JP3546389B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

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Description

技術分野
この発明は自動車用空調装置に関し、特にステアリングメンバの位置の変化に対応できる自動車用空調装置に関する。
背景技術
第29図は従来の自動車用空調装置の縦断面図である。
この自動車用空調装置は、インストルメントパネル(図示せず)とフロアパネルFlとファイヤパネルFiとで形成される空間に、設置される。
ファイヤパネルFiはエンジンルームERと車室Rとを区画し、フロアパネルFlは車室Rの床を構成する。自動車用空調装置とインストルメントパネルとは車室R内に位置する。
ステアリングメンバSはインストルメントパネルと自動車用空調装置との間に位置する。
この自動車用空調装置のケース501には、ブロア503、エバポレータ505、エアミックスドア506及びヒータコア507が収容されている。
ケース501には、デフ吹出用開口d、ベント吹出用開口v及びフット吹出用開口fが設けられている。
デフ吹出用開口d及びベント吹出用開口vはケース501の上部に位置し、フット吹出用開口fはケース501の下部に位置し、各吹出用開口d,v,fからそれぞれダクト(図示せず)を介して車室R内の居住空間に空気が送られる。
車両組立ライン上で、この自動車用空調装置やステアリングメンバSなどを車両に取り付けるには、まず自動車用空調装置を取り付ける。このとき自動車用空調装置のエバポレータ505やヒータコア507のパイプの先端部を、ファイヤパネルの孔からエンジンルーム側へ突出させる。
次に、ステアリングメンバSを取り付ける。
最後に、インストルメントパネルをステアリングメンバS及び自動車用空調装置に被せ、このインストルメントパネルの上部をカウルにねじ止めし、インストルメントパネルの下部をフロアパネルFlにねじ止めする。
ところで、近年衝突安全性の向上という観点から、ステアリングメンバSが第29図に示されたステアリングメンバSよりも下方かつ前方に配置される車両が出現した。
この種の車両では今まで自動車用空調装置だけが設置される空間をステアリングメンバSが横断することになる。
その結果、車両に対してまず自動車用空調装置を取り付け、その後ステアリングメンバSを取り付けようとすると、自動車用空調装置に妨げられ、ステアリングメンバSを取り付けることができない。逆に、車両に対してまずステアリングメンバSを取り付け、その後自動車用空調装置を取り付けようとすると、ステアリングメンバSに妨げられ、自動車用空調装置を取り付けることができない。
このようにステアリングメンバSの取付位置の変化に伴い自動車用空調装置とステアリングメンバSとの両方を車両に設置することができないという問題が生じた。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、ステアリングメンバの取付位置の変化に対応できる自動車用空調装置を提供することである。
発明の開示
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを収容するステアリングメンバ収容部とを備え、前記ステアリングメンバ収容部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔であることを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを収容するステアリングメンバ収容部とを備え、前記ステアリングメンバ収容部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、前記凹部の開口の車両前後方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さいことを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを収容するステアリングメンバ収容部とを備え、前記ステアリングメンバ収容部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、前記凹部の開口の車両上下方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さいことを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバとの干渉を回避するステアリングメンバ干渉回避部とを備え、前記ステアリングメンバ干渉回避部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔であることを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバとの干渉を回避するステアリングメンバ干渉回避部とを備え、前記ステアリングメンバ干渉回避部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、前記凹部の開口の車両前後方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さいことを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバとの干渉を回避するステアリングメンバ干渉回避部とを備え、前記ステアリングメンバ干渉回避部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、前記凹部の開口の車両上下方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さいことを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを配置するステアリングメンバ配置用空間部とを備え、前記ステアリングメンバ配置用空間部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔であることを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを配置するステアリングメンバ配置用空間部とを備え、前記ステアリングメンバ配置用空間部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、前記凹部の開口の車両前後方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さいことを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを配置するステアリングメンバ配置用空間部とを備え、前記ステアリングメンバ配置用空間部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、前記凹部の開口の車両上下方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さいことを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを収容するステアリングメンバ収容部とを備え、前記ケースの重量を、前記ステアリングメンバを中心にして車両前後方向にほぼ均等に振り分けたことを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、前記ステアリングメンバ収容部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔であることを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、前記ステアリングメンバ収容部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であることを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバとの干渉を回避するステアリングメンバ干渉回避部とを備え、前記ケースの重量を、前記ステアリングメンバを中心にして車両前後方向にほぼ均等に振り分けたことを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、前記ステアリングメンバ干渉回避部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔であることを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、前記ステアリングメンバ干渉回避部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であることを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを配置するステアリングメンバ配置用空間部とを備え、前記ケースの重量を、前記ステアリングメンバを中心にして車両前後方向にほぼ均等に振り分けたことを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、前記ステアリングメンバ配置用空間部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔であることを特徴とする。
この発明の自動車用空調装置は、前記ステアリングメンバ配置用空間部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であることを特徴とする。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の第1実施形態に係る自動車用空調装置の平面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図である。
この自動車用空調装置はインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとで形成される空間に収容される。
ファイヤパネルFiはエンジンルームERと車室Rとを区画し、フロアパネルFlは車室Rの床を構成する。この自動車用空調装置とインストルメントパネルIPとは車室R内に位置する。
ステアリングメンバSは従来のステアリングメンバS(第29図参照)より下方かつ前方にある。
この自動車用空調装置のケース1には、車両左右方向RLへ延びるステアリングメンバSを収容する凹部(ステアリングメンバ収容部)2が形成されている。ステアリングメンバ収容部としては凹部2の他に第4図等に示す孔THがある。凹部2や孔THは、ステアリングメンバSを配置するための空間部(ステアリングメンバ配置用空間部)であり、ステアリングメンバSとの干渉を回避するための回避部(ステアリングメンバ干渉回避部)でもある。
第2図に示すように、凹部2の開口Moの車両前後方向幅はステアリングメンバSの横断面の最大幅よりも小さい。ステアリングメンバSの横断面の最大幅とは、横断面の輪郭上に位置する2点を結ぶ直線のうち最も長い直線の長さをいう。この実施形態では、ステアリングメンバSの横断面は円形であるから、その直径が横断面の最大幅ということになる。ステアリングメンバSの横断面形状としては、円形の他に四角形、三角形等の多角形、その他様々な形状が考えられる。ちなみに、正方形のときは対角を結ぶ直線の長さがステアリングメンバSの横断面の最大幅であり、正三角形のときは1辺の長さがステアリングメンバSの横断面の最大幅である。
ケース1は、凹部2を境にしてファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに2分割されている。ケース1の凹部2には、ステアリングメンバSを介してケース1に伝わる車両走行時の振動を吸収するための防振用ライニングLが貼付されている。
ファイヤパネル側部分Fpの分割面1aとインストルメントパネル側部分Rpの分割面1bとはウレタン樹脂等のシール材を介してねじ等の固定手段(図示せず)により互いに圧着され、1つのケース1が形成される。これは後述する第2実施形態をはじめとする他の実施形態(第10、11実施形態を除く)にも共通する構造である。第2図では説明の都合上分割面1aと分割面1bとが離れている。
ファイヤパネル側部分Fpはブロア(送風手段)3及びエバポレータ(冷却手段)5を有する。ファイヤパネル側部分Fpには空気導入手段の一部を構成するインテークボックス4が接続されている。インテークボックス4には図示しない内気導入口及び外気導入口が形成され、インテークボックス4内には図示しない内外気切換ドアが設けられている。インテークボックス4、内外気切換ドア等で空気導入手段が構成される。
ブロア3のファン3aはインテークボックス4に導入される空気をエバポレータ5へ送る。ファン3aを回転させるモータ3bの一部はケース1の外へ突出している。
エバポレータ5はファン3aからの空気を冷却するための熱交換器である。
インストルメントパネル側部分Rpはエアミックスドア6とヒータコア(加熱手段)7とモードドアM1,M2(空気分配手段)とを有する。
エアミックスドア6はヒータコア7を通過する空気と通過しない空気との割合を調節するためのドアである。
ヒータコア7はエバポレータ5からの空気を加熱する熱交換器である。
インストルメントパネル側部分Rpにはデフ吹出用開口d、ベント吹出用開口v及びフット吹出用開口fが設けられている。
デフ吹出用開口d及びベント吹出用開口vはインストルメントパネル側部分Rpの上部に位置し、フット吹出用開口fはインストルメントパネル側部分Rpの下部に位置し、各吹出用開口d,v,fからそれぞれダクトDd,Dv、ダクト部Dfを介して車室Rの居住空間に空気が分配される。各吹出用開口d,v,fはモードドアM1,M2によって開閉される。
なお、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとはそれぞれ車両左右方向RLへ分割可能であり、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpを構成する左右のケース構成部はタッピングネジ等の固定手段(図示せず)によって左右方向に固定されている。これは第2実施形態をはじめとする他の実施形態にも共通する構造である。
次に、車両組立ライン上における車両に対する自動車用空調装置やステアリングメンバSなどの取付手順を説明する。
まず、自動車用空調装置のファイヤパネル側部分Fpを車両に取り付ける。このときファイヤパネル側部分FpをボルトでファイヤパネルFiに固定するとともに、エバポレータ5の冷媒パイプ7aのコネクタ9をファイヤパネルFiに固定する。冷媒パイプ7aはエンジンルームER側の冷媒パイプ7bに接続される。
次に、ステアリングメンバSを車両に取り付ける。このときステアリングメンバSはファイヤパネル側部分Fpの防振用ライニングLに接触する。
その後、インストルメントパネル側部分Rpをファイヤパネル側部分Fpに接合する。このときヒータコア7の温水パイプ8aのコネクタ10をファイヤパネルFiに固定する。温水パイプ8aはエンジンルームER側の温水パイプ8bに接続される。
インストルメントパネル側部分Rpとファイヤパネル側部分Fpとの接合により1つの凹部2が形成され、この凹部2にステアリングメンバSが収容される。このときのステアリングメンバSはファイヤパネル側部分Fpに貼付された防振用ライニングLとインストルメンタルパネル側部分Rpに貼付されたの防振用ライニングLとで保持される。
最後に、インストルメントパネルIPを自動車用空調装置に被せ、このインストルメントパネルIPの上部をカウルCaとインストルメントパネル側部分Rpとにねじ止めし、インストルメントパネルIPの下部をフロアパネルFlにねじ止めする。
次に、この自動車用空調装置の動作について説明する。
エアミックスドア6及びモードドアM1,M2が第2図の実線で示す位置にあるとき、冷風バイパス通路Cは遮断され、エバポレータ5を通過した空気はすべてヒータコア7へ向かう。空気はヒータコア7を通過するときに加熱され、ダクト部Dfを通じてフット吹出用開口fへ向かい、フット吹出用開口fから車室Rの居住空間へ吹き出す。
エアミックスドア6及びモードドアM2が第2図の2点鎖線で示す位置にあり、モードドアM1が第2図の実線で示す位置にあるとき、エバポレータ5を通過した空気はヒータコア7を通過せず、冷風バイパス通路Cを通ってベント吹出用開口vへ向かい、ベント吹出用開口vからダクトDvを介して車室Rの居住空間へ吹き出す。
この第1実施形態によれば、ケース1にステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部として凹部2を形成したので、ステアリングメンバSの位置が自動車用空調装置を設置するための空間を横切る位置に変わったとしても、ステアリングメンバSと自動車用空調装置とを車両に取り付けることができる(効果(1) )。
また、ケース1をファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割可能にしたので、メンテナンスの際車両から自動車用空調装置全体を外さなくともよく、作業性が向上し、作業時間の短縮、作業コストの低減を実現できる(効果(2) )。例えばこの実施形態ではヒータコア7をメンテナンスするとき、ファイヤパネル側部分Fpを車両に残し、インストルメントパネル側部分Rpだけを外せばよい。したがって、車室R側の冷媒パイプ7aとエンジンルームER側の冷媒パイプ7bとを分離する必要がないし、ブロア3の電気コード(図示せず)やインテークボックス4などを外す必要もないため、作業時間が短縮され、作業コストが低減される。また、冷媒を抜く必要がないため省資源の要請にも応えることができる。
更に、ケース1の重量をステアリングメンバSを中心として車両前後方向BBに振り分けたので、インストルメントパネル側部分Rp、ステアリングメンバS及びファイヤパネル側部分Fpを一体化させた状態で車両へ取り付けるとき、ステアリングメンバSに吊架されるケース1の傾きが従来例に較べ小さいため自動車用空調装置を車両に搭載しやすいとともに、ブラケットなどが不要になるためステアリングメンバSに対するケース1の結合構造を簡素化できる(効果(3) )。 また、インストルメントパネル側部分Rpを一方向へ引き抜くことができるので、インストルメントパネル側部分Rpの着脱作業が容易であり、その着脱作業のための大きなスペースも不要であるとともに、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとの接合部分のずれが生じ難く、シール性が向上する(効果(4) )。
更に、ファイヤパネル側部分Fpを複数の種類の車両に共用可能にし、インストルメントパネル側部分Rpを特定の種類の車両にだけ使用可能にしたので、ケースの設計工数を削減できるとともに、ケースの型費を低減することができる(効果(5) )。
また、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメンタルパネル側部分Rpとを凹部2を境に分割したので、ブラケットなどが不要になり、ケース1とステアリングメンバSとの結合が容易になる(効果(6) )。
凹部62の開口Moの車両前後方向幅をステアリングメンバSの横断面の最大幅よりも小さくしたので、デフ吹出用開口dやベント吹出用開口vが大きく車両前後方向後側へ張り出さず、必要とされる空気通路断面積を確保することができ、ケース31のコンパクト化を図ることができる(効果(7) )。ちなみに、単なる凹部ではデフ吹出用開口dやベント吹出用開口vが大きく車両前後方向後側へ張り出し、ケースが大型化する。
第3図はこの発明の第2実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第3図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符合を付してその説明を省略する。
この第2実施形態では、ステアリングメンバSが第2図のステアリングメンバSよりも下方に位置し、それに応じてケース11の車両上下方向HLの下部に凹部12を形成した。
この第2実施形態によれば、上述の効果(1) 〜(6) を得ることができる。
第4図はこの発明の第3実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図、第5図(a)はファイヤパネル側部分の分割面をインストルメントパネル側から見た図、第5図(b)はインストルメントパネル側部分の分割面をファイヤパネル側から見た図、第6図(a)〜(e)は孔の断面形状を示す図である。第4図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符合を付してその説明を省略する。
この自動車用空調装置のケース21は、ステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての孔THを境にしてファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに2分割されている。ファイヤパネル側部分Fpの分割面1aとインストルメントパネル側部分Rpの分割面1bとにはそれぞれ半円筒部が形成され、両者Fp,Rpの分割面1a,1bとを互いに接合したとき1つの筒部22が形成される。筒部22によってケース21を車両左右方向RLへ貫通する孔THが形成される。筒部22は冷風バイパス通路Cの車両上下方向HLのほぼ中間に位置しているため、筒部22の上下にそれぞれ分岐路C1,C2が形成される。
なお、孔THの断面形状としては第6図(a)の形状以外に第6図(b)〜(e)に示すものもある。同図(a)は円形、同図(b)はほぼ楕円形、同図(c)はほぼ卵円形、同図(d)はほぼ水滴形、同図(e)はほぼ翼形をそれぞれ示す。
更に、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとはそれぞれ車両左右方向RLへ分割可能であり、両者Fp,Rpはそれぞれ左右のケース構成部20a,20b,23a,23bによって構成されている。
インストルメントパネル側部分Rpの筒部22の外周面に貫通孔を有する突出部25が形成されている。貫通孔に挿入されるタッピングスクリュー(固定手段)26によって左右のケース構成部23a,23bが車両左右方向RLに連結されている。
ファイヤパネル側部分Fp内には、ファン3a及びエバポレータ5が収容されている。
インストルメントパネル側部分Rp内にはエアミックスドア6a,6b及びヒータコア7が収容されている。
エアミックスドア6a,6bはヒータコア7を通過する空気と通過しない空気との割合を調節するためのドアである。エアミックスドア6aは筒部22の上方に、エアミックスドア6bは筒部22の下方にそれぞれ設けられ、それぞれ所定のタイミングで開閉する。
インストルメントパネル側部分Rpにはデフ吹出用開口d、ベント吹出用開口v及びフット吹出用開口fが設けられている。
デフ吹出用開口d及びベント吹出用開口vはインストルメンタルパネル側部分Rpの上部に位置し、フット吹出用開口fはインストルメントパネル側部分Rpの下部に位置する。各吹出用開口d,e,fはモードドアM1,M2によって開閉される。
また、インストルメントパネル側部分Rpにはエアミックスドア6a,6bのシート面24が一体に形成されている。
エアミックスドア6a,6b及びモードドアM1,M2が第4図の実線で示す位置にあるとき、分岐路C1,C2は遮断され、エバポレータ5からの空気はすべてヒータコア7を通る。空気はヒータコア7を通過するときに温められ、フット吹出用開口fへ向かう。このとき例えばエアミックスドア6bの開度を変化させることによってヒータコア7を通過する空気の量を調節してフット吹出用開口fから吹き出す空気の温度を調整することができる。
エアミックスドア6a,6b及びモードドアM1,M2が第4図の2点鎖線で示す位置にあるとき、エバポレータ5を通過した空気はヒータコア7を通過せず、分岐路C1,C2を通ってベント吹出口vへ向かう。このとき例えばエアミックスドア6bの開度を変化させることによってヒータコア7を通過する空気の量を調節してベント吹出口vから吹き出す空気の温度を調整することができる。
この第3実施形態によれば、上述の効果(1) 〜(6) の他に、次の効果を得ることができる。
ステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部として、ケース21を車両左右方向へ貫通する孔THを採用したので、例えば第3図に示すような単なる凹部12を採用したものに較べ、ステアリングメンバSの周囲若しくは全周を空気通路として利用できる。この実施形態ではステアリングメンバSの上下を空気が通過する。したがって、例えばケースの車両左右方向幅を増やすなどしてケースを大幅に大型化させなくとも、ケース内の空気通路の通気抵抗の増加を抑えることができ、性能を確保できる(効果(8) )。
なお、エバポレータ5で冷却された空気は筒部22で上下に分流し、エバポレータ5からヒータコア7に通じる冷風バイパス通路の断面積を大きく確保できるので、通気抵抗を小さくして、大風量化、低騒音化を図ることができる。
また、筒部22の近傍でタッピングスクリュー26によって左右のケース構成部23a,23bが確実に密着するので、左右のケース構成部23a,23bの結合部分からのエア漏れを防止することができる。
更に、2枚のエアミックスドア6a,6bを用いたので、固定ガイド部材を設けることなくエアミックスドア6a,6bの開閉タイミングを変えることによって温度調整を容易に行なうことができる。
また、2枚のエアミックスドア6a,6bを用いることにより、各エアミックスドア6a,6bの寸法又は大きさを第1実施形態のエアミックスドア6より小さくすることができるので、ケース21の車両前後方向BBの寸法を第1実施形態より小さくすることができる。
更に、孔THの断面形状を第6図(b)〜(e)に示す形状にすると、ケース21内の空気の流れは、孔THの断面形状を第6図(a)に示す形状にしたときより、円滑になる。
また、筒部22によって形成される孔THにはワイヤハーネスWをステアリングメンバSとともに組み付けることができるので空間を有効に利用することができる。
第7図はこの発明の第4実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第7図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1、第3実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
前述の第3実施形態ではステアリングメンバSが1本であるが、この第4実施形態ではステアリングメンバSが2本である。2本のステアリングメンバSのうち、下のステアリングメンバSは第3実施形態と同じである。
上下2本のステアリングメンバSのうち上のステアリングメンバSは、デフ吹出用開口dの近傍に位置し、ケース31の上部に形成されたステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての凹部32に収容されている。第7図に示すように、凹部62の開口Moの車両前後方向幅はステアリングメンバSの横断面の最大幅よりも小さい。
この第4実施形態によれば、上述の効果(1) 〜(8) を得ることができる。
第8図はこの発明の第5実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第8図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第5実施形態では、筒部32によって形成されるステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての孔THがエバポレータ5とブロア3のファン3aとの間に位置し、ステアリングメンバSが収容される孔THを境にして、ケース41を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとにそれぞれ車両前後方向BBへ分割可能にした。
この第5実施形態では、エバポレータ5、エアミックスドア6、ヒータコア7及びモードドアM1,M2等の空調装置構成部材をメンテナンス性に着目して分類(系統分類)し、配管系の空調装置構成部材(第1類)に属するエバポレータ5、ヒータコア7をファイヤパネル側部分Fpに割り当て、機構系の空調装置構成部材(第2類)に属するエアミックスドア6、モードドアM1,M2をインストルメントパネル側部分Rpに割り当てた。
この第5実施形態によれば、上述の効果(1) 〜(6) 、(8) に加え、次の効果を得ることができる。
エバポレータ5、ヒータコア7及びモードドアM1,M2を含む空調装置構成部材をメンテナンス性に着目して配管系と機構系とに分類し、配管系に属する空調装置構成部材をファイヤパネル側部分Fpに、機構系に属する空調装置構成部材をインストルメントパネル側部分Rpにそれぞれ割り当てたので、メンテナンスの際自動車用空調装置全体を外さなくともよく、作業性が向上し、作業時間の短縮、作業コストの低減を実現できる(効果(9) )。この第5実施形態ではエアミックスドア6、モードドアM1,M2をインストルメントパネル側部分Rpに、エバポレータ5、ヒータコア7をファイヤパネル側部分Fpにそれぞれ割り当てたので、エアミックスドア6、モードドアM1,M2のメンテナンスするとき、ファイヤパネル側部分Fpを残し、インストルメントパネル側部分Rpだけを外せばよい。したがって、車室R側の冷媒パイプ7aとエンジンルームER側の冷媒パイプ7bとを分離する必要がないし、車室R側の温水パイプ8aとエンジンルームER側の温水パイプ8bとを分離する必要がないとともに、ブロア3の電気コード(図示せず)を外す必要もないため、作業時間が短縮され、作業コストが低減される。また、冷媒ガスやエンジン冷却水を抜く必要がないため省資源の要請にも応えることができる。
なお、この第5実施形態では空調装置構成部材をメンテナンス性に着目して分類(系統分類)したが、他の実施形態として例えば車両への取付作業の容易さに着目して分類してもよい。
また、この第5実施形態をはじめとする他の実施形態では加熱手段として熱交換器(ヒータコア7)を用いたが、加熱手段として図示しない電気ヒータを用いてもよい。加熱手段として熱交換器の代わりに電気ヒータを採用した場合、第1、2、3、4、7、8実施形態では、配管系に属する空調装置構成部材がファイヤパネル側部分Fpに、非配管系に属する空調装置構成部材がインストルメントパネル側部分Rpにそれぞれ割り当てられているので、結果的にメンテナンス性に着目して分類(系統分類)したことになる。
第9図はこの発明の第6実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第9図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第6実施形態では、筒部42によって形成されるステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての孔THがヒータコア7の上方又はエアミックス空間に位置する。ステアリングメンバSが収容される孔THを境にして、ケース51を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割可能にした。
この第6実施形態は、孔THの位置、分割の態様を除き、第5実施形態と同じである。
この第6実施形態によれば、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。 第10図はこの発明の第7実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第10図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第7実施形態では、筒部52によって形成されるステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての孔THはヒータコア7の上方又はエアミックス空間に位置する。ステアリングメンバSが収容される孔THを境にして、ケース61を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに車両前後方向BBへ分割可能にした。
この第7実施形態は、分割の態様を除き、第6実施形態と同じである。
この第7実施形態によれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。 第11図はこの発明の第8実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第11図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第8実施形態では、筒部62によって形成されるステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての孔THが冷風バイパス通路Cの空気と温風通路Hの空気とが合流するエアミックス空間MXに位置する。ステアリングメンバSが収容される孔THを境にして、ケース71を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに車両前後方向BBへ分割可能にした。
この第8実施形態は、孔THの位置、分割の態様、ミックスドア6の位置を除き、第5実施形態と同じである。
この第8実施形態によれば、第7実施形態と同様の効果を得ることができる。 第12図はこの発明の第9実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第12図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第9実施形態では、筒部72によって形成される孔(ステアリングメンバ収容部)THがヒータコア7の下流に位置する。ステアリングメンバSが収容される孔THを境にして、ケース81を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに車両前後方向BBへ分割可能にした。
この第9実施形態では、インストルメントパネル側部分Rpがフットダクト部Df及びフット吹出用開口fだけで構成されている。
この第9実施形態によれば、上述の効果(1) 、(2) 、(5) 、(6) 、(8) を得ることができる。
第13図はこの発明の第10実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第13図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第10実施形態では、ステアリングメンバSがデフ吹出用開口dの近傍に位置する。このステアリングメンバSはケース91に形成されたステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての凹部82に収容されている。凹部82にステアリングメンバSが収容されることによりケース91との干渉が回避される。
ケース91を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに車両前後方向BBへ分割可能にした。
第10実施形態によれば、上述の効果(1) 〜(7) 、(9) を得ることができる。
第14図はこの発明の第11実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第14図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第11実施形態では、ステアリングメンバSがケース101に形成されたステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての空間部92に配置されている。
ケース101を、空間部92を境にして、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに車両前後方向BBへ分割可能にした。
第11実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
第15図はこの発明の第12実施形態に係る自動車用空調装置の平面図、第16図は第15図のXVI−XVI線に沿う断面図である。これらの図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
ブロアユニット13は、ケース121の側面に形成されたブロア接続口121aに接続されている。ケースと別体のブロアユニット13をケースの側面に接続させる構成は後述する第13、14実施形態と共通する。
筒部112によって形成されるステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての孔THはヒータコア7の上方に位置する。孔THを境にして、ケース121を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割可能にした。
デフ吹出用開口d、ベント吹出用開口v及びフット吹出用開口fはモードドアM1,M2,M3によって開閉される。
この第12実施形態によれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
第17図はこの発明の第13実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第17図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第13実施形態は、エバポレータ5、ヒータコア7が車両上下方向HLに配置され、ケース131のブロア接続口131aがエバポレータ5の下方に位置する点で、第12実施形態と異なる。
この第13実施形態では、ケース131内に収容されるエバポレータ5、エアミックスドア6、ヒータコア7及びモードドアM1,M2等の空調装置構成部材をメンテナンス性に着目して分類(系統分類)し、配管系の空調装置構成部材(第1類)に属するエバポレータ5、ヒータコア7をファイヤパネル側部分Fpに割り当て、機構系の空調装置構成部材(第2類)に属するエアミックスドア6、モードドアM1,M2をインストルメントパネル側部分Rpに割り当てた。この点は第5実施形態と共通する。
筒部122によって形成されるステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての孔THはエアミックス空間MXに位置する。孔THを境にして、ケース131を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割可能にした。ブロアユニットはケース131のブロア接続口131aに接続されている。
この第13実施形態によれば、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
第18図はこの発明の第14実施形態に係る自動車用空調装置の断面図である。第18図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第14実施形態の構成は第13実施形態とほぼ同様である。
筒部132によって形成されるステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての孔THはエアミックス空間MXに位置する。孔THを境にして、ケース141を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割可能にした。ブロアユニットはケース141のブロア接続口141aに接続されている。
この第14実施形態によれば、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
第19図はこの発明の第15実施形態に係る自動車用空調装置を示す平面図、第20図は第19図のXX−XX線に沿う断面図である。
エバポレータ5を備えるクーラユニット14がケース151の側面のクーラ接続口151aに接続され、ブロアユニット13がクーラユニット14の側面のブロア接続口(図示せず)に接続されている。
ケース151内に収容されるエアミックスドア6a,6b、ヒータコア7及びモードドアM1,M2等の空調装置構成部材をこの実施形態ではメンテナンス性に着目して分類(系統分類)し、配管系の空調装置構成部材(第1類)に属するヒータコア7をファイヤパネル側部分Fpに割り当て、機構系の空調装置構成部材(第2類)に属するエアミックスドア6a,6b、モードドアM1,M2をインストルメントパネル側部分Rpに割り当てた。
筒部142によって形成されるステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての孔THはエアミックス空間MXに位置する。孔THを境にして、ケース151を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割可能にした。ブロアユニット13はケース151のブロア接続口151aに接続されている。
この第15実施形態によれば、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
第21図はこの発明の第16実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図、第22図(a)はインストルメントパネル側部分の側面図、第22(b)はインストルメントパネル側部分をファイヤパネル側から見た図、第23図(a)はケースの剛性部の斜視図、第23図(b)は剛性部の横断面図である。これらの図ではインストルメントパネルIPとカウルCaとファイヤパネルFiとフロアパネルFlとの図示を省略した。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第16実施形態は、ステアリングメンバSの一部を構成する剛性部15がケース161に一体に形成されている点を除き、図10の第7実施形態と共通する。
以下図10の第7実施形態と異なる部分を説明する。
ケース161のファイヤパネル側部分Fpには、網の目の円筒状の剛性部15が合成樹脂で一体に形成されている。剛性部15は円筒部15a,15bを有し、円筒部15aのフランジ部16aと円筒部15bのフランジ部16bとがねじ結合される。網の目状であるため空気が剛性部15を通過できる。したがって、ステアリングメンバによる空気抵抗を小さくすることができる。剛性部15の両端は平面部17a,17bで閉塞され、インストルメントパネルIPに取り付けられたステアリングメンバ(図示せず)の一端面を保持する。
この第16実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、ステアリングメンバとケースとの取付順序の制約がなくなる(効果(10))。
第24図はこの発明の第17実施形態に係る自動車用空調装置のインストルメントパネル側部分をファイヤパネル側から見た図である。
この第17実施形態は、ステアリングメンバSの一部を構成する剛性部25としてのスチール製の筒状のステアリングメンバ構成部がケース171に一体に組み込まれる点で、第16実施形態と異なる。
剛性部25の両端にはフランジ部26a,26bが形成されている。
インストルメントパネルIPに取り付けられたステアリングメンバ(図示せず)の一端にもフランジ部が形成されている。
組付けの際、両方のフランジ部26a,26bを突き合わせ、ねじで結合する。
この第17実施形態によれば、第16実施形態と同様の効果を得ることができる。
第25図はこの発明の第18実施形態に係るインストルメントパネルモジュールの分割状態を示す図、第26図はインストルメントパネルモジュールの組付状態を示す図である。第1実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この第18実施形態はインストルメントパネルIPにケース181のインストルメントパネル側部分Rpを一体的に結合してモジュール化したものである。
筒部152によって形成されるステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての孔THはヒータコア7の上方に位置する。孔THを境にして、ケース181を、ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割可能にした。
ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとはウレタン樹脂等のシール材を介して互いに圧着され、ねじ等の固定手段によって連結されている。
ケース18内に収容されるエバポレータ5、エアミックスドア6a、ヒータコア7及びモードドアM1,M2,M3等の空調装置構成部材をこの実施形態ではメンテナンス性に着目して分類(系統分類)し、配管系の空調装置構成部材(第1類)に属するエバポレータ5、ヒータコア7をファイヤパネル側部分Fpに割り当て、機構系の空調装置構成部材(第2類)に属するエアミックスドア6、モードドアM1,M2,M3、駆動機構27をインストルメントパネル側部分Rpに割り当てた。
エバポレータ5には冷媒パイプ7aが接続され、ヒータコア7には温水パイプ8aが接続されている。冷媒パイプ7a及び温水パイプ8aは、車両生産ラインで、エンジンルーム側の冷媒パイプ及び温水パイプ(図示せず)に接続される。 エアミックスドア6は駆動機構27によって開閉動作する。
駆動機構27は、モードドアM1,M2,M3に駆動力を伝えるレバー28と、このレバー28を駆動するアクチュエータ29等とで構成される。
インストルメントパネル側部分Rpを外すには、まずインストルメントパネル側部分Rpとファイヤパネル側部分Fpとを接合させているねじ等の固定手段を外す。
次に、インストルメントパネルIPを車両前後方向BBの後側へ引っ張る。このときインストルメントパネル側部分Rpとファイヤパネル側部分Fpとが分離するが、ファイヤパネル側部分Fpは車両に止まり、インストルメントパネル側部分RpだけがインストルメントパネルIPと一緒に移動する。
このようにファイヤパネル側部分Fpを車両に残したままインストルメントパネル側部分RpだけをインストルメントパネルIPと一緒に外すことができるので、作業者にかかる負担が小さくなる。
この第18実施形態によれば、上述の効果(1) 、(4) 、(5) 、(6) 、(8) 、(9) を得ることができるとともに、次の効果を得ることができる。
インストルメントパネルIPにケース181のインストルメントパネル側部分Rpが一体的に結合しているので、車両生産ライン上の作業性が向上するとともに、車両へ搭載される部品の小型・軽量化を図り得る(効果(11))。
なお、上述の各実施形態ではこの発明の最良の実施形態としてケース1,11等がファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割可能なものを挙げたが、当然それらのケースがファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割できないものでもよい。ただ、非分割型ケースではケースを分割可能にしたことによって生じる効果(2) 、(4) 〜(6) 、(9) 等を主張できなくなるが、その他の効果(1) 等については分割型ケースと同様である。
ファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割できないケースを用いた自動車用空調装置として、例えば第27図、第28図に示すものがある。
第27図はこの発明の第19実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第1実施形態と共通する部分には同一符合を付してその説明を省略する。
第1実施形態を含む上述の各実施形態ではケース1,11等がファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割可能なものであるが、第27図に示すように、この第19実施形態ではケース191がファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割できないものである。両実施形態間には分割型ケースか非分割型ケースかの違いがあるだけである。但し、モードドアM1からデフ吹出用開口dまでの通路長が長い点、ステアリングメンバ収容部、干渉回避部又は配置用空間部としての凹部102の開口Moが車両前方へ向いている点などは異なる。第27図に示すように、凹部102の開口Moの車両上下方向幅はステアリングメンバSの横断面の最大幅よりも小さい。 この第19実施形態によれば、上記効果(1) 、(3) に加え次の効果を得ることができる。第1実施形態では、ケース1の車両前後方向幅が増加するのを防ぐことによって、ケース1のコンパクト化を図るようにしたが、この第19実施形態では、ケース1の車両上下方向幅が増加するのを防ぐことによって、ケース201のコンパクト化を図るようにした。
第28図はこの発明の第20実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。第1実施形態と共通する部分には同一符合を付してその説明を省略する。
この第20実施形態では、第28図に示すように、第19実施形態と同様に、ケース201がファイヤパネル側部分Fpとインストルメントパネル側部分Rpとに分割できないものである。
この第20実施形態では、ステアリングメンバSがモードドアM1の回転軸の上方であって、デフ吹出用開口dとベント吹出用開口vとの間に位置する。
この第20実施形態によれば、上記効果(1) 、(3) 、(7) を得ることができる。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明に係る自動車用空調装置は、ステアリングメンバの取付位置の変化に対応できる自動車用空調装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施形態に係る自動車用空調装置の平面図である。
第2図は第1図のII−II線に沿う断面図である。
第3図はこの発明の第2実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。 第4図はこの発明の第3実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。 第5図(a)はファイヤパネル側部分の分割面をインストルメントパネル側から見た図、第5図(b)はインストルメントパネル側部分の分割面をファイヤパネル側から見た図である。
第6図(a)〜(e)は孔の断面形状を示す図である。
第7図はこの発明の第4実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。 第8図はこの発明の第5実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。 第9図はこの発明の第6実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。 第10図はこの発明の第7実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である、 第11図はこの発明の第8実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。
第12図はこの発明の第9実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。
第13図はこの発明の第10実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。
第14図はこの発明の第11実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。
第15図はこの発明の第12実施形態に係る自動車用空調装置の平面図である。
第16図は第15図のXVI−XVI線に沿う断面図である。
第17図はこの発明の第13実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。
第18図はこの発明の第14実施形態に係る自動車用空調装置の断面図である。
第19図はこの発明の第15実施形態に係る自動車用空調装置を示す平面図である。
第20図は第19図のXX−XX線に沿う断面図である。
第21図はこの発明の第16実施形態に係る自動車用空調装置の縦断面図である。
第22図(a)はインストルメントパネル側部分の側面図、第22(b)はインストルメントパネル側部分をファイヤパネル側から見た図である。
第23図(a)はケースの剛性部の斜視図、第23図(b)は剛性部の横断面図である。
第24図はこの発明の第17実施形態に係る自動車用空調装置のインストルメントパネル側部分をファイヤパネル側から見た図である。
第25図はこの発明の第18実施形態に係るインストルメントパネルモジュールの分割状態を示す図である。
第26図はインストルメントパネルモジュールの組付状態を示す図である。
第27図はこの発明の第19実施形態に係る自動車用空調装置の断面図である。
第28図はこの発明の第20実施形態に係る自動車用空調装置の断面図である。
第29図は従来の自動車用空調装置の縦断面図である。

Claims (18)

  1. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを収容するステアリングメンバ収容部とを備え、
    前記ステアリングメンバ収容部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔である
    ことを特徴とする自動車用空調装置。
  2. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを収容するステアリングメンバ収容部とを備え、
    前記ステアリングメンバ収容部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、
    前記凹部の開口の車両前後方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さい
    ことを特徴とする自動車用空調装置。
  3. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを収容するステアリングメンバ収容部とを備え、
    前記ステアリングメンバ収容部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、
    前記凹部の開口の車両上下方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さい
    ことを特徴とする自動車用空調装置。
  4. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバとの干渉を回避するステアリングメンバ干渉回避部とを備え、
    前記ステアリングメンバ干渉回避部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔である
    ことを特徴とする自動車用空調装置。
  5. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバとの干渉を回避するステアリングメンバ干渉回避部とを備え、
    前記ステアリングメンバ干渉回避部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、
    前記凹部の開口の車両前後方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さい
    ことを特徴とする自動車用空調装置。
  6. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバとの干渉を回避するステアリングメンバ干渉回避部とを備え、
    前記ステアリングメンバ干渉回避部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、
    前記凹部の開口の車両上下方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さい
    ことを特徴とする自動車用空調装置。
  7. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを配置するステアリングメンバ配置用空間部とを備え、
    前記ステアリングメンバ配置用空間部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔である
    ことを特徴とする自動車用空調装置。
  8. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを配置するステアリングメンバ配置用空間部とを備え、
    前記ステアリングメンバ配置用空間部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、
    前記凹部の開口の車両前後方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さい
    ことを特徴とする自動車用空調装置。
  9. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両 左右方向へ延びるステアリングメンバを配置するステアリングメンバ配置用空間部とを備え、
    前記ステアリングメンバ配置用空間部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であり、
    前記凹部の開口の車両上下方向幅が前記ステアリングメンバの横断面の最大幅よりも小さい
    ことを特徴とする自動車用空調装置。
  10. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを収容するステアリングメンバ収容部とを備え、
    前記ケースの重量を、前記ステアリングメンバを中心にして車両前後方向にほぼ均等に振り分けたことを特徴とする自動車用空調装置。
  11. 前記ステアリングメンバ収容部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔であることを特徴とする請求の範囲第10項記載の自動車用空調装置。
  12. 前記ステアリングメンバ収容部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であることを特徴とする請求の範囲第10項記載の自動車用空調装置。
  13. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバとの干渉を回避するステアリングメンバ干渉回避部とを備え、
    前記ケースの重量を、前記ステアリングメンバを中心にして車両前後方向にほぼ均等に振り分けたことを特徴とする自動車用空調装置。
  14. 前記ステアリングメンバ干渉回避部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔であることを特徴とする請求の範囲第13項記載の自動車用空調装置。
  15. 前記ステアリングメンバ干渉回避部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であることを特徴とする請求の範囲第13項記載の自動車用空調装置。
  16. 空気を導入する空気導入手段、この空気導入手段からの空気を送る送風手段、この送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を冷却する冷却手段、前記送風手段によって前記空気導入手段から導入された空気を加熱する加熱手段の少なくともいずれかの手段、及び冷却又は加熱された空気を分配する空気分配手段を有し、インストルメントパネルとファイヤパネルとの間に配置される空調装置用ケースと、
    このケースに形成され、前記空気分配手段よりもファイヤパネル側に形成される、車両左右方向へ延びるステアリングメンバを配置するステアリングメンバ配置用空間部とを備え、
    前記ケースの重量を、前記ステアリングメンバを中心にして車両前後方向にほぼ均等に振り分けたことを特徴とする自動車用空調装置。
  17. 前記ステアリングメンバ配置用空間部が前記ケースを車両左右方向へ貫通する孔であることを特徴とする請求の範囲第16項記載の自動車用空調装置。
  18. 前記ステアリングメンバ配置用空間部が前記ケースに車両左右方向へ沿って形成された凹部であることを特徴とする請求の範囲第16項記載の自動車用空調装置。
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