JP4246115B2 - 原稿読取装置及びその原稿読取装置を備えた画像形成機 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿画像を読み取る原稿読取装置及びその原稿読取装置を備えた複写機等の画像形成機に係る。特に、本発明は、原稿セット作業時における良好な操作性と原稿画像読み取り時の読み取り精度の確保とを両立するための対策に関する。
従来より、デジタル複写機等の画像形成機には原稿画像を読み取るための画像読取装置が搭載されている。この画像読取装置によって実行される原稿画像読取方式としては、一般に「シート固定方式」と「シート移動方式」とがある。
「シート固定方式」では、原稿載置台上に載置した原稿(シート)に対し、読み取り用光学ユニット(以下、スキャナユニットと呼ぶ)が走査しながら原稿画像を読み取っていく。この「シート固定方式」では、ユーザが原稿載置台上の任意の位置に原稿を載置することができるといった利点がある。一方、「シート移動方式」では、原稿載置トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ取り出して原稿読取部に通過させ、この原稿読取部を原稿が通過する際に、この原稿読取部に備えられたスキャナユニットによって原稿画像を読み取っていく。この「シート移動方式」では、複数枚の原稿を連続して自動的に読み取ることが可能であるといった利点がある。
このような「シート固定方式」と「シート移動方式」とを、同一の原稿読取装置によって切り換え可能とするために、これまで、上記「シート固定方式」の場合に原稿載置台に原稿を押さえ付けるための原稿押さえカバーと、「シート移動方式」の場合に原稿載置トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ原稿読取部に向けて送り出す原稿搬送ユニットとを一体的に設けるものが知られている(例えば下記の特許文献1及び特許文献2)。
特開2002−365742号公報 特開2002−77482号公報
しかしながら、これまでの「シート固定方式」と「シート移動方式」とを実現する原稿読取装置は、「シート固定方式」での原稿セット時に原稿押さえカバーを上方へ回動させる際、原稿搬送ユニットも一体的に回動することになり、その回動部分の重量が大きいものであった。このため、ユーザの回動操作の操作性が良好であるとは言い難く、この回動部分の軽量化が求められていた。また、この回動部分の重量が大きい場合、長期間に亘って使用した際に回動支持部分の支持精度に劣化(がたつきの発生)が懸念され、この支持精度の劣化が画像読み取り精度に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあったため、この点からも、この回動部分の軽量化が求められていた。
ところが、上記原稿押さえカバーは、その重量によって原稿を原稿載置台に押さえ付け、原稿を原稿載置台に密着させて読み取り時における画像の乱れを防止するといった機能が必要であるため、単に上記原稿押さえカバー及び原稿搬送ユニットを軽量化したのみでは、この原稿押さえカバーに求められる要求を満たすことができなくなってしまう。
言い換えると、原稿押さえカバーを回動操作するといった観点からは、この原稿押さえカバーは軽量であることが好ましいが、原稿を原稿載置台に押さえ付ける機能を備えているといった観点からは、この原稿押さえカバーはある程度の重量が必要である。このような互いに相反する要求を満たすことは、これまでの原稿読取装置では実現できていなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、原稿押さえカバーを回動操作する際の操作性を良好にし、且つこの原稿押さえカバーによる原稿の原稿載置台に対する押さえ付けを良好に行って原稿画像の読み取り精度を確保することができる原稿読取装置及びその原稿読取装置を備えた画像形成機を提供することにある。
−発明の概要−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、「シート固定方式」において原稿を押さえ付けるための原稿押さえカバーと、「シート移動方式」において原稿を搬送するための原稿搬送ユニットとをそれぞれ独立して配設すると共に、これらを非連結状態にして原稿押さえカバー単独での開閉動作を可能にする一方、これらを連結状態にして原稿載置台に載置した原稿を押さえ付けるための構成部材の重量を大きくできるようにしている。
− 解決手段−
具体的に、本発明は、原稿載置台に対して接離方向に移動自在であってこの原稿載置台上に載置した原稿を原稿載置台に押さえ付けるための原稿押さえカバーと、原稿載置トレイを備えこの原稿載置トレイにセットされた原稿を原稿読取部に向けて送り出す原稿搬送ユニットとを備え、原稿載置台上に原稿が載置された状態で原稿画像を読み取るシート固定方式で原稿読み取りを行うか、または原稿搬送ユニットにて搬送される原稿の原稿画像を読み取るシート移動方式で原稿読み取りを行う原稿読取装置を前提とする。この原稿読取装置に対し、上記原稿押さえカバー及び原稿搬送ユニットを互いに独立して配設し、かつ、同一軸心上で原稿搬送方向に沿った水平軸回りに回動自在に支持する。そして、これら原稿押さえカバーと原稿搬送ユニットとを一体的に連結する連結状態と、原稿押さえカバーを原稿搬送ユニットから独立させて原稿載置台に対して移動可能にする非連結状態とを切り換え可能な連結手段を備えさせている。
さらに、本発明では、シート固定方式で原稿画像を読み取る場合に、連結手段が非連結状態あるとき、原稿押さえカバーのみを原稿載置台から離れる方向に移動させることで原稿載置台上に原稿を載置可能とし、この原稿の載置後、原稿押さえカバーを原稿載置台に向けて移動させ、連結手段を連結状態とすることにより原稿を原稿載置台に押さえ付ける構成としており、シート移動方式で原稿画像を読み取る場合に、連結手段を連結状態とすることにより原稿押さえカバーと原稿搬送ユニットとを連結状態とする構成としている。
この特定事項により、「シート固定方式」で原稿画像を読み取る場合、連結手段を非連結状態にする。これにより原稿押さえカバーは原稿搬送ユニットから独立して移動可能になる。つまり、原稿押さえカバー単独での移動操作(開閉操作)を可能にする。これにより、原稿搬送ユニットが原稿押さえカバーと一体になって回動する従来のものに比べて回動部分の重量を軽減でき、ユーザによる回動操作の操作性が良好になる。原稿載置台に原稿を載置して原稿押さえカバーを原稿載置台に向けて移動操作(閉鎖操作)を行った後、連結手段を連結状態にする。これにより原稿押さえカバーは原稿搬送ユニットと一体となり、原稿を原稿載置台に押さえ付ける部材の重量が大きくなる(原稿押さえカバーの重量に原稿搬送ユニットの重量を加算したものとなる)。これにより、原稿は原稿載置台に密着することになり、画像読み取り時における画像の乱れを防止することができる。
さらに、本発明では、原稿搬送ユニットを原稿押さえカバーの移動方向と同方向への移動操作を行う際、連結手段が連結状態となって、原稿押さえカバーと原稿搬送ユニットとが一体的に移動可能となる構成としている。本動作は例えばメンテナンス時に行われ、原稿搬送ユニットの移動操作と原稿押さえカバーの移動操作とを個別に行う必要がなくなり作業性が良好になる。
上記原稿押さえカバーと原稿搬送ユニットとを独立配置するためのこれら両者の分割ポイントは、原稿載置台上に載置した原稿の読み取りポイントと、原稿搬送ユニットによって搬送される原稿の原稿読取部による読み取りポイントとの間の位置に設定されている。
更に、原稿搬送ユニットに、原稿押さえカバーの移動軌跡上に位置する原稿載置トレイ及び原稿排出トレイを備えさせ、これら原稿載置トレイ及び原稿排出トレイを、原稿押さえカバーの移動方向に沿って回動自在となるように支持して、連結手段が非連結状態にあって原稿押さえカバーのみを原稿載置台から離れる方向に移動させる際に、この原稿押さえカバーの移動方向と同方向に各トレイが移動する構成としている。
尚、上述した各解決手段のうち何れか一つに記載の原稿読取装置を備えた画像形成機も本発明の技術的思想の範疇である。つまり、上記原稿読取装置によって読み取った原稿画像情報に基づいて記録媒体に対する画像形成動作を実行する画像形成部を備えた画像形成機である。
以上の如く、本発明では、「シート固定方式」で原稿画像を読み取る際に使用する原稿押さえカバーと、「シート移動方式」で原稿画像を読み取る際に使用する原稿搬送ユニットとを個別独立に配設すると共に、これらを非連結状態にして原稿押さえカバー単独での移動動作(開閉動作)を可能にする一方、これらを連結状態にして原稿載置台に載置した原稿を押さえ付けるための構成部材の重量を大きくできるようにしている。このため、原稿押さえカバーを回動操作する際の操作性を良好にし、且つこの原稿押さえカバーによる原稿の原稿載置台に対する押さえ付けも良好に行って原稿画像の読み取り精度を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係る画像読取装置をデジタル複写機(画像形成機)に搭載した場合について説明する。
−複写機の全体構成の説明−
図1は本形態に係る画像形成機としての複写機1の内部構成の概略を示している。この図1のように、本複写機1は、スキャナ部2、画像形成部としてのプリント部3及び原稿搬送ユニットとしての原稿自動給紙部4を備えている。そして、このスキャナ部2、原稿自動給紙部4及び後述する原稿押さえカバー7によって本発明でいう原稿読取装置が構成されている。以下、各部について説明する。
<スキャナ部2の説明>
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿載置台41上に載置された原稿6の画像や原稿自動給紙部4により1枚ずつ給紙される原稿6の画像を読み取って画像データを作成する部分である。このスキャナ部2は、露光光源21、複数の反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光電変換素子(CCD:Charge Coupled Device)26を備えている。尚、上記原稿載置台41上には、スキャナ部2のケーシングに対して回動自在に支持され、原稿載置台41上に載置された原稿6を原稿載置台41に押さえ付けるための原稿押さえカバー7が設けられている。
上記露光光源21は、原稿自動給紙部4の原稿載置台41上に載置された原稿6や原稿自動給紙部4を搬送される原稿6に対して光を照射するものである。各反射鏡22,23,24は、図1に破線で光路を示すように、原稿6からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、結像レンズ25に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
原稿6の画像読み取り動作として、上記原稿載置台41上に原稿6が載置された場合(「シート固定方式」として使用する場合)には、露光光源21及び反射鏡22が図1に実線で示す位置と破線で示す位置との間を原稿載置台41に沿って水平方向に走査して、原稿全体の画像を読み取ることになる。一方、原稿自動給紙部4を搬送される原稿6を読み取る場合(「シート移動方式」として使用する場合)には、露光光源21及び反射鏡22が図1に実線で示す位置に固定され、後述する原稿自動給紙部4の原稿読取部42を原稿6が通過する際にその画像を読み取ることになる。尚、この原稿読取部42は、後述するプラテンガラス42a、原稿押え板42b、露光光源21、反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光電変換素子26により構成されている。
上記各反射鏡22,23,24で反射されて結像レンズ25を通過した光は光電変換素子26に導かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。
<プリント部3の説明>
プリント部3は、画像形成系31と用紙搬送系32とを備えている。
画像形成系31は、レーザスキャニングユニット31a及びドラム型の感光体31bを備えている。レーザスキャニングユニット31aは、上記光電変換素子26において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体31bの表面に照射するものである。感光体31bは、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザスキャニングユニット31aからのレーザ光が照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
また、感光体31bの外周囲には、上記レーザスキャニングユニット31aの他に、現像装置31c、転写チャージャ31d、図示しないクリーニング装置、除電器31e、主帯電器31fが周方向に亘って順に配設されている。現像装置31cは、感光体31bの表面に形成された静電潜像をトナーにより可視像に現像するものである。転写チャージャ31dは、感光体31bの表面に形成されたトナー像を記録媒体としての画像形成用紙5に転写するものである。クリーニング装置は、トナー転写後において感光体31bの表面に残留したトナーを除去するようになっている。除電器31eは、感光体31bの表面の残留電荷を除去するものである。主帯電器31fは、静電潜像が形成される前の感光体31bの表面を所定の電位に帯電させるようになっている。
このため、画像形成用紙5に画像を形成する際には、主帯電器31fによって感光体31bの表面が所定の電位に帯電され、レーザスキャニングユニット31aが原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体31bの表面に照射する。その後、現像装置31cが感光体31bの表面にトナーによる可視像を現像し、転写チャージャ31dによって、トナー像が画像形成用紙5に転写される。更に、その後、感光体31bの表面に残留したトナーはクリーニング装置によって除去されると共に、感光体31bの表面の残留電荷が除電器31eによって除去される。これにより、画像形成用紙5への画像形成動作(印字動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の画像形成用紙5,5,…に対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
一方、用紙搬送系32は、用紙収容部としての用紙カセット33や用紙トレイ34に収容された画像形成用紙5,5,…を1枚ずつ搬送して上記画像形成系31による画像形成を行わせると共に、画像形成された画像形成用紙5を用紙排出部としての排紙トレイ35へ排出するものである。
この用紙搬送系32は、主搬送路36と反転搬送路37とを備えている。主搬送路36は、一端が分岐されて用紙カセット33及び用紙トレイ34の排出側にそれぞれ対向していると共に他端が排紙トレイ35に対向している。反転搬送路37は、一端が転写チャージャ31dの配設位置よりも上流側(図中下側)で主搬送路36に繋がっていると共に、他端が転写チャージャ31dの配設位置よりも下流側(図中上側)で主搬送路36に繋がっている。
主搬送路36の上流端(用紙カセット33や用紙トレイ34の排出側に対向する部分)には断面が半円状のピックアップローラ36a,36aが配設されている。このピックアップローラ36a,36aの直下流側には給紙ローラ36b,36bが配設されている。このピックアップローラ36a及び給紙ローラ36bの回転により、用紙カセット33または用紙トレイ34に収容されている画像形成用紙5,5,…を1枚ずつ間欠的に主搬送路36に給紙できるようになっている。
この主搬送路36における転写チャージャ31dの配設位置よりも上流側には、画像形成用紙5の通過を検知するためのレジスト検知スイッチ36c及びレジストローラ36d,36dがそれぞれ配設されている。このレジストローラ36d,36dは、感光体31b表面のトナー像と画像形成用紙5との位置合わせを行いながら画像形成用紙5を搬送するものである。主搬送路36における転写チャージャ31dの配設位置よりも下流側には、画像形成用紙5に転写されたトナー像を加熱により定着させるための一対の定着ローラ36e,36e及び画像形成用紙5が定着ローラ36e,36eを通過したことを検知するための定着検知スイッチ36fがそれぞれ配設されている。主搬送路36の下流端には、画像形成用紙5を排紙トレイ35に排紙するための一対の排紙ローラ36g,36g及び画像形成用紙5の排紙を検知するための排紙検知スイッチ36hがそれぞれ配設されている。
主搬送路36に対する反転搬送路37の上流端の接続位置には分岐爪38が配設されている。この分岐爪38は、図1に実線で示す第1位置と仮想線で示す第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この分岐爪38が第1位置にあるときには画像形成用紙5が排紙トレイ35へ排紙され、第2位置にあるときには画像形成用紙5がスイッチバック搬送によって反転搬送路37へ供給されるようになっている。反転搬送路37の複数箇所には搬送ローラ37a,37a,…が配設されており、画像形成用紙5が反転搬送路37に供給された場合には、これら搬送ローラ37a,37a,…によって画像形成用紙5が搬送され、レジストローラ36dの上流側で画像形成用紙5が反転されて再び転写チャージャ31dに向かって主搬送路36を搬送されるようになっている。つまり、画像形成用紙5の裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
<原稿自動給紙部4の説明>
次に、原稿自動給紙部4について説明する。この原稿自動給紙部4は、所謂自動両面原稿搬送装置として構成されている。図2は、本原稿自動給紙部4及びその周辺部分を示す概略図である。この原稿自動給紙部4は、シート移動式として使用可能であって、原稿載置部としての原稿載置トレイ43、原稿排出部としての原稿排出トレイ45及び各トレイ43,45間で原稿6を搬送する原稿搬送系46を備えている。
上記原稿搬送系46は、原稿載置トレイ43に載置された原稿6,6,…を、原稿読取部42を経て原稿排出トレイ45へ搬送するための主搬送路47と、原稿排出トレイ45上の原稿6を主搬送路47に供給するための副搬送路48とを備えている。
主搬送路47の上流端(原稿載置トレイ43の排出側に対向する部分)には原稿ピックアップローラ47a及び捌きローラ対47b,47cが配設されている。原稿ピックアップローラ47aの回転に伴って原稿載置トレイ43上の原稿6,6,…のうちの1枚が捌きローラ対47b,47cの間を通過して主搬送路47に給紙されるようになっている。主搬送路47と副搬送路48との合流部分(図中A部分)には原稿6の通過を検知するための原稿入紙センサ47dが配設されている。更に、この原稿入紙センサ47dの配設位置よりも下流側にはPSローラ47e,47eが配設されている。このPSローラ47e,47eは、原稿6の先端とスキャナ部2の画像読み取りタイミングとを調整して原稿6を原稿読取部42に供給するものである。つまり、このPSローラ47e,47eは原稿6が供給された状態でその原稿6の搬送を一旦停止し、上記タイミングを調整して原稿6を原稿読取部42に供給するようになっている。
原稿読取部42は、プラテンガラス42aと原稿押え板42bとを備え、PSローラ47e,47eから供給された原稿6がプラテンガラス42aと原稿押え板42bとの間を通過する際に、上記露光光源21からの光がプラテンガラス42aを通過して原稿6に照射されるようになっている。この際、上記スキャナ部2による原稿画像データの取得が行われる。上記原稿押え板42bの背面(上面)にはコイルスプリング42cによる付勢力が付与されている。これにより、原稿押え板42bがプラテンガラス42aに対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿6が原稿読取部42を通過する際にプラテンガラス42aから浮き上がることを阻止している。
原稿読取部42の下流側には、搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gが備えられている。原稿読取部42を通過した原稿6が搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gを経て原稿排出トレイ45へ排紙される構成となっている。尚、上記各ローラ47e,47f,47gのうち図2中で回転方向に矢印を付したものが駆動ローラであって、それに接触するローラが従動ローラとなっている。
尚、原稿6の表裏両面読み取りを行う際には、原稿排出トレイ45への排紙時に、図2に仮想線で示すように、原稿6の端縁(図中の右端縁)が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持された状態となっており、この状態から原稿排紙ローラ47gが逆回転することによって原稿6が副搬送路48に供給され、この副搬送路48を経て再び主搬送路47に送り出されるようになっている。この原稿排紙ローラ47gの逆回転動作は、主搬送路47への原稿6の送り出しと画像読み取りタイミングとを調整して行われる。これにより、原稿6の裏面の画像が原稿読取部42によって読み取られるようになっている。
また、主搬送路47の上流端(原稿載置トレイ43における図2中の右端近傍位置)には、原稿載置トレイ43上に原稿6が存在するか否かを検知するための原稿検知センサ4Aが設けられている。また、主搬送路47の下流端近傍位置であって、副搬送路48との分岐部分(図中B部分)付近には、この主搬送路47を搬送される原稿6の先端(搬送方向の下流側端縁)が通過したことを検知可能な原稿先端検知センサ4Bが設けられている。
そして、本形態の特徴とするところは、上記原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とが互いに独立して配設されていると共に、これら原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とを一体的に連結する連結状態と、原稿押さえカバー7を原稿自動給紙部4から独立して移動可能にする非連結状態とを切り換え可能な連結手段としてのロック機構8(図5参照)を備えていることにある。以下、この構成について説明する。
図3(図2におけるIII−III線に対応する部分の概略図)に示すように上記原稿載置台41の上面に対して水平軸回りに開閉自在に支持された原稿押さえカバー7と、上記原稿自動給紙部4のうち原稿載置トレイ43及び原稿排出トレイ45を除く部分である原稿自動給紙ユニット4Cとは、スキャナ部2の上側において、水平方向に隣接し(図1及び図2に示すものでは、原稿押さえカバー7が左側、原稿自動給紙ユニット4Cが右側にそれぞれ位置している)、且つ互いに独立して配設されている。尚、図4(図2におけるIV−IV線に対応する部分の概略図)に示すように、原稿自動給紙ユニット4Cも上記原稿載置トレイ43と同様に水平軸回りに回動自在に支持されており、これら原稿押さえカバー7及び原稿自動給紙ユニット4Cの回動軸C,Dは、同一軸心上であって複写機1の奥側(複写機外装11に設けられている操作パネル12の配置側とは反対側(図3及び図4における左側)であってユーザの反操作側)に設定されている。
次に、上記ロック機構8について図5を用いて説明する。このロック機構8は、原稿自動給紙ユニット4C側に配設されたロックピン機構81と、原稿押さえカバー7に配設され、このロックピン機構81からの操作力を受けて原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4との連結状態を認識するセンシング機構82とを備えている。尚、このロック機構8の配設位置としては、例えば複写機1の奥側(上記ユーザの反操作側)であって、上記回動軸C、D近傍に設定されている。
上記ロックピン機構81は、原稿自動給紙ユニット4C内に収容された電磁ソレノイド81a、この電磁ソレノイド81aの動作に伴って出没自在なロックピン81bを備えている。そして、原稿押さえカバー7には、このロックピン81bが突出した際にその先端部分が嵌り込む係合孔81cが形成されている。つまり、電磁ソレノイド81aの非励磁状態では、ロックピン81bが係合孔81cから後退し(図中実線で示す状態)、原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とは非連結状態となる。このため、原稿押さえカバー7を原稿自動給紙部4から独立して回動操作することができる。また、この状態のとき、原稿自動給紙部4を原稿押さえカバー7から独立して回動操作することもできる。
一方、電磁ソレノイド81aが励磁状態になると、ロックピン81bが係合孔81cに嵌り込み(図中仮想線で示す状態)、原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とが連結状態となる。この状態では、原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とが一体となって回動することになる。上記電磁ソレノイド81aは、通常(例えば待機モード時など)は非励磁状態にあり、原稿載置台41上に原稿6が存在しており且つ原稿押さえカバー7が開放状態から閉鎖状態(原稿上面を押さえ付ける状態)となった際に非励磁状態から励磁状態に作動する。また、原稿載置トレイ43に原稿6がセットされたことが上記原稿検知センサ4Aによって検知された際にも電磁ソレノイド81aは非励磁状態から励磁状態に作動するようになっている
ロックピン機構81からの操作力を受けるセンシング機構82は、水平軸回りに回動自在に支持された回動レバー82aと、この回動レバー82aの回動位置を認識する光学センサ82bとを備えている。上記回動レバー82aは、略L型の部材であって、回動軸心から下方に延びる第1レバー部82cと、回動軸心から光学センサ82bに向かって延びる第2レバー部82dとを備えている。そして、図中実線で示すように、原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4との非連結状態では、回動レバー82aの第1レバー部82cはロックピン81bからの操作力を受けず、第2レバー部82dが光学センサ82bに対向する回動姿勢となる。光学センサ82bは第2レバー部82dを検知することにより上記非連結状態であることを認識する。一方、図中仮想線で示すように、原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4との連結状態では、回動レバー82aの第1レバー部82cはロックピン81bからの操作力を受け、第2レバー部82dが光学センサ82bから外れた回動姿勢となる。光学センサ82bは第2レバー部82dの検知が解除されたことにより上記連結状態であることを認識する。
また、本実施形態の原稿自動給紙部4における原稿載置トレイ43及び原稿排出トレイ45は、上記原稿自動給紙ユニット4Cに対して回動自在に支持されている。図6は、これら原稿載置トレイ43及び原稿排出トレイ45の支持部の概略構成を示している。この図6に示すように、原稿載置トレイ43及び原稿排出トレイ45は、原稿自動給紙ユニット4Cに備えられた支持部材49に対して水平軸(上記原稿押さえカバー7及び原稿自動給紙部4の回動軸C,Dに対して直角方向に延びる回動軸E,F)回りに回動自在に支持されている。つまり、これら原稿載置トレイ43及び原稿排出トレイ45は上方への跳ね上げが可能な構成となっている。尚、これら原稿載置トレイ43及び原稿排出トレイ45の下方への回動位置は、原稿載置及び原稿排出が可能な姿勢が維持されるように図示しないストッパによって規制されている。また、これらの回動支点E,Fは、原稿押さえカバー7の原稿自動給紙ユニット4C側の端縁(図6における右側の端縁:G)よりも原稿自動給紙ユニット4Cの内部側(図6における右側)に位置している。このため、原稿載置台41に原稿6を載置する際に、原稿押さえカバー7を上方へ回動させると、この原稿押さえカバー7からの回動力(跳ね上げ方向の力)を受けて、原稿載置トレイ43及び原稿排出トレイ45も上方へ回動する(跳ね上げられる)ことになる。
−原稿読み取り動作の説明−
次に、上述の如く構成された複写機1における原稿読み取り動作について説明する。本複写機1は、原稿6の読取動作として「シート固定方式」の読取動作と「シート移動方式」の読取動作とがあり、この「シート移動方式」の読取動作としては「片面読み取り処理」と「両面読み取り処理」とがある。以下に、上記「シート固定方式」の動作と「シート移動方式」の動作について説明する。
先ず、ユーザが「シート固定方式」の読取動作を実行する場合、上記電磁ソレノイド81aは非励磁状態にあり、ロックピン81bが係合孔81cから後退していて原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とは非連結状態となっている。このため、原稿押さえカバー7を原稿自動給紙部4から独立して回動操作することができる。
通常では、原稿押さえカバー7及び原稿自動給紙部4は図7及び図8に示す状態にあるが、ユーザが「シート固定方式」の読取動作を実行する場合には、上記非連結状態において原稿押さえカバー7のみを上方へ回動させる。このとき、図9及び図10に示すように、原稿押さえカバー7からの回動力(跳ね上げ方向の力)を原稿載置トレイ43及び原稿排出トレイ45が受け、これらトレイ43,45も上方へ回動する。これにより、原稿押さえカバー7の上方へ回動が可能になる。
その後、原稿載置台41上に原稿6を載置し、原稿押さえカバー7を下方へ回動させて、この原稿押さえカバー7を原稿6の上面に当接させる(図7及び図8に示す状態)。この原稿セット動作の後、電磁ソレノイド81aが励磁状態になり、ロックピン81bが係合孔81cに嵌り込み、原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とが連結状態となる。つまり、原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とが一体となり、原稿6を原稿載置台41に押さえ付ける部材の重量が大きくなる(原稿押さえカバー7の重量に原稿自動給紙部4の重量を加算したものとなる)。これにより、原稿6は原稿台41に密着することになり、読み取り画像の乱れを防止することができる。
一方、ユーザが「シート移動方式」の読取動作を実行する場合、図7及び図8に示す状態(原稿押さえカバー7及び原稿自動給紙部4が共に下方へ回動した状態(スキャナ部2の上面に当接した状態)で、原稿載置台41への原稿セットに伴って電磁ソレノイド81aが励磁状態になり、ロックピン81bが係合孔81cに嵌り込み、原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とが連結状態となる。つまり、「シート移動方式」の際に不用意に原稿押さえカバー7が回動(跳ね上がって)してしまうことを阻止できるようにしている。
次に、この「シート移動方式」の読取動作としての2タイプ、つまり「片面読み取り処理」と「両面読み取り処理」について説明する。ユーザから「シート移動方式」の複写処理の印字要求がある場合、このユーザは原稿載置トレイ43上に複数枚の原稿6,6,…を載置する。その後、ユーザは、複写機1の操作パネル12を操作して、印字枚数、印字倍率、用紙サイズ等の各種条件の設定を行うと共に、原稿6の読み取りモード選択(片面原稿と両面原稿との選別)、印字モード選択(片面印字と両面印字との選別)を行う。以上の操作入力が完了してユーザがスタートキーを押すことにより、原稿自動給紙部4及びスキャナ部2による原稿読取処理が開始される。
そして、上記原稿6の読み取りモードとして「片面読み取り処理」が選択されている場合には、以下に述べる「片面読み取り処理」が実行される。
先ず、原稿ピックアップローラ47aによって原稿6は搬送され、上述のようにPSローラ47eで一旦停止し、原稿読み取りタイミングに合わせて再搬送される。搬送された原稿6の画像情報は原稿読取部42において読み取られる。この時、読み取られた原稿画像を制御部におけるメモリに入力するか否かの判定を行う。この判定は印字枚数を設定したときにシングル印字かマルチ印字かの枚数設定によって決定される。メモリ入力が行われる時はマルチ印字を示し、メモリ入力を行わず読み取った原稿6の画像情報を制御部において画像処理した後にプリント部3のレーザスキャニングユニット31aに送信する時はシングル印字を示す。このように画像処理が行われている間に原稿6は搬送ローラ47fを介して可逆回転可能な原稿排紙ローラ47gに搬送され原稿排出トレイ45に導かれる。そして、このような原稿自動給紙部4及びスキャナ部2の動作によって片面原稿の読み取りが終了し、次の原稿6がある場合には上記動作を繰り返し、次の原稿6がない場合には「片面読み取り処理」を終了する。
一方、上記原稿6の読み取りモードとして「両面読み取り処理」が選択されている場合には、以下の述べる「両面読み取り処理」が実行される。
先ず、両面原稿が原稿ピックアップローラ47aによって搬送され、上述のようにPSローラ47eで一旦停止しする。次に、原稿6は原稿読み取りタイミングに合わせて再搬送される。そして、原稿読取部42において、搬送された原稿6の表面原稿の画像情報が読み取られる。この時、読み取られた表面原稿の画像情報は制御部におけるメモリに入力される。この時、メモリされる表面原稿の画像情報は画像処理された状態である。このように画像処理およびメモリされる間に原稿6は搬送ローラ47fを介して原稿排紙ローラ47gに搬送され原稿排出トレイ45に導かれる。この原稿排出トレイ45に導かれた原稿6は原稿搬送方向の後端(上流側端)を原稿排紙ローラ47gに挟まれた状態で一旦停止する。以上のような処理により、原稿6の表面原稿の画像情報が読み取られる。
その後、原稿排紙ローラ47gが上記回転方向とは逆の回転を行うことによって原稿6は副搬送路48を介して搬送される。搬送された原稿6はPSローラ47eで一旦停止し、原稿読み取りタイミングに合わせて再搬送される。そして、原稿読取部42において、搬送された原稿6の裏面の画像情報が読み取られる。この時、読み取られた裏面原稿の読み取った画像情報は制御部において画像処理した後にプリント部3のレーザスキャニングユニット31aに送信される。このように画像処理および送信される間に、原稿6は搬送ローラ47fを介して原稿排紙ローラ47gに搬送され原稿排出トレイ45に導かれる。この原稿排出トレイ45に導かれた原稿6は原稿搬送方向の後端を原稿排紙ローラ47gに挟まれた状態で一旦停止する。以上のようにして、裏面原稿の画像情報が読み取られる。
そして、一旦停止した原稿6は原稿排紙ローラ47gが上記回転方向とは逆の回転を行うことによって副搬送路48を介して搬送される。このようにして搬送された原稿6は、上記原稿入紙センサー47dによってその後端が通過したか否かの判定が行われる。この時、原稿後端が通過し、さらに次の原稿6がある時には、次の原稿6は原稿ピックアップローラ47aによって搬送され、PSローラ47eで一旦停止し、読み取りタイミングが来るまで待機する。このように次の原稿6の搬送中においても表裏を読み取られた後の原稿6は搬送路48,47を搬送され、搬送ローラ47fを介して原稿排紙ローラ47gに搬送され原稿排出トレイ45に排出される。この時、上述のように一旦PSローラ47eで待機している次の原稿6は、読み取りが終了している原稿6が原稿読取部42を通過したことを確認すると、再度搬送され、原稿6の読み取りが実行される。このようにして、画像情報が読み取られた原稿6が排紙される。このような原稿自動給紙部4及び原稿読取部42の動作によって両面原稿の読み取りが行われる。
以上説明してきたように、本形態では、「シート固定方式」で原稿画像を読み取る際に使用する原稿押さえカバー7と、「シート移動方式」で原稿画像を読み取る際に使用する原稿自動給紙部4とを個別独立に配設すると共に、これらを非連結状態にして原稿押さえカバー7を単独での開閉動作を可能にする一方、これらを連結状態にして原稿載置台41に載置した原稿6を押さえ付けるための構成部材の重量を大きくできるようにしている。このため、原稿押さえカバー7を回動操作する際の操作性を良好にし、且つこの原稿押さえカバー7による原稿6の原稿載置台41に対する押さえ付けも良好に行って原稿画像の読み取り精度を確保することができる。
尚、本複写機1のメンテナンス時等にあっては、原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とを共に上方へ跳ね上げる必要があるが、この際には、ロック機構8が連結状態となって、原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とを回動一体に連結する。例えば操作パネル12上に設けられたメンテナンススイッチを押すことによってメンテナンスモードに移行し、このときロック機構8が連結状態となる構成である。これによれば、原稿押さえカバー7の跳ね上げ操作と原稿自動給紙部4の跳ね上げ操作とを個別に行う必要がなくなり作業性が良好である。このようにして原稿押さえカバー7と原稿自動給紙部4とが一体的に跳ね上げられた状態を図11及び図12に示す。
−その他の実施形態−
上述した実施形態では、デジタル複写機に本発明を適用した場合について説明した。本発明は、これに限らず、アナログ複写機やその他の画像形成機に対しても適用可能である。また、本発明に係る画像読取装置は、画像形成機に備えられるものに限らず、スキャナ装置等への適用も可能である。
また、上記実施形態では、「両面読み取り処理」において、原稿6の表裏の画像を読み取るために3回の搬送を行うものであったが、原稿自動給紙ユニット4Cの内部にCIS(Contact Image Sensor)等の密着型原稿読み取りユニットを備えさせ、1回の用紙搬送で原稿6の表裏の画像を読み取り可能に構成された画像形成機に対しても本発明は適用可能である。この場合、原稿自動給紙ユニット4Cの重量が大きくなる傾向にあるため、本発明の効果をよりいっそう顕著に発揮することができる。
実施形態に係る複写機の内部構成の概略を示す図である。 原稿自動給紙部及びその周辺部分を示す概略図である。 図2におけるIII−III線に対応する部分の概略図である。 図2におけるIV−IV線に対応する部分の概略図である。 ロック機構の動作を説明するための図である。 原稿載置トレイ及び原稿排出トレイの支持部の概略構成を示す図である。 原稿押さえカバー及び原稿自動給紙部が共にスキャナ部上面に当接された閉鎖状態での内部構成を示す正面図である。 図7に示す状態における複写機の斜視図である。 原稿押さえカバーを上方へ回動させた状態での内部構成を示す正面図である。 図9に示す状態における複写機の斜視図である。 原稿押さえカバー及び原稿自動給紙部を共に上方へ回動させた状態での内部構成を示す正面図である。 図11に示す状態における複写機の斜視図である。
符号の説明
1 複写機(画像形成機)
3 プリント部(画像形成部)
4 原稿自動給紙部(原稿搬送ユニット)
41 原稿載置台
42 原稿読取部
43 原稿載置トレイ
45 原稿排出トレイ
5 画像形成用紙(記録媒体)
6 原稿
7 原稿押さえカバー
8 ロック機構(連結手段)

Claims (4)

  1. 原稿載置台に対して接離方向に移動自在であってこの原稿載置台上に載置した原稿を原稿載置台に押さえ付けるための原稿押さえカバーと、原稿載置トレイを備えこの原稿載置トレイにセットされた原稿を原稿読取部に向けて送り出す原稿搬送ユニットとを備え、原稿載置台上に原稿が載置された状態で原稿画像を読み取るシート固定方式で原稿読み取りを行うか、または原稿搬送ユニットにて搬送される原稿の原稿画像を読み取るシート移動方式で原稿読み取りを行う原稿読取装置において、
    上記原稿押さえカバー及び原稿搬送ユニットは、互いに独立して配設され、かつ、同一軸心上で原稿搬送方向に沿った水平軸回りに回動自在に支持されていると共に、
    これら原稿押さえカバーと原稿搬送ユニットとを一体的に連結する連結状態と、原稿押さえカバーを原稿搬送ユニットから独立させて原稿載置台に対し移動可能にする非連結状態とを切り換え可能な連結手段を備えており、
    シート固定方式で原稿画像を読み取る場合に、連結手段が非連結状態あるとき、原稿押さえカバーのみを原稿載置台から離れる方向に移動させることで原稿載置台上に原稿が載置可能であり、この原稿の載置後、原稿押さえカバーを原稿載置台に向けて移動させ、連結手段を連結状態とすることにより原稿を原稿載置台に押さえ付ける構成となっており、
    シート移動方式で原稿画像を読み取る場合に、連結手段を連結状態とすることにより原稿押さえカバーと原稿搬送ユニットとを連結状態とする構成となっており、
    原稿搬送ユニットを原稿押さえカバーの移動方向と同方向への移動操作を行う際、連結手段が連結状態となって、原稿押さえカバーと原稿搬送ユニットとが一体的に移動可能な構成となっていることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 上記請求項1記載の原稿読取装置において、
    原稿押さえカバーと原稿搬送ユニットとを独立配置するためのこれら両者の分割ポイントは、原稿載置台上に載置した原稿の読み取りポイントと、原稿搬送ユニットによって搬送される原稿の原稿読取部による読み取りポイントとの間の位置に設定されていることを特徴とする原稿読取装置。
  3. 上記請求項1または2記載の原稿読取装置において、
    原稿搬送ユニットには、原稿押さえカバーの移動軌跡上に位置する原稿載置トレイ及び原稿排出トレイを備えており、
    これら原稿載置トレイ及び原稿排出トレイは、原稿押さえカバーの移動方向に沿って回動自在となるように支持されており、連結手段が非連結状態にあって原稿押さえカバーのみを原稿載置台から離れる方向に移動させる際に、この原稿押さえカバーの移動方向と同方向に移動する構成となっていることを特徴とする原稿読取装置。
  4. 上記請求項1〜のうち何れか一つに記載の原稿読取装置を備えていると共に、この原稿読取装置によって読み取った原稿画像情報に基づいて記録媒体に対する画像形成動作を実行する画像形成部を備えていることを特徴とする画像形成機。
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