JP3516037B2 - 高周波用開閉器 - Google Patents

高周波用開閉器

Info

Publication number
JP3516037B2
JP3516037B2 JP50957798A JP50957798A JP3516037B2 JP 3516037 B2 JP3516037 B2 JP 3516037B2 JP 50957798 A JP50957798 A JP 50957798A JP 50957798 A JP50957798 A JP 50957798A JP 3516037 B2 JP3516037 B2 JP 3516037B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed contact
base
movable
contact
shield plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP50957798A
Other languages
English (en)
Inventor
達生 篠浦
清明 葛川
正則 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP3516037B2 publication Critical patent/JP3516037B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H11/0006Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches for converting electric switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/10Electromagnetic or electrostatic shielding
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/10Auxiliary devices for switching or interrupting
    • H01P1/12Auxiliary devices for switching or interrupting by mechanical chopper

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Contacts (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
本発明は高周波用開閉器、特に、高周波電流回路の開
閉を主目的とする高周波用開閉器に関する。
【背景技術】
従来、高周波電流回路を開閉する際の高周波特性を向
上させるため、例えば、実公平6−38354号公報に記載
の高周波用開閉器がある。 すなわち、固定接点部材を同一直線上にインサート成
形した基板上に箱形シールドケースを設置し、このシー
ルドケースの底面から突出する前記固定接点部材の上端
部に可動接点部材を接離することにより、高周波電流回
路を開閉する高周波用開閉器である。
【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の高周波用開閉器では、所望の高
周波特性を得にくいだけでなく、複雑な形状の箱形シー
ルドケースを必要とする。このため、生産性が低く、小
型化が困難であるという問題点がある。 本発明は、前記問題点に鑑み、所望の高周波特性を有
し、生産性が高く、小型の高周波用開閉器を提供するこ
とを目的とする。
【課題を解決するための手段および発明の効果】
前記目的を達成するため、本発明の第1の特徴は、可
動ブロックの上端部をベースの上面と平行な回動軸心を
中心として回動するように吊り下げるとともに、前記可
動ブロックの下端部に前記回動軸心と平行になるように
可動接触片を設け、前記ベースの上面に配置した電磁石
ブロックの励磁,消磁に基づいて前記可動ブロックを回
動し、前記可動接触片の両端を、前記ベースの上面から
垂直に突出した一対の固定接点端子の上端部側面に位置
する固定接点に、それぞれ接離させて高周波電流回路を
開閉する高周波用開閉器において、少なくともいずれか
一つの前記固定接点と、この固定接点の背面側で前記ベ
ースの上面から垂直に突出するシールド板との間に誘電
体を設けたことを特徴とする高周波用開閉器にある。 また、本発明の第7の特徴は、可動ブロックの上端部
をベースの上面と平行な回動軸心を中心として回動する
ように吊り下げるとともに、前記可動ブロックの下端部
に前記回動軸心と平行になるように複数の可動接触片を
設け、前記ベースの上面に配置した電磁石ブロックの励
磁,消磁に基づいて前記可動ブロックを回動し、複数の
前記可動接触片の両端を、前記ベースの上面から垂直に
突出した一対の固定接点端子の上端部側面に位置する共
通固定接点および常開固定接点と、前記ベースの上面か
ら垂直に突出した一対の固定接点端子の上端部側面に位
置する共通固定接点および常閉固定接点とに、交互にそ
れぞれ接離させて高周波電流回路を開閉する高周波用開
閉器において、前記共通固定接点、前記常開固定接点お
よび前記常閉固定接点の少なくともいずれか一つの固定
接点と、この固定接点の背面側で前記ベースの上面から
垂直に突出するシールド板との間に誘電体を設けたこと
を特徴とする高周波用開閉器にある。 本発明の第1または第7の特徴によれば、固定接点と
シールド板との間に誘電体を設けることにより、ベース
の上面に立設した扁平なストリップライン構造を構築で
きる。このため、従来例のような複雑な形状の箱形シー
ルドケースを使用せずに、所望の安全した高周波特性を
有し、床面積が小さい小型の高周波用開閉器が得られ
る。 第2または8の特徴は、前記誘電体が、前記ベースの
上面に一体成形した絶縁壁からなる高周波用開閉器にあ
る。 第2または8の特徴によれば、前記誘電体がベースに
一体な絶縁壁であり、部品点数,組立工数が少ない。こ
のため、より一層生産性が高く、小型の高周波用開閉器
が得られる。 第3または9の特徴は、前記誘電体が、前記シールド
板の厚さ寸法を対向面間距離として平行に配置された複
数の絶縁壁からなることである。 第3または9の特徴によれば、誘電体が、シールド板
の位置決め部材となるので、組立性が向上する。 第4の特徴は、前記ベースの上面から突出する前記固
定接点を設けた固定接点端子の下端部と、前記シールド
板から延在したグランド端子の下端部とを同一直線上に
配置した構成からなることである。 第10の特徴は、前記ベースの上面から突出する前記共
通固定接点、前記常開固定接点および前記常閉固定接点
を設けた固定接点端子の下端部と、前記シールド板から
延在したグランド端子の下端部とを同一直線上に配置し
た構成からなることである。 第4または10の特徴によれば、固定接点端子の端子部
とシールド板のグランド端子とが同一直線上に並ぶの
で、プリント基板等への装着作業が容易となり、便利で
ある。 第5の特徴は、前記シールド板に、前記固定接点から
開離した場合に可動接触片が接触するグランド舌片を、
延在した構成からなることである。 第11の特徴は、前記シールド板に、前記共通固定接点
および前記常開固定接点から、または、前記共通固定接
点および前記常閉固定接点から開離した可動接触片が接
触するグランド舌片を、延在した構成からなることであ
る。 第5または11の特徴によれば、固定接点から開離した
時に可動接触片がシールド板のグランド舌片に接触する
ので、接点開離時における高周波特性がより一層向上す
る。 第6または12の特徴は、前記シールド板に、前記可動
接触片を付勢する復帰ばねが係止する係止爪を、延在し
た構成からなることである。 第6または12の特徴によれば、可動接触片を付勢する
復帰ばねがシールド板の係止爪に係止するので、組み立
てが容易になり、便利である。 第13の特徴は、前記可動接触片に接触する当接面を反
対方向にそれぞれ向けた一対の前記共通固定接点を、前
記ベースの上面から突出する共通固定接点端子の上端部
に設けた構成からなることである。 第13の特徴によれば、共通固定接点端子の上端部に設
けた一対の固定接点に異なる可動接触片が交互に接触す
る。このため、前記誘電体を間にして異なる高周波電流
回路を開閉できる高周波用開閉器が得られる。 第14の特徴は、対向しないように平行に配した一対の
可動接触片を板厚方向に同時に往復移動させることによ
り、前記共通固定接点および前記常開固定接点に、また
は、前記共通固定接点および前記常閉固定接点に交互に
接離して異なる高周波電流回路を開閉する構成からなる
ことである。 第14の特徴によれば、対向しないように平行に配した
一対の可動接触片が異なる固定接点に交互に接離して異
なる高周波電流回路を開閉する。このため、隣合う可動
接触片の磁気的影響を受けにくくなり、高周波特性がよ
り一層優れた高周波用開閉器が得られる。 第15の特徴は、絶縁状態で同一直線上に配した一対の
可動接触片を板厚方向に同時に往復移動させることによ
り、前記共通固定接点および前記常開固定接点に、また
は、前記共通固定接点および前記常閉固定接点に交互に
接離して異なる高周波電流回路を開閉する構成からなる
ことである。 第15の特徴によれば、絶縁状態で同一直線上に配した
一対の可動接触片が固定接点に交互に接離して異なる高
周波電流回路を開閉する。このため、可動接触片を有す
る可動ブロックの製造が容易になり、生産性のより一層
高い高周波用開閉器が得られる。 第16の特徴は、可動ブロックの上端部をベースの上面
と平行な回動軸心を中心として回動するように吊り下げ
るとともに、前記可動ブロックの下端部に前記回動軸心
と平行になるように可動接触片を設け、前記ベースの上
面に配置した電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて前
記可動ブロックを回動し、前記可動接触片の両端を、前
記ベースの上面から垂直に突出した一対の固定接点端子
の上端部側面に位置する固定接点に、それぞれ接離させ
て高周波電流回路を開閉する高周波用開閉器において、
一対の前記固定接点の少なくともいずれか一つの固定接
点と、前記ベースの上面から垂直に突出するシールド板
とを同一平面上に位置するように1枚のリードフレーム
から切り出すとともに、前記固定接点および前記シール
ド板の間に誘電体を設けたことを特徴とする高周波用開
閉器にある。 第20の特徴は、可動ブロックの上端部をベースの上面
と平行な回動軸心を中心として回動するように吊り下げ
るとともに、前記可動ブロックの下端部に前記回動軸心
と平行になるように複数の可動接触片を設け、前記ベー
スの上面に配置した電磁石ブロックの励磁,消磁に基づ
いて前記可動ブロックを回動し、複数の前記可動接触片
の両端を、前記ベースの上面から垂直に突出した一対の
固定接点端子の上端部側面に位置する共通固定接点およ
び常開固定接点と、前記ベースの上面から垂直に突出し
た一対の固定接点端子の上端部側面に位置する共通固定
接点および常閉固定接点とに、交互にそれぞれ接離させ
て高周波電流回路を開閉する高周波用開閉器において、
前記共通固定接点、前記常開固定接点および前記常閉固
定接点の少なくともいずれか一つの固定接点と、前記ベ
ースの上面から垂直に突出するシールド板とを同一平面
上に位置するように1枚のリードフレームから切り出す
とともに、前記固定接点および前記シールド板の間に誘
電体を設けたことを特徴とする高周波用開閉器にある。 第16および第20の特徴によれば、シールド板と固定接
点とを同一平面上に配置し、固定接点とシールド板との
間に誘電体を設けることにより、ベースの上面に立設し
た扁平なコプレナガイド構造を構築できる。このため、
従来例のような複雑な形状の箱形シールドケースを使用
せずに、所望の周波数特性を有し、生産性が高く、床面
積が小さい小型の高周波用開閉器が得られる。また、シ
ールド板のグランド端子と固定接点とが同一直線上に並
ぶことになり、プリント基板等への実装作業が容易にな
る。 第17の特徴は、前記シールド板と前記固定接点とを誘
電体で一体化したことである。 第21の特徴は、前記シールド板と、前記共通固定接
点、前記常開固定接点および前記常閉固定接点の少なく
ともいずれか一つの固定接点と、を誘電体で一体化した
ことである。 第17または21の特徴によれば、シールド板と固定接点
とが誘電体で一体化されるので、組立ラインにおける部
品点数,組立工数が少なくなり、生産性が向上する。 第18の特徴は、前記シールド板の少なくとも一端部
に、前記固定接点から開離した可動接触片が接触するグ
ランド舌片を、延在したことである。 第22の特徴は、前記シールド板の少なくとも一端部
に、前記共通固定接点および前記常開固定接点から、ま
たは、前記共通固定接点および前記常閉固定接点から開
離した可動接触片が接触するグランド舌片を、延在した
ことになる。 第18または22の特徴によれば、固定接点から開離した
時に可動接触片がシールド板のグランド舌片に接触する
ので、接点開離時における高周波特性がより一層向上す
る。 第19または23の特徴は、前記グランド舌片の基部に、
折り曲げ用肩部を一体成形したことである。 第19または23の特徴によれば、グランド舌片の基部に
一体成形した折り曲げ用肩部を基準面に利用できる。こ
のため、グランド舌片の折り曲げ作業が正確になり、組
立精度が向上する。さらに、折り曲げ作業を迅速に行う
ことができ、生産性がより一層向上するという効果があ
る。
【発明を実施するための最良の形態】
次に、本発明にかかる実施形態を図1ないし図35の添
付図面に従って説明する。 第1実施形態は、図1ないし図9に示すように、大
略、ベース10、固定接点機構20、電磁石ブロック30、可
動鉄片40、可動ブロック50、および、ケース60からな
る。 ベース10は、誘電体(合成樹脂)からなるフラットな
ベース本体11の対向する辺の隅部に、支持壁12,13を対
向するように突設するとともに、その間に不連続な絶縁
壁14,15,16,17を突設してある。前記支持壁12,13の上端
部には後述する可動ブロック50を回動可能に支持するた
めの軸受け用溝12a,13aがそれぞれ形成されている。ま
た、前記支持壁13の基部には、後述する可動鉄片40の回
動支点となる円弧面を備えた位置決め用突部18が形成さ
れている。 固定接点機構20は、固定接点21a,22aをそれぞれ有す
る同一形状の固定接点端子21,22と、共通固定接点23a,2
3bを有する共通固定接点端子23と、および、シールド板
24とからなるものである。 特に、前記固定接点21aおよび共通固定接点23aが常開
固定接点機構を構成し、固定接点22aおよび共通固定接
点23bが常閉固定接点機構を構成する。 また、前記シールド板24は、図6および図7に示すよ
うに、板状導電材を所定の形状に打ち抜いてプレス加工
したものである。そして、前記シールド板24は、複数本
のグランド端子25が下方側に同一直線上に突出している
とともに、延在した両側端部を内方に屈曲してグランド
舌片26a,26bが形成されている。さらに、シールド板24
の上端縁部から後述する可動ブロック50の復帰ばね56を
係止する係止爪27が突出している。 そして、前記ベース10の端子孔に、前記固定接点端子
21,22、共通固定接点端子23の下端部およびシールド板2
4のブランド端子25を圧入することにより、図5に示す
ように、前記固定接点端子21,22、共通固定接点端子23
の下端部およびグランド端子25の下端部が同一直線上に
並ぶ。さらに、固定接点21a,22aおよび共通固定接点23
a,23bが絶縁壁14,17および15,16の側面にそれぞれ当接
することにより、固定接点21a,22aおよび共通固定接点2
3a,23bの片側半分がシールドされる。このため、いわゆ
るストリップライン線路の原理を利用したシールド構造
が得られる。 電磁石ブロック30は、コイル31を巻回したスプール32
の中心孔32aに断面略T字形状の鉄芯33を挿入したもの
である。そして、中心孔32aから突出する一端部を磁極
部33aとする一方、突出する他端部33bを略L字形状に屈
曲したヨーク34の一端部にカシメ固定してある。前記ス
プール32の鍔部32bにはコイル端子35がそれぞれ圧入さ
れ、これに前記コイル31の引き出し線がからげられ、ハ
ンダ付けされている。 そして、前記ベース10の端子孔11aにコイル端子35を
圧入することにより、電磁石ブロック30が所定の位置に
位置決めされる。 可動鉄片40は、略L字形状に屈曲した磁性材からなる
ものであり、その片側端部が巾狭部41となっている。 そして、可動鉄片40は、前記ベースの上面に突設した
位置決め用突部18に上方から組み付けて位置決めされ
る。このため、可動鉄片40は、前記位置決め用突部18の
内側面を支点として回動可能に支持され、その一端部42
が鉄芯33の磁極部33aに当接可能となる。 可動ブロック50は、図8に示すように、同一形状を有
する一対の可動台51,52と、復帰ばね56とからなるもの
である。 前記可動台51,52は、その側面から下方側に延在した
突条51a,52aの下端部に、可動接触片51b,52bをそれぞれ
インサート成形してある。また、可動台51,52は、その
片側一端部に軸部53を側方に突設する一方、その片側他
端部に係合用突部54,54を側方に突設してある。 前記軸部53は、その上下に平行な平坦面53a,53bを形
成して逃げを作ってある。さらに、この平坦面53a,53b
上に樹脂成形で不可避のバリを発生させることにより、
滑らかな回動動作を得られるようにしてある。 前記係合用突部54の基部には、これに嵌合する形状の
凹部55が形成されている。さらに、前記突部54には、嵌
合する凹部55に形成した貫通孔55aに圧入する突起54aが
形成されている。 そして、前記可動台51の突部54を、可動台52の凹部55
に嵌合して位置決めする。ついで、前記可動台51の突起
54aおよび貫通孔55aを、可動台52の貫通孔55aおよび突
起54aにそれぞれ圧入して仮止めした後、接着剤,高周
波溶着等で接合一体化される。 さらに、接合一体化した可動台51,52の上端縁部に、
復帰ばね56の挟持部57を馬乗り状態に取り付けることに
より、可動ブロック50が完成する。 本実施形態によれば、同一形状の可動台51,52を使用
するので、樹脂成形が簡単になり、金型の製造が容易に
なるという利点がある。 ついで、前記可動ブロック50の軸部53,53を前記ベー
ス10の軸受け用溝12a,13aに嵌合することにより、可動
ブロック50を厚さ方向に回動可能に支持する。これによ
り、可動接触片51bが固定接点21a,23aまたはグランド舌
片26aに交互に接離可能に対向する。一方、可動接触片5
2bが固定接点22a,23bまたはグランド舌片26bに交互に接
離可能に対向する。そして、復帰ばね56の先端部をシー
ルド板24の係止爪27に係止することにより、可動ブロッ
ク50が電磁石ブロック30側に付勢される。 なお、前述の実施形態では、2個の可動台51,52を組
み合わせて可動ブロック50を形成する場合について説明
したが、必ずしもこれに限らず、図9Aおよび図9Bに示す
ように、最初から一体成形で可動ブロック50を形成して
もよい。この形態によれば、前述の実施形態のような組
立誤差がなく、寸法精度の高い可動ブロック50が得られ
る。このため、動作特性が均一な高周波用開閉器を得ら
れるという利点がある。 ケース60は、前記ベース10に嵌合可能な箱形状を有
し、その天井面のうち、前記可動ブロック50の軸部53の
直上に位置する部分に浮き上がり防止の位置決め用突起
61を突設してある(図2)。 そして、内部構成部品を組み込んだベース10にケース
60を嵌合すると、前記位置決め用突起61が軸部53の平坦
面53aとの間に微小な間隙を保持しながら対向する。そ
して、ベース10とケース60との接合面をシール剤で密封
することにより、組立作業が完了する。 次に、前述の構成からなる高周波用開閉器の動作につ
いて説明する。 電磁石ブロック30のコイル31に電圧が印加されていな
い場合には、復帰ばね56のばね力により、可動ブロック
50が電磁石ブロック30側に付勢されている。そして、可
動接触片51bがグランド舌片26aに接触しているととも
に、可動接触片52bが固定接点23b,22aに接触している。 そして、前記コイル31に電圧を印加して励磁すると、
鉄芯33の磁極部33aに可動鉄片40の一端部42が吸引され
る。このため、可動鉄片40が回動し、その巾狭部41が復
帰ばね56のばね力に抗して可動ブロック50を外方に押圧
する。この結果、可動ブロック50が軸部53を支点に回動
し、可動接触片51bがグランド舌片26aから開離して固定
接点21a,23aに接触する。一方、可動接触片52bが固定接
点23b,22aから開離してグランド舌片26bに接触した後、
可動鉄片40の一端部42が鉄芯33の磁極部33aに吸着す
る。 ついで、前記コイル31に対する電圧の印加を解除する
と、復帰ばね56のばね力により、可動ブロック50が前述
の回動方向と逆方向に回動する。このため、可動接触片
51bがグランド舌片26aに接触し、可動接触片52bが固定
接点23b,22aに接触して元の状態に復帰する。 第2実施形態は、図10ないし図13に示すように、前述
の第1実施形態が、ベース10に一体成形した支持壁12,1
3で可動ブロック50を回動可能に支持する場合であるの
に対し、ベース10に圧入して立設したシールド板24の両
端部から支持片28,29を延在し、この支持片28,29に設け
た軸孔28a,29aに前述の可動ブロック50の軸部53,53を挿
入して回動可能に支持する場合である。 図11に示すように、本実施形態も前述の第1実施形態
と同様、固定接点21a,22aおよび共通固定接点23a,23bの
背面がベース10に突設した絶縁壁14,17,および15,16に
当接し、ストリップライン線路を構成している。 なお、前記シールド板24は、その支持片28から復帰ば
ね56の自由端部に係止する係止爪27を側方に延在してい
る。さらに、前記シールド板24は、他の支持片29から可
動鉄片40の屈曲角部に圧接して回動可能に支持する位置
決め用舌片29bを側方に延在してある。 本実施形態によれば、ベース10に対して固定接点端子
21,22および共通固定接点端子23を下方から圧入する一
方、シールド板24を上方から圧入できる。このため、組
み立ての自由度が広がるという利点がある。他は前述の
第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。 第3実施形態は、図14および図15に示すように、ベー
ス10と別体の絶縁壁18を介してストリップライン線路を
構成する場合である。 すなわち、樹脂成形品である絶縁壁18の表面下端縁部
に突設した3組の圧入用突部18a,18b間に、固定接点端
子21,22および共通固定接点端子23をそれぞれ圧入する
一方、絶縁壁18の背面にシールド板24を組み付けた場合
である。 そして、図示しない電磁石ブロックの励磁,消磁に基
づいて板厚方向に往復移動する可動接触片51bまたは52b
が、固定接点21a,23aまたは固定接点23a,22aに交互に接
離して接点を開閉する。 なお、本実施形態では、絶縁壁18をベース10と別体に
形成する場合について説明したが、必ずしもこれに限ら
ず、ベース10に一体成形してもよい。 第4実施形態は、図16ないし図18に示すように、可動
接触片51b,52bを同一直線上に配置した場合である。こ
のため、略中央部を屈曲したシールド板24に対応するよ
うにベース10の絶縁壁14,15,16,17を突設してある。 本実施形態では、2枚の可動接触片51b,52bを同一直
線上に配置してある。このため、製造が容易となり、寸
法精度の高い可動ブロックを製造でき、動作特性のバラ
ツキを防止できるという利点がある。他は前述の実施形
態と同様であるので、説明を省略する。 (実験例1) 第1実施形態で示したシールド構造を有する高周波用
開閉器につき、可動接触片51bに対応する接点の回路を
開いた場合と、閉じた場合との高周波特性を測定した。
測定結果を図19および図20に示す。 (従来例) 従来例で説明した高周波用開閉器につき、実験例1と
同様、可動接触片に対応する接点の回路を開いた場合
と、閉じた場合との高周波特性を測定した。測定結果を
図19および図20に示す。 図19から明らかなように、接点を開いた場合における
高周波特性は本実験例1の方が常に優れていることがわ
かる。特に、2000MHzを越えると、その差が顕著であ
る。 また、図20からも明らかなように、接点を閉じた場合
における高周波特性は本実験例1の方が常に優れている
ことがわかる。特に、2000MHzを越えると、その差が顕
著である。 これは、高周波用開閉器内部の伝送経路において、実
験例1では、ほぼ全域にわたってインピーダンスマッチ
ングが図れるのに対し、従来例では、部分的にしかイン
ピーダンスマッチングを図れないためであると考えられ
る。 なお、固定接点の背面に位置する誘電体は必ずしもベ
ースに突設した絶縁壁である必要はなく、シールド板の
側面に積層した誘電物質からなる塗膜,シートであって
もよい。 第5実施形態にかかる高周波用開閉器は、図21ないし
図24に示すように、大略、ベース110、固定接点ブロッ
ク120、電磁石ブロック130、可動鉄片140、可動ブロッ
ク150、および、ケース160からなる。 ベース110は、誘電体(合成樹脂)からなるフラット
なベース本体111の対向する辺の隅部に、支持壁112,113
を対向するように突設するとともに、その間に後述する
固定接点ブロック120を配置するための端子孔を設けて
ある。前記支持壁112,113の上端部には後述する可動ブ
ロック150を回動可能に支持するための軸受け用溝112a,
113aがそれぞれ形成されている。また、前記支持壁113
の基部には、後述する可動鉄片140の回動支点となる円
弧面を備えた位置決め用突部114が形成されている。 固定接点ブロック120は、固定接点121a,122aをそれぞ
れ有する同一形状の固定接点端子121,122と、固定接点1
23a,123bを有する共通固定接点端子123と、および、シ
ールド板124とを、誘電体である合成樹脂製保持体120a
で一体成形したものである。 特に、前記固定接点121aおよび共通固定接点123aが常
開固定接点機構を構成し、固定接点122aおよび共通固定
接点123bが常閉固定接点機構を構成する。 また、前記シールド板124は、板状導電材を所定の形
状に打ち抜いてプレス加工したものである。そして、前
記シールド板124は、複数本のグランド端子125が下方側
に同一直線上に突出しているとともに、延在した両側端
部を内方に屈曲してグランド舌片126a,126bが形成され
ている。さらに、シールド板124の上端縁部から後述す
る可動ブロック150の復帰ばね156を係止する係止爪127
が突出している。 したがって、前記シールド板124の下方側に設けた切
り欠き部に、固定接点端子121,122および共通固定接点
端子123の上端部を位置決めした後、これらを保持体120
aで一体成形することにより、固定接点121a,122aおよび
共通固定接点123a,123bが側方に向けて露出する。さら
に、図24に示すように、前記固定接点端子121,122の固
定接点121a,122a、および、共通固定接点端子123の固定
接点123a,123bと、シールド板124とが保持体120aを介し
て略同一平面上に位置する。このため、いわゆるコプレ
ナガイド構造が得られる。 そして、前記固定接点ブロック120は、その固定接点
端子121,122、共通固定接点端子123の下端部およびシー
ルド板124のグランド端子125を、前記ベース110の端子
孔に圧入することにより、組み付けられる。 電磁石ブロック130は、コイル131を巻回したスプール
132の中心孔132aに断面略T字形状の鉄芯133を挿入した
ものである。そして、中心孔132aから突出する一端部を
磁極部133aとする一方、突出する他端部133bを略L字形
状に屈曲したヨーク134の一端部にカシメ固定してあ
る。前記スプール132の鍔部132bにはコイル端子135がそ
れぞれ圧入され、これに前記コイル131の引き出し線が
からげられ、ハンダ付けされている。 そして、前記ベース110の端子孔111aにコイル端子135
を圧入することにより、電磁石ブロック130が所定の位
置に位置決めされる。 可動鉄片140は、略L字形状に屈曲した磁性材からな
るものであり、その片側端部が巾狭部141となってい
る。 そして、可動鉄片140は、前記ベースの上面に突設し
た位置決め用突部114に上方から組み付けて位置決めさ
れる。このため、可動鉄片140は、前記位置決め用突部1
14の内側面を支点として回動可能に支持され、その一端
部142が鉄芯133の磁極部133aに当接可能となる。 可動ブロック150は、同一形状を有する一対の可動台1
51,152と、復帰ばね15とからなるものである。 前記可動台151,152は、その側面から下方側に延在し
た突条151a,152aの下端部に、可動接触片151b,152bをそ
れぞれインサート成形してある。また、可動台151,152
は、その片側一端部に軸部153を側方に突設する一方、
その片側他端部に係合用突部154を側方に突設してあ
る。 前記軸部153は、図22に示すように、その上下に平行
な平坦面153a,153bを形成して逃げを作ってある。さら
に、この平坦面153a,153b上に樹脂成形で不可避のバリ
を発生させることにより、滑らかな回動動作を得られる
ようにしてある。 前記係合用突部154の基部には、これに嵌合する形状
の凹部155が形成されている。さらに、前記突部154に
は、嵌合する凹部155に形成した貫通孔155aに圧入する
突起154aが形成されている。 そして、前記可動台151の突部154を、可動台152の凹
部155に嵌合して位置決めする。ついで、前記可動台151
の突起154aおよび貫通孔155aを、可動台152の貫通孔155
aおよび突起154aにそれぞれ圧入して仮止めした後、接
着剤,高周波溶着等で接合一体化される。 さらに、接合一体化した可動台151,152の上端縁部
に、復帰ばね156の挟持部157を馬乗り状態に取り付ける
ことにより、可動ブロック150が完成する。 本実施形態によれば、同一形状の可動台151,152を使
用するので、樹脂成形が簡単になり、金型の製造が容易
になるという利点がある。 ついで、前記可動ブロック150の軸部153,153を前記ベ
ース110の軸受け用溝112a,113aに嵌合することにより、
可動ブロック150を厚さ方向に回動可能に支持する。こ
れにより、可動接触片151bが固定接点121a,123aまたは
グランド舌片126aに交互に接離可能に対向する。一方、
可動接触片152bが固定接点122a,123bまたはグランド舌
片126bに交互に接離可能に対向する。そして、復帰ばね
156の先端部をシールド板124の係止爪127に係止するこ
とにより、可動ブロック150が電磁石ブロック130側に付
勢される。 ケース160は、前記ベース110に嵌合可能な箱形状を有
し、その天井面のうち、前記可動ブロック150の軸部153
の直上に位置する部分に浮き上がり防止の位置決め用突
起161を突設してある(図22)。 そして、内部構成部品を組み込んだベース110にケー
ス160を嵌合すると、前記位置決め用突起161が軸部153
の平坦面153aとの間に微小な間隙を保持しつつ対向す
る。そして、ベース110とケース160との接合面をシール
剤で密封することにより、組立作業が完了する。 次に、前述の構成からなる高周波用開閉器の動作につ
いて説明する。 電磁石ブロック130のコイル131に電圧が印加されてい
ない場合には、復帰ばね156のばね力により、可動ブロ
ック150が電磁石ブロック130側に付勢されている。この
ため、可動接触片151bがグランド舌片126aに接触してい
るとともに、可動接触片152bが固定接点123b,122aに接
触している。 そして、前記コイル131に電圧を印加して励磁する
と、鉄芯133の磁極部133aに可動鉄片141の一端部142が
吸引される。このため、可動鉄片140が回動し、その巾
狭部141が復帰ばね156のばね力に抗して可動ブロック15
0を外方に押圧する。この結果、可動ブロック150が軸部
153を支点に回動し、可動接触片151bがグランド舌片126
aから開離して固定接点121a,123aに接触する。一方、可
動接触片152bが固定接点123b,122aから開離してグラン
ド舌片126bに接触した後、可動鉄片140の一端部142が鉄
芯133の磁極部133aに吸着する。 ついで、前記コイル131に対する電圧の印加を解除す
ると、復帰ばね156のばね力により、可動ブロック150が
前述の回動方向と逆方向に回動する。このため、可動接
触片151bがグランド舌片126aに接触し、可動接触片152b
が固定接点123b,122aに接触して元の状態に復帰する。 第6実施形態は、図25ないし図28Bに示すように、リ
ードフレーム124aから一体に切り出した固定接点端子12
1,122、共通固定接点端子123およびシールド板124に、
保持体120aを一体成形した場合である(図26)。この保
持体120aの一端部には、グランド舌片126a,126bを折り
曲げる際の基準となる肩部120bを延在してある。 本実施形態によれば、肩部120bがグランド舌片126a,1
26bを屈曲する場合の基準面となる。このため、グラン
ド舌片126a,126bの折り曲げ作業を正確、かつ、迅速に
行うことができるという利点がある。 したがって、本実施形態によれば、リードフレーム12
4aから固定接点端子121,122、共通固定接点端子123およ
びシールド板124を切り出した後、保持体120aを一体成
形する。ついで、前記リードフレーム124aから固定接点
端子121,122およびシール板124を切り離した後、グラン
ド舌片126a,126bを折り曲げることにより、固定接点ブ
ロック120が完成する。他は前述の第1実施形態と同様
であるので、説明を省略する。 第7実施形態は、図29ないし図33に示すように、前述
の第5,第6実施形態が、ベース110に一体成形した支持
壁112,113で可動ブロック150を回動可能に支持する場合
であるのに対し、ベース10に圧入して立設するシールド
板124の両端部から支持片128,129を延在し、この支持片
128,129に設けた軸孔128a,129aに前述の可動ブロック15
0の軸部153,153を挿入して回動可能に支持する場合であ
る。 図30に示すように、本実施形態も前述の第5,第6実施
形態と同様、固定接点121a、122aおよび123a,123bがシ
ールド板124と略同一平面上に配置され、コプレナガイ
ド構造を形成している。 なお、前記シールド板124は、その支持片128から復帰
ばね156の自由端部に係止する係止爪127を側方に延在し
ている。さらに、前記シールド板124は、他の支持片129
から可動鉄片140の屈曲角部に圧接して回動可能に支持
する位置決め用舌片129bが側方に延在している。 したがって、前述の第6実施形態と同様、図示しない
リードフレームから切り出した固定接点端子121,122、
共通固定接点端子123およびシールド板124に保持体120a
を一体成形する。ついで、前記リードフレームから固定
接点端子121,122等を切り離すことにより、固定接点ブ
ロック120が得られる。さらに、この固定接点ブロック1
20の固定接点端子121,122、共通固定接点端子123の下端
部およびシールド板124のグランド端子125を、ベース11
0に圧入して組み付ける。他は前述の第1実施形態とほ
ぼ同様であるので、説明を省略する。 (実験例2) 第5実施形態で示したシールド構造を有する高周波用
開閉器につき、可動接触片51bに対応する接点の回路を
開いた場合と、閉じた場合との高周波特性を測定した。
測定結果を図34および図35に示す。 (従来例) 従来例で説明した高周波用開閉器につき、前述の実験
例2と同様、可動接触片に対応する接点の回路を開いた
場合と、閉じた場合との高周波特性を測定した。測定結
果を図34および図35に示す。 図34から明らかなように、接点を開いた場合における
高周波特性は本実験例2の方が常に優れていることがわ
かる。特に、2000MHzを越えると、その差が顕著であ
る。 また、図35からも明らかなように、接点を閉じた場合
における高周波特性は本実験例2の方が常に優れている
ことがわかる。特に、2000MHzを越えると、その差が顕
著である。 これは、高周波用開閉器内部の伝送経路において、実
験例2では、ほぼ全域にわたってインピーダンスマッチ
ングが図れるのに対し、従来例では、部分的にしかイン
ピーダンスマッチングを図れないためであると考えられ
る。 なお、固定接点ブロック120の保持体120aはベース110
と別体のものである必要はなく、ベース110に一体に成
形してもよいことは勿論である。
【産業上の利用可能性】
本発明にかかる高周波用開閉器は前述の実施形態に限
らず、他の高周波用開閉器に適用できるものである。 [図面の簡単な説明]
【図1】 本発明にかかる高周波用開閉器の第1実施形
態を示す分解斜視図である。
【図2】 図1で示した高周波用開閉器の横断面図であ
る。
【図3】 図1で示した高周波用開閉器の斜視図であ
る。
【図4】 図3の高周波開閉器から電磁石ブロックを外
した状態を示す斜視図である。
【図5】 図4の平面図である。
【図6】 図1で示した固定接点機構の斜視図である。
【図7】 図6の正面図である。
【図8】 図1で示した可動ブロックの拡大分解斜視図
である。
【図9】 図9Aは、他の変形例にかかる可動ブロックの
斜視図、図9Bは、その側面図である。
【図10】 第2実施形態を示す斜視図である。
【図11】 図10の平面図である。
【図12】 図10で示した固定接点機構の斜視図であ
る。
【図13】 図12の正面図である。
【図14】 第3実施形態の斜視図である。
【図15】 図14の平面断面図である。
【図16】 第4実施形態の斜視図である。
【図17】 図16の平面図である。
【図18】 図16で示した固定接点機構の斜視図であ
る。
【図19】 接点を開いた場合における高周波特性の測
定結果を示すグラフ図である。
【図20】 接点を閉じた場合における高周波特性の測
定結果を示すグラフ図である。
【図21】 本発明にかかる高周波用開閉器の第5実施
形態を示す分解斜視図である。
【図22】 図21で示した高周波用開閉器の縦断面図で
ある。
【図23】 図21で示した高周波用開閉器の斜視図であ
る。
【図24】 図21で示した固定接点ブロックの横断面図
である。
【図25】 第6実施形態にかかる固定接点ブロックの
製造方法を示す斜視図である。
【図26】 第6実施形態にかかる固定接点ブロックの
製造方法を示す斜視図である。
【図27】 第6実施形態にかかる固定接点ブロックの
斜視図である。
【図28】 図28Aは、図27で示した固定接点ブロック
の平面図、図28Bは、その部分拡大図である。
【図29】 第7実施形態にかかる高周波用開閉器の斜
視図である。
【図30】 図29で示した固定接点ブロックの斜視図で
ある。
【図31】 図30の正面図である。
【図32】 図30で示した固定接点ブロックを組み付け
たベースの斜視図である。
【図33】 図32の平面図である。
【図34】 接点を開いた場合における高周波特性の測
定結果を示すグラフ図である。
【図35】 接点を閉じた場合における高周波特性の測
定結果を示すグラフ図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−12957(JP,A) 特開 平3−167725(JP,A) 特開 昭60−109130(JP,A) 特開 平7−65684(JP,A) 特開 平5−205597(JP,A) 実開 平6−17089(JP,U) 実開 平1−166947(JP,U) 実公 平6−38354(JP,Y2) 実公 昭64−3160(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 45/00 - 51/36

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動ブロックの上端部をベースの上面と平
    行な回動軸心を中心として回動するように吊り下げると
    ともに、前記可動ブロックの下端部に前記回動軸心と平
    行になるように可動接触片を設け、前記ベースの上面に
    配置した電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて前記可
    動ブロックを回動し、前記可動接触片の両端を、前記ベ
    ースの上面から垂直に突出した一対の固定接点端子の上
    端部側面に位置する固定接点に、それぞれ接離させて高
    周波電流回路を開閉する高周波用開閉器において、 少なくともいずれか一つの前記固定接点と、この固定接
    点の背面側で前記ベースの上面から垂直に突出するシー
    ルド板との間に誘電体を設けたことを特徴とする高周波
    用開閉器。
  2. 【請求項2】前記誘電体が、前記ベースの上面に一体成
    形した絶縁壁であることを特徴とする請求項1に記載の
    高周波用開閉器。
  3. 【請求項3】前記誘電体が、前記シールド板の厚さ寸法
    を対向面間距離として平行に配置された複数の絶縁壁か
    らなることを特徴とする請求項1または2に記載の高周
    波用開閉器。
  4. 【請求項4】前記ベースの上面から突出する前記固定接
    点を設けた固定接点端子の下端部と、前記シールド板か
    ら延在したグランド端子の下端部とを同一直線上に配置
    したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載の高周波用開閉器。
  5. 【請求項5】前記シールド板に、前記固定接点から開離
    した可動接触片が接触するグランド舌片を、延在したこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の高周波用開閉器。
  6. 【請求項6】前記シールド板に、前記可動接触片を付勢
    する復帰ばねが係止する係止爪を、延在したことを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の高周波
    用開閉器。
  7. 【請求項7】可動ブロックの上端部をベースの上面と平
    行な回動軸心を中心として回動するように吊り下げると
    ともに、前記可動ブロックの下端部に前記回動軸心と平
    行になるように複数の可動接触片を設け、前記ベースの
    上面に配置した電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて
    前記可動ブロックを回動し、複数の前記可動接触片の両
    端を、前記ベース上面から垂直に突出した一対の固定接
    点端子の上端部側面に位置する共通固定接点および常開
    固定接点と、前記ベースの上面から垂直に突出した一対
    の固定接点端子の上端部側面に位置する共通固定接点お
    よび常閉固定接点とに、交互にそれぞれ接離させて高周
    波電流回路を開閉する高周波用開閉器において、 前記共通固定接点、前記常開固定接点および前記常閉固
    定接点の少なくともいずれか一つの固定接点と、この固
    定接点の背面側で前記ベースの上面から垂直に突出する
    シールド板との間に誘電体を設けたことを特徴とする高
    周波用開閉器。
  8. 【請求項8】前記誘電体が、前記ベースの上面に一体成
    形した絶縁壁であることを特徴とする請求項7に記載の
    高周波用開閉器。
  9. 【請求項9】前記誘電体が、前記シールド板の厚さ寸法
    を対向面間距離として平行に配置された複数の絶縁壁か
    らなることを特徴とする請求項7または8に記載の高周
    波用開閉器。
  10. 【請求項10】前記ベースの上面から突出する前記共通
    固定接点、前記常開固定接点および前記常閉固定接点を
    設けた固定接点端子の下端部と、前記シールド板から延
    在したグランド端子の下端部とを同一直線上に配置した
    ことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記
    載の高周波用開閉器。
  11. 【請求項11】前記シールド板に、前記共通固定接点お
    よび前記常開固定接点から、または、前記共通固定接点
    および前記常閉固定接点から開離した可動接触片が接触
    するグランド舌片を、延在したことを特徴とする請求項
    7ないし10のいずれか1項に記載の高周波用開閉器。
  12. 【請求項12】前記シールド板に、前記可動接触片を付
    勢する復帰ばねが係止する係止爪を、延在したことを特
    徴とする請求項7ないし11のいずれか1項に記載の高周
    波用開閉器。
  13. 【請求項13】前記可動接触片に接触する当接面を反対
    方向にそれぞれ向けた一対の前記共通固定接点を、前記
    ベースの上面から突出する共通固定接点端子の上端部に
    設けたことを特徴とする請求項7ないし12のいずれか1
    項に記載の高周波用開閉器。
  14. 【請求項14】対向しないように平行に配した一対の可
    動接触片を板厚方向に同時に往復移動させることによ
    り、前記共通固定接点および前記常開固定接点に、また
    は、前記共通固定接点および前記常閉固定接点に交互に
    接離して異なる高周波電流回路を開閉することを特徴と
    する請求項7ないし13のいずれか1項に記載の高周波用
    開閉器。
  15. 【請求項15】絶縁状態で同一直線上に配した一対の可
    動接触片を板厚方向に同時に往復移動させることによ
    り、前記共通固定接点および前記常開固定接点に、また
    は、前記共通固定接点および前記常閉固定接点に交互に
    接離して異なる高周波電流回路を開閉することを特徴と
    する請求項7ないし13のいずれか1項に記載の高周波用
    開閉器。
  16. 【請求項16】可動ブロックの上端部をベースの上面と
    平行な回動軸心を中心として回動するように吊り下げる
    とともに、前記可動ブロックの下端部に前記回動軸心と
    平行になるように可動接触片を設け、前記ベースの上面
    に配置した電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて前記
    可動ブロックを回動し、前記可動接触片の両端を、前記
    ベースの上面から垂直に突出した一対の固定接点端子の
    上端部側面に位置する固定接点に、それぞれ接離させて
    高周波電流回路を開閉する高周波用開閉器において、 一対の前記固定接点の少なくともいずれか一つの固定接
    点と、前記ベースの上面から垂直に突出するシールド板
    とを同一平面上に位置するように1枚のリードフレーム
    から切り出すとともに、前記固定接点および前記シール
    ド板の間に誘電体を設けたことを特徴とする高周波開閉
    器。
  17. 【請求項17】前記シールド板と前記固定接点とを誘電
    体で一体化したことを特徴とする請求項16に記載の高周
    波用開閉器。
  18. 【請求項18】前記シールド板の少なくとも一端部に、
    前記固定接点から開離した可動接触片が接触するグラン
    ド舌片を、延在したことを特徴とする請求項16または17
    に記載の高周波用開閉器。
  19. 【請求項19】前記グランド舌片の基部に、折り曲げ用
    肩部を一体成形したことを特徴とする請求項18に記載の
    高周波用開閉器。
  20. 【請求項20】可動ブロックの上端部をベースの上面と
    平行は回動軸心を中心として回動するように吊り下げる
    とともに、前記可動ブロックの下端部に前記回動軸心と
    平行になるように複数の可動接触片を設け、前記ベース
    の上面に配置した電磁石ブロックの励磁,消磁に基づい
    て前記可動ブロックを回動し、複数の前記可動接触片の
    両端を、前記ベースの上面から垂直に突出した一対の固
    定接点端子の上端部側面に位置する共通固定接点および
    常開固定接点と、前記ベースの上面から垂直に突出した
    一対の固定接点端子の上端部側面に位置する共通固定接
    点および常閉固定接点とに、交互にそれぞれ接離させて
    高周波電流回路を開閉する高周波用開閉器において、 前記共通固定接点、前記常開固定接点および前記常閉固
    定接点の少なくともいずれか一つの固定接点と、前記ベ
    ースの上面から垂直に突出するシールド板とを同一平面
    上に位置するように1枚のリードフレームから切り出す
    とともに、前記固定接点および前記シールド板の間に誘
    電体を設けたことを特徴とする高周波用開閉器。
  21. 【請求項21】前記シールド板と、前記共通固定接点、
    前記常開固定接点および前記常閉固定接点の少なくとも
    いずれか一つの固定接点と、を誘電体で一体化したこと
    を特徴とする請求項20に記載の高周波用開閉器。
  22. 【請求項22】前記シールド板の少なくとも一端部に、
    前記共通固定接点および前記常開固定接点から、また
    は、前記共通固定接点および前記常閉固定接点から開離
    した可動接触片が接触するグランド舌片を、延在したこ
    とを特徴とする請求項20または21に記載の高周波用開閉
    器。
  23. 【請求項23】前記グランド舌片の基部に、折り曲げ用
    肩部を一体成形したことを特徴とする請求項22に記載の
    高周波用開閉器。
JP50957798A 1996-08-09 1997-08-07 高周波用開閉器 Expired - Fee Related JP3516037B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-210924 1996-08-09
JP21092496 1996-08-09
JP8-222186 1996-08-23
JP22218696 1996-08-23
PCT/JP1997/002747 WO1998007169A1 (fr) 1996-08-09 1997-08-07 Interrupteur haute frequence

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3516037B2 true JP3516037B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=26518337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50957798A Expired - Fee Related JP3516037B2 (ja) 1996-08-09 1997-08-07 高周波用開閉器

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6424242B1 (ja)
EP (1) EP0918346B1 (ja)
JP (1) JP3516037B2 (ja)
KR (1) KR100359888B1 (ja)
CN (1) CN1123030C (ja)
DE (1) DE69735239T2 (ja)
WO (1) WO1998007169A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1103997B1 (en) * 1999-11-25 2006-10-11 Matsushita Electric Works, Ltd. High frequency relay
JP4058255B2 (ja) * 2001-10-25 2008-03-05 富士通コンポーネント株式会社 高周波リレー
DE10331280B4 (de) * 2003-07-10 2005-06-02 Tyco Electronics Amp Gmbh Kontaktfederbaugruppe und Relais mit einem Wippanker
JP5251615B2 (ja) * 2009-03-06 2013-07-31 オムロン株式会社 電磁継電器
JP5251616B2 (ja) * 2009-03-06 2013-07-31 オムロン株式会社 電磁継電器
JP5104826B2 (ja) * 2009-08-20 2012-12-19 富士電機機器制御株式会社 電磁接触器
JP5804769B2 (ja) * 2011-05-18 2015-11-04 富士通コンポーネント株式会社 電磁継電器
WO2019177753A1 (en) 2018-03-16 2019-09-19 Milwaukee Electric Tool Corporation Blade clamp for power tool
CN213646136U (zh) 2018-04-03 2021-07-09 米沃奇电动工具公司 电动工具
USD887806S1 (en) 2018-04-03 2020-06-23 Milwaukee Electric Tool Corporation Jigsaw
JP7145465B2 (ja) * 2018-11-12 2022-10-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 接点装置及び電磁継電器
WO2023125445A1 (zh) * 2021-12-30 2023-07-06 厦门宏发信号电子有限公司 一种具有优良屏蔽性能的高频继电器

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6081724A (ja) 1983-10-08 1985-05-09 オムロン株式会社 電磁継電器
EP0334393A3 (en) 1983-04-28 1989-12-13 Omron Tateisi Electronics Co. Electromagnetic relay with symmetric reaction
US4740771A (en) * 1986-08-26 1988-04-26 Matsushita Electric Works, Ltd. Armature biasing means in an electromagnetic relay
ATE143526T1 (de) * 1988-04-07 1996-10-15 Omron Tateisi Electronics Co Elektromagnetisches relais
US5025237A (en) * 1988-09-28 1991-06-18 Anritsu Corporation Relay device for switching radio frequency signal
JP2890554B2 (ja) * 1989-11-27 1999-05-17 松下電工株式会社 高周波リレー
JPH05205597A (ja) * 1991-05-30 1993-08-13 Matsushita Electric Works Ltd リレー
JP2781102B2 (ja) 1992-07-09 1998-07-30 三菱電機株式会社 母線保護継電装置
JP3319814B2 (ja) * 1993-05-26 2002-09-03 松下電工株式会社 高周波リレー
JPH0765684A (ja) * 1993-08-31 1995-03-10 Matsushita Electric Works Ltd 電磁リレー
US5644115A (en) * 1995-05-05 1997-07-01 Keithley Instruments, Inc. Relay matrix switching assembly

Also Published As

Publication number Publication date
DE69735239T2 (de) 2006-09-21
KR100359888B1 (ko) 2002-11-04
EP0918346A4 (en) 2000-08-23
US20020057147A1 (en) 2002-05-16
DE69735239D1 (de) 2006-04-20
WO1998007169A1 (fr) 1998-02-19
CN1123030C (zh) 2003-10-01
EP0918346A1 (en) 1999-05-26
KR20000029893A (ko) 2000-05-25
US6424242B1 (en) 2002-07-23
EP0918346B1 (en) 2006-02-08
CN1227664A (zh) 1999-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3516037B2 (ja) 高周波用開閉器
WO2007020836A1 (ja) リレー
WO2007020838A1 (ja) リレー
WO2001084577A1 (fr) Relais haute frequence
JP4470837B2 (ja) リレー
JP2003234054A (ja) 高周波伝送部品の端子構造
JP3603455B2 (ja) 高周波リレー
WO2007020837A1 (ja) リレー
JP3978993B2 (ja) 電磁継電器
JP3744094B2 (ja) 高周波用開閉器
JP3491637B2 (ja) 高周波リレー
JP3551640B2 (ja) 高周波用開閉器
JP4089189B2 (ja) 電磁継電器
JP2893602B2 (ja) 電磁継電器
JPH1064395A (ja) 高周波用開閉器
JP3744095B2 (ja) 高周波用開閉器
JP3318781B2 (ja) 電磁継電器
JP4089188B2 (ja) 電磁継電器
JP2861126B2 (ja) 電磁継電器
JP2814393B2 (ja) 電磁継電器
JP2917507B2 (ja) 電磁継電器
JP2001345036A (ja) 高周波リレー及びその製造方法
JPH10223114A (ja) 電磁継電器
JP2003168353A (ja) 電磁継電器
JPH09245600A (ja) 電磁継電器

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees