JP3497601B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DRAM等における内
部昇圧電源に電荷を供給する昇圧電源発生回路を備えた
半導体集積回路に関するものである。
部昇圧電源に電荷を供給する昇圧電源発生回路を備えた
半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ダイナミックRAM(以下DRA
Mと略す)の大容量化が進んできたために、半導体チッ
プの面積が増大し、このチップサイズの増大がDRAM
のアクセスタイムの高速化に対してマイナスの要因とな
っている。そこで、DRAMの高速化を実現する技術の
1つとして常時昇圧方式という技術が採用されている。
この常時昇圧方式は、DRAMの動作の高速化の為の技
術であり、従来の昇圧方式と同様、ワード線のレベルを
昇圧レベルにすることにより、ポーズタイムの延長、セ
ンス時の動作マージンの拡大などについても効果がある
非常に有効な技術である。
Mと略す)の大容量化が進んできたために、半導体チッ
プの面積が増大し、このチップサイズの増大がDRAM
のアクセスタイムの高速化に対してマイナスの要因とな
っている。そこで、DRAMの高速化を実現する技術の
1つとして常時昇圧方式という技術が採用されている。
この常時昇圧方式は、DRAMの動作の高速化の為の技
術であり、従来の昇圧方式と同様、ワード線のレベルを
昇圧レベルにすることにより、ポーズタイムの延長、セ
ンス時の動作マージンの拡大などについても効果がある
非常に有効な技術である。
【0003】なお、この常時昇圧方式を用いた昇圧技術
については、例えば、特願平4−301998号に示さ
れている。
については、例えば、特願平4−301998号に示さ
れている。
【0004】以下、図面を参照しながら従来の昇圧電源
発生回路の一例について説明する。図8は従来の昇圧電
源発生回路100の概略を示すブロック図である。図8
において、符号101はレベル検知回路を示し、符号1
02は発振回路を示し、符号103は副昇圧電源発生回
路を示し、符号104,105はそれぞれローアドレス
ストローブ信号(以下、XRASと略す)を受けて作動
する主昇圧電源発生回路,電位制限回路を示し、符号1
06は昇圧電源を示す。ここで、副昇圧電源発生回路1
03はDRAMの待機時に、昇圧電源106の電圧レベ
ルを適当な電圧レベルに保持するために常時作動するの
ものであるが、待機時の消費電力を低減するため電荷供
給能力は低く設定されている。一方、主昇圧電源発生回
路104は、DRAMの動作時のみ作動する。ここで、
DRAMの動作時には昇圧電源に接続される多数の回路
が動作して昇圧電源の電荷が消費されるので、主昇圧電
源発生回路104の電荷供給能力は高く設定されてい
る。
発生回路の一例について説明する。図8は従来の昇圧電
源発生回路100の概略を示すブロック図である。図8
において、符号101はレベル検知回路を示し、符号1
02は発振回路を示し、符号103は副昇圧電源発生回
路を示し、符号104,105はそれぞれローアドレス
ストローブ信号(以下、XRASと略す)を受けて作動
する主昇圧電源発生回路,電位制限回路を示し、符号1
06は昇圧電源を示す。ここで、副昇圧電源発生回路1
03はDRAMの待機時に、昇圧電源106の電圧レベ
ルを適当な電圧レベルに保持するために常時作動するの
ものであるが、待機時の消費電力を低減するため電荷供
給能力は低く設定されている。一方、主昇圧電源発生回
路104は、DRAMの動作時のみ作動する。ここで、
DRAMの動作時には昇圧電源に接続される多数の回路
が動作して昇圧電源の電荷が消費されるので、主昇圧電
源発生回路104の電荷供給能力は高く設定されてい
る。
【0005】図9は、上記図8に示すレベル検知回路1
01,発振回路102及び副昇圧電源発生回路103の
詳細な構成を示す電気回路図である。図9に示すよう
に、レベル検知回路101と発振回路102との間は、
制御信号を伝達するための制御信号線143により接続
され、制御信号線143は、レベル検知回路101のノ
ード110と入力端子142とにNAND回路を介して
接続されている。また、発振回路102と副昇圧電源発
生回路103との間は、2本の信号線145,146を
介して接続されている。さらに、副昇圧電源発生回路1
03とレベル検知回路101との間は、昇圧電源106
を介して接続されている。
01,発振回路102及び副昇圧電源発生回路103の
詳細な構成を示す電気回路図である。図9に示すよう
に、レベル検知回路101と発振回路102との間は、
制御信号を伝達するための制御信号線143により接続
され、制御信号線143は、レベル検知回路101のノ
ード110と入力端子142とにNAND回路を介して
接続されている。また、発振回路102と副昇圧電源発
生回路103との間は、2本の信号線145,146を
介して接続されている。さらに、副昇圧電源発生回路1
03とレベル検知回路101との間は、昇圧電源106
を介して接続されている。
【0006】レベル検知回路101は、昇圧電源106
の電圧レベルに基づいて発振回路102を制御するため
の制御信号を生成する。この制御信号は、ノード11
0,信号線143を介して発振回路102に入力され
る。発振回路102内には、NAND回路,インバー
タ,MOSトランジスタ,NOR回路等が配設されてお
り、発振回路102は上記レベル検知回路101からの
制御信号を受けて作動する。
の電圧レベルに基づいて発振回路102を制御するため
の制御信号を生成する。この制御信号は、ノード11
0,信号線143を介して発振回路102に入力され
る。発振回路102内には、NAND回路,インバー
タ,MOSトランジスタ,NOR回路等が配設されてお
り、発振回路102は上記レベル検知回路101からの
制御信号を受けて作動する。
【0007】図9の回路では、入力端子142への入力
をHレベルとしておき、昇圧電源106の電圧レベルを
レベル検知回路101で検知し、この結果を制御信号線
143の電圧レベル(H又はL)に反映させて発振回路
102の動作、非動作を制御している。昇圧電源106
の電圧レベルがある設定電圧レベルよりも高い場合に
は、レベル検知回路101のノード110における出力
信号はLレベルとなる。よって、発振回路102への制
御信号線143における制御信号はLレベルとなり、発
振回路102は動作しない。したがって、各信号線14
5,146には発振信号が出力されず、副昇圧電源回路
103は動作しない。逆に、昇圧電源106の電圧レベ
ルが設定電圧レベルより低い場合には、レベル検知回路
101のノード110における出力信号はHレベルとな
る。よって、制御信号線143の制御信号はHレベルと
なり、発振回路102が動作する。そして、副昇圧電源
発生回路103が動作し、各信号線145,146に発
振信号が出力される。この発振信号に応じて、副昇圧電
源発生回路103のコンデンサ131の内部側極板(又
はコンデンサ132の内部側極板)の電圧レベルがコン
デンサ131(又はコンデンサ132)の電圧レベル分
だけ押し上げられて、昇圧電源線147を介し昇圧電源
106に電荷を供給して昇圧電源106の電圧レベルを
押し上げるようにしている。
をHレベルとしておき、昇圧電源106の電圧レベルを
レベル検知回路101で検知し、この結果を制御信号線
143の電圧レベル(H又はL)に反映させて発振回路
102の動作、非動作を制御している。昇圧電源106
の電圧レベルがある設定電圧レベルよりも高い場合に
は、レベル検知回路101のノード110における出力
信号はLレベルとなる。よって、発振回路102への制
御信号線143における制御信号はLレベルとなり、発
振回路102は動作しない。したがって、各信号線14
5,146には発振信号が出力されず、副昇圧電源回路
103は動作しない。逆に、昇圧電源106の電圧レベ
ルが設定電圧レベルより低い場合には、レベル検知回路
101のノード110における出力信号はHレベルとな
る。よって、制御信号線143の制御信号はHレベルと
なり、発振回路102が動作する。そして、副昇圧電源
発生回路103が動作し、各信号線145,146に発
振信号が出力される。この発振信号に応じて、副昇圧電
源発生回路103のコンデンサ131の内部側極板(又
はコンデンサ132の内部側極板)の電圧レベルがコン
デンサ131(又はコンデンサ132)の電圧レベル分
だけ押し上げられて、昇圧電源線147を介し昇圧電源
106に電荷を供給して昇圧電源106の電圧レベルを
押し上げるようにしている。
【0008】また、近年、DRAMの微細化に伴い、素
子を構成する部材の薄膜化が顕著になっている。そのた
め、素子に印加される電圧を制限して、素子の信頼性を
確保すべく、図8に示す電位制限回路105が設けられ
ている。これは、昇圧電源106の電圧レベルを所定の
第1電源レベルよりもメモリセルトランジスタのしきい
値電圧だけ高い電圧レベルまでに制限するものである。
子を構成する部材の薄膜化が顕著になっている。そのた
め、素子に印加される電圧を制限して、素子の信頼性を
確保すべく、図8に示す電位制限回路105が設けられ
ている。これは、昇圧電源106の電圧レベルを所定の
第1電源レベルよりもメモリセルトランジスタのしきい
値電圧だけ高い電圧レベルまでに制限するものである。
【0009】図10は、上記電位制限回路105の動作
を説明するための回路図である。図10に示すように、
電位制限回路105はレベルシフト部151と電荷引き
抜き部152とで構成されている。上記レベルシフト部
151には、入力端子153を介して制御信号が入力さ
れ、レベルシフト部151でレベル変換された出力は信
号線154を介して電荷引き抜き部152に入力され
る。電荷引き抜き部152には、メモリセルトランジス
タのしきい値電圧とほとんど等しいしきい値電圧である
NMOSトランジスタ155が配設されており、このN
MOSトランジスタ155は、昇圧電源106と第1電
源156との間に介設されると共に、そのゲートが信号
線154に接続されている。入力端子153から入力さ
れる制御信号がLレベルの時、レベルシフト部151の
出力が昇圧電源106の電圧レベルになり、NMOSト
ランジスタ155がONして、昇圧電源106の電圧レ
ベルが第1電源156の電圧レベルよりもNMOSトラ
ンジスタ155のしきい値電圧分だけ高い電圧レベル
(設定値)まで下げるよう、昇圧電源106の電荷を第
1電源156に引き抜くように構成されている。ここ
で、第1電源156の方に電荷を引き抜くため、第1電
源156の電圧レベルの変動が懸念されるが、第1電源
156には電荷を消費する回路が接続され、それらが動
作して電荷を消費するので、その電圧レベルは安定に保
持される。
を説明するための回路図である。図10に示すように、
電位制限回路105はレベルシフト部151と電荷引き
抜き部152とで構成されている。上記レベルシフト部
151には、入力端子153を介して制御信号が入力さ
れ、レベルシフト部151でレベル変換された出力は信
号線154を介して電荷引き抜き部152に入力され
る。電荷引き抜き部152には、メモリセルトランジス
タのしきい値電圧とほとんど等しいしきい値電圧である
NMOSトランジスタ155が配設されており、このN
MOSトランジスタ155は、昇圧電源106と第1電
源156との間に介設されると共に、そのゲートが信号
線154に接続されている。入力端子153から入力さ
れる制御信号がLレベルの時、レベルシフト部151の
出力が昇圧電源106の電圧レベルになり、NMOSト
ランジスタ155がONして、昇圧電源106の電圧レ
ベルが第1電源156の電圧レベルよりもNMOSトラ
ンジスタ155のしきい値電圧分だけ高い電圧レベル
(設定値)まで下げるよう、昇圧電源106の電荷を第
1電源156に引き抜くように構成されている。ここ
で、第1電源156の方に電荷を引き抜くため、第1電
源156の電圧レベルの変動が懸念されるが、第1電源
156には電荷を消費する回路が接続され、それらが動
作して電荷を消費するので、その電圧レベルは安定に保
持される。
【0010】次に、各部が以上のように構成された昇圧
電源発生回路100全体の動作について説明する。
電源発生回路100全体の動作について説明する。
【0011】まず、XRAS7がHレベル、すなわちD
RAMの待機時において、昇圧電源106の電圧レベル
が検知レベルより低い場合は、発振回路102が動作
し、副昇圧電源発生回路103が駆動され、昇圧電源1
06に電荷を供給することによって昇圧電源106の電
圧レベルを押し上げる。一方、昇圧電源106の電圧レ
ベルが検知レベルより高い場合は発振回路102は動作
しないので、副昇圧電源発生回路103は駆動されな
い。このとき、主昇圧電源発生回路104および電位制
限回路105は動作しない。
RAMの待機時において、昇圧電源106の電圧レベル
が検知レベルより低い場合は、発振回路102が動作
し、副昇圧電源発生回路103が駆動され、昇圧電源1
06に電荷を供給することによって昇圧電源106の電
圧レベルを押し上げる。一方、昇圧電源106の電圧レ
ベルが検知レベルより高い場合は発振回路102は動作
しないので、副昇圧電源発生回路103は駆動されな
い。このとき、主昇圧電源発生回路104および電位制
限回路105は動作しない。
【0012】次に、XRASがHレベルからLレベルに
変化した時、すなわちDRAMが待機時から動作時に変
化した時、XRASの立ち下がりに同期して主昇圧電源
発生回路104が駆動され、昇圧電源106に電荷を供
給することによって昇圧電源106の電圧レベルを押し
上げ、情報を記憶するメモリセルトランジスタのゲート
に接続されるワード線の電位を立ち上げる。主昇圧電源
発生回路104は、XRASの立ち下がりに同期しての
み駆動されるので、昇圧電源106の電圧レベルを保持
する機能を有していない。よって、動作時にも副昇圧電
源発生回路103を動作させて、昇圧電源106に電荷
を供給し電圧レベルを保持するようになされている。ま
た、主昇圧電源発生回路104は電荷供給能力が高いた
め、昇圧電源106の電圧レベルが高くなり過ぎる可能
性がある。そこで、電位制限回路105をXRASの立
ち下がりに同期して動作させて、XRASがLレベルの
間、昇圧電源106の電荷を引き抜いて昇圧電源106
の電圧レベルを設定値まで引き下げている。
変化した時、すなわちDRAMが待機時から動作時に変
化した時、XRASの立ち下がりに同期して主昇圧電源
発生回路104が駆動され、昇圧電源106に電荷を供
給することによって昇圧電源106の電圧レベルを押し
上げ、情報を記憶するメモリセルトランジスタのゲート
に接続されるワード線の電位を立ち上げる。主昇圧電源
発生回路104は、XRASの立ち下がりに同期しての
み駆動されるので、昇圧電源106の電圧レベルを保持
する機能を有していない。よって、動作時にも副昇圧電
源発生回路103を動作させて、昇圧電源106に電荷
を供給し電圧レベルを保持するようになされている。ま
た、主昇圧電源発生回路104は電荷供給能力が高いた
め、昇圧電源106の電圧レベルが高くなり過ぎる可能
性がある。そこで、電位制限回路105をXRASの立
ち下がりに同期して動作させて、XRASがLレベルの
間、昇圧電源106の電荷を引き抜いて昇圧電源106
の電圧レベルを設定値まで引き下げている。
【0013】次に、昇圧電源106に接続されるDRA
Mの出力回路等の動作について、図11を参照しながら
説明する。
Mの出力回路等の動作について、図11を参照しながら
説明する。
【0014】図11に示すように、昇圧回路182の入
力側には、XRAS、コラムアドレスストローブ信号
(以下、XCASと略す)、アウトイネーブル信号(以
下、OEと略す)、ライトイネーブル信号(以下、XW
Eと略す)を受けて、制御信号S2を出力する制御回路
181と、この制御信号S2と出力データ信号とのNA
ND演算を行なうAND回路183と、制御信号S2と
出力データ信号の反転信号とのAND演算を行なうAN
D回路184とが配設されている。そして、この昇圧回
路182の出力側に出力回路108が配置されており、
出力回路108には、第1電源と接地電源との間に接続
された2つのNMOSトランジスタ185,186が配
設されている。NMOSトランジスタ185は昇圧回路
182の出力によって制御され、NMOSトランジスタ
186は、制御回路181の制御信号と出力データ信号
の反転信号とを受けるAND回路184の出力によって
制御される。そして、各NMOSトランジスタ185,
186間に接続される出力端子189にデータを出力す
るようになされている。
力側には、XRAS、コラムアドレスストローブ信号
(以下、XCASと略す)、アウトイネーブル信号(以
下、OEと略す)、ライトイネーブル信号(以下、XW
Eと略す)を受けて、制御信号S2を出力する制御回路
181と、この制御信号S2と出力データ信号とのNA
ND演算を行なうAND回路183と、制御信号S2と
出力データ信号の反転信号とのAND演算を行なうAN
D回路184とが配設されている。そして、この昇圧回
路182の出力側に出力回路108が配置されており、
出力回路108には、第1電源と接地電源との間に接続
された2つのNMOSトランジスタ185,186が配
設されている。NMOSトランジスタ185は昇圧回路
182の出力によって制御され、NMOSトランジスタ
186は、制御回路181の制御信号と出力データ信号
の反転信号とを受けるAND回路184の出力によって
制御される。そして、各NMOSトランジスタ185,
186間に接続される出力端子189にデータを出力す
るようになされている。
【0015】図12は、図11中の昇圧回路182の内
部構成を示す回路図である。昇圧回路182の入力端子
201にはAND回路回路183の出力が供与される。
入力端子201は、インバータ202,遅延回路203
及びインバータ204を介して、キャパシタ205の一
方の電極に接続されている。このキャパシタの他方の電
極は、出力回路のNMOSトランジスタ185の制御信
号を出力するための出力端子208に接続されている。
また、入力端子201と出力端子208との間にNMO
Sトランジスタ206が介設されており、このトランジ
スタ206のゲート電極は第1電源に接続されている。
さらに、入力端子201と出力端子208との間にNM
OSトランジスタ207が介設されており、このトラン
ジスタ207のゲート電極にインバータ202の出力が
供与されるようになっている。
部構成を示す回路図である。昇圧回路182の入力端子
201にはAND回路回路183の出力が供与される。
入力端子201は、インバータ202,遅延回路203
及びインバータ204を介して、キャパシタ205の一
方の電極に接続されている。このキャパシタの他方の電
極は、出力回路のNMOSトランジスタ185の制御信
号を出力するための出力端子208に接続されている。
また、入力端子201と出力端子208との間にNMO
Sトランジスタ206が介設されており、このトランジ
スタ206のゲート電極は第1電源に接続されている。
さらに、入力端子201と出力端子208との間にNM
OSトランジスタ207が介設されており、このトラン
ジスタ207のゲート電極にインバータ202の出力が
供与されるようになっている。
【0016】図12に示す昇圧回路182では、入力信
号がLレベルであるときには、トランジスタ7の働きに
よって出力信号がLレベルとなる。一方、入力信号がL
レベルからHレベルに遷移すると、トランジスタ206
の働きによって出力信号の電圧レベルが第1電源の電圧
レベル−Vthまで上昇する。ここに、Vthはトラン
ジスタ206のしきい値電圧である。
号がLレベルであるときには、トランジスタ7の働きに
よって出力信号がLレベルとなる。一方、入力信号がL
レベルからHレベルに遷移すると、トランジスタ206
の働きによって出力信号の電圧レベルが第1電源の電圧
レベル−Vthまで上昇する。ここに、Vthはトラン
ジスタ206のしきい値電圧である。
【0017】この時点では、インバータ204の出力が
Lレベルであるから、キャパシタ205がVDD−Vt
hに充電される。そして、遅延回路203によって決ま
る遅延時間後に、インバータ204がキャパシタ205
の一方の電極の電位を持ち上げる。これにより、出力信
号の電圧レベルはVDD+α(α>0)となる。つま
り、入力信号がHレベルになると、出力信号は入力信号
より高い昇圧レベルの信号となる。
Lレベルであるから、キャパシタ205がVDD−Vt
hに充電される。そして、遅延回路203によって決ま
る遅延時間後に、インバータ204がキャパシタ205
の一方の電極の電位を持ち上げる。これにより、出力信
号の電圧レベルはVDD+α(α>0)となる。つま
り、入力信号がHレベルになると、出力信号は入力信号
より高い昇圧レベルの信号となる。
【0018】データ読み出し動作が確定したとき、出力
データ信号がLレベルの場合、昇圧回路182によりN
MOSトランジスタ185のゲートがLレベルに、AN
D回路184によりMOSトランジスタ186のゲート
はHレベルに制御される。よって、NMOSトランジス
タ185がOFFし、NMOSトランジスタ186がO
Nして、出力端子189にLowデータが出力される。
一方、出力データ信号がHレベルの場合には、昇圧回路
182によりNMOSトランジスタ185のゲートは昇
圧レベルに、AND回路184によりNMOSトランジ
スタ186のゲートはLレベルに制御される。よって、
NMOSトランジスタ185がONし、NMOSトラン
ジスタ186がOFFして、出力端子189にHigh
データが出力される。
データ信号がLレベルの場合、昇圧回路182によりN
MOSトランジスタ185のゲートがLレベルに、AN
D回路184によりMOSトランジスタ186のゲート
はHレベルに制御される。よって、NMOSトランジス
タ185がOFFし、NMOSトランジスタ186がO
Nして、出力端子189にLowデータが出力される。
一方、出力データ信号がHレベルの場合には、昇圧回路
182によりNMOSトランジスタ185のゲートは昇
圧レベルに、AND回路184によりNMOSトランジ
スタ186のゲートはLレベルに制御される。よって、
NMOSトランジスタ185がONし、NMOSトラン
ジスタ186がOFFして、出力端子189にHigh
データが出力される。
【0019】なお、Highデータ出力の際、NMOS
トランジスタ185のゲートが昇圧電圧とされない場合
には、下記の問題がある。第1電源の電圧レベルをVD
Dとして、Highデータ出力の際、NMOSトランジ
スタ185のゲートの電圧レベルがVDDの時には、N
MOSトランジスタ185のしきい値電圧をVthとす
ると、出力端子189にVDD−Vthの電圧レベルし
か出力されない。一方、NMOSトランジスタ185の
ゲートの電位をVDD+Vthの昇圧電圧にした場合に
は、出力端子189の電圧レベルはVDD+Vth−V
th=VDDとなり、十分なHighデータが得られ
る。よって、DRAMの出力回路では、Highデータ
読み出し時、NMOSトランジスタ185のゲート端子
を昇圧電圧にして十分なHighデータが出力できるよ
うにしている。
トランジスタ185のゲートが昇圧電圧とされない場合
には、下記の問題がある。第1電源の電圧レベルをVD
Dとして、Highデータ出力の際、NMOSトランジ
スタ185のゲートの電圧レベルがVDDの時には、N
MOSトランジスタ185のしきい値電圧をVthとす
ると、出力端子189にVDD−Vthの電圧レベルし
か出力されない。一方、NMOSトランジスタ185の
ゲートの電位をVDD+Vthの昇圧電圧にした場合に
は、出力端子189の電圧レベルはVDD+Vth−V
th=VDDとなり、十分なHighデータが得られ
る。よって、DRAMの出力回路では、Highデータ
読み出し時、NMOSトランジスタ185のゲート端子
を昇圧電圧にして十分なHighデータが出力できるよ
うにしている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、以下のような問題があった。
ような構成では、以下のような問題があった。
【0021】第1の問題として、XRASがLレベルの
ときつまり動作モードのときには、昇圧電源106に接
続されているトランジスタや接合部において、トランジ
スタオフリーク電流、接合リーク電流が生じるために、
これらの消費電荷が副昇圧電源発生回路103の電荷供
給能力を上回る場合には、昇圧電源106の電圧レベル
が徐々に低下してしまう。特に、XRASのLレベルの
期間が長くなると、その間、主昇圧電源発生回路103
からの電荷の供給がないので、昇圧電源106の電圧レ
ベルが大きく低下することがある。そのため、XRAS
サイクル内における情報のリストア、書き込み電圧不足
や、次のXRASサイクルにおける読み出し電圧不足に
より回路が誤動作する虞れがあった。
ときつまり動作モードのときには、昇圧電源106に接
続されているトランジスタや接合部において、トランジ
スタオフリーク電流、接合リーク電流が生じるために、
これらの消費電荷が副昇圧電源発生回路103の電荷供
給能力を上回る場合には、昇圧電源106の電圧レベル
が徐々に低下してしまう。特に、XRASのLレベルの
期間が長くなると、その間、主昇圧電源発生回路103
からの電荷の供給がないので、昇圧電源106の電圧レ
ベルが大きく低下することがある。そのため、XRAS
サイクル内における情報のリストア、書き込み電圧不足
や、次のXRASサイクルにおける読み出し電圧不足に
より回路が誤動作する虞れがあった。
【0022】第2の問題として、XRASの立ち下がり
に同期して電位制限回路105が動作すると、ワード線
の立ち上げにより昇圧電源106の電荷を消費させる前
に昇圧電源106から電荷を引き抜いてしまう。このた
め、ワード線が立ち上がる時、またはそれ以降に再び昇
圧電源106に電荷を供給しなければならなくなり、無
駄な消費電力の増大やワード線の立ち上げ動作の遅延を
招く虞れがあった。
に同期して電位制限回路105が動作すると、ワード線
の立ち上げにより昇圧電源106の電荷を消費させる前
に昇圧電源106から電荷を引き抜いてしまう。このた
め、ワード線が立ち上がる時、またはそれ以降に再び昇
圧電源106に電荷を供給しなければならなくなり、無
駄な消費電力の増大やワード線の立ち上げ動作の遅延を
招く虞れがあった。
【0023】第3の問題として、データ読み出し時に、
読出し動作が確定しかつ出力データがHighデータで
あることが確定してから出力回路108のNMOSトラ
ンジスタ185のゲート端子を昇圧していたこと、及び
昇圧回路が遅延回路を有していたことにより、High
データの読み出しに長時間を要していた。
読出し動作が確定しかつ出力データがHighデータで
あることが確定してから出力回路108のNMOSトラ
ンジスタ185のゲート端子を昇圧していたこと、及び
昇圧回路が遅延回路を有していたことにより、High
データの読み出しに長時間を要していた。
【0024】本発明は斯かる各問題点に鑑み、下記の目
的を有する。
的を有する。
【0025】第1の目的は、XRASのLレベルの期間
が長くなったときでも、昇圧電源の電荷不足に起因する
回路の誤動作を有効に防止することにある。
が長くなったときでも、昇圧電源の電荷不足に起因する
回路の誤動作を有効に防止することにある。
【0026】第2の目的は、昇圧電源により電荷を供給
する信号線の電位を制限する際における無駄な電力の消
費と信号線の立上がり動作の遅延とを有効に防止するこ
とにある。
する信号線の電位を制限する際における無駄な電力の消
費と信号線の立上がり動作の遅延とを有効に防止するこ
とにある。
【0027】第3の目的は、データ読出しにおいて、H
ighデータの読出し速度の高速化を図ることにある。
ighデータの読出し速度の高速化を図ることにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の半導体集
積回路は、能動素子が配置される被制御回路部と、上記
能動素子に接続される内部昇圧電源と、上記被制御回路
部の能動素子の動作・待機を指令する外部信号を受け上
記内部昇圧電源に電荷を供給する昇圧電源発生回路とを
備えた半導体集積回路を対象とする。そして、上記昇圧
電源発生回路に、上記外部信号に同期して動作し、上記
外部信号が動作モードの時に上記内部昇圧電源に所定量
の電荷を供給する少なくとも1つの主昇圧電源発生回路
と、発振信号を生成する発振回路と、上記発振回路で生
成された発振信号を受け、発振信号の周波数に応じた電
荷量を上記内部昇圧電源に供給可能に構成された副昇圧
電源発生回路と、上記外部信号を受け、外部信号が動作
モードの時には待機モードの時よりも電荷供給能力を高
くするよう上記副昇圧電源発生回路の電荷供給能力を切
換える供給能力切り換え手段とを備えている。
積回路は、能動素子が配置される被制御回路部と、上記
能動素子に接続される内部昇圧電源と、上記被制御回路
部の能動素子の動作・待機を指令する外部信号を受け上
記内部昇圧電源に電荷を供給する昇圧電源発生回路とを
備えた半導体集積回路を対象とする。そして、上記昇圧
電源発生回路に、上記外部信号に同期して動作し、上記
外部信号が動作モードの時に上記内部昇圧電源に所定量
の電荷を供給する少なくとも1つの主昇圧電源発生回路
と、発振信号を生成する発振回路と、上記発振回路で生
成された発振信号を受け、発振信号の周波数に応じた電
荷量を上記内部昇圧電源に供給可能に構成された副昇圧
電源発生回路と、上記外部信号を受け、外部信号が動作
モードの時には待機モードの時よりも電荷供給能力を高
くするよう上記副昇圧電源発生回路の電荷供給能力を切
換える供給能力切り換え手段とを備えている。
【0029】これにより、被制御回路の能動素子が動作
モードの時の時間が長いときには、その間に当該能動素
子に接続される信号線に接続される多数のトランジスタ
等のオフリーク電流や接合リーク電流によって、内部昇
圧電源の電荷が消費される。そのとき、供給能力切り換
え手段により、発振回路の周波数や副昇圧電源発生回路
のコンデンサの電荷量の変更等により、常時内部昇圧電
源に電荷を供給する副昇圧電源発生回路の電荷供給能力
が、動作モード時には大きく待機モード時には小さく切
り換えられる。したがって、待機モード時における内部
昇圧電源の電荷量が過大になることもなく、動作モード
が長いときでも内部昇圧電源の電圧レベルの低下が未然
に防止される。すなわち、内部昇圧電源の電圧レベルの
低下に起因する回路の誤動作が防止されることになる。
モードの時の時間が長いときには、その間に当該能動素
子に接続される信号線に接続される多数のトランジスタ
等のオフリーク電流や接合リーク電流によって、内部昇
圧電源の電荷が消費される。そのとき、供給能力切り換
え手段により、発振回路の周波数や副昇圧電源発生回路
のコンデンサの電荷量の変更等により、常時内部昇圧電
源に電荷を供給する副昇圧電源発生回路の電荷供給能力
が、動作モード時には大きく待機モード時には小さく切
り換えられる。したがって、待機モード時における内部
昇圧電源の電荷量が過大になることもなく、動作モード
が長いときでも内部昇圧電源の電圧レベルの低下が未然
に防止される。すなわち、内部昇圧電源の電圧レベルの
低下に起因する回路の誤動作が防止されることになる。
【0030】上記被制御回路をDRAM等の揮発性メモ
リ,又はEEPROM,強誘電体メモリ等の不揮発性メ
モリのうちのいずれか1つのメモリ装置とし、上記信号
線を、上記メモリ装置のメモリセル部のワード線である
場合には、トランジスタのオフリーク電流や接合リーク
電流により、動作モード時における内部昇圧電源の電圧
レベルの低下が大きくなる虞れがあるが、かかる場合に
も内部昇圧電源の電圧レベルの低下に起因する回路の誤
動作等が確実に防止されることになる。
リ,又はEEPROM,強誘電体メモリ等の不揮発性メ
モリのうちのいずれか1つのメモリ装置とし、上記信号
線を、上記メモリ装置のメモリセル部のワード線である
場合には、トランジスタのオフリーク電流や接合リーク
電流により、動作モード時における内部昇圧電源の電圧
レベルの低下が大きくなる虞れがあるが、かかる場合に
も内部昇圧電源の電圧レベルの低下に起因する回路の誤
動作等が確実に防止されることになる。
【0031】本発明の第2の半導体集積回路は、能動素
子が配置される被制御回路部と、上記能動素子に信号線
を介して接続される内部昇圧電源と、上記被制御回路部
の能動素子の動作・待機を指令する外部信号を受け上記
内部昇圧電源に電荷を供給する昇圧電源発生回路とを備
えた半導体集積回路において、上記昇圧電源発生回路
は、上記外部信号に同期して作動し、上記外部信号が動
作モードの時に上記内部昇圧電源に所定量の電荷を供給
する少なくとも1つの主昇圧電源発生回路と、発振信号
を生成する発振回路と、上記発振回路で生成された発振
信号を受け、発振信号の周波数に応じた電荷量を上記内
部昇圧電源に供給可能に構成された副昇圧電源発生回路
と、上記内部昇圧電源の電荷を消費する上記被制御回路
の信号線を動作させた後に上記内部昇圧電源の電荷を引
き抜きを開始することにより、内部昇圧電源の電位を設
定レベル以下に制限する電位制限手段とを備えている。
子が配置される被制御回路部と、上記能動素子に信号線
を介して接続される内部昇圧電源と、上記被制御回路部
の能動素子の動作・待機を指令する外部信号を受け上記
内部昇圧電源に電荷を供給する昇圧電源発生回路とを備
えた半導体集積回路において、上記昇圧電源発生回路
は、上記外部信号に同期して作動し、上記外部信号が動
作モードの時に上記内部昇圧電源に所定量の電荷を供給
する少なくとも1つの主昇圧電源発生回路と、発振信号
を生成する発振回路と、上記発振回路で生成された発振
信号を受け、発振信号の周波数に応じた電荷量を上記内
部昇圧電源に供給可能に構成された副昇圧電源発生回路
と、上記内部昇圧電源の電荷を消費する上記被制御回路
の信号線を動作させた後に上記内部昇圧電源の電荷を引
き抜きを開始することにより、内部昇圧電源の電位を設
定レベル以下に制限する電位制限手段とを備えている。
【0032】これにより、信号線を立ち上げる際あるい
はその後再度主昇圧電源発生回路を駆動させる必要がな
いので、信号線の立ち上げ速度を高速化でき、また、無
駄な電荷の消費が抑えられるので消費電力を低減でき
る。
はその後再度主昇圧電源発生回路を駆動させる必要がな
いので、信号線の立ち上げ速度を高速化でき、また、無
駄な電荷の消費が抑えられるので消費電力を低減でき
る。
【0033】本発明の第3の集積回路は、能動素子が配
置される被制御回路部と、上記能動素子に信号線を介し
て接続される内部昇圧電源と、上記被制御回路部からの
データの取出しを指令する外部信号を受け上記内部昇圧
電源に電荷を供給する昇圧電源発生回路とを備えた半導
体集積回路において、上記昇圧電源発生回路は、上記外
部信号に応じて、上記被制御回路からのデータの出力動
作を確定する出力確定信号を出力する制御回路と、上記
内部昇圧電源により制御されるトランジスタと出力デー
タ信号に応じてデータを出力するトランジスタとを有
し、上記制御回路からの出力確定信号を受けたときに、
上記内部昇圧電源により制御されるトランジスタのゲー
トに上記内部昇圧電源からの電圧を供給し、上記出力デ
ータ信号に応じてデータを出力するトランジスタを用い
て出力データを外部に出力するように構成された出力回
路と、出力側が上記内部昇圧電源及び上記出力回路に接
続され、上記出力確定信号を受けたときに、出力データ
が確定する前に、上記内部昇圧電源及び上記出力回路の
上記トランジスタのゲートに電荷を供給する主昇圧電源
発生回路とを備えている。
置される被制御回路部と、上記能動素子に信号線を介し
て接続される内部昇圧電源と、上記被制御回路部からの
データの取出しを指令する外部信号を受け上記内部昇圧
電源に電荷を供給する昇圧電源発生回路とを備えた半導
体集積回路において、上記昇圧電源発生回路は、上記外
部信号に応じて、上記被制御回路からのデータの出力動
作を確定する出力確定信号を出力する制御回路と、上記
内部昇圧電源により制御されるトランジスタと出力デー
タ信号に応じてデータを出力するトランジスタとを有
し、上記制御回路からの出力確定信号を受けたときに、
上記内部昇圧電源により制御されるトランジスタのゲー
トに上記内部昇圧電源からの電圧を供給し、上記出力デ
ータ信号に応じてデータを出力するトランジスタを用い
て出力データを外部に出力するように構成された出力回
路と、出力側が上記内部昇圧電源及び上記出力回路に接
続され、上記出力確定信号を受けたときに、出力データ
が確定する前に、上記内部昇圧電源及び上記出力回路の
上記トランジスタのゲートに電荷を供給する主昇圧電源
発生回路とを備えている。
【0034】これにより、出力回路からデータを出力す
る際には、昇圧電源を利用して、出力データの確定前に
トランジスタのゲートが昇圧電圧レベルに昇圧されるの
で、Highデータの読み出し速度が高速となる。ま
た、昇圧電源には、一般にはXCAS(又はXOE)の
立ち下がりに同期して主昇圧電源発生回路から電荷が供
給されるので、出力トランジスタのゲートを昇圧する際
に危惧される昇圧電源の電圧レベルの低下が未然に防止
される。
る際には、昇圧電源を利用して、出力データの確定前に
トランジスタのゲートが昇圧電圧レベルに昇圧されるの
で、Highデータの読み出し速度が高速となる。ま
た、昇圧電源には、一般にはXCAS(又はXOE)の
立ち下がりに同期して主昇圧電源発生回路から電荷が供
給されるので、出力トランジスタのゲートを昇圧する際
に危惧される昇圧電源の電圧レベルの低下が未然に防止
される。
【0035】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明する。
【0036】(第1実施例)
図1は、第1に係る昇圧電源発生回路の一部を示すブロ
ック図であって、昇圧電源発生回路の基本的な構成は上
記従来の技術で説明した図8に示すものとほぼ同様であ
る。図1に示すように、本実施例では、互いに異なる発
振周波数f1,f2を有する2つの第1,第2発振回路
2A,2Bが設けられており、さらに、各発振回路2
A,2Bの出力を受け、XRASの信号状態に応じてい
ずれかの出力のみ導通させるよう切り換える周波数切り
換え回路11が配置されている。そして、副昇圧電源発
生回路3の入力側は上記周波数切り換え回路11の出力
側に接続され、副昇圧電源発生回路3の出力側には、昇
圧電源6が接続されている。すなわち、XRASにより
制御される周波数切り換え回路11の出力信号により副
昇圧電源発生回路3の動作,非動作を制御する構成とな
っている。ただし、f2>f1となるように予め設定さ
れている。
ック図であって、昇圧電源発生回路の基本的な構成は上
記従来の技術で説明した図8に示すものとほぼ同様であ
る。図1に示すように、本実施例では、互いに異なる発
振周波数f1,f2を有する2つの第1,第2発振回路
2A,2Bが設けられており、さらに、各発振回路2
A,2Bの出力を受け、XRASの信号状態に応じてい
ずれかの出力のみ導通させるよう切り換える周波数切り
換え回路11が配置されている。そして、副昇圧電源発
生回路3の入力側は上記周波数切り換え回路11の出力
側に接続され、副昇圧電源発生回路3の出力側には、昇
圧電源6が接続されている。すなわち、XRASにより
制御される周波数切り換え回路11の出力信号により副
昇圧電源発生回路3の動作,非動作を制御する構成とな
っている。ただし、f2>f1となるように予め設定さ
れている。
【0037】次に、以上のように構成された昇圧電源発
生回路の動作を説明する。
生回路の動作を説明する。
【0038】XRASがHレベル、すなわち待機時は、
周波数切り換え回路11において、第1発振回路2Aの
出力が選択され、副昇圧電源発生回路3に発振周波数f
1の信号が入力され、副昇圧電源発生回路3は発振周波
数f1で動作して、昇圧電源106に所定量の電荷を供
給して昇圧電源6の電圧レベルを押し上げる。この待機
時においては、適当な昇圧電源6の電圧レベルを保持し
さえすればよいので、副昇圧電源発生回路3の電荷供給
能力は小さくてよく、低消費電力化を図ることができ
る。
周波数切り換え回路11において、第1発振回路2Aの
出力が選択され、副昇圧電源発生回路3に発振周波数f
1の信号が入力され、副昇圧電源発生回路3は発振周波
数f1で動作して、昇圧電源106に所定量の電荷を供
給して昇圧電源6の電圧レベルを押し上げる。この待機
時においては、適当な昇圧電源6の電圧レベルを保持し
さえすればよいので、副昇圧電源発生回路3の電荷供給
能力は小さくてよく、低消費電力化を図ることができ
る。
【0039】XRASがLレベル、すなわち動作時に
は、周波数切り換え回路11において、第2発振回路2
Bの出力が選択され、副昇圧電源発生回路3に発振周波
数f2の信号が入力され、副昇圧電源発生回路3は発振
周波数f2で動作して、昇圧電源106に第2電荷量を
供給して昇圧電源6の電圧レベルを押し上げる。このと
き、f1<f2と設定されているので、副昇圧電源発生
回路3から供給される電荷量は待機時に比して大きい。
このように、XRASのLレベルの期間が長い場合で
も、短い周期で副昇圧電源発生回路3を動作させ、昇圧
電源6に大きな電荷量を供給するので、トランジスタオ
フリーク電流や接合リーク電流による昇圧電源6の電圧
レベル低下が抑制され、昇圧電源6の電圧レベル低下に
起因する回路の誤動作を防止できる。
は、周波数切り換え回路11において、第2発振回路2
Bの出力が選択され、副昇圧電源発生回路3に発振周波
数f2の信号が入力され、副昇圧電源発生回路3は発振
周波数f2で動作して、昇圧電源106に第2電荷量を
供給して昇圧電源6の電圧レベルを押し上げる。このと
き、f1<f2と設定されているので、副昇圧電源発生
回路3から供給される電荷量は待機時に比して大きい。
このように、XRASのLレベルの期間が長い場合で
も、短い周期で副昇圧電源発生回路3を動作させ、昇圧
電源6に大きな電荷量を供給するので、トランジスタオ
フリーク電流や接合リーク電流による昇圧電源6の電圧
レベル低下が抑制され、昇圧電源6の電圧レベル低下に
起因する回路の誤動作を防止できる。
【0040】なお、本実施例では、副昇圧電源発生回路
3を駆動させる周波数をDRAMの待機時と動作時で切
り換えることにより、待機時と動作時の電荷供給能力を
切り換えて動作時の昇圧電源の電圧レベル低下を抑制す
るようにしたが、昇圧電源6に電荷を供給するコンデン
サの容量の異なる副昇圧電源発生回路を2つ配置して、
待機時と動作時とでいずれかの副昇圧電源発生回路から
昇圧電源6に電荷を供給するように切換えることによ
り、本実施例と同様の効果を発揮することができる。
3を駆動させる周波数をDRAMの待機時と動作時で切
り換えることにより、待機時と動作時の電荷供給能力を
切り換えて動作時の昇圧電源の電圧レベル低下を抑制す
るようにしたが、昇圧電源6に電荷を供給するコンデン
サの容量の異なる副昇圧電源発生回路を2つ配置して、
待機時と動作時とでいずれかの副昇圧電源発生回路から
昇圧電源6に電荷を供給するように切換えることによ
り、本実施例と同様の効果を発揮することができる。
【0041】また、本発明は、DRAMのワード線に接
続される昇圧電源発生回路だけでなく、その他各種半導
体集積回路の信号線に接続される昇圧電源発生回路に適
用することができる。
続される昇圧電源発生回路だけでなく、その他各種半導
体集積回路の信号線に接続される昇圧電源発生回路に適
用することができる。
【0042】(第2実施例)
次に、第2実施例について説明する。図2は、第2実施
例に係る昇圧電源発生回路の一部の構成を示すブロック
図である。図2に示すように、本実施例では、上記第1
実施例における図1に示す回路とは異なり、周波数切り
換え回路11は、XRASではなく2つの第1,第2レ
ベル検知回路1A,1Bの出力によって制御されるよう
に構成されている。ただし、各レベル検知回路1A,1
Bは、昇圧電源6のレベルを検知するものであって、第
1レベル検知回路1Aの検知レベルV1は、第2レベル
検知回路1Bの検知レベルV2より高く設定されてい
る。つまり、V1>V2である。また、各発振回路2
A,2Bの発振周波数f1,f2間の関係は、上記第1
実施例と同様である。
例に係る昇圧電源発生回路の一部の構成を示すブロック
図である。図2に示すように、本実施例では、上記第1
実施例における図1に示す回路とは異なり、周波数切り
換え回路11は、XRASではなく2つの第1,第2レ
ベル検知回路1A,1Bの出力によって制御されるよう
に構成されている。ただし、各レベル検知回路1A,1
Bは、昇圧電源6のレベルを検知するものであって、第
1レベル検知回路1Aの検知レベルV1は、第2レベル
検知回路1Bの検知レベルV2より高く設定されてい
る。つまり、V1>V2である。また、各発振回路2
A,2Bの発振周波数f1,f2間の関係は、上記第1
実施例と同様である。
【0043】ここで、昇圧電源6の電圧レベルが第1レ
ベル検知回路1Aの検知レベルV1より低い時は、副昇
圧電源発生回路3は周波数f1で駆動されて昇圧電源6
に小さな電荷量を供給し、昇圧電源6の電圧レベルを多
少押し上げる。一方、昇圧電源6の電圧レベルが第2レ
ベル検知回路1Bの検知レベルV2よりも低い時は、副
昇圧電源発生回路3は周波数f2で駆動されて昇圧電源
6に大きな電荷を供給し、昇圧電源6の電圧レベルを大
きく押し上げることになる。
ベル検知回路1Aの検知レベルV1より低い時は、副昇
圧電源発生回路3は周波数f1で駆動されて昇圧電源6
に小さな電荷量を供給し、昇圧電源6の電圧レベルを多
少押し上げる。一方、昇圧電源6の電圧レベルが第2レ
ベル検知回路1Bの検知レベルV2よりも低い時は、副
昇圧電源発生回路3は周波数f2で駆動されて昇圧電源
6に大きな電荷を供給し、昇圧電源6の電圧レベルを大
きく押し上げることになる。
【0044】このように、昇圧電源6の電圧レベルが第
2レベル検知回路1Bの検知レベルV2より低い時つま
り回路内の消費電力が大きくて昇圧電源6の電圧レベル
の低下が激しい時には、短い周期で副昇圧電源発生回路
3が駆動されるので、昇圧電源6の電圧レベルの低下に
起因する回路の誤動作等を有効に防止することができ
る。本実施例では、上記第1実施例に比べ、昇圧電源6
の現実の電圧レベルに応じた電荷供給量の制御が行なわ
れるので、上記第1実施例よりもさらに確実に回路の誤
動作等を防止しうる利点がある。
2レベル検知回路1Bの検知レベルV2より低い時つま
り回路内の消費電力が大きくて昇圧電源6の電圧レベル
の低下が激しい時には、短い周期で副昇圧電源発生回路
3が駆動されるので、昇圧電源6の電圧レベルの低下に
起因する回路の誤動作等を有効に防止することができ
る。本実施例では、上記第1実施例に比べ、昇圧電源6
の現実の電圧レベルに応じた電荷供給量の制御が行なわ
れるので、上記第1実施例よりもさらに確実に回路の誤
動作等を防止しうる利点がある。
【0045】なお、本実施例では、副昇圧電源発生回路
3を駆動させる周波数をDRAMの待機時と動作時で切
り換えることにより、待機時と動作時の電荷供給能力を
切り換えて動作時の昇圧電源の電圧レベル低下を抑制す
るようにしたが、昇圧電源6に電荷を供給するコンデン
サの容量の異なる副昇圧電源発生回路を2つ配置して、
待機時と動作時とでいずれかの副昇圧電源発生回路から
昇圧電源6に電荷を供給するように切換えることによ
り、本実施例と同様の効果を発揮することができる。
3を駆動させる周波数をDRAMの待機時と動作時で切
り換えることにより、待機時と動作時の電荷供給能力を
切り換えて動作時の昇圧電源の電圧レベル低下を抑制す
るようにしたが、昇圧電源6に電荷を供給するコンデン
サの容量の異なる副昇圧電源発生回路を2つ配置して、
待機時と動作時とでいずれかの副昇圧電源発生回路から
昇圧電源6に電荷を供給するように切換えることによ
り、本実施例と同様の効果を発揮することができる。
【0046】また、本発明は、DRAMのワード線に接
続される昇圧電源発生回路や、その他各種半導体集積回
路の信号線に接続される昇圧電源発生回路に適用するこ
とができる。
続される昇圧電源発生回路や、その他各種半導体集積回
路の信号線に接続される昇圧電源発生回路に適用するこ
とができる。
【0047】(第3実施例)
次に、第3実施例について説明する。図3は、本実施例
に係る昇圧電源発生回路の一部の構成を示すブロック図
であり、図4は本実施例における制御信号とXRASと
のタイミングの関係を示すタイミングチャートである。
に係る昇圧電源発生回路の一部の構成を示すブロック図
であり、図4は本実施例における制御信号とXRASと
のタイミングの関係を示すタイミングチャートである。
【0048】本実施例では、昇圧電源6に電荷を供給す
る主昇圧電源発生回路4と、主昇圧電源発生回路4の電
荷を引き抜いて昇圧電源6の電圧レベルを制限する電位
制限回路5とに加え、電位制限回路5へのXRASの入
力タイミングを制御するための制御回路13が設けられ
ている。すなわち、主昇圧電源発生回路4の動作はXR
ASにより制御され、電位制限回路5の動作は制御回路
13から出力される制御信号S1により制御される。上
記制御回路5は、図4に示すXRASを入力し、XRA
Sが一定の遅延時間DTだけ遅れた信号である制御信号
S1を出力する。つまり、制御信号S1は、XRASの
Lレベルへの変化時から所定時間DTを経た時にLレベ
ルに変化する。なお、電位制限回路5自体の構成は、上
記図10に示す電位制限回路105の構成と基本的に同
じである。
る主昇圧電源発生回路4と、主昇圧電源発生回路4の電
荷を引き抜いて昇圧電源6の電圧レベルを制限する電位
制限回路5とに加え、電位制限回路5へのXRASの入
力タイミングを制御するための制御回路13が設けられ
ている。すなわち、主昇圧電源発生回路4の動作はXR
ASにより制御され、電位制限回路5の動作は制御回路
13から出力される制御信号S1により制御される。上
記制御回路5は、図4に示すXRASを入力し、XRA
Sが一定の遅延時間DTだけ遅れた信号である制御信号
S1を出力する。つまり、制御信号S1は、XRASの
Lレベルへの変化時から所定時間DTを経た時にLレベ
ルに変化する。なお、電位制限回路5自体の構成は、上
記図10に示す電位制限回路105の構成と基本的に同
じである。
【0049】以上のように構成された昇圧電源発生回路
について以下、図面を参照しながらその動作を説明す
る。
について以下、図面を参照しながらその動作を説明す
る。
【0050】まず、XRASがHレベル、すなわち待機
時は主昇圧電源発生回路4及び電位制限回路5は動作停
止状態にある。ここで、XRASがHレベルからLレベ
ルへと変化すると、主昇圧電源発生回路4が動作し、昇
圧電源6に電荷を供給して昇圧電源6の電圧レベルを押
し上げる。一方、電位制限回路5は、制御信号S1によ
り、主昇圧電源発生回路4の動作後所定時間DTを経た
時に動作し、昇圧電源6の電圧レベルが設定レベルより
大きい場合に電荷を引き抜いて、昇圧電源6の電圧レベ
ルを設定レベルに引き下げる。
時は主昇圧電源発生回路4及び電位制限回路5は動作停
止状態にある。ここで、XRASがHレベルからLレベ
ルへと変化すると、主昇圧電源発生回路4が動作し、昇
圧電源6に電荷を供給して昇圧電源6の電圧レベルを押
し上げる。一方、電位制限回路5は、制御信号S1によ
り、主昇圧電源発生回路4の動作後所定時間DTを経た
時に動作し、昇圧電源6の電圧レベルが設定レベルより
大きい場合に電荷を引き抜いて、昇圧電源6の電圧レベ
ルを設定レベルに引き下げる。
【0051】ここで、昇圧電源6の電荷を消費するワー
ド線の立ち上がり時間を推定して制御回路13の遅延時
間DTを予め設定しておけば、ワード線が立ち上がった
後に電位制限回路5が動作し、昇圧電源6の電荷を引き
抜くように構成することができる。すなわち、本実施例
では、従来のように、ワード線を立ち上げる際あるいは
その後再度主昇圧電源発生回路4を駆動させる必要がな
い。したがって、ワード線の立ち上げ速度を高速化で
き、また、無駄な電荷の消費が抑えられるので消費電力
を低減できる。
ド線の立ち上がり時間を推定して制御回路13の遅延時
間DTを予め設定しておけば、ワード線が立ち上がった
後に電位制限回路5が動作し、昇圧電源6の電荷を引き
抜くように構成することができる。すなわち、本実施例
では、従来のように、ワード線を立ち上げる際あるいは
その後再度主昇圧電源発生回路4を駆動させる必要がな
い。したがって、ワード線の立ち上げ速度を高速化で
き、また、無駄な電荷の消費が抑えられるので消費電力
を低減できる。
【0052】(第4実施例)
次に、第4実施例について説明する。図5は第4実施例
に係るDRAMの出力側に配置される回路の構成を示す
ブロック図であり、図13は図5内の昇圧回路の構成を
示す回路図である。図6は各信号のタイミング関係を示
すタイミングチャートである。
に係るDRAMの出力側に配置される回路の構成を示す
ブロック図であり、図13は図5内の昇圧回路の構成を
示す回路図である。図6は各信号のタイミング関係を示
すタイミングチャートである。
【0053】図5に示すように、本実施例では、上記図
11に示す従来の回路構成とは異なり、昇圧回路82は
昇圧電源6に接続されている。そして、この昇圧回路8
2の出力側に出力回路8が配置されている。また、昇圧
回路82の入力側には、XRAS、XCAS、XOE、
XWEを受けて、制御信号S2を出力する制御回路81
と、この制御信号S2と出力データ信号とのNAND演
算を行なうNAND回路83と、制御信号S2と出力デ
ータ信号の反転信号とのAND演算を行なうAND回路
84とが配設されている。そして、出力回路8内には、
第1電源と接地電源との間に直列に接続されたPMOS
トランジスタ85と2つのNMOSトランジスタ86,
87とが配置されており、各NMOSトランジスタ8
6,87との間の信号線から出力端子89を介してデー
タを出力するようになされている。また、PMOSトラ
ンジスタ85のゲートはNAND回路83の出力側に接
続され、NMOSトランジスタ86のゲートは昇圧回路
82の出力側に接続され、NMOSトランジスタ87の
ゲートはAND回路84の出力側に接続されている。そ
して、主昇圧電源発生回路4の動作は制御回路81の出
力により制御される。
11に示す従来の回路構成とは異なり、昇圧回路82は
昇圧電源6に接続されている。そして、この昇圧回路8
2の出力側に出力回路8が配置されている。また、昇圧
回路82の入力側には、XRAS、XCAS、XOE、
XWEを受けて、制御信号S2を出力する制御回路81
と、この制御信号S2と出力データ信号とのNAND演
算を行なうNAND回路83と、制御信号S2と出力デ
ータ信号の反転信号とのAND演算を行なうAND回路
84とが配設されている。そして、出力回路8内には、
第1電源と接地電源との間に直列に接続されたPMOS
トランジスタ85と2つのNMOSトランジスタ86,
87とが配置されており、各NMOSトランジスタ8
6,87との間の信号線から出力端子89を介してデー
タを出力するようになされている。また、PMOSトラ
ンジスタ85のゲートはNAND回路83の出力側に接
続され、NMOSトランジスタ86のゲートは昇圧回路
82の出力側に接続され、NMOSトランジスタ87の
ゲートはAND回路84の出力側に接続されている。そ
して、主昇圧電源発生回路4の動作は制御回路81の出
力により制御される。
【0054】図13に示すように、上記昇圧回路82の
入力端子には制御回路81の出力である制御信号S2が
供与される。入力端子はコンバータ20,第1インバー
タ21,第2インバータ22を介して出力端子に接続さ
れている。コンバータ20はインバータ23と2つのN
MOSトランジスタ24,25と、2つのPMOSトラ
ンジスタ26,27とにより構成されている。この昇圧
回路によれば、入力信号がHレベルになると、出力信号
は昇圧電源の利用によって入力信号より高い昇圧レベル
の信号となる。しかも、図12に示す構成とは異なり遅
延回路が不要となるので、入力信号のLレベルからHレ
ベルへの遷移に応答して出力信号がLレベルからHレベ
ルへ高速に遷移する。
入力端子には制御回路81の出力である制御信号S2が
供与される。入力端子はコンバータ20,第1インバー
タ21,第2インバータ22を介して出力端子に接続さ
れている。コンバータ20はインバータ23と2つのN
MOSトランジスタ24,25と、2つのPMOSトラ
ンジスタ26,27とにより構成されている。この昇圧
回路によれば、入力信号がHレベルになると、出力信号
は昇圧電源の利用によって入力信号より高い昇圧レベル
の信号となる。しかも、図12に示す構成とは異なり遅
延回路が不要となるので、入力信号のLレベルからHレ
ベルへの遷移に応答して出力信号がLレベルからHレベ
ルへ高速に遷移する。
【0055】以上のように構成された本実施例の回路で
は、XRAS、XCAS、XOE、XWEのタイミング
によりデータ読み出し動作が確定すると、主昇圧電源発
生回路4が駆動され、昇圧電源6に電荷を供給して昇圧
電源6の電圧レベルを押し上げるとともに、昇圧回路8
2がNMOSトランジスタ86のゲートを主昇圧電源発
生回路4から供給される昇圧電圧にするように制御す
る。図6に示すように、XRAS、XCASおよびXO
EがLレベルでかつ、XWEがHレベルの期間がデータ
読み出し動作時である。
は、XRAS、XCAS、XOE、XWEのタイミング
によりデータ読み出し動作が確定すると、主昇圧電源発
生回路4が駆動され、昇圧電源6に電荷を供給して昇圧
電源6の電圧レベルを押し上げるとともに、昇圧回路8
2がNMOSトランジスタ86のゲートを主昇圧電源発
生回路4から供給される昇圧電圧にするように制御す
る。図6に示すように、XRAS、XCASおよびXO
EがLレベルでかつ、XWEがHレベルの期間がデータ
読み出し動作時である。
【0056】ここで、本実施例では、従来のように昇圧
電源を介して主昇圧電源発生回路が昇圧回路に接続され
ている構成とは異なり、主昇圧電源発生回路4が昇圧電
源6と共に昇圧回路82に直接接続されている。そし
て、データ読み出しが確定した後、出力データが確定す
る前にXCASの立ち下がりに同期して主昇圧電源発生
回路4を駆動する。そして、昇圧回路82の制御によ
り、NMOSトランジスタ86のゲートが昇圧電圧とな
りNMOSトランジスタ86がONする一方、NAND
回路83によりPMOSトランジスタがON状態に、A
ND回路84によりNMOSトランジスタ87がOFF
状態にそれぞれ制御されるので、出力端子89にHig
hデータが出力される。
電源を介して主昇圧電源発生回路が昇圧回路に接続され
ている構成とは異なり、主昇圧電源発生回路4が昇圧電
源6と共に昇圧回路82に直接接続されている。そし
て、データ読み出しが確定した後、出力データが確定す
る前にXCASの立ち下がりに同期して主昇圧電源発生
回路4を駆動する。そして、昇圧回路82の制御によ
り、NMOSトランジスタ86のゲートが昇圧電圧とな
りNMOSトランジスタ86がONする一方、NAND
回路83によりPMOSトランジスタがON状態に、A
ND回路84によりNMOSトランジスタ87がOFF
状態にそれぞれ制御されるので、出力端子89にHig
hデータが出力される。
【0057】従来の回路では、読出し動作が確定しかつ
出力データが確定してから昇圧回路によりNMOSトラ
ンジスタのゲートを昇圧電圧にしていたことや、昇圧回
路内に遅延回路が必要であったことにより、Highデ
ータの読出しに長時間を要していた。
出力データが確定してから昇圧回路によりNMOSトラ
ンジスタのゲートを昇圧電圧にしていたことや、昇圧回
路内に遅延回路が必要であったことにより、Highデ
ータの読出しに長時間を要していた。
【0058】それに対し、本実施例では、出力データの
確定前に昇圧電源を利用してNMOSトランジスタ86
のゲートを昇圧するので、Highデータの読み出し速
度を高速化できる。また、NMOSトランジスタ86の
ゲートを昇圧する際、出力トランジスタ86のゲート容
量が大きいため、昇圧電源6の電圧レベルが低下するこ
とが危惧されるが、XCASの立ち下がりに同期して主
昇圧電源発生回路4を駆動させ、昇圧電源6に電荷を供
給するため、昇圧電源6の電圧レベルの低下を未然に防
止することができる。
確定前に昇圧電源を利用してNMOSトランジスタ86
のゲートを昇圧するので、Highデータの読み出し速
度を高速化できる。また、NMOSトランジスタ86の
ゲートを昇圧する際、出力トランジスタ86のゲート容
量が大きいため、昇圧電源6の電圧レベルが低下するこ
とが危惧されるが、XCASの立ち下がりに同期して主
昇圧電源発生回路4を駆動させ、昇圧電源6に電荷を供
給するため、昇圧電源6の電圧レベルの低下を未然に防
止することができる。
【0059】なお、この第4実施例においてはデータ読
み出し動作が確定後、XCASの立ち下がりに同期して
主昇圧電源発生回路4を駆動させ、昇圧電源6の電圧レ
ベルを押し上げるとしたが、データ出力前にNMOSト
ランジスタ86のゲートを昇圧電圧にすればよいので、
XOEの立ち下がりに同期して主昇圧電源発生回路4を
駆動させてもよい。
み出し動作が確定後、XCASの立ち下がりに同期して
主昇圧電源発生回路4を駆動させ、昇圧電源6の電圧レ
ベルを押し上げるとしたが、データ出力前にNMOSト
ランジスタ86のゲートを昇圧電圧にすればよいので、
XOEの立ち下がりに同期して主昇圧電源発生回路4を
駆動させてもよい。
【0060】(第5実施例)
次に第5実施例について説明する。図7は、第5実施例
に係るDRAMの出力側に配置される回路の構成を示す
ブロック図である。本実施例の回路の構成は、上記第4
実施例における図5に示す回路の構成とほとんど同じで
あるが、本実施例では、制御回路81と昇圧回路82と
の間に出力データ信号と制御信号S2とのAND演算を
行なうAND回路88を介設し、AND回路88の出力
を主昇圧電源発生回路4と昇圧回路82とに入力させる
ように構成している点が異なる。
に係るDRAMの出力側に配置される回路の構成を示す
ブロック図である。本実施例の回路の構成は、上記第4
実施例における図5に示す回路の構成とほとんど同じで
あるが、本実施例では、制御回路81と昇圧回路82と
の間に出力データ信号と制御信号S2とのAND演算を
行なうAND回路88を介設し、AND回路88の出力
を主昇圧電源発生回路4と昇圧回路82とに入力させる
ように構成している点が異なる。
【0061】すなわち、本実施例では、主昇圧電源発生
回路4及び昇圧回路82がAND回路88によって制御
されるので、データの読出し動作が確定しただけではN
MOSトランジスタ86はONせず、データの読出し動
作が確定しかつ出力データがHighデータの時のみN
MOSトランジスタ86のゲートが昇圧電圧に昇圧さ
れ、NMOSトランジスタ86がONする。一方、上記
第4実施例では、出力データ信号がLowの時にも読出
し動作が確定すると、NMOSトランジスタ86がON
する。
回路4及び昇圧回路82がAND回路88によって制御
されるので、データの読出し動作が確定しただけではN
MOSトランジスタ86はONせず、データの読出し動
作が確定しかつ出力データがHighデータの時のみN
MOSトランジスタ86のゲートが昇圧電圧に昇圧さ
れ、NMOSトランジスタ86がONする。一方、上記
第4実施例では、出力データ信号がLowの時にも読出
し動作が確定すると、NMOSトランジスタ86がON
する。
【0062】したがって、本実施例では、上記第4実施
例と同様に回路の誤動作を防止できるに加え、主昇圧電
源発生回路4の駆動はHighデータの読み出し時だけ
でよいので、消費電力を低減しうる利点がある。
例と同様に回路の誤動作を防止できるに加え、主昇圧電
源発生回路4の駆動はHighデータの読み出し時だけ
でよいので、消費電力を低減しうる利点がある。
【0063】
【発明の効果】本発明の第1の半導体集積回路によれ
ば、発振回路の周波数や副昇圧電源発生回路のコンデン
サの電荷量の変更等により、常時内部昇圧電源に電荷を
供給する副昇圧電源発生回路の電荷供給能力を動作モー
ド時には大きく待機モード時には小さく切り換えらるよ
うにしたので、動作モードが長いときでも、内部昇圧電
源の電圧レベルの低下に起因する回路の誤動作を未然に
防止することができる。
ば、発振回路の周波数や副昇圧電源発生回路のコンデン
サの電荷量の変更等により、常時内部昇圧電源に電荷を
供給する副昇圧電源発生回路の電荷供給能力を動作モー
ド時には大きく待機モード時には小さく切り換えらるよ
うにしたので、動作モードが長いときでも、内部昇圧電
源の電圧レベルの低下に起因する回路の誤動作を未然に
防止することができる。
【0064】本発明の第2の半導体集積回路によれば、
電位制限回路による内部昇圧電源の電圧レベルの上昇制
限動作を信号線の電位が上昇したタイミングで行なうよ
うにしたので、昇圧信号線の立ち上げ速度を高速化で
き、また、無駄な電荷の消費の抑制により消費電力の低
減を図ることができる。
電位制限回路による内部昇圧電源の電圧レベルの上昇制
限動作を信号線の電位が上昇したタイミングで行なうよ
うにしたので、昇圧信号線の立ち上げ速度を高速化で
き、また、無駄な電荷の消費の抑制により消費電力の低
減を図ることができる。
【0065】本発明の第3の半導体集積回路によれば、
出力回路からデータを出力する際に、出力データの確定
前に昇圧電源を利用して出力トランジスタのゲートを昇
圧電圧レベルにするようにしたので、Highデータの
読出し速度の高速化を図ることができる。また、XCA
S(又はXOE)の立ち下がりに同期して主昇圧電源発
生回路より昇圧電源に電荷を供給するようにしたので、
出力トランジスタのゲートを昇圧する際に危惧される昇
圧電源の電圧レベルの低下を未然に防止することができ
る。
出力回路からデータを出力する際に、出力データの確定
前に昇圧電源を利用して出力トランジスタのゲートを昇
圧電圧レベルにするようにしたので、Highデータの
読出し速度の高速化を図ることができる。また、XCA
S(又はXOE)の立ち下がりに同期して主昇圧電源発
生回路より昇圧電源に電荷を供給するようにしたので、
出力トランジスタのゲートを昇圧する際に危惧される昇
圧電源の電圧レベルの低下を未然に防止することができ
る。
【図1】第1実施例に係る昇圧電源発生回路の一部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】第2実施例に係る昇圧電源発生回路の一部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図3】第3実施例に係る昇圧電源発生回路の一部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】第3実施例に係るXRAS信号及び制御信号の
タイミングチャート図である。
タイミングチャート図である。
【図5】第4実施例に係る昇圧電源発生回路の一部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図6】第4実施例における制御回路への入力信号のタ
イミングチャート図である
イミングチャート図である
【図7】第5実施例における昇圧電源発生回路の一部の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図8】従来の昇圧電源発生回路全体の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図9】従来の副昇圧電源発生回路の電気回路図であ
る。
る。
【図10】従来の電位制限回路の電気回路図である。
【図11】従来の出力回路の電気回路図である。
【図12】従来の昇圧回路の電気回路図である。
【図13】第4実施例に係る昇圧回路の電気回路図であ
る。
る。
1 レベル検知回路
2 発振回路
3 副昇圧電源発生回路
4 主昇圧電源発生回路
5 電位制限回路
6 昇圧電源
11 周波数切り換え回路
82 昇圧回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−12864(JP,A)
特開 平7−6582(JP,A)
特開 平6−20471(JP,A)
特開 平1−260848(JP,A)
特開 昭60−83419(JP,A)
特開 平5−266674(JP,A)
特開 平7−65576(JP,A)
特開 昭63−4491(JP,A)
特開 平5−191256(JP,A)
特開 平6−290587(JP,A)
特開 平7−38410(JP,A)
特開 平2−187987(JP,A)
特開 平5−2883(JP,A)
特開 平5−217373(JP,A)
特開 昭61−29488(JP,A)
特開 平4−102292(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11C 11/401 - 11/419
Claims (11)
- 【請求項1】 能動素子が配置される被制御回路部と、
上記能動素子に信号線を介して接続される内部昇圧電源
と、上記被制御回路部の能動素子の動作・待機を指令す
る外部信号を受け上記内部昇圧電源に電荷を供給する昇
圧電源発生回路とを備えた半導体集積回路において、 上記昇圧電源発生回路は、 上記外部信号に同期して動作し、上記外部信号が動作モ
ードの時に上記内部昇圧電源に所定量の電荷を供給する
少なくとも1つの主昇圧電源発生回路と、 発振信号を生成する発振回路と、 上記発振回路で生成された発振信号を受け、発振信号の
周波数に応じた電荷量を上記内部昇圧電源に供給可能に
構成された副昇圧電源発生回路と、 上記外部信号を受け、外部信号が動作モードの時には待
機モードの時よりも電荷供給能力を高くするよう上記副
昇圧電源発生回路の電荷供給能力を切換える供給能力切
り換え手段とを備えたことを特徴とする半導体集積回
路。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
て、 上記発振回路は、第1周波数の発振信号と上記第1周波
数よりも高い第2周波数の発振信号とを生成可能に構成
されており、 上記供給能力切り換え手段は、上記外部信号を受け、外
部信号が待機モードの時には上記第1周波数の発振信号
を、外部信号が動作モードのときには上記第2周波数の
発振信号を生成させるよう上記発振回路を制御する周波
数切り換え回路により構成されていることを特徴とする
半導体集積回路。 - 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路におい
て、 上記発振回路は、第1周波数の発振信号を生成する第1
発振回路と、上記第1周波数よりも高い第2周波数の発
振信号を生成する第2発振回路とからなり、 上記供給能力切り換え手段は、上記外部信号を受け、外
部信号が待機モードの時には上記第1発振回路の発振信
号を、外部信号が動作モードのときには上記第2発振回
路の発振信号をそれぞれ上記副昇圧電源発生回路に入力
させるよう切換える周波数切り換え回路により構成され
ていることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路におい
て、 上記副昇圧電源回路は、各々内部昇圧電源に電荷を供給
するコンデンサを内臓しかつ各コンデンサの容量が異な
る複数の副昇圧電源発生回路からなり、 上記供給能力切り換え手段は、上記外部信号を受けて、
外部信号が待機モードのときには小さい容量のコンデン
サを内臓する副昇圧電源発生回路により、外部信号が動
作モードのときには大きい容量のコンデンサを内蔵する
副昇圧電源回路により上記内部昇圧電源を昇圧させるよ
う切換える切り換え回路であることを特徴とする半導体
集積回路。 - 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の半導体集
積回路において、上記被制御回路をDRAM等の揮発性
メモリ,又はEEPROM,強誘電体メモリ等の不揮発
性メモリのうちのいずれか1つのメモリ装置とし、上記
信号線を、上記メモリ装置のメモリセル部のワード線と
することを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項6】 能動素子が配置される被制御回路部と、
上記能動素子に信号線を介して接続される内部昇圧電源
と、上記被制御回路部の能動素子の動作・待機を指令す
る外部信号を受け上記内部昇圧電源に電荷を供給する昇
圧電源発生回路とを備えた半導体集積回路において、 上記昇圧電源発生回路は、 上記外部信号に同期して作動し、上記外部信号が動作モ
ードの時に上記内部昇圧電源に所定量の電荷を供給する
少なくとも1つの主昇圧電源発生回路と、 発振信号を生成する発振回路と、 上記発振回路で生成された発振信号を受け、発振信号の
周波数に応じた電荷量を上記内部昇圧電源に供給可能に
構成された副昇圧電源発生回路と、 上記内部昇圧電源の電荷を消費する上記被制御回路の上
記 信号線を動作させた後に上記内部昇圧電源の電荷を引
き抜きを開始することにより、内部昇圧電源の電位を設
定レベル以下に制限する電位制限手段とを備えたことを
特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路におい
て、 上記電位制限手段は、 出力側が上記内部昇圧電源に接続されて、動作モードの
外部信号を受けたときに上記内部昇圧電源の電荷を引き
抜くように構成された電位制限回路と、 上記外部信号が、待機モードから動作モードに変化して
から上記被制御回路部の能動素子における電力消費によ
り内部昇圧電源が低下するまでの時間が経過してから、
動作モードの外部信号を上記電位制限回路に入力させる
よう制御する制御回路とにより構成されていることを特
徴とする半導体集積回路。 - 【請求項8】 請求項1,2,3,4又は5記載の半導
体集積回路において、 上記信号線の電位が上昇した後に上記内部昇圧電源の電
荷を引き抜くことにより、内部昇圧電源の電位を設定レ
ベル以下に制限する電位制限手段をさらに備えているこ
とを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項9】 能動素子が配置される被制御回路部と、
上記能動素子に信号線を介して接続される内部昇圧電源
と、上記被制御回路部からのデータの取出しを指令する
外部信号を受け上記内部昇圧電源に電荷を供給する昇圧
電源発生回路とを備えた半導体集積回路において、 上記昇圧電源発生回路は、 上記外部信号に応じて、上記被制御回路からのデータの
出力動作を確定する出力確定信号を出力する制御回路
と、 上記内部昇圧電源により制御されるトランジスタと出力
データ信号に応じてデータを出力するトランジスタとを
有し、上記制御回路からの出力確定信号を受けたとき
に、上記内部昇圧電源により制御されるトランジスタの
ゲートに上記内部昇圧電源からの電圧を供給し、上記出
力データ信号に応じてデータを出力するトランジスタを
用いて出力データを外部に出力するように構成された出
力回路と、 出力側が上記内部昇圧電源及び上記出力回路に接続さ
れ、上記出力確定信号を受けたときに、出力データが確
定する前に、上記内部昇圧電源及び上記出力回路の上記
トランジスタのゲートに電荷を供給する主昇圧電源発生
回路とを備えたことを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項10】 請求項9記載の半導体集積回路におい
て、 上記昇圧電源発生回路は、コラムアドレスストローブ信
号(XCAS)またはアウトプットイネーブル信号(X
OE)のHレベルからLレベルへの立ち下がりに同期し
て動作し、内部昇圧電源に電荷を供給することを特徴と
する半導体集積回路。 - 【請求項11】 請求項10記載の半導体集積回路にお
いて、 上記昇圧電源発生回路は、ライトイネーブル信号(XW
E)がHレベルの時に、XCASまたはXOEのHレベ
ルからLレベルへの立ち下がりに同期して動作し、内部
昇圧電源に電荷を供給することを特徴とする半導体集積
回路。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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