JP4578502B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、弾球遊技機に関し、特に、遊技領域を転動する遊技球の流動経路を延長する為の遊技球誘導経路延長装置の構造を改良した弾球遊技機に関するものである。
従来、弾球遊技機である第2種のパチンコ機においては、遊技盤の遊技領域に、遊技球が入賞可能な1又は複数の始動入賞口と、開状態と閉状態とに切換え可能な1対の開閉羽根を有する可変入賞装置とが設けられ、遊技領域に発射された遊技球が始動入賞口に入賞するのを条件に、これら開閉羽根が微小時間だけ所定回数(例えば、1回又は2回)に亙って開放動作する。
ところで、この第2種のパチンコ機においては、遊技領域に発射された遊技球が直接始動入賞口へ入賞するため、特に、球速に勢いがある遊技球が始動入賞口へ入賞する場合には、その入賞タイミングを遊技者が認識できない。そのため、始動入賞口への遊技球の入賞タイミングを遊技者が認識できるように、始動入賞口までの遊技球の流動時間を延長するクルーンを備えた役物が始動入賞口の上方に配設することが考えられる。このクルーンは、平面視皿状の凹部を有し、この凹部の底面に遊技球が落下する落下口が形成された部材である。遊技球が役物の導入口からクルーンへ流入すると、その遊技球がすり鉢状に形成された凹部の外周に沿って上面上を約2〜3秒程度旋回しながら旋回力がなくなると落下口へ落下する。
特許文献1の弾球遊技機においては、クルーンとしての流下時間制御部を設けた流下時間不規則性装置が回転式の振り分け装置の上方に配設されている。この流下時間不規則装置の上部には通常入賞口が形成され、左右両側には打球侵入口が形成されている。
特許文献2の遊技機においては、クルーンとしての遊技球落下部を設けた遊技球集合装置が変動入賞装置の上方に配設されている。
特開平1−300973号公報 特開平7−124304号公報
特許文献1の弾球遊技機においては、流下時間不規則性装置に到達した際の打球の球速及び侵入方向が打球毎に異なるので、流下時間制御部において複数の打球同士が干渉し、打球の全てを特定周回方向に転動させることができず、流下制御部が打球の流動経路を延長して、打球の流動時間を延長させる機能を果たさない。特に、球速に勢いがある打球が通常入賞口の真上から侵入した場合、その打球は流下時間制御部で転動せずに落下口に落下してしまうことがある。そのため、遊技者は、振り分け装置への遊技球の流入タイミングを認識できない。
また、特許文献2においても、特許文献1と同様の問題が生じる。球速に勢いがある遊技球が遊技球集合装置の真上から流入した場合、その遊技球が遊技球落下部で転動せずに変動入賞装置の方へ落下するので、遊技者は、変動入賞装置への遊技球の入賞タイミングを認識できない。
本発明の目的は、遊技球の球速及び導入方向に関わらず、遊技球誘導経路延長装置内に流入した遊技球の流入方向の方向付けをし、特定周回方向へ転動させる弾球遊技機を提供することである。
請求項1の弾球遊技機は、遊技球の流動経路を延長する為の遊技球流動経路延長装置を備えた弾球遊技機において、遊技球流動経路延長装置は、遊技球を導入する導入口と、この導入口よりも低い位置に設けられ且つ導入口から導入された遊技球を受け止めて転動させる平面視円形の円形底部と、この円形底部に形成され遊技球が落下する1又は複数の落下口と、導入口に流入する遊技球を円形底部の方へ案内して平面視にて特定周回方向へ転動するように案内する第1案内部及び第2案内部とを備え、第1案内部は、導入口の上流部に設けられると共に、第2案内部へ向けて下り傾斜した第1傾斜面であって、導入口から導入された遊技球を第2案内部の方へ案内する第1傾斜面を備え、第2案内部は、円形底部の上面に一体形成され導入口の下流部に設けられると共に、導入口から導入された遊技球を円形底部に流入させる円形底部の流入部へ向けて下り傾斜した第2傾斜面であって、遊技球を前記円形底部に案内する第2傾斜面を備えたものである。
この弾球遊技機においては、遊技球が遊技領域を流動し遊技球流動経路延長装置の導入口へ流入する際、その遊技球が第1案内部の第1傾斜面により第2案内部の方へ案内され、第2案内部の第2傾斜面により円形底部の方へ案内されるので、円形底部で遊技球を特定周回方向へ転動させることができる。
請求項2の弾球遊技機は、請求項1の発明において、落下口は円形底部の中心寄り部分に前後に並べて2つ形成され、円形底部の上面は、外周側から中心側へ緩く下り傾斜した緩傾斜面に形成されていることを特徴としている。
請求項3の弾球遊技機は、請求項1又は2の発明において、遊技球流動経路延長装置は落下口から落下した遊技球を遊技盤の前面側へ排出させる排出口を備え、遊技球流動経路延長装置は所定の入賞口の上方に配設され、導入口は遊技盤の盤面よりも手前側に突出した位置に配置され、排出口は遊技盤の盤面よりも手前側に突出した位置で且つ入賞口の鉛直上方の部位に形成されたことを特徴としている。
請求項4の弾球遊技機は、請求項1〜3の発明の何れかにおいて、第1案内部は導入口の上流部の隅部に設けられた平面視三角形状の突起片で構成され、第2案内部は導入口の下流部に設けられた正面視三角形状の突起片で構成されたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、遊技球流動経路延長装置は、導入口と、円形底部と、落下口と、導入口に流入する遊技球を円形底部の方へ案内して平面視にて特定周回方向へ転動するように案内する第1案内部及び第2案内部とを備え、第1案内部は、導入口の上流部に設けられると共に、第2案内部へ向けて下り傾斜した第1傾斜面であって、導入口から導入された遊技球を第2案内部の方へ案内する第1傾斜面を備え、第2案内部は、円形底部の上面に一体形成され導入口の下流部に設けられると共に、導入口から導入された遊技球を円形底部に流入させる円形底部の流入部へ向けて下り傾斜した第2傾斜面であって、遊技球を円形底部に案内する第2傾斜面を備えたので、遊技球流動経路延長装置に到達した際の遊技球の球速及び導入方向にかかわらず、導入口から導入された遊技球が円形底部に流入するときの流入方向を方向付けすることができ、遊技球を円形底部で特定周回方向へ確実に転動させることができる。そのため、複数の遊技球が円形底部に流入したとき、複数の遊技球同士の干渉を防止できる。また、遊技球流動経路延長装置にて遊技球の流動時間を確実に延長させることができる。
さらに、第1,第2案内部を備えることにより、遊技球の球速及び導入方向に関わらず、円形底部で遊技球を特定周回方向へ転動するように案内するので、遊技球流動経路延長装置における導入口の配設位置の自由度を高めることができる。
請求項2の発明によれば、落下口は円形底部の中心寄り部分に前後に並べて2つ形成され、円形底部の上面は、外周側から中心側へ緩く下り傾斜した緩傾斜面に形成されているので、複数の遊技球が円形底部に案内された場合、落下口での遊技球の球詰まりを防止することができる。
請求項3の発明によれば、遊技球流動経路延長装置は所定の入賞口の上方に配設され、導入口は遊技盤の盤面よりも手前側に突出した位置に配置され、排出口は遊技盤の盤面よりも手前側に突出した位置で且つ入賞口の鉛直上方の部位に形成されたので、遊技球の入賞口への入賞タイミングを遊技者が認識することができる。
請求項4の発明によれば、第1案内部は導入口の上流部の隅部に設けられた平面視三角形状の突起片で構成され、第2案内部は導入口の下流部に設けられた正面視三角形状の突起片で構成されたので、導入口に導入された遊技球を特定方向から円形底部内へ流入させるように案内することができる。
本実施例の弾球遊技機は、遊技球の流動経路を延長する為の遊技球経路延長装置を備え、この遊技球経路延長装置は、導入口と、遊技球を受け止めて転動させる円形底部と、落下口と、導入口に流入する遊技球を円形底部の方へ案内して平面視にて特定周回方向へ転動するように案内する第1案内部及び第2案内部とを備え、遊技球を円形底部で特定周回方向へ転動させるものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例は、パチンコホールの島構造体に配置される所謂第2種パチンコ機を本発明に適用した場合の一例である。尚、パチンコホールに設けられた島構造体に、その長さ方向に複数のパチンコ機が配設されている。
図1に示すように、パチンコ機1は、矩形枠状の外枠3と、外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、外枠3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠4には遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス扉6と、発射用の遊技球2を貯留する上皿8の前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前面板7の下部には、上皿8から溢流し又は抜き取った遊技球2を貯留する下皿9が固定的に設けられ、この下皿9の右側に発射ハンドル10が取付けられている。
図2に示すように、鉛直な盤面を形成する遊技盤5には、外レール15aと内レール15bとからなるガイドレール15が略環状に設けられ、ガイドレール15の内側に遊技領域5aが形成されている。発射ハンドル10の操作により発射された遊技球2が外レール15aの内面と内レール15bの外面に沿って案内され遊技領域5aの上部に投入される。
遊技領域5aには、多数の障害釘20、複数の風車21、複数の普通入賞口22、可変入賞装置25、始動入賞口(所定の入賞口に相当する)11、遊技球流動経路延長装置12等が設けられている。遊技領域5aに発射された遊技球2は、複数の遊技釘20や複数の風車21に当たって方向を換えながら落下していき、複数の普通入賞口22、可変入賞装置25、始動入賞口11の何れかに入賞するか、最下端まで落下して球排出口26から排出される。複数の普通入賞口22、可変入賞装置25、始動入賞口11の何れかに遊技球2が入球した場合には、予め定めた数の遊技球2が下皿9に払い出される。
可変入賞装置25は遊技領域5aの中央部分に配設され、前面部が略U字形になった入賞装置本体30と、入賞装置本体30の上端部又は側部に設けられた1対の開閉羽根31と、入賞装置本体30の内側に形成された球遊動スペース32と、可変入賞装置25の内部において球遊動スペース32に連通状に設けられた通常領域33及び特定領域34等を有する。
可変入賞装置25の1対の開閉羽根31は、図2に示すように、可変入賞装置25に遊技球2が入賞しない実線で示す閉状態と、可変入賞装置25に遊技球2が入賞し易い2点鎖線で示す開状態とに亙って可変に構成され、通常時、開閉羽根31は閉状態に保持されている。尚、図示していないが、可変入賞装置25は、1対の開閉羽根31を閉状態と開状態とに亙って切換えるように駆動するソレノイドアクチュエータ又は電動モータ等からなる電動アクチュエータを備えている。
始動入賞口11に遊技球2が入賞すると、可変入賞装置25の開閉羽根31が閉状態から開状態へ切換わるように1回開閉する。可変入賞装置25の開閉羽根31が開閉することにより、可変入賞装置25に入賞した遊技球2は球遊動スペース32で遊動して、通常領域33と特定領域34の何れかを通過し、遊技球2の払出しが賞として得られる。ここで、遊技球2が特定領域34を通過すると、通常時では遊技者に有利な特別遊技状態になり、特別遊技中には特別遊技状態が継続可能になる。
特別遊技状態になると、可変入賞装置25の開閉羽根31が略連続的に開閉し、その開閉動作を所定回(例えば、18回)行うか、又は、可変入賞装置25に所定個(例えば、10個)の遊技球2が入賞するか、の何れか一方を契機に終了するラウンドが、最高で設定ラウンド(例えば、15ラウンド)実行可能となる。最終ラウンドを除く各ラウンド実行中に、遊技球2が可変入賞装置25の特定領域34を通過すると、そのラウンドが終了して次のラウンドに移行する。
次に、遊技球2の流動経路を延長する為の遊技球流動経路延長装置12について説明する。遊技球流動経路延長装置12は、始動入賞口11への遊技球2の入賞タイミングを遊技者が認識できるように始動入賞口11の上方に配設されている。即ち、遊技球流動経路装置12は、始動入賞口11までの遊技球2の流動経路を延長して遊技球2の流動時間を延長するもである。
図2〜5に示すように、遊技球流動経路延長装置12は、遊技球流動経路延長本体部材13(以下、本体部材)と、遊技球導入部材14とを備えている。本体部材13には、円形底部16が設けられている。遊技球導入部材14には遊技球2を導入する導入口18が形成され、この導入口18内には、遊技球2を円形底部16の方へ案内する第1案内部19及び第2案内部23とが設けられている。遊技球流動経路延長装置12は、始動入賞口11の上方に形成した装着孔5bに本体部材13を前方から押し込むようにして遊技盤5の盤面に簡単に取り付けられている。
図3〜図5に示すように、本体部材13は、横長形状の化粧板27と、この化粧板27よりも後側に位置する箱体28とを備え、これらが一体成形されている。化粧板27には、円形底部16と連通する開口部(図示略)が形成されている。遊技球導入部材14に導入された遊技球2が、その開口部を介して円形底部16に流入する。
箱体28は、前面が開放され且つ前記装着孔5bに挿入できる大きさを有する。箱体28の後面には、ランプ37を支持するランプ支持部材29と、ランプ支持部材29よりも下側に位置する係合部材35とが設けられている。ランプ37は、箱体28の後面の上端部に形成された窓部から箱体28の内部へ臨むように挿入されている。ランプ支持部材29の後端部は、箱体28の後面から後方へ突出した左右一対の第1支持部36にビス止めされている。
合成樹脂製の係合部材35は、箱体28の後面から後方へ突出した左右1対の第2支持部38にビス止めされている。ここで、図5に示すように、遊技球流動経路延長装置12は、本体部材28を始動入賞口11の上方の装着孔5bに前方から押し込んで化粧板27を遊技盤5の前面に取り付け、係合部材35の左右1対の係合爪35aが装着孔5bの外周縁に後方から当接して係止することで遊技盤5に対して平行姿勢で組み付けられる。
円形底部16は、所謂、クルーンと呼ばれ、円形底部内16に流入した遊技球2を平面視時計回り又は反時計回り方向に約2〜3秒程度旋回させることで遊技球2の流動時間を延長するものである。図3、図5に示すように、円形底部16は、箱体28の内部に設けられ、遊技球導入部材14から導入された遊技球2を受け止めて転動させるように平面視円形に形成されている。円形底部16の上面は、外周側から中心側へ向かって緩く傾斜した緩傾斜面16a を有するすり鉢形状に形成されている。
円形底部16には、中心部分に前後方向に並べて2つの落下口17が形成されている。2つの落下口17は、遊技球2が1個のみ通過可能な大きさの円形に形成されている。即ち、円形底部16は、上面に緩傾斜面16aと、2つの落下口17とを有するため、遊技球導入部材14に導入した遊技球2が円形底部16で受け止められると、外周に沿って緩傾斜面16a 上を旋回することになる。そして、遊技球2の緩傾斜面16a 上での旋回力がなくなると、遊技球2は、落下口17から下方に落下する。
落下口17よりも下側には、遊技球2を遊技盤5の前面側へ誘導する誘導口40が設けられている。この誘導口40は、前記化粧板27に形成された排出口47と連通し、前方に向かって下り傾斜状に形成されている。
図3、図5、図6に示すように、遊技球導入部材14は、本体部材13の化粧板27の前面に取り付けられ、遊技盤5の盤面よりも手前側に突出した位置に配置されている。遊技球導入部材14には、その後面から後方へ突出し位置決め用且つ回り止め用の左右1対の係合爪41が設けられている。これら左右1対の係合爪41が、箱体28に形成された左右1対の係合溝45に係止している。
遊技球導入部材14の前面には装飾板42が固定され、この装飾板42は、その上半部が、箱体28の内部が視認可能なように透明合成樹脂で構成されている。装飾板42の裏面下半部の後側には、誘導口40から排出される遊技球2を始動入賞口11の方へ排出する排出口43が設けられている。この排出口43は、遊技盤5から突出した位置で且つ始動入賞口11の鉛直上方の部位に設けられている。
導入口18は、遊技球導入部材14の上半部の中央部分に形成されている。この導入口18の上流部の上端には、遊技領域5aを流動する遊技球2を導入口18内へ導入する為の開口部44が形成されている。この開口部44は、平面視コ字状の開口と化粧板27の前面の上端部とで形成されている。この導入口18の下流部の下端は、化粧板27の開口部を介して円形底部16と連通している。
次に、第1案内部19と第2案内部23について説明する。
図3〜図6に示すように、第1案内部19と第2案内部23は、遊技球2が円形底部16に流入するときの流入方向を方向付ける為に設けられ、開口部44から導入口18内を流入する遊技球2を円形底部16の方へ案内して平面視にて特定周回方向へ転動するように案内する部材である。
図3〜図5に示すように、第1案内部19は、導入口18の上流部の隅部に設けられている。第1案内部19は化粧板27と一体形成され、化粧板27の前面の上部から前方へ突出した平面視三角形状の突起片で構成されている。第1案内部19は、導入口18の開口部44の左右1対の側壁の内側領域内に収まる長さを有し、左側側壁から右側側壁へ向かって前後方向の幅が狭くなるように形成されている。第1案内部19の上面は平坦面に形成されている。前面の上半部は、第2案内部23へ向けて右側手前前方に緩く下り傾斜した緩傾斜面19a(第1傾斜面)に形成され、下半部が鉛直面に形成されている。
図4〜図6に示すように、第2案内部23は、導入口18の下流部の略中央から右側に亙って設けられている。第2案内部23は円形底部16と一体成形された正面視三角形状の突起片で構成されている。第2案内部23の右側面は、円形底部16の外周面の前部から鉛直方向へ立設した鉛直面に形成され、左側面は円形底部16の流入口(流入部)へ向けて左側手前前方に下り傾斜した傾斜面2(第2傾斜面)に形成されている。
次に、遊技球流動経路延長装置12の作用について説明する。
図7に示すように、球速に勢いがある遊技球2が遊技球導入部材14の真上から導入口18に導入されると、その遊技球2が第1案内部19の上面に接触し遊技球2の球速がある程度減速され、前面の傾斜面19aから右側前方の方へ落下して第2案内部23の方へ案内される。次に、遊技球2が第2案内部23へ案内されると、第2案内部23の左側傾斜面23aに接触し、その傾斜面23a上を転動して左側前方へ案内され、円形底部16の流入口へ案内される。左側から円形底部16内に流入した遊技球2は、外周に沿って緩斜面16a上で平面視時計方向回り(特定周回方向)に約2〜3秒程旋回する。つまり、円形底部16内で、遊技球2が旋回することにより、遊技球2の流動時間が延長されることになる。そして、旋回力がなくなると、その遊技球2が落下口17から誘導口40へ落下する。
以上説明した実施例のパチンコ機1の効果について説明する。
球速に勢いがある遊技球2が遊技領域5aに発射され、障害釘20や風車21により方向を変えながら、その遊技球2が導入口18の真上から導入される。導入口18に流入した遊技球2は、第1案内部19の傾斜面19aにより第2案内部23の方へ案内され、第2案内部23の傾斜面23aにより円形底部16の方へ案内され平面視にて特定周回方向へ転動するように案内されるので、遊技球流動経路延長装置12に到達した際に、球速に勢いがある遊技球2が導入口18の真上から導入されても、遊技球2が円形底部16に流入するときの流入方向を方向付けすることができ、遊技球2を円形底部16で特定周回方向へ確実に転動させることができる。そのため、複数の遊技球2が円形底部16に流入したとき、複数の遊技球2同士の干渉を防止できる。また、遊技球流動経路延長装置12にて遊技球2の流動時間を確実に延長させることができる。
落下口17は円形底部16の中心寄り部分に前後に並べて2つ形成され、円形底部16の上面は、外周側から中心側へ緩く下り傾斜した緩傾斜面16a に形成されているので、複数の遊技球2が円形底部16に案内された場合、落下口17での遊技球2の球詰まりを防止することができる。
遊技球流動経路延長装置12は始動入賞口11の上方に配設され、導入口18は遊技盤5の盤面よりも手前側に突出した位置に配置され、排出口43は遊技盤5の盤面よりも手前側に突出した位置で且つ始動入賞口11の鉛直上方の部位に形成されたので、遊技球2の始動入賞口11への入賞タイミングを遊技者が認識することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1〕実施例においては、第1案内部19を平面視三角形状の突起片とし、第2案内部23を正面視三角形状の突起片として構成したが、その他種々の形状の突起片で構成してもよい。例えば、第1案内部を平面視扇形状の突起片に構成してもよい。また、第2案内部を側面視円弧状の突起片に構成してもよい。
2〕実施例においては、導入口18内において、第1案内部19と第2案内部23により、遊技球2が円形底部16で平面視時計回り方向へ転動するように案内されたが、円形底部16で遊技球2が平面視反時計回り方向へ転動するように、第1案内部19と第2案内部23の配設位置を変更した構成にしてもよい。
3〕実施例においては、遊技球流動経路延長装置12を始動入賞口11の上方に配設したが、始動入賞口11以外の入賞口の上方に配設してもよい。例えば、可変入賞装置25の上方に配設してもよい。
4〕実施例においては、遊技球流動経路延長装置12は、遊技球2の流動時間を延長するものであったが、その遊技球流動経路延長装置12が入賞口を兼用するものであってもよい。例えば、導入口18、或いは落下口17を入賞口とする構成にしてもよい。
5〕その他、当業者であれば、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更された種々の形態を包含するものである。
パチンコ機の斜視図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 遊技球流動経路延長装置の斜視図である。 遊技球流動経路延長装置の正面図である。 遊技球流動経路延長装置のIV−IV線断面平面図である。 遊技球流動経路延長装置の縦断面図である。 第1,第2案内部と円形底部の斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ機
5 遊技盤
11 始動入賞口
12 遊技球流動経路延長装置
16 円形底部
16a 緩傾斜面
17 落下口
19 第1案内部
23 第2案内部
43 排出口

Claims (4)

  1. 遊技球の流動経路を延長する為の遊技球流動経路延長装置を備えた弾球遊技機において、
    前記遊技球流動経路延長装置は、遊技球を導入する導入口と、この導入口よりも低い位置に設けられ且つ前記導入口から導入された遊技球を受け止めて転動させる平面視円形の円形底部と、この円形底部に形成され遊技球が落下する1又は複数の落下口と、前記導入口に流入する遊技球を円形底部の方へ案内して平面視にて特定周回方向へ転動するように案内する第1案内部及び第2案内部とを備え、
    前記第1案内部は、前記導入口の上流部に設けられると共に、前記第2案内部へ向けて下り傾斜した第1傾斜面であって、前記導入口から導入された遊技球を前記第2案内部の方へ案内する第1傾斜面を備え、
    前記第2案内部は、前記円形底部の上面に一体形成され前記導入口の下流部に設けられると共に、前記導入口から導入された遊技球を円形底部に流入させる円形底部の流入部へ向けて下り傾斜した第2傾斜面であって、遊技球を前記円形底部に案内する第2傾斜面を備えた、
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記落下口は円形底部の中心寄り部分に前後に並べて2つ形成され、前記円形底部の上面は、外周側から中心側へ緩く下り傾斜した緩傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記遊技球流動経路延長装置は前記落下口から落下した遊技球を遊技盤の前面側へ排出させる排出口を備え、
    前記遊技球流動経路延長装置は所定の入賞口の上方に配設され、前記導入口は遊技盤の盤面よりも手前側に突出した位置に配置され、前記排出口は前記遊技盤の盤面よりも手前側に突出した位置で且つ前記入賞口の鉛直上方の部位に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記第1案内部は前記導入口の上流部の隅部に設けられた平面視三角形状の突起片で構成され、前記第2案内部は前記導入口の下流部に設けられた正面視三角形状の突起片で構成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
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