JP2002359039A - 同軸コネクタ及び通信装置 - Google Patents

同軸コネクタ及び通信装置

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JP2002359039A
JP2002359039A JP2001242704A JP2001242704A JP2002359039A JP 2002359039 A JP2002359039 A JP 2002359039A JP 2001242704 A JP2001242704 A JP 2001242704A JP 2001242704 A JP2001242704 A JP 2001242704A JP 2002359039 A JP2002359039 A JP 2002359039A
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contact
coaxial connector
probe
terminal
beam portion
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JP2001242704A
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Kazuo Shima
和男 島
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点部の接触信頼性を確保しつつ小型化を達
成することのできる同軸コネクタ及び通信装置を得る。 【解決手段】 絶縁性ケース10内に可動端子20と固
定端子25とを収容し、プローブ30の装着、離脱に基
づいて接点部24,29が開閉する同軸コネクタ。可動
端子20は、ばね性を有する導電性薄板からなり、半田
付け用脚部21と、該脚部21からプローブ30の中心
コンタクト31による変位荷重方向Bとは逆方向に延在
する第1梁部22と、該梁部22から変位荷重方向Bと
直交又は傾斜するように延在する第2梁部23と、固定
端子25の接点部29に接離する接点部24とからな
る。梁部22,23は円弧状に連結され、かつ、中心コ
ンタクト31から梁部23に荷重が作用すると、梁部2
2,23は基部Cを支点として変位荷重方向Bに一体的
に撓む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸コネクタ及び
通信装置、特に、携帯電話等の移動体通信装置に組み込
まれて信号経路の切換えを行う同軸コネクタ及び該コネ
クタを備えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話等の通信装置には、信号
経路を切り換える機能を有する表面実装タイプの同軸コ
ネクタが使用されているものがある。この種の同軸コネ
クタとして、本出願人は既に特開平9−245907号
公報に開示のものを提案した。
【0003】この同軸コネクタは、図13,14に示す
ように、導電性薄板からなる可動端子84及び固定端子
85を絶縁性ケース83に取り付けたもので、可動端子
84の梁部84aの先端に位置する接点部84bが薄板
自身の弾性復元力によって固定端子85の接点部85a
に接触して常閉接点を形成している(図13参照)。そ
して、プローブ80が装着されると、その中心コンタク
ト81が可動端子84の梁部84aに圧接して下方に変
位させ、接点部84bが接点部85aから開離し、信号
経路が固定端子85から中心コンタクト81に切り換わ
る(図14参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13,1
4に示した従来の同軸コネクタ82において、可動端子
84の梁部84aはケース83の支持部Aで片持ち支持
されており、中心コンタクト81の出入りによる撓みは
スパンS’の長さに依存する。スパンS’が短いと梁部
84aが塑性変形を生じ、接点部84b,85aや中心
コンタクト81と梁部84aとの接触信頼性が低下す
る。これを解決するには、スパンS’を長く設定する必
要があるが、これでは同軸コネクタ82自体が大型化し
てしまう。即ち、スパンS’が同軸コネクタ82の小型
化を図るうえでの限界となり、それ以上の小型化を困難
にしている。
【0005】また、従来の同軸コネクタ82において、
中心コンタクト81からの変位荷重を可動端子84の梁
部84aのみで受けるため、梁部84aの負担が大き
く、長期にわたる信頼性に問題が生じていた。さらに、
梁部84aの変位量の調整は中心コンタクト81の突出
量を調整する等プローブ80側で調整する必要があり、
調整作業が煩雑であるばかりか、プローブ80の構成が
複雑化する原因でもあった。
【0006】そこで、本発明の目的は、良好な接触信頼
性を確保しつつ小型化を達成することのできる同軸コネ
クタ及び通信装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、可動端子に部分的な
応力が集中することを回避でき、長期にわたって信頼性
を確保できる同軸コネクタ及び通信装置を提供すること
にある。
【0008】さらに、本発明の他の目的は、可動端子の
変位量を容易に調整できる同軸コネクタを提供すること
にある。
【0009】さらに、本発明の他の目的は、プローブの
構成や調整を簡略化することのできる同軸コネクタを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】以上の目的を達
成するため、本発明に係る同軸コネクタは、中心コンタ
クト及び外部導体を有するプローブの装着、離脱に基づ
いて信号経路の切換えを行う同軸コネクタにおいて、絶
縁材料からなるケースと、該ケースの外側に配置され、
前記プローブの外部導体と電気的に接触するプローブ接
触部を有する外部端子と、前記ケース内に配設され、信
号経路切換え用のスイッチング素子として機能する可動
端子及び固定端子とを備え、前記可動端子は、ばね性を
有する導電性薄板からなり、半田付け用脚部と、該脚部
から前記中心コンタクトによる変位荷重を受ける方向と
は逆方向に延在する第1梁部と、該第1梁部から中心コ
ンタクトによる変位荷重を受ける方向と直交又は傾斜す
るように延在する第2梁部と、前記固定端子に接離する
接点部とからなり、第1梁部と第2梁部とが円弧状に連
結され、かつ、第1梁部と第2梁部とは中心コンタクト
による変位荷重を受ける方向に移動自在であることを特
徴とする。
【0011】本発明に係る同軸コネクタにおいて、プロ
ーブの非装着時には可動端子の接点部が固定端子に自身
の弾性復元力で接触しており、プローブが装着されて中
心コンタクトがケース内に進入すると、中心コンタクト
が可動端子の第2梁部を押圧し、第1梁部及び第2梁部
が一体的に撓むことで信号経路が固定端子から中心コン
タクトに切り換わる。
【0012】この経路切換え時において、可動端子の第
1梁部と第2梁部は中心コンタクトによる変位荷重を受
ける方向に移動自在であるため、第1梁部及び第2梁部
が第1梁部の基部を支点として一体的に変位し(撓
み)、第2梁部のスパンを短くしても十分な撓みを確保
することができる。即ち、可動端子と固定端子との接触
信頼性及び可動端子と中心コンタクトとの良好な接触信
頼性が保障され、かつ、同軸コネクタの小型化が可能と
なる。
【0013】本発明に係る同軸コネクタにおいて、前記
第2梁部に前記中心コンタクトによる変位荷重を受ける
方向とは逆方向に突出するピン部が形成され、該ピン部
の先端部に中心コンタクトが接触して変位荷重を作用さ
せるようにしてもよい。この構成によれば、中心コンタ
クトからの変位荷重を第2梁部とピン部とで分散して受
けるため、第2梁部の負担が軽減され、長期にわたる信
頼性を確保することができる。さらに、前記ピン部の突
出位置を調整することで第2梁部の変位置(即ち、固定
端子の接点部に対する可動端子の接点部の変位量)を調
整することができ、調整作業が容易になる。このこと
は、従来のごとくプローブの中心コンタクトの突出量等
を調整する必要性を省略できることを意味し、プローブ
の構成や調整が簡略化される。
【0014】また、前記ピン部の先端部は、プローブの
離脱時において、前記外部端子のプローブ接触面より若
干外方に突出していることが好ましい。これにて、プロ
ーブ装着時に中心コンタクトとピン部との接触点と、プ
ローブの外部導体と同軸コネクタの外部端子との接触点
を同一面上に設定することができ、プローブの構造が簡
単なものとなる。
【0015】また、前記ピン部は前記第2梁部から固定
端子側に傾斜した状態で突出していることが好ましい。
これにて、プローブが装着される際のピン部及び第2梁
部の動作がスムーズになり、可動端子と固定端子との接
離動作が良好になる。
【0016】さらに、本発明に係る同軸コネクタにおい
て、第1梁部と第2梁部の円弧状連結部は可動端子の板
厚寸法の1倍以上の円弧を有していることが、応力の集
中を回避するうえで好ましい。また、固定端子は、導電
性薄板からなり、該薄板を切断したエッジが接点部とし
て可動端子の接点部と対向していることが好ましい。接
触ポイントの単位面積当たりの圧力が大きくなり、か
つ、ワイプ効果を発揮することになるからである。
【0017】また、本発明に係る通信装置は前記同軸コ
ネクタを備えたことを特徴とし、前述したように接触信
頼性が高く、小型化を達成でき、かつ、長期にわたって
信頼性を確保することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る同軸コネクタ
及び通信装置の実施形態について、添付図面を参照して
説明する。
【0019】(同軸コネクタの第1実施形態、図1〜5
参照)本発明の第1実施形態である同軸コネクタ1は、
図1,2に示すように、概略、ケース10と、外部端子
(アース端子)15と、信号経路切換え用のスイッチン
グ素子として機能する可動端子20及び固定端子25と
から構成されている。この同軸コネクタ1に接続される
プローブ30は、図5に示すように、中心コンタクト3
1の周囲に絶縁材32を介して外部導体33を設けたも
のである。
【0020】ケース10は、適宜樹脂材料から一体に成
形されたもので、端子20,25を収容するための凹部
11(図4参照)及びプローブ30の中心コンタクト3
1が進入する中央孔12を有している。
【0021】外部端子15は、導電性薄板材を絞り加工
等によって円筒形状に成形したもので、ケース10の外
側を覆うように配置されている。この外部端子15は、
プローブ30の中心コンタクト31が進入する中央孔1
6を有し、外周面がプローブ30の外部導体33と電気
的に接触するためのプローブ接触面17とされている。
さらに、下部には図示しない基板上へ半田付けを行うた
めの半田付け用脚部18,18を有している。
【0022】可動端子20は、ばね性を有する導電性薄
板からなり、図3に示すように、基板上へ半田付けを行
うための半田付け用脚部21と、該脚部21から中心コ
ンタクト31による変位荷重を受ける方向B(図5参
照)とは逆方向に延在する第1梁部22と、該第1梁部
22から前記方向Bに対して傾斜するように延在する第
2梁部23と、固定端子25に接離する接点部24とを
有している。第1梁部22と第2梁部23とは円弧状に
連結されている。
【0023】可動端子20はケース10の凹部11の溝
部11a(図4参照)にはめ込まれ、第1梁部22は溝
部11aの底面(凹部11の垂直内周面)に接触してい
る。従って、第2梁部23が以下に説明するように中心
コンタクト31から押圧されたとき、第1梁部22と第
2梁部23は変位荷重を受ける方向Bに一体的に移動し
(撓み)、この移動は第1梁部22の基部Cを支点とし
て行われる。
【0024】固定端子25は、導電性薄板からなり、ケ
ース10の凹部11の溝部11bにはめ込まれている。
この固定端子25は、基板上へ半田付けを行うための半
田付け用脚部26(図4参照)と、該脚部26から上方
に起立する第1梁部27と、第1梁部27から前記可動
端子20の接点部24に向かって延在する第2梁部28
とを有している。第2梁部28の先端は薄板を切断した
エッジが接点部29として機能するように可動端子20
の接点部24と対向している。
【0025】次に、以上の構成からなる同軸コネクタ1
の動作について説明する。プローブ30の非装着時にお
いては、図4に示すように、可動端子20の第2梁部2
3が自身の弾性復元力で上方に付勢され、接点部24が
固定端子25の接点部29に接触している。この場合、
信号経路は可動端子20から固定端子25へと通じてい
る。
【0026】一方、プローブ30が装着されると、図5
に示すように、中心コンタクト31がケース10の凹部
11に進入し、中心コンタクト31の先端部が可動端子
20の第2梁部23を押圧し、第2梁部23が第1梁部
22と共に基部Cを支点として下方に撓むことで接点部
24が接点部29から開離し、信号経路が固定端子25
から中心コンタクト31に切り換わる。
【0027】この経路切換え時において、可動端子20
の第1梁部22と第2梁部23は中心コンタクト31に
よる変位荷重を受ける方向に移動自在であるため、第1
梁部22及び第2梁部23が第1梁部22の基部Cを支
点として一体的に変位する。この場合、第2梁部23の
変位スパンは図5に示すSであるが、実質的な変位スパ
ンは第1梁部22と第2梁部23の長さを合わせた長さ
である。
【0028】即ち、図13,14に示した従来の同軸コ
ネクタ82にあっては、スパンS’が可動端子の実質的
な撓み性能を規定していたのである。しかし、第1実施
形態である同軸コネクタ1にあっては、第1梁部22の
長さを加えたものが実質的な撓み性能を規定し、この長
さは見かけ上のスパンSよりも大きい。換言すれば、ス
パンS’,Sが同じ寸法であれば、実質的なスパンが長
くなる同軸コネクタ1のほうが、接点部24,29や中
心コンタクト31と第2梁部23との接触信頼性が高ま
る。また、同軸コネクタ1にあっては、スパンSを多少
短く設定しても十分な接触信頼性を確保することがで
き、ケース10を小径化し、ひいては同軸コネクタ1の
小型化を達成することができる。
【0029】ところで、同軸コネクタ1において、可動
端子20の第1梁部22と第2梁部23は円弧状に連結
されており、この円弧状連結部20aは可動端子20の
板厚寸法の1倍以上の円弧を有していることが好まし
い。連結部20aへの応力の集中を回避し、良好な撓み
性能を発揮させるためである。
【0030】また、固定端子25の接点部29は、薄板
を切断したエッジとされており、該エッジが可動端子2
0の接点部24と接触するようになっている。従って、
接触ポイントの単位面積当たりの圧力が大きくなり、か
つ、ワイプ効果を期待できる。即ち、接点部24がエッ
ジ(接点部29)に接触する際には、まず接点部24が
エッジ(接点部29)に接触してから可動端子20の弾
性復元力と固定端子25の圧接阻止力とが釣り合うま
で、接点部24,29が僅かに摺動する。この摺動によ
って、接点部24,29に薄く形成されている酸化皮膜
や微小付着物が除去され、接触ポイントの圧力が大きい
ことと相俟って接触信頼性の高い接点構造とすることが
できる。
【0031】(同軸コネクタの第2実施形態、図6〜9
参照)本発明の第2実施形態である同軸コネクタ2は、
図6〜9に示すように、前記第1実施形態と基本的には
同じ構成を有している。従って、図6〜9において図1
〜5と同じ部品、部分には同じ符号を付し、重複した説
明は省略する。
【0032】本第2実施形態において特徴的な点は、可
動端子20の第2梁部23に、中心コンタクト31によ
る変位荷重を受ける方向Bとは逆方向に突出するピン部
23aを形成した点にある。ピン部23aはその先端部
に中心コンタクト31が接触して変位荷重を受けるもの
で、プローブ30の離脱時において、外部端子15のプ
ローブ接触面17より若干外方(上方)に突出し、か
つ、固定端子25側に傾斜している。
【0033】本第2実施形態の他の構成は前記第1実施
形態と同様であり、図6〜9において図1〜5と同じ部
品、部分には同じ符号を付し、重複した説明は省略す
る。また、動作も基本的には第1実施形態と同様であ
り、プローブ30の非装着時においては、可動端子20
の接点部24が固定端子25の接点部29に接触してい
る(図8参照)。プローブ30が装着されると、中心コ
ンタクト31がピン部23aの先端部を抑圧し、第2梁
部23が基部Cを支点として下方に撓むことで接点部2
4が接点部29から開離し、信号経路が固定端子25か
ら中心コンタクト31に切り換わる。
【0034】前記切換え時における作用効果は第1実施
形態と同様である。さらに、第2実施形態においては、
中心コンタクト31からの変位荷重を第2梁部23とピ
ン部23aとで分散して受けるため、第2梁部23の負
担が軽減され、長期にわたって信頼性を確保できる。ま
た、ピン部23aの突出位置を調整することで接点部2
4の変位量を調整することができ、プローブ30側でこ
のような調整作業が不要となり、プローブ30の調整や
構成が簡略化される。
【0035】さらに、ピン部23aの先端部がプローブ
接触面17より若干外方に突出しているため、プローブ
30を装着した際に中心コンタクト31とピン部23a
との接触点と、プローブ30の外部導体33と外部端子
15のプローブ接触面17とが同一面上に位置し、プロ
ーブ30の構造が簡単になる。また、ピン部23aが固
定端子25側に傾斜しているため、第2梁部23及びピ
ン部23aの動作がスムーズになり、接点部24の接点
部29に対する接離動作が良好である。
【0036】(第2実施形態の変形例、図10,11参
照)図10は第2実施形態における可動端子20の第1
変形例を示し、接点部24がピン部23aの両側から固
定端子25側に突出した構成とされている。
【0037】図11は第2実施形態における可動端子2
0の第2変形例を示し、接点部24がピン部23aの腕
部23bから固定端子25側に突出した構成とされてい
る。
【0038】(通信装置の実施形態、図12参照)次
に、本発明の他の実施形態である通信装置について説明
する。図12は携帯電話の高周波回路120を示し、該
高周波回路120は、アンテナ素子122を備えると共
に、デュプレクサ123、切換えスイッチ125、送信
側アイソレータ131、送信側増幅器132、送信側段
間用バンドパスフィルタ133、送信側ミキサ134、
受信側増幅器135、受信側段間バンドパスフィルタ1
36、受信側ミキサ137、電圧制御発振器(VCO)
138及びローカル用バンドパスフィルタ139によっ
て構成されている。
【0039】ここに、切換えスイッチ125として、前
記同軸コネクタ1又は2を使用することができる。これ
により、例えば、セットメーカでの携帯電話の組立て工
程において、高周波回路120の電気特性をチェックす
る場合、測定器に接続されたプローブ30を前記の如く
同軸コネクタ1又は2に装着すれば、高周波回路120
からアンテナ素子122への信号経路を測定器側に切り
換えることができる。切換えスイッチ125として前記
同軸コネクタ1又は2を実装することにより信頼性が高
く、回路120の小型化を図った携帯電話を実現するこ
とができる。
【0040】(他の実施形態)なお、本発明に係る同軸
コネクタ及び通信装置は、前記実施形態に限定するもの
ではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することがで
きる。
【0041】例えば、同軸コネクタの構成部品であるケ
ース、外部端子、可動端子及び固定端子の細部の構造は
任意である。特に、プローブ30の中心コンタクト31
に対する可動端子20の第2梁部23の角度は任意であ
り、直交状態であってもよい。また、同軸コネクタは携
帯電話以外にも種々の通信装置に組み込むことができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スイッチング素子として機能する可動端子の
実質的なスパンを長く設定することができ、接点部間及
び中心コンタクトとの接触信頼性を確保できることは勿
論、同軸コネクタの小型化を図ることができる。
【0043】さらに、可動端子の第2梁部にプローブの
中心コンタクトか変位荷重を作用させるピン部を形成す
れば、第2梁部の負担が軽減され、接点部の接離動作が
スムーズとなる。しかも、接点部のストローク等の調整
が容易であり、プローブの構成を簡略化することができ
る。
【0044】さらに、可動端子の第1梁部及び第2梁部
の円弧状連結部を可動端子の板厚寸法の1倍以上の円弧
とすることにより、応力の集中を回避し、安定した撓み
特性を得ることができる。さらに、固定端子の接点部を
エッジ形状として可動端子の接点部に対向させることに
より、接触信頼性を一層高めることができる。
【0045】また、本発明に係る通信装置は前述の効果
を有する同軸コネクタを備えることにより、高性能な接
触信頼性を得ることができ、かつ、小型化を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である同軸コネクタを示
す斜視図。
【図2】第1実施形態である同軸コネクタの分解斜視
図。
【図3】第1実施形態である同軸コネクタを構成する可
動端子及び固定端子を示す斜視図。
【図4】第1実施形態である同軸コネクタのプローブ未
装着時を示す断面図。
【図5】第1実施形態である同軸コネクタのプローブ装
着時を示す断面図。
【図6】本発明の第2実施形態である同軸コネクタを示
す分解斜視図。
【図7】第2実施形態である同軸コネクタを構成する可
動端子及び固定端子を示す斜視図。
【図8】第2実施形態である同軸コネクタのプローブ未
装着時を示す断面図。
【図9】第2実施形態である同軸コネクタのプローブ装
着時を示す断面図。
【図10】第2実施形態における可動端子の第1変形例
を示す斜視図。
【図11】第2実施形態における可動端子の第2変形例
を示す斜視図。
【図12】本発明の他の実施形態である通信装置(携帯
電話)の高周波回路を示すブロック図。
【図13】従来の同軸コネクタのプローブ未装着時を示
す断面図。
【図14】従来の同軸コネクタのプローブ装着時を示す
断面図。
【符号の説明】
1,2…同軸コネクタ 10…ケース 15…外部(アース)端子 17…プローブ接触面 20…可動端子 20a…円弧状連結部 22…第1梁部 23…第2梁部 23a…ピン部 24…接点部 25…固定端子 29…接点部(エッジ) 30…プローブ 31…中心コンタクト 33…外部導体 120…高周波回路 125…切換えスイッチ(同軸コネクタ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心コンタクト及び外部導体を有するプ
    ローブの装着、離脱に基づいて信号経路の切換えを行う
    同軸コネクタにおいて、 絶縁材料からなるケースと、 前記ケースの外側に配置され、前記プローブの外部導体
    と電気的に接触するプローブ接触面を有する外部端子
    と、 前記ケース内に配設され、信号経路切換え用のスイッチ
    ング素子として機能する可動端子及び固定端子とを備
    え、 前記可動端子は、ばね性を有する導電性薄板からなり、
    半田付け用脚部と、該脚部から前記中心コンタクトによ
    る変位荷重を受ける方向とは逆方向に延在する第1梁部
    と、該第1梁部から中心コンタクトによる変位荷重を受
    ける方向と直交又は傾斜するように延在する第2梁部
    と、前記固定端子に接離する接点部とからなり、第1梁
    部と第2梁部とが円弧状に連結され、かつ、第1梁部と
    第2梁部とは中心コンタクトによる変位荷重を受ける方
    向に移動自在であること、 を特徴とする同軸コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記第2梁部に前記中心コンタクトが接
    触して変位荷重を作用させることを特徴とする請求項1
    記載の同軸コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記第2梁部に前記中心コンタクトによ
    る変位荷重を受ける方向とは逆方向に突出するピン部が
    形成され、該ピン部の先端部に中心コンタクトが接触し
    て変位荷重を作用させることを特徴とする請求項1記載
    の同軸コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ピン部の先端部は、プローブの離脱
    時において、前記外部端子のプローブ接触面より若干外
    方に突出していることを特徴とする請求項2記載の同軸
    コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ピン部は前記第2梁部から前記固定
    端子側に傾斜した状態で突出していることを特徴とする
    請求項2又は請求項3記載の同軸コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記円弧状連結部は可動端子の板厚寸法
    の1倍以上の円弧を有していることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5記載の
    同軸コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記固定端子は、導電性薄板からなり、
    該薄板を切断したエッジが接点部として前記可動端子の
    接点部と対向していることを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6記載
    の同軸コネクタ。
  8. 【請求項8】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6又は請求項7記載の同軸コネク
    タを備えたことを特徴とする通信装置。
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