JP2007089807A - 弾球遊技機の通過チャッカー - Google Patents

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Abstract

【課題】外観上の美観を損ねることなく、遊技球の通過を直接的に視認可能にした弾球遊技機の通過チャッカーを提供を提供することにある。
【解決手段】通過チャッカー38は、遊技盤7の遊技領域31から突出し、遊技球が通過可能な球通路91を有するゲート部92と、球通路91を通過する遊技球を検知する通過球検知センサ47dとを備えている。ゲート部92は、一対の起立片94,95と、遊技領域31と対向する前面部96と、を有する。一対の起立片94,95と前面部96とは、球通路91を区画する。前面部96は、球通路91を通過する遊技球を視認可能な透明部材により形成されている。通過球検知センサ47dは、光センサであり、一方の起立片94から球通路91内に検出光Aを出射し、検出光Aが遮蔽されることにより球通路91の遊技球の通過を検知する。
【選択図】図8

Description

本発明は、弾球遊技機の通過チャッカーに関する。
一般に、パチンコ遊技機等の弾球遊技機には、ハンドル操作によって遊技球を発射する発射装置が設けられ、この発射装置によって発射された遊技球が通過チャッカーの球通路を通過して、球通路に配置される通過球検知センサによって検知されると、可変表示装置に表示される普通図柄の変動(電子的な当否抽選)が開始される。そして、当否抽選の結果当選した場合には、可変表示装置に所定の普通図柄の組み合わせが表示され、特定入賞口へ入賞し易い状態が生起される。また、この特定入賞口へ遊技球が入賞すると、電子的な抽選が実行され、該抽選の結果当選した場合には、多くの賞球を獲得することが可能な大当たり遊技状態が生起される。
特開平8−187330号公報 特開2004―57605号公報 特開2004―57707号公報
しかしながら、従来までの通過チャッカーでは、通過球検知センサ及びこれに接続される配線等を遊技者側から見え難くするという意匠上の理由から、球通路は着色された部材によって覆われていた。このため、遊技者は、通過チャッカー内を通過している遊技球を視認することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、外観上の美観を損ねることなく、遊技球の通過を直接的に視認可能にした弾球遊技機の通過チャッカーを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る弾球遊技機の通過チャッカーは、遊技盤の表面に設けられた遊技領域から突出し、遊技領域に打込まれた遊技球が通過可能な球通路を有するゲート部と、球通路を通過する遊技球を検知する通過球検知部とを備えている。ゲート部は、一対の起立片と、この起立片の間に配置されて遊技領域と対向する前面部と、を有する。一対の起立片と前面部とは、球通路を区画する。前面部は、球通路を通過する遊技球を視認可能な透明部材により形成されている。通過球検知部は、光センサであり、一対の起立片の一方から球通路内に検出光を出射し、検出光が遮蔽されることにより球通路の遊技球の通過を検知する。
上記構成では、通過チャッカーの球通路は、透明部材により形成される前面部と、遊技盤側から延びる一対の起立片とにより区画され、検出光を出射する光センサは、一対の起立片の一方に設けられている。すなわち、一方の起立片に光センサ及びこれに接続される電線等をまとめて配設することが可能となり、透明部材により形成される前面部と一対の起立片の他方とに電線等を配設する必要がない。従って、一方の起立片のみに着色された部材で形成する等の処理を施すことにより、電線等が隠れるため、通過チャッカーの外観上の美観を確保することができる。また、透明部材により形成される前面部には、電線等が配設されないため、遊技者は、前面部を介して球通路を通過する遊技球を確実に視認することができる。
また、球通路は、遊技球を1個ずつ挿通可能な大きさに区画してもよく、光センサは、一方の起立片に設けられて検出光を発光する発光部と、一対の起立片の他方に設けられて発光部からの検出光を反射する反射部と、一方の起立片に設けられて反射部で反射した反射光を受光する受光部とを有し、発光部と受光部とを、遊技盤の表面と交叉する略水平方向に沿って並設させてもよい。
上記構成では、球通路が遊技球1個分通過し得る程度の大きさを有し、遊技球の通過を検知する検出光は、一方の起立片側の発光部から発光し、他方の起立片側の反射部で反射して、一方の起立片側の受光部で受光する。また、一方の起立片に設けられる発光部と受光部とは、遊技盤の表面と交叉する略水平方向に沿って並設され、他方の起立片に設けられる反射部は、発光部と受光部との間と対向する位置に設けられている。すなわち、検出光の光路は、球通路を通過する遊技球の中心部を避けて通るため、例えば、球通路に遊技球が連続して進入した場合であっても、発光部から発光された検出光は、連続する遊技球の間隙を通過して受光部に受光される。従って、通過チャッカーの球通路に進入した遊技球を1個ずつ確実に検出することができる。
また、遊技盤は、遊技領域の一部に着脱自在に設けられる透明基体と、透明基体の裏面側に配置される表示手段とを備えてもよく、ゲート部の一方の起立片を遊技盤側に設け、他方の起立片と前面部とを一体的に透明基体側に設けて、透明基体を遊技盤に取り付けることにより球通路を区画してもよい。
上記構成では、遊技盤側には、光センサの発光部及び受光部を有する一方の起立片が設けられ、透明基体側には、光センサの反射部を有する他方の起立片と、前面部とが一体的に設けられている。すなわち、光センサの電気的な接続等は、一方の起立片が設けられる遊技盤側で行えばよく、他方の起立片及び前面部が設けられる透明基体側で光センサの電気的な接続等を行う必要がない。従って、光センサの電気的な接続等を行った一方の起立片を有する遊技盤に対して、他方の起立片と前面部とを有する透明基体を組み付けることにより、通過チャッカーを構成することが可能なため、通過チャッカーの取付作業性の向上を確実に図ることができる。
さらに、表示手段が配置される透明基体の前方には、透明部材により形成されるゲート部の前面部が配置されているため、遊技者は、前面部及び透明基体を介して表示手段に写し出される画像等を視認することができる。
本発明によれば、簡単な構成により、外観上の美観を損ねることなく、通過チャッカーを通過する遊技球の検知される瞬間を確実に視認することができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機の構成及び動作について説明する。この弾球遊技機は、遊技機設置営業店等の場所に設置され、遊技者は、遊技球の供給に基づいて遊技を行う。
なお、本実施形態では、図1に示すような、現金等の対価を支払って遊技機設置営業店から遊技者が購入したプリペイドカードをプリペイドカードユニット(以下、CRユニットと称す)1に読み込ませることにより、遊技に使用する遊技球を借り受ける形態下で遊技者が遊技する遊技機の構成及び動作について説明する。より具体的には、この遊技機は、図4に示すように、借り受けた遊技球が予め定められた特定入賞口(始動入賞口)2に受け入れられ入賞状態になった時に電子的な当否抽選を行い、抽選の結果が当選の場合には、通常の遊技状態から遊技者にとって有利な遊技状態となるように、特別入賞口(大入賞口)3を遊技球が入賞し易い状態にする弾球遊技機(以下、遊技機と称す)である。但し、本発明は、本実施形態の遊技機に拘らず、例えば、風俗営業の適正化等の規制及び業務の適性化等に関する法律(風営適正化法)及び同法施行規則において、パチンコ遊技機又は回胴式遊技機として区分されているものについても適用可能である。
[遊技機の構造概略]
本実施形態の遊技機は、外部的構造として、外枠(木枠)4、本体部材(本体)5、開口枠扉6、遊技盤7、球受皿付き扉8、球受皿9、回動式操作ハンドル(球発射ハンドル)10、球貸し関係操作部11、及び球受皿9用の貯留球排出操作ボタン12等をその前面側に備えている。また、この遊技機は、内部的構造として、主制御装置13、副制御装置14、遊技球払出装置15、球貸信号制御装置16、可動物制御装置17、回収通路部材18、貯留タンク19、遊技球を払い出すときに用いる通路部材(賞球口)20、及びその他、電源供給装置21、発射制御装置22、発射駆動装置23等をその後面側に備えている。
以下、図1〜図7を参照して、本実施形態の遊技機の構成を、外部的構造、内部的構造、遊技領域の構成、及び電気的構成の順に詳しく説明する。
〔外部的構造〕
始めに、本実施形態の遊技機の外部的構造について説明する。
前記外枠4は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
前記本体部材5は、外枠4の内部に備えられ、ヒンジ部26を介して外枠4に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体部材5は、枠状に形成され、内側に空間部を有している。
前記開口枠扉6は、ロック機能25付きで且つ開閉自在となるように遊技機の前面側となる本体部材5の前面に対しヒンジ部26を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この開口枠扉6には、開口部に対向してガラス製又は樹脂製の透明板部材28が設けられ、さらに、開口部近傍には、枠扉関係の電飾29やスピーカ30が取り付けられている。
前記遊技盤7は、遊技領域31を有し、この遊技領域31は、遊技盤7の盤面と、透明基体ユニット61の透明基体62及びフレーム63とによって形成されている。また、遊技盤7は、本体部材5の空間部に臨むように、所定の固定部材を用いて本体部材5に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域31は、遊技盤7を本体部材5に装着した後、開口部から観察することができる。
前記球受皿付き扉8は、遊技機前面において本体部材5の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。なお、本実施形態では、球受皿付き扉8には以下の部材が取り付けられている。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ、発射駆動装置23へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿9。
(2)発射駆動装置23へと案内された遊技球を遊技盤7の盤面に設けられた遊技領域31へと打ち出す操作を行う、遊技球の発射停止ボタン10aを備えた回動式操作ハンドル10。
(3)プリペイドカード読み込み処理関係、及び遊技者が借り受ける遊技球(以下、貸球と称す)の貸し出し処理関係の指示を行うボタンを備えた球貸し関係操作部11。
(4)球受皿9に貯留させた遊技球を遊技者が遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させるための球受皿9用の貯留球排出操作ボタン12。
〔内部的構造〕
次に、本実施形態の遊技機の内部的構造について説明する。
前記主制御装置13は、本発明に係る制御手段として機能し、本体部材5若しくは遊技盤7又はこれらに備え付けられる支持部材等を介して遊技盤7の裏面側に設けられている。この主制御装置13は、電気的な遊技制御の処理を行い、主要な処理情報を生成する。
前記副制御装置14は、本体部材5若しくは遊技盤7又はこれらに備え付けられる支持部材等を介して設けられ、主制御装置13が生成した処理情報に従って、所定の出力態様処理を実行させる制御を行う装置である。なお、詳しくは後述するが、副制御装置14は、図柄制御装置14a、ランプ制御装置14b、音声制御装置14c、払出制御装置14d、及び庇部駆動制御装置14eを有する。
前記遊技球払出装置15は、予め定められた入賞条件が成立するのに応じて遊技利益として所定数の遊技球を払出す(以下、賞球と称す)駆動源を備えた装置である。
前記球貸信号制御装置16は、プリペイドカード読み込み処理関係、及び貸球の貸し出し処理関係の制御を行う装置である。
前記可動物制御装置17は、主制御装置13が生成した処理情報に従って、遊技領域31内に配設された複数の可動物(例えば、可動片44、入賞領域振分物、演出用移動物等)を作動状態にするための装置であり、複数の可動物に対応して個別に設けられている。なお、本実施形態の可動物制御装置17は、可動片駆動装置、可動扉駆動装置、入賞領域振分駆動装置、及び演出用移動物駆動装置を有する。
前記回収通路部材18は、回動式操作ハンドル10によって遊技盤7の盤面に設けられた遊技領域31へと打ち出された遊技球を遊技盤7の裏側へと回収する通路(俗称、集合樋)となる部材である。
前記遊技球を払い出す時に用いる通路部材20は、球受皿9に賞球又は貸球を案内する通路となる部材である。
前記電源供給装置21は、電源が投入されるのに応じて遊技機内の各制御装置に対して電力を供給する装置である。
前記発射制御装置22は、回動式操作ハンドル10を介して遊技球を遊技領域31へと打ち出す操作が行われた時に、発射作動間隔(例えば、1分間に遊技球を100球発射させるようにする等)の制御と、回動式操作ハンドル10の回動量に応じた遊技球の発射強度の調整を行う装置である。
前記発射駆動装置23は、発射制御装置22による打ち出し制御に応じて、遊技球の打ち出し駆動部を作動させ、遊技球を遊技領域31へと打ち出す装置である。
〔遊技領域の構成〕
次に、本実施形態の遊技機の遊技領域31の構成について説明する。
前記遊技領域31は、遊技球を滑走させるガイドレール32と遊技球規制レール33によって略円形状となるように区画形成され、回動式操作ハンドル10によって打ち出された遊技球の移動範囲を規制する領域である。なお、遊技球規制レール33は前記ガイドレール32に接続するように構成され、ガイドレール32と遊技球規制レール33は全体として螺旋をなして遊技盤7の盤面に配設されている。
図4及び図5に示すように、遊技盤7の盤面には、遊技球の落下方向を変更する複数の遊技釘52が植設されている。また、遊技盤7の略中央の部分には、後述する透明基体ユニット61の透明基体62及び液晶表示装置(表示手段)64が挿通可能な略矩形状の開口部53が形成され、開口部53の周囲には、透明基体ユニット61が装着された状態で、後述するフレーム63と嵌合する溝部54が形成されている。また、溝部54の所定位置には、後述するフレーム63に形成されたボルト固定部80が挿通可能なボルト挿通用孔55が形成されている。
本実施形態では、遊技盤7の盤面の板厚は、約19.5mmに設定され、遊技盤7の盤面に植設される遊技釘52は、全長33.5mmを有している。この遊技釘52は、遊技盤7の盤面に約15.5mm打込まれ、遊技盤7の盤面から約18mm突出している。このように打込まれた遊技釘52は、遊技盤7の盤面に対して十分な強度で固定されている。
図4〜図6に示すように、透明基体ユニット61は、透明基体62と、フレーム63と、透明基体62の裏面側に配置される液晶表示装置64とを備えている。
透明基体62は、透明樹脂等の透明な部材により略矩形状に形成され、略平面状の基体表面68を有する表面透明領域65と、表面透明領域65の下部から表面を遊技者側(前方)へ湾曲させて突出するステージ領域66と、ステージ領域66の上方で基体表面68から裏面側へ凹む凹部透明領域67と、凹部透明領域67の上部から突出する畝状突部60とを有する。また、透明基体62の表面側には、例えば、シリコン樹脂がコーティングされており、これにより、遊技球に対する耐擦傷性を向上させている。なお、このコーティング処理は、透明基体62の材質によっては省略することが可能である。
また、表面透明領域65の基体表面68には、遊技盤7の盤面に植設される遊技釘52と同じ形状の遊技釘56が複数植設されている。本実施形態では、遊技盤7の盤面に植設される遊技釘52と同等な強度で、遊技釘56を透明基体62に固定するため、透明基体62のうち平面透明領域65の板厚は、遊技盤7の盤面の板厚19.5mm以上(例えば、30mm)の大きさに設定され、透明基体62に対する遊技釘56の打込み量は、遊技盤7の盤面に植設される遊技釘52の打込み量と同じ約15.5mmに設定されている。
次に、透明基体62に対する遊技釘56の打込み手順について説明する。先ず遊技釘56よりも細い下孔を透明基体62に形成し、その後、加熱した遊技釘56を下孔に対して、約15.5mm打込む。次に、この打込まれた遊技釘56及び透明基体62を常温で冷却する。このような手順を踏むことにより、透明基体62に亀裂等を発生させることなく、遊技釘56を透明基体62に固定することができる。なお、透明基体62の材質によっては、下孔を形成することなく、加熱した遊技釘56を直接透明基体62に打込むことが可能である。
このように、基体表面68には、遊技釘56が固定用の補助部材等を介在させることなく直接植設されているため、遊技者は、平面透明領域65の基体表面68を介して液晶表示装置64に写し出される画像等を良好に視ることができる。
ステージ領域66は、前方へ向かって傾斜する略平面状の上面71を有し、上面71の前端部76は、前方へ向かって緩やかに湾曲している。この上面71の前端部76には、その略中央の位置に形成される最上点76Hと、最上点76Hと前端部76の左端及び右端との間の略中央の位置にそれぞれ形成される最下点76Lとが形成されている。この前端部76の最下点76Lの周囲には、前方へ向かって傾斜する窪み77が形成されている。また、これら窪み77の近傍を除く前端部76の周縁には、窪み77に遊技球を導くためのリブ89が立設されている。このように構成されたステージ領域66では、ステージ領域66の上面71を転動する遊技球は、後述するクルーン面57に導かれた遊技球を除き、窪み77に向けて案内され、この窪み77を介して遊技盤7の盤面上へ排出される。
凹部透明領域67は、略蒲鉾形状を有し、基体表面68と同一面上に形成され透明基体62の裏面側(後方)へ遊技球が進入可能な表面72と、表面72の下端から後方へ延びる略平面状の下面70と、下面70の後端から上方へ延び遊技球の後方への移動を阻止する略平面状の奥壁69とを有する。
下面70は、ステージ領域66の上面71との間で連続面を形成し、これら下面70及びステージ領域66の上面71は、前方へ向かって緩やかに傾斜している。
下面70及びステージ領域66の上面71には、これら下面70と上面71とに跨って、略円状のクルーン面57が形成されている。クルーン面57は、その略中央に位置する中央部57Sへ向かって緩やかに傾斜する。クルーン面57の中央部57Sには、特定入賞口2に向かって遊技球を案内する案内孔73F,73Lが形成され、この案内孔73Fの下方には、特定入賞口2が配置されている。このため、案内孔73Fを通過して遊技盤7の盤面上に排出された遊技球は、比較的、特定入賞口2へ入賞し易くなっている。一方、案内孔73Lは、透明基体ユニット61が遊技盤7に装着された状態で、後述するガイドレール79の案内孔79L、及び遊技盤7内に形成されたワープ通路74と連通する。また、このワープ通路74の球排出口75は、特定入賞口2の上方近傍の遊技盤7の盤面に開口されている。このため、案内孔73Lに進入した遊技球は、ガイドレール79の案内孔79L及びワープ通路74を介して球排出口75から排出され、案内孔73Fを通過した遊技球に比して、より特定入賞口2に入賞し易くなっている。
凹部透明領域67の奥壁69は、表面72と略同一形状に形成され、液晶表示装置64に写し出された画像等は、この奥壁69を介して視認可能である。なお、凹部透明領域67に奥壁69を形成しないで、透明基体62の裏面側へ貫通させることも可能である。この場合、遊技球が液晶表示装置64の表示面に直接接触する可能性があるため、液晶表示装置64の表示面には、当該表示面を保護する保護シート等を貼着することが望ましい。
畝状突部60は、凹部透明領域67の表面72の上端周縁に沿って基体表面68から突出する。また、畝状突部60の先端部59と開口枠扉6(図1参照)の透明板部材28との間には、遊技球が通過可能な隙間が形成されている。このため、凹部透明領域67へ向けて基体表面68上を落下する遊技球の大部分は、畝状突部60に当接して凹部透明領域67の両側へ案内される。これにより、凹部透明領域67の奥壁69上に表示された画像等が、落下する遊技球により阻害されて視えなくなることを有効に防止することができる。一方、畝状突部60の先端部59と透明板部材28との間を遊技球が運良く通過した場合、当該遊技球は、ステージ領域66の上面71及び凹部透明領域67の下面70に形成されたクルーン面57又はクルーン面57の近傍に落下する。このため、遊技球がクルーン面57に形成された案内孔73F,73Lへ進入し易くなり、特定入賞口2への入賞確率が向上する。なお、畝状突部60の先端部59を透明板部材28に近接させて、これらの間への遊技球の通過を阻止してもよい。
フレーム63は、枠板状の着色された部材からなり、透明基体62の外周端部のうち表面側から延出して設けられている。また、透明基体62とフレーム63とは、一体的に形成され、フレーム63の表面は、透明基体62の表面との間で連続面を形成する。フレーム63の裏面の透明基体62の上方及び下方には、液晶表示装置64をスライド移動可能に支持する断面略L字状のガイドレール79,79が対向配置されている。また、下側のガイドレール79には、透明基体ユニット61が遊技盤7に装着された状態で、案内孔73L及びワープ通路74に連通する案内孔79Lが形成されている。なお、ガイドレール79,79は、フレーム63の裏面に形成する場合に限られず、透明基体62の裏面に形成してもよい。
また、フレーム63の裏面には、遊技盤7に透明基体ユニット61を取り付けるためのボルト固定部80が複数(本実施形態では4箇所)突出形成されている。フレーム63の外周端部には、ゴム等の弾性部材81が貼着されている。この弾性部材81は、透明基体ユニット61が遊技盤7に取り付けられた状態で、フレーム63と遊技盤7の溝部54との間の隙間を遊技盤7の表面から突出しない状態で埋める。また、フレーム63に弾性部材81を設けることにより、遊技盤7に対する透明基体ユニット61の配置位置の微調節が可能である。
透明基体ユニット61は、透明基体62の裏面側に液晶表示装置64が配置された状態で、透明基体62を遊技盤7の表面側から開口部53に挿入し、遊技盤7の裏面側から遊技盤7のボルト挿通用孔55とフレーム63のボルト固定部66とのそれぞれに長ボルト78を挿通し、この長ボルト78を締め込むことにより、遊技盤7に締結固定される。
透明基体ユニット61が遊技盤7に締結固定された状態では、フレーム63が遊技盤7の溝部54に嵌合し、透明基体62の基体表面68及びフレーム63の表面は、遊技盤7の盤面との間で連続面を形成する。
液晶表示装置64は、フレーム63に形成されたガイドレール79,79に側方から挿入してスライド移動させることにより、透明基体62の裏面上に重ねられて配置される。また、液晶表示装置64が透明基体62の裏面に配置された状態では、液晶表示装置64は、透明基体62の裏面全体を覆う。
液晶表示装置64は、平面透明領域65の基体表面68と対向する第1の表示領域82と、凹部透明領域67の奥壁69と対向する第2の表示領域83と、ステージ領域66に対応させて形成される第3の表示領域84とを有する。これにより、遊技者は、第1の表示領域82と、第2の表示領域83と、第3の表示領域84とに写し出された画像等をそれぞれ透明基体62の基体表面68と、凹部透明領域67の奥壁69と、ステージ領域66とを介して視ることができる。
液晶表示装置64の第1の表示領域82は、第2の表示領域83の上方に位置する画像表示部85と、遊技者から視て第2の表示領域83の左側に位置する特定保留数表示部86と、遊技者から視て第2の表示領域83の右側に位置する通過保留数表示部87とを有する。
画像表示部85には、遊技者にとって有利な大当たり遊技状態が生起されたときに、大当たりを報知する動画像等の演出画像の表示がされ、大当たり遊技状態の継続中、この演出画像が表示される。一方、大当たり遊技状態以外の通常の遊技状態であるとき、画像表示部85には、例えば、後述する特別図柄の変動に伴う演出画像や遊技台の攻略情報等の画像、若しくは、風景画等の静止画像が表示される。また、画像表示部85の所定位置、例えば、遊技者から視て左側の上方の位置には、普通図柄表示部88が設けられている。普通図柄表示部88には、通過チャッカー38,38に遊技球が通過したときや、通過保留数表示部87に通過保留を表示するランプが点灯しているときに、普通図柄を可変表示させた後、抽選結果に基づく停止図柄が表示される。一方、これら以外の場合、普通図柄表示部88には、直近の停止図柄がそのまま保持されて表示される。なお、所定時間、遊技者が遊技を行っていないとき、画像表示部85には、例えば、新台の情報等を表示することも可能である。
特定保留数表示部86は、特定入賞口2への入賞後の可変表示開始に係る保留状態(本実施形態では、最大4回)を点灯又は消灯により報知する。
通過保留数表示部87は、通過チャッカー38,38への通過達成後の可変表示開始に係る保留状態(本実施形態では、最大4回)を点灯又は消灯により報知する。
第2の表示領域83には、特定入賞口2に遊技球が入賞したときや、第1の表示領域82の特定保留数表示部86に入賞保留を表示するランプが点灯しているときに、特別図柄を可変表示させた後、抽選結果に基づく停止図柄が表示される。なお、所定時間、特別図柄の変動が開始されない待機状態のとき、第2の表示領域83には、例えば、直近の停止図柄や、待機状態を示すディスプレイ表示等をすることも可能である。また、凹部透明領域67は、その下面70を遊技球が転動し、この遊技球によって凹部透明領域67の奥壁69の下端側に表示される画像等が見え難くなるため、第2の表示領域83のうち特別図柄等を表示する領域を凹部透明領域67の奥壁69のうち下端から遊技球の直径分を除いた部分に限定してもよい。
第3の表示領域84は、通常遊技状態や大当たり遊技状態等の遊技状態の変化に応じて、多彩な点灯態様及び複数種類の色に変化させて発光する。これにより、第3の表示領域84が透明基体62のステージ領域67のバックライトとして機能し、ステージ領域67自体が複数の色に変化して発光される。なお、第3の表示領域84は、遊技状態に応じて複数種類の色を変化させて発光する場合に限らず、例えば、常時ランダムに色を変化させて発光させてもよい。
このように、遊技者は、液晶表示装置64に表示された多種多様な情報を、透明基体62を介して視ることができるため、遊技を進めていくにつれて遊技者の興味が削がれることを防止することができる。
次に、遊技領域31のうち基体表面68上を落下する遊技球について説明する。基体表面68上を移動する遊技球は、基体表面68に植設された複数の遊技釘56によって遊技球の落下方向が不規則にされ、遊技盤7の盤面側又は透明基体62の畝状突部60若しくはステージ領域66の上面71へ案内される。畝状突部60に接触した遊技球は、畝状突部60によって落下方向が規制され、遊技盤7の盤面又はステージ領域66の上面71の両端側へ案内される。ステージ領域66の上面71の両端側へ落下した遊技球のうちクルーン面57に遊技球が導かれた場合には、当該遊技球は、クルーン面57上を所定時間揺動した後、案内孔73F又は案内孔73Lの何れかに進入し、特定入賞口2に向かって案内される。この遊技球が特定入賞口2に入賞すると、電子的な当否抽選が実行され、抽選の結果が当選の場合には、通常の遊技状態から遊技者にとって有利な遊技状態が生起される。一方、クルーン面57に遊技球が導かれなかった場合には、当該遊技球は、ステージ領域66の上面71を最下点76Lへ向かって転動し、窪み77から遊技盤7の盤面に排出される。この排出された遊技球は、遊技盤7の盤面に植設された遊技釘52によって落下方向が不規則にされ、特定入賞口2等の入賞口やアウト口39に案内される。
また、遊技領域31の遊技盤7側には、所定入賞口(一般入賞口)37、アウト口39、風車40、盤面関係の電飾43等が設けられている。
所定入賞口37は、遊技領域31の遊技盤7側の適宜な位置に複数設けられ、落下してくる遊技球を受け入れる開口部を備えた構造物である。なお、特定入賞口2及び特別入賞口3もこの所定入賞口37に含まれる。
ここで、前記特定入賞口2とは、複数の入賞口の何れかであって、入賞口の開口範囲の拡縮を行わせる電動式の可動片44を備え、遊技球が入賞口に入賞するのに応じて、液晶表示装置64に識別表示情報としての特別図柄を可変表示させると共に、遊技者に賞球を獲得させる入賞口である。また、前記特別入賞口3とは、複数の入賞口の何れかであって、入賞口を露出させる開口状態と入賞口を閉鎖する閉口状態を生成する電動式の可動扉45を備え、遊技球が入賞口に入賞するのに応じて、他の入賞口と比較して多くの賞球を遊技者に獲得させる入賞口である。なお、以下では、特定入賞口2及び特別入賞口3以外の複数の所定入賞口37をその他入賞口37と称する。
ここで、特別図柄とは、特定入賞口2への遊技球の入賞に基づく当否抽選の結果を可変表示する複数の識別情報(例えば、左・中・右の3つの図柄)である。抽選結果が当選の場合には、複数の識別情報が、予め定められた特定の組み合わせで停止した表示態様(例えば、左・中・右の3つの図柄が全て同じ図柄で揃った状態)となり、これにより、遊技者にとって有利な遊技状態(大当たり遊技状態)に移行したことが報知される。かかる遊技状態では、通常遊技状態と比較して短時間に多くの賞球が獲得可能な状態が連続的に発生する。一方、抽選結果が外れの場合には、複数の識別情報が、予め定められた特定の組み合わせ以外で停止した表示態様(例えば、左・中・右の3つの図柄のうち少なくとも一つが他と異なっている状態)となり、これにより、通常遊技状態が継続していることが報知される。
また、特別図柄における可変表示とは、予め設定された、互いに異なる複数種類の特別図柄(例えば、12種類)を、所定速度で周期的に順次表示させる態様を、複数の表示領域(例えば、左・中・右等の3つ)にて行う表示方法である。
図4、図7及び図8に示すように、通過チャッカー38は、遊技盤7の盤面及び透明基体62の基体表面68から突出し、遊技球が1個ずつ通過可能な球通路91を有する断面略コ字状のゲート部92と、球通路91を通過する遊技球を検知する通過球検知センサ(通過球検知部)47dとを備えている。
ゲート部92は、開口部53の側端縁の近傍で遊技盤7の盤面から立設される略柱状の起立片(一方の起立片)94と、透明基体62の側端において基体表面68から立設される略柱状の起立片(他方の起立片)95と、起立片95の先端から透明基体62の外側側方へ向けて曲折されて延びる前面部96とを有する。起立片94は、着色された部材により形成され、起立片95及び前面部96は、透明部材により形成されている。起立片94、起立片95及び前面部96は、透明基体ユニット61を遊技盤7に装着することにより、断面略コ字状に形成され、球通路91を区画する。なお、起立片95は、透明部材により形成される場合に限られず、着色された部材により形成してもよい。また、起立片94と前面部96との間に、例えば、シール材を介在させて、起立片94と前面部96とを接合してもよい。
通過球検知センサ47dは、略水平方向に沿って起立片94の内壁面に並設される発光部97及び受光部98と、透明基体ユニット61が遊技盤7に装着された状態で、起立片95の内壁面のうち発光部97と受光部98との間と対向する位置に配置される反射部99とを有する。発光部97は、赤外線等の発光ダイオード、受光部98は、赤外線等のフォトトランジスタ、反射部99は、赤外線等の光を反射する鏡面シールをそれぞれ用いている。なお、反射部99は、光を良好に反射するものであればよく、反射シール以外の部材も適用可能である。
また、発光部97及び受光部98と、これらに接続される電線102とは、遊技盤7側に立設される起立片94の内部に配設されている。この電線102は、遊技盤7の裏面から延長されて、遊技盤7の裏面側において主制御装置13等と電気的に接続されている。すなわち、透明基体62側に設けられる起立片95及び前面部96には、電線102を配設する必要がない。このため、通過球検知センサ47dに関する電気的な接続等を行った遊技盤7に対して透明基体ユニット61を組み付けることにより、容易に通過チャッカー38を構成することが可能となる。また、透明部材により形成される起立片95及び前面部96には、通過球検知センサ47dに関する電線等が配設されないため、遊技者は、起立片95及び前面部96を介して通過チャッカー38の球通路91を通過する遊技球や基体表面68上に写し出される液晶表示装置64の画像等を良好に視ることができる。
このように、発光部97及び受光部98と、反射部99とがそれぞれ起立片94と、起立片95とに配置されているため、球通路91を遊技球が通過していない状態では、遊技球の球通路91の通過を検知する検出光Aは、起立片94に配置される発光部97から出射し、起立片95に配置される反射部99で反射して、起立片94に配置される受光部98で受光する。一方、球通路91を遊技球が通過した場合には、発光部97が発した検出光Aは、遊技球により遮られるため、受光部98に達しない。これにより、通過球検知センサ47dは、遊技球の通過チャッカー38の通過を検知して、後述する主制御装置13に対して遊技球通過信号を出力する。
また、通過チャッカー38は、遊技球が球通路91を通過するのに応じて、液晶表示装置64に識別表示情報としての普通図柄を可変表示させる。
ここで、普通図柄とは、通過球検知センサ47dからの入力情報に応じた当否抽選の結果を可変表示する所定数の識別情報(例:「○・−」→当選図柄、「−・×」→外れ図柄)である。抽選結果が当選の場合には、所定数の識別情報が予め定められた特定の組み合わせで停止した表示態様(例:「○・−」)となり、これにより、遊技者にとって有利な遊技状態(例えば、小当たり)に移行したことが報知される。かかる遊技状態では、通常遊技状態と比較して、打ち出した遊技球が特定入賞口2へ入賞し易い状態が単発的又は連続的に発生する。一方、抽選結果が外れの場合には、所定数の識別情報が、予め定められた特定の組み合わせ以外で停止した表示態様(例:「−・×」)となり、これにより、通常遊技状態が継続していることが報知される。
前記アウト口39は、所定入賞口37の何れにも入ることがなかった遊技球を集束する位置に設けられた遊技球の回収開口部である。
前記風車40は、遊技球の接触によって自転可能な回転部材である。
また、図4に示すように、遊技盤7の盤面には、透明基体62の上方で遊技盤7の盤面から出没自在な庇部100が設けられている。庇部100は、水平方向に沿って上方へ向かって湾曲して延び、遊技盤7の盤面から突出した状態では、基体表面68上へ落下する遊技球の一部が制限され、遊技盤7の盤面から突出しない状態では、基体表面68上への遊技球の落下を許容する。この庇部100は、遊技盤7の裏面側でソレノイド等の駆動装置101に連結され、大当たり遊技状態等が生起されたときに、遊技盤7の盤面から突出する。上述のとおり、大当たり遊技状態等が生起されたとき、基体表面68上には、大当たり遊技状態を報知する動画像等の特別な演出画像が表示されるため、遊技者は、基体表面68上に表示される特別な演出画像を、この演出画像の前方を落下する遊技球によって阻害されることなく、明瞭に視ることができる。なお、庇部100を遊技盤7の盤面から突出させるタイミングは、大当たり遊技状態が生起されたときに限られず、所望のタイミングで設定することが可能である。
〔電気的構成〕
次に、本実施形態の遊技機の電気的構成について説明する。
本実施形態となる遊技機は、電気的構成として、CRユニット1、主制御装置13、副制御装置14、球貸信号制御装置16、可動物制御装置17、電源供給装置21、発射制御装置22、発射駆動装置23、検知センサ47、集中管理装置48等を備える。なお、CRユニット1、球貸信号制御装置16、可動物制御装置17、電源供給装置21、発射制御装置22、及び発射駆動装置23の構成は上述の通りであるので、以下ではその説明を省略する。
前記主制御装置13は、CPU(Central Processing Unit:中央命令処理部)13a、予め定められた制御プログラム(コンピュータプログラム)を格納するROM(Read Only Memory:書換不可記憶部)13b、生成された処理情報の一時記憶及び記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory:書換可能記憶部)13c、周期的な信号を発生させる周波数発生回路部13d等により構成され、遊技機内における主要な情報処理を行うと共に、副制御装置14に入力する処理情報を生成する装置である。
前記副制御装置14は、図柄制御装置14a、ランプ制御装置14b、音声制御装置14c、払出制御装置14d、及び庇部駆動制御装置14eにより構成され、主制御装置13が生成した処理情報に従って所定の出力態様処理を行う。なお、副制御装置14は、出力態様処理毎の装置として構成しても、各出力態様処理を複数組み合わせて構成してもよい。また、副制御装置14を構成する各制御装置は、処理情報に従って独立して処理を実行可能なように、内部にCPU、ROM、RAMを備える。
ここで、前記図柄制御装置14aは、主制御装置13が生成した処理情報に従って、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)50を介して液晶表示装置64を制御することにより、特定保留数表示部86、通過保留数表示部87等の識別点灯情報又は識別表示情報としての特別図柄及び普通図柄を変動表示させた後に停止表示する制御を行う装置である。本実施形態では、液晶表示装置64の第2の表示領域83に特別図柄の表示結果を導出表示する前に行われる電子的な当否抽選の結果が、主制御装置13により大当たり遊技状態と判定された場合には、図柄制御装置14aは、液晶表示装置64の第1の表示領域82の画像表示部85に大当たりを報知する動画像等の演出画像の表示を行わせる画像表示指令信号を出力し、この信号に応じて画像表示部85には、大当たり遊技状態の継続中、演出画像が表示される。一方、主制御装置13により大当たり遊技状態以外の通常遊技状態と判定された場合、画像表示部85に、例えば、特別図柄の変動に伴う演出画像や遊技台の攻略情報等の画像、若しくは、風景画等の静止画像を表示させる画像表示指令信号を出力する。なお、図柄制御装置14aから出力される画像表示指令信号は、電子的な当否抽選の結果が、大当たり遊技状態になった場合に限られず、所望のタイミングで出力してもよい。また、図柄制御装置14aは、通常遊技状態や大当たり遊技状態等の遊技状態の変化に応じて発光指令信号を出力し、この信号に応じて液晶表示装置64の第3の表示領域84を多彩な点灯態様及び複数種類の色に変化させて発光させる。なお、図柄制御装置14aから出力される発光指令信号は、常時ランダムに出力してもよい。
前記ランプ制御装置14bは、主制御装置13が生成した処理情報に従って、開口枠扉6の電飾29(演出報知ランプ、払出ランプ、トラブルランプを含む)や遊技領域31内に設けられた盤面関係の電飾43等を点灯制御する装置である。
前記音声制御装置14cは、主制御装置13が生成した処理情報に従ってスピーカ30やサウンドプロセッサ等の音声発生装置58を制御して音声を発生させる装置である。
前記払出制御装置14dは、主制御装置13が生成した処理情報に従って、遊技球払出装置15により所定数の賞球を払出す制御を行う装置である。また、前記払出制御装置14dは、主制御装置13が生成した処理情報に従って、球貸信号制御装置16を介して、CRユニット1に読み込ませたプリペイドカードに格納したデータ情報を参照して、所定数の貸球を払出す制御を行うと共に、貸球の払出し個数を計数して管理をする装置である。
前記庇部駆動制御装置14eは、主制御装置13が生成した情報に従って、庇部駆動装置を制御して遊技盤7の盤面に設けられた庇部100を遊技盤7の盤面から出没させるための装置である。本実施形態では、液晶表示装置64に特別図柄の表示結果を導出表示する前に行われる電子的な当否抽選の結果が、主制御装置13により大当たり遊技状態と判定されたときに、庇部駆動制御装置14eは、駆動装置101に対して駆動指令信号を出力し、この信号に応じて庇部駆動装置が励磁等される。これにより、遊技盤7の盤面に設けられた庇部100が遊技盤7の盤面から突出して、基体表面68上へ落下する遊技球の一部が制限される。なお、庇部駆動部制御装置14eから出力される駆動指令信号は、電子的な当否抽選の結果が、大当たり遊技状態になった場合に限られず、所望のタイミングで出力してもよい。
前記検知センサ47は、特定入賞球検知センサ47a、特別入賞球検知センサ47b、入賞特定領域検知センサ47c、通過球検知センサ47d、その他入賞球検知センサ47e、遊技球払出検知センサ47f、及びエラー検知センサ47gにより構成される。そして、各検知センサはそれぞれ、特定入賞口2、特別入賞口3、入賞特定領域(例えば、特別入賞口3の略中央部より右側領域)、通過チャッカー38、その他入賞口37及び球詰まりが発生し易い球通路部材49の球通路49a近傍に設けられ、各場所における遊技球の通過の有無を検知する。
前記集中管理装置48は、主制御装置13が生成した処理情報を遊技機の外部において管理する装置である。
以上説明したように、本実施形態によれば、通過チャッカー38の球通路91は、透明部材により形成される前面部96と、遊技盤7の盤面から立設される起立片94と、基体表面68から立設される起立片95とにより区画され、検出光Aを出射する発光部97及び検出光Aを受光する受光部98は、起立片94側に設けられている。すなわち、起立片94内に、発光部97、受光部98及びこれに接続される電線102をまとめて配設することが可能となり、透明部材により形成される前面部96及び起立片95に電線102を配設する必要がない。従って、起立片94のみを着色された部材で形成することにより、発光部97、受光部98及び電線102が隠れるため、通過チャッカー38の外観上の美観を確保することができる。また、透明部材により形成される前面部96には、電線102が配設されないため、遊技者は、前面部98を介して球通路を通過する遊技球を視認することが可能となり、通過チャッカー38への遊技球の通過に基づく電子的な当否抽選の開始のタイミングを把握することができる。
通過チャッカー38の球通路91は、遊技球1個分通過し得る程度の大きさを有し、遊技球の通過を検知する検出光Aは、起立片94側に配置される発光部97から発光し、起立片95側に配置される反射部99で反射して、起立片94側に配置される受光部98で受光する。また、起立片94側に配置される発光部97及び受光部98は、遊技盤7の表面と交叉する略水平方向に沿って並設され、起立片95側に配置される反射部99は、起立片94の発光部97と受光部98との間と対向する位置に設けられている。すなわち、検出光Aの光路は、球通路91を通過する遊技球の中心部を避けて通るため、例えば、球通路91に遊技球が連続して進入した場合であっても、発光部97から発光された検出光Aは、連続する遊技球の間隙を通過して受光部98に受光される。従って、通過チャッカー38の球通路91に進入した遊技球を1個ずつ確実に検出することができる。
遊技盤7側には、発光部97及び受光部98が配置された起立片94が設けられ、透明基体62側には、反射部99が配置された起立片95と前面部96とが一体的に設けられている。すなわち、通過球検知センサ47dの電気的な接続等は、起立片94が配置される遊技盤7側で行えばよく、透明基体62側で通過球検知センサ47dの電気的な接続等を行う必要がない。従って、通過球検知センサ47dの電気的な接続等を行った起立片94が立設される遊技盤7に対して、起立片95及び前面部96が設けられた透明基体62を組み付けることにより、通過チャッカー38を構成することが可能なため、通過チャッカー38の取付作業性の向上を確実に図ることができる。
さらに、液晶表示装置64が配置される透明基体62の前方には、透明部材により形成される前面部96が配置されているため、遊技者は、前面部96及び透明基体62を介して通過チャッカー38の球通路91を通過する遊技球や液晶表示装置64に写し出される画像等を視認することができる。
なお、本実施形態では、通過チャッカー38のゲート部92は、遊技盤7側に設けられる起立片94と、透明基体62側に設けられる起立片95及び前面部96とに分離して設けたが、これら起立片94、起立片95及び前面部96を一体的に形成してもよい。また、ゲート部92の前面部96を、遊技盤7の盤面及び基体表面68に対向させて配置したが、遊技盤7の盤面のみに対向させて配置してもよい。さらに、本実施形態では、通過チャッカー38への遊技球の通過に応じて普通図柄の電子的抽選を実行させたが、これに限られず、例えば、通過チャッカー38への遊技球の通過に応じて特別図柄の電子的抽選を実行させてもよい。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係る弾球遊技機の通過チャッカーについて、図10〜図16に基づいて説明する。図10は通過チャッカーの正面図、図11は図10のXI−XI矢視断面図、図12は遊技球一個が通過チャッカーを落下して通過する際の制御動作を示すタイミングチャート、図13は連続する遊技球が通過チャッカーを落下して通過する際の制御動作を示すタイミングチャート、図14は制御プロセスを示すフローチャート、図15は遊技球が通過チャッカーを上方へ向けて通過する際の制御動作を示すタイミングチャート、図16は不正行為が行われた際の制御動作を示すタイミングチャートである。なお、図10及び図11中Bは第1の通過球検知センサから出射される検出光を、図10及び図11中Cは第2の通過球検知センサから出射される検出光を、図12、図13、図15及び図16中Tはタイマーの作動時間をそれぞれ示している。また、図10及び図11に示す第2の実施形態は、通過チャッカーを構成する通過球検知センサの態様のみが異なり、他の構成は第1の実施形態と同様の構成であるため、同一番号を付して重複説明を省略する。
図10及び図11に示すように、第2の実施形態に係る通過チャッカー111は、第1の通過球検知センサ(通過球検知部)103と第2の通過球検知センサ(通過球検知部)104とを備えている。第1の通過球検知センサ103は、略水平方向に沿って起立片94の内壁面に並設される発光部105及び受光部106と、起立片95の内壁面のうち発光部105と受光部106との間と対向する位置に配置される反射部107とを有する。第2の通過球検知センサ104は、略水平方向に沿って起立片94の内壁面に並設される発光部108及び受光部109と、起立片95の内壁面のうち発光部108と受光部109との間と対向する位置に配置される反射部110とを有する。第2の通過球検知センサ104の発光部108と受光部109とは、それぞれ第1の通過球検知センサ103の発光部105と受光部106との略真下に配置され、第2の通過球検知センサ104の反射部107は、第1の通過球検知センサ103の反射部110の略真下に配置されている。また、第1の通過球検知センサ103の発光部105及び受光部106と、第2の通過球検知センサ104の発光部108及び受光部109とは、遊技盤7の裏面側において主制御装置13と電気的に接続されている。
このように、第1の通過球検知センサ103の発光部105及び受光部106と、第2の通過球検知センサ104の発光部108及び受光部109とが起立片94側に配置され、第1の通過球検知センサ103の反射部107と第2の通過球検知センサ104の反射部110とが起立片95側に配置されているため、通過チャッカー111の球通路91を遊技球が通過していない状態では、第1の通過球検知センサ103の発光部105から発光される検出光Bは、起立片95に配置される反射部107により反射され、起立片94に配置される受光部106により受光される。同様に、第2の通過球検知センサ104の発光部108から発光される検出光Cは、起立片95に配置される反射部110により反射され、起立片94に配置される受光部109により受光される。
また、検出光B及び検出光Cの光路は、通過チャッカー111の球通路91を通過する遊技球の中心部を避けて通るため、例えば、球通路91に遊技球が連続して進入した場合であっても、検出光Bと検出光Cとは、連続する遊技球の間隙を通過してそれぞれ受光部106と受光部109とに受光される。従って、球通路91に進入した連続する遊技球を1個ずつ確実に検出することができる。
図12に示すように、遊技盤7の盤面に発射された遊技球が通過チャッカー111の球通路91に上方から進入すると、先ず、第1の通過球検知センサ103の発光部105から発光された検出光Bが遊技球によって遮光される。これにより、第1の通過球検知センサ103は、遊技球の通過を検知し、遊技球通過信号1を主制御装置13に対して出力するON状態に設定される。次に、第1の通過球検知センサ103がON状態に設定されてから所定時間△t1遅れて、第2の通過球検知センサ104の発光部108から発光された検出光Cが遊技球によって遮光される。これにより、第2の通過球検知センサ104は、遊技球通過信号2を主制御装置13に対して出力するON状態に設定される。その後、遊技球の落下に伴い、第1の通過球検知センサ103の発光部105から発光された検出光Bが受光部106に達し、第1の通過球検知センサ103は、主制御装置13への遊技球通過信号1の出力を停止するOFF状態に設定される。次に、第1の通過球検知センサ103がOFF状態に設定されてから所定時間△t2遅れて、第2の通過球検知センサ104の発光部108から発光された検出光Cが受光部109に達し、第2の通過球検知センサ104は、主制御装置13への遊技球通過信号2の出力を停止するOFF状態に設定される。
また、図13に示すように、通過チャッカー111の球通路91に上方から遊技球が連続して進入した場合には、先ず、第1の通過球検知センサ103は、最初(一個目)の遊技球に対応する遊技球通過信号1の出力によりON状態に設定され、所定時間△t3遅れて、第2の通過球検知センサ104は、最初の遊技球に対応する遊技球通過信号2の出力によりON状態に設定される。その後、最初の遊技球の落下に伴い、第1の通過球検知センサ103は、遊技球通過信号1の出力の停止によりOFF状態に設定され、所定時間△t4遅れて、第2の通過球検知センサ104は、遊技球通過信号2の出力の停止によりOFF状態に設定される。また、第2の通過球検知センサ104がOFF状態に設定されている間に、第1の通過球検知センサ103は、次(2個目)の遊技球に対応する遊技球通過信号1の出力によりON状態に設定される。次に、第1の通過球検知センサ103がON状態に設定されてから所定時間△t5遅れて、第2の通過球検知センサ104は、次の遊技球に対応する遊技球通過信号2の出力によりON状態に設定される。その後、次の遊技球の落下に伴い、第1の通過球検知センサ103は、遊技球通過信号1の出力の停止によりOFF状態に設定され、所定時間△t6遅れて、第2の通過球検知センサ104は、遊技球通過信号2の出力の停止によりOFF状態に設定される。
図12及び図13に示すように、第1の通過球検知センサ103がON状態(OFF状態)に設定されてから第2の通過球検知センサ104がON状態(OFF状態)に設定されるまでの間には、時系列的なズレ(△t1〜△t6)が生じている。これは、遊技球が、第1の通過球検知センサ103の検知位置と第2の通過球検知センサ104の検知位置との間を落下して移動するのに所定の時間を要するためである。また、図10に示すように、第1の通過球検知センサ103と第2の通過球検知センサ104とが遊技球の通過方向に沿って隣接配置されているため、この時系列的なズレ量は、遊技球の通過チャッカー111の落下態様、例えば、遊技球の通過速度等による影響をほとんど受けず、略同一の値に設定される。
次に、図14を参照して、本実施形態に係る主制御装置が行う制御プロセスについて説明する。
電源供給装置21(図3参照)を介して弾球遊技機に電力が供給されると、第1の通過球検知センサ103と第2の通過球検知センサ104とがそれぞれOFF状態に設定され、本制御プロセスが開始される。
本制御プロセスは、先ず、ステップS1において、第1の通過球検知センサ103がON状態であるか否かが判定される。通過チャッカー111へ遊技球が上方から進入すると、ステップS1で第1の通過球検知センサ103がON状態であると判定され、ステップS2に移行して、第2の通過球検知センサ104がOFF状態であるか否かが判定される。一方、通過チャッカー111へ遊技球が進入するまでの間は、ステップS1で第1の通過球検知センサ103がON状態でないと判定され、ステップS2に移行せず、第1の通過球検知センサ103がON状態となるまで本制御プロセスは進行しない。
ステップS2で第2の通過球検知センサ104がOFF状態であると判定されたときには、ステップS3に移行し、主制御装置13の内部タイマー(以下、タイマーと称す)が起動される(図12及び図13参照)。そして、ステップS4において、タイマーが起動してから所定時間T(図12及び図13参照)が経過しているか否かが判定される。一方、ステップS2で第2の通過球検知センサ104がOFF状態でないと判定されたときには、ステップS7に移行し、通過チャッカー111への遊技球の通過は不正、即ち、遊技球が通過チャッカー111を適正に通過していないと判定され、タイマーをリセットして本制御プロセスは終了する。
ステップS4で所定時間Tが経過していると判定されたときには、ステップS5に移行し、第1の通過球検知センサ103がOFF状態で且つ第2の通過球検知センサ104がON状態であるか否かが判定される。一方、ステップS4で所定時間Tが経過していないと判定されたときには、ステップS4に移行せず、所定時間Tが経過するまで本制御プロセスは進行しない状態となる。
ステップS5で第1の通過球検知センサ103がOFF状態で且つ第2の通過球検知センサ104がON状態であると判定されたときには、ステップS6に移行し、通過チャッカー111への遊技球の通過は正常、即ち、遊技球が通過チャッカー111を適正に通過したと判定され、タイマーをリセットして本制御プロセスは終了する。一方、ステップS5でこのような状態でないと判定されたときには、ステップS7に移行し、遊技球が通過チャッカー111を適正に通過したとは判定されず、タイマーをリセットして本制御プロセスは終了する。
このように、本実施形態では、第1の通過球検知センサ103と第2の通過球検知センサ104からそれぞれ出力される遊技球通過信号1と遊技球通過信号2とに基づき、主制御装置13により遊技球が通過チャッカー111の球通路91を適正に通過したことが判定される。
例えば、遊技釘56等に当接して跳ね返った遊技球が通過チャッカー111の下方から進入して通過した場合や、通過チャッカー111の下方から異物が挿入された場合には、図15に示すように、先ず、第2の通過球検知センサ104がON状態に設定され、その後、所定時間△t7遅れて、第1の通過球検知センサ103がON状態に設定される。すなわち、第1の通過球検知センサ103がON状態に設定された際、既に第2の通過球検知センサ104がON状態に設定されているため、図14に示す制御プロセスのステップS2において、第2の通過球検知センサ104がOFF状態でないと判定され、ステップS7で遊技球が通過チャッカー111を適正に通過していないと判定される。
また、通過チャッカー111の上方から異物が挿入された場合には、図16に示すように、先ず、第1の通過球検知センサ103がON状態に設定され、所定時間△t8遅れて、第2の通過球検知センサ104がON状態に設定される。その後、異物の上方への移動に伴い、第2の通過球検知センサ104がOFF状態に設定され、所定時間△t9遅れて、第1の通過球検知センサ103がOFF状態に設定される。すなわち、第1の通過球検知センサ103がOFF状態に設定された際、必ず、第2の通過球検知センサ104もOFF状態に設定されているため、図14に示す制御プロセスのステップS5において、第1の通過球検知センサ103がOFF状態で且つ第2の通過球検知センサ104がON状態でないと判定され、ステップS7で遊技球が通過チャッカー111を適正に通過していないと判定される。また、この異物が、例えば、線材等の先端に遊技球が接続されたものであったとしても、所定時間Tの経過した時点において、第1の通過球検知センサ103がOFF状態で且つ第2の通過球検知センサ104がON状態を生起することは極めて困難である。このため、ステップS5において、このような状態でないと判定され、ステップS7で遊技球が通過チャッカー111を適正に通過していないと判定される。
従って、本実施形態では、遊技球が通過チャッカー111の球通路91を落下して通過した場合にのみ、主制御装置13によって遊技球が通過チャッカー111を適正に通過したと判定されるため、不正行為等による通過チャッカー111への遊技球の通過が誤って検出されることを有効に防止することができ、遊技者による不正行為を確実に排除することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明の第1の実施形態に係る遊技機の外観斜視図である。 図1に示す遊技機の背面斜視図である。 図1に示す遊技機の背面図である。 図1に示す遊技盤の正面図である。 透明基体の要部拡大断面図である。 透明基体の要部拡大平面図である。 通過チャッカーの正面図である。 図7のVIII−VIII矢視断面図である。 図1に示す遊技機の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る遊技機の通過チャッカーの正面図である。 図10のXI−XI矢視断面図である。 遊技球一個が通過チャッカーを落下して通過する際の制御動作を示すタイミングチャートである。 連続する遊技球が通過チャッカーを落下して通過する際の制御動作を示すタイミングチャートである。 制御プロセスを示すフローチャートである。 遊技球が通過チャッカーを上方へ向けて通過する際の制御動作を示すタイミングチャートである。 不正行為が行われた際の制御動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
7…遊技盤、31…遊技領域、38…通過チャッカー、47d…通過球検知センサ(通過球検知部)、62…透明基体、64…液晶表示装置(表示手段)、91…球通路、92…ゲート部、94…起立片(一方の起立片)、95…起立片(他方の起立片)、96…前面部、97…発光部、98…受光部、99…反射部、103…第1の通過球検知センサ(通過球検知部)、104…第2の通過球検知センサ(通過球検知部)、105…発光部、106…受光部、107…反射部、108…発光部、109…受光部、110…反射部、111…通過チャッカー

Claims (3)

  1. 遊技盤の表面に設けられた遊技領域から突出し、前記遊技領域に打込まれた遊技球が通過可能な球通路を有するゲート部と、前記球通路を通過する遊技球を検知する通過球検知部とを備えた弾球遊技機の通過チャッカーであって、
    前記ゲート部は、一対の起立片と、この起立片の間に配置されて前記遊技領域と対向する前面部と、を有し、
    前記一対の起立片と前記前面部とは、前記球通路を区画し、
    前記前面部は、前記球通路を通過する遊技球を視認可能な透明部材により形成され、
    前記通過球検知部は、前記一対の起立片の一方から前記球通路内に検出光を出射し、前記検出光が遮蔽されることにより前記球通路の遊技球の通過を検知する光センサである
    ことを特徴とする弾球遊技機の通過チャッカー。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機の通過チャッカーであって、
    前記球通路は、遊技球を1個ずつ挿通可能な大きさに区画され、
    前記光センサは、前記一方の起立片に設けられて前記検出光を発光する発光部と、前記一対の起立片の他方に設けられて前記発光部からの前記検出光を反射する反射部と、前記一方の起立片に設けられて前記反射部で反射した反射光を受光する受光部とを有し、
    前記発光部と前記受光部とは、前記遊技盤の表面と交叉する略水平方向に沿って並設されている
    ことを特徴とする弾球遊技機の通過チャッカー。
  3. 請求項2に記載の弾球遊技機の通過チャッカーであって、
    前記遊技盤は、前記遊技領域の一部に着脱自在に設けられる透明基体と、前記透明基体の裏面側に配置される表示手段とを備え、
    前記ゲート部の前記一方の起立片は前記遊技盤側に設けられ、前記他方の起立片と前記前面部とは一体的に前記透明基体側に設けられ、
    前記一対の起立片と前記前面部とは、前記透明基体を前記遊技盤に取り付けることにより前記球通路を区画する
    ことを特徴とする弾球遊技機の通過チャッカー。
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