JP6136150B2 - 逆流防止装置及び太陽電池保護装置 - Google Patents

逆流防止装置及び太陽電池保護装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6136150B2
JP6136150B2 JP2012197625A JP2012197625A JP6136150B2 JP 6136150 B2 JP6136150 B2 JP 6136150B2 JP 2012197625 A JP2012197625 A JP 2012197625A JP 2012197625 A JP2012197625 A JP 2012197625A JP 6136150 B2 JP6136150 B2 JP 6136150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
connection terminal
backflow prevention
diode
prevention device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012197625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014053200A5 (ja
JP2014053200A (ja
Inventor
好将 永嶋
好将 永嶋
繁幸 前田
繁幸 前田
南野 郁夫
郁夫 南野
博道 松岡
博道 松岡
昇 川内
昇 川内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2012197625A priority Critical patent/JP6136150B2/ja
Priority to KR1020130084002A priority patent/KR20140045867A/ko
Priority to CN201320451535.1U priority patent/CN203387164U/zh
Publication of JP2014053200A publication Critical patent/JP2014053200A/ja
Publication of JP2014053200A5 publication Critical patent/JP2014053200A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6136150B2 publication Critical patent/JP6136150B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S40/00Components or accessories in combination with PV modules, not provided for in groups H02S10/00 - H02S30/00
    • H02S40/30Electrical components
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/565Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices sensing a condition of the system or its load in addition to means responsive to deviations in the output of the system, e.g. current, voltage, power factor
    • G05F1/569Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices sensing a condition of the system or its load in addition to means responsive to deviations in the output of the system, e.g. current, voltage, power factor for protection
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

本発明は、逆流防止装置及び太陽電池保護装置に関するものである。
従来、逆流防止装置として、ダイオードと有極リレーとを備えたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。有極リレーは、コイルと、このコイルに電流が流れると閉状態となる接点とを並列接続したものである。ダイオードは、コイルに直列接続されている。また、コイルとダイオードが接点と並列接続されている。そして、この構成により、ダイオードに対して順方向に電流が流れると、コイルが励磁して接点を閉成し、ダイオードでのエネルギー損失が抑制される。また、ダイオードに対して逆方向に電流が流れようとしても、接点は開放したままの状態を維持し、電流の逆流が防止される。
しかしながら、前記従来の逆流防止装置では、接点の表面に異物が付着する等により、ダイオードに対して順方向に電流が流れ、本来、接点が閉成されているにも拘わらず、導通不良が発生する恐れがある。この場合、ダイオードに大電流が流れたままの状態となり、エネルギーロスが発生し、場合によっては損傷に至ることがある。
また従来、太陽電池保護装置として、負荷に並列接続させ該負荷に給電させる複数の太陽電池モジュールと、前記負荷と各太陽電池モジュールとの間に直列接続した逆流防止ダイオードと、各逆流防止ダイオードによって生じる電圧降下量を検出して異常のある太陽電池モジュールを検出する検出手段と、前記各逆流防止ダイオードの放熱を行う放熱器とを備え、前記各逆流防止ダイオードを前記放熱器の中央に集中配置した構成のものが公知である(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前記従来の太陽電池保護装置では、逆流防止ダイオードによって生じる電圧降下量を検出しなければならないが、その検出は難しい。また、正確に検出するために、逆流防止ダイオードから発生する熱を放熱させるための放熱器が必須である。
特開平6−70484号公報 特許第3439891号公報
本発明は、簡単な構成であるにも拘わらず、確実にダイオードの損傷を防止することができる逆流防止装置及び太陽電池保護装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、逆流防止装置を、コイルを有する電磁石ブロックを励磁又は消磁することにより開閉する接点を有する接点開閉部と、ダイオードと、を備え、前記接点開閉部を複数備え、前記コイルと前記ダイオードとを直列接続し、前記各接点開閉部と前記ダイオードとを並列接続したものである。
この構成により、たとえ接点表面に異物が付着したとしても、複数の接点開閉部を備えることにより、異物の付着による不具合の発生確率を低減することができる。
中継接続端子、及び、出力側接続端子が配置されるベースブロックを、さらに備え、前記前記中継接続端子と前記出力側接続端子とを並設し、前記ダイオード及び前記接点開閉部を、前記中継接続端子と前記出力側接続端子との間に並列接続するのが好ましい。
この構成により、中継接続端子と出力側接続端子が並設されているので、ダイオードや接点開閉部の接続を容易に行うことができる。
前記接点開閉部は、固定接点を有し、前記出力側接続端子に電気接続される複数の固定接触片と、前記各固定接触片の固定接点に接離可能に対向する可動接点を有し、前記中継接続端子に電気接続される可動接触片と、を備えた接点ブロックで構成されるのが好ましい。
この構成により、接点が接離可能となるように各接触片を並設するだけで、ダイオードに対して並列接続される複数の接点開閉部を形成することが可能となる。また、固定接点を出力側に配置することによって、出力側に高い電圧が加わった場合であっても、静電引力などの影響で可動接点が誤動作する可能性を低減することができる。
前記ベースブロックに入力側接続端子をさらに配置し、前記電磁石ブロックは、鉄心にスプールを介してコイルを巻回してなり、前記ベースブロックに取り付けられ、前記コイルの一方の引出線を前記中継接続端子に接続され、前記コイルの他方の引出線を前記入力側接続端子に接続されるのが好ましい。
この構成により、ベースプレート上に電磁石ブロックを取り付けてコイルの各引出線を中継接続端子と入力側接続端子とにそれぞれ接続するだけで、接点開閉部を駆動可能とすることができる。
前記接点開閉部を3つ以上備え、該接点開閉部のうち、少なくとも1つを前記ダイオードに並列接続せずに、モニタリング出力用とするのが好ましい。
この構成により、接点開閉部を追加するだけの簡単な構成変更で、簡単に使用状態をモニタリングすることが可能となる。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、
前記構成の逆流防止装置を、蓄電装置と太陽電池との間に接続したものである。
この構成により、ダイオードを流れる電流量が大きくなれば、接点開閉部が導通し、ダイオードには電流が流れなくなるので、ダイオードの発熱量を抑制することができ、別途放熱器を必要とすることもない。
本発明によれば、ダイオードに対して複数の接点開閉部を並列接続するようにしたので、たとえいずれかの接点表面に異物が付着したとしても、他の接点開閉部での導通状態を確保することができる。したがって、接点表面への異物の着による不具合の発生確率を低減することが可能となる。
本発明に係る逆流防止装置の実施形態を示す斜視図である。 図2Aは図1に示す逆流防止装置の正面図、図2Bは右側面図、図2Cは平面図である。 図1に示す逆流防止装置を上方側から見た分解斜視図である。 図1に示す逆流防止装置を下方側から見た分解斜視図である。 図5Aは図1で示した逆流防止装置のベースプレートを外した状態を示す底面図、図5Bはその部分拡大斜視図である。 図3の接点ブロックを上方側から見た分解斜視図である。 図3の接点ブロックを下方側から見た分解斜視図である。 図6の固定接点部材を上方側から見た分解斜視図である。 図6の固定接点部材を下方側から見た分解斜視図である。 図6の可動接点部材の分解斜視図である。 図6の接点当接部材の分解斜視図である。 図1で示した逆流防止装置の中央断面図である。 図1で示した逆流防止装置の接点ブロックを説明するための断面図である。 (A)は図1の逆流防止装置の使用例を示す回路図、(B)は他の実施形態に係る逆流防止装置の使用例を示す回路図である。 他の実施形態に係る逆流防止装置の使用例を示す回路図である。 他の実施形態に係る逆流防止装置の使用例を示す回路図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「側」、「端」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
図1から図4は、本実施形態に係る逆流防止装置1を示す。この逆流防止装置1は、大略、ベースブロック10と、電磁石ブロック40と、接点ブロック50と、ケース60とで構成されている。
前記ベースブロック10は、底面が開口する略箱体形状のベース本体10Aと、その底面開口部を閉鎖するベースプレート30とで構成されている。
図3に示すように、ベース本体10Aは、中央部の電磁石ブロック40を支持する支持部10aと、両端側に位置し、接続端子にリード線(図示せず)を電気接続するための接続部10bとで構成されている。
支持部10aの上面には、一対の位置決め用突部11が設けられている。各位置決め用突部11には貫通孔11aがそれぞれ形成され、底面側から電磁石ブロック40のヨーク44をネジ止め固定できるようになっている。
また、支持部10aの両側中央部には側方に突出する係止爪14がそれぞれ形成されている。各係止爪14は、後述するケース60の係止孔61に係止して、ベース本体10Aに対してケース60を装着可能とする。
さらに、支持部10aの一端側2箇所には貫通孔10c、10dが形成され、それぞれリード線28b、28c及び28d、28eを挿通可能となっている。一方の貫通孔10cは、中継接続端子24に接続される2本の中継リード線28b、28cを挿通させるものである。他方の貫通孔10dは、第1出力接続端子25に接続される2本の出力側リード線28d,28eを挿通させるためのものである。
各接続部10bは、両側2箇所に接続用凹部12がそれぞれ形成されている。各接続用凹部12の底面には、座金20aを備えた接続ネジ20が配置されている。各接続ネジ20は、接続用凹部12の底面を貫通して、入力接続端子21、22、出力接続端子23、25にそれぞれ螺合される。
図5に示すように、接続部10bには、前記接続用凹部12の間であって、底面側から凹状に形成された領域に中継接続端子24が配置されている。中継接続端子24には、第1出力接続端子25に接続されるダイオード29が接続されている。
前記接続端子21〜25は、熱伝導率の高い材料(例えば、銅)を板状に形成したものである。つまり、表面積が十分に大きくなるように形成されており、後述するようにダイオード29で発熱したとしても、接続端子(この場合、中継接続端子24と第1出力接続端子25)から放熱させることができる。特に、第1出力接続端子25には、ベースブロック10の外部から接続ネジ20が螺合されている。したがって、第1出力接続端子25からさらに外部へと放熱させることができる。
また、前記接続端子21〜25には接続用長孔26bが形成され、一端側には接続用スリット26aを有する接続部26が形成されている。入力側の接続部10bに配置される第1入力接続端子21は、図示しないリード線を介して後述する太陽電池71に接続されると共に、コイル41の引出線41aが接続されている。また、第2入力接続端子22は、リード線28aを介して第2出力接続端子23に接続されている。第1出力側接続端子25は、リード線28d,28eを介して固定接触片54、54にそれぞれ接続されている。
なお、図1に示すように、支持部10aと各接続部10bとの間には、幅狭の位置決め溝13がそれぞれ形成され、後述するケース60の下縁部が配置されるようになっている。
図3に示すように、ベースプレート30は合成樹脂材料を平板状に成形したもので、一端側の2箇所と他端側の3箇所とに、ベース本体10Aとの間に接続端子を保持(挟持)するための台座部30aがそれぞれ形成されている。ベースプレート30の両端片側(対角位置)には、貫通孔31aを形成された突部31がそれぞれ突出している。ベースプレート30は、これら突部31を利用して所望の位置にネジ止め等により固定できるようになっている。ベースプレート30の両側中央部には係止爪32bがそれぞれ形成されている。
図4に示すように、ベースプレート30の一端側底面には、図示しないスライドレールに係合するための係合爪33が形成されている。また、ベースプレート30の他端側底面には、所定間隔で対向する対向壁に係合溝34aがそれぞれ形成され、対向壁の中央部分には係止孔34bが形成されている。係合溝34aを利用して、後述するスライドレール用保持具35がスライド係合される。
図3に示すように、スライドレール用保持具35は、その対向面に前記ベースプレート30の係合溝34a,34aにスライド係合可能な突条36が形成され、中央部に前記ベースプレート30の係止孔34bに係止可能な弾性爪37が形成されている。そして、スライドレール用保持具35の突条36を前記ベースプレート30の係合溝34aにスライド係合し、前記スライドレール用保持具35の弾性爪37が前記ベースプレート30の係止孔34bに係止すれば、前記スライドレール用保持具35の先端部に設けた係止爪38が前記ベースプレート30の係合爪33に対向する(図2A参照)。
図12及び図13に示すように、電磁石ブロック40は、コイル41を巻回したスプール42の中心孔に断面T字形状の鉄芯43を挿通したものである。鉄芯43の一端部43aにはヨーク44が加締固定されている。鉄芯43の他端部は、スプール42の一方の鍔部から突出する磁極部(吸引部)43bとなっている。コイル41の一方の引出線41aは第1入力接続端子21に接続され、他方の引出線41bは前記中継接続端子24に接続されている。
ヨーク44は、磁性材料からなる板材を断面略コ字形状に折り曲げたものである。鉄芯43の一端部43aが加締固定されるのは、その中間部44aである。中間部44aから延びる上方水平部44bの先端には、支持バネ46によって保持された可動鉄片45が回動可能に支持されている。また、上方水平部44bには、後述する接点ブロック50(固定接点部材50B及び接点当接部材50C)が固定される。
図6及び図7に示すように、接点ブロック50は、可動接点部材50Aと、固定接点部材50Bと、接点当接部材50Cとを備える。
図8に示すように、可動接点部材50Aは、可動鉄片45に、可動接触片56をインサート成形した可動接触片支持部55を固定したものである。可動鉄片45の中央部には当接ピン47が加締固定されている。当接ピン47は遮磁機能を有し、電磁石ブロック40が消磁した際に鉄芯43の磁極部43bから可動鉄片45が離れやすくするためのものである。可動鉄片45と可動接触片支持部55とはピン50bを加締固定することにより一体化される。可動接触片56の一端部には可動接点56aが加締固定される。可動接触片支持部55は略直方体形状で、その上面には凹部55aが形成されている。図6及び図7に示すように、この凹部55aには復帰用コイルばね57が配置される。復帰用コイルばね57は、後述する固定接点部材50Bの固定接触片支持部53に圧接して、可動接点部材50A(可動接点56a)を固定接点部材50B(固定接点54a)から離間させる。
図9及び図10に示すように、固定接点部材50Bは、固定接触片支持部53に固定接触片54と中継補助端子58とを装着したものである。
固定接触片支持部53は、合成樹脂材料を成形したもので、一端側下面には第1取付部81、他端側上面には第2取付部82がそれぞれ形成されている。
第1取付部81は、長手方向に2つの溝部83を備える。各溝部83には固定接触片54がそれぞれ配置される。配置された各固定接触片54は、導電性材料からなる板状体に固定接点54aを加締固定したものである。各固定接触片54の一端側は固定接触片支持部53の端部に沿って屈曲され、そこには出力側リード線28d,28eがそれぞれ接続される。各固定接触片54は、リベット54bを加締ることにより固定接触片支持部53に一体化される。
第2取付部82は、両側の溝部84と、各溝部84の両側から上方に突出する係止爪部85とを備える。各溝部84には、中継補助端子58がそれぞれ配置される。各中継補助端子58は、端子本体58aと端子押え部58bとで構成されている。各端子本体58aは、導電性材料からなる板状体を一端側で略直角に折り曲げたものである。略直角に折り曲げた部分(折曲部58c)には中継接続端子24との間にリード線28b、28cがそれぞれ接続される。折曲部58cに隣接する部分(隣接領域)は両側に切欠部58dが形成されている。端子押え部58bは薄板状で、隣接領域に取り付けられる。端子押え部58bの両側には弾性片58eが形成されている。弾性片58eは切欠部58d内に位置し、係止爪部85に係止する。また、各中継補助端子58の端子本体58aの他端側(折曲部58cとは反対側)は、図示しないリード線等を介して可動接触片56と電気接続される。
また、固定接触片支持部53では、前記両溝部83を仕切る部分がさらに下方側に延びる固定側突条部86が形成されている。固定側突条部86の一端部に円柱部87が形成されている。円柱部87の底面中央部には固定側突条部86の底面からさらに突出する突部87aが形成されている。固定側突条部86の他端側には円筒部88が形成されている。なお、53aは後述する復帰用コイルばね57を配置するための凹部である。
図11に示すように、接点当接部材50Cは、当接片支持部51と、リベット52aによってそこに加締固定される当接片52からなる。当接片支持部51は、合成樹脂材料を成形加工して板状としたものである。当接片支持部51は、ヨーク44の上方水平部44bに絶縁シート48を介して配置される(図1参照)。当接片支持部51の上面には、前記固定接触片支持部53の固定側突条部86に対応する位置に当接側突条部89が形成されている。当接側突条部79は円柱部90を備え、その上面には、固定側突条部86の円柱部87に形成した突部87aが係合する係合凹部90aが形成されている。また、当接側突条部89は、固定側突条部86の円筒部88に連通する円筒部91を備える。両円筒部88、91によって形成された中心孔には固定ネジ50aが挿通される(図12参照)。そして、当接側突条部89に固定側突条部86を当接させた状態で、固定ネジ50aはヨーク44の上方水平部44bに螺合される。これにより、固定接点部材50Bは接点当接部材50Cと共にヨーク44の上方水平部44bに固定される。そして、両突条部79、86によって接点開閉部間が電気的に完全に分離される。また、当接片52には、中央部が屈曲されて突出することにより、可動接点56aが当接する当接部52bが形成されている。
前記構成の接点ブロック50では、2組の可動接触片56(可動接点56a)と固定接触片54(固定接点54a)とで2つの接点開閉部が形成されている。これら2つの接点開閉部はダイオード29に並列接続されている。
詳しくは、ダイオード29が接続される第1出力側接続端子25には、リード線28d、28eを介して固定接触片54、54がそれぞれ接続されている。一方、ダイオード29が接続される中継接続端子24には、リード線28b、28cを介して中継補助端子58、58がそれぞれ接続されている。各中継補助端子58、58は、図示しないリード線を介して可動接触片56、56にそれぞれ接続されている。また、各中継補助端子58、58は、リード線28b、28cを介して中継接続端子24に接続されている。
ケース60は、底面が開口する略箱体形状で、透光性を有する。ケース60の開口縁部の4辺中央部には切欠が形成されている。また、ケースの開口縁部の対向部分には係止孔61が形成されている。
前記構成の逆流防止装置1の組立方法について説明する。
電磁石ブロック40に、接点ブロック50の固定接点部材50B及び接点当接部材50Cを装着する。この装着では、電磁石ブロック40を構成するヨーク44の上方水平部44bに、絶縁シート48を介して載置した固定接点部材50B及び接点当接部材50Cに固定ネジ50aを挿通し、この固定ネジ50aを上方水平部44bに螺合することにより一体化する。
接点ブロック50を装着された電磁石ブロック40は、ベースブロック10のベース本体10A上に載置して底面側から固定ネジ27を螺合することにより固定する。そして、一端側より、可動接点部材50Aの可動接触片56を、電磁石ブロック40と接点ブロック50の隙間に挿入する。さらに、可動鉄片45の上端部をヨーク44の上方水平部44bの先端部分に回動可能に支持させ、支持バネ46によって抜止する。
次いで、中継補助端子58と可動接触片56とを図示しないリード線で電気接続する。また、固定接触片54にリード線28d、28eの一端部を電気接続し、他端部をベース本体10Aの貫通孔10dに挿通して、第1出力接続端子25の接続部26のスリット26aに圧入することにより電気接続する。中継補助端子58にリード線28b、28cの一端部を電気接続し、他端部をベース本体10Aの貫通孔10cに挿通して、中継接続端子24の接続部26のスリット26aに圧入することにより電気接続する。第1出力接続端子25と中継補助端子58の接続部26のスリット26aにはダイオード29の各引出線29aをそれぞれ圧入する。中継接続端子24の接続部26のスリット26aにはコイル41の引出線41bを圧入する。また、第2入力接続端子22と第2出力接続端子23の接続部26のスリット26aにリード線28aを圧入することにより電気接続する。なお、これらスリット26aに圧入したリード線等は半田付けする。
その後、前記ベース本体10Aの下面に、前記各接続端子21〜25を位置決めし、ベース本体10Aにスライドレール用保持具35を取り付けたベースプレート30を装着する。そして、前記ベースブロック10の上面に設けた位置決め溝13に前記ケース60の開口縁部を挿入し、前記ケース60の係止孔61に前記ベースブロック10の係止爪14を係止させることにより組立作業を完了する。
なお、このようにして組み立てられた逆流防止装置1は、次のようにして図示しないスライドレールに取り付けることができるようになっている。すなわち、ベースプレート30の係爪33をスライドレールに係止する。そして、ベースプレート30にスライドレール用保持具35を装着してその係止爪38をスライドレールに係止する。これにより、両係止爪でスライドレールを挟持することができ、逆流防止装置1をスライドレールに取り付けることができる。
前記構成の逆流防止装置は、太陽光発電システムに採用して、ダイオード29に大電流が流れることによるエネルギーロスの発生や損傷、あるいは、蓄電池72から太陽電池71への電流の逆流による太陽電池の損傷の防止に利用することができる。
図14(A)では、ダイオード29とコイル41とが直列接続され、ダイオード29には2つの接点開閉部が並列接続されている。また、コイル41は第1入力側接続端子21に接続され、第1入力側接続端子21と第2入力側接続端子22との間には太陽電池71が接続されている。また、第1出力側接続端子25と第2出力側接続端子23との間には蓄電池72が接続されている。
前記構成の太陽光発電システムでは、太陽電池71が発電すると、第1入力側接続端子21を介してコイル41へと電流が流れる。
太陽光が弱く、コイル41に流れる電流値が所定値(例えば、3A)未満である場合、電磁石ブロック40は励磁しない。つまり、可動鉄片45が駆動せず、接点ブロック50では、可動接触片56が動作しないため、可動接点56aは固定接点54aから離間した開放状態となる。したがって、太陽電池71から供給された電流は、ダイオード29を介して蓄電池72に充電される。この間、ダイオード29で発生した熱は、十分に表面積を大きくとった中継接続端子24及び第1出力側接続端子25を介して放熱させることができる。特に、第1出力側接続端子25では、そこに螺合される接続ネジ20を介して外部へと放熱させることができる。したがって、たとえダイオード29に通電されたとしても、温度上昇を防止することが可能となっている。
この場合、太陽電池の発電量が小さく、蓄電池の電圧が勝った場合、蓄電池から太陽電池へと電流が逆流しようとするが、前述の通り、接点が開放状態となっている。このため、ダイオード29によって電流の逆流が阻止される。したがって、太陽電池71に逆電流が流れ込むことを防止でき、その損傷を阻止することが可能となる。
一方、太陽光が強く、コイル41に流れる電流値が所定値(例えば、3A)以上である場合、電磁石ブロック40が励磁し、可動鉄片45が復帰用コイルばね57のバネ力に抗して駆動する。これにより、接点ブロック50では、可動接触片56が動作して可動接点56aが固定接点54aに閉成し、2つの接点開閉部が同時に導通する。したがって、太陽電池71から供給された電流は、ダイオード29を迂回し、電気抵抗値の少ない2つの接点開閉部を介して蓄電池に充電される。このように、太陽電池71での発電量が大きい場合、ダイオード29に大電流が流れることはない。したがって、ダイオード29でエネルギーロスが発生したり、ダイオード29が損傷したりするといった不具合の発生を確実に防止することができる。また、2つの接点開放部を同時に導通させるようにしているので、たとえいずれか一方の接点表面に異物が付着しても、残る他方の接点を閉成させて通電状態を確保することができる。つまり、ダイオード29でのエネルギーロスの発生や、ダイオード29の損傷等を確実に防止することができる。


なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、ダイオード29に対して並列接続する接点開閉部を2つとしたが、3つ以上とすることも可能である。これによれば、より一層、接点表面への異物の付着による不具合(接触不良)の発生に対して耐性を持たせることが可能となる。
また、前記実施形態では、ダイオード29に対して複数の接点開閉部を並列接続するだけの構成としたが、3つ以上の接点開閉部を設け、そのうち、2つ以上を並列接続し、1つ以上を他の接点開閉部と並列接続せずに、モニタリング出力用として利用することも可能である。
例えば、図14(B)に示すように、モニタリング出力用の端子C,C間にLED等の照明手段を接続することにより、電磁石ブロック40が励磁して接点が閉成されているか否かを照明手段の点灯の有無(他の手段でもよい。)で判断できるようにすればよい。
また、図15に示すように、第2入力側接続端子22及び第2出力側接続端子23(N、N)と、これらを結ぶリード線28aを省略し、太陽電池71と蓄電池72の一方の端子(N、N)同士を直接接続するようにしてもよい。この構成によれば、第1入力側接続端子21と第1出力側接続端子25を結ぶライン(P、P間)と、太陽電池71と蓄電池72を直接結ぶライン(N、N間)との絶縁距離を大きく取ることができる。また、第2入力側接続端子22、第2出力側接続端子23及びリード線28aを不要とすることで、逆流防止装置1を小型化することが可能となる。
また、図16に示すように、複数の逆流防止装置1のモニタリング出力用の接点開閉部を直列に接続するようにしてもよい。これによれば、電磁石ブロック40が励磁しているにも拘わらず、いずれか1つでもモニタリング出力用の接点開閉部で接点が閉成していなければ、照明手段を点灯させることができなくなる。これにより、一目で、いずれかの逆流防止装置1に不具合が発生したことを検出することが可能となる。
本発明に係る逆流防止装置は、前述の太陽光発電システムのほか、ハイブリット自動車の自己発電システムなどの他の送電システムに採用することができる。
1:逆流防止装置
10:ベースブロック
11:位置決め用突部
12:接続用凹部
13:位置決め溝
21、22:入力側接続端子
23、25:出力側接続端子
24:中継接続端子
26:接続部
26a:接続用スリット
26b:接続用長孔
28a〜28e:リード線
29:ダイオード
30:ベースプレート
35:スライドレール用保持具
40:電磁石ブロック
41:コイル
42:スプール
43:鉄芯
44:ヨーク
45:可動鉄片
50:接点ブロック
54:固定接触片
54a:固定接点
56:可動接触片
56a:可動接点
57:復帰用コイルばね
58:中継接続端子
60:ケース

Claims (5)

  1. コイルを有する電磁石ブロックを励磁又は消磁することにより開閉する接点を有する複数の接点開閉部と、
    ダイオードと、
    中継接続端子、及び、出力側接続端子が配置されるベースブロックと、
    を備え、
    前記コイルと前記ダイオードとを直列接続し、前記各接点開閉部と前記ダイオードとを並列接続し、前記中継接続端子と前記出力側接続端子とを並設し、前記ダイオード及び前記接点開閉部を、前記中継接続端子と前記出力側接続端子との間に並列接続したことを特徴とする逆流防止装置。
  2. 前記接点開閉部は、
    固定接点を有し、前記出力側接続端子に電気接続される複数の固定接触片と、
    前記各固定接触片の固定接点に接離可能に対向する可動接点を有し、前記中継接続端子に電気接続される可動接触片と、
    を備えた接点ブロックで構成されることを特徴とする請求項1に記載の逆流防止装置。
  3. 前記ベースブロックに入力側接続端子をさらに配置し、
    前記電磁石ブロックは、鉄心にスプールを介してコイルを巻回してなり、前記ベースブロックに取り付けられ、前記コイルの一方の引出線を前記中継接続端子に接続され、前記コイルの他方の引出線を前記入力側接続端子に接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の逆流防止装置。
  4. 前記接点開閉部を3つ以上備え、該接点開閉部のうち、少なくとも1つを前記ダイオードに並列接続せずに、モニタリング出力用としたことを特徴とする請求項1に記載の逆流防止装置。
  5. 前記請求項1から4のいずれか1項に記載の逆流防止装置を、蓄電器と太陽電池との間に接続したことを特徴とする太陽電池保護装置。
JP2012197625A 2012-09-07 2012-09-07 逆流防止装置及び太陽電池保護装置 Active JP6136150B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012197625A JP6136150B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 逆流防止装置及び太陽電池保護装置
KR1020130084002A KR20140045867A (ko) 2012-09-07 2013-07-17 역류 방지 장치 및 태양 전지 보호 장치
CN201320451535.1U CN203387164U (zh) 2012-09-07 2013-07-26 防逆流装置以及太阳电池保护装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012197625A JP6136150B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 逆流防止装置及び太陽電池保護装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014053200A JP2014053200A (ja) 2014-03-20
JP2014053200A5 JP2014053200A5 (ja) 2015-10-29
JP6136150B2 true JP6136150B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=49875614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012197625A Active JP6136150B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 逆流防止装置及び太陽電池保護装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6136150B2 (ja)
KR (1) KR20140045867A (ja)
CN (1) CN203387164U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105529742A (zh) * 2016-02-18 2016-04-27 江西洪都航空工业集团有限责任公司 一种耐环境过载反向隔离型大功率电源并网的控制方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS513402Y1 (ja) * 1970-08-31 1976-01-31
JP3289394B2 (ja) * 1992-06-19 2002-06-04 オムロン株式会社 逆流防止装置及び太陽電池保護装置
JP3978993B2 (ja) * 2000-10-03 2007-09-19 オムロン株式会社 電磁継電器

Also Published As

Publication number Publication date
CN203387164U (zh) 2014-01-08
JP2014053200A (ja) 2014-03-20
KR20140045867A (ko) 2014-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8305166B2 (en) Electromagnetic relay
JP6256326B2 (ja) 検知モジュール
US9627151B2 (en) Electrical storage module
JP5590079B2 (ja) 電池用配線モジュール
US10553999B2 (en) Connection module
US20120152705A1 (en) Circuit breaker
WO2018199222A1 (ja) 電流検出装置、管理装置、エンジン始動用のバッテリ
US20150171567A1 (en) Power cord
JP2012109039A (ja) 端子接続構造
US20140003016A1 (en) Battery monitoring system
US11302500B2 (en) Contact device and electromagnetic relay
JP2014044850A (ja) 温度センサの取付構造
JP6136150B2 (ja) 逆流防止装置及び太陽電池保護装置
JP5946023B2 (ja) 電気回路装置
JP2013243053A (ja) 電子部品の接続構造
US11875958B2 (en) Method of connecting electric element
JP2012004117A (ja) 発光ダイオード相互接続システム
WO2012053337A1 (ja) 電池モジュール用電極構成体
JP6051703B2 (ja) 逆流防止装置およびこれを備えた太陽光発電システム
JP2014053200A5 (ja)
US8558649B2 (en) Electromagnetic contact device
WO2018055676A1 (ja) 組電池および導電部材
JP7401500B2 (ja) 電気端子
JP2014053201A5 (ja)
JP2017188382A (ja) コネクタ用バスバー

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150904

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6136150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250