JP3502046B2 - 遊技媒体貸出機におけるノズルシュート - Google Patents

遊技媒体貸出機におけるノズルシュート

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JP3502046B2 JP2001016351A JP2001016351A JP3502046B2 JP 3502046 B2 JP3502046 B2 JP 3502046B2 JP 2001016351 A JP2001016351 A JP 2001016351A JP 2001016351 A JP2001016351 A JP 2001016351A JP 3502046 B2 JP3502046 B2 JP 3502046B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスロットマ
シン等の遊技機に隣接して設置され、遊技機に用いるメ
ダル等の遊技媒体を貸出す遊技媒体貸出機に設けられ
た、遊技媒体を遊技機に払い出すノズルシュートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】上述した遊技媒体貸出機は、遊技媒体貸
出機本体にノズルが先端側を下傾状態にして設けられ、
遊技媒体貸出機本体から払い出された遊技媒体を、ノズ
ルを介して遊技機の下部に設けられた受け皿に直接払い
出すよう構成されている。
【0003】ところで、前記受け皿の高さ位置は遊技機
の種類等により異なることがあるため、図17に示すよ
うに、前記ノズル100として、ノズル本体101の先
端に設けたノズルトップ102がノズル本体101とは
別体に設けられると共にノズル本体101に対して水平
軸回りに揺動可能に取付けられているものが提案されて
いる(特開平11−342258)。
【0004】また、その提案されたノズルは、メダル等
の遊技媒体を横に寝かせた状態で払い出す構成とされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た提案ノズルは、遊技媒体を横に寝かせた状態で払い出
すため、水平軸回りに揺動できても、ノズルの傾斜角度
が水平に近くなる程遊技媒体の滑りが悪くなり、受け皿
の高さ位置が高すぎる場合には遊技媒体を払い出すこと
が不可能になるという虞れがある。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、遊技機の受け皿高さにあ
まり影響を受けずに遊技媒体を払い出すことを可能とす
る遊技媒体貸出機におけるノズルシュートを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の遊技媒体貸出機
におけるノズルシュートは、遊技機に隣接して設置さ
れ、当該遊技機に用いる遊技媒体を払出す払出し部と、
該払出し部から払出された遊技媒体を該遊技機に設けら
れた受け皿に供給するノズルシュートとを備える遊技媒
体貸出機におけるノズルシュートであって、該払出し部
から払出された遊技媒体が内部を通る管状をなすと共に
隣接する遊技機の受け皿に先端部を向けるべく湾曲した
ノズルと、該ノズルの基端部を軸心回りに回転可能に、
かつ、ノズルの先端側を基端側よりも下傾状態にして支
持するノズル支持手段と、該ノズルの概ね全長にわたっ
てノズルの内側底部に設けられ、ノズルの中心軸に向か
って突出する板状の上向きの突起とを具備し、前記ノズ
ル支持手段は、前記ノズルの基端部を軸心回りに回転可
能に、かつ、ノズルの先端側を基端側よりも下傾状態に
して支持するノズル支持部材と、該ノズル支持部材を鉛
直軸回りに回転可能に支持する回転支持部材とを具備
し、前記回転支持部材は、水平方向に張り出しかつ上下
方向に対向する一対の軸受け片と、これら一対の軸受け
片にそれぞれ設けられた円弧状の軸受け穴とを有し、前
記ノズル支持部材は、上下に該一対の軸受け片にて挟ま
れる平行面と、これら平行面のそれぞれに突出形成さ
れ、上記軸受け穴に回動可能に支持されている軸とを有
することを特徴とする。
【0008】この遊技媒体貸出機におけるノズルシュー
トにあっては、ノズルが基端側よりも先端側を低くして
設けられているので、遊技媒体はノズルの基端側から先
端側に向けて移動していく。このとき、ノズルの内側底
部には、ノズルの概ね全長にわたってノズルの中心軸に
向かって突出する板状の上向きの突起が形成されている
ので、遊技媒体はその下面に突起の上部が接触して傾い
た略起立状態で移動することとなる。それ故に、遊技媒
体は、横に寝た状態で移動する場合よりもノズルから受
ける摩擦抵抗が小さくなって移動が容易になる。その結
果、遊技機の種類が変わって遊技機の受け皿高さが変化
し、それに伴ってノズルの傾き具合が小さくなっても、
安定して遊技機の受け皿に遊技媒体を払い出すことが可
能になる。
【0009】
【0010】この構成にあっては、先端側が基端側より
も低く支持され、かつ湾曲しているノズルの先端の高さ
を、ノズルの回転により変えると、ノズル先端位置が或
る鉛直面に接近したり離隔したりしても、つまり遊技機
の受け皿に対して接離しても、ノズル自体を鉛直軸回り
に回転できるので、受け皿に対する接離距離を調整する
ことが可能となり、更に安定して遊技媒体を受け皿に払
い出すことが可能になる。
【0011】本発明の遊技媒体貸出機におけるノズルシ
ュートにおいて、前記両軸受け片のそれぞれは軸受け穴
から外部に繋がる切欠部を有し、一方、前記各軸は上記
切欠部に入り得る幅寸法の平行部とその平行部の両端の
それぞれに形成された円弧部とを有する構成とすること
ができる。
【0012】この構成にあっては、各軸を切欠部から各
軸受け穴に入れ、ノズルを所定の水平方向に回転させる
と、ノズルを取付けできる。一方、その動作とは逆にす
ると、今度はノズルを取り外すことが可能になる。よっ
て、このように取付けまたは取り外しが可能になるの
で、ノズルの保守点検を容易に行うことが可能になり便
利である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づき具体的に説明する。
【0014】図1は本実施形態に係るノズルシュートを
有する遊技媒体貸出機を示す正面図、図2はその遊技媒
体貸出機を示す左側面図である。
【0015】この遊技媒体貸出機1は、縦長直方体状を
したもので、遊技機50に隣接して配置される。遊技媒
体貸出機1には、貨幣投入部2と、貨幣検知部3と、メ
ダルタンク4と、メダル払い出し部5と、ノズルシュー
ト6と、制御部7とが設けられている。
【0016】貨幣投入部2に貨幣、例えば紙幣が投入さ
れると、貨幣検知部3はそれを検知して所定の信号を制
御部7へ出力し、制御部7はその信号を受けてメダル払
い出し部5を制御し、メダルタンク4に貯留されている
メダルを所定枚数だけ払い出し、その払い出されたメダ
ルは、ノズルシュート6を経て、遊技機50の下部に設
けられた受け皿51に供給されるようになっている。
【0017】図3は、遊技媒体貸出機1に設けられたメ
ダルタンク4、メダル払い出し部5及びノズルシュート
6の部分の内部構造を示す左側面図である。
【0018】メダルタンク4は、傾斜した底面4aと落
下部4bとを有する、上方が開口した容器であり、内部
に所定のメダル(図示せず)が多数貯留されている。前
記落下部4bに到達したメダルは、メダル払い出し部5
に供給される。
【0019】メダル払い出し部5は、メダルを1枚ずつ
分離して順に排出するメダル払い出し機11と、第1滑
落部材12及び第2滑落部材16と、メダル払い出し機
11及び第1滑落部材12を保持するフレーム13とを
有する。
【0020】図4はメダル払い出し機11を示す分解斜
視図である。メダル払い出し機11は、図示例では例え
ば5つの開口穴14aを有する回転円盤14と、その下
側に配置された固定盤15と、回転円盤14の周囲を囲
みかつ下端部にメダル払い出し用の開口部11bが設け
られた円筒部材11aと、上記回転円盤14を一定方向
(図4の白抜矢符方向)に回転させる電動モータ20
(図3参照)とを有する。なお、図4中の20aは、電
動モータ20の回転軸である。
【0021】回転円盤14の各開口穴14aは、メダル
1個が入り得る大きさを有し、メダルを1枚ずつ分離す
る。分離されたメダルは、回転円盤14の開口穴14a
により円周上を白抜矢符方向に回転するように運ばれて
いき、固定盤15の上表面に形成された突起部15aに
当接すると、その突起部15aにより回転方向への移動
が阻止されて矢符方向に前記開口部11bから払い出さ
れ、第1滑落部材12に供給される。なお、円筒部材1
1aは、開口部11b以外からメダルが飛び出さないよ
うに固定盤15に保持されている。
【0022】第1滑落部材12は、図3及び図5に示す
ように構成され、フレーム13の上端部に取付けられる
鉤形状をした取付部12aと、断面V字状に形成された
排出部12bと、排出部12bの取付部12a側に形成
され、取付部12a側を広くするように傾斜したメダル
起こし部12cとを有する。取付部12aは、第1滑落
部材12の基端側に形成され、排出部12bの取付部1
2a側が高く、取付部12a側とは反対側(先端側)が
低くなるようにフレーム13の上端部に取付けられてい
る。また、取付部12a側とは反対側の先端部は、図6
に示すパネル10の背面側の三角形状をした貫通孔10
aの周辺に達するようになっている(図3参照)。この
第1滑落部材12は、図5に示すように、メダル払い出
し機11から寝た状態で供給されたメダル46の端がメ
ダル起こし部12cに当たることによりメダル46を斜
めに傾いた略起立状態にし、排出部12bにより略起立
状態のまま第2滑落部材16へ供給する。
【0023】上記第2滑落部材16は、図7に示すよう
に、断面が概略V字状に形成されたもので、基端側に3
辺の取付片16aが形成され、先端側の下部には切欠部
16bが形成されている。取付片16aは、図6に示す
パネル10の背面側の貫通孔10aの周辺部に取付けら
れ、第2滑落部材16の先端側は貫通孔10aよりパネ
ル10の前面側に突出している。第2滑落部材16のV
底は基端側よりも先端側を下側となるように傾斜してい
る。この第2滑落部材16は、第1滑落部材12から略
起立状態で供給されたメダルを、同様に略起立状態のま
ま滑落させていき、上記パネル10の前面側に設けられ
た前記ノズルシュート6に供給する。
【0024】このノズルシュート6は、図3に示すよう
に、供給されたメダルを受けて受け皿51に払い出すノ
ズル21と、ノズル21の基端側を支持するノズル支持
部材22と、更にノズル支持部材22を鉛直軸回りに回
転可能に支持する回転支持部材30とを有する。
【0025】前記ノズル支持部材22は、図8に示すよ
うに、左側の半体22Aと右側の半体22Bとを有する
半割り構造となっていて、図3及び図9に示す回転支持
部材30に、一体化された状態で鉛直軸回りに回転自在
に支持されるようになっている。
【0026】回転支持部材30は、背面側に左右一対の
取付部31、32を有し、前面側に上下一対の軸受け片
33、34を有するもので、上側の軸受け片33には大
径の円弧状をした軸受け穴33aが、下側の軸受け片3
4には小径の円弧状をした軸受け穴34aがそれぞれ形
成され、また両軸受け片33、34には軸受け穴33
a、34aから外部に繋がる切欠部33b、34bが形
成されている(図9参照)。この回転支持部材30は、
図3に示すように取付部31(32)がパネル10の前
面側に取付けられることによりパネル10に固定されて
いる。
【0027】このように固定された回転支持部材30に
おける上下一対の軸受け片33、34の間には、上下面
が平坦に形成されたノズル支持部材22が挟持されると
共に、ノズル支持部材22の上下面に突出形成された軸
23、24がそれぞれ円弧状をした軸受け穴33a、3
4aに入ることにより抜け防止されている。このことを
詳細に説明する。ノズル支持部材22が一体化された図
9に示すように、そのノズル支持部材22の上面に形成
された軸23は、平行部23aの両端に円弧部23b、
23cを有する形状に形成され、一方、ノズル支持部材
22の下面に形成された軸24も同様に図9及び図10
に示すように平行部24aの両端に円弧部24b、24
cを有する形状に形成されている。両平行部23a、2
4aは共に平行になっており、それら両平行部23a、
24aをそれぞれ通す広さで形成した前記切欠部33
b、34bに、両平行部23a、24aを矢符方向に示
すようにそれぞれ通し、例えば白抜矢符方向に90゜回
転させることにより、抜け防止されている。
【0028】ノズル支持部材22の内部には、図8に示
すように、第2滑落部材16から出たメダルを受ける第
3滑落部材35と、ノズル21の基端側が取付けられて
いる。また、ノズル支持部材22のノズル21側とは反
対側には開口部22Cが形成されている(図3参照)。
【0029】第3滑落部材35は、円筒部36と、メダ
ル起こし部37と、メダル受け部38とが一体化された
もので、円筒部36の外周面の上側及び下側に角度調整
と抜け防止を図る突起36a、36bが形成され、両突
起36aと36bとの間には隙間36c、36dが設け
られている。一方、ノズル支持部材22の内部の上側と
下側にそれぞれ周方向に沿って、前記突起36a、36
bが挿入される半円状のスリット溝25a、25bが形
成され、両スリット溝25aと25bとの間には溝の無
い隔壁25c、25dが形成されている。
【0030】上記ノズル支持部材22による第3滑落部
材35の支持構造を図11を用いて説明する。この図1
1では、25a及び25bはスリット溝の底部を示して
おり、溝の無い隔壁25c、25dを内側に突出する状
態で示している。両突起36a、36bは、ノズル支持
部材22に形成された半円状のスリット溝25a、25
bに挿入されることにより、第3滑落部材35はノズル
支持部材22に対して抜け防止されている。また、隔壁
25c、25dがそれぞれ隙間36c、36dに挿入さ
れることにより、第3滑落部材35はノズル支持部材2
2に対して回転不能に規制されている。
【0031】メダル受け部38は円筒部36の基端側の
下部に円筒部36より舌状に突出して形成されている。
メダル起こし部37は、基端側が広く先端側が狭い三角
形状をしたメダル起こし面37aを有し、メダル起こし
面37aは基端側が円筒部36の軸心から離れ、先端側
がその軸心に接近する状態に形成されていて、第2滑落
部材16から出たメダルを受けて引き続き略起立状態に
斜めに傾けると共に円筒部36の軸心側に寄せる機能を
有する。
【0032】ノズル21は、基端側に円筒状に形成され
た取付部41を有し、取付部41の外周面には、その基
端側に周方向の一箇所に設けた切欠部42aを除き突起
42が形成されている。また、取付部41の外周面の先
端側には、内外方向に弾性力で撓み得るように3方が取
付部41から切り離された舌片43が形成され、その舌
片43の外表面には円形突起44が形成されている。な
お、ノズル21の内部には、前記第2滑落部材16の先
端部が前記開口部22Cを介して挿入されている(図3
参照)。
【0033】上記突起42は、ノズル支持部材22の内
部に隔壁26aを除き周方向に沿って形成されたスリッ
ト溝26に挿入されると共に切欠部42aには隔壁26
aが挿入される。図12は、突起42とスリット溝26
の関係を示す図である。この図12も、図11と同様
に、26はスリット溝の底部を示しており、溝の無い隔
壁25c、25dを内側に突出する状態で示している。
【0034】切欠部42aの長さは隔壁26aの長さよ
りも適長長く形成されており、突起42における切欠部
42aの両端が隔壁26aに当接する角度範囲内で、ノ
ズル21は、ノズル支持部材22に対して回転可能に支
持されている。このとき、円形突起44は、図8に示し
たように、ノズル支持部材22の内部に周方向に形成し
た断面円形の溝27に沿ってその内部を通ると共に、ノ
ズル支持部材22の内部に軸方向に形成した2本の溝2
8、29を、舌片43が撓み変形することにより、横切
るように通る。溝28又は29に円形突起44が入って
いるとき、舌片43は撓み変形しないようになってお
り、それ故にノズル21に大きな回転力が作用しない限
り、円形突起44が溝28と29に入っているときにノ
ズル21の回転が規制される。これに伴って、途中が湾
曲しているノズル21の先端高さが所定の2つの高さ位
置に設定される。また、ノズル21の先端高さを低い方
の高さ位置よりも低くすると、つまり円形突起44を溝
28よりも低くなるようにすると、円形突起44が溝2
7を通るために前記角度範囲の一方の限度まで、ノズル
21の先端が下がる。なお、前記角度範囲の他方の限度
は、円形突起44が溝29に入っているときである。
【0035】ノズル21は、前記角度範囲において、基
端側の取付部41が高く、先端側が低くなるようにして
ノズル支持部材22に支持されており、ノズル21の内
部の下部には、図2及び図3に示すように基端側の取付
部41と出口近傍を除くほぼ全長にわたり上向きの突起
45が形成されている。この突起45は、図13に示す
ように、上側が狭い概略三角形状をしたもので、メダル
の下面に接触してメダルを斜めにすべく設けられてい
る。また、出口近傍では、図14に示すように突起45
の高さは、出口に向かって徐々に低くなるようにしてい
る。
【0036】したがって、このように構成された本実施
形態のノズルシュート6においては、ノズル21が基端
側よりも先端側を低くして設けられているので、メダル
はノズル21の基端側から先端側に向けて移動してい
く。このとき、ノズル21の内側底部にはメダルの姿勢
を傾ける突起45が形成されているので、図15(横断
面図)及び図16(縦断面図)に示すようにメダル46
はその下面に突起45の上部が接触して傾いた略起立状
態で移動することとなる。それ故に、メダル46は、横
に寝た状態で移動する場合よりもノズル21から受ける
摩擦抵抗が小さくなって移動が容易になる。その結果、
遊技機50の種類が変わって遊技機50の受け皿51高
さが変化し、それに伴ってノズル21の傾き具合が小さ
くなっても、安定して遊技機50の受け皿51にメダル
を払い出すことが可能になる。また、ノズル21の出口
近傍では、突起45の高さを徐々に低くなるようにして
いるので、最終的にノズル21から出るときにメダルが
横に寝た状態になるため、斜め状態でメダルが受け皿5
1に払い出されたときにメダルが受け皿51上を回転し
て受け皿51から飛び出すのを防止することが可能にな
る。
【0037】また、本実施形態による場合には、先端側
が基端側よりも低く支持され、かつで湾曲しているノズ
ル21の先端の高さを、ノズル21の回転により変える
と、ノズル21の先端位置が或る鉛直面に接近したり離
隔したりしても、つまり遊技機50の受け皿51に対し
て接離しても、ノズル21自体を鉛直軸回りに回転でき
るので、つまり回転支持部材30は、水平方向に張り出
しかつ上下方向に対向する一対の軸受け片33、34
と、これら一対の軸受け片33、34にそれぞれ設けら
れた円弧状の軸受け穴33a、34aとを有し、ノズル
支持部材22は、上下に該一対の軸受け片33、34に
て挟まれる平行面と、これら平行面のそれぞれに突出形
成され、上記軸受け穴33a、34aに回動可能に支持
されている軸23、24とを有する構成しているので、
受け皿51に対する接離距離を調整することが可能とな
り、更に安定してメダルを受け皿51に払い出すことが
可能になる。
【0038】また、本実施形態においては、両軸受け片
33、34のそれぞれは軸受け穴33a、34aから外
部に繋がる切欠部33b、34bを有し、一方、各軸2
3、24は切欠部33b、34bに入り得る幅寸法の平
行部23a、24aとその平行部23a、24aの両端
のそれぞれに形成された円弧部23b、23c、24
b、24cとを有するので、各軸23、24を切欠部3
3b、34bから各軸受け穴33a、34aに入れ、ノ
ズル21を所定の水平方向に回転させると、ノズル21
を取付けできる。一方、その動作とは逆にすると、今度
はノズル21を取り外すことが可能になる。よって、こ
のように取付けまたは取り外しが可能になるので、ノズ
ル21の保守点検を容易に行うことが可能になり便利で
ある。
【0039】なお、上述した実施形態ではノズルの内側
底部に形成した突起の形状を上側が狭い概略三角形状と
しているが、本発明はこれに限らない。例えば、突起の
断面形状は、矩形状や円弧状などでもよい。
【0040】また、上述した実施形態ではノズルの入口
に、第3滑落部材35を設けているが、本発明はその第
3滑落部材35を省略することも可能である。但し、そ
の場合には、ノズルの基端側(入口側)まで突起45を
延長することが好ましい。
【0041】また、上述した実施形態では遊技媒体とし
てメダルを払い出す場合を例に挙げているが、本発明は
これに限らず、コインなどの遊技媒体を払い出す場合に
も同様に適用できることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による場合に
は、ノズルが基端側よりも先端側を低くして設けられて
いるので、遊技媒体はノズルの基端側から先端側に向け
て移動していく。このとき、ノズルの内側底部には遊技
媒体の姿勢を傾ける突起が形成されているので、遊技媒
体はその下面に突起の上部が接触して傾いた略起立状態
で移動することとなる。それ故に、遊技媒体は、横に寝
た状態で移動する場合よりもノズルから受ける摩擦抵抗
が小さくなって移動が容易になる。その結果、遊技機の
種類が変わって遊技機の受け皿高さが変化し、それに伴
ってノズルの傾き具合が小さくなっても、安定して遊技
機の受け皿に遊技媒体を払い出すことが可能になる。ま
た、先端側が基端側よりも低く支持され、かつ湾曲して
いるノズルの先端の高さを、ノズルの回転により変える
と、ノズル先端位置が或る鉛直面に接近したり離隔した
りしても、つまり遊技機の受け皿に対して接離しても、
ノズル自体を鉛直軸回りに回転できるので、受け皿に対
する接離距離を調整することが可能となり、更に安定し
て遊技媒体を受け皿に払い出すことが可能になる。
た、この構成にあっては、先端側が基端側よりも低く支
持され、かつ湾曲しているノズルの先端の高さを、ノズ
ルの回転により変えると、ノズル先端位置が或る鉛直面
に接近したり離隔したりしても、つまり遊技機の受け皿
に対して接離しても、ノズル自体を鉛直軸回りに回転で
きるので、受け皿に対する接離距離を調整することが可
能となり、更に安定して遊技媒体を受け皿に払い出すこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るノズルシュートを有す
る遊技媒体貸出機を示す正面図である。
【図2】図1の遊技媒体貸出機の左側面図である。
【図3】図1の遊技媒体貸出機の一部の内部構造を示す
左側面図である。
【図4】図1の遊技媒体貸出機に設けられたメダル払い
出し機を示す分解斜視図である。
【図5】図1の遊技媒体貸出機に設けられた第1滑落部
材を示す斜視図である。
【図6】図1の遊技媒体貸出機に設けられたパネルの背
面を示す図である。
【図7】図1の遊技媒体貸出機に設けられた第2滑落部
材を示す斜視図である。
【図8】図1の遊技媒体貸出機に設けられたノズルシュ
ートを示す分解斜視図である。
【図9】図1の遊技媒体貸出機に設けられたノズルシュ
ートを構成するノズル支持部材と回転支持部材を組立て
る説明図(斜視図)である。
【図10】図1の遊技媒体貸出機に設けられたノズルシ
ュートを構成するノズル支持部材を示す底面図である。
【図11】図1の遊技媒体貸出機に設けられたノズルシ
ュートを構成するノズル支持部材に対する第3滑落部材
の取付け状態を示す図である。
【図12】図1の遊技媒体貸出機に設けられたノズルシ
ュートを構成するノズル支持部材に対するノズルの取付
け状態を示す図である。
【図13】図1の遊技媒体貸出機に設けられたノズルシ
ュートを構成するノズルの断面形状を示す図である。
【図14】図1の遊技媒体貸出機に設けられたノズルシ
ュートを構成するノズルの先端部分を示す図である。
【図15】図1の遊技媒体貸出機に設けられたノズルシ
ュートを構成するノズル内のメダルの姿勢を示す図(横
断面図)である。
【図16】図1の遊技媒体貸出機に設けられたノズルシ
ュートを構成するノズル内のメダルの姿勢を示す図(縦
断面図)である。
【図17】従来のノズルの構造を示す正面図である。
【符号の説明】
1 遊技媒体貸出機 2 貨幣投入部 5 メダル払い出し部 6 ノズルシュート 10 パネル 12 第1滑落部材 16 第2滑落部材 21 ノズル 22 ノズル支持部材 23、24 軸 23a、24a 平行部 23b、23c、24b、24c 円弧部 26 スリット溝 30 回転支持部材 33、34 軸受け片 33a、34a 軸受け穴 33b、34b 切欠部 35 第3滑落部材 42 突起 45 突起 50 遊技機 51 受け皿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 352 A63F 5/04 512 G07D 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に隣接して設置され、当該遊技機
    に用いる遊技媒体を払出す払出し部と、該払出し部から
    払出された遊技媒体を該遊技機に設けられた受け皿に供
    給するノズルシュートとを備える遊技媒体貸出機におけ
    るノズルシュートであって、 該払出し部から払出された遊技媒体が内部を通る管状を
    なすと共に隣接する遊技機の受け皿に先端部を向けるべ
    く湾曲したノズルと、 該ノズルの基端部を軸心回りに回転可能に、かつ、ノズ
    ルの先端側を基端側よりも下傾状態にして支持するノズ
    ル支持手段と、 該ノズルの概ね全長にわたってノズルの内側底部に設け
    られ、ノズルの中心軸に向かって突出する板状の上向き
    の突起とを具備し、前記ノズル支持手段は、前記ノズルの基端部を軸心回り
    に回転可能に、かつ、ノズルの先端側を基端側よりも下
    傾状態にして支持するノズル支持部材と、該ノズル支持
    部材を鉛直軸回りに回転可能に支持する回転支持部材と
    を具備し、 前記回転支持部材は、水平方向に張り出しかつ上下方向
    に対向する一対の軸受け片と、これら一対の軸受け片に
    それぞれ設けられた円弧状の軸受け穴とを有し、 前記ノズル支持部材は、上下に該一対の軸受け片にて挟
    まれる平行面と、これら平行面のそれぞれに突出形成さ
    れ、上記軸受け穴に回動可能に支持されている軸とを有
    する ことを特徴とする遊技媒体貸出機におけるノズルシ
    ュート。
  2. 【請求項2】 前記両軸受け片のそれぞれは軸受け穴か
    ら外部に繋がる切欠部を有し、 一方、前記各軸は上記切欠部に入り得る幅寸法の平行部
    とその平行部の両端のそれぞれに形成された円弧部とを
    有することを特徴とする請求項に記載の遊技媒体貸出
    機におけるノズルシュート。
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