JP4812664B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球が特定の入賞装置に入賞したときに、羽根が開放されて遊技球が内部に流入することが可能となる役物を備えた弾球遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置されるパチンコ機(弾球遊技機)の中には、羽根モノと呼ばれる役物を備えたものがある。この羽根モノと呼ばれる役物は、開閉動作する羽根が設けられており、例えば始動チャッカーにパチンコ球(遊技球)が入賞すると一定回数開閉動作する。この開閉動作の過程で開放された羽根によって受け入れられたパチンコ球は、例えば役物内部に設けられたステージ上を転動した後、ステージ上から落下して、ステージの下方に設けられた当たり口、又はハズレ口に入る。
例えば当たり口に入ると、遊技者に有利な当たりモードとなり、前記羽根が所定回数だけ開閉動作する。その開閉動作中に例えば10個のパチンコ球が前記役物の内部に入ると羽根の開閉動作が終了し、1ラウンドが終了する。役物の内部に入ったパチンコ球が当たり口に入ると、再び前記羽根が開閉動作を開始し、2ラウンド目が開始される。この当たりモードでは、例えば15ラウンドを上限として行われる。これにより、ラウンド数を多く消化すれば、数多くの賞球を得ることができる。
このような羽根モノと呼ばれる役物の中には、上述した当たり口に向けて送り込む可動物や、パチンコ球の転動方向を変化させる可動物等、種々の可動物が設けられており、これら可動物が動くことによって、役物の内部に入ったパチンコ球の挙動に変化を付与し、パチンコ球が当たり口に入ることへの遊技者の期待感を高めている。
下記特許文献1には、遊技盤上の所定入賞口に遊技球が入賞することにより抽選制御手段を作動させる球検出スイッチを設け、該抽選制御手段の抽選結果に従って、可変入賞装置内に設けた電動部材を制御して特定入賞口への入賞の難易度を設定するようにしたパチンコ機が記載されている。
また下記特許文献2には、モータで回転するカムによって球の流下阻止部材を制御して、所定数の球を下方へ流出させる球払い出し装置が記載されている。
特開2005−034501号公報 特開平06−296742号公報
しかしながら、このような可動物は、予め始動入賞してから所定時間後、或いは羽根が開閉動作を開始してから所定時間後に動くように制御されていることが多く、役物の内部に入ったパチンコ球は、可動物が動く前に回収されてしまうのがほとんどである。また、役物の内部に受け入れられるパチンコ球は、可動物にのみ影響されることから、パチンコ球の動きが単調になり当たりに対する期待感が薄れてしまう。このため、可動物を動かすタイミングを早くすることや羽根の開放時間を長くすることで当たり口に入るパチンコ球の入賞率を高くし、当たり口にパチンコ球が入ることへの期待感を高めることも考えられるが、予め設定されている稼動物による当たり外れでは遊技者の当たりへの期待感の高揚は持続しない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、当たり口への入賞率を変えなくても、当たりに対する期待感の高揚を持続させることができるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技面と該遊技面を覆うガラス板との間に配置され、該遊技面を流下する遊技球が羽根で開閉される入口を通して選択的に流入する役物を備え、該役物に流入した遊技球が役物内部に設けられたV入賞口に入ることに応答して遊技者に特典が与えられる弾球遊技機において、前記役物の内部に流入した遊技球を中央部に最下点があり一端が他端より高く形成された略U字型の誘導路により前記一端側から前記他端側に向けて転動させ、前記他端側に設けられた前記V入賞口まで誘導する遊技球誘導手段と、外周の一部を切り欠くことによって形成された切欠部を有する円柱形状に形成されており、前記遊技球誘導手段との間に遊技球が通過可能な間隔を確保するように前記切欠部を前記遊技球誘導手段へ向け、前記遊技球誘導手段と共同して前記誘導路を形成する回転姿勢と、前記切欠部以外の周面を前記誘導路内に侵入させ前記他端側に向かう遊技球の通過を遮る回転姿勢とをとりながら回転する回転制御部材と、を備えたことを特徴としている。
前記遊技球誘導手段は、前記最下点の前記遊技面側に前記遊技球を回収するアウト口が設けられているものでもよい。
前記遊技球誘導手段は、前記最下点に前記ガラス板側に傾斜した溝が設けられ、前記遊技球をガラス板側に排出するものでもよい。
本発明によれば、弾球遊技機の役物内部に取り込まれた遊技球は、役物内部を転動し、中央部に最下点がある略U字型のU字型滑り台の下り斜面を滑落して、その慣性によって続く上り斜面を上っていく。上り斜面を上りきった遊技球は、その先にあるV入賞口に達する。しかし、遊技球は、それまでの転動状況によって慣性力が異なるため、全ての遊技球が上り斜面を上りきれる訳ではなく、力なく途中で戻ってしまいアウト口に回収されるものもある。ただ、非常に稀ではあるが、落下し始める前後で、勢いのある次の遊技球がぶつかってきた時には、そのエネルギーを貰って、上り斜面を上りきることもある。
また、上りきる力のある遊技球であっても、タイミングが合わなければ、前記U字型滑り台上に進入した前記回転制御部材の突起部に衝突して、その慣性力を失い、落下を余儀なくされることになる。このように、前記滑台誘導路および前記回転制御部材を有する役物を備えた弾球遊技機は、遊技球の挙動を予測することが難しく、もしかしたらV入賞口に入るかもという期待感を遊技者に強く与え続けることができる。
図1は、本発明を実施したパチンコ機(弾球遊技機)の正面図である。パチンコ機10の前面上部には、前面扉11が設けられている。この前面扉11の中央には開口11aが設けられおり、この開口11aは前面扉11の内側から例えばガラス板(図示せず)によって覆われている。遊技者は開口11aを覆うガラス板を介して、遊技領域20に設けられた構造物や、遊技領域20を流下するパチンコ球45(図3参照)を視認することができる。
パチンコ機10の前面下部には、パチンコ球45を供給する供給皿15や、遊技領域20にパチンコ球45を打ち出す際に操作される操作ハンドル16が設けられている。操作ハンドル16は、その操作量によってパチンコ球45の打ち出し強さが変化するようになっている。
遊技領域20は、ガイドレール21によって囲まれた略楕円形状の領域から構成され、その略中央に羽根モノと呼ばれる役物25が設けられている。この役物25の側方には、風車26や、図示を省略した障害釘が設けられている。また、役物25の下方には、複数の始動チャッカー27〜29が設けられている。遊技領域20の最下部には、始動チャッカー27〜29に入賞しないパチンコ球45を回収するアウト口30が設けられている。
図2に示すように、役物25は、羽根35,36と、これら羽根35,36が組み付けられる役物本体37とから構成されている。羽根35,36は、前記始動チャッカー27〜29のいずれかにパチンコ球45が入ると所定回数だけ開閉動作する。例えば始動チャッカー28あるいは29にパチンコ球45が入ると、羽根35,36が1回開閉動作される。また、始動チャッカー27にパチンコ球45が入ると、羽根35,36が2回開閉動作される。
図3及び図4に示すように、羽根35は、役物25を正面から視認したときに、長手方向の一端部を回動中心(図3中符号Z)として、パチンコ球45を受け入れない閉じ位置(図3)と、パチンコ球45を受け入れる開き位置(図4)との間で回動する。羽根35は、回動中心部から先端部に向けて、その幅が狭くなるように形成されている。
羽根36は,羽根35と左右対称の形状をしており、動作も対称的であるので、説明は羽根35についてのみとし、羽根36については省略する。羽根35が閉じ位置にある場合、羽根35の先端部と役物本体37の側壁37aとは略当接した状態となっており、パチンコ球45は羽根35の左側面35bに沿って流下する。
羽根35が開き位置にある場合は、羽根35の右側面35aと役物本体37の側壁37aとの間はパチンコ球45の直径よりも広い隙間が形成されているので、役物25に沿って流下するパチンコ球45は、右側面35aと側壁37aとの間に入り込み、役物本体37に設けられた送込通路46へと流下する。この送込通路46への流下の際に、入賞検知センサ48によってパチンコ球45の通過が検知される。
図5に示すように、羽根35が開き位置から閉じ位置へ回動する過程(矢印S)で、パチンコ球45が受け入れられる場合がある。この場合、パチンコ球45は右側面35aと側壁37aの間に挟まる。羽根35の右側面35aの形状は、パチンコ球45が右側面35aと側壁37aの間に挟まった時に、側壁37aとの間隔が、上方の入口側が狭く、下方の出口側が広くなるように形成されている。
挟み込まれたパチンコ球45は、挟み込まれた状態を維持したまま矢印Uの方向に落下する。そして、羽根35が閉じ位置に到達する直前で挟持が解除され、パチンコ球45が送込通路46の内部に流下する。このように、パチンコ球45が羽根35と側壁37aとの間に挟み込まれた場合には、パチンコ球45がそのまま受け入られた場合に比べて、送込通路46の内部に落下するまでに多くの時間を要することになる。
図2に戻って、役物本体37の中央には略方形状の凹部40が設けられている。この凹部40の下部中央には、ステージ41が設けられている。このステージ41は、その長手方向の中央部分がその両端部よりも高くなるように湾曲している。このステージ41の後端部は、ステージ41を転動するパチンコ球45がステージ41から落下しないように、上方に向けて折り曲げられた形状(以下、落下防止部41a)となっている。そして、落下防止部41aの中央が、パチンコ球45の直径よりも広い幅で切り欠かれている(以下、切欠部41b)。また、このステージ41の両端部には、落下孔42,43が設けられている。これにより、パチンコ球45がステージ41を転動する過程で、上述した切欠部41bから落下する、或いは、落下孔42,43から落下する。
図6に示すように、切欠部41bから落下したパチンコ球45は、ステージ41の下方に設けられたL字型誘導路51および52の境界稜線50上に落下し、図6中A方向あるいはB方向のいずれかに振り分けられる。このL字型誘導路51および52は、境界稜線50から離れるに従って下る傾斜がついている。また、落下孔42あるいは43から落下したパチンコ球45は、L字型誘導路51あるいは52の終点近くに落下する。L字型誘導路51および52の外側側面には、パチンコ球45がL字型誘導路51あるいは52から不用意な場所へ落下しないように、落下防止壁51aおよび52aが設けられている。
L字型誘導路51および52の前方に配置された箱部60の内部には、回転制御部材61および62の回転を制御する駆動装置(図示せず)が設けられている。また、箱部60の前方には滑台誘導路55および56が配置され、その形状は、前記箱部60の前壁に設けられたV入賞口57に対して、左右対称となっている。滑台誘導路55は、前記L字型誘導路51の終端に続く一端55aと、V入賞口57へパチンコ球45を誘導する切込み57aが設けられた他端55bと、一端55aと他端55bの間に配置され中央部に最下点を持つ略U字型をしたU字型滑り台55cによる誘導路で構成される。一端55aは他端55bより高く形成され、U字型滑り台55cの最下点には、箱部60の下部に設けられたアウト口58へパチンコ球45を誘導する切込み58aが設けられている。滑台誘導路55と左右対称に配置された滑台誘導路56は、滑台誘導路55と同じであるから説明は省略するが、記号59はアウト口である。
図7および図8に示すように、回転制御部材61は、円周面の一部に切欠部61aを備えた円柱形で、その円周面部61bがU字型滑り台55c上に進入して前記パチンコ球45の通過を遮る回転姿勢と、前記切欠部61aが前記U字型滑り台55cに面して前記U字型滑り台55cとの間に前記パチンコ球の通過を許容する間隔を確保した回転姿勢をとりながら、前記羽根35が開くのに合わせて反時計方向に回転し、一定時間回転した後に停止する。回転制御部材62も回転制御部材61と同様に、円周面に切欠部62aを備え、前記羽根36が開くのに合わせて時計方向に回転し、一定時間回転した後に停止する。
V入賞口57に入ったパチンコ球45は、V入賞検知センサ(図示せず)によって検知され、V入賞検知センサは、その検知信号(以下、大当たり信号という)をCPUに出力する。例えば通常状態で、大当たり信号が出力された場合には、CPUは、遊技状態を通常状態から大当たり状態に移行させるとともに、大当たり状態におけるラウンド数の抽選を行う。また、大当たり状態で、大当たり信号が出力された場合には、CPUは、大当たり信号の出力を受けて、次のラウンドを行う処理を実行する。払出制御装置は、CPUからの払出信号を受けて、賞球として所定の数のパチンコ球45を払い出す。
このような構成のパチンコ機10において、前記始動チャッカー28にパチンコ球45が入賞した場合について説明する。始動チャッカー28にパチンコ球45が入賞すると、始動チャッカー28の内部に設けられた始動入賞検知センサ(図示せず)がオンとなり、始動入賞信号がCPUに入力される。この始動入賞信号を受けて、CPUは、羽根35、36の駆動源であるソレノイドへの給電を行い、これにより、羽根35、36がそれぞれ閉じ位置から開き位置へと回動する。ソレノイドへの給電は一定時間後に停止される。これにより、羽根35,36がそれぞれ開き位置から閉じ位置へと回動する。始動入賞チャッカー27にパチンコ球45が入賞した場合は、前記羽根35、36が一度開閉された後、所定時間後、再度開閉が1回行われる。
羽根35、36が開き位置にある時、役物25に沿って流下するパチンコ球45は、役物25の内部に取り込まれる。内部に取り込まれたパチンコ球45は、ステージ41に流下し、ステージ41を転動して切欠部41b或いは落下孔42,43から落下する。落下したパチンコ球45はL字型誘導路51および52を経て滑台誘導路55あるいは56の一端55aあるいは56aに達する。このとき、内部に取り込まれてからステージ41に流下するまでの時間は、パチンコ球45が羽根と側壁の間に挟まれた場合とそうでない場合とでは大きく異なってくる。
ここでパチンコ球45が前記一端55aに達した以降について説明する。一端55aからU字型滑り台55cを滑落したパチンコ球45は、その慣性力によってU字型滑り台55cを上る。このとき、前記回転制御部材61は図8のCの方向に回転している。U字型滑り台55cを上ってきたパチンコ球45が回転制御部材61に当接する直前で、回転制御部材61がパチンコ球45の通過を許容する回転姿勢であった場合(図8)は、パチンコ球45は、U字型滑り台55cを上りきり他端55bに達し、切込み57aからV入賞口57に入ることができる。
図9に示すように、パチンコ球45が慣性力によってU字型滑り台55cを上ったときに、回転制御部材61がパチンコ球45の通過を遮る回転姿勢にあった場合は、パチンコ球45は円周面部61bに衝突して慣性力を失い落下、U字型滑り台55cの最下点に設けられた切込み58aに誘導され、アウト口58に収納される。パチンコ球45が、U字型滑り台55cを上った時に、回転制御部材61の回転姿勢がパチンコ球45の通過を遮る姿勢にあるか許容する姿勢にあるかは、パチンコ球45のそれまでの挙動によって異なってくるが、羽根35と側壁37aの間に挟まった場合や、切欠部41bから落下するのか、落下孔42,43から落下するのかによって、そのタイミングが大きく変化する。
また、回転制御部材61の回転姿勢がパチンコ球45の通過を許容する場合であっても、パチンコ球45の慣性力が僅かでも足らなければU字型滑り台55cを上りきることはできないのだが、このときタイミングによっては、図10に示すように、回転制御部材61の切欠部61aが慣性力を失ったパチンコ球45を掬い上げ、他端55bへ載せることもある。図11に示すように、他端55bへ載せられたパチンコ球45は、更に押されて切込み57aからV入賞口57に誘導される。
図12に示すように、パチンコ球45がU字型滑り台55cを上りきる直前で慣性力を失った瞬間に、続いて上ってきた次のパチンコ球45が、勢いよく衝突した場合には、そのエネルギーを受継いで、慣性力を失った最初のパチンコ球45が、U字型滑り台55cを上りきり、V入賞口57に入ることもある。
前記実施形態では、U字型滑り台55c,56cを上りきれずに滑落したパチンコ球を回収するために、U字型滑り台55c,56cの最下点の遊技面側にアウト口58,59を設けたが、図13に示すように、U字型滑り台55c,56cの最下点にガラス板側に傾斜した傾斜溝71,72を設け、前記パチンコ球45を、U字型滑り台55c,56cよりガラス板側に排出し、役物本体37の下枠37eに設けた排出孔73,74に回収されるようにしても良い。
前記実施形態では、滑台誘導路および回転制御部材を2ヶ所づつ設けたが、数を限定するものではなく、滑台誘導路および回転制御部材は、1つでも良いし、3つ以上設けても良い。
前記実施形態では、回転制御部材61,62は、羽根35,36が開くのに合わせて回転し、一定時間回転した後に停止するようにしたが、これに限るものではなく、入賞検知センサ48の検知信号によって回転を制御しても良いし、他の検知信号によって回転を制御するようにしても良い。あるいは操作ハンドル16が操作されている状態を検知して回転を制御するようにしても良い。また、検知信号発生から回転制御部材61,62が回転を開始するまでの時間を設定し、この設定された時間に基づいて回転制御部材61,62の回転が行われるようにしてもよい。
本発明のパチンコ機の外観を示す正面図である。 役物の構成を示す斜視図である。 左側の羽根が閉じ位置にある場合の羽根近傍の状態を示す正面図である。 左側の羽根が開き位置にある場合の羽根近傍の状態を示す正面図である。 羽根と役物本体の側壁とによってパチンコ球が挟み込まれた状態を示す正面図である。 役物下部に配置された滑台誘導路および回転制御部材周辺部を表わす斜視図である。 滑台誘導路を上から見た図である。 回転制御部材がパチンコ球の通過を許容する姿勢にある時の説明図である。 回転制御部材がパチンコ球の通過を遮る姿勢にある時の説明図である。 回転制御部材の切欠部がパチンコ球を掬い上げる姿勢にある時の説明図である。 回転制御部材の切欠部がパチンコ球をV入賞口へ押し入れる時の説明図である。 次のパチンコ球が前のパチンコ球に衝突した時の説明図である。 別の実施形態であるパチンコ球をガラス板側に排出する構造の説明図である。
符号の説明
10 パチンコ機(弾球遊技機)
25 役物
35,36 羽根
37a,37b 側壁
45 パチンコ球
41 ステージ
51,52 L字型誘導路
55,56 滑台誘導路
55c,56c U字型滑り台
57 V入賞口
58,59 アウト口
61,62 回転制御部材
61a,62a 切欠部
61b,62b 円周面部
71,72 傾斜溝
73,74 排出孔

Claims (3)

  1. 遊技面と該遊技面を覆うガラス板との間に配置され、該遊技面を流下する遊技球が羽根で開閉される入口を通して選択的に流入する役物を備え、
    該役物に流入した遊技球が役物内部に設けられたV入賞口に入ることに応答して遊技者に特典が与えられる弾球遊技機において、
    前記役物の内部に流入した遊技球を中央部に最下点があり一端が他端より高く形成された略U字型の誘導路により前記一端側から前記他端側に向けて転動させ、前記他端側に設けられた前記V入賞口まで誘導する遊技球誘導手段と、
    外周の一部を切り欠くことによって形成された切欠部を有する円柱形状に形成されており、前記遊技球誘導手段との間に遊技球が通過可能な間隔を確保するように前記切欠部を前記遊技球誘導手段へ向け、前記遊技球誘導手段と共同して前記誘導路を形成する回転姿勢と、前記切欠部以外の周面を前記誘導路内に侵入させ前記他端側に向かう遊技球の通過を遮る回転姿勢とをとりながら回転する回転制御部材と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技球誘導手段は、前記最下点の前記遊技面側に前記遊技球を回収するアウト口が設けられたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記遊技球誘導手段は、前記最下点に前記ガラス板側に傾斜した溝が設けられ、前記遊技球をガラス板側に排出することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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