JP3427572B2 - 車両等の盗難防止装置 - Google Patents

車両等の盗難防止装置

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JP3427572B2
JP3427572B2 JP15164295A JP15164295A JP3427572B2 JP 3427572 B2 JP3427572 B2 JP 3427572B2 JP 15164295 A JP15164295 A JP 15164295A JP 15164295 A JP15164295 A JP 15164295A JP 3427572 B2 JP3427572 B2 JP 3427572B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/04Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the propulsion system, e.g. engine or drive motor

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や自動二輪車等
の車両やボート等に採用される盗難防止装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両用盗難防止装置にお
いては、特開昭64−56248号公報に開示されてい
るように、エンジンの始動後に、メカニカルキーがイグ
ニッションスイッチをオンにする位置にあれば、セキュ
リティ電子制御装置(以下、セキュリティECUとい
う)が、その自己保持回路により、エンジン電子制御装
置(以下、エンジンECUという)を継続的にオン状態
に維持し、これによって、エンジンECUへの電源電圧
供給が不意に遮断されても、一旦始動したエンジンを停
止させないようにしたものがある。
【0003】また、特開平3−32962号公報にて開
示されているように、盗難検知状態になったときエンジ
ンの点火系統の機能を停止させるようにした車両用盗難
防止装置において、エンジンの作動状態を検出する回路
が、エンジンの作動状態を検知したときには、点火系統
の機能を停止させないようにし、これにより一旦始動し
たエンジンを停止させないようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭64−
56248号公報の盗難防止装置において、セキュリテ
ィECUが、イグニッションスイッチのオン後、エンジ
ンへの燃料噴射を許可する噴射許可信号をエンジンEC
Uに対し一度しか送信せず、しかも、エンジンECU
が、そのCPUのリセットに伴う初期化処理にてセキュ
リティECUからの噴射許可信号の送信をチェックした
上で、燃料噴射制御に移行するように構成されている場
合には、次のような不具合が生ずる。
【0005】即ち、この装置においては、エンジンの作
動中における同エンジンの停止を防止するための対策が
講じられているのみであって、セキュリティECUから
の噴射許可信号の送信終了後にエンジンECUのCPU
がリセットされた場合に対する対策が講じられていな
い。従って、例えば、エンジンを始動する際のスタータ
起動時に車載バッテリの電源電圧が低下した時或いはバ
ッテリの電源電圧が瞬断された時にエンジンECUのC
PUがリセットされた場合には、電源電圧の復帰後にお
いては上述のごとくセキュリティECUから再度噴射許
可信号が送信されることはない。このため、燃料噴射が
不能となる。また、エンジンECUのCPUがその機能
の暴走等の異常によりリセットされた場合でも、同様で
ある。
【0006】また、特開平3−32962号公報の車両
用盗難防止装置においても、上述した場合と同様の不具
合が生ずるのに加え、エンジンの点火系をもカットして
しまう。そこで、本発明は、以上のようなことに対処す
るため、車両等の原動機の作動中に、原動機制御装置の
CPUが何らかの原因によりリセットされた場合にも、
同原動機の作動をそのまま維持するようにした車両等の
盗難防止装置を提供することを目的とする。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至7に記載の発明においては、車両等の
原動機の正当な始動操作時に原動機の始動許可データを
送信するセキュリティ装置(20)と、前記始動操作に
伴う電源(Ba)からの供給電圧によりリセットされて
前記始動許可データに基づき原動機の始動のための演算
処理をするCPU(32a)を備えた原動機制御装置
(30)とを有し、セキュリティ装置(20)が、原動
機の不正な始動操作時に同原動機の始動禁止データを送
信し、かつ、CPU(32a)が前記不正な始動操作に
よりリセットされて前記始動禁止データに基づき原動機
の始動禁止のための演算処理をする盗難防止装置におい
て、前記始動許可データ或いは始動禁止データを始動許
可情報或いは始動禁止情報として記憶する記憶手段(3
4)を設け、CPU(32a)が、前記始動許可データ
或いは始動禁止データの送信後に再リセットされても、
記憶手段(34)の記憶データに基づき原動機の始動或
いはその後の作動又は始動禁止を確保するように演算処
理することを特徴とする車両等の盗難防止装置が提供さ
れる。
【0009】そして、請求項1に記載の発明では、原動
機の回転数を検出する回転数検出手段(33)を設け、
記憶手段(34)が、前記検出回転数が原動機の始動完
了回転数に達する前に、前記始動許可情報を記憶してい
るとき、CPU(32a)が、再リセットされても、前
記記憶始動許可情報に基づき原動機の始動を確保するよ
うに演算処理することを特徴とする。
【0010】請求項に記載の発明においては、請求項
記載の車両等の盗難防止装置において、CPU(3
2a)が、前記検出回転数が原動機の始動完了回転数に
達した後に、再リセットされても、同CPUが原動機の
作動を確保するように演算処理することを特徴とする。
【0011】請求項に記載の発明では動機の回転
数を検出する回転数検出手段(33)を設け、記憶手段
(34)が、前記検出回転数が原動機の始動完了回転数
に達する前に、原動機の始動前始動許可データを始動許
可情報として記憶しているとき、CPU(32a)が、
再リセットされても、前記始動前始動許可データの始動
許可情報に基づき原動機の始動を確保し、記憶手段(3
4)が、前記検出回転数が原動機の始動完了回転数に達
した後に、前記始動前始動許可データに代えて、原動機
の始動後作動許可データを始動許可情報として記憶し、
その後CPU(32a)が、再リセットされても、前記
記憶始動後作動許可データの始動許可情報に基づき原動
機の作動を確保するように演算処理することを特徴とす
る。
【0012】請求項に記載の発明においては、請求項
に記載の車両等の盗難防止装置において、前記始動前
始動許可データ、始動後作動許可データ及び始動禁止デ
ータが、それぞれ、所定桁の値により構成され、かつ前
記始動禁止データの少なくとも2桁に亘る部分が前記始
動前始動許可データ及び始動後作動許可データとは異な
るようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項に記載の発明においては、請求項
に記載の車両等の盗難防止装置において、前記始動前
始動許可データ、始動後作動許可データ及び始動禁止デ
ータの各所定桁の値がそれぞれ8ビットの値により構成
され、前記始動禁止データが前記始動後作動許可データ
から3ビットに亘る差を有するとともに前記始動前始動
許可データから8ビットに亘る差を有することを特徴と
する。
【0014】請求項に記載の発明においては、請求項
1乃至のいずれか1つに記載の車両等の盗難防止装置
において、記憶手段(34)が不揮発性メモリであるこ
とを特徴とする。また、請求項に記載の発明では
動機の回転数を検出する回転数検出手段(33)を設
け、記憶手段(34)が、前記検出回転数が原動機の始
動完了回転数に達する前に、原動機の始動前始動許可デ
ータを始動許可情報として記憶しているとき、CPU
(32a)が、再リセットされても、前記始動前始動許
可データの始動許可情報に基づき原動機の始動を確保
し、記憶手段(34)が、前記検出回転数が原動機の始
動完了回転数に達したとき、前記始動前始動許可データ
に代えて、原動機の始動後作動許可データを始動許可情
報として記憶し、その後CPU(32a)が、再リセッ
トされても、前記記憶始動後作動許可データの始動許可
情報に基づき原動機の作動を確保するように演算処理す
ることを特徴とする。
【0015】また、請求項に記載の発明においては、
車両等の原動機の始動スイッチ(10b)の操作時に原
動機の始動許可データを送信するセキュリティ装置(2
0)と、始動スイッチ(10b)の操作に伴う電源(B
a)からの供給電圧によりリセットされて前記始動許可
データに基づき原動機の始動のための演算処理をするC
PU(32a)を備えた原動機制御装置(30)と、始
動スイッチ(10b)の操作に伴い駆動されてCPU
(32a)への電源(Ba)からの供給電圧の供給を許
容するリレー手段(60、37乃至39)とを有する盗
難防止装置において、リレー手段(60、37乃至3
9)は、始動スイッチ(10b)が操作解除されてから
所定期間CPU(32a)に対して電源(Ba)の電圧
を供給するものであって、前記始動許可データを始動許
可情報として記憶する記憶手段(34)を設け、CPU
(32a)が、前記始動許可データの送信後に再リセッ
トされても、記憶手段(34)の記憶情報に基づき原動
機の始動或いはその後の作動を確保するように演算処理
し、始動スイッチ(10b)が操作解除された後のリレ
ー手段(60、37乃至39)が所定期間CPU(32
a)に電源(Ba)の電圧を供給する間に、前記始動許
可情報に代えて、他の情報を記憶するようにしたことを
特徴とする車両等の盗難防止装置が提供される。
【0016】なお、上記各構成要素及び構成手段のカッ
コ内の符号は、後述する実施例記載の具体的構成要素及
び構成手段との対応関係を示すものである。
【0017】
【0018】
【発明の作用効果】 上述のように請求項1乃至7に記載
の発明を構成したことにより、 CPU(32a)が、前
記始動許可データ又は始動禁止データの送信後に再リセ
ットされても、記憶手段(34)の記憶情報に基づき原
動機の始動或いはその後の作動又は始動禁止を確保する
ように演算処理する。従って、CPU(32a)の再リ
セットが電源(Ba)からの供給電圧の低下や瞬断等に
より生じても、これに影響されることなく、記憶手段
(34)の記憶情報を利用することにより原動機の始動
或いはその後の作動又は始動禁止を確保できる。
【0019】この場合、請求項に記載の発明によれ
ば、記憶手段(34)が、回転数検出手段(33)の検
出回転数が原動機の始動完了回転数に達する前に、前記
始動許可情報を記憶しているとき、CPU(32a)が
電源(Ba)からの供給電圧の低下等により再リセット
されても、これに影響されることなく、前記記憶始動許
可情報に基づき原動機の始動を確保することができる。
【0020】請求項に記載の発明によれば、上記した
作用効果に加え、前記検出回転数が原動機の始動完了回
転数に達した後にCPU(32a)が電源(Ba)から
の供給電圧の瞬断により再リセットされても、これに影
響されることなく、前記記憶始動許可データに基づき原
動機の作動を確保できる。請求項に記載の発明によれ
ば、回転数検出手段(33)の検出回転数が原動機の始
動完了回転数に達する前において記憶手段(34)が原
動機の始動前始動許可データを始動許可情報として記憶
しているときCPU(32a)が電源(Ba)からの供
給電圧の低下により再リセットされても、これに影響さ
れることなく、前記始動前始動許可データの始動許可情
報に基づき原動機の作動を確保できる。
【0021】また、前記検出回転数が原動機の始動完了
回転数に達した後に記憶手段(34)が前記始動前始動
許可データに代えて原動機の始動後作動許可データを始
動許可情報として記憶しているとき、CPU(32a)
が電源(Ba)からの供給電圧の瞬断により再リセット
されても、これに影響されることなく、前記始動後作動
許可データの始動許可情報に基づき原動機の作動を確保
できる。
【0022】請求項に記載の発明によれば、前記始動
前始動許可データ、始動後作動許可データ及び始動禁止
データが、それぞれ、所定桁の値により構成され、かつ
前記噴射禁止データの少なくとも2桁に亘る部分が前記
始動前噴射許可データ及び始動後作動許可データとは異
なる。これにより、原動機の高回転時等に生ずるノイズ
等が生じても、前記始動禁止データと前記始動前始動許
可データ或いは始動後作動許可データとの間で相互に一
致するような変化が生ずることがない。その結果、原動
機が誤って始動されたり、或いはその始動が誤って禁止
されたりすることはない。
【0023】請求項に記載の発明によれば、記憶手段
(34)が不揮発性メモリであるから、電源(Ba)か
らの供給電圧が遮断されても、記憶手段(34)の記憶
データがそのまま記憶され続ける。また、請求項に記
載の発明によれば、回転数検出手段(33)の検出回転
数が原動機の始動完了回転数に達する前において記憶手
段(34)が原動機の始動前始動許可データを始動許可
情報として記憶しているときCPU(32a)が電源
(Ba)からの供給電圧の低下により再リセットされて
も、これに影響されることなく、前記始動前始動許可デ
ータの始動許可情報に基づき原動機の作動を確保でき
る。
【0024】また、前記検出回転数が原動機の始動完了
回転数に達した時に記憶手段(34)が前記始動前始動
許可データに代えて原動機の始動後作動許可データを始
動許可情報として記憶するので、この原動機の始動完了
時以降にCPU(32a)が電源(Ba)からの供給電
圧の瞬断により再リセットされても、これに影響される
ことなく、前記始動後作動許可データの始動許可情報に
基づき原動機の作動を確保できる。
【0025】また、請求項に記載の発明によれば、C
PU(32a)が、前記始動許可データの送信後に再リ
セットされても、記憶手段(34)の記憶情報に基づき
原動機の始動或いはその後の作動を確保するように演算
処理するさらに、始動スイッチ(10b)が操作解除
された後のリレー手段(60、37乃至39)が所定期
間CPU(32a)に電源(Ba)の電圧を供給する間
に始動許可情報に代えて、他の情報を記憶するようにし
た。
【0026】このように、始動スイッチ(10b)の操
作の解除により記憶手段(34)の記憶情報を他の情報
に書き替えるようにしたので、その後、第3者が不正に
原動機を始動させようとしても、原動機を始動させこと
ができない。その結果、原動機の不正な始動が禁止され
得る。
【0027】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の第1実施例を図1乃至図
8に基づいて説明する。図1は、本発明が適用された車
両用盗難防止装置の概略の全体回路構成を示している。
【0028】図1において、イグニッションキー1に
は、所定の暗証コードを格納するメモリ1aが備えられ
ており、イグニッションキーシリンダ2には、この暗証
コードを読み取る読み取り装置(図示せず)が備えられ
ている。盗難防止装置は、セキュリティECU20を備
えており、このセキュリティECU20は、車両のドア
キースイッチ10a、イグニッションスイッチ10b及
びイグニッションキーシリンダ2に接続されている。車
両のドアのロックが、ドアキーをドアキーシリンダ錠に
挿入して回動することにより、解除されたとき、ドアキ
ースイッチ10aがオンするようになっている。
【0029】また、イグニッションキー1がイグニッシ
ョンキーシリンダ2への挿入により回動されたとき、イ
グニッションスイッチ10bがオンして車載バッテリB
aからの電源電圧(以下、+B電圧という)をセキュリ
ティECU20並びに後述するエンジンECU30及び
スタータ40に供給するようになっている。セキュリテ
ィECU20は、マイクロコンピュータ21を備えてお
り、このマイクロコンピュータ21は、CPU21a、
タイマ21b、ROM21c、RAM等により構成され
ている。
【0030】ROM21c内には、暗証コードが格納さ
れており、上記イグニッションキーシリンダ2で読み取
られたキー内の暗証コードとROM21c内の暗証コー
ドとの照合をCPU21aで行い、イグニッションキー
シリンダ2に挿入されたキーが正規のキーであるか否か
を判定する。CPU21aは、イグニッションスイッチ
10bを介するバッテリBaからの+B電圧によりリセ
ットされて、後述の図2に示すフローチャートに従い、
セキュリティプログラムを実行する。この実行中におい
ては、ドアキースイッチ10a及びイグニッションスイ
ッチ10bが共にオンされることを前提に、エンジンへ
の燃料噴射の許可或いは禁止のための演算処理及びスタ
ータ40の起動許可のための演算処理が行われる。タイ
マ21bは、CPU21aのリセットと同時に計時を開
始する。マイクロコンピュータ21のROMには、上記
セキュリティプログラムが予め記憶され、また、RAM
には各種のデータが記憶される。
【0031】エンジンECU30は、シリアル入力回路
31を有しており、このシリアル入力回路31は、セキ
ュリティECU20のCPU21aから送信される信号
を受けマイクロコンピュータ32に出力する。マイクロ
コンピュータ32は、CPU32a、タイマ32b、R
OM、RAM等により構成されている。CPU32a
は、定電圧回路36から5(V)の定電圧を受けてリセ
ットされ、後述の図3乃至図5に示すフローチャートに
従いエンジン制御プログラムを実行するとともに、エン
ジンの回転角30度毎に、後述の図6に示すフローチャ
ートに従い割り込み制御プログラムを実行する。
【0032】かかる場合、エンジン制御プログラムの実
行中においては、エンジンの回転角30度毎にパルスセ
ンサ33から順次生ずるパルス信号に基づきエンジンの
回転数Neが算出される。また、バックアップRAM3
4(以下、B/URAM34という)へのデータの書き
込み処理や読み出し処理及びデータ書換え処理並びに燃
料噴射許可或いは禁止の処理が行われる。
【0033】一方、割り込み制御プログラムの実行中に
おいては、燃料の噴射開始処理が選択的に行われる。タ
イマ32bは、CPU32aのリセットと同時に計時を
開始する。なお、定電圧回路36は、イグニッションス
イッチ10bを介しバッテリBaから+B電圧を受けて
上記定電圧を発生する。B/URAM34は、バッテリ
Baから常時+B電圧を受けて書き込み及び読み出しの
可能な状態におかれる。そして、このB/URAM34
には、CPU32aからのデータが書き込まれバッテリ
Baからの+B電圧のオフ後もそのまま記憶保持され
る。駆動トランジスタ35は、CPU32aからの噴射
データに基づきオンされて燃料噴射器50を駆動する。
この燃料噴射器50は、その駆動により、エンジンに所
定量の燃料を噴射する。
【0034】スタータ40は、マグネットスイッチ41
を有しており、このマグネットスイッチ41は、そのコ
イル41aにて、セキュリティECU20のCPU21
aからのスタータ許可信号により駆動されて常開型スイ
ッチ41bをオンする。スタータモータ42は、スイッ
チ41b及びスタータスイッチ10cを介しバッテリB
aから+B電圧を受けて回転しエンジンをクランキング
状態におく。スタータスイッチ10cは、イグニッショ
ンスイッチ10bのオンのもとにおけるイグニッション
キー1のイグニッションキーシリンダ2内での回動操作
によりオンするようになっている。
【0035】以上のように構成した本第1実施例の作動
について説明する。バッテリBaからセキュリティEC
U20、エンジンECU30及びスタータ40に+B電
圧が供給されるものとする(図1に示す主な構成要素の
作動を示すタイムチャートを表した図8における時間t
0 参照)。すると、セキュリティECU20において
は、CPU21aが、+B電圧によりリセットされて、
図2のフローチャートに従いセキュリティプログラムの
実行を開始する。これと同時に、エンジンECU30に
おいては、CPU32aが、+B電圧によりリセットさ
れて、図3乃至図5に示す各フローチャートに従い、エ
ンジン制御プログラムを実行する。また、CPU21a
による割り込み制御プログラムの割り込み処理は、図6
にて示すフローチャートに従い、パルスセンサ33から
のパルス信号の発生毎に行われる。
【0036】以下、セキュリティECU20及びエンジ
ンECU30による各処理モードに分けて説明する。 (1) セキュリティECU20による処理モード 図2のフローチャートに基づくセキュリティプログラム
の実行は、CPU21aにより次のように行われる。
【0037】まず、ステップ101において、タイマ2
1bがリセットスタートされる。これにより、タイマ2
1bが計時を開始する。そして、このタイマ21bの計
時値がCPU21aの上記リセット後2秒に達するまで
は、以下のような処理が行われる。ステップ102で
は、タイマ21bの計時値に基づきNOとの判定がなさ
れる。ここで、車両のドアロックが同車両の所有者のド
アキーにより解除されているために、ドアキースイッチ
10aがオンしておれば、ステップ103において、Y
ESと判定される。ついで、上述したごとく、イグニッ
ションキー1内の暗証コードとROM21c内の暗証コ
ードとの照合が行われ、両暗証コードが一致した場合に
は、ステップ104においてYESと判定される。以上
により、ドアキースイッチ10a及びイグニッションス
イッチ10bの双方が正当にオンされているとの判断が
なされたこととなる。
【0038】然る後、ステップ105において、CPU
21aからエンジンECU30に対し、燃料噴射器50
によるエンジンへの燃料噴射の許可を表す噴射許可信号
が2秒以内の間において送信される(図8にて時間t0
乃至t1 参照)。ついで、CPU21aからスタータ4
0に対し、ステップ107にて、スタータ40の起動許
可を表すスタータ起動許可信号が送信される。このスタ
ータ起動許可信号の送信は、以後、イグニッションスイ
ッチ10bのオフのときまで継続される。これにより、
マグネットスイッチ41のコイル41aが駆動され続け
てスイッチ41bをオン状態に保持する。その結果、盗
難防止装置がセキュリティECU20により噴射許可モ
ードにおかれる。
【0039】一方、例えば、ドアロックが車両の所有者
のドアキーではなく別のものにより強制的に解除されて
いる場合或いはイグニッションスイッチ10bの両端子
に接続されている各導線が強制的に短絡されること等に
よりイグニッションスイッチ10bのオンと同等の状態
が実現されている場合には、暗証コードの一致が確認さ
れないので、ステップ103或いは104においてNO
と判定される。
【0040】このような場合には、車両のドアロックが
正当に解除されていない或いはセキュリティECU20
への+B電圧の供給が正当になされていないとの判断に
より、車両盗難防止の観点から、ステップ106におい
て、燃料噴射器50によるエンジンへの燃料噴射の禁止
を表す噴射禁止信号がエンジンECU30に2秒以内の
間にて送信される。これにより、盗難防止装置がセキュ
リティECU20により噴射禁止モードにおかれる。
【0041】タイマ21bの計時値が2秒に達した後
は、ステップ102においてYESと判定され、セキュ
リティプログラムがステップ102に戻る。このこと
は、セキュリティECU20からの噴射許可信号或いは
噴射禁止信号の送信が、タイマ21bの計時値が2秒に
達するまでの時間内に限られることを意味する。 (2) 噴射許可モードにおけるエンジンECU30による
処理モード タイマ32bの計時値が2秒に達するまでの処理モー
ド 上述のようにCPU32aがリセットされると、図3の
フローチャートのステップ200において、タイマ32
bがリセットスタートされて計時を開始する。
【0042】なお、図3のフローチャートは、CPU3
2aのリセット後(エンジン始動時であれば、イグニッ
ションスイッチ10bのオンによるリセット(パワーオ
ンリセット)後、或いはCPU32aの暴走検出をして
ウォッチドッグタイマによるリセット後)に繰り返し実
行される。但し、両ステップ200、201は、上記リ
セット後のみ実行される初期化処理を示す。
【0043】そして、セキュリティECU20からの噴
射許可信号の送信は上述のようにCPU21aのリセッ
ト後2秒以内の間で行われることから、タイマ32bの
計時値がCPU32aのリセット後2秒に達するまで
は、セキュリティECU20からの送信噴射許可信号に
対する判定処理が行われ、これに併せてその他の処理が
以下のように行われる。
【0044】まず、ステップ201では、後述する噴射
許可フラグがXLSECRI=0とリセットされる。次
に、ステップ202では、タイマ32bの計時値が2秒
以内であるため、YESと判定される。ついで、ステッ
プ203において、パルスセンサ33からのパルス信号
に基づきエンジンの回転数Neが算出される。次のステ
ップ204においては、回転数Neが500rpm以上
か否かが判定される。ここで、500rpmは、エンジ
ンのアイドル回転数よりも低く、スタータ40による起
動で回転数Neが500rpmまで上昇すればエンジン
が停止せず始動を完了する回転数を表す。
【0045】現段階で、スタータスイッチ10cがオン
されていないとすれば、回転数Neは零である。このた
め、ステップ204においてNOと判定され、次のステ
ップ205においてエンジンへの始動前における燃料噴
射許可を表すデータD5C(以下、始動前噴射許可デー
タD5Cという)がB/URAM34に書き込まれてい
るか否かが判定される。かかる場合、始動前噴射許可デ
ータD5Cは、図7にて示すごとく、1バイトの所定値
(01011100)を表す。
【0046】なお、図7は始動前噴射許可データD5
C、エンジンへの始動後における燃料噴射を許可するデ
ータD76(以下、始動後噴射許可データD76とい
う)及びエンジンへの燃料噴射禁止を表すデータDA3
(以下、噴射禁止データDA3という)の内容を表して
いる。しかして、始動前噴射許可データD5CがB/U
RAM34に書き込まれていなければ、ステップ205
においてNOと判定される。ここで、上述のようにCP
U21aから噴射許可信号が送信されていれば、この噴
射許可信号がシリアル入力回路31を介しCPU32a
に入力される。
【0047】従って、ステップ206において、噴射許
可信号ありとの判断のもとにYESと判定され、ステッ
プ210において、始動前噴射許可データD5Cが噴射
許可信号の立ち下がりにてB/URAM34に書き込ま
れる(図8にて時間t1 参照)とともに、噴射許可フラ
グがXLSECRI=1とセットされる。これにより、
CPU21aからの噴射許可信号の送信がなくなって
も、エンジンECU30は、セキュリティECU20に
より初期的に与えられた噴射許可モードを保持できる。
【0048】上述のように図3のフローチャートの各ス
テップ203乃至206及び210を通る処理が終了す
ると、図4のフローチャートのステップ212におい
て、CPU32aのリセット後2秒以上経過したか否か
が判定される。現段階では、タイマ32bの計時値が2
秒に達していないため、ステップ212にてNOと判定
される。同様の理由により、図5のフローチャートのス
テップ216でも、NOと判定される。
【0049】このような段階で、スタータスイッチ10
cがオンされると、上述のようにマグネットスイッチ4
1のスイッチ41bがオン状態に保持されているため、
スタータモータ42が、バッテリBaからイグニッショ
ンスイッチ10b、スイッチ41b及びスタータスイッ
チ10cを通して+B電圧を受けて起動しエンジンをク
ランキング状態におく(図8にて時間t1 及び時間t3
の間を参照)。
【0050】一方、エンジンがクランキング状態におか
れたことに伴い、パルスセンサ33がパルス信号を順次
発生する。このため、CPU32aがパルス信号の発生
毎に図6のフローチャートに従い割り込み制御プログラ
ムの実行を繰り返し行う。この各実行中においては、ス
テップ301で、噴射許可フラグがXLSECRI=1
か否かが判定される。ここで、XLSECRI=1(ス
テップ210参照)とセット済み故、ステップ301に
おいてYESと判定され、次のステップ302において
エンジンへの燃料噴射を開始する処理がなされ、噴射開
始出力信号が駆動トランジスタ35に出力される。
【0051】このため、この駆動トランジスタ35がオ
ンして燃料噴射器50を駆動する。これにより、燃料噴
射器50による所定量の燃料の噴射がエンジンに対し開
始される。このような状態にてエンジン制御プログラム
が図3のフローチャートのステップ204に再び達した
とき、回転数Neが500rpm以上か否かが判定され
る。ここで、上述のエンジンクランキング状態で回転数
Neが500rpmに達していなければ、ステップ20
4における判定がNOとなる。ついで、B/URAM3
4には始動前噴射許可データD5Cが既に書き込まれて
いる(ステップ210参照)ため、ステップ205にお
いてYESと判定される。現段階では、既にパルスセン
サ33からパルス信号が発生されているため、ステップ
209においてYESと判定されるとともにステップ2
10における処理が上述と同様に行われる。
【0052】従って、上述のようなスタータ40の起動
により+B電圧が低下してCPU21aがリセットされ
ることなくCPU32aのみが再びリセットされた場合
(図8において時間t2 参照)、再びステップ200か
ら実行されるが、CPU21aからの噴射許可信号の再
送信がなくても、各ステップ204、205、209及
び210を通る処理でもって、エンジンECU30は、
セキュリティECU20により初期的に与えられた噴射
許可モードを保持できる。従って、エンジンのクランキ
ング状態において、図6のフローチャートに従う割り込
み制御プログラムの実行によりエンジンへの燃料噴射を
維持できる。
【0053】なお、ステップ205におけるYESとの
判定後パルスセンサ33からのパルス信号がない場合に
は、ステップ209からステップ210への移行を禁止
することにより、スタータ40の起動が禁止されている
にもかかわらず、B/URAM34内の始動後噴射許可
データD76に基づき噴射許可モードになってしまう事
態が防止される。
【0054】然る後、回転数Neが500rpm以上
(図8において時間t3 参照)に上昇すると、図3のス
テップ204において、YESとの判定がなされるとと
もにステップ210において上述と同様の処理が行われ
る。換言すれば、このように回転数Neが500rpm
以上になるということは、タイマ32bの計時値が2秒
に達する前にエンジンの始動が完了したことを意味す
る。
【0055】この段階では、スタータ40は既に停止し
ているため、上述したようなエンジンの始動前のスター
タ40の起動による+B電圧の低下が生ずることはな
い。その代わり、エンジンの始動後においては、+B電
圧の瞬断が、CPU32aとバッテリBaとの間の接続
不良等により生ずることがある。そして、このような+
B電圧の瞬断により、CPU21aがリセットされるこ
となくCPU32aのみが再びリセットされた場合、C
PU21aからの噴射許可信号の再送信がなくても、ス
テップ204におけるYESとの判定に伴うステップ2
10における上記処理でもって、エンジンECU30
は、セキュリティECU20により初期的に与えられた
噴射許可モードを保持できる。
【0056】その結果、図6のフローチャートに従う割
り込み制御プログラムの実行によりエンジンへの燃料噴
射を維持することによって始動完了後のエンジンの作動
状態を保持できる。 タイマ32bの計時値が2秒に達した後の処理モード タイマ32bの計時値が2秒に達した後、即ち、CPU
32aの初期のリセット後2秒が経過すると、図3のフ
ローチャートのステップ202において、NOと判定さ
れる。ついで、CPU32aの初期のリセット後2秒の
間にCPU21aからエンジンECU30に送信される
噴射許可信号があれば、ステップ211においてNOと
判定される。
【0057】然る後、図4のステップ212において、
タイマ32bの計時値に基づきYESと判定されると、
次のステップ213において、回転数Neが500rp
m以上か否かが判定される。ここで、回転数Neが50
0rpm以上の場合には、ステップ213においてYE
Sと判定されるとともに、ステップ214において、B
/URAM34に始動前噴射許可データD5Cが書き込
まれているか否かが判定される。現段階では、上述のご
とく、始動前噴射許可データD5CがB/URAM34
に既に書き込まれている(ステップ210参照)ため、
ステップ214においてYESと判定される。
【0058】そして、ステップ215において、B/U
RAM34への書き込みデータが、始動後噴射許可デー
タD76に書き換えられる。これにより、B/URAM
34への書き込みデータが始動前噴射許可データD5C
のままでイグニッションスイッチ10bがオフされた後
再度オンされた場合に、セキュリティECU20からの
噴射許可信号の再送信がなくても各ステップ205、2
09、210の処理で噴射許可モードが確保されてしま
う事態の発生が防止される。
【0059】ここで、始動後噴射許可データD76は、
図7にて示すごとく、1バイトの所定値(011101
10)を表すもので、始動前噴射許可データD5Cに比
べて、二桁目、四桁目及び六桁目の各ビットにおいて異
なる。即ち、始動前噴射許可データD5Cと始動後噴射
許可データD76との間には3ビット差が与えられてい
る。
【0060】なお、エンジン制御プログラムの実行は、
ステップ215から図5のフローチャートに移行され
る。また、各ステップ212、213及び214のいず
れかでNOとの判定がなされた場合も同様である。図5
のステップ216において、タイマ32bの計時値が2
秒に達していることにより、YESとの判定がなされる
と、次のステップ217において回転数Neが500r
pm以上か否かが判定される。回転数Neが500rp
m以上であれば、ステップ217においてYESと判定
され、ついでステップ218においてB/URAM34
への書き込みデータが始動後噴射許可データD76であ
るか否かが判定される。
【0061】現段階では、B/URAM34への書き込
みデータが始動後噴射許可データD76となっているた
め(ステップ215参照)、ステップ218においてY
ESと判定され、ステップ219において、噴射許可フ
ラグがXLSECRI=1と再セットされる。これによ
り、エンジン始動後、タイマ32bの計時値が2秒に達
した後において、+B電圧が瞬断されても、エンジンE
CU30は、セキュリティECU20により与えられた
燃料噴射許可モードを維持できる。
【0062】一方、ステップ217において、回転数N
eが500rpm以上でなければ、NOと判定され、ス
テップ220において、B/URAM34への書き込み
データが、噴射禁止データDA3であるか否かが判定さ
れる。現段階では、噴射禁止データDA3はB/URA
M34に書き込まれていないため、ステップ220にお
いてNOと判定される。
【0063】ここで、噴射禁止データDA3は、図7に
て示すごとく、1バイトの所定値(10100011)
を表す。そして、この噴射禁止データDA3は、始動後
噴射許可データD76に対し、1桁目、3桁目、5桁
目、7桁目及び8桁目においてそれぞれ異なっている。
このため、噴射禁止データDA3は、始動後噴射許可デ
ータD76に対し、5ビット差を有する。
【0064】また、上述のように始動後噴射許可データ
D76は、始動前噴射許可データD5Cに対し、3ビッ
ト差を有するので、噴射禁止データDA3と始動前噴射
許可データD5Cとの間には8ビット差が与えられる。
従って、始動後噴射許可データD76と噴射禁止データ
DA3との間のビット差のために、エンジンの高回転時
に生ずるノイズ等により始動後噴射許可データD76が
ビット化けにより噴射禁止データDA3になってエンジ
ンへの燃料噴射を禁止してしまうことがない。
【0065】また、仮に、始動後噴射許可データD76
がビット化けにより噴射禁止データDA3になったとし
ても、上述のようなステップ219におけるXLSEC
RI=1との再セットにより、B/URAM34への書
き込みデータが始動後噴射許可データD76として是正
される。このため、上述のようなエンジンへの燃料噴射
が誤って禁止されてしまう事態の発生をより一層確実に
防止できる。その結果、その後の図6の割り込み処理に
おいて、エンジンへの燃料噴射を確保できる。
【0066】なお、上述した噴射許可モードにおける
エンジンECU30による処理モードにおいては、スタ
ータ40の起動による+B電圧の低下或いはエンジン始
動後の+B電圧の瞬断による低下の場合に、エンジンE
CU30が噴射許可モードを維持できるようにしたが、
例えば、CPU32aがその暴走等の異常作動によりリ
セットされた後正常に復帰した場合でも、B/URAM
34内の始動前噴射許可データD5C或いは始動後噴射
許可データD76に基づき噴射許可モードが確保され得
る。 (3) 噴射禁止モードにおけるエンジンECU30による
処理モード タイマ32bの計時値が2秒に達するまでの処理モー
ド 上述した場合と同様にエンジン制御プログラムが図3の
フローチャートのステップ206に達すると、セキュリ
ティECU20からの噴射許可信号の有無が判定され
る。このとき、セキュリティECU20から噴射禁止信
号が送信されていれば、ステップ206においてNOと
判定された後、ステップ207において、YESと判定
される。
【0067】すると、ステップ208において、B/U
RAM34内に噴射禁止データDA3が書き込まれると
ともに噴射許可フラグがXLSECRI=0とリセット
される。これにより、+B電圧がその瞬断により低下し
て、CPU21aがリセットされることなくCPU32
aのみが再リセットされた場合、CPU21aから噴射
禁止信号の再送信がなくても、エンジンECU30は、
セキュリティECU20により与えられた噴射禁止モー
ドを維持できる。従って、スタータスイッチ10cが不
正にオンされたとしても、エンジンが始動することもな
い。
【0068】タイマ32bの計時値が2秒に達した後
の処理モード 上述と同様に、図3のフローチャートのステップ202
においてNOと判定されると、CPU32aの初期のリ
セット後2秒の間にCPU21aからエンジンECU3
0に送信される噴射禁止信号があれば、ステップ211
においてNOと判定される。
【0069】ついで、図4のステップ212において、
ステップ202の場合と同様にYESと判定されると、
パルスセンサ33からのパルス信号は発生していないこ
とにより、ステップ213において、NOとの判定がな
される。然る後、図5のステップ217においても、同
様の理由によりNOと判定される。ついで、ステップ2
20において、B/URAM34への書き込みデータが
噴射禁止データDA3であるか否かが判定される。
【0070】現段階では、噴射禁止データDA3がB/
URAM34に書き込まれているため(ステップ208
参照)、ステップ220においてYESと判定され、ス
テップ221において噴射許可フラグがXLSECRI
=0と再リセットされる。これにより、エンジン始動
後、タイマ32bの計時値が2秒に達した後において、
+B電圧が瞬断されても、エンジンECU30は、セキ
ュリティECU20により与えられた燃料噴射禁止モー
ドを維持できる。
【0071】かかる場合、噴射禁止データDA3と始動
前噴射許可データD5C或いは始動後噴射許可データD
76との間には上述のようなビット差が与えられている
ために、ノイズ等により噴射禁止データDA3がビット
化けにより始動前噴射許可データD5C或いは始動後噴
射許可データD76となってしまうことがない。また、
仮に、噴射禁止データDA3がビット化けにより始動前
噴射許可データD5C或いは始動後噴射許可データD7
6になったとしても、上述のようなステップ221にお
けるXLSECRI=0との再リセットにより、B/U
RAM34への書き込みデータが噴射禁止データDA3
として是正される。このため、エンジンへの燃料噴射が
誤って許容されてしまう事態の発生を、より一層確実に
防止できる。
【0072】なお、ステップ211において、CPU3
2aの初期のリセット後2秒の間にCPU21aからの
信号が何もなかった場合には、YESと判定されて、ス
テップ208における処理が上述と同様に行われる。ま
た、本第1実施例では、当該車両の正当なエンジン停止
による停止後には、B/URAM34には、始動前噴射
許可データD5Cではなく始動後噴射許可データD76
が記憶されている。このため、かかる車両の停止中にエ
ンジンECU30及びスタータ40に不正にバッテリB
aの+B電圧が供給されても、ステップ205(図3参
照)にて始動後噴射許可データD76に基づきNOと判
定される。従って、燃料噴射が許可されることがないの
で、当該車両の盗難防止に役立つ。
【0073】換言すれば、次のような不具合の発生が防
止され得る。即ち、B/URAM34への書き込みデー
タを始動前噴射許可データD5Cから始動後噴射許可デ
ータD76に書き替えることなく、セキュリティECU
20からの噴射許可信号をエンジンEUC30に送信し
た場合、一旦、正当と判定されると、暗証コードが不一
致と判断されない限り、B/URAM34への書き込み
データは始動前噴射許可データD5Cのままである。従
って、当該車両の正当な所有者が運転後、その車両を駐
車している間でも、B/URAM34への書き込みデー
タは始動前噴射許可データD5Cのままである。
【0074】このため、かかる状態で、エンジンECU
30及びスタータ40にバッテリBaの+B電圧を、不
正に(例えばバッテリBaとイグニッションスイッチ1
0bのセキュリティECU20側端子とを短絡して)供
給すると、B/URAM34への書き込みデータが始動
前噴射許可データD5Cのまま故、エンジンECU30
は、暗証コードとの照合結果とはかかわりなくエンジン
を始動させてしまう。しかし、本第1実施例によれば、
このような不具合の発生が、上述のように、B/URA
M34への書き込みデータを始動前噴射許可データD5
Cから始動後噴射許可データD76に書き替えることに
より確実に防止され得る。
【0075】また、本第1実施例では、上述のごとくス
テップ204における回転数Neの判断基準を500r
pm以上とした。このため、回転数Neがエンジン始動
完了回転数以上になったときにB/URAM34への書
き込みデータを始動前噴射許可データD5Cから始動後
噴射許可データD76に書き替える。従って、スタータ
起動によりバッテリBaの+B電圧が低下してCPU3
2aがリセットされても、エンジンの正当な始動が確保
され得るとともに、不正操作によるエンジンの始動を未
然に防止できる。
【0076】換言すれば、次のような不具合の発生を未
然に防止できる。即ち、仮に、ステップ204における
回転数Neの判断基準を2000rpm以上とした場
合、当該車両の正当な所有者がエンジンを始動させたが
回転数Neが2000rpmを超える前にエンジンを停
止させたとき、B/URAM34への書き込みデータは
始動前噴射許可データD5Cのままとなる。
【0077】このため、かかる状態で不正にエンジンE
CU30及びスタータ40にバッテリBaの+B電圧を
供給すると、ステップ205にてYESとの判定後エン
ジンが不正に始動されることとなる。しかし、本第1実
施例によれば、このような不具合が、上述のようにステ
ップ204における回転数Neの判断基準を500rp
m以上とすることにより確実に防止され得る。
【0078】一方、仮に、ステップ204における回転
数Neの判断基準を300rpm以上(エンジン始動完
了回転数よりも低い回転数)とした場合、エンジンが不
正に始動されることはないが、エンジン始動完了前にB
/URAM34への書き込みデータが始動前噴射許可デ
ータD5Cから始動後噴射許可データD76に書き替わ
る。
【0079】このため、バッテリBaの+B電圧の低下
が懸念されるスタータ起動時にCPU32aにリセット
がかかった場合に、エンジンの始動が不能となる。しか
し、本第1実施例によれば、このような不具合が、上述
のようにステップ204における回転数Neの判断基準
を500rpm以上とすることにより確実に防止され得
る。
【0080】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を図9乃至図13に基づいて説明する。この第2実施例
においては、上記第1実施例にて述べたエンジンECU
30に代えて、エンジンECU30Aが採用されるとと
もに、メインリレー60が付加的に採用されている。こ
の第2実施例は、上記第1実施例のようにエンジン始動
完了を判断して始動前噴射許可データD5Cを始動後噴
射許可データD76に変更するのではなく、イグニッシ
ョンスイッチ10bの操作状態を判断して始動前噴射許
可データD5Cを始動後噴射許可データD76に変更す
るようにしたことにその主たる特徴を有する。
【0081】エンジンECU30Aは、上記エンジンE
CU30においてトランジスタ37及び両ダイオード3
8、39を付加した構成を有している。トランジスタ3
7は、そのコレクタにて、メインリレー60の励磁コイ
ル61を通してバッテリBaの正側端子に接続されてお
り、このトランジスタ37のベースは、両ダイオード3
8、39の各カソードに接続されている。
【0082】また、ダイオード38はそのアノードにて
CPU32aによる制御を受けて選択的に導通し、一
方、ダイオード39はそのアノードにてイグニッション
スイッチ10bを介してバッテリBaの正側端子から+
B電圧を受けて導通する。これにより、トランジスタ3
8は、両ダイオード38、39の一方の導通によりオン
状態となる。
【0083】また、CPU32aのROMに記憶したエ
ンジン制御プログラムのうち、図4のフローチャートが
図10にて示すフローチャートに変更され、かつ、図5
のフローチャートが、図11及び図12にて示すごとく
変更されている。メインリレー60は、上記励磁コイル
61と、常開型リレースイッチ62を有しており、リレ
ースイッチ62は、バッテリBaの正側端子と定電圧回
路36との間に接続されている。しかして、励磁コイル
61は、トランジスタ37のオンによりバッテリBaか
ら+B電圧を受けて励磁される。また、この励磁コイル
61は、トランジスタ37のオフにより消磁する。リレ
ースイッチ62は、励磁コイル61の励磁により閉じて
バッテリBaからの+B電圧を定電圧回路36に付与す
る。その他の構成は、上記第1実施例と同様である。
【0084】このように構成した本第2実施例におい
て、イグニッションスイッチ10bのがオンされている
場合には、ダイオード39もイグニッションスイッチ1
0bを通しバッテリBaから正当に+B電圧を受けて導
通しトランジスタ37をオンさせている。このため、メ
インリレー60は、励磁コイル61の正当な励磁によ
り、リレースイッチ62を閉じ、定電圧回路36が定電
圧を発生し、CPU32aがこの定電圧によりリセット
されて、図3、図10、図11及び図12の各フローチ
ャートに従いエンジン制御プログラムを実行する。
【0085】しかして、タイマ32bの計時値が2秒に
達するまでの処理モードでは、上記第1実施例にて述べ
たようにステップ210(図3参照)における処理がな
された後、ステップ222(図11参照)にて、イグニ
ッションスイッチ10bを介するバッテリBaからの+
B電圧に基づき、イグニッションスイッチ10bのオン
との判断のもとにYESとの判定がなされる。
【0086】すると、ステップ224bにおいて、メイ
ンリレー60のオン処理がなされる。即ち、CPU32
aがその出力ポートをハイレベルにしてダイオード38
を導通させる。これにより、トランジスタ37がオンに
維持されてメインリレー60の励磁コイル61を励磁状
態に維持する。このため、メインリレー60が、自己保
持状態となり、イグニッションスイッチ10bのオフと
はかかわりなく、+B電圧の定電圧回路36への供給を
維持する。
【0087】従って、現段階では、B/URAM34に
は始動前噴射許可データD5C(ステップ210参照)
が書き込まれているため、イグニッションスイッチ10
bがオフされても、両ステップ222、223(図11
参照)にてNOと判定されてステップ224bにおける
処理によりメインリレー60が自己保持状態を維持す
る。なお、その後ステップ216(図12参照)におけ
る判定がNOとなる。
【0088】次に、CPU32aのリセット後2秒以上
の経過に伴い、上記第1実施例と同様にステップ212
(図10参照)における判定がYESとなると、次のス
テップ213aにてイグニッションスイッチ10bのオ
フについて判定される。ここで、イグニッションスイッ
チ10bがオフされておれば、ステップ213aにおけ
る判定がYESとなり、ステップ214におけるYES
との判定後、ステップ215において、上記第1実施例
と同様にB/URAM34への書き込みデータが始動前
噴射許可データD5Cから始動後噴射許可データD76
に書き替えられる(図13にて時間t4参照)。
【0089】このように、メインリレー60のオンの間
にイグニッションスイッチ10bのオフによりB/UR
AM34への書き込みデータを始動前噴射許可データD
5Cから始動後噴射許可データD76に書き替えること
で、上記第1実施例にて述べた回転数Ne=500rp
mにてB/URAM34への書き込みデータを始動前噴
射許可データD5Cから始動後噴射許可データD76に
書き替えるのと同様の効果を確保できる。
【0090】また、本第2実施例によれば、B/URA
M34への書き込みデータの切り換え時期を回転数Ne
=500rpmとはかかわりなく選定できるのは勿論の
こと、始動完了回転数が500rpmとは異なる機種の
エンジンであっても、B/URAM34への書き込みデ
ータを始動前噴射許可データD5Cから始動後噴射許可
データD76に書き替えることが可能である。
【0091】しかして、B/URAM34内の始動後噴
射許可データD76に基づきステップ223にてYES
との判定がなされ、ステップ224において、その他イ
グニッションスイッチ10bオフ時の処理の終了時にY
ESと判定される。その後、ステップ224aにおい
て、メインリレー60のオフ処理がなされる。即ち、C
PU32aの出力ポートがローレベルになり、ダイオー
ド38が非導通となり、トランジスタ37がオフし、メ
インリレー60がその励磁コイル61の消磁によりリレ
ースイッチ62を開く(図13にて時間t5参照)。こ
のため、定電圧回路36が定電圧の発生を停止する。
【0092】これにより、エンジンECU30AのCP
U32aがその作動を停止する。その結果、燃料噴射器
50により燃料噴射が禁止される。よって、当該車両が
停止する。この場合、上述のごとく、当該車両の停止に
あたり、イグニッションスイッチ10bのオフ時にB/
URAM34への書き込みデータが始動前噴射許可デー
タD5Cから始動後噴射許可データD76に書き替えら
れる。
【0093】従って、エンジンECU30にバッテリB
aから+B電圧を供給しても、B/URAM34への書
き込みデータが始動後噴射許可データD76になってい
るので、エンジンが始動されることはない。なお、本第
2実施例では、B/URAM34への書き替えデータを
始動後噴射許可データD76としたが、これに代えて、
B/URAM34への書き替えデータを始動前噴射許可
データD5C及び始動後噴射許可データD76以外の他
のデータに書き替えるようにしてもよい。
【0094】また、本発明は、上記各実施例に限ること
なく、次のような種々の変形例でもって実現できる。 a.上記各実施例においては、車両のエンジンが原動機
である場合の例について説明したが、これに代えて、電
気自動車の電動機、自動二輪車のエンジンやボートの駆
動源等が原動機である場合にも、本発明を適用して実施
できる。 b.上記各実施例においては、本発明がエンジンの燃料
噴射系統及びスタータに適用された例について説明した
が、これに代えて、エンジンの点火系統に本発明を適用
して実施できるのは勿論のこと、燃料噴射系統及びスタ
ータ並びに点火系統に本発明を適用して実施することも
可能である。 c.上記各実施例においては、セキュリティECU20
がCPU21aを有する場合について説明したが、これ
に限ることなく、セキュリティECU20がCPU21
aを有さない場合でも本発明の適用は可能である。 d.上記各実施例においては、エンジンの始動をイグニ
ッションスイッチ10b及びスタータスイッチ10cの
操作により達成する例について説明したが、これに限ら
ず、キーレスエントリシステムによりエンジンの始動を
達成するようにしてもよい。 e.上記各実施例においては、B/URAM34は、D
RAM等のバックアップ可能なメモリでよく、また、不
揮発性メモリであってもよい。 f.上記各実施例においては、エンジンの始動完了回転
数が500rpmである場合について説明したが、これ
に限らず、同始動完了回転数は適宜変更して実施しても
よい。 g.本発明の実施にあたっては、上記各実施例にて述べ
た始動前噴射許可データD5C、始動後噴射許可データ
D76及び噴射禁止データDA3の各値については、い
ずれか一つの値が相互にビット化けによりいずれかの他
の値にならない範囲で、適宜変更して実施してもよい。 h.上記各実施例の各フローチャートにおける各ステッ
プは、それぞれ、機能実行手段としてハードロジック構
成により実現するようにしてもよい。 i.上記各実施例では、エンジン始動完了を回転数Ne
でもって判定する例について説明したが、これに代え
て、例えば、スタータオフ時のエンジンの総点火回数で
もってエンジン始動完了を判定するようにして実施して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略の全体回路構成
図である。
【図2】図1のセキュリティECUのCPUにより実行
されるセキュリティプログラムのフローチャートであ
る。
【図3】図1のエンジンECUのCPUにより実行され
るエンジン制御プログラムのフローチャートの前段部で
ある。
【図4】図1のエンジンECUのCPUにより実行され
るエンジン制御プログラムのフローチャートの中段部で
ある。
【図5】図1のエンジンECUのCPUにより実行され
るエンジン制御プログラムのフローチャートの後段部で
ある。
【図6】図1のエンジンECUのCPUにより実行され
る割り込み制御プログラムのフローチャートである。
【図7】始動前噴射許可データ、始動後噴射許可データ
及び噴射禁止データの内容を示す図である。
【図8】図1に示す主な構成要素の作動を示すタイムタ
チャートである。
【図9】本発明の第2実施例を示す概略の全体回路構成
図である。
【図10】上記第2実施例におけるエンジンECUのC
PUにより実行されるエンジン制御プログラムの要部を
示すフローチャートである。
【図11】上記第2実施例におけるエンジンECUのC
PUにより実行されるエンジン制御プログラムの他の要
部を示すフローチャートである。
【図12】上記第2実施例におけるエンジンECUのC
PUにより実行されるエンジン制御プログラムのその他
の要部を示すフローチャートである。
【図13】図9に示す主な構成要素の作動を示すタイム
タチャートである。
【符号の説明】
10a・・・ドアキースイッチ、10b・・・イグニッ
ションスイッチ(始動スイッチ)、10c・・・スター
タスイッチ、20・・・セキュリティECU、30、3
0A・・・エンジンECU、32a・・・CPU、33
・・・パルスセンサ、34・・・B/URAM、37・
・・トランジスタ、38、39・・・ダイオード、40
・・・スタータ、50・・・燃料噴射器、60・・・メ
インリレー(リレー手段)、Ba・・・バッテリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02P 11/04 301 F02P 11/04 301C (56)参考文献 特開 平4−297354(JP,A) 特開 昭54−158532(JP,A) 特開 平2−164647(JP,A) 特開 昭64−56248(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/00 - 25/10 F02P 11/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両等の原動機の正当な始動操作時に原
    動機の始動許可データを送信するセキュリティ装置と、 前記始動操作に伴う電源からの供給電圧によりリセット
    されて前記始動許可データに基づき原動機の始動のため
    の演算処理をするCPUを備えた原動機制御装置とを有
    し、 前記セキュリティ装置が、原動機の不正な始動操作時に
    同原動機の始動禁止データを送信し、 かつ、前記CPUが前記不正な始動操作によりリセット
    されて前記始動禁止データに基づき原動機の始動禁止の
    ための演算処理をする盗難防止装置において、 前記始動許可データ或いは始動禁止データを始動許可情
    報或いは始動禁止情報として記憶する記憶手段を設け、 前記CPUが、前記始動許可データ或いは始動禁止デー
    タの送信後に再リセットされても、前記記憶手段の記憶
    データに基づき原動機の始動或いはその後の作動又は始
    動禁止を確保するように演算処理するようになってお
    り、 さらに、原動機の回転数を検出する回転数検出手段を設
    け、 前記記憶手段が、前記検出回転数が原動機の始動完了回
    転数に達する前に、前記始動許可情報を記憶していると
    き、前記CPUが、再リセットされても、前記記憶始動
    許可情報に基づき原動機の始動を確保するように演算処
    理する ことを特徴とする車両等の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記CPUが、前記検出回転数が原動機
    の始動完了回転数に達した後に、再リセットされても、
    同CPUが原動機の作動を確保するように演算処理する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両等の盗難防止装
    置。
  3. 【請求項3】 車両等の原動機の正当な始動操作時に原
    動機の始動許可データを送信するセキュリティ装置と、 前記始動操作に伴う電源からの供給電圧によりリセット
    されて前記始動許可データに基づき原動機の始動のため
    の演算処理をするCPUを備えた原動機制御装置とを有
    し、 前記セキュリティ装置が、原動機の不正な始動操作時に
    同原動機の始動禁止デ ータを送信し、 かつ、前記CPUが前記不正な始動操作によりリセット
    されて前記始動禁止データに基づき原動機の始動禁止の
    ための演算処理をする盗難防止装置において、 前記始動許可データ或いは始動禁止データを始動許可情
    報或いは始動禁止情報として記憶する記憶手段を設け、 前記CPUが、前記始動許可データ或いは始動禁止デー
    タの送信後に再リセットされても、前記記憶手段の記憶
    データに基づき原動機の始動或いはその後の作動又は始
    動禁止を確保するように演算処理するようになってお
    り、 さらに、 原動機の回転数を検出する回転数検出手段を設
    け、 前記記憶手段が、前記検出回転数が原動機の始動完了回
    転数に達する前に、原動機の始動前始動許可データを始
    動許可情報として記憶しているとき、前記CPUが、再
    リセットされても、前記始動前始動許可データの始動許
    可情報に基づき原動機の始動を確保し、 前記記憶手段が、前記検出回転数が原動機の始動完了回
    転数に達した後に、前記始動前始動許可データに代え
    て、原動機の始動後作動許可データを始動許可情報とし
    て記憶し、 その後前記CPUが、再リセットされても、前記記憶始
    動後作動許可データの始動許可情報に基づき原動機の作
    動を確保するように演算処理することを特徴とする
    等の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記始動前始動許可データ、始動後作動
    許可データ及び始動禁止データが、それぞれ、所定桁の
    値により構成され、かつ前記始動禁止データの少なくと
    も2桁に亘る部分が前記始動前始動許可データ及び始動
    後作動許可データとは異なるようにしたことを特徴とす
    る請求項に記載の車両等の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 前記始動前始動許可データ、始動後作動
    許可データ及び始動禁止データの各所定桁の値がそれぞ
    れ8ビットの値により構成され、前記始動禁止データが
    前記始動後作動許可データから3ビットに亘る差を有す
    るとともに前記始動前始動許可データから8ビットに亘
    る差を有することを特徴とする請求項に記載の車両等
    の盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段が不揮発性メモリであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    車両等の盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 車両等の原動機の正当な始動操作時に原
    動機の始動許可データを送信するセキュリティ装置と、 前記始動操作に伴う電源からの供給電圧によりリセット
    されて前記始動許可データに基づき原動機の始動のため
    の演算処理をするCPUを備えた原動機制御装置とを有
    し、 前記セキュリティ装置が、原動機の不正な始動操作時に
    同原動機の始動禁止データを送信し、 かつ、前記CPUが前記不正な始動操作によりリセット
    されて前記始動禁止データに基づき原動機の始動禁止の
    ための演算処理をする盗難防止装置において、 前記始動許可データ或いは始動禁止データを始動許可情
    報或いは始動禁止情報として記憶する記憶手段を設け、 前記CPUが、前記始動許可データ或いは始動禁止デー
    タの送信後に再リセットされても、前記記憶手段の記憶
    データに基づき原動機の始動或いはその後の作動又は始
    動禁止を確保するように演算処理するようになってお
    り、 さらに、 原動機の回転数を検出する回転数検出手段を設
    け、 前記記憶手段が、前記検出回転数が原動機の始動完了回
    転数に達する前に、原動機の始動前始動許可データを始
    動許可情報として記憶しているとき、前記CPUが、再
    リセットされても、前記始動前始動許可データの始動許
    可情報に基づき原動機の始動を確保し、 前記記憶手段が、前記検出回転数が原動機の始動完了回
    転数に達したとき、前記始動前始動許可データに代え
    て、原動機の始動後作動許可データを始動許可情報とし
    て記憶し、 その後前記CPUが、再リセットされても、前記記憶始
    動後作動許可データの始動許可情報に基づき原動機の作
    動を確保するように演算処理することを特徴とする
    等の盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 車両等の原動機の始動スイッチの操作時
    に原動機の始動許可データを送信するセキュリティ装置
    と、 前記始動スイッチの操作に伴う電源からの供給電圧によ
    りリセットされて前記始動許可データに基づき原動機の
    始動のための演算処理をするCPUを備えた原動機制御
    装置と、 前記始動スイッチの操作に伴い駆動されて前記CPUへ
    の前記電源からの供給電圧の供給を許容するリレー手段
    とを有する盗難防止装置において、 前記リレー手段は、前記始動スイッチが操作解除されて
    から所定期間前記CPUに対して前記電源の電圧を供給
    するものであって、 前記始動許可データを始動許可情報として記憶する記憶
    手段を設け、 前記CPUが、前記始動許可データの送信後に再リセッ
    トされても、前記記憶手段の記憶情報に基づき原動機の
    始動或いはその後の作動を確保するように演算処理し、 前記始動スイッチが操作解除された後の前記リレー手段
    が所定期間前記CPUに前記電源の電圧を供給する間
    に、前記始動許可情報に代えて、他の情報を記憶するよ
    うにしたことを特徴とする車両等の盗難防止装置。
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