JP2517702B2 - イコライザ装置 - Google Patents

イコライザ装置

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JP2517702B2
JP2517702B2 JP3897684A JP3897684A JP2517702B2 JP 2517702 B2 JP2517702 B2 JP 2517702B2 JP 3897684 A JP3897684 A JP 3897684A JP 3897684 A JP3897684 A JP 3897684A JP 2517702 B2 JP2517702 B2 JP 2517702B2
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signal
setting means
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multiplication
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直久 北里
修 浜田
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えばディジタル化されたオーディオ信号
を、所望の特性で処理する際に使用されるイコライザ装
置に関する。
背景技術とその問題点 例えばオーディオ信号をディジタル化し、このディジ
タル信号を演算処理して各種フィルタ等の特性を得るこ
とができる。第1図はそのための基本的な構成例を示
し、図において入力端子(1)からのディジタル・オー
ディオ信号が乗算係数Kの乗算器(2)、加算器
(3),(4)を通じて出力端子(5)に出力される。
この加算器(3),(4)の間の信号が、それぞれ遅延
量Z-1の遅延回路(61),(62)・・・(6n)の継続回
路に供給される。これらの遅延回路(61)〜(6n)の出
力がそれぞれ乗算係数a1,a2・・・anの乗算器(71),
(72)・・・(7n)を通じて前方の加算器(4)に供給
される。また遅延回路(61),(62)・・・(6n)の出
力がそれぞれ乗算係数b1,b2・・・bnの乗算器(81),
(82)・・・(8n)を通じて後方の加算器(3)に供給
される。
この回路において、入力端子(1)から出力端子
(5)までの伝達関数は、 で表される。従って上述のK,a1〜an,b1〜bnの各係数を
変更することにより、任意の周波数特性のローパスフィ
ルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ等のフィ
ルタを得ることができる。
そこで上述の回路を複数段(例えば8段)縦続に接続
し、それぞれの回路の特性を第2図に示すように、それ
ぞれ任意の周波数帯域f1〜f8で変化し他はフラットな特
性とすると共に、この変化点の増幅または減衰のレベル
をそれぞれ独立に調整できるようにすることで、いわゆ
るグラフィックイコライザを構成することができる。
これによれば、全ての処理をディジタルで行っている
ので、実用化されているPCMオーディオ信号等の処理を
行う場合に、従来のアナログ処理によって生じる音質劣
化等のおそれがなく、良好かつ正確な処理を容易に行う
ことができる。
ところで、例えば上述のグラフィックイコライザを構
成した場合に、乗算器(2)の乗算係数Kを調整するこ
とによって処理された信号の全体のレベルを調整し、い
わゆるメインボリュームとすることができる。
これに対して、設定された特性の傾向を保ったまま
で、その特性の割合を変更または反転して特殊効果を得
る要求が出された。すなわち従来このような特殊効果を
得るには、それぞれの帯域ごとに独立に設けられた設定
手段を一つづつ所望の割合で変更しなければならず、事
実上このような調整は不可能であった。
発明の目的 本発明はこのような点にかんがみ、容易に特性の割合
の変更を行えるようにするものである。
発明の概要 本発明は、信号帯域を分割した複数の周波数帯域ごと
に設けられたそれぞれ遅延手段と乗算手段とを有する複
数のディジタルフィルタ(DSP(10))と、上記周波数
帯域ごとにその帯域の信号の増幅または減衰のレベルを
それぞれ設定するための複数の第1の特性設定手段と
(ボリューム(141)〜(148))と、上記周波数帯域ご
とにその帯域の信号の増幅または減衰のレベルがそれぞ
れ所望の値となるような上記乗算手段の係数を記憶した
係数テーブル(ROM(15))とを有し、上記係数テーブ
ルは上記第1の特性設定手段からの第1の設定値により
その記憶された係数を検索し、この検索された係数にて
上記ディジタルフィルタの乗算手段の乗算を行うことに
より所望の特性を得るようにされたイコライザ装置にお
いて、第2の特性設定手段(ボリューム(14e))を設
け、この第2の特性設定手段からの第2の設定値を上記
複数の第1の特性設定手段からの複数の第1の設定値に
それぞれ乗算(CPU(13))し、上記第1の設定値の代
わりに上記乗算された値により上記係数テーブルに記憶
された係数を検索し、この検索された新たな係数にて上
記ディジタルフィルタの乗算手段の乗算を行うようにし
たことを特徴とするイコライザ装置であって、これによ
れば容易に特性の割合の変更が行われる。
実施例 ところで上述の回路を形成する場合に、現実には乗算
器、加算器、係数用のレジスタ等を内蔵するディジタル
信号処理ユニット(DSP)を用いる。
すなわち第3図において、入力端子(1)からのデー
タがDSP(10)に供給され、このDSP(10)から出力端子
(5)に出力される。このDSP(10)にデータの記憶遅
延用のランダムアクセスメモリ(RAM)(11)が接続さ
れ、またこのRAM(11)を制御するメモリ制御ユニット
(MCU)(12)が設けられる。このMCU(12)には、DSP
(10)からの状態を示す信号と、ホストCPU(13)から
の制御信号が供給され、これらの信号に従ってRAM(1
1)のアドレスが制御される。さらに例えばイコライザ
特性の調整手段となるボリューム(141),(142)・・
・(148)からの調整位置を示す信号がCPU(13)に供給
される。そしてこれらのボリューム(141)〜(148)か
らの信号に応じて、その特性に必要な係数(a,b)が係
数テーブルとなるリードオンリーメモリ(ROM)(15)
を検索して取り出され、この係数及び制御信号がDSP(1
0)及びMCU(12)に供給される。
これによって例えば上述のグラフィックイコライザの
動作が行われる。
さらにこの装置において、信号全体のレベルを調整す
るボリューム(14g)及び特性の割合を変更するボリュ
ーム(14e)が設けられる。このボリューム(14g)から
の信号がCPU(13)に供給され、この信号にてKの値が
変更される。またボリューム(14e)からの信号がCPU
(13)に供給される。
そしてこの装置において、CPU(13)での制御プログ
ラムに、以下のようなプログラムが設けられる。第4図
はフローチャートを示し、図においてボリューム(14
e)が変更されると、メインルーチンからジャンプして
以下のサブルーチンがスタートされる。
まずステップ〔1〕にてボリューム(141)〜(148
及び(14e)の値V1〜V8,Veが読込まれる。
次にステップ〔2〕にて読込まれた各値について Ve×Vi(i=1〜8)→Vi が演算される。
さらにステップ〔3〕にてViの値を用いて係数テーブ
ルが検索される。
次にステップ〔4〕にて取り出された係数がDSP(1
0)にセットされる。そしてメインルーチンへリターン
される。
こうして特性の変更が行われるわけであるが、上述に
よれば、ボリューム(14e)の変更によってボリューム
(141)〜(148)の設定値を任意の割合に変化させるこ
とがてき、特性の傾向を保ったままでその特性の割合を
変更または反転することができる。例えば第5図に示す
ように、Ve=1として任意の特性を定めた後に、Veを変
更してそれぞれVe=0.5〜−1のような特性を得ること
ができる。
すなわち上述の装置において、ROM(15)の係数テー
ブルには、ボリューム(141)〜(148)の第1の特性設
定手段からの第1の設定値に対して、DSP(10)の各周
波数帯域ごとのディジタルフィルタの対応する帯域の信
号の増幅または減衰のレベルがそれぞれ所望の値となる
ような各乗算手段の係数が記憶されている。
そこで上述の装置において、第2の設定値を各第1の
設定値にそれぞれ乗算し、第1の設定値の代わりに乗算
された値により係数テーブルに記憶された係数を検索
し、この検索された新たな係数によってディジタルフィ
ルタの乗算手段の乗算を行うことによって、各周波数帯
域ごとの信号の増幅または減衰のレベルが第2の設定値
の割合で変化され、特性の傾向を保ったままで特性の割
合の変更を行うことができる。
これによっていわゆるミキシングエンジニアの音作り
のための音質表現の自由度を増すことができる。
発明の効果 本発明によれば、容易に特性の割合の変更を行うこと
ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は背景技術の説明のための図、第3図は
本発明の一例の構成図、第4図、第5図はその説明のた
めの図である。 (1)は入力端子、(5)は出力端子、(10)はディジ
タル信号処理ユニット、(13)はホストCPU、(141)〜
(148)、(14g)、(14e)は設定用ボリューム、(1
5)は係数テーブル用リードオンリーメモリである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号帯域を分割した複数の周波数帯域ごと
    に設けられたそれぞれ遅延手段と乗算手段とを有する複
    数のディジタルフィルタと、 上記周波数帯域ごとにその帯域の信号の増幅または減衰
    のレベルをそれぞれ設定するための複数の第1の特性設
    定手段と、 上記周波数帯域ごとにその帯域の信号の増幅または減衰
    のレベルがそれぞれ所望の値となるような上記乗算手段
    の係数を記憶した係数テーブルとを有し、 上記係数テーブルは上記第1の特性設定手段からの第1
    の設定値によりその記憶された係数を検索し、 この検索された係数にて上記ディジタルフィルタの乗算
    手段の乗算を行うことにより所望の特性を得るようにさ
    れたイコライザ装置において、 第2の特性設定手段を設け、 この第2の特性設定手段からの第2の設定値を上記複数
    の第1の特性設定手段からの複数の第1の設定値にそれ
    ぞれ乗算し、 上記第1の設定値の代わりに上記乗算された値により上
    記係数テーブルに記憶された係数を検索し、 この検索された新たな係数にて上記ディジタルフィルタ
    の乗算手段の乗算を行うようにしたことを特徴とするイ
    コライザ装置。
JP3897684A 1984-03-01 1984-03-01 イコライザ装置 Expired - Lifetime JP2517702B2 (ja)

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JPS60182815A JPS60182815A (ja) 1985-09-18
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JPS62114335A (ja) * 1985-11-13 1987-05-26 Fujitsu Ten Ltd 車載用受信機
JPH069029B2 (ja) * 1986-02-18 1994-02-02 沖電気工業株式会社 デイジタル信号処理プロセツサ

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