JP3978993B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電磁継電器、特に、高周波信号用回路を開閉するとともに、その開閉動作をモニターできる電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、高周波信号回路を開閉する電磁継電器は、外部雑音の侵入を防止すべく、種々の工夫が行われている。このため、一般に、高周波用電磁継電器は通常の信号用電磁継電器に比べて構造が複雑であり、高価である。特に、略平板状ベースの上面に固定接点部を露出させた固定接点端子を有する高周波用電磁継電器では、前記固定接点端子の周辺にアース端子を配置するため、リードフレームの構造が複雑になる。
一方、高度な信頼性を要求される場所で高周波用電磁継電器を使用するとき、高周波用信号回路と異なる回路を通過する信号によってリレーの動作をモニターしなければならない場合がある。
【0003】
しかしながら、平板状ベースの上面に固定接点端子を配置する高周波用電磁継電器では、高周波用信号端子と、アース端子以外の端子、例えば、モニター用信号端子,コイル端子とを同一の辺から導出すると、隣り合う端子同士が相互に結合し、アイソレーション特性の低下が生じる。
このため、2極の接点機構を備えた高周波用電磁継電器のうち、その1極を高周波信号用とし、残る1極をモニター信号用として使用することも考えられる。しかし、高周波用接点機構をモニター信号用に転用すれば、高周波特性を確保するための構造が無駄になり、不経済であるという問題点がある。
【0004】
本願発明は、前記問題点に鑑み、所望の高周波特性を有し、かつ、構造が簡単な電磁継電器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる電磁継電器は、前記目的を達成するため、略平板状のベースと、前記ベースの上面の略中央に装着された電磁石ブロックと、この電磁石ブロックの片側に位置し、かつ、前記ベースの上面に配置した少なくとも1対の高周波信号用固定接点部と、前記電磁石ブロックの残る片側に配置した少なくとも1対のモニター用固定接点部と、前記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づき、前記ベースの上面に平行で前記電磁石ブロックの上方に位置する回動軸心を中心として回動する接極子ブロックとからなり、前記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて回動する接極子ブロックで、前記高周波信号用固定接点部およびモニター用固定接点部をそれぞれ同時に開閉する構成としてある。
【0006】
本発明によれば、電磁石ブロックの片側に高周波用固定接点部が配置される一方、電磁石ブロックの残る片側にモニター用固定接点部が配置されている。このため、電磁石ブロックが両固定接点部を仕切るだけでなく、両固定接点端子が異なる方向に導出されることになり、端子相互の結合がなくなり、アイソレーション特性の低下が生じない。
また、電磁石ブロックの片側に配置したモニター用固定接点端子を使用するので、高周波特性を確保するための特殊な接点機構を使用する必要がなくなり、経済的である。
【0007】
また、本発明にかかる電磁継電器は、高周波信号用固定接点部を有する固定接点端子を、モニター用固定接点部を有する固定接点端子および/または電磁石ブロックのコイルに接続したコイル端子を導出したベースの辺以外の辺から導出した構成としてもよい。
この構成によれば、高周波用固定接点端子と、モニター用固定接点端子やコイル端子とが隣り合うことがない。このため、アイソレーション特性の低下をより一層確実に防止できるという効果がある。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる電磁継電器の一実施形態を図1ないし図18に基づいて説明する。
第1実施形態にかかる電磁継電器は、図1ないし図14に示すように、自己保持型の電磁継電器に適用した場合であり、大略、ベース10と、電磁石ブロック40と、1組の可動ブロック50,50と、接極子ブロック70と、ケース80とで構成されている。
【0009】
ベース10は、図2ないし図5に示すように、平面略方形の板状体であり、上面にリードフレーム11をインサート成形した樹脂板12の下面にアース板13を一体化したものである。
【0010】
前記リードフレーム11は、図2および図4に示すように、前記ベース10の上面片側に高周波用共通固定接点端子20,固定接点端子21および固定接点端子22をインサート成形する一方、その反対側に電磁継電器の動作をモニターするためのモニター用共通固定接点端子23,固定接点端子24および固定接点端子25をインサート成形してある。さらに、前記固定接点端子23,24間にはコイル端子26,27、前記固定接点端子23,25間にはコイル端子28,29がそれぞれインサート成形されている。
そして、これらの固定接点端子20ないし29の周囲を囲むようにアース端子14,15,16が配置され、インサート成形されている。特に、前記アース端子16は、その中央部に1対の接続舌片16a,16aを切り起こしてある。
【0011】
さらに、前記ベース10の樹脂成形板12は、図3に示すように、その上面の周辺縁部近傍に環状リブ30を形成してある。このリブ30は所定の位置にシール材の注入を容易にするせり出し部31aないし31eを備えている。さらに、前記環状リブ30内には、嵌合用環状突部32を間にして1対の位置規制用突部33,34を突設してある。前記嵌合用環状突部32および位置規制用突部33,34は後述する電磁石ブロック40を位置決めするためのものである。そして、前記突部32の上端面には、前記アース端子16の接続舌片16a,16aが露出している(図4および図5)。
【0012】
前記ベース10は、図5に示すように、高周波用固定接点端子20,21,22はベース10の隣り合う3辺から導出されている。これに対し、コイル端子26,27,28,29およびモニター端子23,24,25がベース10の残る1辺から導出されている。このため、高周波用固定接点端子20,21,22が、モニター端子23,24,25やコイル端子26,27,28,29と隣り合うことがない。この結果、前述の端子が相互に結合することがなく、アイソレーション特性が低下しないという利点がある。
【0013】
なお、前記ベース10のアース板13とアース端子14,15,16との電気接続は、例えば、スルーホール、導電性接着剤、あるいは、アース端子14,15,16の一部を下方に折り曲げてアース板13に圧接させるなどの任意の方法を選択できる。
【0014】
電磁石ブロック40は、図6および図7に示すように、略U字形鉄芯41をインサート形成したスプール42にコイル43を巻回したものである。前記スプール42は、その中央に形成した支持台44の両側に鍔部45,46を有している。前記支持台44は、その上端開口部44a(図6参照)に永久磁石47が挿入されるとともに、対向する外側面に略十文字形の嵌合溝44b,44bが形成されている。一方、前記鍔部45,46は、その上端面から前記鉄芯41の磁極部41a,41bがそれぞれ露出している。さらに、前記鍔部45,46には、コイル端子48a,48cおよび49a,49cがそれぞれインサート成形されている。そして、前記コイル43の引き出し線がコイル端子49a,49cの中継部49b,49dにそれぞれからげてハンダ付けされた後、下方に折り曲げられている(図7)。
【0015】
なお、本実施形態では、1本のコイル43を使用する場合について説明した。しかし、2本のコイルをスプールに巻回する場合には、他のコイル端子48a,48cを使用してもよいことは勿論である。また、前記スプールはインサート成形に限らず、例えば、二つ割りできる樹脂成形品であってもよい。
【0016】
可動ブロック50,50は、図8および図9に示すように、全く同一形状であり、可動フレーム51に絶縁ブロック60,65をそれぞれ組み付けて構成したものである。
すなわち、前記可動フレーム51は、1枚の導電性薄板バネ材から切り出して屈曲したものであり、正面略十文字形の支持バネ52を中心として左右対称に形成されている。特に、前記支持バネ52の上端部から接続用舌片52cを介して左側に延在する弾性アーム53と、前記支持バネ52の下端部からアース用舌片52aを介して左側に延在する弾性アーム54とが上下に平行に配置されている(図9)。そして、弾性アーム53,54の先端部は連結部55で連結されてクランク機構を構成している。同様に、支持バネ52の上下端部から右側に平行に延在した弾性アーム56,57の先端部が連結部58で連結され、クランク機構を構成している。
【0017】
前記絶縁ブロック60および65は、その上下端面に嵌合用突起60a,60bおよび65a,65bをそれぞれ突設した絶縁材からなるものである(図9)。そして、絶縁ブロック60,65の外側面には折れ曲がった形状の絶縁アーム61,66がそれぞれ取り付けられている。この絶縁アーム61,66は自由端部に可動接触片62,67の中央部をそれぞれアウトサート成形してある。前記可動接触片62,67は、その両端部をそれぞれ巾方向に2分割したツイン接点となっているとともに、その内側縁部から特性インピーダンス整合用舌片62a,67aをそれぞれ延在している。
【0018】
そして、前記弾性アーム53,54の先端に設けた係合孔53a,54aに絶縁ブロック60の突起60a,60bをそれぞれ係合一体化する。これにより、復帰時に可動接触片62の特性インピーダンス整合用舌片62aがアース用舌片52aに圧接する。
同様に、前記弾性アーム56,57の先端に設けた係合孔56a,57aに絶縁ブロック65の突起65a,65bをそれぞれ係合一体化する。これにより、復帰時に可動接触片67の特性インピーダンス整合用舌片67aが、アース用舌片52bに圧接する。
【0019】
さらに、前記電磁石ブロック40の支持台44の外側面に設けた嵌合溝44bに、可動ブロック50の支持バネ52を位置決めして落とし込むことにより、可動ブロック50が電磁石ブロック40に位置決めされる。なお、このとき接続用舌片52c,52cの縁部が支持台44の1対の突起44c,44c(図7)にそれぞれ係止し、位置決めされる。同様に、モニター用可動ブロック50も電磁石ブロック40に取り付けられる。
【0020】
ついで、前記電磁石ブロック40の下端部44dを、前記ベース10の前記嵌合用環状突部32に囲まれた凹部に32aに嵌合する。さらに、図7に示す鍔部45,46の切り欠き部46a(鍔部45の切り欠き部は図示せず)をベース10の位置規制用突部33,34にそれぞれ係合することにより、可動ブロック40が所定の位置に位置決めされる。そして、支持バネ52の下端基部を前記アース端子16の接続舌片16aに電気接続する。さらに、コイル端子48a,48cおよび49a,49cを、ベース10のコイル端子27,26,28,29の接続部27a,26a,28a,29aにそれぞれ接続する。この結果、可動接触片62の両端部が共通固定接点部20aおよび固定接点部21aに接離可能に対向する。さらに、可動接触片67の両端部が共通固定接点部20aおよび固定接点部22aに接離可能に対向する(図10)。
本実施形態では、可動接触片62がアースされた弾性アーム54とアース板13との間に位置するので、高周波特性に優れた接点機構が得られる(図9)。可動接触片67も同様である。
【0021】
なお、図11に示すように、アース端子16に1対の補助舌片17,17を立設しておき、復帰した可動接触片62,67の一端部をそれぞれ接触させることにより、高周波特性を向上させてもよい。
【0022】
接極子ブロック70は、図12に示すように、平面長方形の接極子71の下面に、駆動バネ72を一体化したものである。
前記接極子71の中央部下面には、突き出し加工で回動支点となる突起(図示せず)を突出している。この回動支点は前記駆動バネ72に設けた開口部(図示せず)から下方に露出している。
また、前記駆動バネ72は1枚の導電性薄板バネ材を打ち抜いて形成されたものであり、前記可動ブロック50を駆動する押し下げ片73,74および75,76を有する。さらに、前記押し下げ片73,74間、および、前記押し下げ片75,76間には平面略T字形のヒンジバネ77,78が同一軸心上にそれぞれ延在している。
【0023】
したがって、前記電磁石ブロック40の永久磁石47の上端面に接極子71の回動支点となる突起を位置決めする(図13)。これにより、接極子71の両端部71a,71bが鉄芯41の磁極部41a,41bに交互に接離可能に対向する。さらに、前記ヒンジバネ77,78が可動フレーム51の接続用舌片52c,52cに重なり合う。そして、前記ヒンジバネ77,78を前記接続用舌片52cに溶接一体化することにより、接極子ブロック70が回動可能に支持される。
【0024】
ケース80は、図1に示すように、箱体形状であり、その開口内側縁部に、前記ベース10の環状リブ30に嵌合可能な嵌合用環状段部81aが形成されている。このため、前記ベース10の環状リブ30内に前記ケース80の環状段部81を嵌め込むことにより、所定の位置に位置決めできる。そして、前記環状リブ30のせり出し部31aないし31eにシール材を注入することにより、シール作業が完了する。ついで、ガス抜き孔82から内部空間の空気を抜いた後、熱封止することにより、組立て作業が完了する。
【0025】
次に、前述の構成からなる電磁継電器の動作について説明する。なお、説明の便宜上、第1図手前側に位置する可動ブロック50の動作を中心に説明する。
まず、コイル43に電圧が印加されていない場合には、接極子71の一端部71aが鉄芯41の磁極部41aに永久磁石47の磁力で吸着している。このため、接極子ブロック70の押し下げ片73が可動ブロック50の絶縁ブロック60の突起60aを押し下げている。この結果、可動接触片62の両端部が共通固定接点部20aおよび固定接点部21aに接触している。そして、可動接触片62の特性インピーダンス整合用舌片62aが、アース用舌片52aから開離している。一方、可動接触片67の両端部は共通固定接点部20aおよび固定接点部22aから開離している。そして、可動接触片67の特性インピーダンス整合用舌片67aが、アース用舌片52bに圧接している。
なお、モニター用可動ブロック50も同様な状態となっている。
【0026】
そして、前記永久磁石47の磁束を打ち消す方向に前記コイル43に電圧を印加すると、接極子71の他端部71bが鉄芯41の磁極部41bに吸引され、接極子71の突起を回動支点として接極子ブロック70が回動する。このため、駆動バネ72の押し下げ片73が上方に移動し、弾性アーム53,54のバネ力で可動接触片62が固定接点部20a,21aから離れる。そして、可動接触片62の特性インピーダンス整合用舌片62aが、アース用舌片52aに圧接する。
一方、絶縁ブロック65の突起65aが押し下げ片74に押し下げられる。しかし、支持バネ52、上下の弾性アーム56,57、連結部58はクランク機構を構成している。このため、可動接触片67がほぼ垂直に下降し、可動接触片67の特性インピーダンス整合用舌片67aがアース用舌片52bから開離した後、可動接触片67の両端部が共通固定接点部20aおよび固定接点部22aに接触する。
【0027】
そして、コイル43への通電を停止すると、永久磁石47の磁力によって接極子ブロック70がその状態を保持する。
【0028】
再度、接点を切り換えるには、コイル43に電圧を前述と逆方向に印加して励磁する。これにより、接極子ブロック70が逆回転し、元の位置に復帰し、接点を切り換える。このため、可動接触片62の特性インピーダンス整合用舌片62aが、アース用舌片52aから開離する。一方、可動接触片67の特性インピーダンス整合用舌片67aが、アース用舌片52bに圧接する。
なお、モニター用可動ブロック50も同様に動作させることにより、共通固定接点部23a、固定接点部24aおよび固定接点部25aに可動接触片62,67が交互に接触し、接点が切り換わる。
【0029】
本実施形態によれば、絶縁ブロック60は弾性アーム56,57のそれぞれの先端に位置するので、大きなストロークが得られる。このため、所望の接点間距離を確保でき、絶縁特性および高周波特性が高いという利点がある。
また、絶縁アーム61,66は支持バネ52側に延在しているが、絶縁ブロック60,65と一体にそれぞれ上下動するので、可動接触片62,67それ自体のストロークが小さくなることはない。
特に、本実施形態によれば、共通固定接点部20aの両側に固定接点部21a,22aを配置してあるが、絶縁アーム61,66を支持バネ52側に延在させている。このため、可動接触片62,67だけでなく、共通固定接点部20aを従来例のように平面略T字形に形成する必要がない。この結果、高周波の反射に基づくノイズの発生を回避でき、あるいは、前記可動接触片等の一部が従来例のように実質的にアンテナとして働くことがなく、ノイズの侵入を回避できるという利点がある。
【0030】
第2実施形態は、図15および図16に示すように、ベース10の高周波用固定接点端子20,21,22を表面実装できるように延在させるとともに、モニター用端子23,24,25およびコイル端子26,27,28,29を下方側に延在させた場合である。本実施形態にかかる他の構成は第1実施形態とほぼ同様であるので,説明を省略する。なお、第1実施形態の部品と同一部品には同一番号を付してある。
本実施形態によれば、第1実施形態と異なる実装方法が可能となり、実装方法の選択が広がるという利点がある。
【0031】
第3実施形態は、図17に示すように、高周波用固定接点端子20,21,22を導出するベース10の辺と対向する辺からモニター用固定接点端子23,24,25を導出するとともに、それと隣り合う辺からコイル端子26,27および28,29をそれぞれ導出した場合である。
本実施形態によっても、実装方法選択の範囲が広がるという利点がある。
【0032】
第4実施形態は、図18に示すように、電磁石ブロック40のスプール42にモニター用中継共通端子23bおよび中継端子24b,25bをインサート成形した場合である。一方、接極子ブロック70を構成する駆動バネ72の押し下げ片75,76の自由端を巾方向に2分割することにより、ツイン接点構成の可動接点75a,76aを形成してある。そして、前記モニター用中継共通端子23bおよび中継端子24b,25bはベース10の上面から露出する固定接点端子23,24,25にそれぞれ電気接続されている。さらに、駆動バネ72のヒンジバネ78は前記中継共通端子23bに固着されている。可動接点75a,76aは、中継端子24b,25bにそれぞれ設けた固定接点部24a,25aに交互に接離可能に対向している。なお、駆動バネ72のヒンジバネ77は、支持バネ52の接続用舌片52cに図示しない絶縁材を介して固着している。
本実施形態によれば、複雑、かつ、高価な可動ブロック50を使用する必要がなくなり、経済的であるという利点がある。
【0033】
なお、前述の実施形態では、自己保持型に適用した場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、自己復帰型の電磁継電器に適用してもよい。
また、2回路を交互に開閉するものに限らず、一回路だけを開閉するように構成したものでもよい。このため、可動ブロック50は片側半分のクランク機構だけで構成されたものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、電磁石ブロックの片側に高周波用固定接点部が配置される一方、電磁石ブロックの残る片側にモニター用固定接点部が配置されている。このため、両固定接点部が電磁石ブロックで仕切られるだけでなく、両固定接点部の端子がそれぞれ異なる辺から異なる方向に導出される。このため、端子相互の結合がなくなり、アイソレーション特性が低下しないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる電磁継電器の第1実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】 ベースを構成する図1で示したリードフレームのみの斜視図である。
【図3】 ベースを構成する図1で示した樹脂成形板のみの斜視図である。
【図4】 図1で示した樹脂成形板にリードフレームをインサート成形し、かつ、アース板を一体化したベースの斜視図である。
【図5】 図1で示した樹脂成形板にリードフレームをインサート成形し、かつ、アース板を一体化したベースの平面図である。
【図6】 電磁石ブロックのコイル巻回前を示すスプールの斜視図である。
【図7】 コイルを巻回した状態を示す電磁石ブロックの斜視図である。
【図8】 図1で示した可動ブロックの斜視図である。
【図9】 図8で示した可動ブロックの取り付け状態を示す正面図である。
【図10】 ベースと可動接触片との位置関係を示す斜視図である。
【図11】 本実施形態の応用例を示す斜視図である。
【図12】 図1で示した接極子ブロックの斜視図である。
【図13】 ベースに内部構成部品を組み付けた状態を示す斜視図である。
【図14】 組立完成後を示す斜視図である。
【図15】 第2実施形態にかかるベースのリードフレームのみの斜視図である。
【図16】 図15で示したリードフレームを樹脂成形板にインサート成形し、かつ、アース板を一体化したベースの斜視図である。
【図17】 第3実施形態にかかるベースの斜視図である。
【図18】 第4実施形態にかかる電磁石ブロックおよび接極子ブロックの斜視図である。
【符号の説明】
10…ベース、11…リードフレーム、12…樹脂成形板、13…アース板、14,15,16…アース端子、20a…共通固定接点部、21a,22a…固定接点部、40…電磁石ブロック、50…可動ブロック、51…可動フレーム、52…支持バネ、52a,52b…アース用舌片、53,54,56,57…弾性アーム、55,58…連結部、60,65…絶縁ブロック、61,66…絶縁アーム、62,67…可動接触片、62a,67a…特性インピーダンス整合用舌片、70…接極子ブロック、71…接極子、80…ケース。

Claims (2)

  1. 略平板状のベースと、
    前記ベースの上面の略中央に装着された電磁石ブロックと、
    この電磁石ブロックの片側に位置し、かつ、前記ベースの上面に配置した少なくとも1対の高周波信号用固定接点部と、
    前記電磁石ブロックの残る片側に配置した少なくとも1対のモニター用固定接点部と、
    前記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づき、前記ベースの上面に平行で前記電磁石ブロックの上方に位置する回動軸心を中心として回動する接極子ブロックとからなり、
    前記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づいて回動する接極子ブロックで、前記高周波信号用固定接点部およびモニター用固定接点部をそれぞれ同時に開閉することを特徴とする電磁継電器。
  2. 高周波信号用固定接点部を有する固定接点端子を、モニター用固定接点部を有する固定接点端子および/または電磁石ブロックのコイルに接続したコイル端子を導出したベースの辺以外の辺から導出したことを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
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