JP3927624B2 - サラウンド回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるサラウンド効果を得るためのサラウンド信号を発生する回路に係り、特に、出力特性の安定化を図ったサラウンド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
スピーカからの音に臨場感を与える方法として、いわゆるサラウンド効果を用いる方法が従来から公知・周知となっており、このためのサラウンド回路が種々提案、実用化されている。
図3には、このような公知・周知のサラウンド回路の一例が示されており、以下、同図を参照しつつこのサラウンド回路について概括的に説明することとする。
【0003】
このサラウンド回路は、右信号(以下「R信号」という)と左信号(以下「L信号」)とを加算してその和信号を得る第1の加算器30と、R信号とL信号との差を生成する第2の加算器31と、第1の加算器30の出力信号を基にいわゆるセンタ信号(以下「C信号」と言う)を生成する第1の残響信号生成回路32と、第2の加算器31の出力信号を基にいわゆるサラウンド信号(以下「S信号」と言う)を生成する第2の残響信号生成回路33とを具備してなるものである。
ここで、第1及び第2の残響信号生成回路32,33は、基本的に同一の構成を有するもので、具体的には、例えば、図4に示されたように、遅延器34と、複数の乗算器35と、複数の加算器36と、フィルタ37とを有しなるものである。
【0004】
遅延器34は、入力された信号(第1の加算器30の出力信号である(L+R)信号、または、第2の加算器31の出力信号である(L−R)信号)に遅延を施し出力するようになっているもので、複数の遅延出力が得られるようになっているものである。
そして、この遅延器34からの複数の遅延出力は、出力数に対応して設けられた乗算器35にそれぞれ入力されて、それぞれ所定の係数が乗ぜられて出力されるようになっている。
【0005】
さらに、各乗算器35の出力信号は、遅延時間の小さい側から順に足し合わされてゆくように、乗算器35の数より1個少なく設けられた複数の加算器36の入力段に乗算器35の出力段が接続されており、最終段の加算器36の出力信号は、所望の周波数帯の信号を得るために設けられたフィルタ37を介して外部へ出力されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のサラウンド回路においては、第1及び第2の残響信号生成回路32,33における入力信号の同相信号成分と、逆相信号成分との比の違いに起因して、入力信号であるR及びL信号のレベルが一定であっても、第1及び第2の残響信号生成回路32,33の出力信号のレベルが変化するため、R及びL信号のレベルが一定にも拘わらず、R及びL信号に対するC信号及びS信号のバランスが変化することとなる。換言すれば、サラウンド回路全体の出力信号レべルが変化してしまうという問題がある。
さらに、上述したサラウンド回路においては、フィルタ37が特定の周波数帯域の残響信号のみを通過させるようなものである場合、通過信号の全体のスペクトラム量が異なることによっても上述したと同様に出力レベルが変化することとなり、上述の原因と相俟って、サラウンド回路全体の出力信号レべルのさらなる変化を招くこととなるという問題がある。
またさらに、上述したサラウンド回路においては、入力信号が途切れても残響信号だけが、第1及び第2の残響信号生成回路32,33が有するいわゆる遅延特性のため、入力信号が途切れた時点から遅れて出力されてしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、入力信号のレベルが一定の場合、出力信号のレベルも略一定とすることのでき、違和感のないサラウンド効果を得ることのできるサラウンド回路を提供するものである。
また、本発明の他の目的は、入力信号が途切れた場合には、サラウンド信号及びセンタ信号のいわゆる残響信号の発生を抑圧することのできるサラウンド回路を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、スペクトラム量の違いに起因する出力レベルの変動を考慮することなく残響信号生成回路に用いられるフィルタの設計を容易にすることの可能なサラウンド回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係るサラウンド回路は、ステレオ信号を構成する右信号及び左信号が入力され、前記右信号及び前記左信号に基づく位相の異なる複数の信号を生成し、合成することにより残響信号を生成する残響信号生成手段を有してなるサラウンド回路であって、前記残響信号生成手段の終段に設けられ、制御信号に応じて利得が設定される利得可変増幅手段と、前記右信号と前記左信号の和信号と前記利得可変増幅手段の出力信号との差を積分し、その積分結果を前記利得可変増幅手段の前記制御信号として出力する積分演算手段と、を具備してなり、前記利得可変増幅手段の制御信号入力端子には前記積分演算手段の出力が接続されてなるものである。
【0009】
かかる構成においは、積分演算手段からは、右信号及び左信号の和と利得可変増幅手段の出力信号との差の時間積分に相当する信号が得られ、利得可変増幅手段の利得を制御する制御信号として入力されることとなるため、利得可変増幅手段の利得は、右信号及び左信号のレベルの変化に応じたものとなり、そのため、右信号及び左信号のレベルが一定の場合には、出力信号のレベルも略一定とすることのできる上、右信号及び左信号が途切れた場合には、その途切れの程度が積分結果に反映され、利得可変増幅手段の利得抑圧がなされることとなるため、従来と異なり、右信号及び左信号が途切れたにも関わらず、残響信号のみがそれ以前と同様に出力されることが抑圧されることとなる。
【0010】
特に、請求項2記載の発明のように、前記利得可変増幅手段は、センサ信号側残響信号用利得可変増幅手段と、サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段とを具備してなり、前記残響信号生成手段は、センタ信号用残響信号生成手段と、サラウンド信号用残響信号生成手段とを具備してなり、前記センタ信号用残響信号生成手段は、前記右信号と前記左信号との和を算出する和信号用加算器と、前記和信号用加算器の出力信号に対して遅延を施して、遅延時間の異なる複数の遅延信号を出力するセンタ信号側残響信号用遅延器と、該センタ信号側残響信号用遅延器の複数の出力に対して、それぞれ所定の定数を乗じて出力するセンタ信号側残響信号用乗算手段と、該センタ信号側残響信号用乗算手段の各出力信号を遅延時間の小さい順に累積加算するセンタ信号側残響信号用加算手段と、前記センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段と、を具備してなり、該センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段の入力段には前記センタ信号側残響信号用加算手段の出力段が接続され、前記サラウンド信号用残響信号生成手段は、前記右信号と前記左信号との差を算出する差信号用加算器と、前記差信号用加算器の出力信号に対して遅延を施して、遅延時間の異なる複数の遅延信号を出力するサラウンド信号側残響信号用遅延器と、該サラウンド信号側残響信号用遅延器の複数の出力に対して、それぞれ所定の定数を乗じて出力するサラウンド信号側残響信号用乗算手段と、該サラウンド信号側残響信号用乗算手段の各出力信号を遅延時間の小さい順に累積加算するサラウンド信号側残響信号用加算手段と、前記サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段と、を具備してなり、該サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段の入力段には前記サラウンド信号側残響信号用加算手段の出力段が接続されてなるように構成されたものが好適である。
【0011】
かかる構成においては、センタ信号用残響信号生成手段と、サラウンド信号用残響信号生成手段は、センタ信号側残響信号用遅延器およびサラウンド信号側残響信号用遅延器への入力信号の形態が異なる点を除いて、それぞれ基本的に同一の構成で実現されるものとなっており、全体の構成を簡素化できるようになっている。
【0012】
より具体的には、前記積分演算手段は、前記右信号と前記左信号の和信号とセンタ信号用残響信号生成手段の出力信号との差を算出する第1の被積分信号算出手段と、第1の被積分信号算出手段の出力信号を時間積分するセンタ信号用積分手段と、前記右信号と前記左信号の和信号と前記サラウンド信号用残響信号生成手段の出力信号との差を算出する第2の被積分信号算出手段と、第2の被積分信号算出手段の出力信号を時間積分するサラウンド信号用積分手段と、を具備してなるように構成されてなり、さらに、前記センタ信号用積分手段は、入力信号を所定時間遅延させるセンタ信号側積分用遅延素子と、2つの信号の加算を行うセンタ信号側積分用加算器と、を具備してなり、前記センタ信号側積分用加算器の一方の入力段には、前記第1の被積分信号算出手段の出力信号が、前記センタ信号側積分用加算器の他方の入力段には、前記センタ信号側積分用遅延素子の出力信号が、それぞれ入力され、前記センタ信号側積分用加算器の出力信号が前記センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段の制御信号として出力されると共に、前記センタ信号側積分用加算器の出力信号は、前記センタ信号側積分用遅延素子へフィードバック入力されてなり、前記サラウンド信号用積分手段は、入力信号を所定時間遅延させるサラウンド信号側積分用遅延素子と、2つの信号の加算を行うサラウンド信号側積分用加算器と、を具備してなり、前記サラウンド信号側積分用加算器の一方の入力段には、前記第2の被積分信号算出手段の出力信号が、前記サラウンド信号側積分用加算器の他方の入力段には、前記サラウンド信号側積分用遅延素子の出力信号が、それぞれ入力され、前記サラウンド信号側積分用加算器の出力信号が前記サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段の制御信号として出力されると共に、前記サラウンド信号側積分用加算器の出力信号は、前記サラウンド信号側積分用遅延素子へフィードバック入力されてなるものが好適である。
【0013】
かかる構成においては、特に、右信号及び左信号がディジタル信号として入力され、ディジタル処理する場合には、センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段及びサラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段を除けば、各種加算器や乗算器等は、例えば、いわゆるDSP(Digital Signal Processor)を用い、上述した各構成要素の機能を果たすようなプログラムを搭載して構成することで簡易に実現することができ、これにより、入力信号のレベルが一定の場合、出力信号のレベルも略一定とすることでき、また、入力信号が途切れた場合には、サラウンド信号及びセンタ信号のいわゆる残響信号の発生を抑圧することできるサラウンド回路を容易に提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃び図2を参照しつつ本発明の実施に形態におけるサラウンド回路について説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本発明の実施の形態におけるサラウンド回路は、共通演算部1と、センタ信号生成部2と、サラウンド信号生成部3とに大別されてなるものである。
共通演算部1は、後述するようにセンタ信号生成部2及びサラウンド信号生成部3とで必要となる右及び左信号の和の絶対値を生成するためのもので、第1の共通演算用絶対値回路(図1においては「ABS」と表記)4と、第2の共通演算用絶対値回路(図1においては「ABS」と表記)5と、共通演算用加算器6とを具備してなるものである。
【0015】
第1の共通演算用絶対値回路4には、右信号が入力され、その絶対値出力が得られるようになっており、その絶対値出力は共通演算用加算器6の一方の入力端子に入力されるようになっている。
また、第2の共通演算用絶対値回路5には、左信号が入力され、その絶対値出力が得られるようになっており、その絶対値出力は共通演算用加算器6の他方の入力端子に入力されるようになっている。なお、右信号及び左信号は、いわゆるステレオ信号を構成するものとなっている。
そして、共通演算用加算器6からは、絶対値化された右信号及び左信号の和の信号が出力され、後述するセンタ信号生成部2及びサラウンド信号生成部3にそれぞれ入力されるようになっている。
【0016】
センタ信号生成部2と、サラウンド信号生成部3とは、センタ信号生成部2の和信号用加算器7aが右信号(図1においては「R」と表記)と左信号(図1においては「L」と表記)との和を得るものとなっているのに対して、サラウンド信号生成部3の差信号用加算器7bは、右信号と左信号との差を得るためのものとなっている点が異なるのみで、他の構成部分は基本的に同一のものである。
【0017】
このため、以下のセンタ信号生成部2の構成の説明においては、センタ信号生成部2の構成要素の番号の後に括弧書きでサラウンド信号生成部3の対応する構成要素の番号または対応する構成要素の名称と番号を記してサラウンド信号生成部3の構成の説明に代えることとする。センタ信号生成部2は、和信号用加算器7aと、センタ信号用残響信号生成手段8a(サラウンド信号用残響信号生成手段8b)と、センタ信号用積分手段9a(サラウンド信号用積分手段9b)と、センタ信号用絶対値回路10a(サラウンド信号用絶対値回路10b)と、センタ信号用乗算器11a(サラウンド信号用乗算器11b)と、センタ信号用加算器12a(サラウンド信号用加算器12b)とを具備してなるものである。なお、図1においては、センタ信号用残響信号生成手段8a、サラウンド信号用残響信号生成手段8b共に、「残響信号生成回路」と表記してあり、センタ信号用絶対値回路10a、サラウンド信号用絶対値回路10b共に、「ABS」と表記してある。
【0018】
和信号用加算器7aは、既に述べたように、右信号及び左信号が入力され、これらの和の信号を生成するためもので、公知・周知のいわゆる加算器により実現されるものである。この和信号用加算器7aの出力信号は、センタ信号用残響信号生成手段8aの第1の入力端子13aに入力されるようになっている。なお、サラウンド信号生成部3においては、右信号及び左信号が入力され、その差信号を生成する差信号用加算器7bの出力信号が、サラウンド信号用残響信号生成手段8bの第1の入力端子13aに入力されるようになっている。
【0019】
センタ信号用残響信号生成手段8aは、和信号用加算器7aの出力信号を基に、その出力信号について位相差のある複数の信号を生成し、これらを加算することでセンタ信号を生成するようになっているものである。なお、サラウンド信号用残響信号生成手段8bの場合は、差信号用加算器7bの出力信号を基に、その出力信号について位相差のある複数の信号を生成し、これらを加算することでサラウンド信号を生成するようになっているものである。
【0020】
このような機能を有するセンタ信号用残響信号生成手段8a(サラウンド信号用残響信号生成手段8b)の具体的な構成例としては、例えば、図2に示されたようなものが好適である。なお、センタ信号用残響信号生成手段8aの構成とサラウンド信号用残響信号生成手段8bの構成は、基本的に同一であるので、以下の構成例の説明においては、センタ信号用残響信号生成手段8aを構成する構成要素の後ろに括弧書きで、サラウンド信号用残響信号生成手段8bを構成する構成要素と番号を記して、サラウンド信号用残響信号生成手段8bの構成の説明に代えることとする。すなわち、センタ信号用残響信号生成手段8a(サラウンド信号用残響信号生成手段8b)は、センタ信号側残響信号用遅延器14a(サラウンド信号側残響信号用遅延器14b)と、複数のセンタ側残響信号用乗算器15a(サラウンド側残響信号用乗算器15b)と、複数のセンタ側残響信号用加算器16a(サラウンド側残響信号用加算器16b)と、センタ側残響信号用フィルタ17a(サラウンド側残響信号用フィルタ17b)と、センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18a(サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段18b)とを具備して構成されてなるものである。センタ信号側残響信号用遅延器14a(サラウンド信号側残響信号用遅延器14b)は、第1の入力端子13aから入力された信号に対して遅延された信号を出力するようになっている公知・周知のもので、複数の出力端子を有しており、それぞれの出力端子から所望の遅延時間で遅延信号を得ることができるようになっているものである。一般的には、所定の遅延時間間隔でそれぞれの出力端子から遅延信号が得られるようになっており、入力信号がアナログ信号の場合には、例えば、いわゆる遅延線を用いてなるものや、CCD素子を用いてなるもの等種々の公知・周知の素子により構成できるものである。また、入力信号がディジタル信号の場合には、いわゆるICメモリを用いて構成されたものが好適である。すなわち、このICメモリを用いてなるものは、ディジタル信号が入力される度毎に個々の記憶領域に当該ディジタル信号が記憶されてゆくようになっていると共に、ディジタル信号が記憶された記憶領域のいわゆるアドレスを指定することにより所望の遅延時間の信号の読み出しができるようになっているものである。例えば、図2においては、紙面右側に位置するセンタ信号側残響信号用遅延器14a(サラウンド信号側残響信号用遅延器14b)の出力端ほど、より遅延時間の大きな信号が得られるようになっている。
【0021】
複数のセンタ側残響信号用乗算器15a(サラウンド側残響信号用乗算器15b)は、センタ信号側残響信号用遅延器14a(サラウンド信号側残響信号用遅延器14b)の出力端子の数に対応して設けられており、各センタ側残響信号用乗算器15a(サラウンド側残響信号用乗算器15b)は、例えば、入力信号に対して同一の定数(または、それぞれ異なる定数)を乗ずるような構成となっており、その出力信号は、複数のセンタ側残響信号用加算器16a(サラウンド側残響信号用加算器16b)に入力されるようになっている。すなわち、複数のセンタ側残響信号用加算器16a(サラウンド側残響信号用加算器16b)は、複数のセンタ側残響信号用乗算器15a(サラウンド側残響信号用乗算器15b)を介した遅延信号を、その遅延時間が小さいものから順に累積するような接続となっており、最終の加算結果は、センタ側残響信号用フィルタ17a(サラウンド側残響信号用フィルタ17b)に入力されるようになっている。したがって、このような構成故に、複数のセンタ側残響信号用加算器16a(サラウンド側残響信号用加算器16b)は、先の複数のセンタ側残響信号用乗算器15a(サラウンド側残響信号用乗算器15b)の数より1つ少なく設けられているものである。なお、複数のセンタ側残響信号用乗算器15aは、センタ信号側残響信号用乗算手段を、サラウンド側残響信号用乗算器15bは、サラウンド信号側残響信号用乗算手段を、それぞれ実現するものとなっている。また、複数のセンタ側残響信号用加算器16aは、センタ信号側残響信号用加算手段を、サラウンド側残響信号用加算器16bは、サラウンド信号側残響信号用加算手段を、それぞれ実現するものとなっている。
【0022】
センタ側残響信号用フィルタ17a(サラウンド側残響信号用フィルタ17b)は、上述したセンタ信号側残響信号用遅延器14a(サラウンド信号側残響信号用遅延器14b)、複数のセンタ側残響信号用乗算器15a(サラウンド側残響信号用乗算器15b)及び複数のセンタ側残響信号用加算器16a(サラウンド側残響信号用加算器16b)の処理過程で乗ずる本来不要な信号成分の除去のために、または、特定の周波数帯域の信号のみを通過させるために設けられるもので、公知・周知の構成を有するものである。センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18a(サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段18b)は、外部からの制御信号によって、利得が可変可能に構成されてなる公知・周知の構成を有するもので、後述するセンタ信号用積分手段9a(またはサラウンド信号用積分手段9b)の出力信号が第2の入力端子13bを介して制御信号として入力されるようになっている。そして、センタ側残響信号用フィルタ17a(サラウンド側残響信号用フィルタ17b)の出力信号は、センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18a(サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段18b)の第2の入力端子13bを介して入力された制御信号に応じて定まる利得でセンタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18a(サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段18b)によって増幅、出力されるようになっている。
【0023】
センタ信号用残響信号生成手段8a(サラウンド信号用残響信号生成手段8b)の出力信号は、センタ信号(サラウンド信号用残響信号生成手段8bにおいてはサラウンド信号)として外部へ出力されると共に、センタ信号用絶対値回路10a(サラウンド信号用絶対値回路10b)に入力され絶対値化されて、センタ信号用加算器12a(サラウンド信号用加算器12b)に入力されるようになっている。センタ信号用加算器12a(サラウンド信号用加算器12b)には、センタ信号用乗算器11a(サラウンド信号用乗算器11b)からの信号も印加されるようになっており、このセンタ信号用乗算器11a(サラウンド信号用乗算器11b)からは、先の共通演算用加算器6からの信号に所定の定数を乗じた信号が出力されるようになっている。
【0024】
そして、このセンタ信号用加算器12a(サラウンド信号用加算器12b)からは、センタ信号用乗算器11a(サラウンド信号用乗算器11b)の出力信号からセンタ信号用絶対値回路10a(サラウンド信号用絶対値回路10b)の出力信号を差し引いたに等しい信号が得られるようになっている。すなわち、換言すれば、先の共通演算用加算器6の出力信号が|L|+|R|と、センタ信号用乗算器11aの乗算における定数が例えばk1と、センタ信号用絶対値回路10aの出力信号が|C|と、それぞれ表されるとすると、センタ信号用加算器12aからは、k1×(|L|+|R|)−|C|と表される出力信号が得られることとなる。なお、同様にしてサラウンド信号用加算器12bからは、k2×(|L|+|R|)−|S|と表される出力信号が得られることとなる。なお、ここで、k2は、サラウンド信号用乗算器11bにおける定数であり、|S|は、サラウンド信号用絶対値回路10bの出力信号である。このようなセンタ信号用加算器12a(サラウンド信号用加算器12b)の出力信号は、センタ信号用積分手段9a(サラウンド信号用積分手段9b)に入力されて、積分され、先のセンタ信号用残響信号生成手段8a(サラウンド信号用残響信号生成手段8b)の制御信号として第2の入力端子13bへ印加されるようになっている。なお、上述した共通演算部1と、センタ信号用絶対値回路10aと、センタ信号用乗算器11aと、センタ信号用加算器12aとで構成された部分は、第1の被積分信号算出手段を実現するものとなっており、また、共通演算部1と、サラウンド信号用絶対値回路10bと、サラウンド信号用乗算器11bと、サラウンド信号用加算器12bとで構成された部分は、第2の被積分信号算出手段を実現するものとなっている。
【0025】
このセンタ信号用積分手段9a及びサラウンド信号用積分手段9bは、基本的に同一構成を有してなるもので、その構成を図1に示された構成例に基づいて以下説明するが、以下の構成例の説明においては、センタ信号用積分手段9aを構成する構成要素の後ろに括弧書きで、サラウンド信号用積分手段9bを構成する構成要素と番号を記して、サラウンド信号用積分手段9bの構成の説明に代えることとする。このセンタ信号用積分手段9a(サラウンド信号用積分手段9b)は、例えば、センタ信号側積分用乗算器19a(サラウンド信号側積分用乗算器19b)と、センタ信号側積分用加算器20a(サラウンド信号側積分用加算器20b)と、センタ信号側積分用遅延素子21a(サラウンド信号側積分用遅延素子21b)とを具備してなるもので、センタ信号側積分用加算器20a(サラウンド信号側積分用加算器20b)には、センタ信号側積分用乗算器19a(サラウンド信号側積分用乗算器19b)の出力信号と、センタ信号側積分用遅延素子21a(サラウンド信号側積分用遅延素子21b)の出力信号とが入力されて、互いに足し合わされるようになっている。そして、このセンタ信号側積分用加算器20a(サラウンド信号側積分用加算器20b)の出力信号は、センタ信号側積分用遅延素子21a(サラウンド信号側積分用遅延素子21b)の入力段へフィードバックされる一方、センタ信号用残響信号生成手段8a(サラウンド信号用残響信号生成手段8b)の第2の入力端子13bへ印加されるようになっているものである。なお、センタ信号側積分用遅延素子21a(サラウンド信号側積分用遅延素子21b)は、このセンタ信号用積分手段9a(サラウンド信号用積分手段9b)へ入力される信号がディジタル信号である場合には、センタ信号側積分用遅延素子21a(サラウンド信号側積分用遅延素子21b)の入力信号に対して、いわゆる1サンプリング時間の遅延を与えるものが用いられることとなる。
【0026】
次に、上記構成におけるこのサラウンド回路の動作について説明する。まず、センタ信号用残響信号生成手段8aにおいては、右信号及び左信号の和信号を基に、センタ信号側残響信号用遅延器14aによって生成された複数の位相遅れを有する和信号が合成されることによりセンタ信号が生成されるようになっており、この点は、従来からのセンタ信号の生成原理と変わるところがないものである。しかしながら、本発明の実施の形態においては、センタ信号用残響信号生成手段8aの終段には、センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18aが設けられているため、出力されるセンタ信号のレベルは次のように変化するものとなり、この点が特に従来と異なることとなるものである。すなわち、センタ信号用残響信号生成手段8aのセンタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18aの利得を制御する信号は、センタ信号用加算器12aの出力信号である(k1×(|L|+|R|)−|C|)を時間積分したものであるので、センタ信号用残響信号生成手段8aのセンタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18aの利得は、右信号及び左信号の和信号のレベルに対して一定の比を有するものとなり、センタ信号は、右信号及び左信号のレベルに応じたレベルで出力されることとなる。また、右信号及び左信号が途切れた場合には、積分出力は、上述の式から解るように負の信号となるため、センタ信号用残響信号生成手段8aのセンタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18aの利得が抑圧されるように作用することとなり、そのため、センタ信号は殆ど出力されなくなる。
【0027】
サラウンド信号についても、基本的には、上述したセンタ信号の場合と同様である。すなわち、まず、サラウンド信号用残響信号生成手段8bにおいては、右信号と左信号との差信号を基に、サラウンド信号側残響信号用遅延器14bによって生成された複数の位相遅れを有する差信号が合成されることによりサラウンド信号が生成されるようになっており、この点は、従来からのサラウンド信号の生成原理と変わるところがないものである。しかしながら、本発明の実施の形態においては、サラウンド信号用残響信号生成手段8bの終段には、サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段18bが設けられているため、出力されるサラウンド信号のレベルは次のように変化するものとなり、この点が特に従来と異なることとなるものである。すなわち、サラウンド信号用残響信号生成手段8bのセンタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18bの利得を制御する信号は、サラウンド信号用加算器12bの出力信号である(k2×(|L|+|R|)−|S|)を時間積分したものであるので、サラウンド信号用残響信号生成手段8bのセンタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18bの利得は、右信号及び左信号の和信号のレベルに対して一定の比を有するものとなり、サラウンド信号は、右信号及び左信号のレベルに応じたレベルで出力されることとなる。また、右信号及び左信号が途切れた場合には、積分出力は、上述の式から解るように負の信号となるため、サラウンド信号用残響信号生成手段8bのセンタ信号側残響信号用利得可変増幅手段18bの利得が抑圧されるように作用することとなり、そのため、サラウンド信号は殆ど出力されなくなる。
【0028】
上述した発明の実施の形態においては、各構成要素が、それぞれ別個のハードウェアにより構成されたものであるかのように説明したが、必ずしも別個にハードウェアで構成される必要はなく、実際的には、いわゆるDSP(Digital Signal Processor)を用い、上述した各構成要素の機能を果たすようなプログラムを搭載して構成されたものが、汎用性が高く、構成も簡素になるためより好適である。
【0029】
以上、述べたように、本発明によれば、入力信号としての右信号及び左信号のレベルの変化に応じたいわゆる残響信号を得ることができ、また、入力信号が途切れた際には、残響信号の出力レベルが抑圧されるような構成とすることにより、従来と異なり、入力信号のレベルが変化しないにも関わらず、残響信号のレベルが変動するようなことがなくなり、さらに、入力信号が途切れた際には、従来と異なり、残響信号のみがそれ以前と同様のレベルで出力されるようなことがなくなるので、違和感のない良好なサラウンド効果を得ることができる。また、残響信号生成手段において、フィルタを設け、残響信号の周波数帯域を限定するような場合においても、残響信号生成手段の終段において、出力レベルが入力信号としての右信号及び左信号のレベルの変化に応じたものとなるように構成されているので、従来と異なり、フィルタを設計する際、スペクトラム量の違いに起因する出力レベルの変動を考慮必要がなくなるので、フィルタの設計条件を緩和することができ、より設計作業が容易となり、ひいては回路全体の構成の簡素化、低価格化に寄与することができることとなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるサラウンド回路の構成例を示す構成図である。
【図2】図1に示されたサラウンド回路において用いられるセンタ信号用残響信号生成手段及びサラウンド信号用残響信号生成手段の構成例を示す構成図である。
【図3】従来のサラウンド回路の構成例を示す構成図である。
【図4】図3に示されたサラウンド回路において用いられる第1及び第2の残響信号生成回路の構成例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…共通演算部
2…センタ信号生成部
3…サラウンド信号生成部
8a…センタ信号用残響信号生成手段
8b…サラウンド信号用残響信号生成手段
9a…センタ信号用積分手段
9b…サラウンド信号用積分手段
14a…センタ信号側残響信号用遅延器
14b…サラウンド信号側残響信号用遅延器
18a…センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段
18b…サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段
19a…センタ信号側積分用乗算器
19b…サラウンド信号側積分用乗算器
20a…センタ信号側積分用加算器
20b…サラウンド信号側積分用加算器
21a…センタ信号側積分用遅延素子
21b…サラウンド信号側積分用遅延素子

Claims (4)

  1. ステレオ信号を構成する右信号及び左信号が入力され、前記右信号及び前記左信号に基づく位相の異なる複数の信号を生成し、合成することにより残響信号を生成する残響信号生成手段を有してなるサラウンド回路であって、
    前記残響信号生成手段の終段に設けられ、制御信号に応じて利得が設定される利得可変増幅手段と、
    前記右信号と前記左信号の和信号と前記利得可変増幅手段の出力信号との差を積分し、その積分結果を前記利得可変増幅手段の前記制御信号として出力する積分演算手段と、
    を具備してなり、
    前記利得可変増幅手段の制御信号入力端子には前記積分演算手段の出力が接続されてなることを特徴とするサラウンド回路。
  2. 前記利得可変増幅手段は、センサ信号側残響信号用利得可変増幅手段と、サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段とを具備してなり、
    前記残響信号生成手段は、センタ信号用残響信号生成手段と、サラウンド信号用残響信号生成手段とを具備してなり、
    前記センタ信号用残響信号生成手段は、
    前記右信号と前記左信号との和を算出する和信号用加算器と、
    前記和信号用加算器の出力信号に対して遅延を施して、遅延時間の異なる複数の遅延信号を出力するセンタ信号側残響信号用遅延器と、
    該センタ信号側残響信号用遅延器の複数の出力に対して、それぞれ所定の定数を乗じて出力するセンタ信号側残響信号用乗算手段と、
    該センタ信号側残響信号用乗算手段の各出力信号を遅延時間の小さい順に累積加算するセンタ信号側残響信号用加算手段と、
    前記センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段と、
    を具備してなり、
    該センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段の入力段には前記センタ信号側残響信号用加算手段の出力段が接続され、
    前記サラウンド信号用残響信号生成手段は、
    前記右信号と前記左信号との差を算出する差信号用加算器と、
    前記差信号用加算器の出力信号に対して遅延を施して、遅延時間の異なる複数の遅延信号を出力するサラウンド信号側残響信号用遅延器と、
    該サラウンド信号側残響信号用遅延器の複数の出力に対して、それぞれ所定の定数を乗じて出力するサラウンド信号側残響信号用乗算手段と、
    サラウンド信号側残響信号用乗算手段の各出力信号を遅延時間の小さい順に累積加算するサラウンド信号側残響信号用加算手段と、
    前記サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段と、
    を具備してなり、
    該サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段の入力段には前記サラウンド信号側残響信号用加算手段の出力段が接続されてなることを特徴とする請求項1記載のサラウンド回路。
  3. 前記積分演算手段は、前記右信号と前記左信号の和信号とセンタ信号用残響信号生成手段の出力信号との差を算出する第1の被積分信号算出手段と、
    該第1の被積分信号算出手段の出力信号を時間積分するセンタ信号用積分手段と、
    前記右信号と前記左信号の和信号と前記サラウンド信号用残響信号生成手段の出力信号との差を算出する第2の被積分信号算出手段と、
    該第2の被積分信号算出手段の出力信号を時間積分するサラウンド信号用積分手段と、
    を具備してなることを特徴とする請求項2記載のサラウンド回路。
  4. 前記センタ信号用積分手段は、入力信号を所定時間遅延させるセンタ信号側積分用遅延素子と、2つの信号の加算を行うセンタ信号側積分用加算器と、を具備してなり、
    前記センタ信号側積分用加算器の一方の入力段には、前記第1の被積分信号算出手段の出力信号が、前記センタ信号側積分用加算器の他方の入力段には、前記センタ信号側積分用遅延素子の出力信号が、それぞれ入力され、前記センタ信号側積分用加算器の出力信号が前記センタ信号側残響信号用利得可変増幅手段の制御信号として出力されると共に、
    前記センタ信号側積分用加算器の出力信号は、前記センタ信号側積分用遅延素子へフィードバック入力されてなり、
    前記サラウンド信号用積分手段は、入力信号を所定時間遅延させるサラウンド信号側積分用遅延素子と、2つの信号の加算を行うサラウンド信号側積分用加算器と、を具備してなり、
    前記サラウンド信号側積分用加算器の一方の入力段には、前記第2の被積分信号算出手段の出力信号が、前記サラウンド信号側積分用加算器の他方の入力段には、前記サラウンド信号側積分用遅延素子の出力信号が、それぞれ入力され、前記サラウンド信号側積分用加算器の出力信号が前記サラウンド信号側残響信号用利得可変増幅手段の制御信号として出力されると共に、
    前記サラウンド信号側積分用加算器の出力信号は、前記サラウンド信号側積分用遅延素子へフィードバック入力されてなることを特徴とする請求項3記載のサラウンド回路。
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