JPS61159876A - 雑音除去回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は雑音除去回路に係り、ＶＴＲ等の再生映像信号
に重畳された高周波雑音を除去する回路に関する。

（従来の技術） 第７図は従来の映像信号の雑音除去回路の一例のブロッ
ク系統図、第４図は説明用の各部における信号の波形図
を示す。第７図において、入力端子３には例えば、磁気
テープから再生された第４図（Ａ）に示す映像信号ａが
供給される。

映像信号ａには雑音が含まれており、その雑音は小振幅
の高周波成分であり、映像信号ａに重畳している。

映像信号ａはＬＣ等で構成されたローパスフィルタ（Ｌ
ＰＦ）４により高周波成分である雑音と映像信号ａの高
周波成分とが除去されて、第４図（Ｂ）の信号すが得ら
れる。

ローパスフィルタ４を通過した信号すと元の映像信号ａ
は引算器５に供給され、ここで引算される。引算された
信号は第４図（Ｃ）に示すような雑音を含んだ映像信号
の高周波成分である信号Ｃが取り出される。

この信号Ｃはリミッタ６に供給され、ここで±Ｌのレベ
ルで振幅制限され、映像信号の高周波成分とそれに重畳
された信号が除去されて小振幅の高周波雑音である第４
図（Ｄ）に示す信号ｄが出力される。信号ｄは引算器７
に供給され、元の映像信号ａより信号ｄが引算され、元
の映像信号ａより小振幅の高周波成分の雑音ｄが差し引
かれた第４図（Ｅ）の信号ｅが得られる。映像信号ａよ
り雑音が除去された映像信号ｅを出力端子８より取り出
す事が出来る。

（発明が解決しようとする問題点） 映像信号ａの大振幅の立上りおよび立下りの各エツジの
直後では、第４図（Ｃ）に示す如く、大振幅の映像信号
の高周波成分が存在するため、リミッタ６ではその大振
幅の映像信号の高周波成分に重畳した雑音も除去されて
しまう。

従って、映像信号ａに含まれる雑音のうち、映像信号ａ
の立上りおよび立下りの各エツジ直後に含まれる雑音は
引算器７において、引算除去されずに出力され２る映像
信号ｅに残ってしまう。

即ち、第４図（Ｆ）のｆに示す雑音ｆ、、ｆ２゜ｆ３．
ｆ４は除去されずに残ってしまう。

雑音ｆｌ、ｆ２は水平同期信号に重畳した雑音であり、
水平同期に対して悪影響を及ぼす可能性がある。雑音ｆ
３．ｆ４を側輝度信号に重畳した雑音であり、雑音ｆ３
は輝度レベルが黒から白へ変化した直後に重畳している
為画面上輝度レベルが白であるので特に目立つ事になる
。

雑音で４は輝度信号の白から黒へ変化した直後に重畳し
ている為、雑音が重畳した部分の輝度レベルが黒である
ので視覚的に雑音はあまり目立たない事もある。

上記の如く、従来の雑音除去回路では、雑音が全て除去
出来ずに、画質の劣化および水平同期ずれの原因となる
等の問題点があった。

（問題点を解決する為の手段） 本発明は上記問題点を解決する為に、入力信号の高域成
分を除去する第１のローパスフィルタと、前記入力信号
から前記第１のローパスフィルタを通過した信号を引算
する第１の引算器と、前記第１の引算器の出力信号を振
幅制限する第１のリミッタと、前記入力信号から前記第
１のリミッタの出力信号を引算する第２の引算器とを備
えた第１の雑音除去部と、入力信号の高域成分を除去す
る第２のローパスフィルタと、前記入力信号から前記第
２のローパスフィルタを通過した信号を引算する第３の
引算器と、前記第３の引算器の出力信号を振幅制限する
第２のリミッタと、前記入力信号から前記第２のリミッ
タの出力信号を引算する第４の引算器とを備えた第２の
雑音除去部とを有し、前記第１の雑音除去部と前記第２
の雑音除去部は直列に接続され、前記第１のローパスフ
ィルタは、入力パルスの立上りおよび立下りに対して入
力パルスより遅れて立上りおよび立下る特性を有し、前
記第２のローパスフィルタは入力パルスの立上りおよび
立下りに対して入力パルスより進んで立上りおよび立下
る特性を有し、更に、前記第１および第２のローパスフ
ィルタは略同一のカットオフ周波数を有する事を特徴と
する雑音除去回路を提供するものである。

（作　用） 第１の雑音除去部では小振幅の高周波雑音が重畳した情
報信号のレベル変化の激しい立上りおよび立下りのエツ
ジ直後以外の雑音を除去し、エツジ直後に雑音が重畳し
た情報信号は次の第２の雑音除去部においてエツジ直後
の雑音を除去する。

（実　施　例） 第１図は本発明の雑音除去回路の一実施例のブロック系
統図を示し、１は第１の雑音除去部、２は第２の雑音除
去部をそれぞれ示し、雑音除去部１と雑音除去部２とは
直列に接続されている。

本発明は、映像信号の立下りおよび立上りのエツジ直前
の雑音は除去できるがエツジ直後の雑音は除去できない
雑音除去部１とエツジ直後の雑音は除去できるがエツジ
直前の雑音は除去できない雑音除去部２とを直列に接続
する事により、お互いに雑音除去できない部分を補間し
、全体として映像信号の立上り、立下りのエツジ前後の
雑音をも除去しようとするものである。

第１図において、雑音除去部１は第７図の雑音除去回路
と同一構成であり、同一構成部分については同一の符号
を付し説明を省略する。

雑音除去部２はローパスフィルタ（ＬＰＦ）９、引算器
１０．１２、リミッタ１１および出力端子１３より構成
されており、端子８は雑音除去部１および２との接続端
子である。

第２図はローパスフィルタ（ＬＰＦ）４および９のそれ
ぞれのインパルス特性を示し、ＬＰＦ４のインパルス特
性が同図（Ａ）のような特性であるとすると、ＬＰＦ９
の特性は同図（Ｂ）に示すようなインパルス特性を持つ
ようにしである。

ＬＰＦ４はコイルおよびコンデンサで構成されたフィル
タでもよいが当実施例ではＬＰＦ４および９は共にトラ
ンスバーサル形フィルタで構成されており、そのカッ１
−オフ周波数は略同一である。

第３図にそのトランスバーサル形フィルタの構成図を示
す。

同図において、１４は入力端子、Ｄｌ、Ｄ２・・・［）
ｎは遅延器、Ｍｌ、Ｍ２・・・Ｍｎは乗算器、１５は加
算器、１６は出力端子をそれぞれ示し、遅延器Ｄ＋。

Ｄ２・・・ＤｎおよびＭｌ、Ｍ２・・・Ｍｎを可変する
ことによりフィルタの特性を変えることができる。

第４図および第５図は説明用の各部の信号の波形図をそ
れぞれ示す。

第６図は本発明の雑音除去回路の一実施例における第１
図の雑音除去部２の回路図を示す。

また、同図の回路図はフィルタ部の回路定数を変える事
により雑音除去部１の回路図にもなり得る。

第１図において、入力端子３に供給された映像信号ａは
、ローパスフィルタ（＋−ＰＦ）４により高周波雑音と
映像信号の高周波成分が除去され、入力した映像信号ａ
の急激な立上りおよび立下りのエツジに遅れて立上りお
よび立下る信号すとしてＬＰＦ４より出力される。信号
すは元の映像信号ａとは引算器５に供給され、映像信号
ａより信号すが引算され、映像信号ａの高周波成分に雑
音が重畳した信号Ｃが取り出される。

この信号Ｃはリミッタ６で±Ｌのレベル以上が除去され
、小振幅の高周波雑音がほとんど残った信号ｄが得られ
る。この信号ｄは引算器７に供給され、元の映像信号ａ
より雑音である信号ｄが引算され雑音が除去された映像
信号ｅが得られる。

上記の如く雑音除去部１では入力映像信号ａに含まれる
雑音のうち、リミッタ６により除去されてしまう映像信
号の立上りおよび立下りの各エツジ直後に含まれる雑音
ｆｌ、ｆ２．ｆ３．ｆ４は除去されずに残っている。

一方、雑音除去部２は雑音除去部１の出力信号ｅを接続
端子８を介して受は入れて動作をするが、説明を明解に
する為に雑音除去部２に接続端子８を介して雑音除去部
１の説明の場合と同じ小振幅の高周波雑音が重畳した映
像信号である第５図（Ｇ）に示す信号Ｑを供給したとす
る。

映像信号ｑは、ローパスフィルタ（ＬＰＦ）９に供給さ
れ、そこで、高周波雑音と映像信号の高周波成分が除去
され、入力した映像信号ｑは急激な立上りおよび立下り
のエツジに進んで立上りおよび立下る第５図（Ｈ）の信
号りとしてＬＰＦ９より出力される。

信号りと元の映像信号ｑとは引算器１０に供給され、映
像信号９より信号りが引算されて映像信号ｑの高周波成
分に雑音が重畳した信号ｉが取り出される。この信号ｉ
はリミッタ１１で±Ｌのレベルで振幅制限がされて、小
振幅の高周波雑音がほとんど残った信号ｊが得られる。

この信号ｊは引算器１２に供給され、元の映像信号ｑよ
り雑音である信号ｊが引算され、雑音が除去された映像
信号ｋが得られる。

上記の如く雑音除去部２では入力映像信号ｑに含まれる
雑音のうら、リミッタ１１により除去されてしまう映像
信号の立上りおよび立下りの各エツジ直前に含まれる雑
音Ｉ１１．１２．１３．１４は除去されずに残っている
。

上記のような特性を持つ雑音除去部１および２を直列に
接続した場合の総合特性を考えてみると、入力端子３に
供給された磁気テープ等からの再生された映像信号は雑
音除去部１により信号の立上りおよび立下りのエツジ直
後以外での雑音が除去されて（エツジ直後の雑音は残っ
ている）、雑音除去部２に供給され、残ったエツジ直後
の雑音を除去する。雑音除去部２はエツジ直前の雑音は
除去できないが雑音除去部１で既にエツジ直前の雑音は
除去されているので問題はない。

今、雑音除去部１が入力端子３側に、雑音除去部２が出
力端子１３側にあるが、雑音除去部１と２とは互いに入
れ換っても同じ事である。

（発明の効果） 従来の雑音除去回路では除去できなかった信号の立上り
および立下りのエツジの前後についても除去でき、従来
回路で生じていたエツジ直後に残る雑音により黒レベル
から白レベルに変化した時の画質の劣化が大きかったが
、それも除去する事が出来る等の特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の雑音除去回路の一実施例のブロック系
統図、第２図はローパスフィルタ（ＬＰＦ）のインパル
ス特性を示し、同図（Ａ）はＬＰＦ４の特性を、同図（
Ｂ）はＬＰＦ９の特性をそれぞれ示す。第３図はトラン
スバーサル形フィルタの構成図、第４図および第５図は
第１および第７図の各部の波形図、第７図は従来例図、
第６図は雑音除去部２の回路図をそれぞれ示す。 １．２・・・雑音除去部、３．１４・・・入力端子、４
．９・・・ローパスフィルタ（ＬＰＦ）、５、７．１０
．１２・・・引算器、６，１１・・・リミッタ、１３、
１６・・・出力端子、１５・・・加算器、Ｄｌ、Ｄ２・
・・［）ｎ・・・遅延器、Ｍｌ、Ｍ２・・・１ｙｌｎ・
・・乗算器。 代表者　人道　一部世 ＋　１　図 ７３目 第５５２１ 手続補正書く方式） １．事件の表示 昭和５９年特許願第２８１０１８号 ２、発明の名称 雑音除去回路 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　神奈川県横浜市神奈用区守屋町３丁目１２番地４
、補正命令の日付 昭和６０年４月３０日（発送日） ５、補正の対象

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力信号の高域成分を除去する第１のローパスフィルタ
   と、前記入力信号から前記第１のローパスフィルタを通
   過した信号を引算する第１の引算器と、前記第１の引算
   器の出力信号を振幅制限する第１のリミッタと、前記入
   力信号から前記第１のリミッタの出力信号を引算する第
   ２の引算器とを備えた第１の雑音除去部と、入力信号の
   高域成分を除去する第２のローパスフィルタと、前記入
   力信号から前記第２のローパスフィルタを通過した信号
   を引算する第３の引算器と、前記第３の引算器の出力信
   号を振幅制限する第２のリミッタと、前記入力信号から
   前記第２のリミッタの出力信号を引算する第４の引算器
   とを備えた第２の雑音除去部とを有し、前記第１の雑音
   除去部と前記第２の雑音除去部は直列に接続され、前記
   第１のローパスフィルタは、入力パルスの立上りおよび
   立下りに対して入力パルスより遅れて立上りおよび立下
   る特性を有し、前記第２のローパスフィルタは入力パル
   スの立上りおよび立下りに対して入力パルスより進んで
   立上りおよび立下る特性を有し、更に、前記第１および
   第２のローパスフィルタは略同一のカットオフ周波数を
   有する事を特徴とする雑音除去回路。