JP2000137845A - コイン等の払い出し装置 - Google Patents

コイン等の払い出し装置

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JP2000137845A
JP2000137845A JP10313329A JP31332998A JP2000137845A JP 2000137845 A JP2000137845 A JP 2000137845A JP 10313329 A JP10313329 A JP 10313329A JP 31332998 A JP31332998 A JP 31332998A JP 2000137845 A JP2000137845 A JP 2000137845A
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coins
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Nobuhiro Miura
展裕 三浦
Yasuyoshi Shimizu
泰好 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でありながらブリッジの発生を防
止でき,ほぼ一定の量のコインを安定して排出できる払
い出し装置を提供する。 【解決手段】 コインCが投入されるホッパー12の下
方に形成された開口部18にローラー21を配置し,ホ
ッパー内壁面14下縁とローラー21周面の隙間に形成
された出口22からローラー21の回転によってコイン
Cを払い出すように構成された払い出し装置1であっ
て,ホッパー12の内壁面14にローラー21の上に立
って回転しようとするコインCの周面に当接する突起3
2を形成する。 この払い出し装置によれば,ローラー
21の上に立って回転を続けようとするコインCの周面
に突起32が当接することによりコインCの起立姿勢が
乱され,やがて横に倒される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,コイン(硬貨)や
スロットマシンなどの遊戯装置に使用される代用コイン
等(以下,単に「コイン」という)を払い出す装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近,例えばパチンコホールやゲームセ
ンターなどの遊技場施設では,コインを用いた遊戯装置
が設置されるようになってきている。これら遊戯装置に
おいては,コインの洗浄装置や貸出機,計数機などと各
遊戯装置を結ぶコインの搬送システムが構築されてい
る。そして遊技者によって各遊戯装置で放出されたコイ
ンは計数機に投入され,コンベア等によって洗浄装置や
貸出機,各遊戯装置に再び供給される。計数機や洗浄装
置などはコインを受け取るためのホッパーを備えてお
り,ホッパー内に投入されたコインは,ホッパー下方に
形成された出口を経てコンベア等に落下して搬送されて
いく。
【0003】通常,ホッパーはコインを受け取り易くす
るために上方が広くなっており,ホッパーの下方は出口
に向かって次第に狭くなる形状になっている。このた
め,特にホッパー下方でコインが互いに押し合って詰ま
るいわゆるブリッジと呼ばれる現象が発生しやすい。そ
してブリッジが発生すると詰まったコインが出口を塞い
でコインを排出できなくなり,遊技場施設内におけるコ
インの円滑な搬送が妨げられてしまう。
【0004】そこで従来より,ホッパー内で発生したブ
リッジを崩すために,種々の手段が講じられている。そ
の一例として特開平4−229390号では,ホッパー
内壁を可動に構成したり,攪拌板を設ける手段が開示さ
れている。この特開平4−229390号によれば,ホ
ッパー内壁を適宜動かしたり,攪拌板を回転させること
によりブリッジに外力を加えて,コインの詰まりを強制
的に崩すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来講
じられているブリッジの防止手段はいずれも構成が相当
に複雑であり,このため装置コストも高くなってしま
う。例えば前述の特開平4−229390号についてい
えば,ホッパー内壁を可動に構成したり,攪拌板を回転
させる駆動モータなどが必要であり,装置コストやラン
ニングコストも相当に高くなってしまう。また装置が複
雑になるとメンテナンスも煩雑となってしまう。
【0006】また従来のブリッジの防止手段は,ブリッ
ジの発生を未然に防ぐのではなくて,ホッパー内でブリ
ッジが発生した場合に始めてそれを崩すものがほとんど
であり,ホッパー下方の出口から排出されるコインの量
が安定しないことがあった。即ち従来のブリッジの防止
手段は,ブリッジが発生した場合はコインを排出できな
くなり,一方ブリッジが崩された直後は今までホッパー
内に貯まっていたコインが一気に排出されるため,ホッ
パーの出口から排出されるコインの量が少なくなったり
多くなったりし,ホッパー内からコンベア等に落下して
搬送されるコインの量が安定しないことがあった。また
そのようにホッパー内から一気に排出されるコインを受
け取るためにはコンベア等の構造を強固なものにしなけ
ればならず,装置コストを更に高騰させる要因になって
いた。
【0007】従って本発明の目的は,簡単な構成であり
ながらブリッジの発生を防止でき,ほぼ一定の量のコイ
ンを安定して排出できる払い出し装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に,本発明の請求項1によれば,コイン等が投入される
ホッパーの下方に形成された開口部にローラーを配置
し,ホッパー内壁面下縁とローラー周面の隙間に形成さ
れた出口からローラーの回転によってコイン等を払い出
すように構成された払い出し装置であって,前記ホッパ
ーの内壁面に,前記ローラーの上に立って回転しようと
するコイン等の周面に当接する突起を形成してなる,コ
イン等の払い出し装置が提供される。
【0009】この請求項1の払い出し装置において,ホ
ッパーに投入されたコイン等はホッパー内を落下し,ホ
ッパーの下方に配置されたローラーの周面に当接する。
次いでコイン等は,ローラーの回転によってホッパー内
壁面下縁とローラー周面の隙間に形成された出口から払
い出される。この場合,ホッパーに投入されたコイン等
の姿勢は様々であり,横に倒れた姿勢のコイン等やロー
ラーの上に立った姿勢で供給されるコイン等などが混在
する。横に倒れた姿勢のコイン等は表裏面がローラーの
周面に接触することにより,ローラーの回転によって出
口から円滑に払い出されるが,ローラーの上に立った姿
勢で供給されたコイン等は,ローラー周面とホッパー内
壁面の間に跨った状態で回転を続け,出口から排出され
ずにホッパー内に滞ってしまい,出口を塞いで他のコイ
ン等の排出を妨げてしまう。
【0010】しかるにこの請求項1の払い出し装置によ
れば,そのようにローラーの上に立って回転を続けよう
とするコイン等の周面に,ホッパー内壁面に形成した突
起が当接することにより,ローラーの上に立っていたコ
イン等の姿勢が乱され,やがて横に倒されるようにな
る。こうして横に倒れた姿勢となったコイン等は表裏面
がローラーの周面に接触することにより,ローラーの回
転によって出口から払い出される。
【0011】このように請求項1の払い出し装置によれ
ば,ローラーの上に立って回転を続けようとするコイン
等を突起によって横に倒すことにより,出口から円滑に
払い出すことができ,ローラーの上に立ったコイン等に
よって出口が塞がれる心配がない。このためコイン等の
連続的な払い出しが可能となり,しかも常にほぼ一定の
量のコイン等を安定して払い出すことが可能となる。
【0012】この請求項1の払い出し装置において,請
求項2に記載したように,前記突起を,前記ローラーの
上に立って回転しようとするコインの中心とほぼ同じ高
さか,もしくは該コインの中心よりも下の位置に形成す
ることが好ましい。そうすればローラーの上に立って回
転を続けようとするコイン等の周面に確実に突起を当接
させ,コイン等を効率良く横に倒すことが可能となる。
【0013】また本発明の請求項3によれば,コイン等
が投入されるホッパーの下方に形成された開口部にロー
ラーを配置し,ホッパー内壁面下縁とローラー周面の隙
間に形成された出口からローラーの回転によってコイン
等を払い出すように構成された払い出し装置であって,
前記出口の端部に,前記ローラーの上に立って回転しよ
うとするコインを落下させる切り欠きを形成してなる,
コイン等の払い出し装置が提供される。
【0014】この請求項3の払い出し装置によれば,特
にコイン等がローラーの上に立った姿勢となり易い出口
の端部に切り欠きを形成したことにより,ローラーの上
に立って回転を続けようとするコイン等をホッパー内か
ら落下させることができる。このため請求項3の払い出
し装置によっても同様に,ローラーの上に立ったコイン
等によって出口が塞がれる心配がなく,コイン等の連続
的な安定した払い出しが可能となる。
【0015】これら請求項1〜3の払い出し装置におい
て,請求項4に記載したように,前記ホッパーを前記ロ
ーラーに対して浮かせて支持しても良い。そうすれば出
口を通過する際にコイン等がホッパー内壁面下縁を突き
上げようとする力を逃がすことができ,ローラーやホッ
パーなどの破損を防止できる。
【0016】また請求項5に記載したように,前記ロー
ラーの周面に弾性材を配置しても良い。この場合,弾性
材は摩擦抵抗が大きいものが好ましく,例えばEPT,
スポンジ,ゴムなどであっても良い。これらをローラー
の周面に配置することにより,ローラーの回転によって
コイン等を出口から円滑に払い出すことができ,また出
口を通過する際にコイン等がホッパー内壁面下縁を突き
上げようとする力を吸収することもできるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態をコインの払い出し装置に基づいて説明する。図1は
本発明の実施の形態にかかる払い出し装置1を側方から
見た断面図であり,図2は同じ払い出し装置1を前方か
ら見た断面図である。
【0018】ケーシング10の上面10aに形成された
開口部11にホッパー12が上から挿入されている。図
3に示されるように,ホッパー12は3つの垂直面1
3,14,15と一つの傾斜面16で構成されており,
ホッパー12の上下には開口部17,18が形成されて
いる。上方の開口部17は下方の開口部18よりも広く
なっていて,ホッパー12内へのコインCの投入を容易
にさせている。
【0019】上方の開口部17の周りにはフランジ20
が形成されており,図1,2に示されるように,ケーシ
ング10の上面10aの開口部11にホッパー12を上
から挿入した際に,このフランジ20がケーシング10
の上面10aに係合することによってホッパー12が支
持されている。従って,後述するようにホッパー12に
突き上げる力が加わると,図1,2中に一点差線で記入
したように,フランジ20がケーシング10の上面10
aから上方に離れて,ホッパー12全体が上昇するよう
になっている。
【0020】下方に形成された開口部18にはローラー
21が配置されている。ローラー21は,その上半部を
開口部18からホッパー12内に進入させた状態になっ
ている。このローラー21の長さは,開口部18の長さ
(垂直面13と垂直面15の距離)にほぼ等しくなって
いる。一方,ローラー21の周面と傾斜面16の下縁と
はほとんど隙間のない状態であるが,ローラー21の周
面と垂直面14の下縁との隙間にはホッパー12内から
コインCを排出するための出口22が形成されている。
この出口22の幅Lは,コインCの厚さよりも十分に広
くなっており,例えば厚さ1.7mmのコインCに対し
て出口22の幅Lは10mm程度である。
【0021】図4に示すように,ローラー21の周面に
は弾性材23が配置されている。この弾性材23は摩擦
抵抗が大きいものが好ましく,例えばEPT,スポン
ジ,ゴムなどである。図2に示すように,ローラー21
の支持軸25はケーシング10の内部において回転自在
に支持されており,この支持軸25に取り付けられたプ
ーリ26と,下方に配置されたモータ27の駆動軸28
に取り付けられたプーリ29とには無端ベルト30が巻
回されている。これにより,モータ27の稼働に従って
ローラー21は図1中において反時計回転方向に回転す
るようになっている。そして開口部17を介してホッパ
ー12内へ投入されたコインCは,傾斜面16に沿って
ホッパー12下方に集められた後,ローラー21の回転
に伴って出口22からホッパー12外に払い出される構
成になっている。
【0022】また垂直面14の下部には突起32が形成
されている。この実施の形態では,垂直面14の下縁か
ら少しだけ上方に位置において4箇所に略半球形状の突
起32が形成されており,後述するように,ホッパー1
2内にてローラー21の上に立って回転しようとするコ
インCの周面にこの突起32が当接するように構成され
ている。図5に示すように,この実施の形態の突起32
は,ローラー21の上に立って回転しようとするコイン
Cの中心Oよりも若干下の位置に配置されており,コイ
ンCの周面に対してやや下方から突き上げる方向に当接
するようになっている。
【0023】また図1,2に示すように,ホッパー12
の下方には駆動ローラ35と従動ローラ36に巻回され
たコンベアベルト37が配置されており,駆動ローラ3
5の回転に従ってコンベアベルト37は図1中において
時計回転方向に周動するようになっている。このコンベ
アベルト37の一端は,ケーシング10の側面に形成さ
れた開口部38から外部に出るように配置されている。
【0024】またホッパー12の下方とコンベアベルト
37の間にはガイド板40が配置されており,ローラー
21の回転によってホッパー12の出口22から払い出
されたコインCは,このガイド板40で案内されること
により,コンベアベルト37上に円滑に受け渡されるよ
うになっている。そして,コンベアベルト37上に受け
渡されたコインCは,先に説明したコンベアベルト37
の周動に従って搬送されて,開口部38から外部に搬出
されるようになっている。
【0025】さて,以上のように構成された本発明の実
施の形態にかかる払い出し装置1において,開口部17
からホッパー12内に投入されたコインCは,ホッパー
12内を落下し,傾斜面16に沿ってホッパー12下方
に集められてローラー21の周面に当接し,ローラー2
1の回転によって出口22から払い出されていく。
【0026】ここで,ホッパー12に投入されたコイン
Cの姿勢は様々であり,横に倒れた姿勢のコインCやロ
ーラー21の上に立った姿勢で供給されるコインCなど
が混在する。この場合,横に倒れた姿勢のコインCは表
裏面がローラー21の周面に接触することにより,図
1,2に示されるように,ローラー21の回転によって
出口22から円滑に払い出すことができる。
【0027】しかし,ローラー21の上に立った姿勢で
供給されたコインCは,図6に示すように,ローラー2
1の周面と垂直面14の間に跨った状態で回転を続け,
出口22からうまく排出されずにホッパー12内に滞っ
てしまう。特に出口22の端部では,垂直面13や垂直
面15によってコインCの転倒が押さえられるため,コ
インCがローラー21の上に立った姿勢となり易い。こ
の場合,ローラー21の上に立ったコインCをそのまま
放置すると,多数枚のコインCがローラー21の上に立
った姿勢で互いに密着しながら次々と貯まっていき,や
がては出口22全体をローラー21の上に立った多数枚
のコインCによって塞いでしまい,他のコインCの排出
を妨げてしまう。
【0028】しかるにこの実施の形態の払い出し装置1
によれば,図7に示すように,そのようにローラー21
の上に立って回転を続けようとするコインCの周面に,
垂直面14に形成した突起32が当接することとなり,
ローラー21の上に立っていたコインCは突起32で上
方や垂直面14から離れる方向に押され,垂直に起立し
ていた姿勢が乱されるようになる。このようにコインC
の起立姿勢が乱れることにより,図8に示すように,ロ
ーラー21の上で互いに密着していたコインC同士の間
に隙間45が生じ,更に図9に示すように,この隙間4
5に別のコインCがローラー21の回転や傾斜面16の
傾斜によって次々と進入していくことにより,ローラー
21の上に立っていたコインCはやがて横に倒されるよ
うになる。こうして横に倒れた姿勢となったコインCは
表裏面をローラー21の周面に接触させることにより,
図1,2に示されるように,ローラー21の回転によっ
て出口22から円滑に払い出されるようになる。
【0029】なおローラー21の周面にEPTなどの弾
性材23を配置しているので,このようにコインCの表
裏面をローラー21の周面に接触させることにより,摩
擦によってコインCを出口22に向かって円滑に払い出
すことが可能となる。この場合,ローラー21の周面上
に複数枚のコインCが重なって載ると,出口22を通過
する際にコインCが垂直面14の下縁にぶつかってホッ
パー12全体を突き上げようとする力が加わる懸念があ
る。しかるにこの実施の形態の払い出し装置1によれ
ば,先に説明したように,ケーシング10の上面10a
にフランジ20を上から係合させてホッパー12を支持
しているので,突き上げようとする力を,ホッパー12
全体を浮かせることによって逃がすことができる。また
この実施の形態の払い出し装置1によれば,ローラー2
1の周面にEPTなどの弾性材23を配置しているの
で,そのようにホッパー12の垂直面14の下縁に加わ
る力を弾性材23の吸収によっても緩和することができ
る。このため,ローラー21やホッパー12などに過度
の負荷が加わる心配が無く,それらの破損や出口22で
のコインCの詰まりなどを防止して,より円滑な払い出
しが可能となる。なお弾性材23によって力を吸収する
ためには,例えば弾性材23はウレタン硬度20〜30
程度のEPTスポンジとすると良い。
【0030】そして,ローラー21の回転でホッパー1
2の出口22から払い出されたコインCは,ガイド板4
0で案内されることにより,コンベアベルト37上に円
滑に受け渡され,コンベアベルト37の周動に従って搬
送されて,開口部38からケーシング10の外部に搬出
される。
【0031】従ってこの実施の形態の払い出し装置1に
よれば,ローラー21の上に立って回転を続けようとす
るコインCを突起32によって横に倒すことにより,ホ
ッパー12内でのブリッジ発生を未然に防いで出口22
からコインCを円滑に払い出すことができ,ローラー2
1の上に立ったコインCによって出口22が塞がれる心
配がない。このためコインCの連続的な払い出しが可能
となり,しかも常にほぼ一定の量のコインCを安定して
払い出すことが可能となる。またコインCの排出量の変
動が少ないため,コンベアベルト37等の構造を必要以
上に強固にする必要が無く,装置コストを低減できるよ
うになる。
【0032】なおこの実施の形態では,垂直面14の4
箇所に突起32を形成した例を説明したが,突起32の
数は任意であり,3個以下でも5個以上でも良い。また
ローラー21の上に立ったコインCの中心Oよりも若干
下の位置に突起32を配置した例を説明したが,突起3
2の設置位置はこれに限定されず,ホッパー12内にて
ローラー21の上に立って回転しようとするコインCの
周面に当接できるような位置であれば良い。この場合,
突起32を,ローラー21の上に立ったコインCの中心
Oとほぼ同じ高さか,もしくは該コインCの中心Oより
も下の位置に形成することが好ましい。そうすればロー
ラー21の上に立って回転を続けようとするコインCの
周面に確実に突起32を当接させ,コインCを効率良く
横に倒すことが可能となる。また突起32の形状は半円
球状に限らず,コインCの周面に当接することによって
コインCの姿勢を乱すことができるものであれば良い。
なお突起32の形状を半円球状にする場合は,例えばト
ラスネジ等の頭部などを利用することができる。
【0033】次に,図10に示したホッパー50は,3
つの垂直面51,52,53と一つの傾斜面54で構成
されており,ホッパー50の上下には開口部55,56
が形成されている。上方の開口部55は下方の開口部5
6よりも広く,上方の開口部55の周りにはフランジ5
7が形成されている。このホッパー50は,垂直面52
の下縁端部に,コインCが通過できる大きさを持った切
り欠き60が形成されている。
【0034】このホッパー50を,先に図1,2で説明
した払い出し装置1においてホッパー12の代わりに用
いれば,垂直面52の下縁端部に形成された切り欠き6
0が出口22の端部に位置するようになる。従って,こ
の図10のホッパー50を用いた払い出し装置1によれ
ば,特にコインCがローラー21の上に立った姿勢とな
り易い出口22の端部に切り欠き60があることによ
り,図11に示すように,ローラー21の端部において
立った姿勢で供給されたコインCを,切り欠き60を通
過させてすぐにホッパー50内から落下させることがで
きる。このため先と同様に,コインCの連続的な安定し
た払い出しが可能となる。
【0035】以上,本発明の好適な実施の形態を例示し
たが,本発明はここで説明した形態に限定されず,当業
者が想到し得る範囲内において適宜変形実施することが
できる。例えば,パチンコホールやゲームセンターなど
の遊技場施設で利用される代用コインに限らず,実際の
コイン(硬貨)やコイン以外の同様な形状を有するもの
(例えばメダル等)についても本発明の払い出し装置を
適用することが可能である。また出口22の幅Lは10
mm程度に限らず,コンベアベルト37の搬出能力など
に合わせて適宜変更できる。この幅Lを広げればコイン
Cの排出量が多くなり,逆に幅Lを狭めればコインCの
排出量が少なくなる。このように出口22の幅Lによっ
てコインCの排出量を調整することが可能である。その
他,出口22の長さ(垂直面13,51と垂直面15,
53の距離)やローラー21の回転数を変えることによ
ってコインCの排出量を調整することも可能である。ま
た,図2に示したホッパー12に設けた突起32と,図
10に示したホッパー50に設けた切り欠き60は選択
的なものではなく,一つのホッパーに突起と切り欠きの
両方を設けても良い。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば,ホッパーの内
壁面に突起を形成するといった簡単な構成でありなが
ら,ホッパー内でのブリッジ発生を未然に防ぐことがで
き,ローラーの上に立ったコイン等によって出口が塞が
れる心配がないため,コイン等の連続的な払い出しが可
能となり,しかも常にほぼ一定の量のコイン等を安定し
て払い出すことが可能となる。
【0037】請求項2の発明によれば,ローラーの上に
立って回転を続けようとするコイン等を効率良く横に倒
すことが可能となる。
【0038】請求項3の発明によれば,特にコイン等が
ローラーの上に立った姿勢となり易い出口の端部におい
て,ローラーの上に立って回転を続けようとするコイン
等をホッパー内から落下させることができる。このため
請求項1と同様に,コイン等の安定した払い出しを連続
してできるようになる。
【0039】請求項4の発明によれば,コイン等がホッ
パー内壁面下縁を突き上げようとする力を逃がすことが
でき,ローラーやホッパーなどの破損を防止できる。
【0040】請求項5の発明によれば,コイン等を出口
から円滑に払い出すことができ,またローラーやホッパ
ーなどの破損も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる払い出し装置を側
方から見た断面図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる払い出し装置を前
方から見た断面図である。
【図3】内壁面に突起を形成したホッパーの斜視図であ
る。
【図4】ローラーの斜視図である。
【図5】ホッパーの内壁面に形成された突起の位置を説
明するための部分拡大図である。
【図6】ローラーの周面と垂直面の間に跨った状態でコ
インが回転を続けている状態を説明するための斜視図で
ある。
【図7】ローラーの上に立っていたコインが突起によっ
て押されている状態を側方から見た説明図である。
【図8】ローラーの上で互いに密着していたコイン同士
の間に隙間が生じた状態の斜視図である。
【図9】隙間に別のコインが進入していく状態を上から
見た説明図である。
【図10】出口の端部に切り欠きを形成したホッパーの
斜視図である。
【図11】ローラーの上に立った姿勢で供給されたコイ
ンが切り欠きから落下する状態の斜視図である。
【符号の説明】
C コイン 1 払い出し装置 10 ケーシング 12 ホッパー 20 フランジ 21 ローラー 22 出口 27 モータ 32 突起 37 コンベアベルト 40 ガイド板 50 ホッパー 60 切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 展裕 埼玉県上尾市愛宕2丁目6番1号 秀工電 子株式会社内 (72)発明者 清水 泰好 埼玉県加須市川口5丁目3番地 片倉工業 株式会社加須工場内 (72)発明者 下村 淳 埼玉県加須市川口5丁目3番地 片倉工業 株式会社加須工場内 Fターム(参考) 3E001 AA01 AB03 BA01 DA14 FA31 FA45

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイン等が投入されるホッパーの下方に
    形成された開口部にローラーを配置し,ホッパー内壁面
    下縁とローラー周面の隙間に形成された出口からローラ
    ーの回転によってコイン等を払い出すように構成された
    払い出し装置であって,前記ホッパーの内壁面に,前記
    ローラーの上に立って回転しようとするコイン等の周面
    に当接する突起を形成してなる,コイン等の払い出し装
    置。
  2. 【請求項2】 前記突起を,前記ローラーの上に立って
    回転しようとするコイン等の中心とほぼ同じ高さか,も
    しくは該コインの中心よりも下の位置に形成してなる,
    請求項1に記載のコイン等の払い出し装置。
  3. 【請求項3】 コイン等が投入されるホッパーの下方に
    形成された開口部にローラーを配置し,ホッパー内壁面
    下縁とローラー周面の隙間に形成された出口からローラ
    ーの回転によってコイン等を払い出すように構成された
    払い出し装置であって,前記出口の端部に,前記ローラ
    ーの上に立って回転しようとするコイン等を落下させる
    切り欠きを形成してなる,コイン等の払い出し装置。
  4. 【請求項4】 前記ホッパーを前記ローラーに対して浮
    かせて支持してなる,請求項1,2又は3のいずれかに
    記載のコイン等の払い出し装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラーの周面に弾性材を配置して
    なる,請求項1,2,3又は4のいずれかに記載のコイ
    ン等の払い出し装置。
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