JP3540528B2 - ノイズ除去回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明はノイズ除去回路に関し、特にたとえば、FM多重信号、VTRによって再生された映像信号、あるいはCDプレーヤまたはDVD(Digital Video Disk)プレーヤによって再生されたピックアップ再生信号に含まれるノイズを除去する、ノイズ除去回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図43に示す従来のノイズ除去回路1では、図44(A)に示すような輝度信号がハイパスフィルタ(HPF)2を介してリミッタアンプ3で増幅されることによって、リミッタアンプ3から図44(B)に示すような、所定レベル以上が制限された増幅信号が得られる。また、図44(A)に示す輝度信号がHPF4を介してアンプ5で増幅されることによって、図44(C)に示すような、最大レベルがリミッタ3の制限レベルにほぼ一致する増幅信号が得られる。減算器6がリミッタアンプ3の出力からアンプ5の出力を減算しかつレベルを減衰させることによって、減算器6から図44(D)に示すようなノイズが出力される。したがって、減算器7で図44(A)に示す輝度信号から図44(D)に示すノイズを減算することによって、輝度信号に含まれるノイズを除去することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来技術では、広帯域の輝度信号が入力されると、HPF2からは輝度信号成分にノイズが重畳された抽出信号が得られるため、リミッタ3によってノイズが飽和してしまい、減算器6からノイズを十分に得ることができないという問題があった。
【0004】
なお、この種のノイズ除去回路の他の例が、平成2年9月21日付で出願公開された特開平2−239778号公報[H04N 5/21,G11P 20/02,H03H 15/00]に開示されている。この公報の第1図によれば、2つのスイッチの一方あるいは両方をオンすることによって、複数のフィルタの一方あるいは両方の通過帯域に含まれるノイズが減算器に与えられ、これによって再生信号からノイズを除去することができる。しかし、このようなノイズ除去回路においても、2つのスイッチのいずれか一方のみをオンする場合、対応するフィルタからの抽出信号に重畳されたノイズがリミッタによって飽和するという問題は、上述と同様に生じてしまい、この問題は両方のスイッチをオンする場合でも依然として残る。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、入力信号に含まれるノイズを十分に除去することができる、ノイズ除去回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に従うノイズ除去回路によれば、入力信号を受けて入力信号に含まれるノイズ成分を出力する第1信号経路、入力信号を受けて入力信号または入力信号に相関する第1相関信号を出力する第2信号経路、および第1信号経路から出力されたノイズ成分と第2信号経路から出力された入力信号または第1相関信号とを演算してノイズを除去する第1演算手段を備え、第1信号経路は、入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の第1周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、複数のバンドパスフィルタの出力を個別に受ける複数のリミッタ、および複数のリミッタの出力に基づいてノイズ成分を生成する第1生成手段を含み、複数のバンドパスフィルタのそれぞれの通過帯域幅は通過周波数帯域が高くなるにつれて広くなっている
第2の発明に従うノイズ除去回路は、入力信号を受けて入力信号に含まれるノイズ成分を出力する第1信号経路、入力信号を受けて入力信号または入力信号に相関する第1相関信号を出力する第2信号経路、および第1信号経路から出力されたノイズ成分と第2信号経路から出力された入力信号または第1相関信号とを演算してノイズを除去する第1演算手段を備え、第1信号経路は、入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の第1周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、複数のバンドパスフィルタの出力を個別に受ける複数のリミッタ、および複数のリミッタの出力に基づいてノイズ成分を生成する第1生成手段を含み、複数のバンドパスフィルタのそれぞれの通過帯域幅は互いに同じであり、第1信号経路は複数の第1周波数成分の位相を調整する位相調整手段をさらに含む。
第3の発明に従うノイズ除去回路によれば、入力信号を受けて入力信号に含まれるノイズ成分を出力する第1信号経路、入力信号を受けて入力信号または入力信号に相関する第1相関信号を出力する第2信号経路、および第1信号経路から出力されたノイズ成分と第2信号経路から出力された入力信号または第1相関信号とを演算してノイズを除去する第1演算手段を備え、第1信号経路は、入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の第1周波数成分を個 別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、複数のバンドパスフィルタの出力を個別に受ける複数のリミッタ、および複数のリミッタの出力に基づいてノイズ成分を生成する第1生成手段を含み、複数のバンドパスフィルタのそれぞれの通過帯域幅は、その通過帯域におけるノイズ成分のレベルが大きくなるにつれて狭くなっている。
【0007】
の発明に従うノイズ除去回路によれば、入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、入力レベルに対してゲインがゼロまたは微小となる範囲を有するかつ複数の周波数成分を個別に増幅する複数のアンプ、および複数のアンプの出力を互いに加算する加算手段を備え、複数のバンドパスフィルタの通過帯域幅は通過周波数域が高くなるにつれて広くなっている
第5の発明に従うノイズ除去回路によれば、入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、入力レベルに対してゲインがゼロまたは微小となる範囲を有するかつ複数の周波数成分を個別に増幅する複数のアンプ、および複数のアンプの出力を互いに加算する加算手段を備え、複数のバンドパスフィルタの通過帯域幅は互いに同じである。
第6の発明に従うノイズ除去回路によれば、入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、入力レベルに対してゲインがゼロまたは微小となる範囲を有するかつ複数の周波数成分を個別に増幅する複数のアンプ、および複数のアンプの出力を互いに加算する加算手段を備え、複数のアンプのゲインがゼロまたは微小となる範囲は、入力されるノイズ成分のレベルが大きくなるにつれて広くなっている。
第7の発明に従うノイズ除去回路によれば、入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、入力レベルに対してゲインがゼロまたは微小となる範囲を有するかつ複数の周波数成分を個別に増幅する複数のアンプ、および複数のアンプの出力を互いに加算する加算手段を備え、入力信号のレベルに応じて複数のアンプのゲインがゼロまたは微小となる範囲を制御する制御手段をさらに備える。
【0008】
【作用】
第1ないし第3の発明では、第1信号経路からノイズ成分が出力され、第2信号経路から入力信号または入力信号に相関する第1相関信号が出力され、そして第1演算手段がノイズ成分と入力信号または第1相関信号とを演算してノイズを除去する。第1信号経路では、複数のバンドパスフィルタが入力信号を複数の帯域に分割し、複数の第1周波数成分を抽出する。この複数の第1周波数成分は個別に複数のリミッタに与えられ、その所定レベル以上すなわち入力信号の所定レベル以上が制限される。第1生成手段は、たとえば複数のリミッタの出力からそれに含まれる入力信号成分を取り除き、ノイズ成分のみを出力する。
【0009】
4ないし第7の発明では、入力信号が複数のバンドパスフィルタによって複数の帯域に分割され、複数の周波数成分が抽出される。この複数の所定周波数成分は、ゲインが0または微小となる範囲を有する複数のアンプに個別に与えられ、これによってその周波数成分に含まれるノイズが除去される。複数のアンプの出力は加算手段で互いに加算され、これによってノイズが除去された入力信号が得られる。
【0010】
【発明の効果】
第1ないし第3の発明によれば、複数のバンドパスフィルタによって入力信号を複数の帯域に分割するようにしたため、バンドパスフィルタによる抽出信号に重畳されたノイズがリミッタによって飽和することがなく、入力信号に含まれるノイズを十分に除去することができる。
【0011】
4ないし第7の発明によれば、複数のバンドパスフィルタによって入力信号を複数の帯域に分割するようにしたため、ノイズがアンプで増幅されることはなく、ノイズが十分に除去された入力信号を得ることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】
図1を参照して、この実施例のノイズ除去回路10は、VTR(図示せず)によって再生された図2(A)に示すような映像信号すなわち輝度信号を受ける入力端子S1を含む。この映像信号は、複数のバンドパスフィルタ(BPF)12a〜12nとハイパスフィルタ(HPF)14とに与えられ、BPF12a〜12nのそれぞれで映像信号に含まれる所定周波数成分が抽出され、HPF14で映像信号の高域成分が抽出される。BPF12a〜12nによって抽出された抽出信号はリミッタアンプ16a〜16nにそれぞれ入力され、その抽出信号が増幅されるとともに、増幅信号の所定レベル以上が制限される。リミッタアンプ16a〜16nのそれぞれからの出力が加算器20aで加算されることによって、図2(B)に示すような、ノイズ成分が増幅され輝度信号成分が抑圧された信号が得られる。
【0013】
一方、HPF14からの出力はアンプ18で増幅され、これによって図2(C)に示すように最大レベルがリミッタアンプ16a〜16nの制限レベルにほぼ一致する増幅信号が得られる。加算器20aからの加算信号およびアンプ18からの増幅信号は減算器20bに与えられ、これによって図2(B)に示す加算信号から輝度信号成分が除去される。減算器20bは、図2(D)に示すように、入力端子S1からの入力信号に含まれるノイズ成分と同じレベルまで減衰させたノイズ成分を出力する。入力端子S1から入力された輝度信号はまた、第2遅延手段としての遅延回路22aによってこのノイズ成分と位相が合わせられ、減算器20cに与えられる。減算器20cは遅延回路22aの出力から加算器20bからの出力を減算するため、結果的に出力端子S2からは図2(E)に示すようなノイズ成分が除去された輝度信号が出力される。
【0014】
リミッタアンプ16a〜16nは図3に示すように構成される。すなわち、入力端子S3はコンデンサC1および抵抗R1を介して、差動対24を構成するトランジスタT1のベースに接続される。トランジスタT1のベースは、抵抗R2およびR3を介してトランジスタT2のベースに接続され、抵抗R2およびR3の接続点は定電圧源V1に接続される。トランジスタT1のコレクタは電源VCCに接続され、トランジスタT1のエミッタとトランジスタT2のエミッタとの接続点には定電流源I1が接続される。トランジスタT2のコレクタは、抵抗R5を介して電源VCCに接続されるとともに、コンデンサC2を介して出力端子S4に接続される。コンデンサC2と出力端子S4との接続点には抵抗R4を介して定電圧源V2が接続される。
【0015】
したがって、抵抗R5の抵抗値を大きくすると出力レベルが小さくなり、その抵抗値を小さくすると出力レベルが大きくなる。一方、抵抗R1およびR2の比率を変えることによって、リミッタレベルが変わる。すなわち、抵抗R1の抵抗値を小さくするほどリミッタレベルが大きくなり、その抵抗値を大きくするとリミッタレベルが小さくなる。このため、抵抗R1,R2およびR5を調整することによって、ノイズ成分を多く含む増幅信号を得ることができる。
【0016】
また、アンプ18はリミッタアンプ16a〜16nと同様に構成されるが、抵抗R1の値をかなり小さくすることによって、リミッタがかかっていない増幅信号を得ることができる。
図4を参照して、他の実施例のノイズ除去回路10は、アンプ18と減算器20bとの間に第1遅延手段としての遅延回路22bが介挿され、かつBPF12a〜12nが図5(A)に示すような通過帯域幅をもつ点を除き、図1実施例であるため、重複した説明を省略する。BPF12a〜12nは、それぞれがもつ遅延特性に対応する通過帯域幅を有する。すなわち、BPFの抽出処理によって生じる遅延時間は、通過帯域幅が同じであれば通過周波数域が高くなるに従って大きくなる。このため、図5(A)に示すように、BPF12a〜12nの通過帯域幅を、通過周波数域が高くなるに従って広くすることによって、図5(B)に示すようにBPF12a〜12nの遅延特性を平坦にすることができる。
【0017】
一方、遅延回路22bの遅延時間は、アンプ18から出力される輝度信号の位相と加算器20aから出力される加算信号に含まれる輝度信号成分の位相とが互いに一致するように設定されている。これによって、加算信号から輝度信号成分を確実に除去することができ、結果としてノイズ成分が除去された輝度信号を出力端子S2から得ることができる。
【0018】
図6を参照して、その他の実施例のノイズ除去回路10は、加算器20aとリミッタアンプ16a〜16nのそれぞれとの間に複数のBPF26a〜26nが介挿された点を除き、図4実施例と同様であるため、重複した説明を省略する。それぞれのリミッタアンプ16a〜16nで生じるn次高調波といずれかの抽出信号に含まれるn次高調波との間でビートが発生する恐れがあるため、BPF26a〜26nによって、リミッタアンプ16a〜16nから発生するn次高調波を除去している。また、BPF26a〜26nのそれぞれは、BPF12a〜12nのいずれよりも広い通過帯域幅を有するため、BPF26a〜26nのそれぞれで生じる遅延時間が互いに大きくずれることはない。
【0019】
図7を参照して、さらにその他の実施例のノイズ除去回路10はBPF26a〜26nをローパスフィルタ(LPF)28a〜28nに置き換えた点を除き図6実施例と同じである。このLPF28a〜28nもまたリミッタアンプ16a〜16nによって発生するn次高調波を除去するためのフィルタであり、これによってビートの発生を防止できる。LPF28a〜28nのそれぞれは、高調波よりも低域において互いに同一のカットオフ周波数をもつため、LPF28a〜28nの遅延特性が互いにずれることはない。
【0020】
図8を参照して、さらにその他の実施例のノイズ除去回路10は、BPF12a〜12nが図9(A)に示すような通過帯域幅をもち、かつそれぞれのBPF12a〜12nと入力端子S1との間にイコライザ30が介挿されている点を除き、図4実施例と同じである。イコライザ30はBPF12a〜12nのそれぞれで抽出される所定周波数成分の位相を所定量ずつずらすものである。BPF12a〜12nのそれぞれの通過帯域幅が互いに同じであるために、図9(B)に示すようにそれぞれの遅延特性にずれが生じるが、イコライザ30を設けることによって、BPF12a〜12nから出力される所定周波数成分の位相を互いに同じにすることができる。また、BPF12a〜12nとして共通の素子を用いることができ、設計が容易になる。
【0021】
図10を参照して、他の実施例のノイズ除去回路10は、リミッタアンプ16a〜16nのそれぞれと加算器20aとの間に図6実施例で用いたBPF26a〜26nを介挿した点を除き、図8実施例と同じである。このようにノイズ除去回路10が構成されることによって、リミッタアンプ16a〜16nで生じるn次高調波を除去できる。なお、図11に示すように、BPF26a〜26nを図7実施例で用いたLPF28a〜28nに置き換えてもよい。
【0022】
図12に示すさらにその他の実施例のノイズ除去回路10は、リミッタアンプ14a〜14gの出力を加算器20dで加算し、リミッタアンプ14h〜14nの出力を加算器20eで加算し、そして加算器20dおよび20eの出力をBPF26a〜26bにそれぞれ入力する点を除き、図8実施例と同じであるため、重複した説明を省略する。このように加算器20dおよび20eを設けることによって、リミッタアンプ14a〜14nで発生するn次高調波を除去するためのBPFの数を大幅に減らすことができる。図13に示すように、図12実施例のBPF26aおよび26bをLPF28aおよび28bで置き換えてもよい。
【0023】
図14を参照して、その他の実施例のノイズ除去回路10は、遅延回路22aおよび減算器20cが省略され、入力端子S1から低周波を含まない輝度信号が入力され、アンプ18がリミッタアンプ16a〜16nと同じ増幅度をもちかつリミッタアンプ16a〜16nのようにレベルを制限せず、そして減算器20bがアンプ18の出力から加算器20aの出力を減算する点を除き、図1実施例と同じである。リミッタアンプ16a〜16nの出力が加算器20aで加算されることによって、加算器20aからは、図15(A)に示すように、増幅されかつ抑圧された輝度信号成分と増幅されたノイズ成分とを含む加算信号が得られ、アンプ18からは図15(B)に示すような増幅信号が得られる。減算器20aが、加算信号によって増幅信号を減算しかつ減算信号のレベルを減衰させることによって、出力端子S2からノイズ成分が除去された輝度信号を得ることができる。
【0024】
図16を参照して、さらにその他の実施例のノイズ除去回路10は、BPF12a〜12nが図17に示すような通過帯域幅をもち、アンプ18の前段にBPF12a〜12nで抽出される所定周波数成分のそれぞれの位相をずらすイコライザ32aが設けられ、減算器20bの後段にイコライザ32aでずらされた位相を元に戻すイコライザ32bが設けられる点を除き、図14実施例と同じである。図17からわかるように、入力端子S1に与えられる輝度信号のレベルは周波数が高くなるほど減少し、その輝度信号に含まれるノイズのレベルは周波数が高くなるほど増加している。このため、BPF12a〜12nの通過帯域幅を、通過周波数域が高くなるに従って、すなわち通過帯域におけるノイズレベルが大きくなるに従って狭くすることによって、BPF12a〜12nのそれぞれから得られるノイズ成分は互いにほぼ同一となる。BPF12a〜12nの出力は、互いに同じ特性をもつリミッタアンプ16a〜16nによって増幅され、その後リミッタアンプ16a〜16nの出力が加算器20aによって加算される。
【0025】
一方、イコライザ32aでは輝度信号に含まれるかつBPF12a〜12nの通過帯域に対応する所定周波数成分の位相が、BPF12a〜12nで生じる遅延時間に対応して調整され、位相調整された所定周波数成分がアンプ18を介して減算器20bに与えられる。したがって、減算器20bによってアンプ18の出力から加算器20aの出力を減算することによって、アンプ18の出力に含まれるノイズ成分を確実に除去することができる。減算器50bからの出力は、イコライザ32aと反対の特性をもつイコライザ32bに与えられ、これによってそれぞれの所定周波数成分の位相のずれが修正される。なお、BPF12a〜12nの通過帯域幅を通過周波数域が高くなるにつれて狭くすることによって、BPFの個数を最低限に抑えることもできる。
【0026】
図18を参照して、他の実施例のノイズ除去回路10は、BPF12aと同じ通過帯域をもつBPF12pとそれによって抽出された抽出信号のレベルを検出するレベル検出器34とを追加し、リミッタアンプ16a〜16mをレベル検出器34からの検出信号によって制御されるリミッタアンプ16a′〜16n′に置き換えた点を除き、図16実施例と同じである。BPF12pからの抽出信号のレベルをレベル検出器34で検出することによって、入力端子S1から入力される輝度信号の周波数特性を推定でき、これによってリミッタアンプ16a′〜16n′の制限レベルを最適値に合わせることができる。
【0027】
レベル検出器34の構成を図19に示す。入力端子S5は、ダイオードD1を介して、コレクタ接地されたトランジスタT3のベースに接続される。ダイオードD1の出力端と接地面との間には抵抗R6およびコンデンサC3が並列に介挿される。トランジスタT3のエミッタと電源VCCとの間には抵抗R7が介挿され、抵抗R7とトランジスタT3のエミッタとの接続点に出力端子S6が接続される。BPF12pから入力端子S5に与えられた抽出信号は、ダイオードD1によって半波整流されかつ抵抗R6およびコンデンサC3によって平滑される。平滑電圧がトランジスタT3のベースに供給されることによって、出力端子S6からはその抽出信号に対応する電圧が検出信号として出力される。
【0028】
リミッタアンプ16a′〜16n′は、図3に示すリミッタアンプ16a〜16nと比較して、入力端子S3とコンデンサC1との間に利得制御回路36が追加されたものであり、この利得制御回路36は図21に示すように構成される。入力端子S7は、コンデンサC4を介して、差動対38を構成するトランジスタT4のベースに接続される。トランジスタT4のベースはまた、抵抗R8およびR9を介してトランジスタT5のベースと接続され、抵抗R8およびR9の接続点は定電圧源V3と接続される。トランジスタT4のコレクタは抵抗R11を介して電源VCCと接続され、トランジスタT5のコレクタは抵抗R12を介して電源VCCと接続される。
【0029】
トランジスタT5のコレクタはまた、コレクタが電源VCCと接続されかつエミッタが抵抗R10を介して接地されたトランジスタT8のベースと接続され、トランジスタT8のエミッタが出力端子S8と接続される。トランジスタT4のエミッタとトランジスタT5のエミッタとの接続点は定電流源40に含まれるトランジスタT6およびT7のコレクタに接続され、トランジスタT6のエミッタおよびトランジスタT7のエミッタは接地される。トランジスタT6のベースには定電圧源V2が接続され、トランジスタT7のベースにはレベル検出器34からの検出信号を受ける入力端子S9が接続される。
【0030】
レベル検出器34からの検出信号のレベルによって定電流源40の電流量が制御される。すなわち、トランジスタT4のエミッタ電流とトランジスタT5のエミッタ電流の総量が検出信号によって決定され、利得制御回路36は検出信号のレベルに対応する利得をもつこととなる。したがって、検出信号のレベルが大きければリミッタアンプ16a′〜16n′の制限レベルが大きくなり、検出信号のレベルが小さければリミッタアンプ16a′〜16n′の制限レベルが小さくなる。
【0031】
図22を参照して、その他の実施例のノイズ除去回路10は、BPF12pをBPF12nよりも低域に通過帯域が設定されたLPF42に置き換え、かつLPF42によって抽出された抽出信号に基づいてレベル検出器34がリミッタアンプ16a′〜16n′を制御する点を除き、図18実施例と同じである。このような構成によってもリミッタアンプ16a′〜16n′の制限レベルを最適値に設定することができる。
【0032】
図23を参照して、さらにその他の実施例のノイズ除去回路10は、VTR(図示せず)によって再生された輝度信号を受ける入力端子S11を含む。この輝度信号は、互いに並列接続されかつ通過周波数域が高域になるにつれて通過帯域幅が広くなっているBPF44a〜44nに与えられ、それぞれによって所定の周波数成分が抽出される。BPF44a〜44nのそれぞれには個別にアンプ46a〜46nが接続され、BPF44a〜44nによって抽出された抽出信号がこれによって増幅される。
【0033】
アンプ46a〜46nは、図25に示すように、入力レベルの絶対値が所定値を超えるとゲインが突然正方向および負方向に増加する増幅特性をもつ。このため、ゲインが0の範囲を調整することによって、入力された抽出信号に含まれる輝度信号成分のみが増幅され、ノイズ成分を除去することができる。なお、アンプ46a〜46nの増幅特性は互いに同じである。アンプ46a〜46nからの増幅信号は、加算器48で互いに加算され、加算信号すなわちノイズ成分が除去された輝度信号が出力端子S12から出力される。
【0034】
アンプ46a〜46nは図24に示すように構成される。すなわち、入力端子S13からの入力信号は、コンデンサC5を介してオペアンプ50aの+端子に入力され、オペアンプ50aの出力がオペアンプ50bの+端子に入力される。オペアンプ50bからの出力は抵抗R15およびR14によって分割され、抵抗R14の端子電圧がオペアンプ50aの−端子に負帰還される。A点の電位がダイオードD2およびD3の順方向降下電圧Vfよりも小さい場合、ダイオードD2およびD3は非導通となり、出力端子S14からは何も出力されない。しかし、A点の電位が順方向降下電圧Vfよりも大きい場合、ダイオードD2およびD3のいずれか一方が導通するため、出力端子S14からは入力信号のほぼ(R14+R15)/R14倍の増幅信号が得られる。したがって、図25に示すように、レベルの小さいノイズ成分、具体的には(R14/(R14+R15))×Vfまでの信号は増幅されず、それ以上の信号が(R14+R15)/R14倍に増幅されて出力される。
【0035】
なお、アンプ46a〜46nは、図26に示すように構成してもよい。図26によれば、入力端子S15は、コンデンサC6および抵抗R17を介して、差動対52を構成するトランジスタT9のベースに接続される。また、トランジスタT9のベースが抵抗R18およびR21を介してトランジスタT10のベースに接続され、抵抗R18およびR21の接続点は定電圧源V4に接続される。トランジスタT9のコレクタは電源VCCに接続され、トランジスタT9のエミッタはダイオードD4および抵抗R19を介してトランジスタT10のエミッタに接続される。ダイオードD5は、ダイオードD4と逆方向を向いてダイオードに並列接続される。トランジスタT9のエミッタは定電流源I2にも接続され、トランジスタT10のエミッタは定電流源I3に接続される。トランジスタT10のコレクタは抵抗R20を介して電源VCCに接続されるとともに、直接出力端子S16に接続される。
【0036】
ダイオードD4およびD5の端子電圧がダイオードD4およびD5の順方向降下電圧Vfよりも小さいときは、ダイオードD4およびD5は導通しないため、差動対52は動作せず、出力端子S16からは何も出力されない。一方、ダイオードD4およびD5の端子電圧がその順方向降下電圧Vfよりも大きければ、ダイオードD4およびD5は導通し、差動対52が動作するため、出力端子S16から増幅信号が得られる。ここで、入力端子S15からノイズ成分のみが入力されたような場合は、ダイオードD4およびD5は導通せず、差動対52は動作しない。このため、出力端子36からはノイズ成分が除去された増幅信号が出力される。
【0037】
図27を参照して、他の実施例のノイズ除去回路10は、BPF44a〜44nが互いに同じ通過帯域幅をもち、BPF44a〜44nのそれぞれとアンプ46a〜46nのそれぞれとの間にAPF(ALL-PASS FILTER) 50a〜50nが個別に介挿されている点を除き、図23実施例と同じであるため、重複した説明を省略する。BPF44a〜44nが互いに同じ通過帯域幅をもつことによって、それぞれのBPFは図9(B)に示すような互いに異なる遅延特性を有するため、BPF44a〜44nからの抽出信号の位相を合わせるために、APF50a〜50nが設けられる。これによって、加算器48から位相のずれが生じていない輝度信号を得ることができる。
【0038】
図28を参照して、その他の実施例のノイズ除去回路10は、加算器48と出力端子S12との間にイコライザ52が介挿されている点を除き、図23実施例と同じである。このイコライザ52はBPF44a〜44nから出力されたそれぞれの抽出信号の位相のずれを修正するためのものであり、これによって輝度信号を忠実に生成することができる。
【0039】
図29を参照して、さらにその他の実施例のノイズ除去回路10は、BPF44a〜44gのそれぞれと入力端子S11との間にHPF54が介挿され、BPF44h〜44nのそれぞれと入力端子S11との間にLPF56が介挿されている点を除き、図28実施例と同じである。HPF54はBPF44a〜44gの通過帯域を網羅する通過帯域をもち、LPF56はBPF44h〜44nのそれぞれの通過帯域を網羅する通過帯域を有する。このようにHPF54およびLPF56によって帯域を分割することによって、BPF44a〜44nのそれぞれを構成するトランジスタのダイナミックレンジよりも広い帯域をもつ輝度信号が入力されたときでも、そのトランジスタが飽和することはない。
【0040】
図30を参照して、他の実施例のノイズ除去回路10は、アンプ46a〜46nのそれぞれと加算器48との間にBPF58a〜58nが個別に介挿されている点を除き、図23実施例と同じである。BPF58a〜58nはリミッタ46a〜46nで発生した高調波を除去するためのフィルタであり、加算器48からノイズおよび高調波のいずれも含まない輝度信号を得ることができる。なお、図31に示すノイズ除去回路10のように、BPF58a〜58nの代わりにLPF60a〜60nを設けても、高調波を除去することができる。
【0041】
図32を参照して、さらにその他の実施例のノイズ除去回路10は、アンプ46a〜46nが互いに異なる特性をもち、入力端子S11と加算器48との間にBPF44nよりも低域の通過周波数域を有するLPF62とアンプ64とが新たに介挿されている点を除き、図28実施例と同じである。図34に示すように、入力端子S11に与えられる輝度信号は、周波数が高くなるほどレベルが低下するという特性をもち、この輝度信号に含まれるノイズは、周波数が高くなるほどレベルが増加するという特性をもつ。このため、BPF44nからBPF44aに向かうほど、そのBPFから抽出される抽出信号のノイズ成分が多くなる。すなわち、ノイズ成分は映像信号のレベルに比べてかなり小さいとはいえ、BPF44aや44bによって抽出されるノイズ成分は、BPF44nやLPF62から抽出されるノイズ成分よりも多くなる。
このため、アンプ46a〜46nおよび64がもつゲインが0または微小となる範囲は、抽出されるノイズ成分すなわちノイズレベルに対応している。すなわち、アンプ64からアンプ46aに向かうにつれて、そのアンプに設定されるゲインが0の範囲が広くなっている。したがって、アンプ46aや46bには多くのノイズが与えられるが、そのノイズは増幅されることはなく輝度信号のみが増幅される。これによって、ノイズを十分に除去することができる。
【0042】
図35を参照して、他の実施例のノイズ除去回路は、BPF44a〜44nとLPF62とが図36および図37に示すような通過帯域をもつ点を除き、図32実施例と同じである。BPF44a〜44nならびにLPF62のそれぞれの通過帯域幅は互いに異なり、通過周波数域が高域になればなるほどすなわちLPF62からBPF44aに向かうほど通過帯域幅が狭くなっている。換言すれば通過帯域におけるノイズレベルが大きくなるにつれて通過帯域幅が狭くなっている。このように高域における通過帯域幅を狭くすることによって、図37からわかるように高域のBPFによる抽出信号のS/Nを改善することができる。したがって、アンプ46aや46bに与えられるノイズは少なくなり、ノイズレベルに対応するアンプ46a〜46nならびに64の特性と相俟って、そのノイズをより確実に除去することができる。
【0043】
図38を参照して、その他の実施例のノイズ除去回路10は、BPF44aと同じ通過帯域をもつBPF44pとそれによって抽出された抽出信号のレベルを検出するレベル検出器66が追加され、アンプ46a〜46nならびに64が互いに同じ特性をもち、その特性がレベル検出器66からの検出信号によって制御される点を除き、図32実施例と同じである。アンプ46a〜46nならびに64の特性は、検出信号に従って、図39に示す特性直線a−a′,b−b′,c−c′,d−d′,e−e′およびf−f′の間で切り換えられる。入力端子S11に与えられる輝度信号およびそれに含まれるノイズは図34に示すような特性をもつため、BPF44bによる抽出信号のレベルを検出することによって、輝度信号およびノイズがどの程度のレベルをもつか推定することができ、これによってアンプ46a〜46nならびに64の特性を最適値に設定することができる。これによって、加算器48からノイズが十分に除去された映像信号を得ることができる。
【0044】
アンプ46a〜46nならびに64は、図40からわかるように、入力端子S13とコンデンサC5との間に利得制御回路66が介挿されている点を除き図24に示すアンプ46a〜46nと同様である。また、利得制御回路66は図21に示す利得制御回路36と同様に構成される。
なお、アンプ46a〜46nならびに64としては、図41に示すものを用いてもよい。このアンプ46〜46nならびに64は、入力端子S15とコンデンサC6との間に利得制御回路66を介挿した点を除き図26に示すアンプ46a〜46nと同じであるため、重複した説明を省略する。
【0045】
なお、図42に示すようにLPF62による抽出信号のレベルをレベル検出器66で検出し、その検出信号によってアンプ46a〜46nの特性を制御するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例の動作の一部を示すタイミング図である。
【図3】図1実施例に用いられるリミッタを示す回路図である。
【図4】この発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図5】(A)は図4実施例で用いられる複数のBPFの通過帯域を示す図解図であり、(B)はそれぞれのBPFの遅延特性を示す図解図である。
【図6】この発明のその他の実施例を示すブロック図である。
【図7】この発明のさらにその他の実施例を示すブロック図である。
【図8】この発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図9】(A)は図8実施例に用いられる複数のBPFの通過帯域を示す図解図であり、(B)はそれぞれのBPFの遅延特性を示すグラフである。
【図10】この発明のその他の実施例を示すブロック図である。
【図11】この発明のさらにその他の実施例を示すブロック図である。
【図12】この発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図13】この発明のその他の実施例を示すブロック図である。
【図14】この発明のさらにその他の実施例を示すブロック図である。
【図15】図14実施例の動作の一部を示すタイミング図である。
【図16】この発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図17】映像信号およびノイズの周波数特性を示すグラフである。
【図18】この発明のその他の実施例を示すブロック図である。
【図19】図18実施例で用いられるレベル検出器を示す回路図である。
【図20】図18実施例で用いられるリミッタを示す回路図である。
【図21】図20実施例で用いられる利得制御回路を示す回路図である。
【図22】この発明のさらにその他の実施例を示すブロック図である。
【図23】この発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図24】図23実施例で用いられるアンプの一例を示す回路図である。
【図25】図24実施例の特性を示すグラフである。
【図26】図23実施例で用いられるアンプの他の例を示す回路図である。
【図27】この発明のその他の実施例を示すブロック図である。
【図28】この発明のさらにその他の実施例を示すブロック図である。
【図29】この発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図30】この発明のその他の実施例を示すブロック図である。
【図31】この発明のさらにその他の実施例を示すブロック図である。
【図32】この発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図33】図32実施例で用いられる複数のBPFの通過帯域を示す図解図である。
【図34】映像信号およびノイズの周波数特性を示すグラフである。
【図35】図1実施例のその他の実施例を示すブロック図である。
【図36】図35実施例で用いられる複数のBPFおよびLPFの通過帯域を示す図解図である。
【図37】映像信号およびノイズの周波数特性を示すグラフである。
【図38】この発明のさらにその他の実施例を示すブロック図である。
【図39】図38実施例で用いられるアンプの特性を示すグラフである。
【図40】図38実施例で用いられるアンプの一例を示す回路図である。
【図41】図39実施例で用いられるアンプの他の例を示す回路図である。
【図42】この発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図43】従来技術を示すブロック図である。
【図44】図43に示す従来技術の動作の一部を示すタイミング図である。
【符号の説明】
10 …ノイズ除去回路
12a〜12n,26a〜26n,44a〜44n,58a〜58n,44p…BPF
16a〜16n,16a′〜16n′ …リミッタアンプ
20a,20d,20e,48 …加算器
20b,20c …減算器
46a〜46n,64 …アンプ

Claims (28)

  1. 入力信号を受けて前記入力信号に含まれるノイズ成分を出力する第1信号経路、
    前記入力信号を受けて前記入力信号または前記入力信号に相関する第1相関信号を出力する第2信号経路、および
    前記第1信号経路から出力された前記ノイズ成分と前記第2信号経路から出力された前記入力信号または前記第1相関信号とを演算してノイズを除去する第1演算手段を備え、
    前記第1信号経路は、前記入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の第1周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、前記複数のバンドパスフィルタの出力を個別に受ける複数のリミッタ、および前記複数のリミッタの出力に基づいて前記ノイズ成分を生成する第1生成手段を含み、
    前記複数のバンドパスフィルタのそれぞれの通過帯域幅は通過周波数帯域が高くなるにつれて広くなっている、ノイズ除去回路。
  2. 前記第1生成手段は、前記複数のリミッタの出力から高調波を除去する高調波除去手段を含む、請求項記載のノイズ除去回路。
  3. 前記高調波除去手段は前記複数のリミッタの出力を個別に受けかつ前記高調波を除去する複数のフィルタを含む、請求項記載のノイズ除去回路。
  4. 前記高調波除去手段は、前記複数のリミッタの出力の一部を互いに加算する第2加算手段、前記複数のリミッタの出力の他の一部を互いに加算する第3加算手段、前記第2加算手段から出力された第2加算信号に含まれる高調波を除去する第1フィルタ、および前記第3加算手段から出力された第3加算信号に含まれる高調波を除去する第2フィルタを含む、請求項記載のノイズ除去回路。
  5. 前記第2信号経路は前記入力信号の位相を前記第1信号経路から出力された前記ノイズ成分の位相に合わせる遅延手段を含む、請求項1ないしのいずれかに記載のノイズ除去回路。
  6. 前記第1演算手段は前記入力信号から前記ノイズ成分を減算する減算手段を含む、請求項1ないしのいずれかに記載のノイズ除去回路。
  7. 前記第1生成手段は前記複数のリミッタの出力を加算して前記ノイズ成分を生成する加算手段を含み、前記第2信号経路は前記入力信号の第2周波数成分を抽出するフィルタを含み、前記第1演算手段は前記入力信号の第2周波数成分を前記第1相関信号として受け、前記第1相関信号から前記ノイズ成分を減算する、請求項1記載のノイズ除去回路。
  8. 入力信号を受けて前記入力信号に含まれるノイズ成分を出力する第1信号経路、
    前記入力信号を受けて前記入力信号または前記入力信号に相関する第1相関信号を出力する第2信号経路、および
    前記第1信号経路から出力された前記ノイズ成分と前記第2信号経路から出力された前記入力信号または前記第1相関信号とを演算してノイズを除去する第1演算手段を備え、
    前記第1信号経路は、前記入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の第1周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、前記複数のバンドパスフィルタの出力を個別に受ける複数のリミッタ、および前記複数のリミッタの出力に基づいて前記ノイズ成分を生成する第1生成手段を含み、
    前記複数のバンドパスフィルタのそれぞれの通過帯域幅は互いに同じであり、前記第1信号経路は前記複数の第1周波数成分の位相を調整する位相調整手段をさらに含む、ノイズ除去回路。
  9. 前記位相調整手段は前記複数のバンドパスフィルタのそれぞれの遅延特性に応じて前記位相を調整する、請求項8記載のノイズ除去回路。
  10. 入力信号を受けて前記入力信号に含まれるノイズ成分を出力する第1信号経路、
    前記入力信号を受けて前記入力信号または前記入力信号に相関する第1相関信号を出力する第2信号経路、および
    前記第1信号経路から出力された前記ノイズ成分と前記第2信号経路から出力された前記入力信号または前記第1相関信号とを演算してノイズを除去する第1演算手段を備え、
    前記第1信号経路は、前記入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の第1周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、前記複数のバンドパスフィルタの出力を個別に受ける複数のリミッタ、および前記複数のリミッタの出力に基づいて前記ノイズ成分を生成する第1生成手段を含み、
    前記複数のバンドパスフィルタのそれぞれの通過帯域幅は、その通過帯域におけるノイズ成分のレベルが大きくなるにつれて狭くなっている、ノイズ除去回路。
  11. 前記複数のリミッタは互いに同じ特性をもっている、請求項10記載のノイズ除去回路。
  12. 前記入力信号のレベルに応じて前記複数のリミッタの特性を制御する制御手段をさらに備える、請求項11記載のノイズ除去回路。
  13. 前記制御手段は、前記入力信号の第2周波数成分を抽出するフィルタ、および前記フィルタの出力に応じて前記複数のリミッタの制御信号を生成する制御信号生成手段を含む、請求項12記載のノイズ除去回路。
  14. 前記第2信号経路は、前記入力信号に含まれる前記複数の第1周波数成分のそれぞれの位相を調整する第1位相調整手段を含み、前記第1演算手段は位相調整された入力信号を前記第1相関信号として受ける、請求項10ないし13のいずれかに記載のノイズ除去回路。
  15. 前記第1位相調整手段は前記複数のバンドパスフィルタのそれぞれの遅延特性に応じて前記位相を調整する、請求項14記載のノイズ除去回路。
  16. 前記第1演算手段の出力に含まれる複数の第1周波数成分の位相のずれを元に戻す第2位相調整手段をさらに備える、請求項14または15記載のノイズ除去回路。
  17. 入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、
    入力レベルに対してゲインがゼロまたは微小となる範囲を有するかつ前記複数の周波数成分を個別に増幅する複数のアンプ、および
    前記複数のアンプの出力を互いに加算する加算手段を備え
    前記複数のバンドパスフィルタの通過帯域幅は通過周波数域が高くなるにつれて広くなっている、ノイズ除去回路。
  18. 入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、
    入力レベルに対してゲインがゼロまたは微小となる範囲を有するかつ前記複数の周波数成分を個別に増幅する複数のアンプ、および
    前記複数のアンプの出力を互いに加算する加算手段を備え
    前記複数のバンドパスフィルタの通過帯域幅は互いに同じである、ノイズ除去回路。
  19. 前記複数のバンドパスフィルタと前記複数のアンプとの間に個別に介挿されかつ前記複数の周波数成分を個別に所定量移相する複数の移相手段をさらに備える、請求項18記載のノイズ除去回路。
  20. 前記複数の移相手段のそれぞれは対応するバンドパスフィルタの遅延特性に対応する移相量を有する、請求項19記載のノイズ除去回路。
  21. 前記加算手段の出力に含まれる複数の周波数成分の位相を調整する位相調整手段をさらに備える、請求項18記載のノイズ除去回路。
  22. 前記位相調整手段は前記複数のバンドパスフィルタの遅延特性に応じて前記位相を調整する、請求項21記載のノイズ除去回路。
  23. 前記複数の周波数成分の一部を抽出し前記複数のバンドパスフィルタの一部に与える第1フィルタ、および
    前記複数の所定周波数成分の他の一部を抽出し前記複数のバンドパスフィルタの他の一部に与える第2フィルタをさらに備える、請求項22記載のノイズ除去回路。
  24. 入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、
    入力レベルに対してゲインがゼロまたは微小となる範囲を有するかつ前記複数の周波数成分を個別に増幅する複数のアンプ、および
    前記複数のアンプの出力を互いに加算する加算手段を備え
    前記複数のアンプの前記ゲインがゼロまたは微小となる範囲は、入力されるノイズ成分のレベルが大きくなるにつれて広くなっている、ノイズ除去回路。
  25. 前記複数のバンドパスフィルタの通過帯域幅は互いに同じである、請求項24記載のノイズ除去回路。
  26. 前記複数のフィルタの通過帯域幅はその通過帯域におけるノイズ成分のレベルが大きくなるにつれて狭くなっている、請求項24記載のノイズ除去回路。
  27. 入力信号に含まれるかつ互いに異なる周波数帯域に対応する複数の周波数成分を個別に抽出する複数のバンドパスフィルタ、
    入力レベルに対してゲインがゼロまたは微小となる範囲を有するかつ前記複数の周波数成分を個別に増幅する複数のアンプ、および
    前記複数のアンプの出力を互いに加算する加算手段を備え
    前記入力信号のレベルに応じて前記複数のアンプの前記ゲインがゼロまたは微小となる範囲を制御する制御手段をさらに備える、ノイズ除去回路。
  28. 前記制御手段は、前記入力信号の所定周波数成分を抽出するフィルタ、および前記フィルタの出力に応じて前記複数のアンプの制御信号を生成する制御信号生成手段を含む、請求項27記載のノイズ除去回路。
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