JP3305519B2 - 車両盗難防止装置 - Google Patents

車両盗難防止装置

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JP3305519B2
JP3305519B2 JP29659294A JP29659294A JP3305519B2 JP 3305519 B2 JP3305519 B2 JP 3305519B2 JP 29659294 A JP29659294 A JP 29659294A JP 29659294 A JP29659294 A JP 29659294A JP 3305519 B2 JP3305519 B2 JP 3305519B2
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裕 田川
覚 河添
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俊夫 石井
勇次 池田
隆司 石田
哲夫 沢本
四郎 長沢
レイナー・アーテル
ノバート・ハートウイング
省吾 木村
トーマス・ループレヒト
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の盗難防止装置
に係わるもので、特に不正の方法による起動動作に対し
ては、エンジンの制御装置によって、エンジンの動作を
禁止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両盗難防止装置としては図1に
示すような装置が挙げられる。図1において、1は車両
の電源キースイッチを開閉させるためのイグニションキ
ー(以下、IGキー)、2はIGキー1に内蔵された送
信器、3は図示しない電源キースイッチのIGキー挿入
孔の周囲に設けられたアンテナ、4はIGキー1が正規
のものであるか否かを判定するキー判定器であり、受信
器4a、第1のCPU4b、第1のEEPROM4c、
第1の通信回路4dにより構成されている。5は図示し
ないエンジンを制御する制御装置(以下、ECU)であ
り、第2の通信装置5a、第2のCPU5b、第2のE
EPROM5cからなっている。6は燃料噴射装置、7
は点火装置であり、燃料噴射装置6および点火装置7は
上記ECU5によって制御される。8は各種センサ群で
あり、上記ECU5はこれらの出力に基づいてエンジン
の制御を行う。上記第1および第2のCPU4b、5b
はそれぞれ図示しないROMとRAMと協同して所定の
プログラム演算を行うものであり、また第1および第2
のEEPROM4c、5cは読出、書込可能な非揮発性
メモリである。
【0003】次に動作について説明する。IGキー1を
図示しないキー挿入孔に挿入し、キースイッチをオン
(以下、IGオン)するとIGキー1に内蔵された送信
器2からIGキー1固有の第1のコード(以下、IDコ
ード)が送信され、キー挿入孔の周囲に設置されたアン
テナ3を介してキー判定器4の受信器4aがこれを受信
する。第1のCPU4bは第1のEEPROM4cに予
め登録されたIDコードと受信したIDコードを照合
し、両者が一致すると第1の送信器4dを介してエンジ
ン動作命令およびキー判定器4固有の第2のコード(以
下、コードワード)をECU5に送信する。ECU5で
は第2の通信回路5aがこれを受信し、第2のCPU5
bが予め第2のEEPROM5cに登録されたコードワ
ードと受信したコードワードを照合し、両者が一致すれ
ばエンジンの動作を許可し、通常のエンジンの制御(例
えば、燃料噴射制御、点火制御など)を行う。また、キ
ー判定器4またはECU5でのコード照合時において、
IDコードもしくはコードワードの何れか一方が一致し
ない場合は、ECU5の第2のCPU5bはエンジンの
制御動作を禁止し、エンジン制御を行わない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような車両盗難
防止装置においては、正規のキーを使用しなければ、エ
ンジンの始動が不可能であるため、車両の盗難は確実に
防止されるが、キー判定器の交換を行う場合にはECU
にキー判定器固有のコードワードを再登録する必要があ
り、そのためには専用の装置が必要とされていた。そこ
で、IDコードとコードワードの両者を予めECUに登
録し、キー判定器の交換時にはキー判定器からコードワ
ードと一緒にIDコードをECUに送信し、ECUにお
いてIDコードを照合し、一致すればECUに登録して
いるコードワードの書き換えを許可するようにすれば登
録時に専用装置を用いなくても済む。このような盗難防
止装置においては、必ずECUにIDコードとコードワ
ードの両方が確実に登録されていなければならない。し
かし、通常車両を運転する場合には、キー判定器からE
CUに送信されるのはコードワードだけであり、ECU
では予め設定されたコードワードと受信したコードワー
ドとを照合し、これらが一致するだけでエンジンの動作
が許可されるので、例えば、サービス店などでECUを
交換する場合には、ECUにコードワードを登録するだ
けで車両の運転が可能となり、IDコードの登録洩れが
起こる可能性がある。IDコードが登録されていない場
合にはキー判定器の交換時にIDコードの照合ができな
くなるためにECUのコードワードの書き換えができ
ず、車両の運転が不可能となるなどの問題がある。
【0005】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、専用装置を用いることなしに、
キー判定器またはECUの交換が可能な車両盗難防止装
置を提供するとともに、このような車両盗難防止装置に
不可欠な第1のコードの登録洩れを確実に防止し、キー
判定器および制御装置の交換時の不都合を確実に防止す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明における車両盗
難防止装置は、車両の電源キーに付設されたキーに固有
の第1のコードを送信する送信器、上記第1のコードを
受信し、正規のものか否かを判定し、正規のものであれ
ば予め設定された第2のコードを送信するキー判定器、
上記第2のコードを受信し、その内容に応じてエンジン
の動作を許可または禁止する制御装置を備えた車両盗難
防止装置において、上記キー判定器は該キー判定器に上
記第1のコードが登録されていないときには上記送信器
からの第1のコードを上記制御装置へ送信する第1の手
段と、操作者の所定の操作を判別し、所定の操作判別時
に上記送信器からの第1のコードを上記制御装置へ送信
する第2の手段とを有し、上記制御装置は上記第1の手
段によって送信された上記送信器からの第1のコードを
予め設定記憶された第1のコードと比較して所定の一致
関係になったとき予め記憶した第2のコードを上記キー
判定器から送信された第2のコードに書き換える第3の
手段と、上記キー判定器から送信された第2のコードが
未登録のときは該コードを記憶する第4の手段と、上記
第2の手段によって送信された第1のコードを記憶する
第5の手段と、上記第1のコードが未登録か否か判定
し、未登録のときはエンジンの制御を停止させる第6の
手段とを有するものである。
【0007】また、キー判定器は第1のコード未登録時
には、第3の手段によって送信器から送信された第1の
コードと予め設定記憶された第1のコードが所定の一致
関係になったことを条件として上記送信器からの第1の
コードを記憶する第7の手段を有するものである。
【0008】
【作用】この発明に係わる車両盗難防止装置は、キー判
定器は該キー判定器に第1のコードが登録されていない
ときは送信器からの第1のコードを制御装置に送信し、
制御装置は受信した第1のコードを予め記憶した第1の
コードと比較して所定の一致関係になったとき予め記憶
した第2のコードをキー判定器から送信された第2のコ
ードに書き換えることにより、交換されたキー判定器固
有の第2のコードを制御装置に登録できる。また、キー
判定器は操作者の所定の操作を判別し、所定の操作判別
時に送信器からの第1のコードを制御装置に送信し、制
御装置は受信した第1のコードを記憶することにより、
制御装置に第2のコードを再登録することを許可するか
否かの判定のための第1のコードを交換された制御装置
に登録することができる。また制御装置はキー判定器か
ら送信された第2のコードが未登録のときは該コードを
記憶することにより、交換された制御装置に第2のコー
ドを登録することができる。さらに制御装置は第1のコ
ードが未登録か否か判定し、未登録のときはエンジンの
制御を停止させることにより第1のコードの登録洩れを
防止し、キー判定器の交換時に第1のコードの照合がで
きず、制御装置の第2のコードの書き換えができなくな
り、車両の運転が不能になるという問題を解消すること
ができる。
【0009】また、キー判定器は該キー判定器が第1の
コード未登録時には、制御装置において送信器から送信
された第1のコードと予め設定登録された第1のコード
が所定の一致関係になったことを条件として上記送信器
からの第1のコードを記憶することにより、キー判定器
の交換時に電源キーの該キー判定器への登録を簡単に行
うことができる。
【0010】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図に従って説明
する。ハード構成は、図1に示す従来の車両盗難防止装
置と同様であるので説明は省略し、第1および第2のC
PU4b、5bのプログラム構成が異なり、これを動作
と共に説明する。
【0011】先ず通常状態の動作について説明する。I
Gキー1を図示しないキー挿入孔に挿入し、IGオンと
するとIGキー1に内蔵された送信器2がIGキー1固
有のIDコードを送信し、キー挿入孔の周囲に設置され
たアンテナ3を介してキー判定器4の受信器4aがこれ
を受信する。第1のCPU4bは第1のEEPROM4
cに予め登録されたIDコードと受信したIDコードを
照合し、両コードが一致すると第1の送信器4dを介し
てエンジン動作命令およびキー判定器4固有のコードワ
ードをECU5に送信する。ECU5では第2の通信回
路5aがこれを受信し、第2のCPU5bが予め第2の
EEPROM5cに登録されたコードワードと受信した
コードワードを照合するとともに、IDコードおよびコ
ードワードがECU5の第2のEEPROM5cに登録
されているか否か判定し、両コードが一致、かつIDコ
ードおよびコードワードがECU5に登録されていれば
エンジンの動作を許可し、通常のエンジンの制御(例え
ば、燃料噴射制御、点火制御など)を行う。また、キー
判定器4での照合時において、IDコードが一致しない
場合には停止命令を送信する。ECU5は上記停止命令
を受信した場合並びにコードワードの照合時にコードワ
ードが一致しない場合およびECU5にIDコードおよ
びコードワードの両コードが登録されていない場合に
は、ECU5の第2のCPU5bはエンジンの動作を禁
止し、エンジン制御を停止する。
【0012】続いてキー判定器4を交換する場合の動作
について説明する。交換には新品の状態のキー判定器4
を用い、この場合、第1のEEPROM4cは何も記憶
されていない状態である。キー判定器4の交換後、最初
にIGオンとすると、IGキー1に内蔵された送信器2
から送信されたIDコードを受信するが照合するIDコ
ードがキー判定器4の第1のEEPROM4cに登録さ
れていない。この場合にキー判定器4は、受信したID
コード、キー判定器4固有のコードワードの両コードお
よびコードワード書換命令を第1の通信回路4dを介し
てECU5に送信する。ECU5では送信されたIDコ
ードと予め登録されているIDコードを照合し、両者が
一致すれば第2のEEPROM5cに予め登録されてい
るコードワードを送信されたコードワードに書き換え、
コードワードの書き換えが終了したことを、キー判定器
4に通知する。キー判定器4は、この通知を受けると、
第1のEEPROM4cにIDコードを登録し、交換作
業を終了する。
【0013】次にECU5を交換する場合の動作につい
て説明する。交換には新品の状態のECU5を用い、こ
の場合、第2のEEPROM5cは何も記憶されていな
い状態である。ECU5の交換後、最初にIGオンとす
ると、IGキー1に内蔵された送信器2から送信された
IDコードを受信したキー判定器4は、通常状態と同様
に第1のEEPROM4cに予め登録されたIDコード
と受信したIDコードを照合し、両者が一致すれば第1
の送信器4dを介して動作命令とキー判定器4固有のコ
ードワードをECU5に送信する。これを受信したEC
U5では受信したコードワードを第2のEEPROM5
cに登録する。しかし、この状態ではECU5の第2の
EEPROM5cにIDコードが登録されていないので
第2のCPU5bはエンジンの動作を禁止する。ここで
作業者が所定の動作(例えば、5秒間に5回以上IGキ
ー1のオン、オフを繰り返すなど)を行うことによっ
て、キー判定器4は受信したIDコード、キー判定器4
固有のコードワードの両コードおよびIDコード登録命
令を送信し、ECU5は、受信したコードワードと予め
登録されたコードワードを照合し、両者が一致していれ
ば、第2のEEPROM5cにIDコードを登録し、交
換作業を終了する。
【0014】以下、図2、図3および図4に示すフロー
チャートに従って、第1および第2のCPU4b、5b
の動作を説明する。図2は、キー判定器4の第1のCP
U4bの演算処理を示すフローチャートである。ステッ
プ201でIGオン直後か否か判定し、IGオン直後で
あればステップ202に進み、IGオン直後でなければ
ステップ201の処理を繰り返す。ステップ202では
ECU5を交換す際にIDコードを登録する場合や、ス
ペアキーなどを新規に登録する場合の所定の動作(ここ
では5秒間に5回以上IGキー1のオン、オフを繰り返
す。)があったか否かを判定し、NOであればステップ
204にすすみ、YESならステップ203に進んで、
IDコードの登録モードを設定してステップ204に進
む。ステップ204では上記送信器2が送信したIDコ
ードを受信して一時記憶し、ステップ205に進む。ス
テップ205では、IDコード登録モードが設定されて
いるか否か判定し、設定されていなければステップ20
6に進む。ステップ206では、IDコードが既に登録
されているか否か判定し、登録されていればステップ2
07に進む。通常状態の使用では、ステップ207に進
み、使用されたIGキーが正規のキーであるか不正のキ
ーであるかを判定するために、送信されたIDコードと
予め登録されたIDコードが一致するか否か判定し、一
致すれば正規のキーによる起動であるのでステップ20
8に進んで動作命令およびコードワードを送信して処理
を終了する。一致しなければ不正のキーによる起動であ
り、ステップ209に進んで停止命令を送信し、処理を
終了する。
【0015】一方、ステップ206で判定がNOの場
合、すなわちIDコードが登録されていない場合はキー
判定器4の交換時であり、ステップ210に進んでEC
U5のコードワードの書き換え命令、IDコードおよび
コードワードを送信し、ステップ214に進む。ステッ
プ214およびステップ215では、後述するECU5
から送信されるコードワード書換終了信号を所定時間だ
け待ち、所定時間内に受信するとステップ216に進
み、IDコードを第1のEEPROM4cに登録して処
理を終え、所定時間内に受信しなければ何らかの不具合
がある場合が考えられるのでIDコードを登録せずに処
理を終了する。また、ステップ205においてIDコー
ド登録モードであると判定された場合は、ECU5交換
時でIDコードを登録する場合や、スペアキーなどを新
規に追加登録する場合であり、ステップ211に進み、
不正なIGキーを登録できないようにするために、正規
のIGキーを用いたものか否かのチェック(既に登録さ
れた正規のキーによるキー操作から、今回のキー操作が
所定時間内(ステップ202の所定時間より長く設定)
に行われたか否か)を行い、所定時間内のキー操作であ
ると判定されるとステップ212に進み、所定時間経過
後のキー操作である場合にはIDコードを登録しないで
処理を終える。ステップ212では、IDコードをキー
判定器4の第1のEEPROM4cに追加登録し(EC
U5の交換時には、キー判定器4の第1のEEPROM
4cに同じIDコードが既に登録されているので、ここ
での登録は行わない。)、ステップ213に進み、EC
U5のIDコードの登録命令、各IDコードおよびコー
ドワードをECU5に送信し、処理を終了する。なお、
ステップ208、ステップ209、ステップ210およ
びステップ213における各コードおよび各命令の送信
は、ECU5が受信完了したことに応じて送信を停止す
る。
【0016】次に図3に従って第2のCPU5bの動作
について説明する。先ずステップ301において各種セ
ンサ群8からの信号を入力して一時記憶し、ステップ3
02に進む。ステップ302では後述する図4に示すフ
ローチャートの処理に従って通信処理を行い、ステップ
303に進む。ステップ303では、上記ステップ30
2の通信処理の結果、エンジンの動作が許可されている
か否かを判定し、許可されていればステップ304に進
み、許可されていなければステップ306に進む。ステ
ップ304およびステップ305では上記ステップ30
1で一時記憶した各種センサ群8からの信号に基づいて
エンジンの動作に応じた燃料噴射制御および点火時期制
御を行い、ステップ308に進む。一方、ステップ30
6およびステップ307では燃料制御および点火制御を
停止して、エンジンを停止させ、ステップ308に進
む。ステップ308では、その他エンジン制御に必要な
制御を行い、ステップ301に戻り、処理を繰り返す。
【0017】続いて図4に従って上記図3のステップ3
02の通信処理について説明する。先ずステップ401
でキー判定器4から送信された各種コードを受信したか
否か判定する。コードを受信していればステップ402
に進み、受信していなければステップ417に進む。ス
テップ417に進むのは、IGオン直後でまだコードが
送信されていない場合、既にエンジン動作が許可されエ
ンジンが動作している場合および何らかの故障(例えば
断線など)があった場合の何れかであり、ステップ41
7およびステップ418ではこれらのどの場合であるか
を判定し、それぞれに応じた制御を行う。ステップ41
7ではIGオン後、所定時間経過したか否かを判定し、
経過していなければIGオンされたばかりであり、まだ
コードが送信されていない状態であると判定して通信処
理を終了し、次回の通信処理を待つ。なお、IGオンに
同期して制御装置5の初期設定により最初はエンジン動
作停止状態に設定されている。また、所定時間が経過し
てステップ418に進み、この所定時間内にエンジン動
作が既に許可されているか否か判定し、許可されていれ
ばエンジン動作中であると判断し、そのまま通信処理を
終え、許可されていなければ、何らかの故障(例えば断
線など)があったと判断し、ステップ416に進んで、
エンジンの動作を禁止して通信処理を終了する。一方、
ステップ402〜ステップ405では各コードと一緒に
受信した命令の内容が何であるか判断し、内容に応じた
制御を行う。
【0018】コードと共に受信した命令が動作命令であ
れば、ステップ402からステップ406に進んで、コ
ードワード登録済みか否かを判定し、登録済みであれば
ステップ408に進み、未登録であればECU5の交換
時であり、ステップ407に進んで受信したコードワー
ドを登録してステップ409に進む。ステップ408で
は受信したコードワードと予め登録されたコードワード
が一致するか否か判定し、一致すればステップ409に
進み、一致しなければステップ416に進んでエンジン
の動作を禁止し、通信処理を終了する。ステップ409
では登録洩れを防止するためにIDコードが登録されて
いることを確認し、登録済みであればステップ415に
進み、エンジン動作を許可して通信処理を終え、未登録
であればステップ416に進み、エンジン動作を禁止し
て通信処理を終了する。
【0019】受信した命令が停止命令であれば、正規の
IGキーによる起動ではないのでステップ403からス
テップ416に進んで、エンジン動作を禁止して通信処
理を終了する。また、コードワード書き換え命令であっ
た場合には、キー判定器4の交換時でありステップ40
4からステップ410に進み、受信したIDコードと予
め登録されているIDコードが一致するか否か判定し、
一致すればステップ411に進み、コードワードを交換
されたキー判定器固有のコードワードに書き換えた後、
ステップ412に進んでコードワード書換終了信号をキ
ー判定器4に送信してステップ415に進み、エンジン
動作を許可して通信処理を終える。ステップ412の終
了信号はステップ410のIDコードが一致しているこ
とを条件として送信され、図2のステップ216でキー
判定器4のIDコードの登録を許可するので、正規のキ
ーによるIDコードである場合にのみこれを登録するこ
とができる。ステップ410でIDコードが一致しない
場合にはステップ416に進み、エンジン動作を禁止し
て通信処理を終了する。受信した命令がIDコード登録
命令であれば新規のIGキーの登録時でありステップ4
05からステップ413に進み、受信したコードワード
と予め登録されたコードワードが一致するか否か判定
し、キー判定器4とECU5の適正を確認して、一致す
ればステップ414に進み、IDコードを登録してステ
ップ415に進み、エンジン動作を許可して通信処理を
終え、一致しなければステップ416に進み、エンジン
動作を禁止して通信処理を終了する。さらに、ステップ
402〜405における判定で何れにも該当しなかった
場合には誤動作である場合が考えられるため、ステップ
416に進み、エンジン動作を禁止して通信処理を終了
する。
【0020】以上説明したような処理により、キー判定
器4またはECU5の交換の際のIDコードおよびコー
ドワードの登録を専用の装置を用いることなく行うこと
ができるとともに、ECU5にIDコードおよびコード
ワードの両コードが登録されていないときにはエンジン
動作を許可しないので登録洩れを確実に防ぐことができ
る。
【0021】上記実施例では、燃料制御および点火制御
の両方を停止してエンジンの動作を停止したが、燃料制
御または点火制御の何れか一方の制御を停止するだけで
も良い。また、その他のエンジンの動作に必要な制御を
停止してエンジンの動作を停止させるようにしても良
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
車両盗難防止装置においては、キー判定器および制御装
置のいずれか一方の交換時に、他方の、すなわち交換さ
れないキー判定器または制御装置に予め設定登録されて
いる第1および第2のコードを用いて交換されたキー判
定器または制御装置に第1および第2のコードを登録す
ることによって、専用の装置を用いることなくキー判定
器および制御装置の交換が可能となるとともに、キー判
定器および制御装置が受信した各コードと予め設定登録
されている各コードとを照合し、両者が一致した場合で
も、制御装置に第1のコードが登録されていないときに
はエンジンの動作を禁止するようにしたことによって、
第1のコードの登録洩れを確実に防止し、キー判定器の
交換時に第1のコードの照合ができず、制御装置におい
て第2のコードの書き換えができなくなり、車両の運転
が不能になることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な車両盗難装置の構成を示す構成図であ
る。
【図2】この発明の一実施例のキー判定器の処理を示す
フローチャートである。
【図3】この発明の一実施例のECUの処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】この発明の一実施例のECUの処理のうち、通
信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 イグニションキー 2 送信器 3 アンテナ 4 キー判定器 4a 受信器 4b 第1CPU 4c 第1EEPROM 4d 第1通信回路 5 ECU 5a 第2通信回路 5b 第2CPU 5c 第2EEPROM 6 燃料噴射装置 7 点火装置 8 各種センサ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02N 11/10 F02N 11/10 E (73)特許権者 391000830 テミツク テレフンケン マイクロエレ クトロニツク ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング TEMIC TELEFUNKEN m icroelectronic Gmb H ドイツ連邦共和国 ハイルブロン テレ ジエンシユトラーセ 2 (73)特許権者 000006013 三菱電機株式会社 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 (72)発明者 岡光 淳 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 田川 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 河添 覚 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 北木 義正 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 石井 俊夫 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社日立製作所 自動車機器事業部 内 (72)発明者 池田 勇次 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社日立製作所 自動車機器事業部 内 (72)発明者 石田 隆司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 沢本 哲夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 長沢 四郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 レイナー・アーテル ドイツ連邦共和国ハイルブロン・テレー ジエンシユトラーセ2 テミツク・テレ フンケン・マイクロエレクトロニツク・ ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンク テル・ハフツング内 (72)発明者 ノバート・ハートウイング ドイツ連邦共和国ハイルブロン・テレー ジエンシユトラーセ2 テミツク・テレ フンケン・マイクロエレクトロニツク・ ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンク テル・ハフツング内 (72)発明者 木村 省吾 ドイツ連邦共和国ハイルブロン・テレー ジエンシユトラーセ2 テミツク・テレ フンケン・マイクロエレクトロニツク・ ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンク テル・ハフツング内 (72)発明者 トーマス・ループレヒト ドイツ連邦共和国ハイルブロン・テレー ジエンシユトラーセ2 テミツク・テレ フンケン・マイクロエレクトロニツク・ ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンク テル・ハフツング内 (72)発明者 和知 敏 姫路市千代田町840番地 三菱電機株式 会社 姫路製作所内 (56)参考文献 特開 平2−164647(JP,A) 特開 平6−137239(JP,A) 特開 平3−70299(JP,A) 特開 平4−38247(JP,A) 実開 平4−94877(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 15/00 F02N 11/08 F02N 11/10 F02D 17/04 F02D 45/00 345 B60R 25/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の電源キーに付設されたキーに固有
    の第1のコードを送信する送信器、上記第1のコードを
    受信し、正規のものか否かを判定し、正規のものであれ
    ば予め設定された第2のコードを送信するキー判定器、
    上記第2のコードを受信し、その内容に応じてエンジン
    の動作を許可または禁止する制御装置を備えた車両盗難
    防止装置において、上記キー判定器は該キー判定器に上
    記第1のコードが登録されていないときに上記送信器か
    らの第1のコードを上記制御装置へ送信する第1の手段
    と、操作者の所定の操作を判別し、所定の操作判別時に
    上記送信器からの第1のコードを上記制御装置へ送信す
    る第2の手段とを有し、上記制御装置は上記第1の手段
    によって送信された上記送信器からの第1のコードを予
    め設定記憶された第1のコードと比較して所定の一致関
    係になったとき予め記憶した第2のコードを上記キー判
    定器から送信された第2のコードに書き換える第3の手
    段と、上記キー判定器から送信された第2のコードが未
    登録のときは該コードを記憶する第4の手段と、上記第
    2の手段によって送信された第1のコードを記憶する第
    5の手段と、上記第1のコードが未登録か否か判定し、
    未登録のときはエンジンの制御を停止させる第6の手段
    とを有することを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 キー判定器は第1のコード未登録時に
    は、第3の手段によって送信器から送信された第1のコ
    ードと予め設定記憶された第1のコードが所定の一致関
    係になったことを条件として上記送信器からの第1のコ
    ードを記憶する第7の手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の車両盗難防止装置。
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