JP4265513B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷風および暖風を混合して車室内に吹き出す車両用空調装置に関する。
従来、この種の空調装置のエアコンユニットでは、その空調ケース内にて、冷風を発生する冷房用熱交換器と、冷風を加熱する暖房用熱交換器と、暖房用熱交換器を迂回して冷風が流れる冷風バイパス通路と、暖房用熱交換器に流入する冷風と冷風バイパス通路に流入する冷風との空気量割合をエアミックスドアとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいては、冷風バイパス通路から吹き出される冷風と暖房用熱交換器から吹き出される暖風とを混合する混合室を備え、この混合された空気をデフロスタ開口部、フェイス開口部などの各開口部に向けて吹き出して車室内の空調状態を調整するようにしている。
近年、車両用エアコンユニットにおいて、体格の小型化に伴い、図13に示す如く、デフロスタ開口部3が冷風バイパス通路21の延長上に配置されるレイアウトが採用されているものが提案されている。
特開2004−75027号公報
本発明者は、当該レイアウトの車両用エアコンユニットについて、その温度特性に着目して検討したところ、次のような問題点が分かった。
すなわち、FOOT−DEFモードでは、図13に示す如く、モードドア2により混合室10からフット開口部6およびデフロスタ開口部3の双方に向けて吹き出されるようにしているものの、デフロスタ開口部3が冷風バイパス通路21の延長上に配置されるため、図14に示すように、冷風バイパス通路21からの冷風が空調ケース1の内壁に沿ってデフロスタ開口部3側に流れてしまう。このため、フット開口部側6に流れる空気温度とデフロスタ開口部3側に流れる空気温度の差が大きくなってしまうといった問題点があることが分かった。
また、バイパス通路から吹き出される冷風を他の空気通路側に案内するガイドを空調ケースの内壁に固定すれば、冷風バイパス通路からの冷風がデフロスタ開口部側に流れることを抑制できるものの、FOOT−DEFモード以外の吹出モードでは、当該ガイドが通風の抵抗になり風量低下を招く可能性があると考えられる。
また、このような問題は、フット開口部以外のフェイス開口部など他の開口部とデフロスタ開口部との双方に、混合室からの空気を吹き出す場合にも、生じることが分かった。
本発明は、上記点に鑑み、冷風バイパス通路の延長上にフェイス開口部が設けられていても、フェイス開口部側に吹き出される空気と他の開口部側に吹き出される空気との温度差を小さくするようにした車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室内に向けて空気が流れる空気通路を形成する空調ケース(1)と、
前記空調ケース内に設けられ、前記空気を冷却する冷房用熱交換器(8)と、
前記空調ケース内に設けられ、前記冷房用熱交換器から吹き出される冷風を加熱する暖房用熱交換器(9)と、
前記空調ケース内に設けられ、前記暖房用熱交換器を迂回して前記冷風が流れる冷風バイパス通路(21)と、
前記冷風バイパス通路から吹き出される冷風と前記暖房用熱交換器から吹き出される暖風とを混合する混合室(10)と、
前記冷風バイパス通路の延長上に設けられて、前記混合室で混合された空気を吹き出すデフロスタ開口部(3)と、
前記デフロスタ開口部以外の他の開口部(6)に前記混合室からの空気流を流す他の空気通路(20)と、
前記混合室内を回転して、前記混合室内から吹き出される空気流を前記デフロスタ開口部側と前記他の空気通路側とに配風する配風ドア(2)と、を備えており、
さらに、前記配風ドアによって前記混合室内から吹き出される空気流を前記デフロスタ開口部側と前記他の空気通路側との双方に送風させるモードに限り、前記バイパス通路から吹き出される冷風を前記他の空気通路側に案内する可動ガイド(11)が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、可動ガイドによって、冷風バイパス通路から吹き出される冷風を他の空気通路側に案内するため、冷風バイパス通路からの冷風が空調ケースの内壁に沿ってデフロスタ開口部側に流れないで、冷風が他の空気通路側に流れる。このため、混合室で冷風と暖風とが良好に混合して、デフロスタ開口部側と他の空気通路側との双方に吹き出される。したがって、デフロスタ開口部側と他の空気通路側との双方に吹き出される空気温度が良好に調整されることになり、デフロスタ開口部側に吹き出される空気と他の空気通路側に吹き出される空気との温度差を小さくすることができる。
さらに、前記配風ドアによって前記混合室内から吹き出される空気流を前記デフロスタ開口部側と前記他の空気通路側との双方に送風させているときだけ、可動ガイドが、前記バイパス通路から吹き出される冷風を前記他の空気通路側に案内するので、他のモードでは、可動ガイドが通風の邪魔にならない。
請求項2に記載の発明によれば、前記暖房用熱交換器および前記混合室の間には、前記暖房用熱交換器からの暖風を前記混合室のデフロスタ開口部側に吹き出す暖風開口部(13)が設けられており、
さらに、前記配風ドアによって前記混合室内から吹き出される空気流を前記デフロスタ開口部側と前記他の空気通路側との双方に送風させているときだけ、前記暖風開口部(13)の一部だけを塞ぐ可動蓋部(12)が設けられていることを特徴とする。
したがって、可動蓋部材によって暖風開口部の一部だけを塞ぐため、可動ガイドによって案内された冷風が、暖風開口部のうち可動蓋部材で塞がれた部分を通って、前記他の空気通路側に流れる。また、暖風開口部のうち前記一部以外の残りの部分から、混合室のデフロスタ開口部側に向けて暖風が吹き出される。
このとき、暖風開口部の一部が可動蓋部材で塞がれることにより、暖風開口部から吹き出される暖風の風速が増すため、暖風と冷風とが分離しなく、確実に混合することになる。このため、混合室からデフロスタ開口部に吹き出される空気温度と混合室から他の空気通路に吹き出される空気温度との温度差をより一層小さくすることができる。
例えば、可動ガイドとしては、請求項3に記載の発明のように、前記空調ケースに対して回動可能に支持されているものを用いてもよく、請求項4に記載の発明のように、前記可動蓋部は、前記可動ガイドに固定されて、前記可動ガイドに連動するものであることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明では、前記可動蓋部および可動ガイドは、それぞれ、独立して、前記空調ケースに対して回動可能に支持されているものを用いてもよい。
請求項6に記載の発明では、前記可動ガイドが前記バイパス通路から吹き出される冷風を前記他の空気通路側に案内するに際して、前記空調ケースには、その内壁から帯状に突起して前記可動ガイドの縁部が当接するシート部(11b)が設けられていることを特徴とする。
したがって、シート部によって、可動ガイドの縁部および空調ケースの内壁の間の隙間をなくすことができるので、可動ガイドの役割を良好に果たすことができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する各実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態における車両空調装置の空調ユニットの断面図で、フット−デフロスタ吹出モードの状態を示す。本実施形態の車両用空調装置の通風系は、大別して、空調ユニットと図示しない送風機ユニットとの2つの部分に分かれている。送風機ユニットは、車室内の計器板下方部のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されており、これに対し、空調ユニット10は車室内の計器盤下方部のうち、左右方向の略中央部に配置されている。
送風機ユニットは周知の如く内気(車室内内気)と外気(車室外空気)とを切換導入する内外気切換箱と、この内外気切換箱から導入される空気を送風する送風機とから構成されている。この送風機は周知の遠心多翼ファン(シロッコファン)を電動モータにて回転駆動するものである。空調ユニットは1つの共通の空調ケース1内にエバポレータ(冷房用熱交換器)8、ヒータコア(暖房用熱交換器)9を両方とも内蔵している。
空調ケース1は、車室内に向けて空気が流れる空気通路を形成するものであって、ポリプロピレンのような、ある程度弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成型品からなり、図1の上下方向(車両上下方向)に分割面を有する左右2分割のケースからなる。この左右2分割のケースは、上記熱交換器8、9、後述のドアなどの機器を収納した後に、金属バネクリップやネジなどの締結手段により一体に結合されて空調ケース1を構成している。
空調ユニット1は車室内の計器盤下方部の略中央部に、車両の前後方向および車両上下方向に対して図1に示す形態で配置されている。そして、空調ケース1の下側には、空気流入部22が設けられており、この空気流入部22には、上述の送風機ユニットから送風される空気が流入する。
空調ケース1内において、空気流入部22直上の部位にエバポレータ8が空気通路内の全域を横切るように配置されている。このエバポレータ8は周知の如く冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空気から吸収してこの空気を冷却するものである。
ここで、エバポレータ8は図1に示すように、車両上下方向に薄型で車両左右方向に長手方向が向く形態で空調ケース1内に配置されている。また、エバポレータ8は周知の積層型のものであって、アルミニウムなどの金属薄板を2枚張り合わせて構成した扁平チューブ間にコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。
そして、エバポレータ8の空気下流側(車両上方側)に、所定間隔を開けてヒータコア9が隣接配置されている。このヒータコア9はエバポレータ8を通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に高温のエンジン冷却水(温水)が流れ、このエンジン冷却水を熱源として空気を加熱するものである。このヒータコア9もエバポレータ8と同様に車両上下方向に薄型で車両左右方向に長手方向が向く形態で空調ケース1内に配置されている。また。ヒータコア9は周知のものであって、アルミニウムなどの金属薄板を溶接により断面扁平状に溶接してなる扁平チューブ間にコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。
また、空調ケース1内でヒータコア9の車両前方側部位には、このヒータコア9を迂回して空気(冷風)が流れる冷風バイパス通路21が形成されている。空調ケース1内で、ヒータコア9とエバポレータ8との間には、ヒータコア9で加熱される暖風とヒータコア9をバイパスする冷風(すなわち、冷風バイパス通路21を流れる冷風)との風量割合を調整する平板状のエアミックスドア7が配置されている。
ここで、エアミックスドア7には水平方向に配置されるシャフト7aが固定されており、エアミックスドア7はシャフト7aとともに車両前後方向に回動可能になっている。このエアミックスドア7は、上記風量割合の調整により空気温度を調整する温度調整手段を成している。シャフト7aは空調ケース1に回動可能に支持されて、かつシャフト7aの一端部は図示しないリンク機構を通してアクチュエータ(例えば、直流モータ)に結合されている。これにより、エアミックスドア7は、アクチュエータによって回動されることになる。
そして、空調ケース1内において、ヒータコア9の空気下流側(車両上側の部位)には、ヒータコア9の直上から斜め上方に向かう温風通路18が設けられている。そして、温風通路18の下流側(上方側)には、暖風開口部13を通して冷風バイパス通路21と合流して、暖風と冷風との混合を行う混合室10が設けられている。暖風開口部13は温風通路18から混合室10のデフロスタ開口部3側に向けて開口形成されている。
また、デフロスタ開口部3は、空調ケース1内の上面部において、冷風バイパス通路21の延長上に、開口形成されており、このデフロスタ開口部3は混合室10で温度調節された空気が流入するものであって、図示しないデフロスタダクトを介してデフロスタ吹出口に接続され、この吹出口から、車両前面窓ガラスの内面に向けて空気を吹き出す。
ここで、空調ケース1内には、デフロスタ開口部3を開閉する平板状のデフロスタドア2(配風ドア)が設けられており、このデフロスタドア2は水平方向に配置されるシャフト2aが固定されており、デフロスタドア2はシャフト2aとともに車両前後方向に回動可能になっている。シャフト2aは空調ケース1に回動可能に支持されて、かつシャフト2aの一端部は図示しないリンク機構を通してアクチュエータ(例えば、直流モータ)に結合されている。これにより、デフロスタドア2は、アクチュエータによって回動されることになる。
一方、空調ケース1の上面部においてデフロスタ開口部3の車両後側には、フェイス開口部5が開口形成されており、このフェイス開口部5は混合室10で温度調節された空気が流入するものであって、図示しないダクトを介してフェイス吹出口に接続され、この吹出口から乗員頭部に向けて空気を吹き出す。
また、空調ケース1内には混合室10から下部に向けて延びる空気通路20が形成されており、この空気通路20は、フット開口部6に連通している。このフット開口部6は、空調ケース1の下部に開口形成されており、このフット開口部6は、混合室10で温度調節された空気が流入するものであって、図示しないダクトを介してフット吹出口に接続され、この吹出口から乗員下部に向けて空気を吹き出す。
ここで、空調ケース1内には、フェイス開口部5およびフット開口部6を選択的に開閉する平板状のフットドア5が設けられており、このフットドア5は水平方向に配置されるシャフト5aが固定されており、フットドア5はシャフト5aとともに車両前後方向に回動可能になっている。シャフト5aは空調ケース1に回動可能に支持されて、かつシャフト5aの一端部は図示しないリンク機構を通してアクチュエータ(例えば、直流モータ)に結合されている。これにより、フットドア5は、アクチュエータによって回動されることになる。
また、冷風バイパス通路21の直上(下流側)には、平板状の可動ガイド11が設けられており、この可動ガイド11は水平方向に配置されるシャフト11aが固定されている。可動ガイド11は冷風バイパス通路21から吹き出される冷風の向きを空気通路20側に向けるものであり、可動ガイド11は、シャフト11aとともに車両前後方向に回動可能になっている。シャフト11aは空調ケース1に回動可能に支持されて、かつシャフト11aの一端部は図示しないリンク機構を通してアクチュエータ(例えば、直流モータ)に結合されている。これにより、可動ガイド11は、アクチュエータによって回動されることになる。
ここで、図2に示すように、可動ガイド11の先端部には連結部材14を介して蓋部12(可動蓋部)が連結されており、蓋部12は、可動ガイド11に連動して回動するものである。蓋部12は、可動ガイド11の車幅方向中央部に位置して、暖風開口部13の一部を塞ぐとともに、後述するように冷風バイパス通路21からの冷風を流す通路を形成する(図3参照)。
次に、本実施形態の作動として、フット−デフロスタモード、フェイスモード、バイレベルモード、フットモードについて、図1〜図6を参照してそれぞれ個別に説明する。
(フット−デフロスタモード)
このモードでは、図1に示すように、可動ガイド11が冷風バイパス通路21を上から覆うように配置される。このとき、蓋部12が暖風開口部13の一部を塞いでいる。
ここで、冷風バイパス通路21内を流れる冷風が混合室10の空気通路20側に案内する。これに伴い、冷風が可動ガイド11の下壁に沿って蓋部12の表面上を通り混合室10の空気通路20側に流れる。なお、図2には、蓋部12の表面上を流れる冷風を矢印で示している。
一方、ヒータコア9から吹き出される暖風は、温風通路18内を流れて、暖風開口部13(すなわち、蓋部12で閉じられていない残りの部分)内から、混合室10のデフロスタ開口部3側に流れる。このため、混合室10では、冷風と暖風とが良好に混合されることになる。
また、デフロスタドア2は、デフロスタ開口部3を開放している。このとき、
デフロスタドア2は、混合室10と空気通路20と間の連通口23を開放しており、またフットドア5はフェイス開口部5を閉じて、かつ空気通路20の入口を開放している。
このため、混合室10からミックス風(すなわち、冷気と暖風とが混合された空気流)がデフロスタ開口部3側に流れるとともに、空気通路20側にも流れることになる。このため、ミックス風がデフロスタ開口部3からデフロスタ吹出口を通して車両前面窓ガラスの内面に向けて空気を吹き出される。一方、ミックス風が空気通路20内を通してフット開口部6内に流入して、この吹出口から乗員下部(足下)に向けて空気を吹き出される。
(フェイスモード)
このモードでは、図4に示すように、可動ガイド11が冷風バイパス通路21の上部を開放し、蓋部12によって暖風開口部13が閉じられていなく、開放している。
このとき、可動ガイド11および蓋部12が通風の邪魔にならず、冷風バイパス通路21から流れる冷風と暖風開口部13から吹き出される暖風とが混合室10で良好に混合される。このとき、デフロスタドア2は、デフロスタ開口部3を閉じており、またフットドア5はフェイス開口部5を開放して、かつ空気通路20の入口を閉じている。このため、混合室10からミックス風がフェイス開口部5側に流れて、この吹出口を通して乗員頭部に吹き出される。
(バイレベルモード)
このバイレベルモードでは、図5に示すように、フットドア5がフェイス開口部5を開放して、かつ空気通路20の入口を開放している。このため、混合室10からミックス風がフェイス開口部5側に流れるとともに、空気通路20側にも流れる。このため、ミックス風がフェイス開口部5を通して乗員頭部に吹き出されるとともに、空気通路20内を通してフット開口部6内に流入して、この吹出口から乗員下部に向けて空気を吹き出される。なお、バイレベルモードでは、可動ガイド11、蓋部12、デフロスタドア2のそれぞれの位置は、フェイスモードと同様である。
(フットモード)
このフットモードでは、図6に示すように、フットドア5がフェイス開口部5を閉じて、かつ空気通路20の入口を開放している。このため、混合室10からミックス風が空気通路20側だけに流れる。このため、ミックス風が空気通路20内を通してフット開口部6内に流入して、この吹出口から乗員下部に向けて空気を吹き出される。なお、バイレベルモードでは、可動ガイド11、蓋部12、デフロスタドア2のそれぞれの位置は、フェイスモードと同様である。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態では、空調ケース1と、冷房用熱交換器8と、冷房用熱交換器8から吹き出される冷風を加熱する暖房用熱交換器9と、冷風バイパス通路21と、混合室10と、冷風バイパス通路21の延長上に設けられて、混合室10で混合されたミックス風を吹き出すデフロスタ開口部3と、デフロスタ開口部3以外のフット開口部6に混合室10からの空気流を流す空気通路20と、混合室10内を回転して、混合室10内から吹き出されるミックス風をデフロスタ開口部3側と空気通路20側とに配風するデフロスタドア2と、を備えている。さらに、デフロスタドア2によって混合室10内から吹き出されるミックス風をデフロスタ開口部3側と空気通路20側との双方に送風させるフット−デフロスタモードに限り、冷風バイパス通路21から吹き出される冷風を空気通路20側に案内する可動ガイド11が設けられていることを特徴とする。
したがって、可動ガイド11によって、冷風バイパス通路21から吹き出される冷風を空気通路20側に案内するため、冷風バイパス通路21からの冷風が空調ケース1の内壁に沿ってデフロスタ開口部3側に流れないで、冷風が空気通路20側に流れる。このため、混合室10で冷風と暖風とが良好に混合して、デフロスタ開口部3側と空気通路20側との双方に吹き出される。したがって、デフロスタ開口部20と空気通路21側との双方に吹き出される空気温度が良好に調整されることになり、デフロスタ開口部3側に吹き出される空気と空気通路20側に吹き出される空気との温度差を小さくすることができる。
さらに、デフロスタドア2によって混合室10内から吹き出される空気流をデフロスタ開口部3側と空気通路20側との双方に送風させているフット−デフロスタモードに限り、可動ガイド11が、冷風バイパス通路21から吹き出される冷風を空気通路20側に案内するので、他のモード(すなわち、フットモード、フェイスモード、バイレベルモード)では、可動ガイド11が通風の邪魔にならない。
なお、上述の実施形態において、ドア2、4、7、11は、それぞれアクチュエータによって回動される例について説明したが、これに限らず、次のようにしてもよい。
すなわち、コントロールパネルに手動で操作されるレバーをドア毎に設け、これらレバーからの操作力により、ドア2、4、7、11がそれぞれ独立して回動するようにしてもよい。
この場合、レバーから操作力がワイヤーを通してドアに伝えられるようにしてもよく、またレバーから操作力が空気圧によりドアに伝えられるようにしてもよい。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、蓋部12が可動ガイド11の左右方向中央部(車幅方向中央部)に設けられている例について説明したが、図7、図8に示すように、蓋部12が可動ガイド11の左右方向の左右にそれぞれ設けるようにしてもよい。
(第3実施形態)
本第3実施形態では、フット−デフモードにおいて、可動ガイド11が空調ケース1の内壁との間に隙間をなくすようにしている。
すなわち、図9、図10に示すように、空調ケース1において、冷風バイパス通路21の上部にて帯状に突起するシート部11bが設けられている。このシート部11bには、フット−デフモードにおいて、可動ガイド11の縁部が当接して可動ガイド11が空調ケース1の内壁との間に隙間をなくす。
(第4実施形態)
上述の第1実施形態では、蓋部12および可動ガイド11が連結している例について説明したが、これに代えて、本第4実施形態では、図11、図12に示すように、蓋部12および可動ガイド11が、それぞれ、独立して、空調ケース1に対して回動可能に支持されている。
ここで、蓋部12には、水平方向に配置されるシャフト12aが固定されており、この蓋部12はシャフト12aとともに車両前後方向に回動可能になっている。シャフト12aは空調ケース1に回動可能に支持されて、かつシャフト12aの一端部は図示しないリンク機構を通して可動ガイド11とアクチュエータに結合されている。このため、アクチュエータの動作に伴い、蓋部12および可動ガイド11が揺動することになる。
以上のように構成される第4実施形態において、フット−デフロスタモードでは、蓋部12が、図11に示すように、暖風開口部13の一部を閉じている。そして、フェイスモードなど他のモードでは、蓋部12が、図12に示すように、暖風開口部13を開放している。
(その他の実施形態)
上述の第4実施形態では、蓋部12および可動ガイド11が共通のアクチュエータの動作に伴い、揺動する例について説明したが、これに限らず、次のようにしてもよい。
すなわち、コントロールパネルに手動で操作される共通のレバーを設け、このレバーからの操作力により、蓋部12および可動ガイド11が揺動するようにしてもよい。
この場合、レバーから操作力がワイヤーを通して蓋部12および可動ガイド11
に伝えられるようにしてもよく、またレバーから操作力が空気圧により蓋部12および可動ガイド11に伝えられるようにしてもよい。
上述の実施形態では、他の空気通路として空気通路20を採用し、かつ、他の開口部として、フット開口部6を採用した例について説明したが、これに限らず、他の開口部としてフェイス開口部5を採用してよい。この場合、デフロスタ開口部3から吹き出される空気温度とフェイス開口部5から吹き出される空気温度との空気温度差を小さくすることができる。
本発明の第1実施形態に係る車両空調装置の空調ユニットの断面図である。 図1の可動ガイドおよび蓋部を示す図である。 図1の可動ガイドおよび蓋部を示す図である。 上述の第1実施形態においてフェイスモード時における空調ユニットの断面図である。 上述の第1実施形態においてバイレベルモード時における空調ユニットの断面図である。 上述の第1実施形態においてフットモード時における空調ユニットの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る可動ガイドおよび蓋部を示す図である。 上述の第2実施形態に係る可動ガイドおよび蓋部を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る空調ユニットの断面図である。 図9においてシート部を矢印C側から視た図である。 本発明の第3実施形態に係る空調ユニットの断面図である。 上述の第3実施形態に係るフェイスモード時における空調ユニットの断面図である。 空調ユニットの問題点を説明するための断面図である。 空調ユニットの問題点を説明するための断面図である。
符号の説明
2…デフロスタドア、3…デフロスタ開口部、6…フット開口部、
11…可動ガイド、20…空気通路、21…冷風バイパス通路。

Claims (6)

  1. 車室内に向けて空気が流れる空気通路を形成する空調ケース(1)と、
    前記空調ケース内に設けられ、前記空気を冷却する冷房用熱交換器(8)と、
    前記空調ケース内に設けられ、前記冷房用熱交換器から吹き出される冷風を加熱する暖房用熱交換器(9)と、
    前記空調ケース内に設けられ、前記暖房用熱交換器を迂回して前記冷風が流れる冷風バイパス通路(21)と、
    前記冷風バイパス通路から吹き出される冷風と前記暖房用熱交換器から吹き出される暖風とを混合する混合室(10)と、
    前記冷風バイパス通路の延長上に設けられて、前記混合室で混合された空気を吹き出すデフロスタ開口部(3)と、
    前記デフロスタ開口部以外の他の開口部(6)に前記混合室からの空気流を流す他の空気通路(20)と、
    前記混合室内を回転して、前記混合室内から吹き出される空気流を前記デフロスタ開口部側と前記他の空気通路側とに配風する配風ドア(2)と、を備えており、
    さらに、前記配風ドアによって前記混合室内から吹き出される空気流を前記デフロスタ開口部側と前記他の空気通路側との双方に送風させるモードに限り、前記バイパス通路から吹き出される冷風を前記他の空気通路側に案内する可動ガイド(11)が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記暖房用熱交換器および前記混合室の間には、前記暖房用熱交換器からの暖風を前記混合室のデフロスタ開口部側に吹き出す暖風開口部(13)が設けられており、
    さらに、前記配風ドアによって前記混合室内から吹き出される空気流を前記デフロスタ開口部側と前記他の空気通路側との双方に送風させているときだけ、前記暖風開口部の一部だけを塞ぐ可動蓋部(12)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記可動ガイドは、前記空調ケースに対して回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記可動蓋部は、前記可動ガイドに固定されて、前記可動ガイドに連動するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 前記可動蓋部および可動ガイドは、それぞれ、独立して、前記空調ケースに対して回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  6. 前記可動ガイドが前記バイパス通路から吹き出される冷風を前記他の空気通路側に案内するに際して、前記空調ケースには、その内壁から帯状に突起して前記可動ガイドの縁部が当接するシート部(11b)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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