JP2594769B2 - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2594769B2
JP2594769B2 JP26569794A JP26569794A JP2594769B2 JP 2594769 B2 JP2594769 B2 JP 2594769B2 JP 26569794 A JP26569794 A JP 26569794A JP 26569794 A JP26569794 A JP 26569794A JP 2594769 B2 JP2594769 B2 JP 2594769B2
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文一 大久保
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の受信装置は、その一例のブロック
図が図11に示されるように、アンテナ入力端子1およ
び出力端子11に対応して、高周波増幅回路2と、同調
回路3と、レベル検出回路4と、中間周波変換回路7
と、帯域通過フィルタ(以下、BPFと云う)8と、中
間周波増幅・検波回路9とを備えて構成されており、レ
ベル検出回路4によるAGC機能が適用されている。図
11において、アンテナ入力端子1より入力される受信
信号101は、高周波増幅回路2に入力されて増幅さ
れ、出力される受信信号102は同調回路3に入力され
て、所望の受信周波数信号103が選択されて出力され
る。受信周波数信号103は、中間周波変換回路7に入
力されるとともにレベル検出回路4に入力される。
【0003】レベル検出回路4においては、受信周波数
信号103の入力を受けて、その受信周波数信号103
のレベルが検出され、当該検出レベルに対応する利得制
御信号105が生成されて出力され、高周波増幅回路2
に入力される。高周波増幅回路2においては、利得制御
信号105により、受信信号101に対する利得が制御
されて、同調回路3より選択されて出力される受信周波
数信号103のレベルが所定のレベル値に保持されるよ
うに作用している。即ちレベル検出回路4によるAGC
機能が付与されている。
【0004】他方において、同調回路3より出力されて
中間周波変換回路7に入力される受信周波数信号103
は、中間周波変換回路7において所定の中間周波数に変
換され、中間周波数信号109として出力されて、当該
中間周波数を特性の中心周波数とするBPF8に入力さ
れる。このBPF8より出力される中間周波信号110
は、中間周波増幅・検波回路9に入力され、中間周波増
幅・検波回路9において増幅検波されて復調信号111
が出力され、出力端子11を介して外部に出力される。
復調信号111としては、音声信号を含む各種の信号が
出力される。
【0005】上述のように、AGC回路を形成するレベ
ル検出回路4による帰還制御作用により、同調回路3よ
り出力される受信周波数信号103の信号レベルが一定
に保持されるが、例えば、AM放送等を受信する場合に
は、一般にアンテナ入力端子1における受信信号の受信
レベルは、随時変動しており、当該AM放送を受信しよ
うとするAM受信装置により安定した受信レベルを得る
ためには、前記AGC回路は、AM受信装置にとって不
可欠な構成要素となっている。このように、受信レベル
が随時変動しているAM放送を受信する場合には、従来
のAGC回路を有する受信装置における受信帯域特性
は、同調回路3とBPF8における周波数特性により規
定されている。一般に、同調回路3の帯域特性は、図1
2に一例が示されるように、中心周波数に対して±20
0kHz程度であり、帯域特性が中心周波数に対して±
30kHz程度のBPF8に比較して帯域幅が広くとら
れている。従って、実質的には、BPF8の帯域特性に
より受信装置の受信帯域特性が決定される。
【0006】また、他方において、従来の受信装置にお
けるAGC回路においては、中間周波数変換回路7に入
力される受信周波数信号103の信号レベルがレベル検
出回路4において検出され、レベル検出回路4より出力
される利得制御信号105により、高周波増幅回路2お
いて信号レベルを制御されて出力される受信信号102
の周波数特性は、当該受信信号102が入力される同調
回路3の帯域特性により規定されて、受信周波数信号1
03として出力される。即ち、受信信号102の周波数
特性が同調回路3の帯域特性内に含まれる場合には、受
信信号102が希望受信信号以外の信号であっても同調
回路3を経由して出力される。図12に示される同調回
路3の帯域特性に見られるように、通常、同調回路3の
通過特性は±200kHz程度であり、これ以上の帯域
制限に関する精度向上については、同調回路3の構成内
容の増加ならびに調整工数の増大等を招くという問題が
あり、その対応策の策定は困難である。このために、所
望の同調周波数信号より±200kHz程度離調した周
波数の他の放送局が存在するような場合にも、受信装置
におけるAGC動作としては、当該離調した受信周波数
に対しても、希望周波数信号受信時の場合と同様に動作
する。これにより、他の放送局による妨害信号によって
希望受信信号の信号レベルが抑圧される状態となり、図
13に示されるように、妨害信号レベルの増大に伴ない
妨害音声および雑音等のレベルが増大する状態となり、
BPF8において或る程度は除去されはするものの、出
力端子11からは、前記妨害音声および雑音等のレベル
の介在する復調信号111が出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の受信装
置においては、同調回路より出力される受信周波数信号
の信号レベルを検出し、当該受信周波数信号の信号レベ
ルを参照して高周波増幅回路の利得を制御調整している
ために、同調回路において除去することのできない所望
の受信信号以外の他局等による妨害信号によってもAG
C機能が動作する状態となり、当該AGC機能により所
望の受信信号レベルが著しく抑圧されて、当該復調信号
に妨害信号等の雑音信号が相当レベルにて介在し、当該
復調信号のの品質が著しく阻害されるという欠点があ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の受信装置
は、アンテナを介して受信される受信信号を入力して、
当該受信信号を所定の周波数帯域にわたり増幅して出力
する高周波増幅手段と、前記受信信号とともに妨害信号
が受信される場合に、当該妨害信号の受信レベルを検出
して、妨害信号受信レベルにより規定される特定の第1
の制御信号を生成して出力する妨害信号検出手段と、前
記高周波増幅手段より出力される受信信号を入力して、
当該受信信号の振幅レベルを所定レベルに制限して所定
の振幅制限信号を生成し、前記特定の第1の制御信号に
より出力レベルを制御されて出力する振幅制限手段と、
前記高周波増幅手段より出力される受信信号と、前記振
幅制限手段より出力される振幅制限信号とを入力し、前
記受信信号より前記振幅制限信号を減算して、復調対象
の受信信号として出力する信号減算手段と、前記信号減
算手段より出力される受信信号を入力して当該受信信号
レベルを検出し、当該受信信号レベルにより規定される
特定の第2の制御信号を生成して、前記高周波増幅手段
に対する利得制御信号として出力する受信信号レベル検
出手段と、前記信号減算手段より出力される受信信号を
入力して中間周波信号に変換し、当該中間周波信号を増
幅し、検波して所定の復調信号を出力する手段と、を少
なくとも備えて構成される。
【0009】また、第2の発明の受信装置は、アンテナ
を介して受信される受信信号を入力して、当該受信信号
を所定の周波数帯域にわたり増幅して出力する高周波増
幅手段と、前記高周波増幅手段より出力される受信信号
を入力して、当該受信信号の振幅レベルを所定レベルに
制限して所定の振幅制限信号を生成し、特定の第1の制
御信号により出力レベルを制御されて出力する振幅制限
手段と、前記高周波増幅手段より出力される受信信号
と、前記振幅制限手段より出力される振幅制限信号とを
入力し、前記受信信号より前記振幅制限信号を減算し
て、復調対象の受信信号として出力する信号減算手段
と、前記信号減算手段より出力される受信信号を入力し
て当該受信信号レベルを検出し、当該受信信号レベルに
より規定される特定の第2の制御信号を生成して、前記
高周波増幅手段に対する利得制御信号として出力する受
信信号レベル検出手段と、前記信号減算手段より出力さ
れる受信信号を入力して中間周波信号に変換して出力す
る中間周波変換手段と、前記中間周波変換手段より出力
される中間周波信号を入力して、当該中間周波信号に含
まれる妨害信号受信レベルを検出して、当該妨害信号受
信レベルにより規定される前記特定の第1の制御信号を
生成して出力する妨害信号検出手段と、前記中間周波変
換手段より出力される中間周波信号を入力して、当該中
間周波信号を増幅し、検波して所定の復調信号を出力す
る手段と、を少なくとも備えて構成される。
【0010】そして、第3の発明の受信装置は、アンテ
ナを介して受信される受信信号を入力して、当該受信信
号を所定の周波数帯域にわたり増幅して出力する高周波
増幅手段と、前記高周波増幅手段より出力される受信信
号を入力して、当該受信信号の振幅レベルを所定レベル
に制限して所定の振幅制限信号を生成し、特定の第1の
制御信号により出力レベルを制御されて出力する振幅制
限手段と、前記高周波増幅手段より出力される受信信号
と、前記振幅制限手段より出力される振幅制限信号とを
入力し、前記受信信号より前記振幅制限信号を減算し
て、復調対象の受信信号として出力する信号減算手段
と、前記信号減算手段より出力される受信信号を入力し
て当該受信信号レベルを検出し、当該受信信号レベルに
より規定される特定の第2の制御信号を生成して、前記
高周波増幅手段に対する利得制御信号として出力する受
信信号レベル検出手段と、前記信号減算手段より出力さ
れる受信信号を入力して中間周波信号に変換して出力す
る中間周波変換手段と、前記中間周波変換手段より出力
される中間周波信号を入力して、当該中間周波信号の周
波数成分を有効に通過させて出力する帯域通過特性を有
する帯域通過フィルタ手段と、前記帯域通過フィルタ手
段の入力端ならびに出力端における中間周波信号を入力
して、中間周波信号に含まれる妨害受信信号レベルを検
出し、当該妨害受信信号レベルにより規定される前記特
定の第1の制御信号を生成して出力する妨害信号検出手
段と、前記帯域通過フィルタ手段より出力される中間周
波信号を入力して、当該中間周波信号を増幅し、検波し
て所定の復調信号を出力する手段と、を少なくとも備え
て構成される。
【0011】なお、前記第1、第2および第3の発明に
おいて、前記振幅制限手段は、前記高周波増幅手段より
出力される受信信号を入力して、前記受信信号の振幅制
限信号を生成して出力する振幅制限回路と、当該振幅制
限回路より出力される振幅制限された信号を入力して、
前記第1の特定の制御信号により利得制御されて、前記
振幅制限信号のレベルを調整して出力する可変増幅器と
を備えて構成され、前記振幅制限回路が、一対のNPN
トランジスタと、当該NPNトランジスタのエミッタ共
通接続点と接地点との間に接続される定電流源回路とを
少なくとも備える差動増幅器により構成してもよく、ま
たは、前記振幅制限手段として、前記高周波増幅手段よ
り出力される受信信号を入力して、前記受信信号の振幅
制限信号を生成して出力する振幅制限回路として構成さ
れ、当該振幅制限回路が、一対のNPNトランジスタ
と、当該NPNトランジスタのエミッタ共通接続点と接
地点と間に接続されて、前記第1の特定の制御信号によ
り電流を制御される可変電流源回路とを少なくとも備え
る差動増幅器により構成してもよい。また、更に前記振
幅制限手段の作用としては、前記高周波増幅手段より入
力される受信号の増幅出力を、直列接続されるNPNト
ランジスタのエミッタとPNPトランジスタのコレクタ
との接続点に接続し、前記第1の特定の制御信号と所定
の電圧とを比較する一対の比較回路より出力される比較
出力を前記NPNトランジスタおよびPNPトランジス
タのベースに制御入力することにより、前記振幅制限信
号を生成して出力するようにしてもよい。
【0012】なお、前記第2の発明においては、前記妨
害信号検出手段は、前記中間周波変換手段より出力され
る中間周波信号を入力し、当該中間周波信号の周波数成
分を阻止して妨害受信信号の周波数成分を抽出して出力
する帯域阻止フィルタ手段と、前記帯域阻止フィルタ手
段より出力される妨害受信信号の周波数成分を入力し、
当該妨害受信信号レベルを検出して、前記特定の第1の
制御信号を生成して出力するレベル検出手段と、を備え
て構成してもよく、また、前記第3の発明においては、
前記妨害信号検出手段は、前記帯域通過フィルタ手段の
入力端ならびに出力端における中間周波信号を入力し
て、前記二つの中間周波信号の周波数成分の差分を検出
し、前記中間周波信号に含まれる妨害受信信号成分を抽
出して出力する差分検出回路と、前記差分検出回路より
出力される妨害受信信号成分を入力して当該妨害受信信
号レベルを検出し、前記特定の第1の制御信号を生成し
て出力するレベル検出回路と、を備えて構成してもよ
い。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0014】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。図1に示されるように、本実施例
は、アンテナ入力端子1および出力端子11に対応し
て、高周波増幅回路2と、同調回路3と、レベル検出回
路4と、減算器5と、リミッタ回路6と、中間周波変換
回路7と、BPF8と、中間周波増幅・検波回路9と、
妨害信号検出回路10とを備えて構成されており、レベ
ル検出回路4によるAGC機能が適用されている。
【0015】図1において、アンテナ入力端子1より入
力される受信信号101は、高周波増幅回路2に入力さ
れて増幅され、出力される受信信号102は同調回路3
に入力されて、所望の受信周波数信号103が選択され
て出力される。受信周波数信号103は、減算器5およ
びリミッタ回路6に入力される。リミッタ回路6におい
ては、入力される受信周波数信号103の信号レベルは
所定レベルに振幅制限される。その際に、妨害信号入力
端子12より入力される妨害信号106が存在する場合
には、当該妨害信号106が、妨害信号検出回路10に
入力されてその妨害信号レベルが検出され、当該妨害信
号レベルに対応するリミッタ制御信号107が出力され
てリミッタ回路6に入力される。これにより、当該リミ
ッタ回路6において振幅制限された受信周波数信号は、
その出力レベルをリミッタ制御信号107により制御調
整され、当該リミッタ制御信号107のレベルに対応す
るレベルの振幅制限受信周波数信号108が出力され
て、減算器5に入力される。従って、妨害信号106が
存在しない場合、即ち妨害信号検出回路10よりリミッ
タ制御信号107が出力されない場合には、リミッタ回
路6からの振幅制限受信周波数信号108の出力は停止
される状態となり、同調回路3より出力される受信周波
数信号103は、そのまま減算器5を経由して受信信号
104として出力され、中間周波変換回路7に入力され
る。即ち、妨害信号106が存在しない場合には、受信
装置としての動作機能は前述の従来例の場合と同様とな
る。
【0016】従って、妨害信号が存在する場合には、減
算器5においては、同調回路3より出力される受信周波
数信号103の信号成分より、リミッタ回路6より出力
される振幅制限受信周波数信号108の信号成分を削除
する減算作用が行われて、受信信号104として出力さ
れ、レベル検出回路4および中間周波変換回路7に入力
される。レベル検出回路4においては、受信信号104
の入力を受けて、その受信信号104のレベルが検出さ
れ、当該検出レベルに対応する利得制御信号105が生
成されて出力され、高周波増幅回路2に入力される。高
周波増幅回路2においては、利得制御信号105により
受信信号101に対する利得が制御され、同調回路3よ
り出力される受信周波数信号103のレベルは、所定の
レベルに保持されて減算器5に入力される。そして、上
述のように、減算器5においては振幅制限受信周波数信
号108による減算作用が行われて、受信信号104と
して出力され、中間周波変換回路7に入力される。以降
の動作については従来例の場合と同様であり、中間周波
変換回路7において所定の中間周波数に変換され、中間
周波数信号109として出力されて、当該中間周波数を
帯域特性の中心周波数とするBPF8に入力される。こ
のBPF8より出力される中間周波信号110は、中間
周波増幅・検波回路9に入力され、中間周波増幅・検波
回路9において増幅検波されて復調信号111が出力さ
れ、出力端子11を介して外部に出力される。
【0017】次に、上述のように隣接局等による妨害信
号106が存在する場合、例えば同調回路3において除
去することができず、且つ希望受信信号に比較して受信
レベルの大きい妨害信号が存在している場合において、
その妨害信号の離調周波数を200kHz程度のものと
して、本実施例の動作について説明する。
【0018】図10(a)、(b)、(c)、(d)お
よび(e)は、それぞれ、希望受信信号、妨害信号、希
望受信信号と妨害信号の合成信号、リミッタ回路6より
出力される振幅制限受信信号および加算器5の出力信号
(AM変調信号)の波形図の一例である。図10
(a)、(b)および(c)に示されるように、希望受
信信号に妨害信号が介在して受信される場合には、図1
0(c)に示されるような合成信号がアンテナ入力端子
1より入力される。この合成信号は、妨害信号のレベル
が希望受信信号のレベルよりも大きいために、妨害信号
の搬送波信号に対して希望受信信号が振幅変調された形
態の信号として入力される。これを式により示すと、合
成信号e(t)は次式により表わされる。
【0019】 e(t)=e1 (t)+e2 (t) ………………(1) e1 (t):希望受信信号の電圧レベル e2 (t):妨害信号の電圧レベル 上記(1)式は、更に下記(2)式により表わされる。
【0020】 e(t)=E1 (1+m1 COSωm1t)COSω1 t +E2 (1+m2 COSωm2t)COSω2 t……(2) E1 :希望受信信号の搬送波信号の振幅 E2 :妨害信号の搬送波信号の振幅 ω1 :希望受信信号の搬送波信号の角周波数 ω2 :希望受信信号の搬送波信号の角周波数 m1 :希望受信信号のAM変調度 m2 :妨害信号のAM変調度 ωm1:希望受信信号の変調度の角周波数 ωm2:妨害信号の変調度の角周波数 上記(2)式を変形すると次式が得られる。
【0021】 e(t)=E2 COSω2 t +m2 2 /2・COS(ω2 +ωm2)t +m2 2 /2・COS(ω2 −ωm2)t +m1 1 /2・COS{ω2 +(ω1 +ωm1−ω2 )}t +m1 1 /2・COS{ω2 −(−ω1 +ωm1+ω2 )}t +E1 COSω1 t{ω2 +(ω1 −ω2 )}t…………(3) 上記(3)式において、E2 COSω2 tは、合成信号
e(t)の搬送波信号を表わしており、それ以外の項は
全て側帯波信号(振幅変調成分)を表わしている。
(3)式より、合成信号e(t)は、妨害信号e
2 (t)の搬送波信号E2COSω2 tに対して、妨害
信号の変調信号と希望信号により振幅変調した信号とな
っていることがわかる。妨害信号成分は、同調回路3に
おいて除去することができないために、受信周波数信号
103も、希望受信信号と妨害信号との合成信号とな
る。この受信周波数信号103は、上述のようにリミッ
タ回路6により振幅制限され、図10(d)に示される
ように、妨害信号に応じて振幅変調成分が除去されて、
振幅レベルがクランプされた振幅制限信号108に変換
されて出力される。即ち、上記(3)式において、妨害
信号の搬送波信号E2 COSω2tに対応する信号成分
が振幅制限信号108として出力される。
【0022】この場合、振幅制限信号108の出力レベ
ルは、前述のように、妨害信号検出回路10より出力さ
れるリミッタ制御信号107により制御されており、妨
害信号のレベルが大きくなるに従い振幅制限信号108
の出力レベルも大きくなる。通常、AM放送の振幅変調
度は30%程度であり、残りの70%に対応する搬送波
信号成分は変調時に使用されていない。減算器5におい
ては、受信周波数信号103の信号成分より振幅制限信
号108の信号成分が減算されて受信信号104が出力
されるが、この減算作用により、希望受信信号と妨害信
号との合成信号として形成される受信周波数信号103
に含まれる振幅変調に使用されていない搬送波信号成
分、即ち妨害信号の搬送波信号成分に対応する信号成分
が削除される。これにより、減算回路5より出力される
受信信号104は、図10(e)に示されるように、受
信周波数信号103の振幅変調レベルを変えることな
く、全体レベルが圧縮された信号、即ち妨害信号が圧縮
された信号として出力される。
【0023】この受信信号104は、レベル検出回路4
を介して利得制御信号105として出力され、高周波増
幅回路2に入力されてAGC回路が形成されるが、上記
のリミッタ回路6より出力される振幅制限信号108の
妨害信号成分減殺作用によって、妨害信号の存在による
希望信号に対するレベル圧縮効果が抑制される。変調度
が30%の場合を考えると、妨害信号に対する圧縮効果
としては70%までが実現可能であり、従って、約10
dBの抑圧改善が期待できる。
【0024】図2は、図1に示される第1の実施例にお
けるリミッタ回路6の第1の実施例の回路図であり、N
PNトランジスタ14および15と、抵抗16と、定電
流源17と、電源18および19とを含む差動増幅器1
3と、可変増幅器20とを備えて構成される。図2にお
いて、希望受信信号と妨害信号との合成信号として形成
される受信周波数信号103の入力電圧に対応する、差
動増幅器13の入力ダイナミックレベルは100mV程
度であり、100mV以上の電圧レベルが入力される場
合には、差動増幅器13の出力レベルはクランプされ
て、受信周波数信号103の入力レベルから見るとリミ
ッタ回路として機能する動作状態となる。従って、受信
周波数信号103の入力電圧レベルを100mV以上の
レベルに設定すれば、差動増幅器13はリミッタ回路と
して動作し、受信周波数信号103の入力に対して、振
幅制限された受信周波数信号が出力され可変増幅器20
に入力される。可変増幅器20においては、妨害信号検
出回路10より出力されるリミッタ制御信号107によ
り利得が制御されており、可変増幅器20からは所定の
振幅制限信号108が出力されて、減算器5に送られ
る。なお、この場合に、可変増幅器20の利得は、減算
器5より出力される受信信号104に含まれる妨害信号
レベルが最小となるように設定される。云うまでもな
く、リミッタ制御信号107が可変増幅器20に入力さ
れない場合には、振幅制限信号108は出力されない。
【0025】次に、図3は、図1におけるリミッタ回路
6の第2の実施例の回路図であり、NPNトランジスタ
21および22と、抵抗23と、可変電流源回路24
と、電源25および26とを含む差動増幅器を備えて構
成される。図3において、当該作動増幅器の入力ダイナ
ミックレベルは、前記第1の実施例の場合と同様に10
0mV程度であり、従って、受信周波数信号103の入
力電圧レベルを100mV以上のレベルに設定すれば、
同様に差動増幅器13はリミッタ回路として動作し、受
信周波数信号103の入力に対応して振幅制限信号10
8が生成されて出力される。この場合において差動増幅
器から出力される振幅制限信号108の出力レベルは、
抵抗23の抵抗値と可変電流源回路24の電流値とによ
り決定される。従って、これらの設定値としては、減算
器5より出力される受信信号104に含まれる妨害信号
レベルが最小となるように設定される。
【0026】そして、図4は、図1におけるリミッタ回
路6の第3の実施例の回路図であり、増幅器27と、抵
抗28と、NPNトランジスタ29と、PNPトランジ
スタ30と、比較回路31および32と、電源33およ
び34とを備えて構成されている。図4において、増幅
器27は、前段の同調回路3の出力による影響受けない
ように設けられている増幅器である。妨害信号が存在す
る場合には、妨害信号検出回路10より出力されるリミ
ッタ制御信号107のレベルは、比較回路31および3
2に入力されて、それぞれの比較回路において電源34
の電圧レベルと比較され、比較回路31における比較結
果はPNPトランジスタ30のベースに入力され、また
比較回路32における比較結果はNPNトランジスタ2
9のベースに入力されて、それぞれ、PNPトランジス
タ30およびNPNトランジスタ29に対する制御が行
われる。これにより、増幅器27および抵抗28を含む
リミッタ回路の出力レベル、即ち振幅制限信号108の
出力レベルが制御調整されて、減算器5より出力される
受信信号104に含まれる妨害信号レベルが最小となる
ように設定される。
【0027】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図5は本発明の第2の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図5に示されるように、本実施例は、アン
テナ入力端子1および出力端子11に対応して、高周波
増幅回路2と、同調回路3と、レベル検出回路4と、減
算器5と、リミッタ回路6と、中間周波変換回路7と、
BPF8と、中間周波増幅・検波回路9と、BPF35
およびレベル検出回路36を含む妨害信号検出回路10
とを備えて構成されており、レベル検出回路4によるA
GC機能が適用されている。
【0028】図5に示される第2の実施例においては、
妨害信号検出回路10の第1の実施例の構成内容が具体
的に示されている。即ち、妨害信号検出回路10は、中
間周波変換回路7より出力される中間周波信号109を
入力して、当該中間周波信号を削除する帯域遮断フィル
タ(以下、BEFと云う)35と、当該BEF35の出
力信号112を入力してそのレベルを検出し、リミッタ
制御信号107として出力するレベル検出回路36とに
より構成されている。図5において、同調回路3におい
て除去することができない妨害信号が存在する場合に
は、中間周波変換回路7より出力される中間周波信号1
09の中にも、周波数変換された中間周波数帯の妨害信
号が、図6(a)に示されるように含まれている。従っ
て、BEF35においては、図6(b)に示されるよう
に、中間周波変換回路7より出力される中間周波信号1
09の内の希望信号成分のみが除去された妨害信号成分
を含む信号112が抽出されて出力される。これによ
り、レベル検出回路36においては、BEF35より出
力される前記妨害信号成分に対応する信号112の入力
を受けて、そのレベルが検出され、所定のリミッタ制御
信号107が生成されて出力される。なお、リミッタ回
路6より出力される振幅制限信号108のレベルが、減
算器5より出力される受信信号104に含まれる妨害信
号レベルが最小となるように設定されることは云うまで
もない。また、図5に示される受信装置全体の動作につ
いては、前述の第1の実施例の場合と同様である。
【0029】次に、図7は、本発明の第3の実施例の構
成を示すブロック図である。図7に示されるように、本
実施例は、アンテナ入力端子1および出力端子11に対
応して、高周波増幅回路2と、同調回路3と、レベル検
出回路4と、減算器5と、リミッタ回路6と、中間周波
変換回路7と、BPF8と、中間周波増幅・検波回路9
と、レベル検出回路36および差分検出回路37を含む
妨害信号検出回路10とを備えて構成されており、レベ
ル検出回路4によるAGC機能が適用されている。
【0030】図7に示される第3の実施例においては、
妨害信号検出回路10の第2の実施例の構成内容が具体
的に示されている。即ち、妨害信号検出回路10は、中
間周波変換回路7より出力される中間周波信号109の
レベルと、BPF8より出力さる中間周波信号110の
レベルとの差分を検出する差分検出回路37と、当該差
分検出回路37より出力される差分検出信号113を入
力して、そのレベルを検出してリミッタ制御信号107
を生成して出力するレベル検出回路36とにより構成さ
れる。図7において、同調回路3において除去すること
ができない妨害信号が存在する場合には、前述したよう
に、中間周波変換回路7より出力される中間周波信号1
09の中にも、周波数変換された中間周波数帯の妨害信
号が存在しているために、BPF8の入力端における信
号の周波数スペクトラムは、図8(a)に示されるよう
になっている。また、BPF8の出力端における信号の
周波数スペクトラムは、BPF8の帯域通過特性により
妨害信号レベルが削減されるために、図8(b)に示さ
れるようになる。従って、差分検出回路37より出力さ
れる差分検出信号113の周波数スペクトラムは、図8
(c)に示されるように、中間周波変換回路7より出力
される中間周波信号109の内の希望信号成分のみが除
去された妨害信号成分を含む周波数スペクトラムとな
り、差分検出信号113は妨害信号検出信号として出力
される。この差分検出信号113の入力を受けて、レベ
ル検出回路36においては、前記妨害信号レベルが検出
され、所定のリミッタ制御信号107が生成されて出力
される。なお、リミッタ回路6より出力される振幅制限
信号108のレベルが、減算器5より出力される受信信
号104に含まれる妨害信号レベルが最小となるように
設定されることは云うまでもない。また、図7に示され
る受信装置全体の動作については、前述の第1の実施例
の場合と同様である。
【0031】なお、図5および図7に示される実施例の
説明においては、それぞれに含まれるリミッタ回路の実
施例の説明については触れていないが、これらの実施例
においても、リミッタ回路の実施例として、図2、図3
および図4に示されるリミッタ回路を有効に活用できる
ことは云うまでもない。
【0032】以上説明したように、本発明においては、
希望受信信号の受信レベルに比較して大きい受信レベル
の妨害信号が存在する場合に、同調回路3により当該妨
害信号を除去することができない動作状態において、妨
害信号検出回路、リミッタ回路および減算器等を含む妨
害信号除去手段を備えることにより、AGC回路におい
て、前記妨害信号により希望受信信号の入力レベルが抑
圧されるという問題が排除される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、内部に
AGC回路を含む受信装置に適用されて、希望受信信号
の受信レベルに比較して、相対的に大きい受信レベルの
妨害信号が存在する動作状況下において、受信装置内の
同調回路により当該妨害信号を除去することができない
場合に、当該妨害信号を検出して、妨害信号が介在する
受信信号より当該妨害信号成分を徐去する手段を備える
ことにより、前記AGC回路において、前記妨害信号に
より希望受信信号の入力レベルが抑制されるという受信
障害を排除することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】前記実施例におけるリミッタ回路の第1の実施
例の構成を示す回路図である。
【図3】前記実施例におけるリミッタ回路の第2の実施
例の構成を示す回路図である。
【図4】前記実施例におけるリミッタ回路の第3の実施
例の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図6】前記第2の実施例における妨害信号検出回路に
おける信号の周波数スペクトラムを示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図8】前記第3の実施例における妨害信号検出回路に
おける信号の周波数スペクトラムを示す図である。
【図9】本発明の実施例における妨害信号レベルと希望
信号レべルとの関係を示す図である。
【図10】本発明の実施例における動作信号波形図であ
る。
【図11】従来例の構成を示すブロック図である。
【図12】同調回路の帯域特性を示す図である。
【図13】従来例における妨害信号レベルと希望信号レ
べルとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ入力端子 2 高周波増幅回路 3 同調回路 4、36 レベル検出回路 5 減算回路 6 リミッタ回路 7 中間周波変換回路 8 BPF 9 中間周波増幅・検波回路 10 妨害信号検出回路 11 出力端子 12 妨害信号入力端子 13 差動増幅器 14、15、21、22、29 NPNトランジスタ 16、23、28 抵抗 17 定電流源 18、19、25、26、33、34 電源 20 可変増幅器 24 可変電流源回路 27 増幅器 30 PNPトランジスタ 31、32 比較回路 35 BEF 37 差分検出回路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナを介して受信される受信信号を
    入力して、当該受信信号を所定の周波数帯域にわたり増
    幅して出力する高周波増幅手段と、 前記受信信号とともに妨害信号が受信される場合に、当
    該妨害信号の受信レベルを検出して、妨害信号受信レベ
    ルにより規定される特定の第1の制御信号を生成して出
    力する妨害信号検出手段と、 前記高周波増幅手段より出力される受信信号を入力し
    て、当該受信信号の振幅レベルを所定レベルに制限して
    所定の振幅制限信号を生成し、前記特定の第1の制御信
    号により出力レベルを制御されて出力する振幅制限手段
    と、 前記高周波増幅手段より出力される受信信号と、前記振
    幅制限手段より出力される振幅制限信号とを入力し、前
    記受信信号より前記振幅制限信号を減算して、復調対象
    の受信信号として出力する信号減算手段と、 前記信号減算手段より出力される受信信号を入力して当
    該受信信号レベルを検出し、当該受信信号レベルにより
    規定される特定の第2の制御信号を生成して、前記高周
    波増幅手段に対する利得制御信号として出力する受信信
    号レベル検出手段と、 前記信号減算手段より出力される受信信号を入力して中
    間周波信号に変換し、当該中間周波信号を増幅し、検波
    して所定の復調信号を出力する手段と、 を少なくとも備えて構成されることを特徴とする受信装
    置。
  2. 【請求項2】 アンテナを介して受信される受信信号を
    入力して、当該受信信号を所定の周波数帯域にわたり増
    幅して出力する高周波増幅手段と、 前記高周波増幅手段より出力される受信信号を入力し
    て、当該受信信号の振幅レベルを所定レベルに制限して
    所定の振幅制限信号を生成し、特定の第1の制御信号に
    より出力レベルを制御されて出力する振幅制限手段と、 前記高周波増幅手段より出力される受信信号と、前記振
    幅制限手段より出力される振幅制限信号とを入力し、前
    記受信信号より前記振幅制限信号を減算して、復調対象
    の受信信号として出力する信号減算手段と、 前記信号減算手段より出力される受信信号を入力して当
    該受信信号レベルを検出し、当該受信信号レベルにより
    規定される特定の第2の制御信号を生成して、前記高周
    波増幅手段に対する利得制御信号として出力する受信信
    号レベル検出手段と、 前記信号減算手段より出力される受信信号を入力して中
    間周波信号に変換して出力する中間周波変換手段と、 前記中間周波変換手段より出力される中間周波信号を入
    力して、当該中間周波信号に含まれる妨害信号受信レベ
    ルを検出して、当該妨害信号受信レベルにより規定され
    る前記特定の第1の制御信号を生成して出力する妨害信
    号検出手段と、 前記中間周波変換手段より出力される中間周波信号を入
    力して、当該中間周波信号を増幅し、検波して所定の復
    調信号を出力する手段と、 を少なくとも備えて構成されることを特徴とする受信装
    置。
  3. 【請求項3】 アンテナを介して受信される受信信号を
    入力して、当該受信信号を所定の周波数帯域にわたり増
    幅して出力する高周波増幅手段と、 前記高周波増幅手段より出力される受信信号を入力し
    て、当該受信信号の振幅レベルを所定レベルに制限して
    所定の振幅制限信号を生成し、特定の第1の制御信号に
    より出力レベルを制御されて出力する振幅制限手段と、 前記高周波増幅手段より出力される受信信号と、前記振
    幅制限手段より出力される振幅制限信号とを入力し、前
    記受信信号より前記振幅制限信号を減算して、復調対象
    の受信信号として出力する信号減算手段と、 前記信号減算手段より出力される受信信号を入力して当
    該受信信号レベルを検出し、当該受信信号レベルにより
    規定される特定の第2の制御信号を生成して、前記高周
    波増幅手段に対する利得制御信号として出力する受信信
    号レベル検出手段と、 前記信号減算手段より出力される受信信号を入力して中
    間周波信号に変換して出力する中間周波変換手段と、 前記中間周波変換手段より出力される中間周波信号を入
    力して、当該中間周波信号の周波数成分を有効に通過さ
    せて出力する帯域通過特性を有する帯域通過フィルタ手
    段と、 前記帯域通過フィルタ手段の入力端ならびに出力端にお
    ける中間周波信号を入力して、中間周波信号に含まれる
    妨害受信信号レベルを検出し、当該妨害受信信号レベル
    により規定される前記特定の第1の制御信号を生成して
    出力する妨害信号検出手段と、 前記帯域通過フィルタ手段より出力される中間周波信号
    を入力して、当該中間周波信号を増幅し、検波して所定
    の復調信号を出力する手段と、 を少なくとも備えて構成されることを特徴とする受信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記振幅制限手段が、前記高周波増幅手
    段より出力される受信信号を入力して、前記受信信号の
    振幅制限信号を生成して出力する振幅制限回路と、当該
    振幅制限回路より出力される振幅制限された信号を入力
    して、前記第1の特定の制御信号により利得制御され
    て、前記振幅制限信号のレベルを調整して出力する可変
    増幅器とを備えて構成され、前記振幅制限回路が、一対
    のNPNトランジスタと、当該NPNトランジスタのエ
    ミッタ共通接続点と接地点との間に接続される定電流源
    回路とを少なくとも備える差動増幅器により構成される
    請求項1、2および3記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 前記振幅制限手段が、前記高周波増幅手
    段より出力される受信信号を入力して、前記受信信号の
    振幅制限信号を生成して出力する振幅制限回路として構
    成され、当該振幅制限回路が、一対のNPNトランジス
    タと、当該NPNトランジスタのエミッタ共通接続点と
    接地点と間に接続されて、前記第1の特定の制御信号に
    より電流を制御される可変電流源回路とを少なくとも備
    える差動増幅器により構成される請求項1、2および3
    記載の受信装置。
  6. 【請求項6】 前記振幅制限手段が、前記高周波増幅手
    段より入力される受信号の増幅出力を、直列接続される
    NPNトランジスタのエミッタとPNPトランジスタの
    コレクタとの接続点に接続し、前記第1の特定の制御信
    号と所定の電圧とを比較する一対の比較回路より出力さ
    れる比較出力を前記NPNトランジスタおよびPNPト
    ランジスタのベースに制御入力することにより、前記振
    幅制限信号を生成して出力する請求項1、2および3記
    載の受信装置。
  7. 【請求項7】 前記妨害信号検出手段が、前記中間周波
    変換手段より出力される中間周波信号を入力し、当該中
    間周波信号の周波数成分を阻止して妨害受信信号の周波
    数成分を抽出して出力する帯域阻止フィルタ手段と、 前記帯域阻止フィルタ手段より出力される妨害受信信号
    の周波数成分を入力し、当該妨害受信信号レベルを検出
    して、前記特定の第1の制御信号を生成して出力するレ
    ベル検出手段と、 を備えて構成される請求項2記載の受信装置。
  8. 【請求項8】 前記妨害信号検出手段が、前記帯域通過
    フィルタ手段の入力端ならびに出力端における中間周波
    信号を入力して、前記二つの中間周波信号の周波数成分
    の差分を検出し、前記中間周波信号に含まれる妨害受信
    信号成分を抽出して出力する差分検出回路と、 前記差分検出回路より出力される妨害受信信号成分を入
    力して当該妨害受信信号レベルを検出し、前記特定の第
    1の制御信号を生成して出力するレベル検出回路と、 を備えて構成される請求項3記載の受信装置。
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