JP3473531B2 - 同軸コネクタ及び通信機装置 - Google Patents
同軸コネクタ及び通信機装置Info
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- H01H13/02—Details
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- H01R13/70—Structural association with built-in electrical component with built-in switch
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- H01R13/7031—Shorting, shunting or bussing of different terminals interrupted or effected on engagement of coupling part, e.g. for ESD protection, line continuity
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- H01R24/46—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency comprising impedance matching means or electrical components, e.g. filters or switches comprising switches
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
通信機装置に関する。
の中には、信号経路を切り換える機能を有する表面実装
タイプの同軸コネクタを使ったものがある。この同軸コ
ネクタは、通常、樹脂ケースと固定端子およびバネ性を
有する可動端子とがインサートモールドにより一体成形
されている。
5は、バネ可動機能を有するように構成された可動機構
部151と、可動機構部151に連接してコ字状に曲げ
加工されたリード部152とを有している。可動機構部
151はリード部152から両側に延びる腕部151a
と、腕部151aの両端部に形成された2つのバネ支持
部151b,151bと、バネ支持部151b,151
b間に跨って腕部151aと平行に延びるバネ可動部1
51cと、バネ可動部151cから突出して形成された
接触部151dを備えている。バネ可動部151cはバ
ネ支持部151b,151bで両端が支持固定され、中
央部が上方に膨らむように円弧状に形成され、この円弧
状のバネ機構のバネ性による付勢力によって、接触部1
51dが固定端子140の接触部141の下面に当接し
て固定端子140と可動端子155が接触接続する。
端子155は、一つの腕部151aしか有さず、折り曲
げ部分A,Bも2箇所しかなかった。このため、相手方
同軸コネクタの中心コンタクトとの圧接を繰り返すうち
に、可動端子155の塑性変形が起こり、バネ性が劣化
することがあった。つまり、相手方同軸コネクタを外し
た後、固定端子140と可動端子155との安定な接触
接続が得られず、場合によっては、接触することなくオ
ープンのままとなるおそれがあった。
続信頼性に優れた同軸コネクタ及び通信機装置を提供す
ることにある。
するため、本発明に係る同軸コネクタは、 (a)相手方同軸コネクタの中心コンタクトが挿入され
る凹部を設けた絶縁性ケースと、 (b)前記絶縁性ケースの凹部内に、前記中心コンタク
トの挿入方向に対して略直角の方向に突出するように配
設された可動端子と、 (c)前記絶縁性ケースの凹部内に、前記可動端子に接
触接続するように配設された固定端子と、 (d)前記絶縁性ケースの外側に装着され、前記相手方
同軸コネクタの外導体と電気的に接続する外部端子とを
備え、 (e)前記可動端子が、 額縁状の枠部と、前記額縁状の
枠部に両端が支持され、かつ、中央部が変位可能なバネ
性を有するバネ可動部と、前記バネ可動部に一体的に設
けられた、固定端子に接触接続する接触部と、前記枠部
の前記バネ可動部に対して平行な二つの腕部の一方の腕
部に接続された固定部とを備え、前記枠部の前記バネ可
動部に対して平行な二つの腕部をそれぞれ折り曲げ、他
方の腕部を前記絶縁性ケースに面密着させるとともに、
前記バネ可動部を円弧状に湾曲させており、 (f)前記相手方同軸コネクタが非装着のときに前記可
動端子の接触部と前記固定端子とが接触接続状態であ
り、前記相手方同軸コネクタが装着のときに前記可動端
子の接触部と前記固定端子とが解離状態であるように構
成されていること、を特徴とする。ここに、固定端子に
接触接続する可動端子の接触部は、円弧状に湾曲したバ
ネ可動部の頂部に設けるのが好ましい。また、一方の腕
部と固定部とを接続する部分が細くなっていることが好
ましい。
同軸コネクタの中心コンタクトとの圧接を繰り返して
も、可動端子の塑性変形が起こりにくく、バネ性が劣化
しない。さらに、バネ可動部を塑性変形で湾曲させて形
成するのではなく、平板を折り曲げ加工してたわませ、
バネ可動部を円弧状に湾曲した状態にするため、より一
層塑性変形が起こりにくい。
特徴を有する同軸コネクタを備えることにより、高信頼
性が得られる。
及び通信機装置の実施の形態について添付の図面を参照
して説明する。
す分解斜視図を図1に示す。この同軸コネクタ(同軸レ
セプタクル)1は、下側絶縁性ケース2A及び上側絶縁
性ケース2Bに2分割された合成樹脂製の絶縁性ケース
と、金属製の固定端子21、可動端子31及び外部端子
(外導体)41とで構成されている。
り、上面(分割面)の一辺側の二隅に上側絶縁性ケース
2Bを位置決めするためのガイド突起3が設けられてい
る。このガイド突起3の近傍並びに対向する他辺側に、
上側絶縁性ケース2Bの足(図示せず)を載せるための
凹状の足受け部4がそれぞれ設けられている。さらに、
下側絶縁性ケース2Aの対向する2辺のそれぞれの中央
部には、矩形の切欠部6,7が形成されている。この切
欠部6には、固定端子21のリード部24(後述)が収
容される。一方、切欠部7には、可動端子31のリード
部34(後述)が収容される。そして、切欠部6,7
は、両端子21,31のリード部24,34と下側絶縁
性ケース2Aとの間に、実装用はんだのフラックスの毛
細管現象が発生しない程度のクリアランスが形成できる
寸法に設定されている。
り、横断面が円形の導入穴13を中央部に有している。
この導入穴13は上側絶縁性ケース2Bを貫通してい
る。導入穴13には、相手方同軸コネクタの中心コンタ
クトが進入することになる。
割面)には、図示していないが、四つの円形の足が設け
られている。導入穴13と固定端子21が引き出される
側の辺の間には、横断面がV字形の溝15(図7参照)
が形成されている。溝15は、固定端子21が引き出さ
れる方向に対して直交する方向に延在している。
側絶縁性ケース2Aとの間にクリアランスを設けていて
も、実装用はんだが多過ぎて規定量を越えた場合には、
フラックスが絶縁性ケース2A,2Bと端子21,31
との隙間から侵入することになる。そこで、固定端子2
1と交差する溝15を上側絶縁性ケース2Bの分割面に
設けることにより、溝15が、絶縁性ケース2A,2B
と固定端子21との間に毛細管現象が発生しない程度の
隙間を確保し、フラックスの侵入を堰き止める。
金属板を打ち抜き、曲げ加工して形成されている。この
固定端子21は、可動端子31との接点となる接触部2
2と、絶縁性ケース2A,2Bに挟着される固定部23
と、L字状に曲げ加工されたリード部24とからなる。
接触部22は両側を所定の角度で折り曲げて形成されて
おり、水平面22aと水平面22aの両側の傾斜面22
bとを有している。
長円形の穴部26bが形成されており、この穴部26
a,26bが上側絶縁性ケース2Bの足にそれぞれ嵌合
して、固定端子21が円形穴部26aを基準にして上側
絶縁性ケース2Bに位置決め精度良く組み付けられる。
穴部26bを長円形にしたのは、製造誤差を吸収するた
めである。このとき、固定端子21は、接触部22の水
平面22aと固定部23が上側絶縁性ケース2Bの底面
に密着した状態で組み付けられる。ただし、固定端子2
1が溝15と交差する部分には隙間が発生している。
側面に対して略平行に下側に延在し、その先端部分は下
側絶縁性ケース2Aの底面と略面一になるように内側に
直角に曲げられ、はんだ付け部分として機能する。
等の金属板を所定の形状に打ち抜き、曲げ加工して形成
されている。この可動端子31は、図2〜図5に示すよ
うにバネ可動機能を有するように構成されかつ固定端子
21との接点となる可動接触部32と、絶縁性ケース2
A,2Bに挟着される固定部33と、L字状に曲げ加工
されたリード部34とからなる。可動接触部32は額縁
状の枠部37と、額縁状の枠部37に両端が支持された
バネ可動部38と、バネ可動部38の中央部に設けられ
た接触部39とを有している。
が高く、塑性変形が起こりにくい。具体的には、この枠
部37は、バネ可動部38が繋がりかつ該バネ可動部3
8に対して直角方向に延びる二つのバネ支持部37b,
37bと、バネ可動部38に対して平行な二つの腕部3
7a,37aとからなる。バネ可動部38は上方に円弧
状に膨らむように湾曲し、頂部(最上部)に所望の高さ
をもつ。接触部39は、円弧状に湾曲したバネ可動部3
8の頂部に設けられている。
腕部37a,37aをそれぞれ、その中央部が下方に膨
らむように2箇所A,B、C,Dで折り曲げることによ
り、形成されている。このように、バネ可動部38は塑
性変形で湾曲させたものではなく、平板をたわませて湾
曲状態を保持させたものである。従って、相手方同軸コ
ネクタを装着して変位させた場合、バネ可動部38は元
の平板の状態に戻ろうと反転するだけである。このた
め、相手方同軸コネクタの装着を繰り返しても、バネ可
動部38の塑性変形がより一層起きにくい。
長円形の穴部36bが形成されており、この穴部36
a,36bが上側絶縁性ケース2Bの足にそれぞれ嵌合
して、可動端子31が上側絶縁性ケース2Bに位置決め
精度良く組み付けられる。このとき、可動端子31は、
固定部33が上側絶縁性ケース2Bの底面に密着した状
態で組み付けられる。
側面に対して略平行に下側に延在し、その先端部分は下
側絶縁性ケース2Aの底面と略面一になるように内側に
直角に曲げられ、はんだ付け部分として機能する。
部端子41は、黄銅やバネ用燐青銅などの金属板を打ち
抜き、曲げ加工、絞り加工等により形成されている。板
状体中央のフラット部42が、上側絶縁性ケース2Bの
上面部に被着される。フラット部42の四隅にはそれぞ
れ脚部43が設けられており、この脚部43を端子2
1,31と絶縁性ケース2A,2Bとからなる組立体の
側面及び底面に沿って折り曲げる。これにより、組立体
は堅固な構造になる。そして、脚部43の先端部分43
aは、下側絶縁性ケース2Aの底面と略面一になるよう
に配置され、はんだ付け部分として機能する。
側絶縁性ケース2Bの円形導入穴13と同心となるよう
に貫通筒部45が形成されている。この貫通筒部45
は、すり鉢状に開口し、かつ、中央部に円形の穴45a
を有している。貫通筒部45は、相手方同軸コネクタの
外導体と嵌合する。外部端子41は通常アースとして機
能しており、外部端子41の外表面には必要に応じてめ
っきが施される。
外観斜視図を図6に示し、断面図を図7に示す。同軸コ
ネクタ1は、図7に示すように、端子21,31,41
の先端部分が下側絶縁性ケース2Aの底面と略面一に形
成されており、表面実装可能な構造になっている。ま
た、外部端子41には貫通筒部45が形成されており、
相手方同軸コネクタとの安定で確実な接続を得ることが
できる。そして、絶縁性ケース2A,2Bを組み合わせ
て構成した絶縁性ケースの内部空間に、固定端子21を
上方にして固定端子21及び可動端子31が配置されて
いる。可動端子31の可動接触部32は、絶縁性ケース
の内部空間に略水平に配置されている。つまり、可動接
触部32は、相手方同軸コネクタの中心コンタクトの進
入方向に対して略直角の方向に突出している。
いし図10を参照して説明する。図7及び図8に示すよ
うに、相手方同軸コネクタが装着されていないとき、バ
ネ可動部38は、中央部が上方に膨らんだ状態である。
これにより、可動端子31がバネ可動部38のバネ性に
よる付勢力で固定端子21に接触しており、両端子2
1,31が電気的に接続されている。
手方同軸コネクタが装着されているときには、上方の導
入穴13から挿入される相手方同軸コネクタの中心コン
タクト65によりバネ可動部38の中央部が下方へ押し
下げられて反転し、中央部が下方に膨らんだ円弧状の状
態となる。これにより、可動端子31の接触部39が固
定端子21の接触部22から解離して固定端子21と可
動端子31の電気的接続が断たれる一方、中心コンタク
ト65と可動端子31が電気的に接続される。そして、
同時に、相手方同軸コネクタの外導体(図示せず)が外
部端子41に嵌合して、外導体も外部端子41と電気的
に接続される。
力が発生する(図10参照)。この反力は、枠部37、
特に、二つの腕部37a,37aにそれぞれ形成されて
いる折り曲げ部分A,B,C,Dで支えられる。つま
り、図12に示した折り曲げ部分を2箇所しか有さない
従来の可動端子と比較して、本第1実施形態の可動端子
31は4箇所の折り曲げ部分A,B,C,Dを有してい
るので、一つの折り曲げ部分に負荷される前記反力の分
担量を低減することができる。このため、相手方同軸コ
ネクタの中心コンタクト65との圧接を繰り返したり、
長期間継続したりしても、可動端子31の塑性変形が起
きにくく、バネ性は劣化しない。
に過度の力がバネ可動部38に加わっても、バネ可動部
38の最下部が下側絶縁性ケース2Aの上面に接触する
ので、バネ可動部38は規定した変位量を越えることは
ない。
外すと、バネ可動部38の中央部はバネ性を利用して上
方に膨らんだ状態に復帰する。これにより、固定端子2
1と可動端子31が再び電気的に接続する一方、中心コ
ンタクト65と可動端子31の電気的接続が断たれる。
電話を例にして説明する。
電気回路ブロック図である。図11において、122は
アンテナ素子、123はデュプレクサ、125は切換ス
イッチ、131は送信側アイソレータ、132は送信側
増幅器、133は送信側段間用バンドパスフィルタ、1
34は送信側ミキサ、135は受信側増幅器、136は
受信側段間用バンドパスフィルタ、137は受信側ミキ
サ、138は電圧制御発振器(VCO)、139はロー
カル用バンドパスフィルタである。
第1実施形態の同軸コネクタ1を使用することができ
る。これにより、例えばセットメーカが携帯電話120
の製造工程においてRF回路部の電気特性をチェックす
る場合、測定器に接続された測定用プローブ(相手方同
軸コネクタ)126を同軸コネクタ1に嵌合させれば、
RF回路部からアンテナ素子122への信号経路を、R
F回路部から測定器への信号経路に切り換えることがで
きる。測定用プローブ126を同軸コネクタ1から外す
と、再びRF回路部からアンテナ素子122への信号経
路に戻る。そして、この同軸コネクタ1を実装すること
により、信頼性の高い携帯電話120を実現することが
できる。
実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変更することができる。
を個別に製作した後、両者を組み付ける同軸コネクタに
ついて説明したが、端子を絶縁性ケースにインサートモ
ールドして一体成形したものであってもよい。また、絶
縁性ケースの外形形状や凹部の形状も、仕様に合わせて
矩形や円形など任意の形状が選択される。
限るものではなく、挿入実装タイプのものであってもよ
い。また、可動端子の可動接触部と、固定部及びリード
部とを個別に作製した後、溶接等により接続するように
してもよい。
よれば、可動端子が額縁状の枠部を備え、この枠部の二
つの腕部をそれぞれ折り曲げ、バネ可動部を円弧状に湾
曲させているので、可動端子の塑性変形が起こりにく
く、バネ性が劣化しない。この結果、高信頼性の同軸コ
ネクタや通信機装置を得ることができる。
分解斜視図。
図。
めの概略断面図。
タを嵌合したときの断面図。
ための概略断面図。
ブロック図。
Claims (4)
- 【請求項1】 相手方同軸コネクタの中心コンタクトが
挿入される凹部を設けた絶縁性ケースと、 前記絶縁性ケースの凹部内に、前記中心コンタクトの挿
入方向に対して略直角の方向に突出するように配設され
た可動端子と、 前記絶縁性ケースの凹部内に、前記可動端子に接触接続
するように配設された固定端子と、 前記絶縁性ケースの外側に装着され、前記相手方同軸コ
ネクタの外導体と電気的に接続する外部端子とを備え、 前記可動端子が、 額縁状の枠部と、前記額縁状の枠部に
両端が支持され、かつ、中央部が変位可能なバネ性を有
するバネ可動部と、前記バネ可動部に一体的に設けられ
た、固定端子に接触接続する接触部と、前記枠部の前記
バネ可動部に対して平行な二つの腕部の一方の腕部に接
続された固定部とを備え、前記枠部の前記バネ可動部に
対して平行な二つの腕部をそれぞれ折り曲げ、他方の腕
部を前記絶縁性ケースに面密着させるとともに、前記バ
ネ可動部を円弧状に湾曲させており、 前記相手方同軸コネクタが非装着のときに前記可動端子
の接触部と前記固定端子とが接触接続状態であり、前記
相手方同軸コネクタが装着のときに前記可動端子の接触
部と前記固定端子とが解離状態であるように構成されて
いること、 を特徴とする同軸コネクタ。 - 【請求項2】 前記可動端子が、円弧状に湾曲した前記
バネ可動部の頂部に、前記接触部を設けていることを特
徴とする請求項1記載の同軸コネクタ。 - 【請求項3】 前記一方の腕部と前記固定部とを接続す
る部分が細くなっていることを特徴とする請求項1また
は請求項2記載の同軸コネクタ。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
同軸コネクタを少なくとも一つ備えたことを特徴とする
通信機装置。
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