JPS6028433B2 - 雑音除去回路 - Google Patents

雑音除去回路

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JPS6028433B2
JPS6028433B2 JP51095757A JP9575776A JPS6028433B2 JP S6028433 B2 JPS6028433 B2 JP S6028433B2 JP 51095757 A JP51095757 A JP 51095757A JP 9575776 A JP9575776 A JP 9575776A JP S6028433 B2 JPS6028433 B2 JP S6028433B2
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JP
Japan
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circuit
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noise
pass filter
signal
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JP51095757A
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JPS5321521A (en
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加一 立沢
裕 草柳
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えばビデオ信号に混入される雑音を軽減除去
する雑音除去回路に関するものである。
従来の雑音除去回路は第1図に示すように、入力端子1
から供給される雑音が混入している入力信号を1次高城
通過フィルター回路を通して高域成分の信号波形に変換
し、この信号をリミッタ回路3に供給して雑音レベル以
上にはみ出した部・分、即ち信号成分の内で雑音レベル
より大きいものをクリッブして除去し、雑音成分のみを
取り出す。この雑音成分を位相反転してもとの入力信号
に混入されている雑音レベルと同レベルにしてこれを合
成回路4において入力端子1から直接供V給される入力
信号に加えて、入力信号に混入されている雑音と相殺す
ることにより雑音が除去された信号が出力端子5に得ら
れるように構成されている。しかし、この雑音除去回路
は雑音は高い周波数成分でありしかも小振中であるとい
う前提に立って雑音除去を行うように構成されたもので
あって、従って4・信号時にはaを1次高城通過フィル
ター回路2の遮断周波数に関連した定数、S=iのとす
ると、1次高城通過フィルターの伝達関数F(S)はS F(S)=句7 と表わされ 本線から1次高城通過フィルター出力を減ずると出力G
(S)はS G(S)=1−F(S)=司玄 となり、雑音除去の周波数特性は母B/Qtの低減通過
特性となる。
この回路は第2図に示すように位相も考慮したベクトル
減算であり、1次高城通過フィルター回路の遮断周波数
ではベクトル図により残留雑音の大きさ此方こ減少する
こ粉分る。
し力)し・振中だけを考虜するスカラー減算では残留雑
音の大蛇C汎−方こ減少し、1−一夫=〇.3と雑音除
去率は高まることになるが高城通過フィルターが1次遮
断の場合は位相が妻周波数でm/2から始まり0に漸近
するために上述のスカラー演算を行うことはできない。
従って1次高城通過フィルター回路を用いた従釆の雑音
除去回路では周波数が高い程、良好な雑音除去特性が得
られることになるが実際の雑音視感特性として重要であ
る。IMHz〜3MHzではこの付近に遮断周波数を選
んだとき、第1に1次高城通過フィルターの振中減衰特
性が悪いため、また第2に位相回転によってベクトル減
算となるために十分な雑音除去特性が得られない欠点が
あった。本発明は除去し得る対象となる雑音は第1図に
示す如き従来の雑音除去回路による場合と同じであるが
、雑音除去効果が従来のものと比較して硯感特性として
重要であるIMHz〜乳MHzにおいて特に高くなるよ
うに構成した雑音除去回路を提供するものである。
雑音除去効果の改善は高減速通フィルターを1次から2
次にし、位相補償することにより、残留雑音と入力信号
とをベクトル減算からスカラー加算することができ、ま
た遮断特性も急峻にすることにより達成される。即ちR
.C又はL.Cによって構成された2次の高域通過フィ
ルターは一般に最小位相推移回路と呼ばれるものであり
、その伝達関数の振中特性と位相特性は一定の数式で示
される関係があり、夫々が別個の値をとることはない。
従ってどのような伝達関数で表現される2次の高城通過
フィルターを用いたとしてもその伝達関数の振中特性が
決定されれば位相特性は明確となる。
一般に実現可能な伝達関数は最小位相推移関数か、最4
・位相推移関数と全域通過関数の積で表わされ、後者の
場合、その振中将性は最小位相推移関数と同一であるが
、位相特性を任意に変えうる特徴がある。そこで本発明
はこの特徴を利用し、処理されるビデオ信号の高域通過
フィルター出力の振中値を変えることなく、位相のみを
変化させ本線との演算によりその演算出力が最良のS/
Nを示す様にすることを目的とする。
雑音を除去した最終出力に周波数歪特に位相歪を与えず
雑音を除去する方法は本線側を定時間遅延、即ち周波数
に対して位相を直線的にずらし、高城通過フィルター側
もこれと同等の位相回転を与えようとするものである。
また2次の高域通過フィルター側の位相を直線化するこ
とは位相補償回路の2つのパラメータ一の最適化をはか
る問題となるが、これは計算機を用いた直線化の手法が
最も有効であり、また位相の直線化よりも群遅延特性の
平坦化を計算機により行うことがより効率が良い方法で
ある。更に2次の全域通過回路の位相特性からわかる様
に或る有限の周波数までしか位相の直線化をすることは
出来ないが、テレビ信号の雑音特性から決定される下限
IMHz、現在のVTRで得られる上限周波数3〜4M
位程度までの位相補償を行い、良好な雑音除去効果を得
られるようにしたものである。以下本発明の一実施例を
説明する。
第3図は本発明の一実施例のブロック図を示し、入力端
子11に入力信号の遮断特性が加次の高城通過フィルタ
ー回路12を接続し、その出力側に位相補正回路13と
アパーチャ補償回路14を介してリミッタ回路15を接
続してその出力を合成回路16に加える。
従って合成回路16には狐次の高城通過フィルター回路
12、位相補正回路13及びリミツ夕回路15を通して
入力信号のうちの雑音成分が位相補正されて供給され、
一方入力端子11から遅延回路17を介して入力信号が
供給されて、その入力信号に混入されている雑音成分と
上述の位相補正された雑音成分とが演算されて相殺され
(か次とした場合は加算を演算とする)雑音が除去され
る。また、雑音成分を水川z附近にピークを持った正弦
波状振中特性を持つアバーチャ補償回路14に通すこと
により、雑音除去の周波数特性をさらに急峻することが
でき、画質劣化の少ない効率的な雑音除去を可能にする
。なお、本例においては合成回路16は入力信号と位相
補正された雑音成分とは初次高城通過フィルターにおけ
るnが奇数の場合は加算、nが偶数の場合は減算される
ように構成されており、その加算又は減算により、入力
信号に混入された雑音と位相補正された雑音とが相殺さ
れて入力信号の雑音が除去される。
第4図は第3図におけるA,B,C,D,E及びF点の
周波数特性波形を示し、出力側のF点における雑音除去
周波数特性波形は入力信号の小入力時(12仇hVp−
p)の場合をFL、 大入力時(60仇hVp−p)の
場合をFHとして示してある。
以上のように本発明は2次の高域通過フィル夕‐回路を
用いるものであり、この2次の高城通過フィルター回路
12の出力の位相dは第5図の位相図に示すように中進
み位相から0位相に潮近する。これを全域通過型の位相
補正回路13に通すことによって周波数に対して直線化
された位相eが得られこれをアパーチャ補償回路14に
よって補正すると位相fが得られる。一方入力信号は遅
延回路17によって適宜に遅延させると位相gが得られ
、この両直線位相f,gは周波数に対して位相角竹を保
って共に変化することが分る。なお、第5図においてh
はアパーチヤ補償回路14の位相を示す。また水次の高
城通過フィルター12においてnが奇数の場合には、位
相差はm汀となり、nが偶数の場合は2h打となる(m
は整数)。この位相補正されたか次の高域通過フィルタ
ー回路12の出力をリミッ夕回路15に通し雑音成分の
みにした後で遅延された入力信号に加算することにより
スカラー演算が実現され、従来の1次の高城通過フィル
ター回路を用いる場合に比較して雑音除去効果が実測デ
ータで父旧以上高くなる。
従来から知られる1次高城通過フィルター方式で本方式
に用いた位相補正回路、遅延回路を用いてより良好な雑
音除去特性を期待しても不可能である。これは1次の高
城通過フィルター回路が芸離洲欄)ら出発することを考
えれ側欄こ理解される。
また前述のアパーチャ補償回路を用いた雑音除去器によ
れば再性画像の解像度が良好となり、S/Nも紅B以上
改善されることが実験により確められている。なお、入
力信号を遅延させるために使用する45瓜sec程度の
遅延線としては、VTR内にあるカラー信号と輝度信号
の時間合せのための遅延線を流用することが可能であり
、現行VTRに適用しても大きな回路となることなく良
好なS/Nの再生画質が得られる。
次に本発明の一実施例の雑音除去回路を第6図について
説明する。
図において31はビデオ信号が入力される入力端子でこ
の入力端子31に接続される増中器32の一方の出力側
はコンデンサ33と抵抗器34から成る第1の高城通過
フィルター回路35に接続され、この第1の高域通過フ
ィルター回路35の出力側はバッファー回路36を介し
てコンデンサ37と抵抗器38から成る第2の高城通過
フィルター回路39に接続されている。
またこの第2の高域通過フィルター回路39の出力側は
第1及び第2の差動増中器を用いた全域通過型位相補正
回路40及び41を通してリミツタ回路42に後続され
、更にこのリミッタ回路42の出力側は合成回路43の
一方の入力側に接続されている。一方増幅器32の他方
の出力側はバッファー回路44を介して遅延回路45に
接続され、この遅延回路45の出力側を合成回路43の
他方の入力側に接続してある。また合成回路43の出力
側は例えばVTRとの接続のため分割抵抗回路46を介
してビデオ信号の入力端子47に接続されている。なお
差動増中器を用いた全域通過回路はL.C素子そしてバ
ィフアィラー巻トランスを用いた受動タイプを用いるこ
とも出釆る。なお、図中+B、一Bは電源端子である。
以上のように構成される雑音除去回路において、入力端
子31から例えば雑音が浸入されているビデオ信号が入
力されると、増中器32において増中されその出力の一
方は第1の高城通過フィルター回路35を通し、バッフ
ァー回路36を介して第2の高城通過フィルター回路3
9を通して入力信号の高城成分の波形信号が得られ、こ
の信号が第1及び第2の位相補正回路40及び41を通
して位相補償され、この信号をリミッタ回路42におい
て雑音以上にはみ出した部分、即ち信号成分の内で雑音
レベルより大きいものはクリップして除去され、出力側
に雑音成分のみが取り出され、この信号中の雑音成分の
みが合成回路43に供給される。
一方増中器32の他方の出力信号はバッファー回路44
を通して遅延回路45において遅延させ、上述の雑音成
分と逆相にして差動合成回路43に供給され、入力信号
と、位相補償された雑音成分とが加算されて入力信号に
混入された雑音と雑音成分とが相殺され、合成回路43
の出力側より雑音の除去されたビデオ信号が分離抵抗回
路46を介して出力端子47に得られる。以上の様に本
発明によれば高域通過フィルターをか次とし、これに位
相補償を行い遅延された本線とnが奇数か偶数かにより
特定の演算を行うことにより、従来の1次高城通過フィ
ルター型雑音除去方式では不可能であったスカラー演算
が出来、また高城通過フィルターの周波数特性もn=1
の場合でも12dB/Qtと従来より急峻に出来、硯感
特性に重要なIMHz乃至XMHzの雑音を効率よく除
去し得る。さらに、高域通過フィルターにアパーチャ補
償回路を附加することにより、さらに効率の良い雑音除
去特性、解像度の改善が出来、従来のVTRの雑音除去
方式より高効率の雑音除去が保障され、その実用的価層
は多岐にわたる。
因に本方式によって達成されるZ旧以上のS/N改善は
従来のVTRの記録再生時間を2倍に引き延すことが出
来るものである。もちろん本発明の雑音除去回路はVT
Rに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の雑音除去回路のブロック図、第2図は従
来の雑音除去回路と1次高城通過フィルターにスカラー
演算(実現は不可能)を適応した場合の説明図、第3図
は本発明による雑音除去回路のブロック図、第4図は第
3図における各点の波形図、第5図は本発明雑音除去回
路の位相図(実現可能なスカラー演算の例)、第6図は
本発明による雑音除去回路の一実施例の回路図である。 図中11は入力端子、12はか次高城通過フィルター回
路、13は位相補正回路、14はアパーチヤ補償回路、
16は合成回路、17は遅延回路、18は出力端子であ
る。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2n次高域通過フイルターと、位相補正回路とを有
    する第1の信号通路と、遅延回路を有する第2の信号通
    路に雑音を有する信号をそれぞれ通過させ、前記2n次
    高域通過フイルターを通過した信号の位相を前記第2の
    信号通路の前記遅延回路を通過した信号の位相に対応す
    るように前記位相補正回路にて位相補正し、前記第1の
    信号通路と前記第2の信号通路からの信号を合成回路に
    供給し、前記第2の信号通路を通過した信号成分より前
    記第1の信号通路を通過した信号成分を相殺することを
    特徴とする雑音除去回路。
JP51095757A 1976-08-11 1976-08-11 雑音除去回路 Expired JPS6028433B2 (ja)

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JP51095757A JPS6028433B2 (ja) 1976-08-11 1976-08-11 雑音除去回路

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JPS5321521A JPS5321521A (en) 1978-02-28
JPS6028433B2 true JPS6028433B2 (ja) 1985-07-04

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JP (1) JPS6028433B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997024803A1 (fr) * 1995-12-27 1997-07-10 Sanyo Electric Co., Ltd. Circuit suppresseur de bruit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997024803A1 (fr) * 1995-12-27 1997-07-10 Sanyo Electric Co., Ltd. Circuit suppresseur de bruit

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JPS5321521A (en) 1978-02-28

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