JP2004113505A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】球転動部を転動する遊技球の入賞口への入球確率を変化させることで遊技の興趣を高めることができる役物装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機の遊技盤10の盤面中央部には、役物装置40が配設されている。役物装置40は、盤面上を流れるパチンコ球Bを受け入れる受入口51と、受入口51より受け入れられるパチンコ球Bが転動可能な球転動部60と、球転動部60を転動するパチンコ球Bが通過可能な第1〜第3の球通過口61,62,63とを備えている。第1の球通過口61の真下の位置には、パチンコ球Bが入球可能な始動口25が配設されている。第1の球通過口61には、その第1の球通過口61の開口面積をパチンコ球Bの通過毎に変更可能な開口面積変更手段70が設けられている。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、パチンコ機(雀球機、アレンジボール機等も含む)等の弾球遊技機とも呼ばれることがある遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機等の遊技機において、遊技球を転動させる球転動部が設けられた役物装置(例えば、センター役物と呼ばれている役物装置)を備えたものが知られている。この種の遊技機としては、例えば[特許文献1] に記載のパチンコ機が知られている。
【0003】
[特許文献1]に記載のパチンコ機によれば、導入口から流入した遊技球(パチンコ球)は、センター役物の内部に設けられた3つの可動ステップ部材により1球ずつ下方に運ばれる。3つの可動ステップ部材のさらに下方の位置には、遊技球が転動可能な球転動部としての第4ステップがフラットな平板により構成されている。この第4ステップの略中央部には遊技球を盤面上に放出可能な放出口が凹状に設けられている。導入口より役物装置内に流入した遊技球は、可動ステップ部材により第4ステップ上に運ばれて、この第4ステップ上を転動してから放出口より盤面上に放出される。放出口の直下の位置には特定入賞口が配設されており、放出口より放出された遊技球は、比較的高い確率で特定入賞口に入球できるように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−188146号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したような構造をもつ遊技機においては、球転動部を転動する遊技球は、球転動部中央に凹状に設けられた放出口よりほぼ一定の確率で盤面上に向けて放出される。したがって、特定入賞口に遊技球が入球する確率もほぼ一定となり、遊技が単調で面白味に欠けるという問題があった。
【0006】
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、球転動部を転動する遊技球の入賞口への入球確率を変化させることで遊技の興趣を高めることができる役物装置を備えた遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の遊技機によれば、遊技盤の盤面上を流れる遊技球が役物装置内に受け入れられると、球転動部を転動し、球通過口を通過してから排出口より役物装置外へ排出される。排出口の下方には入賞口が配設されているので、球通過口を通過した遊技球は所定の確率をもって入賞口に入球することができる。遊技球が入賞口に至るまでの過程において、球通過口の開口面積は開口面積変更手段により大小に変更される。したがって、球転動部を転動する遊技球が球通過口を通過する確率も大小に変更されることになり、球転動部を転動する遊技球の入賞口への入球確率も遊技の最中に動的に変化することになる。これにより、球転動部を転動する遊技球の入賞口への入球確率がほぼ一定であることに起因する遊技の単調化の問題を解消することができる。
【0008】
請求項2に記載の遊技機によれば、開口面積変更手段は、球通過口に対して回転可能に設けられ、球通過口を通過する遊技球の重みにより回転駆動される回転体で構成される。したがって、開口面積変更手段を駆動するためのモータ等の駆動源を別個に設置する必要が無くなるので、遊技機の製造工程の簡素化、製造コストの低減等の効果を達成できる。
【0009】
請求項3に記載の遊技機によれば、開口面積変更手段は、球通過口に対して回転可能に設けられ、遊技球を受け入れるための受入幅の大きさが異なる複数の羽根部材を所定の回転角度毎に放射状に備えた回転体で構成される。したがって、遊技球が球通過口を通過する毎に、その遊技球により羽根部材が押動されることで回転体が所定の角度だけ回転し、これによって遊技球を受入れるための受入幅の大きさを遊技球の通過毎に異ならせることが可能となる。受入幅の大きさが遊技球の通過毎に異なると、球通過口の開口面積の大きさが遊技球の通過毎に変更されるので、球転動部を転動する遊技球が球通過口を通過する確率に動的な変化を持たせることが可能となる。
【0010】
請求項4に記載の遊技機によれば、開口面積変更手段としての回転体の回転動作を所定の回転角度毎に抑制する回転動作抑制機構が設けられる。したがって、回転体の回転動作を所定の回転角度毎にきっちりと停止させることが可能となり、球通過口の開口面積の切換えを遊技球の通過毎に確実に行わせることが可能となる。
【0011】
請求項5に記載の遊技機によれば、複数の球通過口と、前記複数の球通過口を通過した遊技球をそれぞれ排出する複数の排出口とを備え、前記複数の球通過口のうち少なくとも1つの球通過口に開口面積変更手段が設けられている。したがって、球転動部を転動する遊技球が球通過口を通過する確率は、開口面積変更手段が設けられていない球通過口を通過する確率はほぼ一定であるが、開口面積変更手段が設けられている球通過口を通過する確率は大小に変化することになる。これにより、遊技球がどの球通過口を通過するかによっても入賞口に入球する確率が多様に変化することになるので、遊技が単調でなく一層興趣の高い遊技機を実現することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態は、遊技機の一つであるパチンコ機に対し本発明を適用したものである。
遊技機としてのパチンコ機の所定位置に配置される遊技盤を正面で表した図1において、遊技盤10の前面の周縁部には、外レール12と内レール13とを備えた案内レール11が装着されている。案内レール11の内側には、遊技領域15が区画形成されるとともに、外レール12と内レール13との間には、球発射装置(図示しない)によって発射されたパチンコ球B(遊技球)を遊技領域15の上部に案内する球発射通路14が形成されている。遊技盤10前面の遊技領域15の略中央部には役物装置40が装着されており、その役物装置40の片側(図1に向かって左側)に位置して普通図柄始動用ゲート口20が設けられている。
【0013】
遊技盤10前面の遊技領域15内には、役物装置40の下方中央部に位置して始動口25(本発明の入賞口に対応している)が配設されている。この始動口25には、一対の開閉部材28が開閉可能に設けられ、これら開閉部材28が開いたときにはパチンコ球Bが入球し易く、開閉部材28が閉じたときにはパチンコ球Bが入球し難くなるように構成されている。始動口25にパチンコ球Bが入球すると、後述する図柄表示装置45において特別図柄の変動表示が開始される。また、パチンコ球Bが普通図柄始動用ゲート口20を通過すると、後述する普通図柄表示部47において普通図柄の変動表示が開始される。そして、普通図柄表示部47における普通図柄の抽選結果に基づいて、始動口25の開閉部材28が所定時間(例えば、1秒間)開放され、これによって始動口25にパチンコ球Bが入球し易くなる。
【0014】
遊技盤10前面の遊技領域15内には、始動口25の下方に位置してアタッカ装置30が装着されている。このアタッカ装置30には、その略中央部に開閉扉31によって開閉される大入賞口32が設けられている。
また、遊技盤10前面の遊技領域15内には、その最下端に位置しかつアタッカ装置30の下方においてアウト口33が形成され、さらに、アタッカ装置30の左右両側方に位置して所定数(図1では4つ)の一般入賞口37が設けられている。
また、遊技盤10前面の遊技領域15内の所定箇所に風車器18が配設されるとともに、遊技領域15内の略全域にわたって多数の釘(図示しない)が配設されている。
【0015】
遊技領域15の略中央部に装着された役物装置40の構成について説明する。
図1と図2に示すように、役物装置40の本体部をなす役物本体41は、遊技盤10の略中央部に貫設された役物装着孔の前面開口部の周縁を塞ぐようにして熱可塑性合成樹脂により枠状に形成された部材である。この役物本体41はビス等によって遊技盤10の前面(盤面)に取り付けられており、略中央部に形成された開口窓の後側には、図柄表示装置45が装着されている。この図柄表示装置45の表示部46の略全域には、特別図柄が変動表示される特別図柄表示領域が設けられている。また、表示部46の左上の部分には、普通図柄が変動表示される普通図柄表示部47が設けられている。
【0016】
図2に示すように、役物本体41の左右両側部には、遊技盤10の盤面(前面)上を流れるパチンコ球Bを、図中の矢印C1に示す経路に従って受け入れることのできる受入口51(ワープ通路と呼ばれることもある)が設けられている。また、受入口51には、遊技盤10の盤面(前面)上を流れるパチンコ球Bを該受入口51に導く受口体52が形成されている。役物本体41の下縁部には、両受入口51からそれぞれ流入したパチンコ球Bを受け、これらのパチンコ球Bを転動させることのできる(転がすことのできる)球転動部60が設けられている。
【0017】
役物本体41の下縁部に沿って設けられた球転動部60は、中央部が高く両側部が低い緩やかな波形状の棚板部として形成されており、パチンコ球Bを円滑に転動させることができるようにその上面は滑らかに形成されている。球転動部60の上面の前側には、パチンコ球Bを受け止めるリブ64が突設されており(図3,図4参照)、このリブ64によって球転動部60上のパチンコ球Bの前側への落下が防止されている。高く盛り上がるように形成された球転動部60の中央部60aの後側には、球転動部60上において転動するパチンコ球Bが通過することのできる第1の球通過口61が設けられている。また、低く凹状に形成された球転動部60の左右の両側部60bの後側には、球転動部60上を転動するパチンコ球Bが通過することのできる第2の球通過口62及び第3の球通過口63がそれぞれ設けられている。球転動部60の上面は後側に向かうにつれてわずかに下方に傾斜しており、球転動部60上を転動するパチンコ球Bは、球転動部60上において左右に往復動作等をしながら所定時間転動した後に、第1〜第3の球通過口61,62,63のうちいずれかの球通過口を通過することができるようになっている。
【0018】
図2〜図4に示すように、第1の球通過口61の入口部には、該第1の球通過口61の開口面積を大小に変更することのできる開口面積変更手段70が設けられている。
開口面積変更手段70は、図7に示すように、組み付け用のピン72が横向きに通されることで前記第1の球通過口61に対し回転可能に装着された合成樹脂製の回転体71により構成されている。この回転体71は、第1の球通過口61を通過するパチンコ球Bを受けて前記ピン72を中心として回転駆動される回転筒軸76及びその回転筒軸76の外周に対し90度ずつの角度差をなして放射状に設けられる4枚の羽根部材73a〜73dを一体的に備えて構成されている。回転体71によるパチンコ球Bの受入幅Wの大きさは、該回転体71が前記ピン72を中心として略90度回転する毎に大小に異なるように構成されている。
すなわち、例えば図3と図5に示すように、第1の羽根部材73aが球転動部60の上面に対しほぼ平行に配置した回転位置においては、第1の羽根部材73aと第4の羽根部材73dとの間に1個のパチンコ球Bを受け入れることのできる球受入領域74aが構成される。この球受入領域74aの左右両側には所定の厚みを有する側壁部75が設けられ、パチンコ球Bを受け入れるための受入幅W1の大きさが本実施の形態では約12mmに制限される。
その一方で、例えば図4と図6に示すように、第4の羽根部材73dが球転動部60の上面に対しほぼ平行に配置した回転位置においては、第4の羽根部材73dと第3の羽根部材73cとの間に1個のパチンコ球Bを受け入れることのできる球受入領域74bが構成される。この球受入領域74bの左右両側には側壁部75が設けられておらず、パチンコ球Bを受け入れるための受入幅W2の大きさが本実施の形態では約26mm確保される。
つまり、回転体71が90度回転する毎にパチンコ球Bの受入幅Wの大きさは、「W1(12mm)→W2(26mm)→W1(12mm)」のように交互に切り換わるように構成され、これによって第1の球通過口61の開口面積の大きさがパチンコ球Bの通過毎に大小に変更されるようになっている。
【0019】
また、回転体71の中心軸である回転筒軸76の軸線方向の両端部には、該回転体71の回転動作を90度の回転角度毎に抑制する回転動作抑制機構79が設けられている。
図7に示すように、回転動作抑制機構79は、回転筒軸76の軸線方向両端部に延出して設けられるラチェット77、及び、そのラチェット77の歯に係止する略V字型の爪部78aを一端に有する板バネ体78により構成されている。板バネ体78の他端はビス止めにより役物本体41の所定箇所に固定されており、その板バネ体78の弾性力により爪部78aの下面側がラチェット77の歯面に対し常時付勢された状態とされている。板バネ体78は、本実施の形態では所要の弾性を有する金属板(例えば鉄板等)により形成されている。
【0020】
パチンコ球Bが第1の球通過口61を通過する際には、図8に示すように、パチンコ球Bが第1〜第4の羽根部材73a〜73dのうちいずれかの羽根部材を下方に向けて押動するので(図8中の▲2▼から▲3▼にかけての状態)、回転体71が手前側の方向(図8中の矢印Eに示す方向)に回転する。回転体71が手前側の方向に回転を開始すると、図7で示したラチェット77の歯の頂部が板バネ体78の弾性力に抗して爪部78aを上方に押し上げる。そして、回転体71が略90度回転すると、パチンコ球Bが球通路81a内に放出され(図8中の▲4▼の状態)、板バネ体78の一端が上方に押し上げられた状態から元の状態に弾性復帰する。これら一連の動作によって、回転体71の回転位置を略90度の回転角度毎に保持するような保持力が板バネ体78からラチェット77に対して周期的に作用し、回転体71の回転動作は略90度の回転角度毎に「抑制」される。すると、回転体71の回転動作を略90度の回転角度毎にきっちりと停止させることが可能となり、第1の球通過口61の開口面積(受入幅W)の切換えを、パチンコ球Bの通過毎に確実に行わせることが可能となっている。
【0021】
また、上記で説明したように、第1の球通過口61を通過したパチンコ球Bは、そのパチンコ球B自身の重みにより第1〜第4の羽根部材73a〜73dのうちいずれかの羽根部材を下方に向けて押動し、回転体71を図8中の矢印Eに示す方向に向けて回転駆動させる。したがって、回転体71を回転駆動するためのモータ等の別個の駆動源を設置する必要が無いので、パチンコ機の製造工程の簡素化、パチンコ機の製造コストの低減等の効果を得ることができる。
【0022】
図2に示すように、球転動部60の下方の位置には、第1〜第3の球通過口61,62,63を通過したパチンコ球Bを遊技盤10の盤面上に排出するための第1〜第3の排出口81,82,83がそれぞれ設けられている。第1〜第3の排出口81,82,83は、互いに独立に設けられた球通路81a,82a,83aを介して第1〜第3の球通過口61,62,63にそれぞれ連通されている。したがって、第1〜第3の球通過口61,62,63を通過したパチンコ球Bは、それぞれ図2中の矢印D1,D2,D3に示す経路を通って、第1〜第3の排出口81,82,83から遊技盤10の盤面上に向けてそれぞれ排出されるように構成されている。
【0023】
図1に示すように、遊技盤10の盤面上には、第1の排出口81の真下に位置して始動口25が配設されており、第1の排出口81から排出されたパチンコ球Bは、他の排出口(第2の排出口82及び第3の排出口83)から排出されたパチンコ球Bよりも高い確率で始動口25に入球することができるようになっている。これにより、受入口51より役物装置40内に受入れられて球転動部60上を転動するパチンコ球Bは、第1〜第3の球通過口61,62,63のうち、中央に位置する第1の球通過口61を通過する方が、他の球通過口を通過するよりも高い確率で始動口25に入球することができるようになっている。
【0024】
この実施の形態に係る遊技機としてのパチンコ機は上述したように構成される。したがって、遊技の際、図示しない球発射装置から球発射通路14に発射されたパチンコ球Bは、遊技領域15の上部に打ち出され、多数の釘、風車器18等に案内されながら遊技領域15の下部に向けて流れる。
遊技領域15に打ち出されたパチンコ球Bのうち、一部のパチンコ球Bは普通図柄始動用ゲート口20を通過したり、あるいは、始動口25、一般入賞口37等の入球口に流入する。また、これら入球口に流入しなかった多くのパチンコ球Bは遊技領域15の下部のアウト口33に流入し、機外に排出される。
【0025】
パチンコ球Bが普通図柄始動用ゲート口20を通過すると、通過したパチンコ球Bが内部に設けられたフォトセンサ等により検出され、その検出信号が主制御基板(図示しない)に送信される。すると、主制御基板からの制御信号により、図柄表示装置45の表示部46の一部に設けられた普通図柄表示部47に普通図柄が変動表示され、普通図柄に基づく抽選結果が例えば「○○」や「○×」等の所定の態様をもって遊技者に報知される。普通図柄に基づく抽選結果が「当たり」である場合には、始動口25に設けられた開閉部材28が所定時間(例えば、1秒間)開放される。普通図柄に基づく抽選結果が「当たり」ではない場合には、始動口25に設けられた開閉部材28は開放されない。
【0026】
始動口25にパチンコ球Bが入球すると、入球したパチンコ球Bが内部に設けられたフォトセンサ等によって検出され、その検出信号が主制御基板に送信される。すると、主制御基板からの制御信号により、図柄表示装置45の表示部46に特別図柄が変動表示され、特別図柄に基づく抽選結果が例えば「7,7,7」等の所定の態様をもって遊技者に報知される。
特別図柄に基づく抽選結果が「大当たり」である場合には、アタッカ装置30の開閉扉31によって大入賞口32が開放される。大入賞口32にパチンコ球Bが10個流入するか、あるいは、30秒経過すると、1ラウンドの大当たり遊技が終了し、開閉扉31によって大入賞口32が一旦閉じられる。始動口25にパチンコ球Bが入球すると、再び大入賞口32が開放され、このような大当たり遊技が最大で16ラウンド繰り返される。
【0027】
遊技の際、遊技領域15に打ち出されたパチンコ球Bのうち、一部のパチンコ球Bは、役物本体41の左右両側に配置された受入口51から受入れられて球転動部60に落下する。球転動部60に落下したパチンコ球Bは、その球転動部60の上面において転動した後、後側に設けられた第1〜第3の球通過口61,62,63のうちいずれかの球通過口を通過する。
前述したように、第1の球通過口61におけるパチンコ球Bの受入幅Wの大きさは、回転体71の回転動作によってパチンコ球Bの通過毎に大小に変更される。したがって、球転動部60において転動するパチンコ球Bが第1の球通過口61を通過する確率は、受入幅Wの大きさが12mm(受入幅W1)であるときにはパチンコ球Bが進入し難い構造なので相対的に低くなり、受入幅Wの大きさが26mm(受入幅W2)であるときにはパチンコ球Bが進入し易い構造なので相対的に高くなる。これにより、パチンコ球Bが第1の球通過口61を通過し、第1の排出口81から排出されることで始動口25に入球する確率が多様に変化することになるので、パチンコ球Bが始動口25に入球する確率がほぼ一定で変化に乏しいことに起因する遊技の単調化の問題が解消されている。
【0028】
また、本実施の形態では、第2の球通過口62及び第3の球通過口63には開口面積変更手段70(回転体71)が設けられていないので、これらの球通過口へのパチンコ球Bの通過確率はほぼ一定で変化しない。したがって、第1〜第3の球通過口61,62,63のうち、パチンコ球Bがどの球通過口を通過するかによってもパチンコ球Bの始動口25への入球確率が多様に変化するので、パチンコ球Bが始動口25に入球する確率がほぼ一定で変化に乏しいことに起因する遊技の単調化の問題が解消されている。
【0029】
また、図5及び図6に示すように、パチンコ球Bが第1の球通過口61を通過する確率は、回転体71に設けられた側壁部75によって球転動部60を転動するパチンコ球Bの進行経路が制限されることによっても変更される。
すなわち、図5に示すように、第1の羽根部材73aと第4の羽根部材73dとの間に1個のパチンコ球Bを受け入れることのできる球受入領域74aが構成された状態では、球受入領域74aの左右の両側には側壁部75が設けられる。このため、球転動部60を転動するパチンコ球Bが第1の球通過口61に進入するためには、図5中の矢印F1に示す経路をとることはできず、例えば図5中の矢印F2に示す経路をとらなければならない。なぜならば、パチンコ球Bが矢印F1に示す経路を通って第1の球通過口61に向けて進行した場合、側壁部75に衝突してしまうためである。球転動部60を転動するパチンコ球Bの進行経路がこのように制限されると、そのパチンコ球Bが第1の球通過口61を通過する確率が相対的に低くなる。
一方、図6に示すように、第4の羽根部材73dと第3の羽根部材73cとの間に1個のパチンコ球Bを受け入れることのできる球受入領域74bが構成された状態では、球受入領域74bの左右の両側には側壁部75が設けられていない。このため、球転動部60を転動するパチンコ球Bが第1の球通過口61に進入するためには、球受入領域74bの側方から進入することもできるので、例えば図6中の矢印F3及び矢印F4に示す経路をとることができる。この場合、球転動部60を転動するパチンコ球Bの進行経路が制限されないので、そのパチンコ球Bが第1の球通過口61を通過する確率が相対的に高くなる。
このように、本実施の形態におけるパチンコ機によれば、第1の球通過口61の開口面積(受入幅W)の大きさを大小に変更するだけでなく、球転動部60を転動するパチンコ球Bの進行経路を制限することによっても第1の球通過口61への通過確率を高低に変更することができる。これにより、パチンコ球Bの始動口25への入球確率に多様な変化を持たせることができるので、一層興趣の高い遊技を実現することが可能となる。
【0030】
また、本実施の形態において、パチンコ球Bが第1の球通過口61を通過する確率と、パチンコ球Bが第2の球通過口62(あるいは第3の球通過口63)を通過する確率とを比較すると、第2の球通過口62(あるいは第3の球通過口63)を通過する確率の方が相対的に高くなっている。なぜならば、第2の球通過口62(あるいは第3の球通過口63)は、低く凹状に形成された球転動部60の左右の両側部60bの後側に設けられているので、それよりも高く盛り上がるように形成された球転動部60の中央部60aからはより多くのパチンコ球Bが重力により落下し集まってくるからである。このように、パチンコ球Bが通過することのできる球通過口が複数設けられ、それら複数の球通過口(第1〜第3の球通過口61,62,63)の全部もしくは一部へのパチンコ球Bの通過確率が異なるように構成されると、球転動部60を転動するパチンコ球Bの始動口25への入球確率により多様な変化を持たせることが可能となる。
【0031】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、第1の球通過口61の開口面積を変更するための開口面積変更手段70が回転体71により構成される例を示したが、このような態様に限定するものではない。例えば、開口面積変更手段70を、第1の球通過口61を横開き式に開閉する開閉ゲート部材等により構成し、この開閉ゲート部材によりパチンコ球Bを受け入れるための受入幅Wの大きさを大小に変更させるようにしてもよい。
【0032】
また、上記実施の形態では、球転動部60の前側にリブ64が設けられ、球転動部60の前端側から遊技盤10の盤面上に向けてパチンコ球Bが落下しないパチンコ機の構成例を示したが、このような態様に限定するものではない。球転動部60の前端側から遊技盤10の盤面上に向けてパチンコ球Bが落下するタイプのパチンコ機に対しても本発明を適用することができる。
【0033】
また、上記実施の形態では、役物本体41の左右の両側に受入口51が設けられ、両受入口51より役物装置40内に受け入れられたパチンコ球Bが球転動部60を転動する構成例を示したが、このような態様に限定するものではない。例えば、役物本体41に受入口51が設けられておらず、その代わりに、リブ64を挟んだ球転動部60の前側よりパチンコBが役物装置40内に飛び込んで、その飛び込んだパチンコ球Bが球転動部60を転動する構成であってもよい。
【0034】
また、上記実施の形態では、排出口の下方に配設される本発明の「入賞口」として、パチンコ球Bが入球すると図柄表示装置45において特別図柄の変動表示が開始される始動口25が配設される例を示したが、このような態様に限定するものではない。本発明の「入賞口」としては、パチンコ球B(遊技球)が入球することで遊技者に対して何らかの有利な効果が発生する「入賞口」が配設されればよく、例えば、遊技者に対して所定数の賞球を払出す普通入賞口や、遊技者に対して大当たり遊技を付与する第2種パチンコ機におけるいわゆるVゾーン等が配設される場合であっても本発明を適用し得る。
【0035】
また、上記実施の形態では、回転体71が、第1の球通過口61を通過するパチンコ球Bの重みにより回転駆動される例を示したが、このような態様に限定するものではない。例えば、回転体71に対してステッピングモータ等の別個の駆動源を設け、このステッピングモータにより回転体71を90度ずつ回転駆動させるようにしてもよい。
【0036】
また、上記実施の形態では、回転体71が、4枚の羽根部材73a〜73dが回転筒軸76の外周に対し90度ずつの角度差をなして放射状に配設されたものである例を示したが、このような態様に限定するものではない。例えば、3枚の羽根部材が120度ずつの角度差をなして放射状に配設された回転体を用いる場合であっても、本発明を適用することができる。
また、回転体71の回転動作を所定の回転角度毎(実施の形態では90度毎)に抑制する回転動作抑制機構79は必ずしも設けられてなくてもよい。
【0037】
また、上記実施の形態では、遊技盤10の盤面(前面)上を流れるパチンコ球Bを受け入れる受入口51が役物本体41の左右両側部にそれぞれ設けられている場合を例示したが、役物本体41の左右片側のみに受入口51を設ける場合においても本発明を実施することができる。
【0038】
上記実施の形態では、遊技機としての第1種パチンコ機に本発明を適用した例を示したが、第2種パチンコ機や第3種パチンコ機に対しても本発明を適用し得る。また、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって、球転動部や球通過口を有する役物装置を備える遊技機に対しても本発明を適用し得る。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、球転動部を転動する遊技球の入賞口への入球確率を変化させることできる役物装置を備えた遊技機を提供することができる。これにより、入賞口に遊技球が入球する確率がほぼ一定で変化に乏しいことに起因する遊技の単調化の問題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る遊技機の遊技盤全体を示す正面図である。
【図2】同じく役物装置を拡大して示す斜視図である。
【図3】図2に示す役物装置のA−A線に基づく縦断面図であり、球転動部の上面と第1の羽根部材とがほぼ平行にある回転体の回転位置の状態を示している。
【図4】図2に示す役物装置のA−A線に基づく縦断面図であり、球転動部の上面と第4の羽根部材とがほぼ平行にある回転体の回転位置の状態を示している。
【図5】役物装置の球転動部の上面図であり、球転動部の上面と第1の羽根部材とがほぼ平行にある回転体の回転位置の状態を示している。
【図6】役物装置の球転動部の上面図であり、球転動部の上面と第4の羽根部材とがほぼ平行にある回転体の回転位置の状態を示している。
【図7】開口面積変更手段及び回転動作抑制機構を拡大して示す斜視図である。
【図8】パチンコ球Bが第1の球通過口を通過する際の態様を▲1▼から▲4▼に順に示す説明図である。
【符号の説明】
10   遊技盤
25   始動口(入賞口)
40   役物装置
41   役物本体
51   受入口
60   球転動部
61   第1の球通過口
62   第2の球通過口
63   第3の球通過口
64   リブ
70   開口面積変更手段
71   回転体
73a〜73d 第1〜第4の羽根部材
74a,74b 球受入領域
75   側壁部
76   回転筒軸
77   ラチェット
78a 爪部
78   板バネ体
79   回転動作抑制機構
81a 球通路
81   第1の排出口
82   第2の排出口
83   第3の排出口
B     パチンコ球(遊技球)

Claims (5)

  1. 遊技球が転動可能な球転動部と、前記球転動部を転動する遊技球が通過可能な球通過口と、前記球通過口を通過した遊技球を排出する排出口とが設けられた役物装置を備える遊技機において、前記排出口の下方には入賞口が配設されており、前記球通過口には、遊技球の通過毎に該球通過口の開口面積を変更可能な開口面積変更手段が設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機であって、
    開口面積変更手段は、球通過口に対して回転可能に設けられ、該球通過口を通過する遊技球の重みにより回転駆動される回転体で構成されていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遊技機であって、
    開口面積変更手段は、球通過口に対して回転可能に設けられ、遊技球を受け入れるための受入幅の大きさが異なる複数の羽根部材を所定の回転角度毎に放射状に備えた回転体で構成されていることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項2または請求項3に記載の遊技機であって、
    回転体の回転動作を所定の回転角度毎に抑制する回転動作抑制機構が設けられていることを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の遊技機であって、
    複数の球通過口と、前記複数の球通過口を通過した遊技球をそれぞれ排出する複数の排出口とを備え、前記複数の球通過口のうち少なくとも1つの球通過口に開口面積変更手段が設けられていることを特徴とする遊技機。
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