JP3511700B2 - 車両等盗難防止装置 - Google Patents

車両等盗難防止装置

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JP3511700B2
JP3511700B2 JP29618694A JP29618694A JP3511700B2 JP 3511700 B2 JP3511700 B2 JP 3511700B2 JP 29618694 A JP29618694 A JP 29618694A JP 29618694 A JP29618694 A JP 29618694A JP 3511700 B2 JP3511700 B2 JP 3511700B2
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淳 岡光
裕 田川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や自動二輪車等
の車両やボート等に採用される盗難防止装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両の盗難防止装置とし
ては、実開昭56−172109号公報に示すようなも
のがある。この盗難防止装置においては、セキュリティ
装置としての暗号識別装置が、イグニッションキーによ
るキー入力部からの入力コードを、暗号識別装置のメモ
リ内に予め記憶されている第1暗証コードと照合する。
そして、これら両コードが互いに一致したとき、暗号識
別装置が、上記第1暗証コードとは異なるセキュリティ
コードをエンジン制御装置に送る。すると、このエンジ
ン制御装置が、上記セキュリティコードを、エンジン制
御装置のメモリ内に予め記憶されている第2暗証コード
と照合する。その結果、これら両コードの一致が認めら
れれば、エンジン制御装置は、エンジンを駆動するため
の制御を実行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな盗難防止装置において、上述のような照合を行うに
は、暗号識別装置からエンジン制御装置に送られるセキ
ュリティコードが、暗号識別装置のメモリ内に予め記憶
されており、しかも、エンジン制御装置のメモリ内に予
め記憶されている第2暗証コードが上記セキュリティコ
ードと一致する必要がある。
【0004】即ち、暗号識別装置及びエンジン制御装置
の各メモリ内には、共に、上記第2暗証コードが予めに
記憶されていなければならない。従って、何らかの原因
による暗号識別装置の故障のために、この暗号識別装置
を新たな暗号識別装置と交換する必要が生じた際には、
暗号識別装置だけでなくエンジン制御装置までも新たな
装置に交換しなければならない。換言すれば、車両に搭
載済みのエンジン制御装置は正常であるにもかかわら
ず、このエンジン制御装置をも新たなエンジン制御装置
と交換することとなる。その結果、このような余分な交
換のために、交換コストが増大するといった問題が生じ
る。
【0005】これに対しては、第1暗証コードをエンジ
ン制御装置のメモリにも記憶させておくようにする。こ
れにより、正規ユーザがイグニッションキーによりキー
入力部から入力するコードがエンジン制御装置のメモリ
内の第1暗証コードと一致することなる。そして、この
一致が暗号識別装置の交換時に検出されたとき、エンジ
ン制御装置のメモリ内の第2暗証コードを新たな暗号識
別装置の第2暗証コードとして書き換えることにより、
エンジン制御装置及び暗号識別装置の双方を交換するこ
となく、暗号識別装置のみを新たな暗号識別装置に交換
することを可能にするシステムを採用することが考えら
れる。
【0006】ところで、一般に、車両ユーザはその車両
に対して複数のイグニッションキーを所有している。ま
た、盗難防止装置のセキュリティ性の向上のため、各イ
グニッションキーからのコードは、互いに異なるように
設定されている。そして、このように互いに異なるコー
ドが設定されている複数のイグニッションキーを車両ユ
ーザが保持している場合において、上述のような暗号識
別装置の交換時の処理を確実に実行するためには、複数
のイグニッションキーに対応した複数の第1暗証コード
がエンジン制御装置のメモリ内に確実に記憶されている
必要がある。
【0007】従って、上述のようなシステムにおいて、
例えば、複数のイグニッションキーのうちの1つを紛失
した場合に、車両ユーザが新たに購入したイグニッショ
ンキーに対応する第1暗証コードをも、新たな暗号識別
装置及びエンジン制御装置の双方に確実に登録する必要
がある。また、この登録に伴い、車両の盗難防止の観点
から、紛失したイグニッションキーに対応する第1暗証
コードを暗号識別装置及びエンジン制御装置の双方から
消去する必要がある。
【0008】ここで、上述のようなイグニッションキー
紛失時における暗号識別装置及びエンジン制御装置への
第1暗証コードの登録処理を説明する。どの第1暗証コ
ードに対応するイグニッションキーを紛失したのかが分
からないため、新たに購入したイグニッションキーを含
め、車両ユーザが保持しているイグニッションキーのす
べてを準備する。そして、これら各イグニッションキー
を、順次、キーシリンダに差し込み、各イグニッション
キー内のコードを第1暗証コードとして暗号識別装置及
びエンジン制御装置の双方に転送する。このようにし
て、これら両装置に第1暗証コードを再登録する作業を
イグニッションキーの数だけ繰り返す。
【0009】ところで、一般に、エンジン制御装置への
電源電圧の供給は、エンジン制御装置の消費電力が大き
いため、バッテリ上がりを防止する目的で、イグニッシ
ョンスイッチを開成することで停止する。しかし、例え
ば、1番目のイグニッションキーに対応する第1暗証コ
ードの登録後、2番目のイグニッションキーに対応する
第1暗証コードを登録する際には、キーシリンダに挿入
するイグニッションキーを1番目のイグニッションキー
から2番目のイグニッションキーに入れ換える必要があ
る。従って、この度ごとにエンジン制御装置への電源電
圧の供給が停止されることとなる。
【0010】これにより、エンジン制御装置では、何番
目のイグニッションキーまでを登録したかが分からなく
なるため、次のイグニッションキーに対応する第1暗証
コードをエンジン制御装置のメモリのどのメモリエリア
に記憶すればよいかが分からなくなる。仮に、先頭のメ
モリエリアのみに書き込んでしまった場合には、最後の
イグニッションキーに対応する第1暗証コードのみしか
記憶されないといった不具合が生じる。
【0011】なお、イグニッションスイッチを開成して
も、エンジン制御装置に対し所定時間の間電源電圧を供
給し続ける手段を設けることによっても対応できる。し
かし、このためには、メインリレー制御回路を設ける必
要があり、その結果、ハード回路構成のコスト上昇とい
う問題が生ずる。また、イグニッションキーの数は、上
述のように、通常、複数であるが、例えば、一つのイグ
ニッションキーしかない場合においてこれを紛失したと
き、新たに購入したイグニッションキーに対応する第1
暗証コードを暗号識別装置及びエンジン制御装置の双方
に確実に登録するとともに、紛失イグニッションキーに
対応する登録済の第1暗証コードを暗号識別装置及びエ
ンジン制御装置から消去する必要がある。
【0012】そこで、本発明は、上述のようなことに対
処するために、車両等盗難防止装置において、イグニッ
ションキーの紛失等に伴い、セキュリティ装置や原動機
制御装置内に暗証コードを登録する場合に、この登録
を、コストの上昇を招くことなく、イグニッションキー
に対応してセキュリティ装置や原動機制御装置内に確実
に行えるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明においては、所定コードを送
信するイグニッションキー(1a乃至1d)と、このイ
グニッションキーにより開閉される電源スイッチ(5)
と、第1暗証コードを予め記憶してなる第1記憶手段
(30)を有し、前記第1暗証コードと前記送信所定コ
ードとが一致したとき、前記第1暗証コードとは異なる
所定のセキュリティコードを送信するセキュリティ装置
(3)と、電源スイッチ(5)を介しバッテリ(7)か
ら給電されて、予め記憶してなる第2暗証コードと前記
送信セキュリティコードとが一致したとき、原動機を作
動させるための制御を行う原動機制御装置(8)とを備
えた車両等盗難防止装置において、原動機制御装置
(8)、前記第1暗証コードに対応するメモリエリア
に前記第1暗証コードを予め記憶してなる第2記憶手段
(80)を備え、一方、セキュリティ装置(3)、前
記所定コードの登録時であるか否かを判定する手段と、
この手段が前記所定コードの登録時であることを判定し
たときに第2記憶手段(80)のメモリエリアを指定す
るとともに、この指定されたメモリエリアを示すデータ
と前記送信所定コードとを含む登録データを原動機制御
装置(8)に対し送信する登録データ送信手段(ステッ
プ175)を備えることを特徴とする車両等盗難防止装
置が提供される。
【0014】請求項2に記載の発明においては、所定コ
ードを送信するイグニッションキー(1a乃至1d)
と、このイグニッションキーにより開閉される電源スイ
ッチ(5)と、第1暗証コードを予め記憶してなるメモ
リエリアを有する第1記憶手段(30)を備え、前記第
1暗証コードと前記送信所定コードとが一致したとき、
前記第1暗証コードとは異なる所定のセキュリティコー
ドを送信するセキュリティ装置(3)と、電源スイッチ
(5)を介しバッテリ(7)から給電されて、予め記憶
してなる第2暗証コードと前記送信セキュリティコード
とが一致したとき、原動機を作動させるための制御を行
う原動機制御装置(8)とを備えた車両等盗難防止装置
において、原動機制御装置(8)、前記第1暗証コー
ドに対応するメモリエリアに前記第1暗証コードを予め
記憶してなる第2記憶手段(80)を備え、一方、セキ
ュリティ装置(3)、前記所定コードの登録時である
か否かを判定する手段と、この手段が前記所定コードの
登録時であることを判定したときに第1及び第2の記憶
手段(30、80)の各メモリエリアを指定するメモリ
エリア指定手段(ステップ172、174)と、このメ
モリエリア指定手段により指定された第1記憶手段(3
0)のメモリエリアに前記所定コードを登録する第1登
録手段(ステップ177)と、メモリエリア指定手段
(ステップ172、174)により指定された第2記憶
手段(80)のメモリエリアを示すデータと前記送信所
定コードとを含む登録データを原動機制御装置(8)に
送信する登録データ送信手段(ステップ175)とを備
え、原動機制御装置(8)、さらに、前記送信登録デ
ータに基づきメモリエリア指定手段により指定された第
2記憶手段(80)のメモリエリアに前記所定コードを
登録する第2登録手段(332)を備えることを特徴と
する車両等盗難防止装置が提供される。
【0015】請求項3に記載発明においては、請求項2
に記載の車両等盗難防止装置において、登録データ送信
手段(ステップ175)、前記登録データに前記セキ
ュリティコードを含めて送信し、原動機制御装置(8)
、前記送信登録データ中のセキュリティコードと前記
第2暗証コードとが一致するか否かを判定する判定手段
(331)と、この判定手段による一致するとの判定に
基づき、第2登録手段(332)の登録処理を許容し、
一方、判定手段(331)による一致しないとの判定に
基づき第2登録手段(332)の登録処理を禁止するよ
うに処理する処理手段(334)とを備えることを特徴
とする。
【0016】なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後
述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0017】
【発明の作用効果】上述のように請求項1に記載の発明
を構成したことにより、イグニッションキーからの所定
コードの登録時には、登録データ送信手段(ステップ1
75)が、前記第1暗証コードに対応する第2記憶手段
(80)のメモリエリアを指定するとともに、この指定
されたメモリエリアを示すデータと前記送信所定コード
とを含む登録データを原動機制御装置に送信する。
【0018】このように、第2記憶手段(80)のメモ
リエリアを指定してなるデータを登録すべき所定コード
に付加した登録データとして、原動機制御装置に送信す
る。従って、イグニッションキーを紛失等した場合に、
残りのイグニッションキーや新たに購入したイグニッシ
ョンキーからの所定コードを第2記憶手段(80)のメ
モリエリアに登録するにあたり、イグニッションキーに
よる電源スイッチの開成に伴い原動機制御装置への給電
が遮断されても、イグニッションキーからの所定コード
が前記登録データ中のメモリエリア指定データに基づき
第2記憶手段(80)の異なるメモリエリアに確実に登
録され得る。
【0019】このため、セキュリティ装置の故障等によ
る交換時に、新たなセキュリティ装置への第1暗証コー
ドの登録が、上述のようなイグニッションキーを紛失等
した後の第2記憶手段(80)のメモリエリアへの登録
内容に基づき適正に行われ得る。また、上述のような登
録は、特別の装置に依ることなく、ソフトウェアの活用
によりなされるので、コストの上昇を招くこともない。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、イグニッ
ションキーからの所定コードの登録時には、セキュリテ
ィ装置のメモリエリア指定手段(ステップ172、17
4)が、第1及び第2の記憶手段(30、80)の各メ
モリエリアを指定する。すると、第1登録手段(ステッ
プ177)が、メモリエリア指定手段により指定された
第1記憶手段(30)のメモリエリアに前記所定コード
を登録する。
【0021】また、登録データ送信手段(ステップ17
5)が、メモリエリア指定手段(ステップ172、17
4)により指定された第2記憶手段(80)のメモリエ
リアを示すデータと前記送信所定コードとを含む登録デ
ータを原動機制御装置(8)に送信する。すると、原動
機制御装置(8)の第2登録手段(332)が、前記送
信登録データに基づきメモリエリア指定手段(ステップ
172、174)により指定された第2記憶手段(8
0)のメモリエリアに、前記所定コードを登録する。
【0022】このように、第1記憶手段(30)のメモ
リエリアに対する指定に基づき前記所定コードの同メモ
リエリアへの登録が行われる。また、第2記憶手段(8
0)のメモリエリアを指定してなるデータを登録すべき
所定コードに付加した送信登録データに基づき、前記所
定コードの第2記憶手段(80)のメモリエリアへの登
録が行われる。
【0023】従って、イグニッションキーを紛失等した
場合に、残りのイグニッションキーや新たに購入したイ
グニッションキーからの所定コードを第1記憶手段(3
0)のメモリエリアに登録するにあたり、所定コードの
異なるメモリエリアへの登録が確保され得る。また、同
様に、第2記憶手段(80)のメモリエリアに登録する
にあたり、イグニッションキーによる電源スイッチの開
成に伴い原動機制御装置への給電が遮断されても、イグ
ニッションキーからの所定コードが第2記憶手段(8
0)の異なるメモリエリアに確実に登録され得る。
【0024】このため、セキュリティ装置の故障等によ
る交換時に、新たなセキュリティ装置への第1暗証コー
ドの登録及びこの装置のセキュリティコードの原動機制
御装置への登録が、上述のようなイグニッションキーを
紛失等した後の第1及び第2の記憶手段のメモリエリア
への登録内容に基づき適正に行われ得る。また、請求項
3に記載の発明によれば、判定手段(331)が、登録
データ送信手段(ステップ175)からの送信登録デー
タ中のセキュリティコードと前記第2暗証コードとが一
致するか否かを判定する。そして、処理手段(334)
が、判定手段による一致するとの判定時にのみ、第2登
録手段(332)の登録処理を許容する。
【0025】これにより、請求項2に記載の発明の作用
効果を達成し得るのは勿論のこと、第2登録手段(33
2)の登録処理が不正になされることを防止できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明に係る車両盗難防止装
置の一実施例を示すブロック図である。図1において、
車両のイグニッションキー1a、1b及び1cは、メモ
リ11a、11b及び11cを備えており、これら各メ
モリ11a、11b及び11cには、所定の暗証コード
A、B及びC(即ち、第1暗証コードA、B及びC)が
それぞれ格納されている。
【0027】但し、第1暗証コードA、B及びCは、互
いに異なるように予め設定されている。また、キーシリ
ンダ2には、これら第1暗証コードA、B及びCを読み
取る読取装置(図示せず)が備えられている。イグニッ
ションキー1a、1b及び1cのいずれか1つがキーシ
リンダ2への挿入により回転操作されたとき、イグニッ
ションスィッチ5が、閉成して、バッテリ7の電源電圧
を、後述するエンジン制御装置8、噴射装置50及び点
火装置60に供給する。また、キーシリンダ2に挿入さ
れたイグニッションキーがさらに回転操作されたとき、
スタータスイッチ4が閉成してバッテリ7の電源電圧を
スタータ6に供給する。これにより、スタータ6が起動
する。
【0028】なお、後述するコード照合装置3の消費電
力は、エンジン制御装置8等の他の装置に比べて少ない
ため、コード照合装置3には、イグニッションスイッチ
5を介さず、バッテリ7の電源電圧が、直接、常時供給
されている。また、コード照合装置3は、イグニッショ
ンスイッチ5の閉成によりバッテリ7から電源電圧を供
給される。
【0029】車両盗難防止装置は、セキュリティ装置と
してのコード照合装置3を備えており、このコード照合
装置3は、書換え可能な不揮発性のEEPROM30、
通信回路35、及びマイクロコンピュータ36を有して
いる。EEPROM30は、複数のメモリエリア31、
32、33及び34を有しており、各メモリエリア3
1、32及び33には、上述した第1暗証コードA、B
及びCが、それぞれ、予め記憶されている。また、メモ
リエリア34には、エンジンへの燃料噴射及び同エンジ
ンの点火の制御を継続許可するためのコードワード或い
はセキュリティコードF(即ち、第2暗証コードF)が
予め記憶されている。なお、コードワードは、コード照
合装置3が異なる毎に異なるように予め設定されてい
る。
【0030】マイクロコンピュータ36は、バッテリ7
から常時給電されて、図2及び図3に示すフローチャー
トに従い、照合登録プログラムを実行する。この実行中
においては、イグニッションキー1a、1b或いは1c
から入力される第1暗証コードに基づき、この暗証コー
ドとEEPROM30のメモリエリア31、32或いは
33内の暗証コードとの照合処理や暗証コードの登録処
理等が行われる。
【0031】通信回路35は、マイクロコンピュータ3
6からの出力データをエンジン制御装置8に通信線20
を通して送信する。エンジン制御装置8は、書換え可能
な不揮発性のEEPROM80、通信回路85及びマイ
コン86を備えている。EEPROM80は、複数のメ
モリエリア81、82、83及び84を有しており、各
メモリエリア81、82及び83にも、上述した第1暗
証コードA、B及びCが、それぞれ、予め記憶されてい
る。一方、メモリエリア84にも、上述したコードワー
ドFが予め記憶されている。
【0032】但し、各メモリエリア81、82及び83
に記憶した第1暗証コードA、B及びCは、コード照合
装置3が故障等したときにこのコード照合装置を新たな
コード照合装置と交換するにあたり、このコード照合装
置内への第1暗証コードの格納及びエンジン制御装置8
内の第2暗証コードの書き換えのために使用されるもの
である。
【0033】通信回路85は、通信回路85を介するマ
イクロコンピュータ36からの出力データを通信線20
を通して受信する。マイクロコンピュータ86は、バッ
テリ7からイグニッションスィッチ5を介し電源電圧を
受けて、図4乃至図6に示すフローチャートに従い、制
御登録プログラムを実行する。この実行中においては、
通信線20を介する通信回路35からのコードワードF
等のデータに対する通信回路85の受信に伴い、回転セ
ンサ9の検出結果に基づくエンジン回転数データ及び吸
気量センサ10の検出結果に基づく吸気量データ等に基
づいて、エンジンへの燃料噴射量やエンジンの点火時期
等が演算される。そして、マイクロコンピュータ86
は、演算した燃料噴射量や点火時期に基づいて燃料噴射
装置50及び点火装置60を制御する。このことは、エ
ンジンの負荷状態に応じた最適な制御がエンジンに対し
行われることを意味する。
【0034】次に、上述のように構成した実施例におけ
る車両盗難防止装置の作動について説明する。コード照
合装置3には、上述のように、バッテリ7の電源電圧が
常時供給されている。従って、マイクロコンピュータ3
6は、バッテリ7の電源電圧に基づき常時作動状態にお
かれ、図2及び図3のフローチャートに従い、照合登録
プログラムを繰り返し実行している。この実行は、マイ
クロコンピュータ36の内蔵タイマ(図示せず)の計時
値が、例えば、8msに達する毎に行われる。
【0035】なお、現段階では、イグニッションスィッ
チ5が閉成していないものとする。従って、マイクロコ
ンピュータ86は未作動のままである。このような状態
のもとに、以下、車両盗難防止装置の作動を、通常の作
動モードと、暗証コード登録モードとに分けて説明す
る。 (1) 車両盗難防止装置の通常の作動モード 運転者がイグニッションキー1a、1b及び1cのいず
れか1つ(ここでは、イグニッションキー1aとする)
をキーシリンダ2に挿入して回転操作すると、イグニッ
ションスィッチ5が閉成して、バッテリ7の電源電圧が
エンジン制御装置8に供給される。なお、現段階では、
運転者はイグニッションキー1a、1b及び1cのいず
れをも紛失していないものとする。
【0036】ついで、運転者がイグニッションキー1a
をさらに回転操作すると、スタータスイッチ4が閉成し
て、バッテリ7の電源電圧がスタータ6に供給される。
このため、スタータ6が起動してエンジンをクランキン
グ状態におく。また、上述のようなイグニッションスィ
ッチ5の閉成に伴い、マイクロコンピュータ86が、バ
ッテリ7の電源電圧に基づき作動状態におかれ、図4乃
至図6のフローチャートに従い、制御登録プログラムを
繰り返し実行する。この実行は、マイクロコンピュータ
86の第1内蔵タイマ(図示せず)の計時値が、例え
ば、8msに達する毎に行われる。
【0037】現段階では、上述のようなイグニッション
スィッチ5の閉成後所定時間が経過しておらず、また、
コード照合装置3から何等かのコマンドも送信されてい
ない。このため、図4のステップ210及び図5のステ
ップ250において、順次、NOと判定される。また、
現段階では、図4のステップ240にてスタートされる
べきマイクロコンピュータ86の第2内蔵タイマは停止
したまま故、図5のステップ260における判定はNO
となる。
【0038】然る後、ステップ300において、エンジ
ンへの燃料噴射及び同エンジンの点火のための演算処理
が、回転センサ9の検出結果に基づくエンジン回転数デ
ータ及び吸気量センサ10の検出結果に基づく吸気量デ
ータ等に基づいて行われる。このため、エンジンのクラ
ンキング状態のもとに、噴射装置50がマイクロコンピ
ュータ86からの燃料噴射処理データに基づきエンジン
に燃料噴射を行うとともに、点火装置60がマイクロコ
ンピュータ86からの点火処理データに基づきエンジン
を点火させる。
【0039】このような状態において、イグニッション
スィッチ5の閉成後上記所定時間が経過すると、ステッ
プ210においてYESと判定される。さらに、エンジ
ンの回転数が例えば500rpm以上となりエンジンが
その始動を完了すると、ステップ220にて、回転セン
サ9の検出結果に基づきYESと判定される。これに伴
い、次のステップ230において、マイクロコンピュー
タ86からコード照合装置3に対し通信回路85を介し
てコマンド要求信号が送信される。ついで、ステップ2
40において、マイクロコンピュータ86の第2内蔵タ
イマがリセットスタートされる。これにより、この第2
内蔵タイマがその計時を開始する。
【0040】マイクロコンピュータ36が通信回路85
から通信回路35を介してコマンド要求信号を受信する
と、図2のステップ110において、YESとの判定が
なされる。これに伴い、ステップ120において、イグ
ニッションキー1aのメモリ11a内の第1暗証コード
Aがその読み取り装置により読み取られてキーシリンダ
2を介しマイクロコンピュータ36に入力される。
【0041】そして、次のステップ130において、第
1暗証コード登録モードにエントリするか否かが判定さ
れる。この判定は、運転者の手元にあるイグニッション
キーのキーシリンダ2への挿入に伴う回転操作により形
成されるイグニッションスイッチ5の閉成及び開成の組
み合わせに基づいてなされる。ここでは、上述のよう
に、運転者はイグニッションキー1a、1b及び1cの
いずれをも紛失していないため、第1暗証コード登録モ
ードにエントリする必要はない。従って、ステップ13
0ではNOとの判定がなされる。
【0042】このようなNOとの判定後、次のステップ
140における判定処理がなされる。即ち、ステップ1
20にてキーシリンダ2から入力されたイグニッション
キー1aの第1暗証コードAと、EEPROM30のメ
モリエリア31乃至33のいずれか内の第1暗証コード
とが一致するか否かについて、照合が行われる。現段階
では、イグニッションキー1a内の第1暗証コードAと
EEPROM30のメモリエリア31内の第1暗証コー
ドAとが一致するため、ステップ140にてYESとの
判定がなされる。
【0043】これに伴い、ステップ150において、マ
イクロコンピュータ36が、EEPROM30のメモリ
エリア34内のコードワードFを読み出して、図7
(A)にて示すごとく、燃料噴射及び点火の継続を許可
することを表すデータ○○(以下、燃料噴射点火継続許
可データ○○という)とコードワードFとを組み合わせ
て燃料噴射点火継続要求データを形成し通信回路35に
出力する。このため、この通信回路35が燃料噴射点火
継続要求データを通信線20を介しエンジン制御装置8
の通信回路85に送信する。
【0044】然る後、マイクロコンピュータ86が通信
回路85から燃料噴射点火継続要求データを受信する
と、コマンド受信との判断のもとに、図5のステップ2
50においてYESとの判定がなされる。ついで、燃料
噴射点火継続要求データ中の○○データ部分(図7
(A)参照)の存在に基づき、ステップ270におい
て、燃料噴射点火停止コマンドなしとの判断のもとにN
Oとの判定がなされ、かつ、ステップ280において、
燃料噴射点火継続コマンドありとの判断のもとにYES
との判定がなされる。
【0045】このような判定後、ステップ290におい
て、上述した燃料噴射点火継続要求データ中のコードワ
ードがEEPROM80のメモリエリア84内に登録済
みのコードワードFと一致するか否かが判定される。こ
こでは、燃料噴射点火継続要求データ中のコードワード
(図7(A)参照)がメモリエリア84内に登録済みの
コードワードFと一致するため、ステップ290におい
てYESとの判定がなされる。従って、次のステップ3
00において、エンジンへの燃料噴射及び同エンジンの
点火のための演算処理がなされる。
【0046】これにより、エンジンの始動完了状態のも
とに、噴射装置50がマイクロコンピュータ86からの
燃料噴射処理データに基づきエンジンへの燃料噴射を継
続する。これとともに、点火装置60がマイクロコンピ
ュータ86からの点火処理データに基づきエンジンの点
火を継続させる。その結果、通常の車両走行を実現でき
る。
【0047】ところで、上述のようになされたキーシリ
ンダ2へのイグニッションキーの挿入が、正当な運転者
によるものではなく、第3者によるキーシリンダ2への
イグニッションキー(イグニッションキー1a、1b及
び1cのいずれでもないイグニッションキー)の不正な
挿入である場合には、不正に挿入されたイグニッション
キー内の第1暗証コードは、EEPROM30の各メモ
リエリア31乃至33内の第1暗証コードA、B、Cの
いずれとも一致しない。このため、照合登録プログラム
がステップ140(図2参照)に進んだとき、NOとの
判定がなされる。
【0048】これに伴い、ステップ160において、マ
イクロコンピュータ36が、EEPROM30のメモリ
エリア34内のコードワードFを読み出すことなく、図
7(B)にて示すごとく、燃料噴射及び点火を遮断する
ことを表すデータ××(以下、燃料噴射点火遮断要求デ
ータという)を通信回路35に出力する。このため、こ
の通信回路35が燃料噴射遮断要求データを通信線20
を介しエンジン制御装置8の通信回路85に送信する。
【0049】然る後、マイクロコンピュータ86が通信
回路85から燃料噴射点火遮断要求データを受信する
と、図5のステップ250において、YESとの判定が
なされる。ついで、燃料噴射点火遮断要求データ、つま
り××データ部分(図7(B)参照)の存在に基づき、
燃料噴射点火停止コマンドありとの判断のもとに、ステ
ップ270においてYESとの判定がなされる。このた
め、次のステップ310において、エンジンへの燃料噴
射及び同エンジンの点火を共に遮断するための演算処理
がなされる。
【0050】これにより、噴射装置50がマイクロコン
ピュータ86からの燃料噴射遮断処理データに基づきエ
ンジンに対する燃料噴射を遮断するとともに、点火装置
60がマイクロコンピュータ86からの点火遮断処理デ
ータに基づきエンジンの点火を遮断する。その結果、エ
ンジンは停止する。即ち、第3者によるイグニッション
キーの不正な挿入による場合でも、上述のようにスター
タ6の起動により一旦はエンジンの始動が完了される
が、その後、燃料噴射及び点火が遮断されてエンジンが
停止する。これにより、車両の盗難が防止され得る。
【0051】また、上述のように燃料噴射点火継続要求
データがエンジン制御装置8に送信されたとしても、マ
イクロコンピュータ86がステップ290(図5参照)
においてNOと判定した場合には、ステップ310にお
いて、エンジンへの燃料噴射及び同エンジンの点火を共
に遮断するための処理が行われる。即ち、仮に、車両を
盗もうとする者が、何らかの方法により燃料噴射点火継
続許可データ○○を解析した上、この燃料噴射点火継続
許可データ○○を何等かのコードワードと共に通信線2
0を介しエンジン制御装置8に入力したとしても、この
コードワードがEEPROM80のメモリエリア84に
登録済みのコードワードFとは一致しない。
【0052】このため、ステップ290におけるNOと
の判定のもとに、ステップ310において燃料噴射及び
点火の各遮断処理がなされる。従って、上述のようにス
タータ6の起動により、一旦は始動完了したエンジン
が、その後、燃料噴射及び点火の遮断により停止する。
その結果、車両の盗難が防止され得る。かかる場合、コ
ードワードは、上述のごとく、コード照合装置及びエン
ジン制御装置毎に異なる。このため、このコードワード
の内容を解析することは極めて困難である。従って、盗
難防止装置のセキュリティ性を極めて維持することがで
きる。
【0053】また、上述のようにエンジン制御装置8か
らコード照合装置3に対しコマンド要求信号を送信した
にもかかわらず、コード照合装置3から全く信号がこな
い場合には、制御登録プログラムのステップ250(図
5参照)においてNOと判定される。そしてこのような
判定がなされた場合には、ステップ240(図4参照)
にて計時を開始したマイクロコンピュータ86の第2内
蔵タイマの計時値が所定値以上となったとき、ステップ
260においてYESと判定されて、ステップ310に
おける燃料噴射及び点火の各遮断処理が行われる。これ
により、エンジンが停止される。
【0054】但し、ステップ260における判断基準と
して採用されている所定値は、各ステップ250乃至2
80における判定を行うに十分であって車両の不正な走
行開始を阻止し得るに十分な短い値、即ち、数秒程度の
値に設定されている。従って、エンジン制御装置8から
送信されたコマンド要求信号が、例えば通信線20の不
正な断線等のために、コード照合装置3により受信され
ない場合等にも、逸早くエンジンを停止させて車両の盗
難防止に役立てることができる。
【0055】また、通信線20にノイズが乗ったため
に、ステップ250にてYESと判定された後各ステッ
プ270、280にてNOと判定された場合にも、制御
登録プログラムがステップ320を介しステップ260
に進む。よって、通信線20にノイズが乗った場合で
も、エンジン制御装置8からコード照合装置3に対しコ
マンド要求信号を送信してから上記第2内蔵タイマの計
時値が上記所定値になるまでに、正規の燃料噴射点火継
続要求データがエンジン制御装置8により受信されない
と、エンジンが停止される。
【0056】これにより、通信線20にノイズが乗るこ
とにより盗難防止装置の誤作動が防止され得る。 (2) 盗難防止装置における第1暗証コードの登録モード 運転者が、各イグニッションキー1a、1b及び1cの
一つ(ここでは、イグニッションキー1aとする)を紛
失したために、イグニッションキー1dを新たに購入し
たものとする。この購入に伴い、運転者の手元にある各
イグニッションキー1b、1c及び1dの第1暗証コー
ドをコード照合装置3及びエンジン制御装置8に再登録
する場合の再登録モードについて説明する。
【0057】但し、イグニッションキー1dは、メモリ
11dを備えており、このメモリ11dには、所定の暗
証コードD(即ち、第1暗証コードD)が格納されてい
る(図8参照)。また、第1暗証コードDは、第1暗証
コードA、B及びCと異なるように予め設定されてい
る。また、キーシリンダ2の読取装置は、第1暗証コー
ドDをも読み取るようになっているものとする。
【0058】このような状態において、運転者がイグニ
ッションキー1bをキーシリンダ2に挿入して回転操作
すると、上述と同様に、イグニッションスィッチ5がそ
の閉成によりバッテリ7の電源電圧をエンジン制御装置
8に供給する。これとともに、スタータスイッチ4がそ
の閉成によりバッテリ7の電源電圧をスタータ6に供給
する。このため、スタータ6がその起動によりエンジン
をクランキング状態におく。
【0059】また、上述のようなイグニッションスィッ
チ5の閉成に伴い、エンジン制御装置8のマイクロコン
ピュータ86が、バッテリ7の電源電圧に基づき作動状
態におかれ、図4乃至図6のフローチャートに従い、制
御登録プログラムを繰り返し実行する。このとき、マイ
クロコンピュータ36は、バッテリ7の電源電圧に基づ
き作動して図2及び図3のフローチャートに従い、照合
登録プログラムの実行を繰り返し行っている。
【0060】上述と同様に、マイクロコンピュータ36
がエンジン制御装置8の通信回路85からのコマンド要
求信号を受信すると、図2のステップ110において、
YESとの判定がなされる。これに伴い、ステップ12
0において、イグニッションキー1bのメモリ11b内
の第1暗証コードBがその読み取り装置により読み取ら
れてキーシリンダ2を介しマイクロコンピュータ36に
入力される。
【0061】そして、次のステップ130においては、
第1暗証コード登録モードにエントリするか否かが判定
される。ここで、イグニッションキー1bの繰り返しの
回転操作により形成されるイグニッションスイッチ5の
開閉の組み合わせが所定の組み合わせになると、第1暗
証コード登録モードにエントリする必要があるとの判断
のもとに、ステップ130においてYESとの判定がな
される。
【0062】このステップ130におけるYESとの判
定後、照合登録プログラムは次の第1暗証コード登録モ
ードルーチン170(図2及び図3参照)に進む。この
ルーチン170のステップ171において、第1暗証コ
ード登録モードエントリ後、最初の第1暗証コード登録
かどうかが判定される。最初の第1暗証コード登録(つ
まり、ステップ178におけるn=0に対応する)であ
れば、ステップ171にてYESと判定され、ステップ
172において第1暗証コード登録エリアの番号nをn
=1とする。ここで、n=1の第1暗証コード登録エリ
アはEEPROM30のメモリエリア31及びEEPR
OM80のメモリエリア81を指定するものである。
【0063】然る後、ステップ175において、n=1
番目の第1暗証コード登録コマンド(AD1 )、EEP
ROM30に登録済みのコードワードF、及び読み込ん
だ第1暗証コードBが送信データとしてマイクロコンピ
ュータ36から通信回路35に出力される。すると、通
信回路35が上記送信データを通信線20を通してエン
ジン制御装置8に送信する。
【0064】マイクロコンピュータ86が通信回路35
からの上記送信データを通信回路85を通して受信する
と、図5のステップ250においてYESと判定され、
各ステップ270、280においてNOと判定され、か
つステップ320においてYESと判定される。このた
め、制御登録プログラムが第1暗証コード登録モードエ
ントリルーチン330に進む(図5及び図6参照)。
【0065】このルーチン330では、ステップ331
にて、受信したコードワードFがEEPROM84に登
録済みのコードワードと一致するか否かが判定される。
ここで、EEPROM84に登録済みのコードワードは
受信したコードワードFと一致することから、ステップ
331においてYESとの判定がなされる。この判定に
伴い、次のステップ332において、受信した第1暗証
コードBがn=1番目の登録エリア、即ちEEPROM
80のメモリエリア81に、登録済みの第1暗証コード
Aに代えて格納登録される。すると、ステップ333に
おいて、第1暗証コード登録完了信号がマイクロコンピ
ュータ86から通信回路85に出力される。このため、
この通信回路85が第1暗証コード登録完了信号を通信
線20を介してコード照合装置3に送信する。
【0066】マイクロコンピュータ36が通信回路35
を介し通信回路85から第1暗証コード登録完了信号を
受信すると、図3のステップ176においてYESと判
定され、次のステップ177において、読み込んだ第1
暗証コードBが、n=1番目の登録エリア、即ちEEP
ROM30のメモリエリア31に、登録済みの第1暗証
コードAに代えて格納登録される。これにより、イグニ
ッションキー1bの第1暗証コードBのEEPROM3
0のメモリエリア31及びEEPROM80のメモリエ
リア81への登録が完了される。
【0067】ここで、運転者がイグニッションキー1b
に代えてイグニッションキー1cをキーシリンダ2に挿
入して回転操作すると、上述と同様に、エンジン制御装
置8がバッテリ7の電源電圧を供給されるとともに、ス
タータ6がバッテリ7の電源電圧を供給されて起動して
エンジンをクランキング状態におく。また、上述と同様
に、マイクロコンピュータ86が、バッテリ7の電源電
圧を受けて、図4乃至図6のフローチャートに従い、制
御登録プログラムを繰り返し実行する。
【0068】上述と同様に、マイクロコンピュータ36
がエンジン制御装置8からコマンド要求信号を受信する
と、図2のステップ110において、YESとの判定が
なされ、ステップ120において、イグニッションキー
1cのメモリ11c内の第1暗証コードCがその読み取
り装置により読み取られてキーシリンダ2を介しマイク
ロコンピュータ36に入力される。
【0069】そして、次のステップ130においては、
第1暗証コード登録モードにエントリするか否かが判定
される。ここで、イグニッションキー1cの繰り返しの
回転操作により形成されるイグニッションスイッチ5の
開閉の組み合わせが所定の組み合わせになると、上述と
同様に、ステップ130においてYESとの判定がなさ
れる。
【0070】ついで、第1暗証コード登録モードルーチ
ン170において、ステップ171では、第1暗証コー
ド登録モードエントリ後、最初の第1暗証コード登録か
どうかが判定される。n=1であることから最初の第1
暗証コード登録でないため、ステップ171において、
NOと判定される。今回読み込んだ第1暗証コードCは
前回登録した第1暗証コードBとは異なるため、ステッ
プ173においてNOと判定され、次のステップ174
において、第1暗証コード登録エリアの番号がn=2と
更新される。ここで、n=2の第1暗証コード登録エリ
アはEEPROM30のメモリエリア32及びEEPR
OM80のメモリエリア82を指定するものである。
【0071】然る後、ステップ175において、n=2
番目の第1暗証コード登録コマンド(AD2 )、EEP
ROM30に登録済みのコードワードF、及び読み込ん
だ第1暗証コードCが送信データとしてマイクロコンピ
ュータ36から通信回路35及び通信線20を通してエ
ンジン制御装置8に送信される。マイクロコンピュータ
86が通信回路35からの上記送信データを受信する
と、図5のステップ250においてYESと判定され、
各ステップ270、280においてNOと判定され、か
つステップ320においてYESと判定される。つい
で、第1暗証コード登録モードエントリルーチン330
のステップ331にて、受信したコードワードFがEE
PROM84に登録済みのコードワードと一致すること
から、YESとの判定がなされる。
【0072】この判定に伴い、次のステップ332にお
いて、受信した第1暗証コードCがn=2番目の登録エ
リア、即ちEEPROM80のメモリエリア82に、登
録済みの第1暗証コードBに代えて格納登録される。す
ると、ステップ333において、第1暗証コード登録完
了信号がマイクロコンピュータ86から通信回路85を
介しコード照合装置3に送信される。
【0073】マイクロコンピュータ36が第1暗証コー
ド登録完了信号を受信すると、図3のステップ176に
おいてYESと判定され、次のステップ177におい
て、読み込んだ第1暗証コードCが、n=2番目の登録
エリア、即ちEEPROM30のメモリエリア32に、
登録済みの第1暗証コードBに代えて格納登録される。
これにより、イグニッションキー1cの第1暗証コード
CのEEPROM30のメモリエリア32及びEEPR
OM80のメモリエリア82への登録が完了される。
【0074】また、運転者がイグニッションキー1cに
代えてイグニッションキー1dをキーシリンダ2に挿入
して回転操作すると、上述と同様に、エンジン制御装置
8がバッテリ7の電源電圧を供給されるとともに、スタ
ータ6がバッテリ7の電源電圧を供給されて起動してエ
ンジンをクランキング状態におく。また、上述と同様
に、マイクロコンピュータ86が、バッテリ7の電源電
圧を受けて、図4乃至図6のフローチャートに従い、制
御登録プログラムを繰り返し実行する。
【0075】上述と同様に、マイクロコンピュータ36
がエンジン制御装置8からコマンド要求信号を受信する
と、図2のステップ110において、YESとの判定が
なされ、ステップ120において、イグニッションキー
1dのメモリ11d内の第1暗証コードDがその読み取
り装置により読み取られてキーシリンダ2を介しマイク
ロコンピュータ36に入力される。
【0076】そして、次のステップ130においては、
第1暗証コード登録モードにエントリするか否かが判定
される。ここで、イグニッションキー1dの繰り返しの
回転操作により形成されるイグニッションスイッチ5の
開閉の組み合わせが所定の組み合わせになると、上述と
同様に、ステップ130においてYESとの判定がなさ
れる。
【0077】ついで、第1暗証コード登録モードルーチ
ン170において、ステップ171では、第1暗証コー
ド登録モードエントリ後、最初の第1暗証コード登録か
どうかが判定される。n=2であることから最初の第1
暗証コード登録でないため、ステップ171において、
NOと判定される。今回読み込んだ第1暗証コードDは
前回までに登録した第1暗証コードB、Cとは異なるた
め、ステップ173においてNOと判定され、次のステ
ップ174において、第1暗証コード登録エリアの番号
がn=3と更新される。ここで、n=3の第1暗証コー
ド登録エリアはEEPROM30のメモリエリア33及
びEEPROM80のメモリエリア83を指定するもの
である。
【0078】然る後、ステップ175において、n=3
番目の第1暗証コード登録コマンド(AD3 )、EEP
ROM30に登録済みのコードワードF、及び読み込ん
だ第1暗証コードDが送信データとしてマイクロコンピ
ュータ36からエンジン制御装置8に送信される。マイ
クロコンピュータ86が上記送信データを受信すると、
図5のステップ250においてYESと判定され、各ス
テップ270、280においてNOと判定され、かつス
テップ320においてYESと判定される。ついで、第
1暗証コード登録モードエントリルーチン330のステ
ップ331にて、受信したコードワードFがEEPRO
M84に登録済みのコードワードと一致することから、
YESとの判定がなされる。
【0079】この判定に伴い、次のステップ332にお
いて、受信した第1暗証コードDがn=3番目の登録エ
リア、即ちEEPROM80のメモリエリア83に、登
録済みの第1暗証コードCに代えて格納登録される。す
ると、ステップ333において、第1暗証コード登録完
了信号がマイクロコンピュータ86からコード照合装置
3に送信される。
【0080】マイクロコンピュータ36が第1暗証コー
ド登録完了信号を受信すると、図3のステップ176に
おいてYESと判定され、次のステップ177におい
て、読み込んだ第1暗証コードDが、n=3番目の登録
エリア、即ちEEPROM30のメモリエリア33に、
登録済みの第1暗証コードCに代えて格納登録される。
これにより、イグニッションキー1dの第1暗証コード
DのEEPROM30のメモリエリア33及びEEPR
OM80のメモリエリア83への登録が完了される。
【0081】以上のような処理過程において、ステップ
173にて、今回読み込んだ第1暗証コードと前回登録
した第1暗証コードとが一致するためにYESと判定さ
れる場合には、第1暗証コードの登録終了との判断のも
とに、ステップ178においてn=0とする。また、ス
テップ331において、受信したコードワードがEEP
ROM80に登録済みのコードワードと一致しない場合
には、第1暗証コード登録モードエントリルーチン33
0がステップ331からステップ334に進み、燃料噴
射点火遮断処理が行われる。このため、エンジンが停止
されるので、暗証コードの不正な登録処理に伴う車両の
盗難防止に役立つ。
【0082】以上説明したように、登録すべき第1暗証
コードに、第1暗証コード登録コマンド情報、即ち登録
エリア指定情報をつけてエンジン制御装置8に送信する
ので、イグニッションキーのキーシリンダ2への入れ換
え時に、エンジン制御装置8への電源電圧の供給がイグ
ニッションスィッチ5の開成により中断されても、次の
イグニッションキーの第1暗証コードが前回登録した第
1暗証コードのメモリエリアとは異なるメモリエリアに
格納される。従って、登録すべき第1暗証コードがすべ
てエンジン制御装置8のEEPROM80内に確実に格
納され得る。また、コード照合装置3のEEPROM3
0内への第1暗証コードの登録も、上記登録エリア指定
情報に基づき確実に行われる。
【0083】なお、このような効果は、特別な装置を必
要とすることなく、ソフトウェアの活用によって達成で
きるので、第1暗証コードの登録にあたりコスト上昇を
招くこともない。かかる場合、コード照合装置3の故障
等によりこのコード照合装置を新たな装置に交換すると
きには、図2のステップ120の次に、コード照合装置
交換モードにエントリするか否かにつき判定するコード
照合装置交換モードエントリ判定ステップを設ける。そ
して、イグニッションキーからの入力コードに基づきコ
ード照合装置交換モードへのエントリが必要との判定が
されたとき、イグニッションキーからの入力コードとE
EPROM80のメモリエリア81乃至83内の第1暗
証コード(A乃至C)とが一致するか否かにつき判定す
る。ついで、この判定が一致との結果になる場合には、
第2暗証コードFを新たなコード照合装置のセキュリテ
ィコードに一致させるとともに第1暗証コード(A乃至
C)を新たなコード照合装置のEEPROM内に記憶さ
せるようにすればよい。
【0084】また、本発明は、上記実施例に限ることな
く、次のような種々の変形例でもって実現できる。 上記実施例においては、車両のエンジンが原動機で
ある場合の例について説明したが、これに代えて、電気
自動車の電動機、自動二輪車のエンジンやボートの駆動
源等が原動機である場合にも、本発明を適用して実施で
きる。 上記実施例においては、本発明がエンジンの燃料噴
射系統及び点火系統に適用された例について説明した
が、これに代えて、エンジンの燃料噴射系統及び点火系
統の一方に本発明を適用して実施してもよい。 上記実施例においては、エンジンの始動をイグニッ
ションスイッチ5及びスタータスィッチ4の操作により
達成する例について説明したが、これに限らず、音声、
キーボードやICカード等による入力を活用するキーレ
スエントリシステムによりエンジンの始動を達成する車
両に本発明を適用して実施してもよい。 上記実施例においては、EEPROMは、バックア
ップメモリや不揮発性メモリであればよい。 上記実施例においては、図2のステップ130にお
ける判別基準して、イグニッションスイッチ5の開閉の
所定の組み合わせを採用したが、これに代えて、適宜な
外部端子からマイクロコンピュータ36に入力されるイ
グニッションスイッチ5の開閉の所定の組み合わせに相
当するデータをステップ130における判別基準して採
用してもよい。 上記実施例においては、図6のステップ334にお
いて、燃料噴射点火遮断処理を行うようにしたが、これ
に代えて、ステップ332における第1暗証コードの登
録処理を、ステップ334において禁止するように実施
してもよい。 上記実施例の各フローチャートにおける各ステップ
は、それぞれ、機能実行手段としてハードロジック構成
により実現するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のコード照合装置のマイクロコンピュータ
により実行される照合登録プログラムを示すフローチャ
ートである。
【図3】図2の第1暗証コード登録ルーチンの詳細フロ
ーチャートである。
【図4】図1のエンジン制御装置のマイクロコンピュー
タにより実行される制御登録プログラムを示すフローチ
ャートの前段部である。
【図5】同フローチャートの後段部である。
【図6】図5の第1暗証コード登録モードエントリルー
チンの詳細フローチャートである。
【図7】燃料噴射点火の継続許可を表すデータ及び燃料
噴射点火の遮断を表すデータを示す図である。
【図8】紛失したイグニッションキーを除く残りのイグ
ニッションキー及び購入イグニッションキーとコード照
合装置及びエンジン制御装置とを示すブロック図であ
る。
【図9】両EEPROM内のメモリエリア31、81内
の第1暗証コードの書き換え登録状態を示す図である。
【図10】両EEPROM内のメモリエリア32、82
内の第1暗証コードの書き換え登録状態を示す図であ
る。
【図11】両EEPROM内のメモリエリア33、83
内の第1暗証コードの書き換え登録状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1a乃至1c・・・イグニッションキー、2・・・キー
シリンダ、3・・・コード照合装置、6・・・スター
タ、30、80・・・EEPROM、31乃至34、8
1乃至84・・・メモリエリア、36、86・・・マイ
クロコンピュータ、50・・・噴射装置、60・・・点
火装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 隆司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 長沢 四郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 沢本 哲夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 和知 敏 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電 機株式会社 姫路製作所内 (72)発明者 石井 俊夫 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社日立製作所 自動車機器事業部 内 (72)発明者 池田 勇次 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社日立製作所 自動車機器事業部 内 (72)発明者 レイナー・アーテル ドイツ連邦共和国 ハイルブロン 74072テレージェンシュトラーセ 2 テミック テレフンケン マイクロエレ クトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 ノバート・ハートウイング ドイツ連邦共和国 ハイルブロン 74072テレージェンシュトラーセ 2 テミック テレフンケン マイクロエレ クトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 木村 省吾 ドイツ連邦共和国 ハイルブロン 74072テレージェンシュトラーセ 2 テミック テレフンケン マイクロエレ クトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 トーマス・ループレヒト ドイツ連邦共和国 ハイルブロン 74072テレージェンシュトラーセ 2 テミック テレフンケン マイクロエレ クトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 岡光 淳 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 田川 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 河添 覚 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 北木 義正 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−164647(JP,A) 特開 平8−40206(JP,A) 特開 平8−48214(JP,A) 特開 平8−150903(JP,A) 特開 平8−158997(JP,A) 実開 昭56−172109(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/00 - 25/10 E05B 49/00 E05B 65/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定コードを送信するイグニッションキ
    ーと、 このイグニッションキーにより開閉される電源スイッチ
    と、 第1暗証コードを予め記憶してなる第1記憶手段を有
    し、前記第1暗証コードと前記送信所定コードとが一致
    したとき、前記第1暗証コードとは異なる所定のセキュ
    リティコードを送信するセキュリティ装置と、 前記電源スイッチを介しバッテリから給電されて、予め
    記憶してなる第2暗証コードと前記送信セキュリティコ
    ードとが一致したとき、原動機を作動させるための制御
    を行う原動機制御装置とを備えた車両等盗難防止装置に
    おいて、 前記原動機制御装置、前記第1暗証コードに対応する
    メモリエリアに前記第1暗証コードを予め記憶してなる
    第2記憶手段を備え、 一方、前記セキュリティ装置、前記所定コードの登録
    であるか否かを判定する手段と、この手段が前記所定
    コードの登録時であることを判定したときに前記第2記
    憶手段のメモリエリアを指定するとともに、この指定さ
    れたメモリエリアを示すデータと前記送信所定コードと
    を含む登録データを前記原動機制御装置に対し送信する
    登録データ送信手段を備えることを特徴とする車両等盗
    難防止装置。
  2. 【請求項2】 所定コードを送信するイグニッションキ
    ーと、 このイグニッションキーにより開閉される電源スイッチ
    と、 第1暗証コードを予め記憶してなるメモリエリアを有す
    る第1記憶手段を備え、前記第1暗証コードと前記送信
    所定コードとが一致したとき、前記第1暗証コードとは
    異なる所定のセキュリティコードを送信するセキュリテ
    ィ装置と、 前記電源スイッチを介しバッテリから給電されて、予め
    記憶してなる第2暗証コードと前記送信セキュリティコ
    ードとが一致したとき、原動機を作動させるための制御
    を行う原動機制御装置とを備えた車両等盗難防止装置に
    おいて、 前記原動機制御装置、前記第1暗証コードに対応する
    メモリエリアに前記第1暗証コードを予め記憶してなる
    第2記憶手段を備え、 一方、前記セキュリティ装置、前記所定コードの登録
    であるか否かを判定する手段と、 この手段が前記所定コードの登録時であることを判定し
    たとき に前記第1及び第2の記憶手段の各メモリエリア
    を指定するメモリエリア指定手段と、 このメモリエリア指定手段により指定された前記第1記
    憶手段のメモリエリアに前記所定コードを登録する第1
    登録手段と、 前記メモリエリア指定手段により指定された第2記憶手
    段のメモリエリアを示すデータと前記送信所定コードと
    を含む登録データを前記原動機制御装置に送信する登録
    データ送信手段とを備え、 前記原動機制御装置、さらに、前記送信登録データに
    基づき前記メモリエリア指定手段により指定された前記
    第2記憶手段のメモリエリアに前記所定コードを登録す
    る第2登録手段を備えることを特徴とする車両等盗難防
    止装置。
  3. 【請求項3】 前記登録データ送信手段、前記登録デ
    ータに前記セキュリティコードを含めて送信し、 前記原動機制御装置、前記送信登録データ中のセキュ
    リティコードと前記第2暗証コードとが一致するか否か
    を判定する判定手段と、この判定手段による一致すると
    の判定に基づき、前記第2登録手段の登録処理を許容
    し、一方、前記判定手段による一致しないとの判定に基
    づき前記第2登録手段の登録処理を禁止するように処理
    する処理手段とを備えることを特徴とする請求項2に記
    載の車両等盗難防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010012818A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp エンジン制御装置
KR100951987B1 (ko) * 2004-10-25 2010-04-08 현대자동차주식회사 분실키 사용 방지를 위한 이모빌라이저 시스템의 제어방법

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