4A上には先行する原稿6が存在しないので、この原稿検知センサ4Aによる次原稿の存在の有無を正確に検知することができる。
【0039】
そして、本複写機1のコントローラ7には、原稿搬送制御手段71及び画像形成用紙搬送制御手段72が備えられている。
【0040】
上記原稿搬送制御手段71は、上記中間トレイ揺動板44aがポジション1にある場合において、つまり、現在、主搬送路47内を搬送されている原稿6が原稿排紙トレイ45に排出されるようになっている状態において、原稿先端検知センサ4Bが原稿6の先端の通過を検知した際に、原稿検知センサ4Aによって原稿トレイ43上に後続の原稿6が存在するときには、上記原稿先端検知センサ4Bによる原稿6の先端検知と同時に原稿ピックアップローラ47aを駆動させて、後続の原稿6の主搬送路47への送り出しを開始させるように制御する。つまり、先行する原稿6が主搬送路47内に存在する状態であっても、その原稿6の先端が原稿先端検知センサ4Bの位置まで達した時点において、その後、この原稿6が原稿排紙トレイ45に排出される予定である場合には、後続の原稿6の主搬送路47への送り出しを開始させるようにしている。
【0041】
また、画像形成用紙搬送制御手段72は、上記用紙搬送系32の分岐爪38が図1に実線で示す第1位置にある場合において、つまり、現在、主搬送路36内を搬送されている画像形成用紙5が排紙トレイ35に排出されるようになっている状態において、原稿先端検知センサ4Bが原稿6の先端の通過を検知した際に、原稿検知センサ4Aによって原稿トレイ43上に後続の原稿6が存在するときには、上記原稿先端検知センサ4Bによる原稿6の先端検知と同時にピックアップローラ36aを駆動させて、用紙カセット33または用紙トレイ34から主搬送路36への画像形成用紙5の送り出しを開始させるように制御する。つまり、上記原稿6の画像読み取り動作に連動して画像形成が行われている画像形成用紙5が主搬送路36内に存在する状態であっても、原稿自動給紙部4において原稿6の先端が原稿先端検知センサ4Bの位置まで達した時点で、次の画像形成用紙5の主搬送路36への送り出しを開始させるようにしている。
【0042】
−複写機1の動作説明−
次に、上述の如く構成された複写機1の複写動作を図3のフローチャートに沿って説明する。本複写機1の複写動作としては、原稿6の読取動作として「片面読取処理」と「両面読取処理」とがあり、また、画像形成用紙5への画像形成動作として「片面形成処理」と「両面形成処理」とがある。ここでは説明を簡単にするために「片面読取処理」及び「片面形成処理」が行われる場合について説明する。
【0043】
先ず、ユーザから複写処理の印字要求がある場合(ステップST1)、このユーザは原稿トレイ43上に複数枚の原稿6,6,…を載置する(ステップST2)。その後、ユーザは、複写機1の操作パネルを操作して、印字枚数、印字倍率、用紙サイズ等の各種条件の設定を行うと共に、原稿の読み取りモード選択(片面原稿と両面原稿との選別)、印字モード選択(片面印字と両面印字との選別)を行う(ステップST3)。以上の操作入力が完了してステップST4でYESとなると、ユーザがスタートキーを押すことにより、原稿自動給紙部4及びスキャナ部2による原稿読取処理及びプリント部3による印字処理が開始される。
【0044】
つまり、先ず、ステップST5において、原稿自動給紙部4のピックアップローラ47a及び捌きローラ47bの駆動により、原稿トレイ43上から1枚の原稿6を取り出してその先端がPSローラ47eに当接する位置まで搬送される。同時に、ステップST6において、用紙搬送系32のピックアップローラ36a及び給紙ローラ36bの駆動により、用紙カセット33または用紙トレイ34から1枚の画像形成用紙5を取り出してその先端がレジストローラ36dに当接する位置まで搬送される。
【0045】
その後、ステップST7において、原稿6の先端とスキャナ部2の画像読み取りタイミングとを調整しながらPSローラ47e,47eが駆動し、原稿6を原稿読取部42に向けて搬送して原稿画像の読み取り動作が行われる。一方、プリント部3では、ステップST8において、上記読み取られた原稿画像に基づいて感光体31b表面に形成されたトナー像と画像形成用紙5との位置合わせを行うようにレジストローラ36d,36dが駆動して、画像形成系31における画像形成用紙5への画像形成動作が行われる。
【0046】
そして、ステップST9では、原稿自動給紙部4の主搬送路47を搬送されて画像の読み取りが行われている原稿6の先端が原稿先端検知センサ4Bに達したか否かが判定されている。原稿6の先端が原稿先端検知センサ4Bに達してYESに判定されると、ステップST10において、原稿検知センサ4Aによって、原稿トレイ43上に後続の原稿(次原稿)6が存在するか否か(未だ読み取り処理が行われていない原稿6があるか否か)を判定する。ここで、後続の原稿6が存在するYESに判定された場合には、ステップST11において、再び、原稿自動給紙部4のピックアップローラ47a及び捌きローラ47bを駆動させて、原稿トレイ43上から次の1枚の原稿6を取り出してその先端がPSローラ47eに当接する位置まで搬送する。つまり、先行する原稿6の画像読み取り動作と、後続の原稿6のPSローラ47eに当接する位置までの搬送とが並行される。同時に、ステップST12において、再び、用紙搬送系32のピックアップローラ36a及び給紙ローラ36bの駆動により、用紙カセット33または用紙トレイ34から1枚の画像形成用紙5を取り出してその先端がレジストローラ36dに当接する位置まで搬送する。つまり、先行する画像形成用紙5への画像形成動作と、後続の画像形成用紙5のレジストローラ36dに当接する位置までの搬送とが並行される。
【0047】
そして、ステップST13では、先行する原稿6の後端が原稿先端検知センサ4Bを通過したか、つまり、この先行する原稿6の画像読み取りが終了して原稿排紙トレイ45に排出されつつあるか否かを判定し、この判定がYESとなった場合には、ステップST7において、次の原稿6の先端とスキャナ部2の画像読み取りタイミングとを調整しながらPSローラ47e,47eが駆動し、この原稿6を原稿読取部42に向けて搬送して、ステップST10においてNOに判定されるまで(原稿検知センサ4Aによって、原稿トレイ43上に後続の原稿6が無いと判定されるまで)上述したステップST7〜ステップST13の処理動作を繰り返して、連続した複写動作を行う。そして、ステップST10においてNOに判定されると、画像形成処理の終了を許容するか否かの判定が行われ、YESに判定されると、画像形成処理が終了する。
【0048】
上記説明では、「片面読取処理」及び「片面形成処理」が行われる場合について説明したが、「両面読取処理」が行われる場合には、副搬送路48を通過した後に主搬送路47を搬送される原稿6が原稿先端検知センサ4Bに達した時点で上記ステップST9以降の処理動作が行われることになる。また、「両面形成処理」が行われる場合には、反転搬送路37を通過した後の画像形成用紙5が主搬送路36に搬送された後にステップST12以降の処理動作が行われることになる。
【0049】
−実施形態の効果−
以上説明したように、本形態では、原稿自動給紙部4において、先行する原稿6が主搬送路47内に存在する状態であっても、その原稿6の先端が原稿先端検知センサ4Bの配設位置まで達した時点で、後続の原稿6の主搬送路47への送り出しを開始させている。このため、後続する原稿6の待機時間を短くし、且つ先行する原稿6の後端と後続の原稿6の先端との間隔を短くしながら連続した原稿6の読み取り動作を行うことができる。このため、高効率の原稿読み取り動作を行うことができて、多数枚の原稿6,6,…を原稿トレイ43に載置した場合であっても、全ての原稿6,6,…の画像読み取りを完了するまでに要する時間を短縮することができる。
【0050】
また、プリント部3において、先行する画像形成用紙5が主搬送路36内に存在する状態であっても、原稿自動給紙部4において原稿6の先端が原稿先端検知センサ4Bの位置まで達した時点で、次の画像形成用紙5の主搬送路36への送り出しを開始させている。このため、後続する画像形成用紙5の待機時間を短くし、且つ先行する画像形成用紙5の後端と後続の画像形成用紙5の先端との間隔を短くしながら連続した画像形成動作を行うことができて、多数枚の原稿を複写する場合であっても、全ての複写動作が完了するまでに要する時間を短縮することができる。
【0051】
−その他の実施形態−
上述した実施形態では、デジタル複写機に本発明を適用した場合について説明した。本発明は、これに限らず、アナログ複写機やその他の画像形成機に対しても適用可能である。
【0052】
また、上記実施形態では、原稿6の先端が原稿先端検知センサ4Bの位置まで達した時点で、後続の原稿6の主搬送路47への送り出しと、次の画像形成用紙5の主搬送路36への送り出しとを同時に開始させるようにした。本発明は、これに限らず、後続の原稿6の主搬送路47への送り出し及び次の画像形成用紙5の主搬送路36への送り出しのうち一方のみを行わせるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、原稿搬送路内を搬送される原稿の先端位置を認識し、後続する原稿の給紙を開始しても先行する原稿の搬送に支障を来さない状況になった時点で、この後続する原稿の給紙を開始させるようにしている。これにより、後続する原稿の待機時間を短くし、且つ先行する原稿の後端と後続の原稿の先端との間隔を短くしながら連続した原稿の読み取り動作が行え、高効率の画像読み取りが可能な原稿給紙装置を提供することができる。
【0054】
また、原稿搬送路内を搬送される原稿の先端位置を認識し、後続する原稿の給紙のタイミングに合わせて画像形成部での画像形成用紙の送り出しを開始させるようにしている。これにより、後続する画像形成用紙の待機時間を短くし、且つ先行する画像形成用紙の後端と後続の画像形成用紙の先端との間隔を短くしながら連続した画像形成が行え、高効率の画像形成動作が可能な画像形成機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る複写機の内部構成の概略を示す図である。
【図2】原稿自動給紙部及びその周辺部分を示す概略図である。
【図3】複写機の複写動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成機)
3 プリント部(画像形成部)
31 画像形成系(画像形成手段)
33 用紙カセット(用紙収容部)
35 排紙トレイ(用紙排出部)
36 主搬送路
37 反転搬送路
4 原稿自動給紙部(原稿給紙装置、原稿給紙部)
4A 原稿先端検知センサ(原稿先端検知手段)
4B 原稿検知センサ(原稿検知手段)
42 原稿読取部
43 原稿トレイ(原稿載置部)
45 原稿排紙トレイ(原稿排出部)
47 主搬送路
47a ピックアップローラ
48 副搬送路
5 画像形成用紙
6 原稿
71 原稿搬送制御手段
72 画像形成用紙搬送制御手段
Claims (3)
- 複数枚の原稿を載置可能な原稿載置部と、この原稿載置部から取り出された1枚の原稿の画像を読み取る原稿読取部と、画像読み取り後の原稿が排出される原稿排出部とが原稿搬送路に沿って配置され、この原稿搬送路には、上記原稿載置部、原稿読取部、原稿排出部に亘る主搬送路と、上記原稿読取部と原稿排出部との間に位置する分岐部分において主搬送路から分岐して原稿を原稿読取部の上流側に戻すための副搬送路とが備えられており、上記主搬送路に沿って原稿を搬送して原稿の一方の面を読み取る「片面読取処理」と、主搬送路に沿って原稿を搬送して原稿の一方の面を読み取った後、この原稿を副搬送路を経て再度主搬送路に沿って搬送して原稿の他方の面を読み取る「両面読取処理」とが可能な原稿給紙装置において、
上記主搬送路上において上記分岐部分よりも原稿搬送方向上流側位置で且つ原稿読取部よりも原稿搬送方向下流側位置に配置され、原稿の先端が通過したことを検知可能な原稿先端検知手段と、
上記原稿載置部における原稿の存在の有無を検知する原稿検知手段とを備え、
上記原稿検知手段から原稿先端検知手段までの原稿搬送路の長さ寸法は、原稿載置部に載置される可能性のある複数種類の原稿のうち搬送方向の長さ寸法が最も長い原稿のその寸法よりも長く設定されており、
上記原稿先端検知手段及び原稿検知手段の出力を受け、上記「片面読取処理」時にあっては、原稿先端検知手段が原稿先端の通過を検知した際に、後続の原稿が原稿載置部に存在するとき、この後続原稿の原稿搬送路への送り出しを開始させるように制御する一方、上記「両面読取処理」時にあっては、その原稿の一方の面が読み取られた後の他方の面の読取処理時、原稿先端検知手段が原稿先端の通過を検知した際に、後続の原稿が原稿載置部に存在するとき、この後続原稿の原稿搬送路への送り出しを開始させるように制御する原稿搬送制御手段を備えていることを特徴とする原稿給紙装置。 - 上記請求項1記載の原稿給紙装置を備え、この原稿給紙装置によって読み取られた原稿画像に基づいて画像形成用紙への画像形成を行うよう構成されていることを特徴とする画像形成機。
- 複数枚の原稿を載置可能な原稿載置部と、この原稿載置部から取り出された1枚の原稿の画像を読み取る原稿読取部と、画像読み取り後の原稿が排出される原稿排出部とが原稿搬送路に沿って配置され、この原稿搬送路には、上記原稿載置部、原稿読取部、原稿排出部に亘る主搬送路と、上記原稿読取部と原稿排出部との間に位置する分岐部分において主搬送路から分岐して原稿を原稿読取部の上流側に戻すための副搬送路とが備えられており、上記主搬送路に沿って原稿を搬送して原稿の一方の面を読み取る「片面読取処理」と、主搬送路に沿って原稿を搬送して原稿の一方の面を読み取った後、この原稿を副搬送路を経て再度主搬送路に沿って搬送して原稿の他方の面を読み取る「両面読取処理」とが可能な原稿給紙部と、
複数枚の画像形成用紙が収容された用紙収容部と、この用紙収容部から取り出された1枚の画像形成用紙に対して上記読み取られた原稿画像に基づいた画像形成を行う画像形成手段と、画像形成後の画像形成用紙が排出される用紙排出部とが用紙搬送路に沿って配置された画像形成部とを備え、且つ画像形成用紙に対する「片面形成処理」及び「両面形成処理」が可能な画像形成機において、
上記主搬送路上において上記分岐部分よりも原稿搬送方向上流側位置で且つ原稿読取部よりも原稿搬送方向下流側位置に配置され、原稿の先端が通過したことを検知可能な原稿先端検知手段と、
上記原稿載置部における原稿の存在の有無を検知する原稿検知手段と、
上記原稿先端検知手段及び原稿検知手段の出力を受け、上記「片面形成処理」時にあっては、原稿先端検知手段が原稿先端の通過を検知した際に、後続の原稿が原稿載置部に存在するとき、用紙収容部から用紙搬送路への画像形成用紙の送り出しを開始させるように制御する一方、上記「両面形成処理」時にあっては、その画像形成用紙の一方の面に対する画像形成後の他方の面に対する画像形成処理時、原稿先端検知手段が原稿先端の通過を検知した際に、後続の原稿が原稿載置部に存在するとき、用紙収容部から用紙搬送路への画像形成用紙の送り出しを開始させるように制御する画像形成用紙搬送制御手段を備えていることを特徴とする画像形成機。
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