JP2861126B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2861126B2 JP27460189A JP27460189A JP2861126B2 JP 2861126 B2 JP2861126 B2 JP 2861126B2 JP 27460189 A JP27460189 A JP 27460189A JP 27460189 A JP27460189 A JP 27460189A JP 2861126 B2 JP2861126 B2 JP 2861126B2
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隆一 佐藤
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は構成部品を組み付けたままの状態で固定接点
端子を調整できる電磁継電器に関する。
(従来技術と発明が解決しようとする課題) 従来、電磁継電器としては、例えば、特開平1−1979
32号公報に記載のものがある(第22図)。
すなわち、箱形ベース1の四隅部に固定接点2,2(手
前側の固定接点は図示せず。)を配したもので、この箱
形ベース1内には電磁石ブロック3が収納され、この電
磁石ブロック3を励磁,消磁することにより、電磁石ブ
ロック3の中央部に回動可能に支持した可動鉄片4が回
動し、この可動鉄片4の両側に一体化にした可動接触片
5が可動接点6,6が前記固定接点2,2に交互に接離する。
なお、7はケースである。
しかしながら、前記電磁継電器では、固定接点2を設
けた固定接点端子の端部がベース1にインサートモール
ドされているため、組立後に動作特性を調整しようとす
ると、可動鉄片4を一旦持ち上げた後、可動接触片4を
ねじって調整し、再度、位置決めして動作特性を検査し
なければならないので、動作特性の調整に手間がかかる
という問題点があった。
本発明にかかる電磁継電器は、前記問題点に鑑み、構
成部品を組み付けたままの状態で動作特性を調整できる
電磁継電器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記目的を達成するため、ベースに設けた
固定接点端子の固定接点と、前記ベースの上方で回動可
能に支持した可動接触片の可動接点とが接離可能に対向
し、前記ベースに設けた電磁石ブロックの励磁,消励に
基づいて駆動される可動鉄片で前記可動接触片を回動
し、接点を開閉する電磁継電器において、前記固定接点
端子の固定接点を設けた先端部を、前記ベースの側端面
から側方に調整可能に突出させた構成としたものであ
る。
(作用と発明の効果) したがって、本発明によれば、ベースの上面に内部構
成部品が組み付けられたままの状態であっても、ベース
の側端面から画方に固定接点端子の固定接点を設けた先
端部が調整可能に露出していることになる。
このため、ベースに内部構成部品を組み付けた後であ
っても、そのままの状態で固定接点端子の固定接点を設
けた先端部を調整治具で調整でき、しかも、前記調整治
具の挿入が容易になるので、動作特性の自動調整が可能
となり、歩留りや調整作業の作業効率が飛躍的に向上す
る。
さらに、ベースの側端面から固定接点端子の固定接点
を設けた先端部が突出しているので、固定接点周辺にベ
ースの成形バリが付着しにくくなるとともに、洗浄時に
洗浄液が対流しやすくなるので、固定接点の洗浄効果が
向上する。
そして、ベースの側端面から固定接点端子の先端部が
突出しているので、前記先端部に固定接点を後付けでき
る。このため、固定接点端子をベースにインサート成形
する際に生じる固定接点の損失を回避できるという効果
がある。
(実施例) 以下、本発明にかかる一実施例を第1図ないし第21図
に従って説明する。
本発明にかかる電磁継電器は、大略、ベース10、可動
接触片ブロック20、可動鉄片30、電磁石ブロック40、ベ
ース補強部材50,60およびケース70からなるものであ
る。
前記ベース10は平面略長方形を有し、かつ、短辺側中
央部を切り欠いた形状を有するもので、固定接点端子1
1,12および共通端子13がインサート成形されており、上
面四隅部に後述する電磁石ブロック40を位置決めする支
柱部14,14,14,14をそれぞれ突設するとともに、それら
の基部にコイル端子挿入孔15,15,16,16が設けられてい
る。さらに、ベース10は、前記コイル端子挿入孔16,16
と隣接する位置に、位置決め用縦溝17aを有する台部17
を突設しているとともに、この台部17の近傍に、前記共
通端子13の溶着受け部13aが突出している。この溶着受
け部13a,13aの上端部は外方に向けて屈曲されており、
側方から調整可能となっている。さらに、ベース10は上
面中央部に嵌合用凹所18を有し、この凹所18は底面中央
部にガス抜き孔18aを設けてあるとともに、両側縁部近
傍に断面略半円形の台座部18b,18b(第1図中、手前側
の台座部は図示せず)を突設している。
次に、ベース10を成形する方法としては、例えば、第
5図および第6図に示すように、ハッチングしたリード
フレーム80とII字形状の連結部材81,81とで連結一体化
された固定接点端子11,12および共通端子13がインサー
ト成形され、成形後に固定端子11,12および共通端子13
をリードフレーム80から切り離して下方側に折り曲げる
とともに、連結部材81,81を切り落とすことにより(第
6図)、固定接点11a,12aを設けた固定端子11,12の先端
部に調整用舌片11b,12bが形成される。この舌片11b,12b
はベース10の側端面から調整可能に突出し、かつ、巾狭
であるので、調整用治具の挿入が容易である。
なお、ベース10は内部構成部品を組み付け、動作特性
の検査,調整作業が終了した後に、リードフレーム80か
ら切り離される。
また、固定接点端子11,12の先端部はベースの面一の
側端面から突出するようにしてもよいことは勿論であ
る。
可動接触片ブロック20は、第7図ないし第10図に示す
ように、併設した一組の可動接触片22,23の中央部を合
成樹脂からなる絶縁台21にインサート成形することによ
り、線対称としたもので、前記絶縁台21はその中央部に
第2次成形用貫通孔24,24を設けてあるとともに、絶縁
台21の対向する両側縁部に上方に突出する支持部25,25
を設けてある。
一方、前記可動接触片22,23は導電性薄板を打ち抜い
て形成したもので、両端部をそれぞれ巾方向に2分割
し、一方側の端部下面に可動接点22a,23aをそれぞれ固
着してあるとともに、他方側の端部下面に可動接点22b,
23bをそれぞれ固着してある。さらに、可動接触片22,23
は長辺略中央部から側方に延在し、曲げ起こして形成し
た立ち上げ部22c,23cを有し、この立ち上げ部22c,23cの
上端部から延在したヒンジばね26,26が、前記絶縁台21
の支持部25,25から前記可動接触片23,23の伸長方向と略
平行になるようにそれぞれ突出している。さらに、ヒン
ジばね26の先端部に位置する溶着部26aは前記突出方向
と逆方向に折れ曲がって延在した位置にあり、その延長
線状に位置決め用腕部27が延在している。
可動鉄片30は、第11図および第12図に示すように、平
面略長方形の板状材からなり、中央部に突き出し加工を
施して膨出部31を設け、その稜線部31aを回動支点とす
るもので、前記膨出部31を間にして対向する位置にイン
サート成形用貫通孔32,32が設けられているとともに、
上面の一端部に遮磁板33が貼着一体化されている。
そして、第13図ないし第16図に示すように、可動鉄板
30を前記可動接触片ブロック30の支持部25,25間に位置
決めし、その貫通孔32,32と絶縁台21の貫通孔24,24とを
重ね合わせて連通させ、これらに第2次インサート成形
を施し、断面略U字形状を有する連結体34を形成するこ
とにより、可動接触片ブロック20と可動鉄片30とが一体
化される。
ついで、可動接触片ブロック20の絶縁台21をベース10
の嵌合用凹所18に嵌合するとともに、ヒンジばね26の位
置決め用腕部27をベース10の位置決め用縦溝17aにスラ
イド嵌合させて位置決めした後、ヒンジばね26の溶着部
26aを共通端子13の溶着受け部13aに溶着することによ
り、ヒンジばね26の溶着部26aと可動鉄片30の稜線部31a
とが略同一平面上に配される。
電磁石ブロック40は、断面略コ字形の鉄芯41に永久磁
石42を配して断面略E字形状とし、これをスプール43に
インサート成形したもので、前記永久磁石42の磁極部42
aが前記スプール43の中央鍔部43aの下面から露出する一
方、鉄芯41の差側磁極部41aが前記スプール43の鍔部43b
の下面から露出しているとともに、鉄芯41の左側磁極部
41bが前記スプール43の鍔部43cの下面から露出してい
る。そして、前記スプール43の鍔部43bおよび43cにコイ
ル端子44,44および45,45がそれぞれインサート成形さ
れ、さらに、コイル端子44,44のからげ部44a,44aには前
記スプール43に巻回されたコイル46の引き出し線がそれ
ぞれからげられ、半田付けされている。
そして、前記電磁石ブロック40はコイル端子44,44,4
5,45をベース10のコイル端子孔15,15,16,16にそれぞれ
挿入し、鍔部43a,43b,43cとベース10との間に溶剤接着
材を適宜注入することにより、固着一体化される。
これにより、可動鉄片30の膨出部31が電磁石ブロック
40の磁極部42aに吸着して回動可能に保持され、可動鉄
片30の回動軸心と可動接触片22,23の回動軸心とが同一
平面上に位置することになる。
なお、この段階で電磁継電器の動作特性が検査され、
所定の動作特性でない場合には、ベース10の側端面から
突出する固定接点端子11,12の舌片11b,12bを図示しない
調整治具でねじり、負荷カーブS(第18図参照)の両側
直線部S1,S2が所定の吸引力カーブの間に位置するよう
に調整するとともに、ベース10の上面縁部から突出する
共通端子13の溶着受け部13aを前述と同様に調整する。
そして、調整作業が完了した後、組み立て途中の半製品
である電磁継電器がリードフレーム80から切り離される
(第17図)。
ベース補強部材50および60は、前記ベース10の下面縁
部にそれぞれ嵌合可能な形状を有するもので、コイル端
子孔51,51および61,61を、ベース10の下面から突出する
電磁石ブロック40のコイル端子44,44および45,45にそれ
ぞれ挿入するとともに、位置決め用凹部52,52および62,
62をベース10の下面に突設した位置決め用突起10a,10a
(奥側の位置決め突起は図示せず。)にそれぞれ嵌合す
る。
ケース70はベース10に嵌合可能な箱形状を有するもの
で、ベース10に嵌合し、ベース10の裏面に形成される凹
部71(第3図)にシール剤90を注入,固化した後、前記
ベース10のガス抜き孔18aから内部ガスを抜き、前記ガ
ス抜き孔18aを熱溶融させて密封することにより、組立
作業が完了する。
次に、前述の構成からなる電磁継電器の動作について
説明する。
無励磁の場合、永久磁石42の磁束(第19図中、点線で
示す)により、可動鉄片30の右側端部30bが鉄芯41の右
側磁極部41bに吸着して磁気回路を閉成している。この
ため、可動接触片22,23の可動接点22a,23aが固定接点11
a,11aに接触している一方、可動接点22b,23bが固定接点
12a,12aから開離している。
次に、第20図に示すように、前記磁束を打消す磁束
(一点鎖線で示す)が生じるようにコイル47に電圧を印
加して励磁すると、可動鉄片30の左側端部30aが鉄芯41
の左側磁極部41aに吸引されているので、永久磁石42の
磁力に抗し、可動鉄片30が稜線部31aを回動支点として
回動し、可動鉄片30の右側端部30bが鉄芯41の右側磁極
部41bから開離した後、可動鉄片30の左側端部30aが鉄芯
41の左側磁極部41aに吸着する(第21図)。このため可
動接触片22,23の可動接点22a,23aが固定接点11a,11aか
ら開離した後、可動接点22b,23bが固定接点12a,12aに接
触する。
そして、前記コイル46の励磁を解くと、可動接触片2
2,23のばね力およびヒジばね26,26のばね力に基づく復
帰力および磁力のアンバランス等により、可動鉄片30が
元の位置に復帰し、可動接点22a,23aおよび22b,23bが切
り替り、元の状態に復帰する。
なお、本実施例では自己復帰型とした場合について説
明したが、必ずしもこれに限らず、鉄芯41の形状、可動
接触片22,23のばね力等を調整することにより、自己保
持型としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第21図は本発明にかかる電磁継電器の一実
施例を示し、第1図は分解斜視図、第2図は平面断面
図、第3図は正面断面図、第4図は右側面断面図、第5
図および第6図はベースの成形工程を説明するための平
面図、第7図ないし第10図は可動接触片ブロックを示
し、第7図は平面図、第8図は正面図、第9図は底面
図、第10図は右側面図、第11図および第12図は可動鉄片
の平面図および正面図、第13図ないし第16図は可動接触
片ブロックと可動鉄片とを一体化したものを示し、第13
図は平面図、第14図は部分断面正面図、第15図は底面
図、第16図は右側面部分断面図、第17図は組み立て途中
の電磁継電器を示す斜視図、第18図は動作特性の負荷曲
線を示すグラフ図、第19図ないし第21図は動作過程を説
明するための説明図、第22図は従来例にかかる電磁継電
器の一実施例を示す分解斜視図である。 10……ベース、11,12……固定接点端子、11a,12a……固
定接点、11b,12b……調整用舌片、20……可動接触片ブ
ロック、22,23……可動接触片、22a,22b,23a,23b……可
動接点、30……可動鉄片、40……電磁石ブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐川 広幸 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 立石電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−96439(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 47/00 - 59/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースに設けた固定接点端子の固定接点
    と、前記ベースの上方で回動可能に支持した可動接触片
    の可動接点とが接離可能に対向し、前記ベースに設けた
    電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて駆動される可動
    鉄片で前記回動接触片を回動し、接点を開閉する電磁継
    電器において、 前記異固定接点端子の固定接点を設けた先端部を、前記
    ベースの側端面から側方に調整可能に突出させたことを
    特徴とする電磁継電器。
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