JP4530252B2 - 弾球遊技機用遊技部品 - Google Patents

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本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機の遊技部品に関し、特に、遊技球が通過可能な球流路とその球流路を通過した遊技球が転動可能なステージ部とを備えた弾球遊技機用遊技部品に関する。
従来、図柄表示装置を備えたパチンコ遊技機が広く親しまれている。この種の図柄表示装置付きパチンコ遊技機では、遊技盤前面の遊技領域に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞することを契機として、図柄表示装置において所要の図柄変動表示がなされ、その図柄の停止態様に応じて遊技者に有利な遊技状態が付与されるようになっている。このように、図柄表示装置付きのパチンコ遊技機では、始動入賞口への遊技球の入賞を契機とした図柄表示装置における図柄変動態様又は図柄停止態様が遊技の主たる興趣となっているため、近年では、図柄表示装置の大型化が進んでいる。
しかしながら、図柄表示装置が大型化すると、遊技領域の大部分が図柄表示装置及びその周囲に配置された遊技部品により占有され、始動入賞口への遊技球の入賞ルートが制限されてしまうため、遊技球の転動を楽しむというパチンコ遊技機本来の遊技性を喪失させるおそれがあった。
そのため、遊技部品に、遊技球が通過可能な球流路とその球流路を通過した遊技球が転動可能なステージ部とを設け、球流路からステージ部を通って始動入賞口へ入賞する遊技球の新たな入賞ルートを備えたパチンコ遊技機が提案されており、さらに最近では、遊技球を高い確率で始動入賞口に入賞させる特定の流路をステージ部に形成させたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2001−70537号公報 特許第3231980号
ところで、このように図柄表示装置の下方にステージ部を形成した場合、大型化する図柄表示装置の上下幅だけでなくステージ部の上下幅も加わり、遊技領域の上下方向が制約されるという別の問題が生じてしまい、ステージ部に可動式の振分け装置等を搭載させることで始動入賞口への新たな入賞ルートを提供することが可能であっても、従来からの入賞ルートを形成することが困難となる場合すらあった。
また、ステージ部への球出口を左方或いは右方の1箇所に設けた場合には、略左右均等の領域に形成されているステージ部の一方に遊技球が集中して転動する傾向が生じ、ステージ部の有効活用が十分できないといった問題もあった。
さらに、このようにステージ部に特定の流路を形成させたパチンコ遊技機では、遊技機の前後方向への傾斜角度に応じて特定の流路に案内される割合が変化してしまうといった問題があった。すなわち、パチンコ遊技機は、通常、4分5厘(約1度)の後傾角で遊技島に設置されるようになっており、その設置角度の調整は、人間の手作業で行われることが多いため、各遊技機毎に設置角度にばらつきが生じ、ステージ部の傾斜角度が遊技機毎に変化し、特定の流路へ案内する割合が設計値から大きく外れるおそれがあった。そのため、出球率を調整することが難しく、例えば、設計値に対して特定の流路へ案内する割合の高い遊技機では、遊技釘を調整したとしても始動入賞口への入賞率を下げることが難しく、遊技店に営業上の損害を与えるおそれがあるといった問題があった。
本発明は、上記した問題を鑑みてなされたものであり、ステージ部の上下方向に対する寸法を抑えつつ図柄表示装置の視認性の悪化を最小限に抑えてステージ部の略中央に遊技球を案内してステージ部の有効活用を可能とすると共に、遊技機の設置角度により始動入賞口への入賞率が変化することがなく、出球率の調整が容易な弾球遊技機を提供するものである。
本発明は、遊技盤1の前面側に形成された遊技領域3に設けられる弾球遊技機用遊技部品8であって、図柄表示装置4の図柄表示を視認するための図柄表示領域透視部9と、遊技球26が転動可能に形成されたステージ部24に遊技球26を導くステージ部導入路19とを備え、ステージ部導入路19は、遊技部品8の一側方に形成されて遊技球26が入球可能な球入口25と、球入口25から入球した遊技球26をステージ部24の略中央部に形成された球導入口29まで案内する導入路30とを有し、導入路30は、図柄表示領域透視部9と前後方向に重なる部分を有すると共に、その重なり合う部分が針金状部材により形成され、ステージ部24は、球導入口29の略中心を頂点として左右方向へ緩傾斜して形成された傾斜路40を有していることを特徴とする。
また、本発明は、遊技盤1の前面側に形成された遊技領域3に設けられる弾球遊技機用遊技部品8であって、図柄表示装置4の図柄表示を視認するための図柄表示領域透視部9と、遊技球26が転動可能に形成されたステージ部24に遊技球26を導くステージ部導入路19と、ステージ部導入路19によりステージ部24に導かれた遊技球26を、遊技領域3に設けられた特定の入賞口12に入賞し易い特定流路48,49,50,51と該特定流路より特定の入賞口12に入賞し難い一般流路67とに振分け可能な振分け手段33であって、特定流路48,49,50,51へ案内する特定流路案内部46と一般流路67へ案内する一般流路案内部48とを有する回転振分け部材43と、回転振分け部材43を回転させる回転振分部材駆動手段44とを備えた振分け手段33とを備え、ステージ部導入路19は、図柄表示領域透視部9と前後方向に重なる部分を有し、その重なる部分が針金状部材により形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記ステージ部に導かれた遊技球は、前記振分け手段により前記特定流路と一般流路のいずれかに確実に振分けられため、弾球遊技機の設置角度により出球率がばらつくことがなく、出球率の調整が容易となる。
また、前記ステージ部導入路の前記図柄表示領域透視部と前後方向に重なる部分が針金状部材により形成されているため、前記図柄表示領域透視部の図柄表示を妨げるおそれがなくなる等、種々の優れた効果を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態におけるパチンコ遊技機の遊技盤1の正面図を示しており、図2は遊技盤1の背面図を示している。遊技盤1の前面には、遊技盤1の下方に設けられた発射レール18の延長上にガイドレール2が環状に取付けられ、ガイドレール2の内側に遊技領域3が形成されている。遊技領域3には、その略中央部に図柄表示装置4が配置され、図柄表示装置4には、正面左側から左図柄5、中図柄6、右図柄7が表示されるようになっている。図柄表示装置4の周りには遊技部品8が設けられ、遊技部品8には、図柄表示装置4の各図柄5,6,7を視認可能なように矩形状の図柄表示領域透視部9が形成され、図柄表示領域透視部9の周りに複数(図示では4個)のランプ演出装置10a〜10dが配設され、正面左側上部には4個の保留ランプ11が設けられている。そして、遊技部品8の下方の遊技領域3には、始動入賞口12及び大入賞口13等が配置され、始動入賞口12には始動入賞検出スイッチ14が取付けられ、大入賞口13には特定領域(Vゾーン)と一般領域とが区画形成され、その特定領域には特定領域通過検出スイッチ15が取付けられている。また、遊技盤1の後面には、ランプ演出装置10のLEDランプ基板16が設けられ、LEDランプ基板16はコネクタ17を介してランプ制御基板(図示せず)に接続されている。
次に、図1〜図7を参照しつつ、遊技部品8について説明する。
遊技部品8は、ベース部材21の周縁部に設けられた所要数の取付孔22を介して遊技盤1にネジ止めされるようになっており、正面左側のランプ演出装置10cの前方に鉛直方向に形成された球流路23と、図柄表示領域透視部9の下方に形成されたステージ部24とを備えている。球流路23の上部には、図柄表示領域透視部9の正面左側上部に隣接して球入口25が設けられ、球入口25には正面左側斜め上方から遊技球26が流入可能となっている。また、球流路23の下部には球出口27が設けられ、球出口27は図柄表示装置4を臨む正面左側下部側面28に開口されている。球出口27からは、ステージ部24の中央の球導入口29に掛けて導入路30が渡設され、導入路30は球導入口29に向かって下り勾配で傾斜している。導入路30は1本の針金状部材を平行なレール状に折返すことにより形成され、その折返し部31は環状を成し、導入路30のレール幅は遊技球26の直径より小さくなっている。この場合、導入路30は、図1によく示されているように、図柄表示領域透視部9の正面左側下部の前方に位置しており、図柄表示領域透視部9と一部重なるが、針金状部材により形成されているため、図柄表示装置4の図柄表示の視認を妨げるおそれはない。このように、遊技部品8には、球流路23と導入路30によりステージ部導入路19が形成され、ステージ部導入路19により球入口25に入球した遊技球26がステージ部24に導かれるようになっている。なお、導入路30の構成は、上記した構成に限定されるものではなく、3本の針金状部材を使用し、V溝状に形成させる等、各種変更が可能である。
ステージ部24は、ステージ部導入路19により導かれた遊技球26を振分け手段33に導く振分け手段案内路32と、振分け手段案内路32により導かれた遊技球26を始動入賞口12に入賞し易い特定流路と該特定流路より始動入賞口12に入賞し難い一般流路とに振分け可能な振分け手段33とを備えている。
振分け手段案内路32は、中央部から両端部に向かって前後方向に幅広に形成され、左右対称形状を成しており、導入路30の終端に連結される球導入口29と、左右の振分け手段33に遊技球26を案内する振分け手段案内部20とを主体に形成されている。
球導入口29は、前後一対の球導入口基部34を有し、前後の球導入路基部34が遊技球26の通過を許容し得る間隔を有して振分け手段案内路20の略中央部に立設されている。
また、球導入口基部34の上部には、前後の球導入路基部34に亘って平面視逆C字状の球導入口案内部35が遊技球26の通過を許容し得る内径を有して導入路30の終端と連結するように形成され、さらに、球導入口案内部35の球出口27と対向する位置に導入路30より上方に突出するように球受け部36が形成されており、球導入口30から確実に球導入口29に遊技球26を落下案内するようになっている。
球導入口29の外側には導入路支持部37がそれぞれ前後に突出して形成され、導入路支持部37上に導入路30の折返し部31が支持されるようになっている。また、球受け部35の外側には、導入路掛止部38が正面右側に突出して形成され、導入路掛止部38の下部に導入路30の折返し部31が掛止されるようになっている。したがって、導入路30は、折返し部31が導入路支持部37に支持されると共に導入路掛止部38に掛止されることにより、球導入口29に取付けられるようになっている。
振分け手段案内部20には、球導入口29の中心に対応する位置に半球形状の左右振分け突起部39が突設されていると共に、左右振分け突起部39を頂点として左右方向に僅かに下り勾配の傾斜路40が形成されている。このため、球導入路29から落下した球が左右振分け突起部39により左右の傾斜路40に略均等に案内されるようになっている。また、振分け手段案内部20には、傾斜路40の前端に、落下する遊技球26の前方への落下を阻止する落下防止壁41が立設されており、球導入口29から流下した全ての遊技球26が傾斜路40により振分け手段33へ案内されるようになっている。傾斜路40は、球導入口29と対応する略中央部を最後方として湾曲して形成されており、左右の両端部が後述する回転流路48の外周に合致するように半円状に切欠き形成されている。そして、傾斜路40の端部背面(振分け手段案内路32の背面)にはそれぞれ位置決め突条部42が形成されており、位置決め突条部42は回転流路48の外周に嵌設するようになっている。
振分け手段33は、ステージ部24の両側においてそれぞれ回転可能に設けられた略円盤形状の左右一対の回転振分け部材43と、回転振分け部材43を回転させる回転振分け部材駆動手段44とを備えており、回転振分け部材43の下面中心部には回転支軸45が突設されている。回転振分け部材43には1個の球通過孔46と4個のポケット部47がそれぞれ放射状に配置され、球通過孔46及び各ポケット部47はそれぞれ、遊技球26を誘い込み易いようにU字状平面を成し、ポケット部47は溝状に形成されている。そして、球通過孔46は遊技球26を特定流路へ案内する特定流路案内部として機能し、ポケット部47は遊技球26を一般流路へ案内する一般流路案内部として機能するようになっている。
前記特定流路は、左右の回転振分け部材41の下方において碗状に形成された回転流路48と、各回転流路48の後方からそれぞれステージ部24の中央に向かって下り勾配で傾斜する左右の直線流路49と、左右の各直線流路49の間に形成された球落下孔50と、球落下孔50に連通し、前方に僅かに傾斜して形成された排出口51とから構成されており、排出口51は特定の入賞口である始動入賞口12の真上に位置するようになっている。回転流路48の中心部には円筒形状の回転支軸受け部52が突設され、回転子軸受け部52を回転振分け部材43の回転支軸45が挿通するようになっている。また、回転流路48は、直線流路49への出口部分53に向かって傾斜しており、回転支軸受け部52を挟んで出口部分53の反対側部分が最も高くなるように形成されている。さらに、直線流路49には前端部に沿って球落下防止壁54が形成され、球落下孔50と排出口51の内面にはそれぞれ遊技球26の流下方向に沿って2本のレール部55が平行に突設されている。
前記一般流路は、回転流路48の両側の外周に沿って耳状に凹設された排出路67から構成されている。排出路67はポケット部47と同一高さに形成されていると共に、前下り勾配で傾斜して形成されており、遊技球26がポケット部47から排出路67を経由して始動入賞口12に向かって落下可能なように形成されている。
また、振分け手段案内路32の下方で直線流路49の前方にはサブステージ56が形成されており、サブステージ56は両端部から中央部57に向かって下り勾配で傾斜している。また、サブステージ56の前端部には、中央部57を除いて、球落下防止壁58が立設され、サブステージ56の中央部57は僅かに前方に傾斜している、さらに、サブステージ56の中央部57の後方には球落下孔50に向かって傾斜する球落下孔案内部59が形成されている。
回転振分け手段駆動手段44は、金属板製のベース部材60を介してステージ部24の下面側にネジ止めされるようになっており、ベース部材60には、モータ61と、モータ61の回転軸64に嵌設する駆動ギア65及び互いに歯合する複数(図示では11個)のギア62a〜62kから成る駆動伝達機構63とが設けられている。モータ61はベース部材60の正面右側端部上に取付けられ、モータ61の回転軸64はベース部材60を下方に貫通し、駆動ギア65は駆動伝達機構63の正面右側のギア62kと歯合している。駆動伝達機構63のギア62c〜62kはベース部材60の駆動伝達機構収容部66に回転自在に軸着され、駆動伝達機構収容部66には金属板が対向して設けられているため、ギア62c〜62kが駆動伝達機構収容部66から脱落しないようになっている。駆動伝達機構63の前側の2個のギア62a,62bは、それぞれ左右の回転振分け部材43の下方に配置され、回転振分け部材43の回転支軸45に嵌設されており、回転振分け部材43と一体に回転可能となっている。この場合、回転振り分け部材43の下方に配置された2個のギア62a,62bの間には、偶数個(8個)のギア62c〜62jが介装されているため、左右の回転振分け部材43は互いに反対方向に回転するようになっている。また、左右の回転振分け部材43は、略同一回転速度で回転し、図4に示すように、一方の球通過孔46が遊技球26を受け入れ可能なように内側を向いている時には他方の球通過孔46は遊技球26を受け入れないように外側を向くように設定されている。したがって、遊技者は止め打ちにより球通過孔46を狙うことをできなくなり、遊技の偶発性を高めることができる。
次に、主に図1及び図8〜10を参照しつつ、本実施の形態に係るパチンコ遊技機の動作について説明する。
遊技者により弾球された遊技球26が遊技領域3を落下する過程において、球入口25に入球すると、遊技球26は球流路23内を通過し、球出口27から導入路30を転動し、球導入口29内に入球する。
球導入口29内に入球した遊技球26は左右振分け突起部39に落下し、左右振分け突起部39により左右のいずれかの方向に振分けられる。この時、球導入口基部34の前後離間距離及び球導入口案内部35の内径がいずれも遊技球26の直径より大きいため、遊技球26は左右振分け突起部39に対して左右のいずれかに偏った位置で落下し、左右振分け突起部39に落下した遊技球26は左右いずれかの方向に確実に振分けられる。また、左右振分け突起部39は球導入口29の中心に配置され、半球状に形成されているため、遊技球26は左右に均等に振分けられる。
左右振分け突起部39によって左右に振分けられた遊技球26は、傾斜路40に沿って回転振り分け部材43に向かって転動し、例えば、図10(a)の左側に示されているように球通過孔46に入球し、回転流路48に落下する。この時、モータ61及び駆動ギア65の回転が駆動ギア65に順次歯合する複数のギア62c〜62jを介してギア62a及び62bに伝達されることにより、左右の各回転振分け部材43はそれぞれ略同一速度で、互いに反対方向に回転している。
また、回転流路48に落下した遊技球26は、図10(b)の左側に示されているように、回転流路48から直線流路49に転動し、球落下孔50に入球後、球落下孔50及び排出口51内のレール部55に沿って転動し、排出口51から遊技領域3に排出される。そして、排出口51から排出された遊技球26は、排出口51が始動入賞口12の真上に位置しているため、極めて高い確率で始動入賞口12に入賞する。このように、前記特定流路を通過した遊技球26は、極めて高い確率で始動入賞口12に入賞可能となる。
なお、図10(a)では、説明の便宜上、左側の球通過孔46が遊技球26を受け入れ可能なように内側を向いている時に右側の球通過孔46が内側斜め前方を向くように描かれているが、実際には、図4に示すように、左側の球通過孔46が遊技球26を受け入れ可能なように内側を向いている時には右側の球通過孔46は外側を向くように設定されている。
一方、図10(a)の右側に示されているように、ポケット部47に入球した遊技球26は、ポケット部47に保持された状態で回転振り分け部材43と共に回転し、ポケット部47が排出路67と接すると、ポケット部47内の遊技球26は排出路67に放出される。そして、その遊技球27は、排出路67から始動入賞口12に向かって遊技領域3に排出される。このように、前記一般流路を通過した遊技球26は、前記特定領域を通過した場合よりは低い確率で始動入賞口12に入賞するようになる。
以上のように、遊技球26がステージ部24に導かれた場合、球導入口29には球出口27に対向するように球受け部36が形成されているため、導入路30を転動してきた遊技球26が球受け部36を飛び越えるおそれはなく、球導入口29内に確実に入球し、また、振分け手段案内路32には球落下防止壁41が形成されているため、遊技球26は回転振分け部材43の球通過孔46又はポケット部47のいずれかに確実に入球する。そのため、ステージ部24に流入した全ての遊技球26は、回転振分け部材43に形成された球通過孔46とポケット部47の設置比率に応じて前記特定流路と一般流路のいずれかに確実に振分けられる。さらに、直線流路49の前端部には球落下防止壁54が形成されているため、前記特定流路に進入した遊技球26は、前記特定流路から外れることなく、排出口51から確実に排出される。したがって、パチンコ遊技機の遊技島への設置角度がばらついたとしても、前記特定流路と一般流路への入球割合が変化することはなく、釘の調整がし易く、出球率の調整が容易となる。また、ステージ部24に流入した全ての遊技球26が左右振り分け突起部39により均等に左右に振分けられるようになっているため、ステージ部24の左右両側のスペースを有効に利用することができる。
また、本実施の形態においては、ステージ部24に1個の遊技球26が流入した場合は始動入賞口12への入賞率が変化することはないが、連続して遊技球26の流入があった場合は先にステージ部24に流入した遊技球26がポケット部47に貯留されているため、2個目以降の遊技球26の始動入賞口12への入賞率は変化する。これにより、遊技者は止め打ちにより球通過孔46を狙うことをできなくなり、遊技の偶発性を高めることができる。なお、このように入賞口が変化することを嫌う場合には、ポケット部47に流入した遊技球26を直ぐに一般流路に案内するような構成にしてもよい。
また、図10(a)に良く示されているように、振分け手段案内路32の中央部が後退しているため、弾球された遊技球26が、直接、サブステージ56に落下する場合もある。そして、サブステージ56に落下した遊技球26は、サブステージ56の中央部57から前方に落下したり、或いは、球落下孔案内部59を介して球落下孔50に落下後、排出口51から排出されたりする。この場合には、サブステージ56の中央部57及び排出口51がいずれも始動入賞口12の真上に位置しているため、遊技球26は高い確率で始動入賞口12に入賞可能となる。
このように、遊技球26が、球入口25に入球後に前記特定流路又は前記一般流路を通って、或いは、球入口25に入賞することなくサブステージ56を介して、或いは、直接、始動入賞口12に入賞した場合、始動入賞検出スイッチ14が遊技球26の始動入賞口12への入賞を検出し、その検出信号が図示しない制御装置に送られる。この検出信号に基づいて、前記制御装置は図柄始動信号を送信し、この図柄始動信号により、図柄表示装置4において図柄の変動表示が開始される。この時、遊技球26の始動入賞口12への入賞を始動入賞検出スイッチ14が検出する度に、図柄の変動・停止がそれぞれ1回ずつ行われるが、図柄の変動表示中に遊技球26の始動入賞口12への入賞を始動入賞検出スイッチ15が検出した場合、保留ランプ11が点灯し、遊技者にそのことを報知する。そして、図柄変動表示中に始動入賞検出スイッチ15で検出された遊技球26の数は最大4個まで記憶され、その図柄の変動・停止動作が終り次第、保留ランプの数に相当する回数分の図柄の変動・停止が順次行われる。
上記したように、図柄表示装置4において図柄の変動表示が開始され、所定時間経過後、左図柄5と右図柄7の図柄が揃うと前記制御装置が判断した場合、前記ランプ制御基板を介してランプ演出装置10を点滅等させ、遊技がリーチ状態にあることを報知し、遊技者に期待感を抱かせる。
その後、前記制御装置は、左図柄5、中図柄6、右図柄7のすべての図柄が揃うと判断した場合、前記ランプ制御基板を介してランプ演出装置10を点滅等させ、遊技が大当り状態にあることを報知し、通常遊技から特別遊技(大当り遊技)に移行する。
このように特別遊技に突入すると、大入賞口13が開放され、遊技球26が大入賞口13に入賞した場合には15球の賞球が遊技者に払い出される。大入賞口13は、開放してから30秒経過するか、又は10球の入賞があるかのいずれかの事象が発生した場合に一旦閉鎖するが、大入賞口13が開放している間に、特定領域(Vゾーン)への入賞があった場合には、大入賞口13は再度開放される。そして、大入賞口13は、最大16回連続して開放することが可能となっており、大入賞口13が16回開放し終えるか、或いは大入賞口13の開放中に前記特定領域(Vゾーン)への入賞を特定領域通過検出スイッチ15が検出しなかった場合には、特別遊技は終了する。
なお、上記実施の形態では、回転振分け部材43に1個の球通過孔46と4個のポケット部47が形成されているが、これは単なる例示に過ぎず、球通過孔46とポケット部47の設置数及びその設置比率は各種変更が可能である。また、回転振分け部材43の設置数は、1個でも3個以上であってもよい。
また、駆動伝達機構63を構成するギアの数は上記した個数に限定されるものではなく、回転振り分け部材43の下方に配置された2個のギア62a,62bの間に、奇数個のギアが介装されてもよく、その場合には、左右の回転振分け部材43は互いに同一方向に回転するようになる。
さらに、駆動伝達機構63は、例えば、図4の駆動ギア65、ギア62a,62b,62d,62iの位置にそれぞれベルト車を配置し、各ベルト車をベルトで連結し、構成させてもよく、この場合には、左右の回転振分け部材43はそれぞれ同一方向に回転するようになる。さらにまた、駆動伝達機構63は、ローラチェーン等の他の伝達機構、或いは、歯車とベルト、又は歯車とローラチェーンを組合せて構成させる等、各種変更が可能であり、さらに、左右の回転振分け部材43の回転方向も自由自在に変更可能である。
また、左右の回転振分け部材43は、必ずしも図4に示すような配置に限定されるものではなく、一方の球通過孔46が遊技球26を受け入れ可能な状態にある時に他方の球通過孔46が遊技球26を受け入れ不能な状態となるように設定されていればよい。
本発明の実施の形態における遊技盤を示す正面図である。 本発明の実施の形態における遊技盤を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機用遊技部品を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機用遊技部品を示す分解平面図である。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機用遊技部品を示す平断面図である。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機用遊技部品を示す拡大平断面図である。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機用遊技部品を示す背面側断面図である。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機用遊技部品の作用を示す正面側断面図である。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機用遊技部品の作用を示す側面側断面図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る弾球遊技機用遊技部品の作用を示す断面図である。
符号の説明
1 遊技盤
3 遊技領域
8 遊技部品
12 始動入賞口
19 ステージ部導入路
23 球流路
24 ステージ部
26 遊技球
30 導入路
33 振分け手段
43 回転振分け部材
44 回転振分け部材駆動手段
46 球通過孔
47 ポケット部
48 回転流路
49 直線流路
50 球落下孔
51 排出口
67 排出路

Claims (1)

  1. 遊技盤の前面側に形成された遊技領域に設けられる弾球遊技機用遊技部品であって、
    図柄表示装置の図柄表示を視認するための図柄表示領域透視部と、
    遊技球が転動可能に形成されたステージ部に前記遊技球を導くステージ部導入路と、
    を備え、該ステージ部導入路は、
    前記遊技部品の一側方に形成されて遊技球が入球可能な球入口と、
    該球入口から入球した遊技球を前記ステージ部の略中央部に形成された球導入口まで案内する導入路と
    該導入路より上方に突出し、該導入路を転動してきた遊技球を受け止めて前記球導入口に案内する球受け部と、
    を有し、前記導入路は、前記図柄表示領域透視部と前後方向に重なる部分を有すると共に、その重なり合う部分が針金状部材を前記遊技球の直径より小さな幅を有する平行なレール状に折り返すことにより形成され、該折り返し部は前記球受け部の外側に突設された導入路掛止部に掛止され、
    前記ステージ部は、前記球導入口の略中心を頂点として左右方向へ緩傾斜して形成された傾斜路を有していることを特徴とする弾球遊技機用遊技部品。
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