JP3539170B2 - 液晶パネル、電子機器、及び、電子機器の製造方法 - Google Patents
液晶パネル、電子機器、及び、電子機器の製造方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネル、液晶パネル保持構造、電子機器、および電子機器の製造方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
近年、携帯電話、ページャー、PDA、ノートパソコンといった携帯用の情報通信機器の普及が著しい。また、このような機器における表示装置として液晶表示装置が用いられることが多い。
【0003】
携帯用の情報通信機器においては、携帯のための要請として、小型、軽量でありながら、耐衝撃性を備えることが特に強く求められる。そして、液晶表示装置を有する携帯機器において、通常最も衝撃に弱い部分が液晶表示装置である。そのため、液晶表示装置の耐衝撃性を高めるために、一般的には、液晶表示装置を包む筐体等を衝撃吸収用の厚い構造とすることが行われている。これは、機器の小型軽量化の要請に反するものである。また、筐体等が厚く複雑な構造となることによって、表示面における光の反射や吸収が増加するため、液晶表示装置の表示品質にも悪影響を及ぼしていた。
【0004】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、耐衝撃性に優れていながら、小型軽量化が可能な液晶パネル、液晶パネル保持構造、その液晶パネルを有する電子機器、および電子機器の製造方法を提供することにある。
【0005】
また、本発明の他の目的は、耐衝撃性に優れていながら、表示品質への悪影響が少ない液晶パネル、液晶パネル保持構造、その液晶パネルを有する電子機器、および電子機器の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る液晶パネルは、筐体に配置されるべき透明部材の内面側に保持される液晶パネルであって、前記液晶パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなり、前記一対の基板の少なくとも一方に偏光板が配置されてなるとともに、前記透明部材に接着されてなる透明弾性樹脂に前記偏光板も含んで包まれ、該透明弾性樹脂によってのみ保持されてなることを特徴とする。
本発明に係る液晶パネルは、該液晶パネルに殆ど力を及ぼさない状態で配線が接続されてなることを特徴とする。
本発明に係る電子機器は、筐体に配置される透明部材と、前記透明部材の内面側に配置される液晶パネルと、を備え、前記液晶パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなり、前記一対の基板の少なくとも一方に偏光板が配置されてなるとともに、前記透明部材に接着されてなる透明弾性樹脂に前記偏光板も含んで包まれ、該透明弾性樹脂によってのみ保持されてなることを特徴とする。
本発明に係る電子機器は、前記液晶パネルには、該液晶パネルに殆ど力を及ぼさない状態で配線が接続されてなることを特徴とする。
本発明に係る電子機器は、前記透明部材は、タッチパネルであることを特徴とする。
本発明に係る電子機器の製造方法は、一対の基板間に液晶を封入してなり、前記一対の基板の少なくとも一方に偏光板が配置されてなる液晶パネルが、透明弾性樹脂を介して透明部材に接着されてなる電子機器の製造方法であって、前記液晶パネルを、前記偏光板も含んで前記透明弾性樹脂で包む工程と、前記液晶パネルが前記透明弾性樹脂によってのみ保持されるように、該透明弾性樹脂を前記透明部材に接着する工程と、を有することを特徴とする。
本発明に係る電子機器の製造方法は、前記接着する工程は、前記透明弾性樹脂を剥がすことができる状態で、前記液晶パネルを前記透明部材に仮接着する工程と、前記透明弾性樹脂を硬化させて、前記透明弾性樹脂を前記液晶パネルおよび前記透明部材に接着する工程と、を有することを特徴とする。
本発明に係る電子機器の製造方法は、液晶パネルが透明弾性樹脂を介して透明部材に接着されてなる電子機器の製造方法であって、前記透明弾性樹脂を剥がすことができる状態で、前記液晶パネルを前記透明部材に仮接着する工程と、前記透明弾性樹脂を硬化させて、前記透明弾性樹脂を前記液晶パネルおよび前記透明部材に接着する工程と、を有することが好ましい。
本発明に係る電子機器の製造方法は、液晶パネルが透明弾性樹脂を介して透明部材に接着されてなる電子機器の製造方法であって、前記液晶パネルを、前記透明弾性樹脂で包む工程と、前記液晶パネルを包んだ前記透明弾性樹脂を剥がすことができる状態で前記透明部材に仮接着する工程と、前記透明弾性樹脂を硬化させて、前記透明弾性樹脂を前記透明部材に接着する工程と、を有することが好ましい。
本発明に係る電子機器は、筐体に配置される透明部材と、前記透明部材の内面側に配置される液晶パネルと、前記液晶パネルに対向するように配置されるバックライトと、を備え、前記液晶パネルは、透明弾性樹脂を介して前記透明部材の内面側に接着され、前記バックライトは、前記液晶パネルと接触しないように配置されていることが好ましい。
【0007】
本発明に係る電子機器は、上記本発明の電子機器において、前記透明弾性樹脂は、前記透明部材および前記液晶パネルの表示面に密着することを特徴とする。
【0008】
本発明に係る電子機器は、上記本発明の電子機器において、前記透明弾性樹脂は粘着性を有することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る電子機器は、上記本発明の電子機器において、前記透明部材は、タッチパネルであることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る電子機器は、上記本発明の電子機器において、前記透明弾性樹脂は、前記液晶パネル全体を包み込んでいることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る電子機器の製造方法は、液晶パネルが透明弾性樹脂を介して透明部材に接着されてなる電子機器の製造方法であって、前記液晶パネルおよび前記透明部材に、熱硬化性樹脂である前記透明弾性樹脂を仮接着する工程と、前記透明弾性樹脂を加熱し、弾性を残して硬化させて、前記透明弾性樹脂を前記液晶パネルおよび前記透明部材に接着する工程と、を有することを特徴とする。
【0012】
本発明に係る電子機器の製造方法は、液晶パネルが透明弾性樹脂を介して透明部材に接着されてなる電子機器の製造方法であって、前記液晶パネル全体を、熱硬化性樹脂である前記透明弾性樹脂で包み込む工程と、前記液晶パネルを包み込んだ前記透明弾性樹脂を前記透明部材に仮接着する工程と、前記透明弾性樹脂を加熱し、弾性を残して硬化させて、前記透明弾性樹脂を前記透明部材に接着する工程と、を有することを特徴とする。
【0013】
本発明に係る電子機器の製造方法は、液晶パネルが透明弾性樹脂を介して透明部材に接着されてなる電子機器の製造方法であって、前記透明部材に前記液晶パネルを仮固定する工程と、前記液晶パネルと前記透明部材との隙間に、熱硬化性樹脂である前記透明弾性樹脂を充填する工程と、前記透明樹脂を加熱し弾性を残して硬化させる工程と、を有することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る液晶パネルの保持構造は、液晶パネルが、筐体に保持されるべき透明部材の内面側に保持されてなる液晶パネルの保持構造であって、前記液晶パネルが、透明弾性樹脂を介して前記透明部材の内面側に接着され、前記液晶パネルは、前記透明弾性樹脂によってのみ保持されていることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る液晶パネルの保持構造は、液晶パネルが、筐体に保持されるべき透明部材の内面側に保持されてなる液晶パネルの保持構造であって、前記液晶パネルは、透明弾性樹脂を介して前記透明部材の内面側に接着されるとともに、前記透明弾性樹脂によってのみ保持されており、前記液晶パネルは、当該液晶パネルと対向するバックライトと接触しない状態で保持されることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る液晶パネル保持構造は、前記液晶パネルには、該液晶パネルに殆ど力を及ぼさない状態で配線が接続されることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る液晶パネルは、筐体に配置されるべき透明部材の内面側に配置されるとともに、バックライトに対向するように配置される液晶パネルであって、前記液晶パネルは、透明弾性樹脂を介して前記透明部材の内面側に接着されるとともに、前記バックライトと接触しないように配置されていることを特徴とする。
【0018】
本発明に係る液晶パネルは、筐体に保持されるべき透明部材の内面側に保持される液晶パネルであって、前記液晶パネルが、透明弾性樹脂を介して前記透明部材の内面側に接着されるとともに、前記透明弾性樹脂によってのみ保持されていることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る液晶パネルは、筐体に配置されるべき透明部材の内面側に保持されるとともに、バックライトに対向するように保持される液晶パネルであって、前記液晶パネルが、前記液晶パネルは、透明弾性樹脂を介して前記透明部材の内面側に接着されるとともに、前記透明弾性樹脂によってのみ保持されており、前記液晶パネルは、当該液晶パネルと対向するバックライトと接触しない状態で保持されることを特徴とする。
【0020】
本発明に係る液晶パネルは、前記液晶パネルには、該液晶パネルに殆ど力を及ぼさない状態で配線が接続されることを特徴とする。
【0021】
液晶パネル保持構造としては、電子機器の筐体の表面に配置される透明部材の内側に対向保持され、該透明部材を介して目視される液晶パネルの保持構造であって、前記透明部材の内面側に接着される透明弾性樹脂を介して前記液晶パネルが透明部材に保持され、前記液晶パネルは、該液晶パネルに殆ど力を及ぼさない状態で接続される配線部を除き、前記透明弾性樹脂とのみ接触する構成としてもよい。
【0022】
この構成によれば、液晶パネルが、電子機器の筐体の表面に配置される透明部材の内面側に接着される透明弾性樹脂を介して、透明部材に保持される構造となり、液晶パネルは液晶パネルに殆ど力を及ぼさない状態で接続される配線部を除き透明弾性樹脂とのみ接触する。
【0023】
したがって、透明部材や電子機器の筐体に外力が加わっても、それらの変形に伴って液晶パネルに押圧力や張力が加わることが殆どない。そのため、電子機器に加わった外力によって、液晶パネルが破損することが少ない液晶パネルの保持構造となる。
【0024】
また、液晶パネルは、弾性を有する透明弾性樹脂を介して透明部材に保持され、直接液晶パネルを保持するのは、この透明弾性樹脂のみであるため、電子機器に加わった衝撃は、透明弾性樹脂を介して液晶パネルに伝わり、しかも、筐体など他の部分と液晶パネルとの干渉は起きない。したがって、透明弾性樹脂が緩衝材として作用し、液晶パネルに伝わる衝撃を和らげる。その結果、耐衝撃性の強い液晶パネルの保持構造となる。
【0025】
しかも、耐衝撃性を得るために用いる部材は、一片の透明弾性樹脂のみであり、多くの部品を必要としないため、小型軽量でありながら耐衝撃性を有する液晶パネルの保持構造を形成することができる。
【0026】
上記液晶パネル保持構造の構成において、前記透明弾性樹脂は、前記液晶パネルの表示面全面および前記透明部材に密着するようにしてもよい。
【0027】
この構成によれば、透明弾性樹脂が、液晶パネルの表示面全面と密着し、かつ、表示面に対応する窓となる透明部材の全面にも密着する。したがって、液晶パネル表示面と透明部材との間に、プラスチックやガラス等で形成される透明部材や液晶パネルの基板との屈折率差が大きい空気層が存在しない。その結果、反射等の原因となる空気層との境界面が介在しない構造となる。そのため、耐衝撃性が高いにも拘わらず、高い表示品質を確保することのできる液晶パネルの保持構造となる。
【0028】
上記液晶パネル保持構造の構成において、前記透明弾性樹脂は粘着性を有するようにしてもよい。
【0029】
この構成によれば、透明弾性樹脂が粘着性を持つため、接着剤等を用いることなく、透明部材および液晶パネルの表示面と密着した状態を保つことができる。
【0030】
上記液晶パネル保持構造の構成において、前記透明部材は、タッチパネルであるようににしてもよい。
【0031】
この構成によれば、タッチパネルを有する電子機器において、高い耐衝撃性を持ち、表示品質の高い液晶パネル保持構造が得られる。
【0032】
上記液晶パネル保持構造の構成において、前記透明弾性樹脂は、前記液晶パネル全体を包み込んでいるようにしてもよい。
【0033】
この構成によれば、透明弾性樹脂が液晶パネル全体を包み込む構造となっているため、湿気や急激な温度変化等の外部環境に影響を受けにくい液晶パネルの保持構造となる。
【0034】
電子機器の製造方法としては、本発明に記載の液晶パネル保持構造を有する電子機器の製造方法であって、前記透明弾性樹脂は、熱硬化性樹脂であり、前記液晶パネルおよび前記透明部材に前記透明弾性樹脂を仮接着する工程と、前記透明弾性樹脂を加熱し、弾性を残して硬化させて、前記液晶パネルおよび前記透明部材に接着する工程と、を有するようにしてもよい。
【0035】
この製造方法によれば、まず、透明弾性樹脂を液晶パネルおよび透明部材に仮接着し、その後、透明弾性樹脂を加熱することによって液晶パネルおよび透明部材と接着される。したがって、透明弾性樹脂が液晶パネルおよび透明部材に仮接着された段階で接着面等にゴミ等が介在していることが判明した場合は、仮接着を剥がしてゴミ等を取り除いた後、再度、仮接着し、さらに透明弾性樹脂を加熱して接着することができる。そのため、ゴミ等の介在がないことが確認された状態で、透明弾性樹脂を液晶パネルおよび透明部材に接着することができ、ゴミ等の介在が原因となって不良品が発生することを防ぐことができる。
【0036】
電子機器の製造方法としては、本発明に記載の液晶パネル保持構造を有する電子機器の製造方法であって、前記透明弾性樹脂は、熱硬化性樹脂であり、前記液晶パネル全体を前記透明弾性樹脂で包み込む工程と、前記液晶パネルを包み込んだ前記透明弾性樹脂を前記透明部材に仮接着する工程と、前記透明弾性樹脂を加熱し、弾性を残して硬化させて、前記透明部材に接着する工程と、を有するようにしてもよい。
【0037】
この製造方法によれば、液晶パネルを包み込んだ透明弾性部材と、透明部材とを仮接着した状態でゴミ等の存在が確認できるため、ゴミ等がある場合は取り除いた後に、液晶パネルを包み込んだ透明弾性部材と、透明部材とを接着することができる。したがって、液晶パネルを包み込んだ透明弾性部材と、透明部材との接着面におけるゴミ等の介在が原因となって不良品が発生することを防ぐことができる。
【0038】
電子機器としては、上記の液晶パネル保持構造を有するとしてもよい。
【0039】
これによれば、当該電子機器のそれぞれについて前述した作用効果を有する液晶パネル保持構造を持つ電子機器が得られる。
【0040】
電子機器の製造方法としては、本発明に記載の液晶パネル保持構造を有する電子機器の製造方法であって、前記透明弾性樹脂は、熱硬化性樹脂であり、前記透明部材に前記液晶パネルを仮固定する工程と、前記液晶パネルと前記透明部材との隙間に透明弾性樹脂を充填する工程と、前記透明樹脂を加熱し弾性を残して硬化させる工程と、を有するようにしてもよい。
【0041】
この製造方法によれば、液晶パネルを透明部材に仮固定した状態で、それらの隙間に透明弾性樹脂を充填し、弾性を残して硬化させることによって、透明弾性樹脂が液晶パネルの表示面全面および透明部材に密着する構造を容易に形成することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら、さらに具体的に説明する。
【0043】
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態の液晶パネル保持構造を示す断面図である。また、図2は、本実施形態の液晶パネル保持構造を有する電子機器としての携帯電話機10を示す断面図であり、図3は、その斜視図である。
【0044】
これらの図に示すように、本実施形態の液晶パネル保持構造においては、液晶パネル28の表示面全面にわたって透明弾性樹脂22が密着し、その透明弾性樹脂22は電子機器としての携帯電話機10の筐体14表面に配置される透明部材18例えばカバーレンズに密着している。また、この液晶パネル28は、この透明弾性樹脂22のみにより保持されており、他の回路との接続に用いられ液晶パネル28に殆ど力を及ぼさない配線部材(図示せず)を除き携帯電話機の筐体14や他の部分には接触してない。例えば、図2に示したバックライト40も、液晶パネル28には接触しない状態となっている。バックライト40は、例えば、図2に示すように、携帯電話機10の回路基板44を介して、筐体14に保持されている。
【0045】
液晶パネル28は、2枚の透明な基板30,30と、それぞれの基板30,30に貼付された偏光板31,31と、周囲を封止するシール材32と、それらにより形成される空間に封入された液晶34を含んで構成される。2枚の基板30は、それぞれガラスまたはプラスチックのいずれかで形成されている。なお、液晶パネル28は、駆動方式で言えば、パネル自体にスイッチング素子を用いない単純マトリックス液晶表示パネルやスタティック駆動液晶表示パネル、またTFTで代表される三端子スイッチング素子あるいはMIMで代表される二端子スイッチング素子を用いたアクティブマトリックス液晶表示パネル、電気光学特性で言えば、TN形、STN形、ゲストホスト形、相転移形、強誘電形など、種々のタイプの液晶パネルを用いることができる。
【0046】
透明弾性樹脂22は、シリコンゲル等のシリコーン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性を有し、熱硬化後も弾性を保つことができ、可視光を十分透過する材料で形成されている。また、透明弾性樹脂22は、粘着性を持ち、その粘着力によって液晶パネル28の偏光板31、および透明部材18に貼付することができる。さらに、透明弾性樹脂22は、接着剤を用いることなく、熱硬化により液晶パネル28および透明部材18に強固に接着される。なお、透明弾性樹脂22は、この熱硬化後も所定の弾性を保持している。このように、透明弾性樹脂22は、粘着性を持つため、接着剤等を用いることなく、透明部材18および液晶パネル28の偏光板31と密着した状態を保つことができる。
【0047】
透明部材18は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等で形成され、可視光を十分透過し、例えば1〜2mm程度の厚さを持ち、携帯時の落下衝撃等に耐えうる強度を有している。本実施形態においては、透明部材18は、電子機器としての携帯電話機10の筐体14の一部分を構成している。
【0048】
上記のような本実施形態の液晶パネル28の保持構造によれば、液晶パネル28が、電子機器である携帯電話機10の筐体14の表面に配置される透明部材18の内面側に接着される透明弾性樹脂22を介して、透明部材18によって保持される構造となり、液晶パネル28は透明弾性樹脂22とのみ接触する。なお、配線部材(図示せず)は、液晶パネルに接触するが、液晶パネル28に殆ど力を及ぼさない状態で接続されている。
【0049】
したがって、透明部材18や携帯電話機10の筐体14に外力が加わっても、液晶パネル28は透明部材18側でのみ保持され他に接触してないため、それらの変形に伴って液晶パネル28に押圧力や張力が加わることが殆どない。しかも、透明部材18の変形やゆがみは、透明弾性樹脂22を介して伝わるため、その弾性によって変形やゆがみが緩和されて液晶パネル28に伝わる。そのため、携帯電話機10に加わった外力によって液晶パネル28が破損することが起きにくい液晶パネル28の保持構造となる。
【0050】
また、液晶パネル28は、弾性を有する透明弾性樹脂22を介して透明部材18に保持され、液晶パネル28に殆ど力を及ぼさない状態で接続される配線部材を除いて透明弾性樹脂22のみにしか接触しないため、携帯電話機10に加わった衝撃は、透明弾性樹脂22を介して液晶パネル28に伝わり、しかも、その衝撃によって液晶パネル28が筐体など他の部分と干渉することがない。したがって、透明弾性樹脂22が緩衝材として作用し、液晶パネル28に伝わる衝撃を和らげる。その結果、耐衝撃性の強い液晶パネル28の保持構造となる。
【0051】
しかも、耐衝撃性を得るために用いる部材は、一片の透明弾性樹脂22のみであり、多くの部品を必要としないため、小型軽量でありながら高い耐衝撃性を有する液晶パネル28の保持構造を形成することができる。
【0052】
さらに、本実施形態の液晶パネル保持構造によれば、透明弾性樹脂22が、液晶パネル28の表示面全面と密着し、かつ、表示面に対応した窓となる透明部材18の全面にも密着するため、それらの相互間に空気層が存在しない。したがって、液晶パネル28表示面と透明部材18との間に、プラスチックやガラス等で形成される透明部材18や液晶パネル28の偏光板31との屈折率差が大きい空気層が存在しない。その結果、反射等の原因となる空気層との境界面が介在しない構造となる。そのため、耐衝撃性が高いにも拘わらず、高い表示品質を確保することのできる液晶パネル保持構造となる。
【0053】
次に、本実施形態の液晶パネル保持構造を有する電子機器としての携帯電話機10の製造方法について述べる。
【0054】
まず、透明弾性樹脂22の一面側を液晶パネル28の表示面全面に仮接着するとともに、透明弾性樹脂22の他面側の全面を透明部材18に仮接着する。
【0055】
そして、この仮接着の状態において、ゴミ等が各接着面に介在しないことを確認する。
【0056】
もし、ゴミ等がいずれかの接着面に介在する場合は、仮接着を剥がし、ゴミ等を除去した後、再度、仮接着する。
【0057】
そして、透明弾性樹脂22を加熱し、耐衝撃性を保つために十分な弾性を残して硬化させて、透明弾性樹脂22をさらに強固に液晶パネル28および透明部材18に接着させる。
【0058】
このように、本実施形態の液晶パネル保持構造を有する電子機器の製造方法によれば、まず、透明弾性樹脂22を液晶パネル28および透明部材18に仮接着し、その後、透明弾性樹脂22を加熱することによって、液晶パネル28および透明部材18とさらに強固に接着される。したがって、透明弾性樹脂22が液晶パネル28および透明部材18に仮接着された段階で接着面等にゴミ等が介在していることが判明した場合は、仮接着を剥がしてゴミ等を取り除いた後、再度、仮接着し、さらに透明弾性樹脂22を加熱して接着することができる。そのため、ゴミ等の介在がないことが確認された状態で、透明弾性樹脂22を液晶パネル28および透明部材18に強固に接着することができ、ゴミ等の介在が原因となって不良品が発生することを防ぐことができる。
【0059】
〔第2実施形態〕
第2実施形態は、電子機器としての携帯電話機10の筐体14表面に配置される透明部材18としてタッチパネル56が用いられ、そのタッチパネル56に透明弾性樹脂22を介して液晶パネル28が保持される点が、第1実施形態とは異なる。それ以外の点については、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0060】
図4は、透明部材がタッチパネル56となっている、本実施形態の液晶パネル保持構造が用いられた電子機器としての携帯電話機52を示す断面図である。この図に示すように本実施形態の液晶パネル保持構造においては、タッチパネル56が携帯電話機52の筐体14表面の一部を構成し、そのタッチパネル56に液晶パネル28が透明弾性樹脂22を介して保持されている。
【0061】
本実施形態によれば、タッチパネル56を有する電子機器において、高い耐衝撃性を持ち、表示品質の高い液晶パネル保持構造が得られる。
【0062】
〔第3実施形態〕
図5は、第3実施形態の液晶パネル保持構造を示す断面図である。本実施形態は、液晶パネル28が、透明弾性樹脂82によって包まれた状態で、透明弾性樹脂82を介して透明部材18に保持される点が第1実施形態とは異なる。それ以外の点については、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0063】
本実施形態の液晶パネル28の保持構造を有する電子機器例えば携帯電話機の製造方法においては、まず、液晶パネル28全体を透明弾性樹脂82で包み込む。これは、例えばポッティングという方法、すなわち、配線部材が接続された液晶パネルを、型枠(図示せず)に接触しない状態で型枠内に配置し、その型枠に液体状の樹脂を流し込み、その樹脂を硬化させて透明弾性樹脂82とし、その後、型枠を取り除くことによって行われる。
【0064】
そして、液晶パネル28を包み込んだ透明弾性樹脂82の、液晶パネルの表示面に対応する面の全面を透明部材18に仮接着する。
【0065】
この仮接着の状態において、ゴミ等が透明弾性樹脂82と透明部材18との接着面に介在しないことを確認する。
【0066】
もし、ゴミ等がいずれかの接着面に介在する場合は、仮接着を剥がし、ゴミ等を除去した後、再度、仮接着する。
【0067】
そして、透明弾性樹脂82を加熱し、弾性を残して硬化させて、透明弾性樹脂82をさらに強固に液晶パネル28および透明部材18に接着する。
【0068】
本実施形態によれば、第1実施形態の場合と同様な作用効果を奏することができる。
【0069】
それに加えて、本実施形態によれば、透明弾性樹脂82が液晶パネル28全体を包み込む構造となっているため、液晶パネルが湿気や急激な温度変化等の外部環境に影響を受けにくい状態で、液晶パネル28を保持する構造が得られる。
【0070】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内または特許請求の範囲の均等範囲内で各種の変形実施が可能である。
【0071】
例えば、上記各実施形態では、透明弾性樹脂と、液晶パネルおよび透明部材との接着において、透明弾性樹脂の接着性のみをもって接着する例を示したが、透明弾性樹脂としては接着性のないものを用い、透明弾性樹脂と、液晶パネルおよび透明部材とのそれぞれの間に弾性を有する透明な接着剤を用いて接着してもよい。
【0072】
また、上記各実施例では、液晶パネルに殆ど力を及ぼさない状態で接続される配線部を除き、液晶パネルが透明弾性樹脂のみに接触する例を示したが、十分な弾性をもって液晶パネルに接触するのであれば、ゴム等で形成された他の部材が液晶パネルに接触していてもよい。例えば、図2においてバックライト40と液晶パネル28との間にこのような他の部材を介在させてもよい。
【0073】
さらに、上記各実施形態では、電子機器として携帯電話機の例を示したが、本発明の液晶パネルの保持構造および電子機器の製造方法は、時計、ページャ、PDA、電子手帳、ノートパソコン、電卓、POS端末、ICカード、ミニディスクプレーヤなどを含むさまざまな電子機器に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の液晶パネル保持構造を示す断面図である。
【図2】第1実施形態の液晶パネル保持構造を有する携帯電話機の模式的な断面図である。
【図3】第1実施形態の液晶パネル保持構造を有する携帯電話機の斜視図である。
【図4】第2実施形態の液晶パネルの保持構造が用いられた携帯電話機を示す断面図である。
【図5】第3実施形態の液晶パネル保持構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10,52 携帯電話機(電子機器)
14 筐体
18 透明部材
22,82 透明弾性樹脂
28 液晶パネル
31 偏光板
56 タッチパネル
Claims (7)
- 筐体に配置されるべき透明部材の内面側に保持される液晶パネルであって、
前記液晶パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなり、前記一対の基板の少なくとも一方に偏光板が配置されてなるとともに、前記透明部材に接着されてなる透明弾性樹脂に前記偏光板も含んで包まれ、該透明弾性樹脂によってのみ保持されてなることを特徴とする液晶パネル。 - 前記液晶パネルには、該液晶パネルに殆ど力を及ぼさない状態で配線が接続されてなることを特徴とする請求項1に記載の液晶パネル。
- 筐体に配置される透明部材と、
前記透明部材の内面側に配置される液晶パネルと、を備え、
前記液晶パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなり、前記一対の基板の少なくとも一方に偏光板が配置されてなるとともに、前記透明部材に接着されてなる透明弾性樹脂に前記偏光板も含んで包まれ、該透明弾性樹脂によってのみ保持されてなることを特徴とする電子機器。 - 前記液晶パネルには、該液晶パネルに殆ど力を及ぼさない状態で配線が接続されてなることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
- 前記透明部材は、タッチパネルであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電子機器。
- 一対の基板間に液晶を封入してなり、前記一対の基板の少なくとも一方に偏光板が配置されてなる液晶パネルが、透明弾性樹脂を介して透明部材に接着されてなる電子機器の製造方法であって、
前記液晶パネルを、前記偏光板も含んで前記透明弾性樹脂で包む工程と、
前記液晶パネルが前記透明弾性樹脂によってのみ保持されるように、該透明弾性樹脂を前記透明部材に接着する工程と、
を有することを特徴とする電子機器の製造方法。 - 前記接着する工程は、
前記透明弾性樹脂を剥がすことができる状態で、前記液晶パネルを前記透明部材に仮接着する工程と、
前記透明弾性樹脂を硬化させて、前記透明弾性樹脂を前記液晶パネルおよび前記透明部材に接着する工程と、
を有することを特徴とする請求項6に記載の電子機器の製造方法。
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